JPH0711381B2 - 断熱壁体の製造方法 - Google Patents

断熱壁体の製造方法

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JPH0711381B2
JPH0711381B2 JP17438988A JP17438988A JPH0711381B2 JP H0711381 B2 JPH0711381 B2 JP H0711381B2 JP 17438988 A JP17438988 A JP 17438988A JP 17438988 A JP17438988 A JP 17438988A JP H0711381 B2 JPH0711381 B2 JP H0711381B2
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mold
outer shell
heat insulating
movable
insulating material
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隆明 吉田
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、外殻を型内に収納した状態でその外殻の内部
に発泡断熱材を発泡充填するようにした断熱壁体の製造
方法に関する。
(従来の技術) 断熱壁体例えば冷蔵庫の扉を製造する場合、従来では第
7図及び第8図に示すように、例えば鋼板製の外板1と
クラフト紙からなるシート2とから扉の外殻3を構成
し、この外殻3内に発泡ポリウレタン等の発泡断熱材の
原液4aを注入して外殻3を発泡治具の下型5と上型6と
の型内に収納し、この状態で前記原液4aを発泡させるこ
とにより外殻3内に発泡断熱材4を充填するようにして
いる。そして、発泡工程が完了した後、上,下両型5,6
を開いて製造された断熱壁体を取出し、この後、その断
熱壁体の裏側(シート2側)には図示はしないがプラス
チック製の扉内板が取付けられる。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の方法では、発泡断熱材の原液4aの発泡開
始から型開きするまでに、通常、3〜7分の時間を必要
とし、その発泡工程の時間が長くかかり、ひいては全体
の製造時間が長いという欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、発泡工程の時間を短縮し得、ひいては全体の製造
時間を短縮し得る断熱壁体の製造方法を提供するにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、外殻を型内に収納し、その外殻内に注入され
た発泡断熱材の原液を発泡させることにより外殻内に発
泡断熱材を充填して断熱壁体を製造する方法において、
前記型の一部を移動可能に構成し、その移動可能な可動
型を、発泡断熱材の原液の発泡工程の途中に前記外殻か
ら離間する方向に移動させるようにしたところに特徴を
有する。
(作用) 上記した手段によれば、発泡工程の途中に可動型を移動
させることにより外殻内の内部圧力が低下するので、そ
の圧力が型開き可能な圧力に早く達することになり、こ
れにより発泡工程の時間を従来よりも短縮できる。
(実施例) 以下本発明を冷蔵庫の扉の製造方法に適用した一実施例
につき第1図乃至第6図を参照して説明する。
11は冷蔵庫の扉の外殻であり、これは、開口部の周縁部
にフランジ部12aを有した鋼板製の外板12と、山形状に
成形されたクラフト紙からなるシート13とから構成され
ている。この場合、シート13は、周縁部を外板12のフラ
ンジ部12aの内側に重なるようにしてそのフランジ部12a
に保持させることにより外板12の開口部を覆っている。
14は外殻11内に発泡ポリウレタン等の発泡断熱材の原液
15aを注入するノズルである。これに対し、16は発泡治
具の下型、17は同上型で、18はこの上型17の中央部に上
下方向に移動可能に設けられた可動型である。
而して、扉を製造するには、まず第1図に示すように、
外殻11におけるシート13の孔13aにノズル14を挿入し、
このノズル14から発泡断熱材の原液15aを外殻11内に注
入する。この後、外殻11を第2図に示すように下型16と
上型17との間に収納する。この場合、可動型18はこれの
下面が下方に若干突出した下位置に位置されていてシー
ト13の上部を押圧しており、型内の容積を規定の容積
(成形後の容積)に対して約5%小さくなるようにして
いる。
この状態で前記原液15aを発泡させると、発泡断熱材15
が次第に第3図に示すように外殻11内に充満して充填さ
れるようになる。そして、外殻11内の内部圧力が最大と
なる付近で、可動型18を、第4図に示すように外殻11か
ら離間する方向である上方に移動させて該可動型18の下
面が周囲の上型17の下面と略面一となる上位置に位置さ
せ、型内の容積を規定の容積となるようにする。する
と、可動型18の下面とシート13との間に一時的に空間19
が形成されるが、その空間19は、その後発泡断熱材15が
シート13を押し上げるように外殻11内に充填されること
により第5図に示すように最終的にはなくなる。
そして、発泡工程が完了した後、各型16,17,18を開くこ
とにより断熱壁体が製造される。この後、その断熱壁体
の裏側(シート13側)には従来と同様にプラスチック製
の扉内板が取付けられる。
上記した実施例にて実験したところ、発泡工程の途中に
可動型18を移動させて型内の容積を発泡開始時よりも大
きくしたことにより、外殻11内の内部圧力が従来に比べ
て約15%低下することが確認された。これは、可動型18
の移動で容積が大きくなることによって、内部圧力が分
散されることによるものと推定される。その内部圧力の
測定結果を第6図に示す。この図から明らかなように、
実線Aで示す本実施例の場合、破線Bで示す従来の場合
に比べて内部圧力の低下が早く、従来において型開きす
る時間(開始から約180秒)に対して、従来と同じ型開
き可能な圧力に達する時間(開始から約120秒)は約60
秒早くなり、その分発泡工程の時間は従来よりも短縮で
きる。尚、本実施例の場合、成形完了後の状態で、シー
ト13の表面に若干の凹凸が生ずることがあるが、このシ
ート13は最終的には扉内板により覆われるのでその凹凸
があっても製品には全く問題はない。
尚、上記した実施例では、発泡開始時に可動型18により
型内の容積を規定の容積よりも小さく設定し、発泡工程
の途中で可動型18を移動させて規定の容積となるように
したが、これに代えて、発泡開始時に型内の容積を規定
の容積となるように設定し、発泡工程の途中に可動型18
を移動させて型内の容積が規定の容積よりも大きくなる
ようにしても良い。
又、本発明は冷蔵庫の扉の製造にのみ限られず、種々の
断熱壁体の製造にも適用できることは勿論である。
[発明の効果] 以上の記述にて明らかなように、本発明によれば、外殻
を収納する型の一部を移動可能に構成し、その移動可能
な可動型を、発泡断熱材の原液の発泡工程の途中に外殻
から離間する方向に移動させるようにしたので、その可
動型の移動により外殻内の内部圧力を低下させることが
でき、これにより発泡工程の時間を従来よりも短縮で
き、ひいては全体の製造時間の短縮を図ることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示し、第1図乃
至第5図は夫々製造過程を示す縦断面図、第6図は実験
結果を示す図である。そして、第7図及び第8図は従来
方法を示し、第7図は第2図相当図、第8図は第5図相
当図である。 図面中、11は外殻、15は発泡断熱材、15aは原液、16は
下型、17は上型、18は可動型を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外殻を型内に収納し、その外殻内に注入さ
    れた発泡断熱材の原液を発泡させることにより外殻内に
    発泡断熱材を充填して断熱壁体を製造する方法におい
    て、前記型の一部を移動可能に構成し、その移動可能な
    可動型を、前記発泡断熱材の原液の発泡工程の途中に前
    記外殻から離間する方向に移動させるようにしたことを
    特徴とする断熱壁体の製造方法。
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