JPH071132B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JPH071132B2
JPH071132B2 JP18387788A JP18387788A JPH071132B2 JP H071132 B2 JPH071132 B2 JP H071132B2 JP 18387788 A JP18387788 A JP 18387788A JP 18387788 A JP18387788 A JP 18387788A JP H071132 B2 JPH071132 B2 JP H071132B2
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JP
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heat medium
pipe
evaporator
absorber
circulation pipe
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謙介 吉川
雅晴 古寺
哲郎 古川
充 水内
猛 矢野
襄介 河内
伸治 坂端
光史 松田
辰彦 梅田
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は吸収式冷凍機に関するものである。
従来の技術 最近、たとえば室内の空調装置に吸収式冷凍機を用いた
ものがあり、この吸収式冷凍機には、吸収液(たとえば
臭化リチウム水溶液)が使用されている。ところで、こ
の吸収液の濃度は濃い状態で運転されており、この状態
で運転が停止して吸収液の温度が低下すると、結晶が析
出して、運転再開時に解晶作業などを必要とするため、
従来、運転停止前に吸収液の濃度を薄めるための稀釈運
転が行なわれていた。
発明が解決しようとする課題 上記従来の構成によると、稀釈運転を行なえる場合はよ
いが、停電時などの非常停止時には、稀釈運転が行なえ
ないという問題があつた。特に冷凍機内の不凝縮ガスを
脱気する脱気ラインは、不凝縮ガスを吸引する動力とし
て、吸収器から再生器に溶液ポンプにより流送される稀
吸収液の一部が導入循環されており、この脱気ライン内
で吸収液が析出すると、解晶作業などのメンテナンスが
行なわれるまで脱気ラインが使用できず、冷凍機の能力
を低下させるおそれがあつた。
本発明は上記問題点を解決して、特に脱気ラインなどで
吸収液の結晶析出を防止できる吸収式冷凍機を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の吸収式冷凍機は、
熱媒体を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で発生した熱
媒蒸気を吸収液に吸収させる吸収器と、熱媒蒸気を吸収
して濃度が薄くなつた稀吸収液を加熱する再生器と、こ
の再生器で得られた熱媒蒸気を凝縮させる凝縮器と、前
記吸収器内の稀吸収液を溶液ポンプを介して再生器に移
送する稀吸収液移送管とを備えた吸収式冷凍機におい
て、前記稀吸収液移送管の溶液ポンプの下流側と上流側
の間に接続された溶液循環管と、この溶液循還管の途中
に介在されるとともに溶液循還管を流れる稀吸収液によ
つて前記吸収器内の不凝縮ガスを吸引するガス吸引器
と、このガス吸引器下流側の溶液循環管に介在されたガ
ス分離タンクとを有する不凝縮ガス脱気ラインを設け、
前記蒸発器内の熱媒体を前記溶液循環管のガス分離タン
ク下流側に導く熱媒体導入管を設け、この熱媒体導入管
に、運転非常停止時に開状態となる自動開閉弁を設けた
ものである。
さらに、本発明の吸収式冷凍機は、蒸発器の熱媒体か重
力により吸収器内に流入するように蒸発器を熱媒体導入
管および稀吸収液移送管より上方に配置したものであ
る。作用 上記構成によれば、運転非常停止時に自動開閉弁が開い
て熱媒体導管から蒸発器内の熱媒体が不凝縮ガス脱気ラ
インの溶液循環管内および稀吸収液移送管内に熱媒体が
導入され、吸収液の濃度が薄められるため、吸収液の温
度が低下しても配管内で結晶が析出せず、したがつて運
転再開時に解晶作業を必要とせず、また不凝縮ガス脱気
ラインも正常に機能させることができる。また、蒸発器
を脱気ラインの熱媒体循環管および稀吸収液移送管より
上方に配置したので、蒸発器内の熱媒体は重力によつて
各管内に自然に流入し、導入を強制する特別な装置を必
要としない。
実施例 以下、本発明の一実施例を吸収式冷凍機の概略構成を示
す模式図に基づき説明する。
本実施例における吸収式冷凍機は、熱媒体の一例である
水を蒸発させる蒸発器1と、この蒸発器1で発生した水
蒸気を連通部2を介して導くとともにこの水蒸気を吸収
する臭化リチウム(LiBr)水溶液(以下、吸収液とい
う)を有する吸収器3と、水蒸器を吸収して濃度が薄く
なつた稀吸収液を加熱する再生器4と、この再生器4で
加熱されることにより発生した水蒸気を連通部5を介し
て導くとともにこの水蒸気を凝縮させる凝縮器6と、途
中に溶液ポンプ7を有して上記吸収器3内の稀吸収液を
再生器4に移送する稀吸収液移送管8と、上記凝縮器6
で凝縮された凝縮水を蒸発器1に移送する凝縮水移送管
9と、途中に熱媒ポンプ10を有するとともに凝縮器6の
底部に溜まつた熱媒体である凝縮水を上記凝縮水移送管
9の一部を介して凝縮器6内に循環させる凝縮水循環管
11と、上記再生器4で水蒸気が分離されて濃くなつた濃
吸収液を吸収器3に移送する濃吸収液移送管12と、蒸発
器1内に配置された被冷却用流体たとえば水を冷却する
ための第1熱交換器13と、上記吸収器3内に配置された
内部冷却用の第2熱交換器14と、第1熱交換器13に被冷
却用流体である水を導くための被冷却用流体配管15と、
第2熱交換器14に冷却用流体である冷却水を導くための
冷却用流体配管(この冷却用流体配管の出口側部分は凝
縮器6内に導かれて凝縮熱を奪うようにしている。)16
と、再生器4内に配置された吸収液加熱用の加熱管17
と、上記濃吸収液移送管12と稀吸収液移送管8とに亘っ
て設けられて濃吸収液の持つ熱を稀吸収液側に回収する
ための熱回収器18とを備えている。
そして、この吸収式冷凍機には、吸収器3における吸収
効率を低下させて吸収液の濃縮が拡大される不凝縮ガス
を、脱気できる不凝縮ガス脱気ライン21が設けられる。
この脱気ライン21は、途中にアスピレータ(吸引器)22
が介在されて稀吸収液移送管8の溶液ポンプ7上流側と
下流側との間に接続された溶液循環管23と、一端が吸収
器3の気相部分に開口されるとともに他端がアスピレー
タ22に接続されて吸収器3内の不凝縮ガスを含む気体を
アスピレータ22により吸引導入するガス吸引管24と、ア
スピレータ22下流側の溶液循環管23に介在されたガス分
離タンク25とで構成される。
凝縮水循環管11の熱媒ポンプ10上流側と、溶液循環管23
のガス分離タンク25下流側との間には、途中に自動開閉
弁26が介在された凝縮水(熱媒体)導入管27が接続され
る。この自動開閉弁26は運転非常停止時に、たとえば停
電時に開状態となるように電気回路が組まれている。ま
た、凝縮水導入管27とこれに連通する溶液循環管23、稀
吸収液移送管8および吸収器3の液面は、蒸発器1より
下方に配置されて蒸発器1内の凝縮水が重力すなわち自
然落下により流入するように構成される。
上記構成において、通常運転時には、蒸発→吸収→再生
→凝縮作用が繰返されて冷却機能が発揮される。たとえ
ば、空調装置の室内熱交換器に循環される被冷却用流体
である水が蒸発器1に設けられた第1熱交換器13にて冷
却される。上記通常運転時においては、濃吸収液の濃度
は61%程度であり、稀吸収液の濃度は57%程度である。
また、稀吸収液の一部が不凝縮ガス脱気ライン21の溶液
循環管23に循環され、その流れを利用してアスピレータ
22によつて吸収器3内の不凝縮ガスを含む気体をガス吸
引管24によつて吸引し、ガス分離タンク25によつて不凝
縮ガスを分離して脱気する。そして、運転中、たとえば
停電により運転が停止されると、自動開閉弁26が開き、
蒸発器1から熱媒体である水が凝縮水導入管27を介して
不凝縮ガス脱気ライン21の溶液循環管23、稀吸収液移送
管8、吸収器3内に流入されて、稀吸収液の濃度は25%
〜35%程度に薄められる。この濃度は吸収液の温度が低
下した場合でも、結晶しない濃度である。
このように、運転非常停止時に、不凝縮ガス脱気ライン
21の溶液循環管23および稀吸収液移送管8内の稀吸収液
を所定の濃度に薄めるようにしたので、各管内に結晶が
析出せず、したがつて非常停止の場合の運転再開時に解
晶作業を行う必要がない。なお、通常の終了時には、従
来通りの稀釈運転が行われる。
ところで、図面においては、蒸発器1、吸収器3、再生
器4および凝縮器6を一体的に図示したが、勿論、これ
は模式図であるため、実際には、各機器は場合に応じて
別体構成とされる。また、吸収器3、凝縮器6などにお
ける熱交換用流体として水を使用したが、勿論、空気な
どの気体を使用してもよい。
また、上記実施例では凝縮水導入管27を凝縮水循環管9
に接続したが、直接蒸発器1に接続してもよい。
発明の効果 以上に述べたごとく本発明によれば、運転非常停止時に
自動開閉弁が開いて稀吸収液移送管内および不凝縮ガス
脱気ラインの溶液循環管内に熱媒体が導入され、吸収液
の濃度が薄められるため、吸収液の温度が低下しても配
管内で結晶が析出せず、したがつて運転再開時に解晶作
業を必要とせず、また不凝縮ガス脱気ラインも正常に機
能させることができる。また、蒸発器を脱気ラインの熱
媒体循環管および稀吸収液移送管より上方に配置される
ので、蒸発器内の熱媒体は重力によつて各管内に自然に
流入し、導入を強制する特別な装置を必要としない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例における吸収式冷凍機の概略構
成を示す模式図である。 1……蒸発器、3……吸収器、4……再生器、6……凝
縮器、7……溶液ポンプ、8……稀吸収液移送管、9…
…凝縮水移送管、11……凝縮水循環管、12……濃吸収液
移送管、21……不凝縮ガス脱気ライン、22……アスピレ
ータ(吸引器)、(23……溶液循環管、24……ガス吸引
管、25……ガス分離タンク、26……自動開閉弁、27……
凝縮水導入管(熱媒体導入管)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水内 充 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)発明者 矢野 猛 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)発明者 河内 襄介 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)発明者 坂端 伸治 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)発明者 松田 光史 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)発明者 梅田 辰彦 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−131246(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱媒体を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器
    で発生した熱媒蒸気を吸収液に吸収させる吸収器と、熱
    媒蒸気を吸収して濃度が薄くなつた稀吸収液を加熱する
    再生器と、この再生器で得られた熱媒蒸気を凝縮させる
    凝縮器と、前記吸収器内の稀吸収液を溶液ポンプを介し
    て再生器に移送する稀吸収液移送管とを備えた吸収式冷
    凍機において、前記稀吸収液移送管の溶液ポンプの下流
    側と上流側の間に接続された溶液循環管と、この溶液循
    還管の途中に介在されるとともに溶液循還管を流れる稀
    吸収液によつて前記吸収器内の不凝縮ガスを吸引するガ
    ス吸引器と、このガス吸引器下流側の溶液循環管に介在
    されたガス分離タンクとを有する不凝縮ガス脱気ライン
    を設け、前記蒸発器内の熱媒体を前記溶液循環管のガス
    分離タンク下流側に導く熱媒体導入管を設け、この熱媒
    体導入管に、運転非常停止時に開状態となる自動開閉弁
    を設けたことを特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 【請求項2】蒸発器の熱媒体が重力により吸収器内に流
    入するように、蒸発器を熱媒体導入管および稀吸収液移
    送管より上方に配置したことを特徴とする請求項1記載
    の吸収式冷凍機。
JP18387788A 1988-07-22 1988-07-22 吸収式冷凍機 Expired - Lifetime JPH071132B2 (ja)

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JPH0233582A JPH0233582A (ja) 1990-02-02
JPH071132B2 true JPH071132B2 (ja) 1995-01-11

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JP2973653B2 (ja) * 1991-11-18 1999-11-08 株式会社日立製作所 吸収冷凍機
US6260364B1 (en) * 2000-05-26 2001-07-17 Carrier Corporation Absorption cooling system having an improved dilution control apparatus

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