JPH07113940B2 - 半導体演算回路 - Google Patents
半導体演算回路Info
- Publication number
- JPH07113940B2 JPH07113940B2 JP1248824A JP24882489A JPH07113940B2 JP H07113940 B2 JPH07113940 B2 JP H07113940B2 JP 1248824 A JP1248824 A JP 1248824A JP 24882489 A JP24882489 A JP 24882489A JP H07113940 B2 JPH07113940 B2 JP H07113940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- voltage
- output
- supplied
- operational amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
の入力信号の差信号を取出す半導体演算回路に関するも
のであり、特に上記差信号の極性切換え機能をもった集
積化に適した半導体演算回路に関するものである。
第1入力端子(1)に供給された信号VAはバッファ増幅
器(11)を介してトランジスタ(Q5)、(Q7)の各ベー
スに供給される。トランジスタ(Q5)のエミッタに現わ
れる出力信号はトランジスタ(Q11)及び抵抗(R7)を
経て演算増幅器(10)の正(+)入力に供給され、一
方、トランジスタ(Q7)のエミッタに現われる出力信号
はトランジスタ(Q9)及び抵抗(R8)を経て演算増幅器
(10)の負(−)入力に供給される。同様に第2入力端
子(2)に供給された信号VBはバッファ増幅器(12)を
介してトランジスタ(Q6)、(Q8)の各ベースに供給さ
れる。トランジスタ(Q6)のエミッタに現われる出力信
号はトランジスタ(Q10)及び抵抗(R7)を経て演算増
幅器(10)の正入力に供給され、トランジスタ(Q8)の
エミッタに現われる出力信号はトランジスタ(Q12)及
び抵抗(R8)を経て演算増幅器(10)の負入力に供給さ
れる。演算増幅器(10)の出力端子(3)には、後述す
る極性切換信号入力端子(4)に供給される極性切換信
号による指示に従って2個の入力信号VAとVBの差(VA−
VB)または(VB−VA)が発生する。
力端子で、該入力端子(4)に供給された極性切換信号
はスイッチング・トランジスタ(Q1)、(Q2)の各ベー
スに供給され、またトランジスタ(Q13)を含むインバ
ータ(9)を経てスイッチング・トランジスタ(Q3)、
(Q4)のベースに供給される。(I1)、(I2)……(1
6)はそれぞれ関連するトランジスタに動作電流を供給
する電流源である。
端子(4)に供給される極性切換信号がH(ハイレベ
ル)のときはスイッチング・トランジスタ(Q1)、(Q
2)がオン、(Q3)、(Q4)がオフとなり、トランジス
タ(Q5)、(Q8)が動作し、トランジスタ(Q7)、(Q
6)は動作を停止する。また、これに伴ってトランジス
タ(Q9)、(Q10)はオフになる。よって、第3図の回
路は等価的に第4図に示すようになる。こゝで抵抗(R
1)、(R2)、(R7)、(R8)の値がすべて等しけれ
ば、出力端子(3)に基準電圧Vrefを基準として、2個
の入力信号VAとVBの差信号(VA−VB)が発生する。
る信号がL(ロウレベル)のときは、上記と逆にスイッ
チング・トランジスタ(Q3)、(Q4)がオン、(Q1)、
(Q2)がオフで、トランジスタ(Q7)、(Q9)、(Q
6)、(Q10)が動作し、出力端子(3)に上記と逆極性
の差信号(VB−VA)が発生する。
性を切換えるために、スイッチング・トランジスタ(Q
1)乃至(Q4)で制御されるエミッタ・ホロワ接続され
たトランジスタ(Q5)乃至(Q12)を使用している。こ
のため、これらのエミッタ・ホロワ・トランジスタのベ
ース−エミッタ間電圧のばらつきにより入出力間にオフ
セット電圧が生じるので精度が悪く、正確な差信号を得
ることができないという欠点があった。
ことを目的としたもので、オフセット電圧の発生をなく
して2個の入力信号の正確な差電圧を得ることのできる
半導体演算回路を提供するものである。
に供給された入力信号電圧を、各入力信号電圧の大きさ
に比例する大きさの電流に変換する1対の電圧−電流変
換器と、これらの電圧−電流変換器に各々第1のダイオ
ードを介して電流を供給する第1の電流源と、上記電圧
−電流変換器に各々第2のダイオードを介して電流を供
給する第2の電流源と、上記1対の電圧−電流変換器の
うちの第1の電圧−電流変換器の第1の出力と第2の電
圧−電流変換器の第2の出力とをそれぞれ演算増幅器の
正入力端子に結合する各第1の結合ダイオードと、上記
第1の電圧−電流変換器の第2の出力と上記第2の電圧
−電流変換器の第1の出力とをそれぞれ上記演算増幅器
の負入力端子に結合する各第2の結合ダイオードと、上
記演算増幅器の出力に結合されていて、上記入力信号電
圧の差を表わす差信号を発生する出力端子と、上記第1
および第2の電流源のうちのいずれか一方を選択的に動
作させて上記差信号の極性を切換える極性切換手段とか
らなっている。
れた入力信号電圧を一旦電流に変換してからダイオード
を介して演算増幅器の各入力に供給するようにしている
から、オフセット電圧の発生をなくすことができる。
する。なお、第1図の回路で第3図に示す従来の回路と
同等部分には同じ参照番号を付す。同図で、第1入力端
子(1)に供給された信号VAは第1の電圧−電流変換器
(5)に供給され、第2入力端子(2)に供給された信
号VBは第2の電圧−電流変換器(6)に供給される。第
1の電圧−電流変換器(5)はバッファ増幅器(11)
と、該バッファ増幅器の出力が供給され、第1の出力を
発生するトランジスタ(Q51)及び第2の出力を発生す
るトランジスタ(Q52)と、各トランジスタのエミッタ
とアースとの間に接続された抵抗(R11)及び(R12)と
からなっている。同様に第2の電圧−電流変換器(6)
はバッファ増幅器(12)と、トランジスタ(Q61)及び
(Q62)と、抵抗(R21)及び(R22)とからなってい
る。第1の電圧−電流変換器(5)のトランジスタ(Q5
1)のコレクタに発生する第1の出力と、第2の電圧−
電流変換器(6)のトランジスタ(Q62)に発生する第
2の出力はそれぞれ結合ダイオード(D5)、(D6)を経
て演算増幅器(10)の正(+)入力端子に供給される。
一方、第1の電圧−電流変換器(5)のトランジスタ
(Q52)のコレクタに発生する第2の出力と、第2の電
圧−電流変換器(6)のトランジスタ(Q61)のコレク
タに発生する第1の出力はそれぞれ結合ダイオード(D
7)、(D8)を経て演算増幅器(10)の負(−)入力端
子に供給される。演算増幅器(10)の出力端子(3)に
は後程説明する極性切換信号入力端子(4)に供給され
る極性切換信号に従って2個の入力信号の差(VA−VB)
または(VB−VA)が発生する。
ー接続してなる第1の電流源、(8)は同じくトランジ
スタ(Q81)と(Q82)とをカレントミラー接続してなる
第2の電流源である。そして、極性切換信号入力端子
(4)に供給される極性切換信号がHのときはスイッチ
ング・トランジスタ(Q14)がオンになって第1の電流
源(7)が動作するが、スイッチング・トランジスタ
(Q15)はインバータ(9)より供給される反転された
信号によりオフになり、第2の電流源(8)は動作を停
止する。反対に極性切換信号がLのときは第2の電流源
(8)が動作し、第1の電流源(7)は動作を停止す
る。第1の電流源(7)はダイオード(D2)、(D4)を
経てトランジスタ(Q51)、(Q61)にそれぞれ電流を供
給し、第2の電流源(8)はダイオード(D1)、(D3)
を経てトランジスタ(Q52)、(Q62)にそれぞれ電流を
供給する。
端子(4)に供給される極性切換信号がHのときはスイ
ッチング・トランジスタ(Q14)がオンになって第1の
電流源(7)のみが動作する。第1の電流源(7)の電
流はダイオード(D2)、(D4)を通ってトランジスタ
(Q51)、(Q61)に吸い込まれる。このとき電流源
(7)の出力掃き出し電流がトランジスタ(Q51)、(Q
61)の吸い込み電流の和よりも大きくなるように設定さ
れておれば、結合ダイオード(D5)、(D8)には全く電
流は流れない。また、このときスイッチング・トランジ
スタ(Q15)はオフであるから、第2の電流源(8)は
電流を供給せず、従ってダイオード(D1)、(D3)には
電流は流れない。従って、第1図の回路は等価的に第2
図に示すようになる。
2)の値をすべて等しいとし、その値をrとすると、結
合ダイオード(D6)、(D7)を流れる電流はそれぞれVB
/r、VA/rとなり、出力端子(3)には基準電圧Vrefを基
準として2個の出力信号の差信号(VA−VB)が発生す
る。この場合、ダイオード(D6)、(D7)のアノードに
流れ込む電流とカソードから流れ出る電流は当然等しい
ので、結合ダイオード(D6)、(D7)を設けたことによ
るオフセット電圧の発生は全くない。
れる極性切換信号がLのときは、上記と逆にスイッチン
グ・トランジスタ(Q15)がオン、(Q14)がオフにな
り、ダイオード(D1)、(D3)を経てトランジスタ(Q5
2)、(Q62)にそれぞれ電流が吸い込まれる。そして、
信号電流はトランジスタ(Q51)のコレクタより結合ダ
イオード(D5)を経て、またトランジスタ(Q61)より
結合ダイオード(D8)を経て演算増幅器(10)側に流
れ、出力端子(3)に極性が逆の差信号(VB−VA)が発
生する。
電流に変換してから結合ダイオードを経て演算増幅器
(10)の2個の入力に供給するようにしているので、信
号路中のオフセット電圧の発生を完全に無くすことがで
き、オフセット電圧の影響のない2個の入力信号の差信
号を、極性変換可能に高精度で発生させることができ
る。
路図、第2図は第1図の半導体演算回路の動作を説明す
る等価回路図、第3図は従来の半導体演算回路の例を示
す回路図、第4図は第3図の半導体演算回路の動作を説
明する等価回路図である。 (1)、(2)……入力端子、(3)……出力端子、
(4)、(9)……極性切換手段、(5)……第1の電
圧−電流変換器、(6)……第2の電圧−電流変換器、
(10)……演算増幅器、(D2)、(D4)……第1のダイ
オード、(D1)、(D3)……第2のダイオード、(D
5)、(D6)……第1の結合ダイオード、(D7)、(D
8)……第2の結合ダイオード。
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれの入力端子に供給された入力信号
電圧を、各入力信号電圧の大きさに比例する大きさの電
流に変換する1対の電圧−電流変換器と、これらの電圧
−電流変換器に各々第1のダイオードを介して電流を供
給する第1の電流源と、上記電圧−電流変換器に各々第
2のダイオードを介して電流を供給する第2の電流源
と、上記1対の電圧−電流変換器のうちの第1の電圧−
電流変換器の第1の出力と第2の電圧−電流変換器の第
2の出力とをそれぞれ演算増幅器の正入力端子に結合す
る各第1の結合ダイオードと、上記第1の電圧−電流変
換器の第2の出力と上記第2の電圧−電流変換器の第1
の出力とをそれぞれ上記演算増幅器の負入力端子に結合
する各第2の結合ダイオードと、上記演算増幅器の出力
に結合されていて、上記入力信号電圧の差を表わす差信
号を発生する出力端子と、上記第1および第2の電流源
のうちのいずれか一方を選択的に動作させて上記差信号
の極性を切換える極性切換手段とからなる半導体演算回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1248824A JPH07113940B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 半導体演算回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1248824A JPH07113940B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 半導体演算回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03110687A JPH03110687A (ja) | 1991-05-10 |
JPH07113940B2 true JPH07113940B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=17183967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1248824A Expired - Lifetime JPH07113940B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 半導体演算回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113940B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI353577B (en) * | 2006-10-26 | 2011-12-01 | Novatek Microelectronics Corp | Voltage conversion device having non-linear gain a |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP1248824A patent/JPH07113940B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03110687A (ja) | 1991-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS61230411A (ja) | 電気回路 | |
JP2730767B2 (ja) | 電圧対電流変換器 | |
NO933658D0 (no) | Elektrisk spenningsomvandler | |
JPH0473806B2 (ja) | ||
CA1088639A (en) | Gain control circuit | |
JPH0265514A (ja) | 差動増幅回路 | |
JPH07113940B2 (ja) | 半導体演算回路 | |
JPS6031130B2 (ja) | サンプル・ホ−ルド回路 | |
JP3103104B2 (ja) | バッファ回路 | |
JPS61126694A (ja) | サンプルホ−ルド回路用スイツチ回路 | |
JPS5940674Y2 (ja) | 電圧−絶対値電流変換回路 | |
JP2570877B2 (ja) | スイッチ付クランプ回路 | |
JPS5936039Y2 (ja) | スイッチング回路 | |
RU2020729C1 (ru) | Усилитель тока | |
JPH0793561B2 (ja) | トライステ−ト信号−バイナリ信号変換回路 | |
JPH0834415B2 (ja) | コンパレ−タ回路 | |
JPH0434849B2 (ja) | ||
JPH0918252A (ja) | 高電圧演算増幅器の出力段 | |
JPH08102672A (ja) | 半導体集積回路 | |
JPS60148223A (ja) | 高速ダイオ−ドスイツチ回路 | |
JPS63229914A (ja) | レベル変換回路 | |
JPH0646519B2 (ja) | サンプル・ホ−ルド回路 | |
JPS60148208A (ja) | レベル変換回路 | |
JPS62117085A (ja) | 絶対値回路 | |
JPS6123415A (ja) | Ecl−ttlレベル変換回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071206 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091206 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |