JPH09155533A - ダイカスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置 - Google Patents
ダイカスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置Info
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- JPH09155533A JPH09155533A JP7319042A JP31904295A JPH09155533A JP H09155533 A JPH09155533 A JP H09155533A JP 7319042 A JP7319042 A JP 7319042A JP 31904295 A JP31904295 A JP 31904295A JP H09155533 A JPH09155533 A JP H09155533A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/30—Accessories for supplying molten metal, e.g. in rations
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/08—Cold chamber machines, i.e. with unheated press chamber into which molten metal is ladled
- B22D17/10—Cold chamber machines, i.e. with unheated press chamber into which molten metal is ladled with horizontal press motion
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】既存のダイカストマシンに容易に適用可能な簡
単な構造で、射出時にプランジャスリーブ内のガスが溶
湯に巻き込まれることを効果的に防止する。 【解決手段】プランジャスリーブ4内に供給された溶湯
14を電磁誘導コイル装置10の電磁力によりプランジ
ャチップ9側に偏在させた状態で、プランジャチップ9
を進動させることにより、溶湯14をキャビティ3内に
射出する。プランジャスリーブ4内のガスだけを先にキ
ャビティ3内に送り込み、その後溶湯14をキャビティ
3内に射出することができるので、射出時にプランジャ
スリーブ4内のガスが溶湯に巻き込まれることを効果的
に防止することが可能となる。
単な構造で、射出時にプランジャスリーブ内のガスが溶
湯に巻き込まれることを効果的に防止する。 【解決手段】プランジャスリーブ4内に供給された溶湯
14を電磁誘導コイル装置10の電磁力によりプランジ
ャチップ9側に偏在させた状態で、プランジャチップ9
を進動させることにより、溶湯14をキャビティ3内に
射出する。プランジャスリーブ4内のガスだけを先にキ
ャビティ3内に送り込み、その後溶湯14をキャビティ
3内に射出することができるので、射出時にプランジャ
スリーブ4内のガスが溶湯に巻き込まれることを効果的
に防止することが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶湯を鋳型のキャビ
ティ内に射出するダイカスト鋳造法及びその装置に関す
る。
ティ内に射出するダイカスト鋳造法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】溶湯を高速で鋳型のキャビティ内に射出
するダイカスト鋳造法においては、注湯口からプランジ
ャスリーブ内に溶湯を供給し、プランジャスリーブ内に
進退動自在に収容されたプランジャチップを進動させて
該溶湯を型締めされた成形型のキャビティ内へ射出す
る。そして、射出時に注湯口から溶湯が飛散することを
防止するため、スリーブ充填率(溶湯体積V0 をプラン
ジャスリーブの容積Vで除して100を乗じたもの)は
通常30〜70%程度とされる。このため、プランジャ
スリーブ内では溶湯の上方に空気が存在する。したがっ
て、射出時に溶湯が踊ることにより、溶湯内に空気が巻
き込まれ、鋳巣などのガス欠陥が発生し易い。
するダイカスト鋳造法においては、注湯口からプランジ
ャスリーブ内に溶湯を供給し、プランジャスリーブ内に
進退動自在に収容されたプランジャチップを進動させて
該溶湯を型締めされた成形型のキャビティ内へ射出す
る。そして、射出時に注湯口から溶湯が飛散することを
防止するため、スリーブ充填率(溶湯体積V0 をプラン
ジャスリーブの容積Vで除して100を乗じたもの)は
通常30〜70%程度とされる。このため、プランジャ
スリーブ内では溶湯の上方に空気が存在する。したがっ
て、射出時に溶湯が踊ることにより、溶湯内に空気が巻
き込まれ、鋳巣などのガス欠陥が発生し易い。
【0003】そこで、特開平4−143058号公報に
は、スリーブ充填率を高めてガス欠陥の発生等を防止す
るために、プランジャスリーブ及びプランジャチップを
それぞれ2個設けたダイカスト鋳造装置が開示されてい
る。このダイカスト鋳造装置においては、図8及び図9
に示すように、型締めされた固定金型81及び可動金型
82間にはキャビティ83が形成されている。固定金型
81のスリーブ孔には注湯口84aを有する第1プラン
ジャスリーブ84が挿入されており、この第1プランジ
ャスリーブ84の内部とキャビティ83とは固定金型8
1及び可動金型82に設けられたランナ85及びその上
部のゲート86を介して連通されている。一方、第1プ
ランジャスリーブ84の内部には、油圧シリンダ87に
連結された第2プランジャスリーブ88が進退動自在に
嵌挿されている。この第2プランジャスリーブ88内に
は、第1プランジャチップ89が進退動自在に嵌挿され
るとともに、該第1プランジャチップ89を進退動させ
る油圧シリンダ90が収容されている。また、第2プラ
ンジャスリーブ88には、第2プランジャスリーブ88
が後退位置にあるときに第1プランジャスリーブ84の
注湯口と連通可能な溶湯入口88aが設けられるととも
に、第2プランジャスリーブ88が前進位置にあるとき
にランナ85と連通可能な溶湯出口88bが設けられて
いる。さらに、第2プランジャスリーブ88の先端部に
は第2プランジャチップ91が固定されている。
は、スリーブ充填率を高めてガス欠陥の発生等を防止す
るために、プランジャスリーブ及びプランジャチップを
それぞれ2個設けたダイカスト鋳造装置が開示されてい
る。このダイカスト鋳造装置においては、図8及び図9
に示すように、型締めされた固定金型81及び可動金型
82間にはキャビティ83が形成されている。固定金型
81のスリーブ孔には注湯口84aを有する第1プラン
ジャスリーブ84が挿入されており、この第1プランジ
ャスリーブ84の内部とキャビティ83とは固定金型8
1及び可動金型82に設けられたランナ85及びその上
部のゲート86を介して連通されている。一方、第1プ
ランジャスリーブ84の内部には、油圧シリンダ87に
連結された第2プランジャスリーブ88が進退動自在に
嵌挿されている。この第2プランジャスリーブ88内に
は、第1プランジャチップ89が進退動自在に嵌挿され
るとともに、該第1プランジャチップ89を進退動させ
る油圧シリンダ90が収容されている。また、第2プラ
ンジャスリーブ88には、第2プランジャスリーブ88
が後退位置にあるときに第1プランジャスリーブ84の
注湯口と連通可能な溶湯入口88aが設けられるととも
に、第2プランジャスリーブ88が前進位置にあるとき
にランナ85と連通可能な溶湯出口88bが設けられて
いる。さらに、第2プランジャスリーブ88の先端部に
は第2プランジャチップ91が固定されている。
【0004】このダイカスト鋳造装置によれば、図8に
示すように、注湯時に第1プランジャ89及び第2プラ
ンジャ91を後退させておき、この状態で注湯口84a
から第2プランジャスリーブ87内へ溶湯を供給すれ
ば、第2プランジャスリーブ88内におけるスリーブ充
填率を100%に近い状態とすることができる。そし
て、油圧シリンダ87の作動により第1プランジャチッ
プ89及び第2プランジャチップ91を共に前進させれ
ば、スリーブ充填率が100%に近い状態を保持したま
ま溶湯をランナ85の下まで移送することができる(図
9の状態)。その後、油圧シリンダ90の作動により第
1プランジャチップ89のみを前進させて、第2プラン
ジャスリーブ88内の溶湯をキャビティ83内に射出す
ることにより、射出時における溶湯への空気の巻込みを
効果的に防止することができる。
示すように、注湯時に第1プランジャ89及び第2プラ
ンジャ91を後退させておき、この状態で注湯口84a
から第2プランジャスリーブ87内へ溶湯を供給すれ
ば、第2プランジャスリーブ88内におけるスリーブ充
填率を100%に近い状態とすることができる。そし
て、油圧シリンダ87の作動により第1プランジャチッ
プ89及び第2プランジャチップ91を共に前進させれ
ば、スリーブ充填率が100%に近い状態を保持したま
ま溶湯をランナ85の下まで移送することができる(図
9の状態)。その後、油圧シリンダ90の作動により第
1プランジャチップ89のみを前進させて、第2プラン
ジャスリーブ88内の溶湯をキャビティ83内に射出す
ることにより、射出時における溶湯への空気の巻込みを
効果的に防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のダ
イカスト鋳造装置は、プランジャスリーブ、プランジャ
チップ及びプランジャチップを作動させるための油圧シ
リンダがそれぞれ2つずつ必要であり、構造が複雑であ
るとともに、既存のダイカストマシン等に適用する場合
に設備を大幅に変更する必要がある。また、第1プラン
ジャスリーブ84内を第2プランジャスリーブ88が摺
動する構造であるため、熱変形等により摺動抵抗が増大
したり、摺動隙間に溶湯が浸透して溶湯かみつきを起こ
したりして、作動不能となるおそれがある。
イカスト鋳造装置は、プランジャスリーブ、プランジャ
チップ及びプランジャチップを作動させるための油圧シ
リンダがそれぞれ2つずつ必要であり、構造が複雑であ
るとともに、既存のダイカストマシン等に適用する場合
に設備を大幅に変更する必要がある。また、第1プラン
ジャスリーブ84内を第2プランジャスリーブ88が摺
動する構造であるため、熱変形等により摺動抵抗が増大
したり、摺動隙間に溶湯が浸透して溶湯かみつきを起こ
したりして、作動不能となるおそれがある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、既存のダイカストマシンに容易に適用可能な簡単
な構造で、射出時に、プランジャスリーブ内のガスが溶
湯に巻き込まれることを効果的に防止することを解決す
べき技術課題とするものである。
あり、既存のダイカストマシンに容易に適用可能な簡単
な構造で、射出時に、プランジャスリーブ内のガスが溶
湯に巻き込まれることを効果的に防止することを解決す
べき技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載のダイカスト鋳造法は、鋳型のキャビティに通
じるプランジャスリーブ内に進退動自在に収容されたプ
ランジャチップを後退させた状態で該プランジャスリー
ブ内に溶湯を供給し、後退位置にある該プランジャチッ
プを進動させることにより、該プランジャスリーブ内に
供給された該溶湯を該キャビティ内に射出するダイカス
ト鋳造法において、前記プランジャスリーブ内に供給さ
れた溶湯を電磁誘導コイルの電磁力により前記プランジ
ャチップ側に偏在させた状態で該プランジャチップを進
動させることにより、前記溶湯を前記キャビティ内に射
出することを特徴とする。
項1記載のダイカスト鋳造法は、鋳型のキャビティに通
じるプランジャスリーブ内に進退動自在に収容されたプ
ランジャチップを後退させた状態で該プランジャスリー
ブ内に溶湯を供給し、後退位置にある該プランジャチッ
プを進動させることにより、該プランジャスリーブ内に
供給された該溶湯を該キャビティ内に射出するダイカス
ト鋳造法において、前記プランジャスリーブ内に供給さ
れた溶湯を電磁誘導コイルの電磁力により前記プランジ
ャチップ側に偏在させた状態で該プランジャチップを進
動させることにより、前記溶湯を前記キャビティ内に射
出することを特徴とする。
【0008】上記課題を解決する請求項2記載のダイカ
スト鋳造装置は、鋳型のキャビティに通じ、溶湯が供給
されるプランジャスリーブと、該プランジャスリーブ内
に進退動自在に摺動し、該プランジャスリーブ内に供給
された該溶湯を該キャビティ内に射出するプランジャチ
ップとを具備するダイカスト鋳造装置において、前記プ
ランジャスリーブの外周には電磁誘導コイルが配設され
ていることを特徴とする。
スト鋳造装置は、鋳型のキャビティに通じ、溶湯が供給
されるプランジャスリーブと、該プランジャスリーブ内
に進退動自在に摺動し、該プランジャスリーブ内に供給
された該溶湯を該キャビティ内に射出するプランジャチ
ップとを具備するダイカスト鋳造装置において、前記プ
ランジャスリーブの外周には電磁誘導コイルが配設され
ていることを特徴とする。
【0009】請求項1記載のダイカスト鋳造法及び請求
項2記載のダイカスト鋳造装置によれば、プランジャス
リーブ内に供給された溶湯を電磁誘導コイルの電磁力に
よりプランジャチップ側に偏在させ、この状態でプラン
ジャチップを進動させることにより、プランジャスリー
ブ内のガスだけを先にキャビティ内に送り込み、その後
溶湯をキャビティ内に射出することができるので、射出
時にプランジャスリーブ内のガスが溶湯に巻き込まれる
ことを効果的に防止することが可能となる。
項2記載のダイカスト鋳造装置によれば、プランジャス
リーブ内に供給された溶湯を電磁誘導コイルの電磁力に
よりプランジャチップ側に偏在させ、この状態でプラン
ジャチップを進動させることにより、プランジャスリー
ブ内のガスだけを先にキャビティ内に送り込み、その後
溶湯をキャビティ内に射出することができるので、射出
時にプランジャスリーブ内のガスが溶湯に巻き込まれる
ことを効果的に防止することが可能となる。
【0010】上記課題を解決する請求項3記載のダイカ
スト鋳造法は、鋳型のキャビティに通じるプランジャス
リーブ内に進退動自在に収容されたプランジャチップを
後退させた状態で該プランジャスリーブ内に溶湯を供給
し、後退位置にある該プランジャチップを進動させるこ
とにより、該プランジャスリーブ内に供給された該溶湯
を該キャビティ内に射出するダイカスト鋳造法におい
て、前記プランジャスリーブ内に進退動自在に収容さ
れ、後退位置にある収縮変形可能な容器内に前記溶湯を
充填し、前記プランジャチップの作動により該プランジ
ャチップとともに該容器を進動させて該溶湯が充填され
た容器を収縮変形させることにより、該容器内に充填さ
れた溶湯を前記キャビティ内に射出することを特徴とす
る。
スト鋳造法は、鋳型のキャビティに通じるプランジャス
リーブ内に進退動自在に収容されたプランジャチップを
後退させた状態で該プランジャスリーブ内に溶湯を供給
し、後退位置にある該プランジャチップを進動させるこ
とにより、該プランジャスリーブ内に供給された該溶湯
を該キャビティ内に射出するダイカスト鋳造法におい
て、前記プランジャスリーブ内に進退動自在に収容さ
れ、後退位置にある収縮変形可能な容器内に前記溶湯を
充填し、前記プランジャチップの作動により該プランジ
ャチップとともに該容器を進動させて該溶湯が充填され
た容器を収縮変形させることにより、該容器内に充填さ
れた溶湯を前記キャビティ内に射出することを特徴とす
る。
【0011】上記課題を解決する請求項4記載のダイカ
スト鋳造装置は、鋳型のキャビティに通じ、溶湯が供給
されるプランジャスリーブと、該プランジャスリーブ内
に進退動自在に摺動し、該プランジャスリーブ内に供給
された該溶湯を該キャビティ内に射出するプランジャチ
ップとを具備するダイカスト鋳造装置において、前記プ
ランジャスリーブ内には、収縮変形可能な容器が進退動
自在に収容されていることを特徴とする。
スト鋳造装置は、鋳型のキャビティに通じ、溶湯が供給
されるプランジャスリーブと、該プランジャスリーブ内
に進退動自在に摺動し、該プランジャスリーブ内に供給
された該溶湯を該キャビティ内に射出するプランジャチ
ップとを具備するダイカスト鋳造装置において、前記プ
ランジャスリーブ内には、収縮変形可能な容器が進退動
自在に収容されていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載のダイカスト鋳造法及び請求
項4記載のダイカスト鋳造装置によれば、後退位置にあ
る収縮変形可能な容器内に溶湯を充填し、プランジャチ
ップとともに該容器を進動させて該容器を収縮変形させ
ることにより、該容器内に充填された溶湯をキャビティ
内に射出することができる。このため、プランジャスリ
ーブ内のガスだけを先にキャビティ内に送り込み、その
後溶湯をキャビティ内に射出することができるので、射
出時にプランジャスリーブ内のガスが溶湯に巻き込まれ
ることを効果的に防止することが可能となる。また、溶
湯とプランジャスリーブとの間に容器が存在することか
ら、溶湯のプランジャスリーブへの直接接触を避けるこ
とができ、プランジャスリーブの溶損を防止することが
できる。
項4記載のダイカスト鋳造装置によれば、後退位置にあ
る収縮変形可能な容器内に溶湯を充填し、プランジャチ
ップとともに該容器を進動させて該容器を収縮変形させ
ることにより、該容器内に充填された溶湯をキャビティ
内に射出することができる。このため、プランジャスリ
ーブ内のガスだけを先にキャビティ内に送り込み、その
後溶湯をキャビティ内に射出することができるので、射
出時にプランジャスリーブ内のガスが溶湯に巻き込まれ
ることを効果的に防止することが可能となる。また、溶
湯とプランジャスリーブとの間に容器が存在することか
ら、溶湯のプランジャスリーブへの直接接触を避けるこ
とができ、プランジャスリーブの溶損を防止することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の射出成形方法の実
施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。 (第1の実施形態)図1〜図4に示す本実施形態は、請
求項1記載のダイカスト鋳造法及び請求項2記載のダイ
カスト鋳造装置をアルミニウム合金鋳造に適用したもの
である。
施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。 (第1の実施形態)図1〜図4に示す本実施形態は、請
求項1記載のダイカスト鋳造法及び請求項2記載のダイ
カスト鋳造装置をアルミニウム合金鋳造に適用したもの
である。
【0014】まず、本実施形態に係るダイカスト鋳造装
置の構成について説明する。このダイカスト鋳造装置
は、固定プレート1に装着された固定金型1aと、可動
プレート2に装着されて固定金型1aに対し遠近方向に
進退することにより型締め、型開きされる可動金型2a
とを備えている。型締めされた固定金型1a及び可動金
型2a間には、キャビティ3が形成されている。固定プ
レート1及び固定金型1aのスリーブ孔には、注湯口4
aを有するセラミックス製もしくは金属製のプランジャ
スリーブ4が挿入、保持されており、プランジャスリー
ブ4内とキャビテイ3とは固定金型1a及び可動金型2
aに設けられたランナ5及びその上部のゲート6を介し
て連通されている。また、プランジャスリーブ4の内部
には、射出シリンダ7のロッド8に連結されたセラミッ
クス製もしくは金属製のプランジャチップ9が進退動自
在に嵌挿されている。
置の構成について説明する。このダイカスト鋳造装置
は、固定プレート1に装着された固定金型1aと、可動
プレート2に装着されて固定金型1aに対し遠近方向に
進退することにより型締め、型開きされる可動金型2a
とを備えている。型締めされた固定金型1a及び可動金
型2a間には、キャビティ3が形成されている。固定プ
レート1及び固定金型1aのスリーブ孔には、注湯口4
aを有するセラミックス製もしくは金属製のプランジャ
スリーブ4が挿入、保持されており、プランジャスリー
ブ4内とキャビテイ3とは固定金型1a及び可動金型2
aに設けられたランナ5及びその上部のゲート6を介し
て連通されている。また、プランジャスリーブ4の内部
には、射出シリンダ7のロッド8に連結されたセラミッ
クス製もしくは金属製のプランジャチップ9が進退動自
在に嵌挿されている。
【0015】そして、固定プレート1から突出するプラ
ンジャスリーブ4の外周面には、固定プレート1の近傍
に電磁誘導コイル装置10が配設されている。この電磁
誘導コイル装置10は、図4に示すように、プランジャ
スリーブ4の外周面にその長辺が軸方向と平行となるよ
うに放射状に突設された長方形状の多数の金属製放射板
11と、プランジャスリーブ4の外周面で各放射板11
内及び各放射板間に巻かれた複数の誘導コイル12とを
備えており、誘導コイル12には図示しない電流供給源
から所定の電流が供給される。なお、誘導コイル12へ
の供給電流や電流の向き、及び誘導コイル12の巻き数
等は、誘導コイル12への電流供給の結果、フレミング
の左手の法則に従って発生する電磁力により、プランジ
ャスリーブ4内に供給された溶湯がプランジャチップ9
側に十分に移動して偏在しうるように適宜設定される。
例えば、周波数:10Hz程度、巻き数:20程度とす
ることができる。
ンジャスリーブ4の外周面には、固定プレート1の近傍
に電磁誘導コイル装置10が配設されている。この電磁
誘導コイル装置10は、図4に示すように、プランジャ
スリーブ4の外周面にその長辺が軸方向と平行となるよ
うに放射状に突設された長方形状の多数の金属製放射板
11と、プランジャスリーブ4の外周面で各放射板11
内及び各放射板間に巻かれた複数の誘導コイル12とを
備えており、誘導コイル12には図示しない電流供給源
から所定の電流が供給される。なお、誘導コイル12へ
の供給電流や電流の向き、及び誘導コイル12の巻き数
等は、誘導コイル12への電流供給の結果、フレミング
の左手の法則に従って発生する電磁力により、プランジ
ャスリーブ4内に供給された溶湯がプランジャチップ9
側に十分に移動して偏在しうるように適宜設定される。
例えば、周波数:10Hz程度、巻き数:20程度とす
ることができる。
【0016】上記構成を有するダイカスト鋳造装置で
は、図1に示すように、射出シリンダ7の作動によりプ
ランジャチップ9を注湯口4aより後退させておき、こ
の状態でラドル13から溶湯14を注湯口4aを介して
プランジャスリーブ4内に供給する。なお、溶湯14の
供給量は特に限定されないが、スリーブ充填率が通常の
30〜70%程度となる供給量とすることができる。そ
して、射出シリンダ7の作動によりプランジャチップ9
を少し前進させ、プランジャチップ9で注湯口4aを塞
ぐ。この状態で電磁誘導コイル装置10の電磁誘導コイ
ル12に所定の電流を供給し、電磁誘導コイル12によ
る電磁力を発生させれば、図2に示すように、プランジ
ャスリーブ4内の溶湯14は該電磁力によりプランジャ
チップ9側に移動して偏在する。その結果、プランジャ
スリーブ4内のキャビティ3側においては空気等のガス
のみが存在し、一方プランジャスリーブ4内のプランジ
ャチップ9側においては、溶湯14の断面占有率(溶湯
14の断面積をプランジャスリーブ4の断面積で除して
100を乗じたもの)が100%に近い状態となる。そ
して、図3に示すように、射出シリンダ7の作動により
プランジャチップ9を前進させれば、まず先にプランジ
ャスリーブ4内に存在する空気等のガスだけをランナ5
及びゲート6を介してキャビティ3内に送り込み、その
後上記断面占有率が100%に近い状態を保持したまま
溶湯14をキャビティ3内に射出することができる。し
たがって、射出時にプランジャスリーブ4内のガスが溶
湯14に巻き込まれることを効果的に防止することがで
き、ガス欠陥の少ない高品質の鋳造製品を得ることが可
能となる。
は、図1に示すように、射出シリンダ7の作動によりプ
ランジャチップ9を注湯口4aより後退させておき、こ
の状態でラドル13から溶湯14を注湯口4aを介して
プランジャスリーブ4内に供給する。なお、溶湯14の
供給量は特に限定されないが、スリーブ充填率が通常の
30〜70%程度となる供給量とすることができる。そ
して、射出シリンダ7の作動によりプランジャチップ9
を少し前進させ、プランジャチップ9で注湯口4aを塞
ぐ。この状態で電磁誘導コイル装置10の電磁誘導コイ
ル12に所定の電流を供給し、電磁誘導コイル12によ
る電磁力を発生させれば、図2に示すように、プランジ
ャスリーブ4内の溶湯14は該電磁力によりプランジャ
チップ9側に移動して偏在する。その結果、プランジャ
スリーブ4内のキャビティ3側においては空気等のガス
のみが存在し、一方プランジャスリーブ4内のプランジ
ャチップ9側においては、溶湯14の断面占有率(溶湯
14の断面積をプランジャスリーブ4の断面積で除して
100を乗じたもの)が100%に近い状態となる。そ
して、図3に示すように、射出シリンダ7の作動により
プランジャチップ9を前進させれば、まず先にプランジ
ャスリーブ4内に存在する空気等のガスだけをランナ5
及びゲート6を介してキャビティ3内に送り込み、その
後上記断面占有率が100%に近い状態を保持したまま
溶湯14をキャビティ3内に射出することができる。し
たがって、射出時にプランジャスリーブ4内のガスが溶
湯14に巻き込まれることを効果的に防止することがで
き、ガス欠陥の少ない高品質の鋳造製品を得ることが可
能となる。
【0017】また、本実施形態は、プランジャスリーブ
4の外周面に電磁誘導コイル装置10を配設するという
簡単な構造であるため、既存のダイカストマシンに容易
に適用することができる。さらに、プランジャスリーブ
等を2つ設けた前記従来装置では、溶湯かみつき等によ
り作動不能となるおそれがあったが、本実施形態に係る
ダイカスト鋳造装置は単一のプランジャスリーブ4を用
いているのでそのようなおそれもない。
4の外周面に電磁誘導コイル装置10を配設するという
簡単な構造であるため、既存のダイカストマシンに容易
に適用することができる。さらに、プランジャスリーブ
等を2つ設けた前記従来装置では、溶湯かみつき等によ
り作動不能となるおそれがあったが、本実施形態に係る
ダイカスト鋳造装置は単一のプランジャスリーブ4を用
いているのでそのようなおそれもない。
【0018】(第2の実施形態)図5〜図7に示す本実
施形態は、上記電磁誘導コイル装置10の代わりに溶湯
パック20を用いること以外は、上記第1の実施形態と
基本的に同様の構成である。すなわち、本実施形態に係
るダイカスト鋳造装置は、プランジャスリーブ4内に、
収縮変形可能な容器としての溶湯パック20が進退動可
能に収容されている。この溶湯パック20は純アルミ製
のもので、図7に示すように、軸方向後部を若干残して
一部が切り取られて上方開口部21aが形成された円筒
部材21と、円筒部材21の両端を閉塞する一対の円板
22、22とから構成されている。なお、円筒部材21
及び各円板22、22の直径はプランジャスリーブ4の
内径と略同一とされている。
施形態は、上記電磁誘導コイル装置10の代わりに溶湯
パック20を用いること以外は、上記第1の実施形態と
基本的に同様の構成である。すなわち、本実施形態に係
るダイカスト鋳造装置は、プランジャスリーブ4内に、
収縮変形可能な容器としての溶湯パック20が進退動可
能に収容されている。この溶湯パック20は純アルミ製
のもので、図7に示すように、軸方向後部を若干残して
一部が切り取られて上方開口部21aが形成された円筒
部材21と、円筒部材21の両端を閉塞する一対の円板
22、22とから構成されている。なお、円筒部材21
及び各円板22、22の直径はプランジャスリーブ4の
内径と略同一とされている。
【0019】この円筒部材21及び一対の円板22、2
2の肉厚は特に限定されるものではないが、0.1〜
0.5mm程度とすることができる。なお、本実施形態
では、筒部材21及び一対の円板22、22の肉厚はい
ずれも0.3mmとした。また、溶湯パック20の材質
としては、上記純アルミ製の他、収縮変形可能で、用い
る溶湯温度より融点の高いものを用いることができる。
さらに溶湯パック20の形状や大きさも特に限定される
ものではないが、前記溶湯14の断面占有率をなるべく
大きくする観点から、プランジャスリーブ4の内周面と
ほぼ同一の形状及び大きさとすることが好ましい。
2の肉厚は特に限定されるものではないが、0.1〜
0.5mm程度とすることができる。なお、本実施形態
では、筒部材21及び一対の円板22、22の肉厚はい
ずれも0.3mmとした。また、溶湯パック20の材質
としては、上記純アルミ製の他、収縮変形可能で、用い
る溶湯温度より融点の高いものを用いることができる。
さらに溶湯パック20の形状や大きさも特に限定される
ものではないが、前記溶湯14の断面占有率をなるべく
大きくする観点から、プランジャスリーブ4の内周面と
ほぼ同一の形状及び大きさとすることが好ましい。
【0020】なお、本実施形態では、鋳造後の溶湯パッ
ク20は方案とともに取り出されるため、1回の鋳造毎
に溶湯パック20をプランジャスリーブ4内にセットす
る必要がある。この溶湯パック20のセットは、プラン
ジャスリーブ4からプランジャチップ9を抜き取り、ラ
ンナ5から遠い側のプランジャスリーブ4の端部開口4
bから溶湯パック20を挿入して所定位置に配置し、そ
の後プランジャチップ9をプランジャスリーブ4の端部
開口4bから再び挿入することにより行うことができ
る。
ク20は方案とともに取り出されるため、1回の鋳造毎
に溶湯パック20をプランジャスリーブ4内にセットす
る必要がある。この溶湯パック20のセットは、プラン
ジャスリーブ4からプランジャチップ9を抜き取り、ラ
ンナ5から遠い側のプランジャスリーブ4の端部開口4
bから溶湯パック20を挿入して所定位置に配置し、そ
の後プランジャチップ9をプランジャスリーブ4の端部
開口4bから再び挿入することにより行うことができ
る。
【0021】上記構成を有するダイカスト鋳造装置で
は、図5に示すように、溶湯パック20の上方開口部2
1aの一端側(ランナ5から遠い側)がプランジャスリ
ーブ4の注湯口4aの下方に位置するように配置し、か
つ、プランジャチップ9が溶湯パック20の後方に位置
させた状態で、ラドル13から溶湯14を注湯口4aを
介して溶湯パック20内に供給する。このとき、前記断
面占有率がほぼ100%になるように溶湯14を溶湯パ
ック20に充填する。そして、射出シリンダ7の作動に
よりプランジャチップ9とともに溶湯パック20を前進
させ、図6に示すように、溶湯パック20を可動金型2
aの端面とプランジャチップ9とで挟圧して溶湯パック
20を収縮変形させることにより、溶湯パック20に充
填された溶湯14をキャビティ3に射出することができ
る。
は、図5に示すように、溶湯パック20の上方開口部2
1aの一端側(ランナ5から遠い側)がプランジャスリ
ーブ4の注湯口4aの下方に位置するように配置し、か
つ、プランジャチップ9が溶湯パック20の後方に位置
させた状態で、ラドル13から溶湯14を注湯口4aを
介して溶湯パック20内に供給する。このとき、前記断
面占有率がほぼ100%になるように溶湯14を溶湯パ
ック20に充填する。そして、射出シリンダ7の作動に
よりプランジャチップ9とともに溶湯パック20を前進
させ、図6に示すように、溶湯パック20を可動金型2
aの端面とプランジャチップ9とで挟圧して溶湯パック
20を収縮変形させることにより、溶湯パック20に充
填された溶湯14をキャビティ3に射出することができ
る。
【0022】したがって、本実施形態によっても、上記
第1の実施形態と同様、まず先にプランジャスリーブ4
内に存在する空気等のガスだけをランナ5及びゲート6
を介してキャビティ3内に送り込み、その後前記断面占
有率が100%に近い状態を保持したまま溶湯14をキ
ャビティ3内に射出することができる。したがって、射
出時にプランジャスリーブ4内のガスが溶湯14に巻き
込まれることを効果的に防止することができ、ガス欠陥
の少ない高品質の鋳造製品を得ることが可能となる。
第1の実施形態と同様、まず先にプランジャスリーブ4
内に存在する空気等のガスだけをランナ5及びゲート6
を介してキャビティ3内に送り込み、その後前記断面占
有率が100%に近い状態を保持したまま溶湯14をキ
ャビティ3内に射出することができる。したがって、射
出時にプランジャスリーブ4内のガスが溶湯14に巻き
込まれることを効果的に防止することができ、ガス欠陥
の少ない高品質の鋳造製品を得ることが可能となる。
【0023】また、本実施形態は、溶湯パック20を用
いるのみで、その他の電気的な設備が不要であるため、
極めて容易、かつ、低コストで鋳造品のガス欠陥発生を
防止することができる。さらに、溶湯パック20は1回
の鋳造毎にセットし直すので、溶湯パック20とプラン
ジャスリーブ4との間で溶湯14がかみつくおそれも少
ない。
いるのみで、その他の電気的な設備が不要であるため、
極めて容易、かつ、低コストで鋳造品のガス欠陥発生を
防止することができる。さらに、溶湯パック20は1回
の鋳造毎にセットし直すので、溶湯パック20とプラン
ジャスリーブ4との間で溶湯14がかみつくおそれも少
ない。
【0024】なお、上記第1の実施形態及び第2の実施
形態において、ランナ5に近い部分のプランジャスリー
ブ4をスプルブッシュで置換してもよい。また、上記第
1の実施形態及び第2の実施形態では、アルミニウム合
金鋳造に本発明を適用する例について説明したが、鋳鉄
やその他の金属の鋳造に本発明を適用しうることは勿論
である。
形態において、ランナ5に近い部分のプランジャスリー
ブ4をスプルブッシュで置換してもよい。また、上記第
1の実施形態及び第2の実施形態では、アルミニウム合
金鋳造に本発明を適用する例について説明したが、鋳鉄
やその他の金属の鋳造に本発明を適用しうることは勿論
である。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るダイ
カスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置によれば、プラン
ジャスリーブの外周面に電磁誘導コイルを配設したり、
あるいはプランジャスリーブ内に収縮変形可能な容器を
進退動可能に収容したりするという簡単な構造により、
プランジャスリーブ内に供給される溶湯をプランジャチ
ップ側に偏在せしめた状態でキャビティ内に射出するこ
とができる。したがって、空気等のガスが溶湯に巻き込
むことを効果的に防止することができ、ガス欠陥の少な
い高品質の鋳造製品を得ることが可能となる。
カスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置によれば、プラン
ジャスリーブの外周面に電磁誘導コイルを配設したり、
あるいはプランジャスリーブ内に収縮変形可能な容器を
進退動可能に収容したりするという簡単な構造により、
プランジャスリーブ内に供給される溶湯をプランジャチ
ップ側に偏在せしめた状態でキャビティ内に射出するこ
とができる。したがって、空気等のガスが溶湯に巻き込
むことを効果的に防止することができ、ガス欠陥の少な
い高品質の鋳造製品を得ることが可能となる。
【図1】第1の実施形態に係るダイカスト鋳造装置の断
面図であり、注湯時の状態を説明する図である。
面図であり、注湯時の状態を説明する図である。
【図2】第1の実施形態に係るダイカスト鋳造装置の断
面図であり、プランジャスリーブに供給された溶湯をプ
ランジャチップ側に偏在せしめた状態を説明する図であ
る。
面図であり、プランジャスリーブに供給された溶湯をプ
ランジャチップ側に偏在せしめた状態を説明する図であ
る。
【図3】第1の実施形態に係るダイカスト鋳造装置の断
面図であり、射出後の状態を説明する図である。
面図であり、射出後の状態を説明する図である。
【図4】第1の実施形態に係るダイカスト鋳造装置の電
磁誘導コイル装置10の構成を説明する一部断面斜視図
である。
磁誘導コイル装置10の構成を説明する一部断面斜視図
である。
【図5】第2の実施形態に係るダイカスト鋳造装置の断
面図であり、注湯時の状態を説明する図である。
面図であり、注湯時の状態を説明する図である。
【図6】第2の実施形態に係るダイカスト鋳造装置の断
面図であり、射出後の状態を説明する図である。
面図であり、射出後の状態を説明する図である。
【図7】第1の実施形態に係るダイカスト鋳造装置の溶
湯パック(容器)を形状を模式的に示す斜視図である。
湯パック(容器)を形状を模式的に示す斜視図である。
【図8】従来のダイカスト鋳造装置の断面図であり、注
湯時の状態を説明する図である。
湯時の状態を説明する図である。
【図9】従来のダイカスト鋳造装置の断面図であり、キ
ャビティ内に溶湯を射出する直前の状態を説明する図で
ある。
ャビティ内に溶湯を射出する直前の状態を説明する図で
ある。
図中、1aは固定金型、2aは可動金型、3はキャビテ
ィ、4はプランジャスリーブ、4aは注湯口、7は射出
シリンダ、9はプランジャチップ、10は電磁誘導コイ
ル装置、12は誘導コイル、14は溶湯、20は収縮変
形可能な容器としての溶湯パックである。
ィ、4はプランジャスリーブ、4aは注湯口、7は射出
シリンダ、9はプランジャチップ、10は電磁誘導コイ
ル装置、12は誘導コイル、14は溶湯、20は収縮変
形可能な容器としての溶湯パックである。
Claims (4)
- 【請求項1】鋳型のキャビティに通じるプランジャスリ
ーブ内に進退動自在に収容されたプランジャチップを後
退させた状態で該プランジャスリーブ内に溶湯を供給
し、後退位置にある該プランジャチップを進動させるこ
とにより、該プランジャスリーブ内に供給された該溶湯
を該キャビティ内に射出するダイカスト鋳造法におい
て、 前記プランジャスリーブ内に供給された溶湯を電磁誘導
コイルの電磁力により前記プランジャチップ側に偏在さ
せた状態で該プランジャチップを進動させることによ
り、前記溶湯を前記キャビティ内に射出することを特徴
とするダイカスト鋳造法。 - 【請求項2】鋳型のキャビティに通じ、溶湯が供給され
るプランジャスリーブと、該プランジャスリーブ内に進
退動自在に摺動し、該プランジャスリーブ内に供給され
た該溶湯を該キャビティ内に射出するプランジャチップ
とを具備するダイカスト鋳造装置において、 前記プランジャスリーブの外周には電磁誘導コイルが配
設されていることを特徴とするダイカスト鋳造装置。 - 【請求項3】鋳型のキャビティに通じるプランジャスリ
ーブ内に進退動自在に収容されたプランジャチップを後
退させた状態で該プランジャスリーブ内に溶湯を供給
し、後退位置にある該プランジャチップを進動させるこ
とにより、該プランジャスリーブ内に供給された該溶湯
を該キャビティ内に射出するダイカスト鋳造法におい
て、 前記プランジャスリーブ内に進退動自在に収容され、後
退位置にある収縮変形可能な容器内に前記溶湯を充填
し、前記プランジャチップの作動により該プランジャチ
ップとともに該容器を進動させて該溶湯が充填された容
器を収縮変形させることにより、該容器内に充填された
溶湯を前記キャビティ内に射出することを特徴とするダ
イカスト鋳造法。 - 【請求項4】鋳型のキャビティに通じ、溶湯が供給され
るプランジャスリーブと、該プランジャスリーブ内に進
退動自在に摺動し、該プランジャスリーブ内に供給され
た該溶湯を該キャビティ内に射出するプランジャチップ
とを具備するダイカスト鋳造装置において、 前記プランジャスリーブ内には、収縮変形可能な容器が
進退動自在に収容されていることを特徴とするダイカス
ト鋳造装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319042A JPH09155533A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | ダイカスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置 |
KR1019960062403A KR100211756B1 (ko) | 1995-12-07 | 1996-12-06 | 다이캐스트주조법 및 다이캐스트주조장치 |
US08/761,825 US5718280A (en) | 1995-12-07 | 1996-12-06 | Die casting process and die casting apparatus |
DE69617174T DE69617174T2 (de) | 1995-12-07 | 1996-12-06 | Verfahren und Vorrichtung zum Druckgiessen |
EP96119632A EP0778099B1 (en) | 1995-12-07 | 1996-12-06 | Die casting process and die casting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319042A JPH09155533A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | ダイカスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09155533A true JPH09155533A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18105871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7319042A Pending JPH09155533A (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | ダイカスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5718280A (ja) |
EP (1) | EP0778099B1 (ja) |
JP (1) | JPH09155533A (ja) |
KR (1) | KR100211756B1 (ja) |
DE (1) | DE69617174T2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004502568A (ja) * | 2000-07-07 | 2004-01-29 | インジェニーア ヴァルター ヘンクスト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 材料を溶解および搬送するための装置および方法 |
KR100662034B1 (ko) * | 2006-07-06 | 2006-12-27 | 주식회사 퓨쳐캐스트 | 반응고/반용융 저온 챔버 다이캐스팅용 금형 및 이를이용한 다이캐스팅 장치 |
JP2015062952A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-04-09 | クルーシブル インテレクチュアル プロパティ エルエルシーCrucible Intellectual Property Llc | 溶融合金閉じ込めのための不均等な間隔の誘導コイル |
US9346099B2 (en) | 2012-10-15 | 2016-05-24 | Crucible Intellectual Property, Llc | Unevenly spaced induction coil for molten alloy containment |
US9873151B2 (en) | 2014-09-26 | 2018-01-23 | Crucible Intellectual Property, Llc | Horizontal skull melt shot sleeve |
CN117600438A (zh) * | 2024-01-23 | 2024-02-27 | 宁波力劲科技有限公司 | 一种快速压铸方法及装置 |
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---|---|---|---|---|
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DE10244246B3 (de) * | 2002-09-24 | 2004-02-26 | Müller Weingarten AG | Verfahren und Vorrichtung zur Gießmetallzuführung bei einer Druckgießmaschine |
US6994146B2 (en) * | 2002-11-12 | 2006-02-07 | Shaupoh Wang | Electromagnetic die casting |
DE10328654A1 (de) * | 2003-06-26 | 2005-01-13 | Volkswagen Ag | Gießverfahren für metallische Bauteile |
ATE403508T1 (de) * | 2003-10-29 | 2008-08-15 | Csir | Verarbeitung von metalllegierungen in einem halbfesten zustand |
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CN105081264A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-25 | 无锡贺邦金属制品有限公司 | 一种卧式压铸机的压铸工艺 |
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SU791449A1 (ru) * | 1979-02-21 | 1980-12-30 | Предприятие П/Я Р-6930 | Способ лить под давлением |
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JPH07178528A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-18 | Hitachi Metals Ltd | 加圧成形方法および加圧成形機 |
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-
1995
- 1995-12-07 JP JP7319042A patent/JPH09155533A/ja active Pending
-
1996
- 1996-12-06 DE DE69617174T patent/DE69617174T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-06 US US08/761,825 patent/US5718280A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-06 EP EP96119632A patent/EP0778099B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-06 KR KR1019960062403A patent/KR100211756B1/ko not_active IP Right Cessation
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---|---|
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US5718280A (en) | 1998-02-17 |
EP0778099B1 (en) | 2001-11-21 |
KR100211756B1 (ko) | 1999-08-02 |
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EP0778099A3 (en) | 1998-12-02 |
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