JPH07112262A - ダイカスト用金型 - Google Patents
ダイカスト用金型Info
- Publication number
- JPH07112262A JPH07112262A JP25853193A JP25853193A JPH07112262A JP H07112262 A JPH07112262 A JP H07112262A JP 25853193 A JP25853193 A JP 25853193A JP 25853193 A JP25853193 A JP 25853193A JP H07112262 A JPH07112262 A JP H07112262A
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- JP
- Japan
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- die
- drawing core
- heat insulating
- slit
- core
- Prior art date
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- Granted
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
剤が金型スライド面上に堆積したりキャビティ内に押出
されるような惧れのないダイカスト用金型を提供するこ
と。 【構成】 引抜き中子2を具備した金型1であってキ
ャビティ面3に粉状断熱剤sを塗布して鋳造するように
したダイカスト用金型において、引抜き中子がスライド
する金型スライド面4と当該引抜き中子における分割線
m近傍のスライド部2b との間に、僅かな隙間を有する
スリット7を形成せしめた。
Description
し、特に引抜き中子を具備し且つキャビティ面に粉状断
熱剤を塗布して製品を鋳造するようにしたダイカスト用
金型に関するものである。
合に、金型のキャビティ面に粉状断熱剤を塗布して鋳造
すると、高品質な製品を効率良く鋳造できることが知ら
れている(特開平1−299752号公報参照)。
た場合、特に引抜き中子を金型の分割面と平行状に配置
させた場合、引抜き中子を金型キャビティ内に「入り」
の状態で粉状断熱剤を塗布しようとすると、引抜き中子
の裏側及び引抜き中子の裏側に位置した金型キャビティ
面には粉状断熱剤を塗布することが困難ないし不可能な
ことがある。
き中子2を「戻り」の状態(引抜き中子2の分割線mが
金型キャビティ面3の分割線nよりも奥に引込んだ状
態)にしてキャビティ面3に粉状断熱剤を塗布すると、
金型1のスライド面(引抜き中子2のスライド部2b が
スライドする面)4に塗布された粉状断熱剤s’が、引
抜き中子2の「入り」動作により押し潰されてスライド
面4上に付着堆積したり、或いは図3(b)に示す如く
引抜き中子2の「入り」動作によりキャビティC内に押
出されて引抜き中子2の分割線m及びキャビティ分割線
n上に密集して、その粉状断熱剤s’が溶湯中に巻込ま
れたり、鋳造製品の一部に残留したり、またはキャビテ
ィ面上に残留堆積してしまう等の不具合があった。
の不具合に鑑みてなされたものであり、引抜き中子を戻
りの状態にして金型キャビティ面に粉状断熱剤を塗布し
ても、金型のスライド面上に塗布された粉状断熱剤が金
型スライド面上に堆積したりキャビティ内に押出される
ような惧れのないダイカスト用金型を提供せんとするも
のである。
明のダイカスト用金型は、引抜き中子を具備した金型で
あってキャビティ面に粉状断熱剤を塗布して鋳造するよ
うにしたダイカスト用金型において、前記引抜き中子が
スライドする金型スライド面と当該引抜き中子における
分割線近傍のスライド部との間に、僅かな隙間を有する
スリットを形成せしめた事を特徴としたものである。
説明する。図示実施例のものは、金型1の分割面1a に
対して平行状に2つの引抜き中子2,2を左右方向にス
ライド自在に具備せしめた金型の例を示す。
部を、2b は引抜き中子2のスライド部を、3はキャビ
ティ面を、4は金型スライド面を、それぞれ示す。尚、
図中5はランナー部、6は分流子である。
スライド面4と引抜き中子2のスライド部2b との間
に、僅かな隙間を有するスリット7を形成せしめる。
対応する鋳造製品の端面部分に薄く小さな鋳バリを形成
させるためのものであり、金型1の金型スライド面4と
引抜き中子2のスライド部2b との間に緩い勾配で形成
する。
金型スライド面部分4’全周を奥行き方向(引抜き中子
2の「戻り」方向)へ向かって緩い勾配で削るか、また
は引抜き中子2の分割線m近傍のスライド部部分2b ’
全周を奥行き方向(引抜き中子2の「戻り」方向)へ向
かって緩い勾配で削るかして、金型スライド面4と引抜
き中子2のスライド部2b との間にスリット7を形成す
るものである。
射出充填した溶湯が少し差し込む程度、具体的には図4
に示す如く、その差し込み口7a の幅Dを0.5〜1.
0mm程度に形成し、その長さLを5〜10mm程度に形成
することが好ましい。
示す如く、金型キャビティCの分割線nの近傍に凹溝8
を形成せしめることが好ましい。そうすれば、溶湯がス
リット7内に差し込んで形成される鋳バリを鋳造製品か
ら除去する際に、凹溝8部分から折って容易に除去する
ことが出来るようになる。
(図1及び図2の状態)にしてキャビティ面3に粉状断
熱剤を塗布せしめると、引抜き中子2の製品成形部2a
の裏側及び引抜き中子2の製品成形部2a の裏側に位置
した金型キャビティ面3にも粉状断熱剤sが塗布され
る。
3及び図4の状態)にすると、金型スライド面4と引抜
き中子2のスライド部2b との間、詳しくは、金型キャ
ビティCの分割線n近傍の金型スライド面部分4’と引
抜き中子2の分割線m近傍のスライド部部分2b ’との
間に、スリット7が形成され、当該部分4’,2b ’に
塗布された粉状断熱剤s”はスリット7内に停留したま
まとなる。
充填すると、溶湯がスリット7内へ差し込み浸入し、鋳
造製品の鋳バリとなる。この際、スリット7内に停留し
ていた粉状断熱剤s”はスリット7内に差し込み浸入し
て来た溶湯に鋳ぐまれて鋳バリと共に金型から除去され
る。
したので、引抜き中子を「戻り」の状態にして金型キャ
ビティ面に粉状断熱剤を塗布しても、金型スライド面上
に塗布された粉状断熱剤は引抜き中子を「入り」状態に
した時にそのままスリット内に停留して、スリット内に
差し込み浸入して来た溶湯に鋳ぐまれて鋳バリと共に金
型から除去される。従って、粉状断熱剤が金型スライド
面上に堆積したりキャビティ内に押出されるような惧れ
がない。
り」の状態の正面図。
正面図。
引抜き中子「戻り」の状態を示し、(b)は引抜き中子
「入り」の状態を示す。
2:引抜き中子 2a :製品成形部 2b :スライド部
3:キャビティ面 4:金型スライド面 7:スリット
C:キャビティ m:分割線 n:キャビティ分割線 s,s’,s”:粉状断熱剤
Claims (1)
- 【請求項1】 引抜き中子を具備した金型であってキ
ャビティ面に粉状断熱剤を塗布して鋳造するようにした
ダイカスト用金型において、前記引抜き中子がスライド
する金型スライド面と当該引抜き中子における分割線近
傍のスライド部との間に、僅かな隙間を有するスリット
を形成せしめた事を特徴とするダイカスト用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25853193A JP3345842B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | ダイカスト用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25853193A JP3345842B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | ダイカスト用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07112262A true JPH07112262A (ja) | 1995-05-02 |
JP3345842B2 JP3345842B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=17321516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25853193A Expired - Fee Related JP3345842B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | ダイカスト用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3345842B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007118053A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Toyota Motor Corp | 鋳造金型 |
JP2015136726A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | 本田技研工業株式会社 | 金型 |
JP2015139801A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 株式会社アーレスティ | 金型装置 |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP25853193A patent/JP3345842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007118053A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Toyota Motor Corp | 鋳造金型 |
JP2015136726A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | 本田技研工業株式会社 | 金型 |
JP2015139801A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 株式会社アーレスティ | 金型装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3345842B2 (ja) | 2002-11-18 |
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