JP3029121B2 - 動圧流体軸受回転装置 - Google Patents

動圧流体軸受回転装置

Info

Publication number
JP3029121B2
JP3029121B2 JP22699790A JP22699790A JP3029121B2 JP 3029121 B2 JP3029121 B2 JP 3029121B2 JP 22699790 A JP22699790 A JP 22699790A JP 22699790 A JP22699790 A JP 22699790A JP 3029121 B2 JP3029121 B2 JP 3029121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
sleeve
hydrodynamic bearing
fixed
rotating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22699790A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04107313A (ja
Inventor
浩文 堀
幹夫 中杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP22699790A priority Critical patent/JP3029121B2/ja
Priority to DE69125878T priority patent/DE69125878T2/de
Priority to EP91102961A priority patent/EP0444651B1/en
Priority to US07/661,231 priority patent/US5270737A/en
Publication of JPH04107313A publication Critical patent/JPH04107313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3029121B2 publication Critical patent/JP3029121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は動圧流体軸受回転装置に関し、例えばレーザ
ビームプリンタ等に使用される偏向走査装置に使用され
る偏向ミラーの回転装置に関するものである。
[従来の技術] 近年高速あるいは高精度の回転を行なう回転装置に関
する要求が高まってきており、特にレーザビームプリン
タ等では高精度な偏向ミラーの回転装置を得るために、
非接触で回転する動圧軸受が用いられている。
第5図は従来の動圧流体軸受を用いたレーザビームプ
リンタの偏向ミラーの回転装置を示す図である。回転軸
1と固定スリーブ2は回転軸1が回転可能に嵌合されて
おり、スリーブ2の下端部には、スラスト板3が固定板
4とともに配置され、外筒5に固定されている。回転軸
1にはフランジ6が固定され、フランジ6の上部には偏
向ミラーである回転多面鏡7が、下部には駆動用マグネ
ット8を固定したヨーク9が固定されており、駆動用マ
グネット8と対向する位置には、外筒5に固定されたス
テータ10が配置されている。ここで、スラスト板3には
回転軸1の端部と対向する面に浅溝11が刻設され動圧ス
ラスト軸受が形成されている。また、回転軸1の外周面
には、スリーブ2の内周面と対向する位置にヘリングボ
ーン状の浅溝12が刻設され動圧ラジアル軸受が形成され
ている。さらにスリーブ開口部近傍には、動圧スラスト
軸受に潤滑流体が流れるようなスパイラル状の浅溝13が
刻設されている。
しかしながら上記従来例では、安定した動圧軸受を確
保するために次のような欠点があった。
動圧軸受として組立完了後、回転体に対し衝撃等が作
用した時に回転体が必要以上に持ち上がり潤滑剤(油、
グリース等)内に空気が混入し、安定した動圧流体軸受
回転装置としての特性が得られない場合があった。ま
た、回転軸に取り付けられた回転体を不用意に持ち上げ
た場合に、回転体が固定部材から抜け出てしまう。従っ
て、動圧流体軸受として組立完了後の取り扱いが面倒で
あった。
[発明の概要] 本発明によれば、軸に凹部を設けるとともにスリーブ
に前記凹部に対し非接触に嵌入する突起部材を設け、前
記突起部材は前記軸をスリーブに嵌入する際は変形し入
りやすく、逆に抜ける方向には引っかかりを持ち抜けに
くい形状を持つ。これにより軸又はスリーブに取り付け
られた回転体が固定部材から必要以上に持ち上がった
り、抜け出してしまうことがないようにしたものであ
る。
そこで本発明は、相互に回転可能に嵌合する軸とスリ
ーブとを有し、該軸およびスリーブの少なくとも一方に
動圧発生溝を設け、前記軸に凹部を設けるとともにスリ
ーブ側に該凹部内に非接触にて嵌合する弾性変形できる
突起部材が軸全周に設けられており、前記突起部材は前
記軸をスリーブに嵌入する際は変形し入りやすく、逆に
抜ける方向には引っかかりを持ち抜けにくい形状を持つ
ことにより、該軸が該スリーブから必要以上に持ち上が
ったり、抜け出ることを防ぐことが可能であることを特
徴とする動圧流体軸受回転装置を提供する。
[実施例] 第1図は本発明の動圧流体軸受回転装置の一実施例を
表わしたものである。
回転軸1と固定スリーブ2は回転軸1が回転可能に嵌
合されており、スリーブ2の下端部には、スラスト板3
が固定板4とともに配置され、外筒5に固定されてい
る。回転軸1にはフランジ6が固定され、フランジ6の
上部には光束の偏向走査に用いられる偏向ミラーである
回転多面鏡7が、下部には駆動用マグネット8を固定し
たヨーク9が固定されており、駆動用マグネット8と対
向する位置には、外筒5に固定されたステータ10が配置
されている。ここで、スラスト板3には回転軸1の端部
と対向する面に浅溝11が刻設され動圧スラスト軸受が形
成されている。また、回転軸1の外周面には、スリーブ
2の内周面と対向する位置にヘリングボーン状の浅溝12
が刻設され動圧ラジアル軸受が形成されており、さらに
スリーブ開口部近傍には、動圧スラスト軸受に潤滑流体
が流れるようなスパイラル状の浅溝13が刻設されてい
る。また、回転軸1には前記ヘリングボーン状の浅溝12
とスパイラル状の浅溝13の間の位置に凹部14を設けると
ともにスリーブ2には前記凹部14に非接触にて嵌合し、
軸の嵌入に際しては変形し入りやすく、軸が抜ける方向
には引っかかりを持ち抜けにくい形状を持つ突起部材15
を設ける。ただし、前記突起部材は回転軸の回りに複数
個突起あるいは、軸全周にわたり切り目のないものであ
ってもよい。
本発明により、組立の場合には、スリーブ2にスラス
ト板3が固定板4を介して固定されスリーブ2の底部に
定量の潤滑流体を注入し、回転軸をスリーブ内に嵌入す
る。この嵌入する際は凹部14が突起部材に対応する位置
に来るまでは突起部材は変形して回転軸の嵌入を妨げな
いが、凹部が突起部材の位置に来ると突起部材の変形が
戻り凹部にかかる。このようにスリーブ内に押し込むこ
とにより容易に組立ができ、組立後においては回転軸が
スリーブより抜けようとする力が加わると、前記突起部
材が凹部にかかり必要以上に持ち上がったり、抜け出て
しまうことを防ぐ。従って組立完成後の取扱いも簡単と
なる。
以降実施例1と同一部材で機能が同じものは、同一番
号を付し説明を省略する。
第2図は本発明の動圧流体軸受装置の第2の実施例を
示す図である。
回転軸1のスパイラル状の浅溝13の上部に凹部16を設
けるとともにスリーブ2に前記凹部に非接触にて嵌合す
る突起部材17を設ける。ただし前記突起部材は嵌入に際
しては変形し入りやすく、抜ける方向には引っかかりを
持ち抜けにくい形状を持ち、回転軸全周にわたり切り目
のないものである。
従来の動圧流体軸受においては起動時等にスリーブ開
口部より潤滑流体が飛散し、飛散した潤滑流体がモータ
構成部品および回転多面鏡7等の表面に付着し、偏向走
査装置としての特性ないし性能を損なうことがあり、ま
た飛散により潤滑流体が減少し、軸受特性の劣化や軸受
の損傷を起こすことがあった。そこで本実施例の構成に
より回転軸がスリーブから必要以上に持ち上がったり、
抜け出してしまうことを防ぐとともに、潤滑流体の飛散
を突起部材17により防止して安定した軸受を得る。
第3図は本発明の動圧流体軸受装置の第3の実施例を
示す図である。
回転軸1に設ける凹部18の位置をラジアル軸受を構成
する2つのヘリングボーン状の浅溝12の間で大きく設
け、スリーブ2には前記凹部に非接触にて嵌合し、軸全
周にわたる突起部材19を設ける。
本発明により、凹部を潤滑流体内に第4図に示すよう
にdをDよりも小さく、できるだけ大きな幅で設けるこ
とにより、回転軸がスリーブから必要以上に持ち上がっ
たり、抜け出してしまうことを防ぐとともに、潤滑流体
の流れが滑らかにし損失を減らすことができる。また軸
受内の潤滑流体の量が増えるため熱容量が大きくなり、
それにより潤滑流体の温度変化が少なくなり安定した軸
受特性を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の動圧流体軸受回転措置は
相互に回転可能に嵌合する軸とスリーブとを有し、該軸
およびスリーブの少なくとも一方に動圧発生溝を設け、
前記軸に凹部を設けるとともにスリーブ側に該凹部内に
非接触にて嵌合する弾性変形できる突起部材が軸全周に
設けられており、前記突起部材は前記軸をスリーブに嵌
入する際は変形し入りやすく、逆に抜ける方向には引っ
かかりを持ち抜けにくい形状を持つことにより、該軸が
該スリーブから必要以上に持ち上がったり、抜け出るこ
とを防ぐことが可能であることを特徴とする。そしてそ
の結果、回転軸に凹部を設けるとともにスリーブに前記
凹部に非接触にて嵌入し、嵌入する際に弾性変形をする
突起部材を設けることにより、組立において回転軸を挿
入するだけで嵌入が行え、組立完了後は回転軸がスリー
ブにより必要以上に持ち上がったり、不用意に抜け出し
てしまうことを防ぐことができる。これにより組立完了
後の取扱を容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動圧流体軸受回転装置の第1の実施例
を説明する図、第2図は本発明の動圧流体軸受回転装置
の第2の実施例を説明する図、第3図は本発明の動圧流
体軸受回転装置の第3の実施例を説明する図、第4図は
第3の実施例における凹部近傍の拡大図、第5図は従来
例の動圧流体軸受回転装置を説明する図である。 1……回転軸、2……スリーブ、3……スラスト板、4
……固定板、7……回転多面鏡、14,16,18……凹部、1
5,17,19……突起部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 32/06 F16C 17/10 F16C 41/04 G02B 26/10 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に回転可能に嵌合する軸とスリーブと
    を有し、該軸およびスリーブの少なくとも一方に動圧発
    生溝を設け、前記軸に凹部を設けるとともにスリーブ側
    に該凹部内に非接触にて嵌合する弾性変形できる突起部
    材が軸全周に設けられており、前記突起部材は前記軸を
    スリーブに嵌入する際は変形し入りやすく、逆に抜ける
    方向には引っかかりを持ち抜けにくい形状を持つことに
    より、該軸が該スリーブから必要以上に持ち上がった
    り、抜け出ることを防ぐことが可能であることを特徴と
    する動圧流体軸受回転装置。
JP22699790A 1990-02-27 1990-08-28 動圧流体軸受回転装置 Expired - Fee Related JP3029121B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22699790A JP3029121B2 (ja) 1990-08-28 1990-08-28 動圧流体軸受回転装置
DE69125878T DE69125878T2 (de) 1990-02-27 1991-02-27 Vorrichtung zum Abstützen einer Welle innerhalb einer Hülse mittels eines dynamischen Drucklagers
EP91102961A EP0444651B1 (en) 1990-02-27 1991-02-27 Apparatus for supporting a shaft within a sleeve by means of a dynamic pressure bearing
US07/661,231 US5270737A (en) 1990-02-27 1991-02-27 Light deflecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22699790A JP3029121B2 (ja) 1990-08-28 1990-08-28 動圧流体軸受回転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04107313A JPH04107313A (ja) 1992-04-08
JP3029121B2 true JP3029121B2 (ja) 2000-04-04

Family

ID=16853897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22699790A Expired - Fee Related JP3029121B2 (ja) 1990-02-27 1990-08-28 動圧流体軸受回転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3029121B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6715921B2 (en) 2001-10-24 2004-04-06 Victor Company Of Japan, Ltd. Shaft bearing structure of spindle motor

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3116932B2 (ja) 1998-12-18 2000-12-11 富士ゼロックス株式会社 光偏向器及び光走査装置
JP2002070864A (ja) * 2000-08-31 2002-03-08 Japan Servo Co Ltd 動圧軸受を備える軸受構造
JP2007100963A (ja) * 2001-11-13 2007-04-19 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2004144284A (ja) * 2002-08-28 2004-05-20 Seiko Instruments Inc 流体動圧軸受装置、モータ、および記録媒体駆動装置
JP4032427B2 (ja) 2003-12-25 2008-01-16 船井電機株式会社 回転装置及びそれを備えたレーザビームプリンタ
US8295505B2 (en) * 2006-01-30 2012-10-23 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Earphone with controllable leakage of surrounding sound and device therefor
JP6207301B2 (ja) * 2013-08-22 2017-10-04 キヤノン株式会社 光偏向装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6715921B2 (en) 2001-10-24 2004-04-06 Victor Company Of Japan, Ltd. Shaft bearing structure of spindle motor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04107313A (ja) 1992-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3112305B2 (ja) 溝付グリースベアリングを有する回転鏡光学スキャナ
US5504637A (en) Disk rotating device having dynamic-pressure fluid bearings
EP0444651B1 (en) Apparatus for supporting a shaft within a sleeve by means of a dynamic pressure bearing
JP3029121B2 (ja) 動圧流体軸受回転装置
US5417507A (en) Vertical motor, method of manufacturing same, polygon mirror motor using said motor, and bearing device for use in said motor
JP2000291648A (ja) 動圧型軸受ユニット
JP3921517B2 (ja) オイル動圧軸受装置、およびそれを用いた軸回転型モータ
JP3983435B2 (ja) 動圧型軸受ユニット
EP0581278A2 (en) Scanner Motor
JP2000155284A (ja) 偏向走査装置
JP3998915B2 (ja) 動圧型軸受ユニットの製造方法
JPH07113370B2 (ja) 動圧型流体軸受
JP2000121986A (ja) 動圧軸受装置およびこれを用いた偏向走査装置
JPH05141411A (ja) 動圧流体軸受回転装置
JPH0634906A (ja) 偏向走査装置
JP3677805B2 (ja) 回転多面鏡走査装置及びその製造方法
JP2764298B2 (ja) 動圧軸受装置
KR100207990B1 (ko) 오일함유원통을 사용한 저어널 베어링 장치
JPS6319621Y2 (ja)
JP2974514B2 (ja) 走査光学装置
JP2002286028A (ja) 動圧型軸受ユニット
JPS631053Y2 (ja)
JP2915877B2 (ja) 半球形ベアリングを備えたモータ
JP2780105B2 (ja) 動圧軸受装置
JPH0666315A (ja) 動圧軸受回転装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees