JPH05141411A - 動圧流体軸受回転装置 - Google Patents

動圧流体軸受回転装置

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Publication number
JPH05141411A
JPH05141411A JP30187691A JP30187691A JPH05141411A JP H05141411 A JPH05141411 A JP H05141411A JP 30187691 A JP30187691 A JP 30187691A JP 30187691 A JP30187691 A JP 30187691A JP H05141411 A JPH05141411 A JP H05141411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
shaft
dynamic pressure
fixed
rotation device
Prior art date
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Pending
Application number
JP30187691A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸に取り付けられた回転体が固定部材か
ら必要以上に持ち上がったり、抜け出してしまうことが
ないようにしたものである。 【構成】 相互に回転可能に嵌合する軸とスリーブとを
有し、該軸及びスリーブの少なくとも一部に動圧発生溝
が設けられている動圧流体軸受回転装置において、前記
軸または前記軸に固定されたフランジに第1突起部材が
設けられ、前記スリーブ側に前記第1突起部材と対向し
て第2突起部材が設けられていることを特徴とする動圧
流体軸受回転装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動圧流体軸受回転装置に
関し、例えば、レーザビームプリンタ、レーザファクシ
ミリ等に使用される走査光学装置に用いられる偏向ミラ
ーの回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年高速あるいは高精度の回転を行う回
転装置に関する要求が高まってきており、特にレーザビ
ームプリンタ等では高精度な偏向ミラーの回転装置を得
るために、非接触で回転する動圧軸受が用いられてい
る。
【0003】図8は、従来の動圧流体軸受を用いたレー
ザビームプリンタの偏向ミラーの回転装置を示す図であ
る。回転軸1と固定スリーブ2は回転軸1が回転可能に
嵌合されており、スリーブ2の下端部には、スラスト板
3が固定板4と共に配置され、外筒5に固定されてい
る。回転軸1にはフランジ6が固定され、フランジ6の
上部には偏向ミラーである回転多面鏡7が、下部には駆
動用マグネット8を固定したヨーク9が固定されてお
り、駆動用マグネット8と対向する位置には、外筒5に
固定されたステータ10が配置されている。ここで、ス
ラスト板3には回転軸1の端部と対向する面に浅溝11
が刻設され動圧スラスト軸受が形成されるとともに、潤
滑流体の循環用の孔12及び溝13が設けられている。
また、回転軸1の外周面には、スリーブ2の内周面と対
向する位置にヘリングボーン状の浅溝14が2か所に刻
設され動圧ラジアル軸受が形成される。さらにスリーブ
2の開口部近傍には、動圧スラスト軸受に潤滑流体が流
れるようなスパイラル状の浅溝15が刻設されている。
また、スリーブ2には前記ヘリングボーン状の浅溝14
と前記スパイラル状の浅溝15の間の位置に凹部16を
設けるとともに、小径孔17を設けることによって、潤
滑流体に液体(油、グリース等)を用いた動圧軸受の安
定性を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、安定した動圧流体軸受を確保するために
以下のような欠点がある。
【0005】すなわち、動圧軸受として組み立て完了
後、回転体に対し衝撃等が作用した時に回転体が必要以
上に持ち上がり潤滑剤(油、グリース等)内に、空気が
混入し安定した動圧軸受回転装置としての特性が得られ
ない場合があった。また、回転体を不用意に持ち上げた
場合に、回転体は固定部材から抜け出してしまう。した
がって、動圧軸受として組み立て完了後の取り扱いが面
倒であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、相互に回転可
能に嵌合する軸とスリーブとを有し、該軸及びスリーブ
の少なくとも一部に動圧発生溝が設けられている動圧流
体軸受回転装置において、前記軸または前記軸に固定さ
れたフランジに第1突起部材が設けられ、前記スリーブ
側に前記第1突起部材と対向して第2突起部材が設けら
れていることを特徴とする動圧流体軸受回転装置であ
る。
【0007】これにより、回転軸に取り付けられた回転
体が固定部材から必要以上に持ち上がったり、抜け出し
てしまうことがないようにしたものである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の動圧流体軸受回転装置の第
1実施例の構成を説明する断面図を示す。また、図2は
図1の弾性体20近傍の部分拡大図である。装置の基本
的な構成は先に図8で説明した装置と同様であるので、
同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、説明
は省略する。
【0009】図1において、弾性体20(突起部材)は
回転軸1に対して圧入または接着等によって固定されて
いる。この場合の組み立ては、以下の手順で行われる。
【0010】スリーブ2にスラスト板3が固定板4を介
して固定され、スリーブ2の底部に定量の潤滑油を注入
し、スラスト板3に設けられた孔12及び溝13等に介
在する気泡を除去するための脱泡を行った後、回転軸1
を嵌入する。回転軸1を嵌入する時、図2に示すよう
に、回転軸1に圧入固定された弾性体20の先端部22
が外筒5の突出部23に当たる際変形すること、いわゆ
るパッチンで、外筒5及びスリーブ2によって形成され
る凹部21に弾性体20が嵌入される。外筒5はフラン
ジ2側に固定されている。また、この突出部23は剛体
で構成されている。
【0011】このように組み立てられた状態において
は、回転軸1に対してスリーブ2から抜け出す方向に力
を作用させても、必要以上に回転軸1が持ち上がって潤
滑油内に空気を巻き込むことや、回転軸1がスリーブ2
から抜け出してしまう恐れもない。さらに、回転中にお
いて、弾性体20が外筒5やスリーブ2に非接触で回転
することが可能であり、安定した動圧軸受回転装置を得
ることができる。
【0012】図3から図7に、本発明の動圧軸受回転装
置の他の実施例の構成を説明する断面図を示す。装置の
基本的な構成は先に図1で説明した装置と同様であるの
で、同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、
説明は省略する。
【0013】まず図3に示す実施例においては、スリー
ブ2のみで形成された凹部21、特にスリーブ2内径方
向に対して、回転軸1に固定された弾性体20が嵌入さ
れ、回転軸1の抜け止めとして作用する。このスリーブ
2側に設けられた突起部材は剛体で構成されている。
【0014】図4に示す実施例においては、スリーブ2
の外径方向に対して、回転軸1に固定された弾性体20
が嵌入され、回転軸1の抜け止めとして作用する。スリ
ーブ2側に設けられた突起部材は剛体で構成されてい
る。
【0015】図5に示す実施例においては、回転軸1に
対して、圧入または接着等で固定されたフランジ6に対
して、弾性体20を同様の方法で固定している。スリー
ブ2側に設けられた突起部材は剛体で構成されている。
【0016】図6に示す実施例においては、回転軸1に
対して固定された弾性体20a(突起部材)だけでな
く、スリーブ2に対しても固定された弾性体20b(突
起部材)をも使用することで、よりスムーズなパッチン
止めを行うものである。これは、スリーブ2の代わりに
外筒5に対して突起状の弾性体を固定しても同様の効果
が得られる。
【0017】図7に示す実施例においては、回転軸1側
に突出部23があり、スリーブ2側に突起状の弾性体2
0が固定されている。これも、いわゆる、突出部23と
弾性体20からパッチンされ、回転中は非接触の状態と
なり、上述同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、相互に
回転可能に嵌合する軸とスリーブとを有し、該軸及びス
リーブの少なくとも一部に動圧発生溝が設けられている
動圧流体軸受回転装置において、前記軸または前記軸に
固定されたフランジに第1突起部材が設けられ、前記ス
リーブ側に前記第1突起部材と対向して第2突起部材が
設けられていることを特徴とする動圧流体軸受回転装置
である。このような構成をとることによって、回転軸に
取りつけられた回転体が固定部材から必要以上に持ち上
がったり、抜けだしてしまうことを防ぐことができ、動
圧軸受として組み立て完了後の取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動圧軸受回転装置の第1実施例の構成
を説明する断面図である。
【図2】図1の弾性体20近傍の部分拡大図である。
【図3】本発明の動圧軸受回転装置の他の実施例の構成
を説明する断面図である。
【図4】本発明の動圧軸受回転装置の他の実施例の構成
を説明する断面図である。
【図5】本発明の動圧軸受回転装置の他の実施例の構成
を説明する断面図である。
【図6】本発明の動圧軸受回転装置の他の実施例の構成
を説明する断面図である。
【図7】本発明の動圧軸受回転装置の他の実施例の構成
を説明する断面図である。
【図8】従来の動圧軸受回転装置の構成を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 スリーブ 6 フランジ 7 回転多面鏡 20 弾性体 21 凹部 22 先端部 23 突出部 9

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に回転可能に嵌合する軸とスリーブ
    とを有し、該軸及びスリーブの少なくとも一部に動圧発
    生溝が設けられている動圧流体軸受回転装置において、
    前記軸または前記軸に固定されたフランジに第1突起部
    材が設けられ、前記スリーブ側に前記第1突起部材と対
    向して第2突起部材が設けられていることを特徴とする
    動圧流体軸受回転装置。
  2. 【請求項2】 前記第1突起部材と前記第2突起部材の
    うち少なくとも一方が弾性部材からなる請求項1に記載
    の動圧流体軸受回転装置。
JP30187691A 1991-11-18 1991-11-18 動圧流体軸受回転装置 Pending JPH05141411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30187691A JPH05141411A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 動圧流体軸受回転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30187691A JPH05141411A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 動圧流体軸受回転装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05141411A true JPH05141411A (ja) 1993-06-08

Family

ID=17902211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30187691A Pending JPH05141411A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 動圧流体軸受回転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05141411A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5403098A (en) * 1992-09-18 1995-04-04 Koyo Seiko Co., Ltd. Hydrodynamic bearing device
US6765326B1 (en) * 1998-02-27 2004-07-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cooling device motor having a hydrodynamic bearing with a unitary shaft thrust supporter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5403098A (en) * 1992-09-18 1995-04-04 Koyo Seiko Co., Ltd. Hydrodynamic bearing device
US6765326B1 (en) * 1998-02-27 2004-07-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cooling device motor having a hydrodynamic bearing with a unitary shaft thrust supporter

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