JP3371798B2 - 鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

鋳造方法及び鋳造装置

Info

Publication number
JP3371798B2
JP3371798B2 JP10581298A JP10581298A JP3371798B2 JP 3371798 B2 JP3371798 B2 JP 3371798B2 JP 10581298 A JP10581298 A JP 10581298A JP 10581298 A JP10581298 A JP 10581298A JP 3371798 B2 JP3371798 B2 JP 3371798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide core
temperature
cavity
casting
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10581298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11285803A (ja
Inventor
英幸 鈴木
昭徳 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10581298A priority Critical patent/JP3371798B2/ja
Publication of JPH11285803A publication Critical patent/JPH11285803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371798B2 publication Critical patent/JP3371798B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,例えばダイカスト等の鋳造方法
及び鋳造装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年,ダイカスト部品等の鋳造品は,後加
工における切削加工数等を低減させるため,より最終形
状に近いニアネットシェイプ化が求められている。一
方,鋳造品には,一般的に,製品の離型あるいは製品か
らの中子の離脱を容易にするために,予め抜き勾配を考
慮した形状にしてある。
【0003】例えば円柱状の中空部を製品内部に設ける
場合には,中子の抜き方向に向かって外径が徐々に大き
くなるように中子の形状を設けてあるのが通常である。
このような場合に上記ニアネットシェイプ化を実現する
ためには,上記抜き勾配をできるだけ小さくする必要が
ある。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,中空部を有す
る鋳造品を製造するに当たり,その中空部(上記中子の
鋳抜き部分)の抜き勾配を小さくした場合には,製品か
ら中子を離脱する際の離型力が大幅に増大してしまう。
また,この離型力の増大にも起因して,離型時において
製品が金型に焼き付いてしまう場合もある。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,離型力の増大を防止し,中空部を有する
鋳造品のニアネットシェイプ化を図ることができる鋳造
方法及び鋳造装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,キャビティを形
成する一対の金型と,上記キャビティ内に進入又は該キ
ャビティから退出するよう進退可能に配設されたスライ
ド中子とを有する鋳造装置を用いて,中空部を有する鋳
造品を鋳造する方法において,上記スライド中子を上記
キャビティ内に進入させた状態で該キャビティ内に溶湯
を充填し,次いで,上記スライド中子の周囲における上
記溶湯が凝固した後に,かつ,上記溶湯が全体的に凝固
完了して離型可能となる前に,上記金型又は上記スライ
ド中子の温度がピークを迎えた後,予め設定しておいた
設定温度に到達した時点において,上記スライド中子を
上記キャビティから退出させることを特徴とする鋳造方
法にある。
【0007】本発明において最も注目すべきことは,上
記スライド中子のキャビティからの退出を従来より早め
て,スライド中子の周囲における上記溶湯が凝固した後
に,かつ,上記一対の金型の型開き時期よりも前に,ス
ライド中子を上記キャビティから退出させることであ
る。
【0008】上記スライド中子の周囲における溶湯の凝
固時とは,少なくとも,スライド中子とこれに対面する
金型との間に形成されたキャビティ部分に位置する溶湯
が凝固した時を意味するまた,上記金型の型開き時期
とは,溶湯が全体的に凝固完了して鋳造品となりこれを
離型可能な時期をいう。
【0009】次に,本発明の作用及び効果につき説明す
る。本発明の鋳造方法においては,上記のごとく,スラ
イド中子の退出を上記特定の時期に行う。即ち,従来の
ように型開きと同時に行うのではなく,上記スライド中
子の周囲における溶湯の凝固後において型開き前に積極
的に早めて行う。そのため,スライド中子の退出時にお
いては,キャビティ内の鋳造品によりスライド中子を拘
束する力を従来よりも弱めることができる。
【0010】この理由は,スライド中子の退出時期を早
めることにより,鋳造品の温度が比較的高い状態でスラ
イド中子の退出作業を実施することができ,これによ
り,鋳造品の凝固収縮力により生ずるスライド中子の拘
束力が従来よりも緩和されるからであると考えられる。
【0011】また,スライド中子の鋳造品による拘束力
が低下することにより,その離型力を大幅に低減させる
ことができる。そして,この離型力の低減効果は,スラ
イド中子の形状を予め抜き勾配の小さい形状にした場合
にも有効に発揮される。また,この離型力の低減効果に
よってスライド中子の抜き勾配を小さくしてた場合の焼
き付きの問題をも解消することができる。それ故,鋳造
品の中空部(鋳抜き部)の形状をニアネットシェイプ化
することができる。
【0012】したがって,本発明によれば,離型力の増
大を防止し,中空部を有する鋳造品のニアネットシェイ
プ化を図ることができる鋳造方法を提供することができ
る。
【0013】次に上記スライド中子の退出は,上記金
型又は上記スライド中子の温度が予め設定しておいた設
定温度に到達した時点において行うこの場合には,上
記スライド中子の退出時期を鋳造後の金型等の温度変化
により決定するので,例えば環境温度の変化等にもあま
り左右されず,上記スライド中子の退出時期を容易に適
正化することができる。ここで,上記設定温度は,例え
ば,予め実験を繰り返すことにより上記スライド中子の
退出時期の最適時期を求め,そのときの上記金型又はス
ライド中子の温度を測定することにより決定することが
できる。
【0014】また上記スライド中子の退出は,上記キ
ャビティ内に上記溶湯を充填した後の経過時間が予め設
定しておいた設定時間に到達した時点において行うこと
もできる。この場合には,スライド中子の退出時期の決
定を容易かつ確実に行うことができる。ここで,上記設
定時間は,例えば,予め実験を繰り返すことにより上記
スライド中子の退出時期の最適時期を求め,そのときの
上記溶湯充填からの経過時間を測定することにより決定
することができる。
【0015】次に,上記の優れた鋳造方法を実施するた
めの装置としては,次の発明がある。即ち,請求項2
発明のように,キャビティを形成する一対の金型と,上
記キャビティ内に進入又は該キャビティから退出するよ
う進退可能に配設されたスライド中子とを有する鋳造装
置であって,該鋳造装置には,上記スライド中子を進退
させる駆動部を設けてあると共に,上記金型又は上記ス
ライド中子の温度を測定するための温度センサと,上記
駆動部にスライド中子の退出時期を指示する制御部とを
設けてあり,該制御部は予め設定した設定温度と上記温
度センサから送られる実測温度とを比較して該実測温度
ピークを迎えた後,上記設定温度に到達した時点にお
いて,上記溶湯が全体的に凝固完了して離型可能となる
前に,上記スライド中子の退出指示を発するよう構成し
てあることを特徴とする鋳造装置がある。
【0016】本発明の鋳造装置を用いれば,上述した金
型又はスライド中子の温度に基づいたスライド中子の退
出制御を容易かつ確実に行うことができる。それ故,上
述のごとく,スライド中子の離型力を大幅に低減させる
ことができ,ニアネットシェイプ化された鋳造品を容易
に得ることができる。
【0017】またキャビティを形成する一対の金型
と,上記キャビティ内に進入又は該キャビティから退出
するよう進退可能に配設されたスライド中子とを有する
鋳造装置であって,該鋳造装置には,上記スライド中子
を進退させる駆動部を設けてあると共に,上記キャビテ
ィ内に上記溶湯を充填した後の経過時間を検出するタイ
マーと,上記駆動部にスライド中子の退出時期を指示す
る制御部とを設けてあり,該制御部は,予め設定した設
定時間に上記タイマーが検出する経過時間が到達した時
点において上記スライド中子の退出指示を発するよう構
成してあることを特徴とする鋳造装置もある。
【0018】この場合には,溶湯充填後の経過時間に基
づいたスライド中子の退出制御を容易かつ確実に行うこ
とができる。それ故,この鋳造装置を用いても,上述の
ごとくスライド中子の離型力を大幅に低減させることが
でき,ニアネットシェイプ化された鋳造品を容易に得る
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる鋳造方法及び鋳造装置につ
き,図1〜図4を用いて説明する。本例は,図2に示す
ごとく,円柱形状を有すると共にその一端側に円柱状の
中空部(鋳抜き部)80を設けたダイカスト品8を鋳造
する例である。まず,本例の鋳造装置1は,図1に示す
ごとく,キャビティ2を形成する一対の金型11,12
と,上記キャビティ2内に進入又は該キャビティ2から
退出するよう進退可能に配設されたスライド中子3とを
有する鋳造装置である。
【0020】鋳造装置1には,スライド中子3を進退さ
せる駆動部30を設けてあると共に,金型11,12又
はスライド中子2の温度を測定するための温度センサ4
と,上記駆動部30にスライド中子3の退出時期を指示
する制御部5とを設けてある。該制御部5は予め設定し
た設定温度T0 と上記温度センサから送られる実測温度
1 とを比較して該実測温度T1 が上記設定温度T0
到達した時点において上記スライド中子3の退出指示を
発するよう構成してある。
【0021】上記一対の金型11,12は,図1に示す
ごとく,射出シリンダ15及び射出プランジャ16を設
けたダイカスト用の金型であり,上記射出シリンダ15
内に導かれた溶湯88が射出プランジャ16により湯口
17を介してキャビティ2内に加圧充填されるよう構成
されている。
【0022】また,図1に示すごとく,上記金型12に
設けた温度センサ4は,熱電対により構成してあると共
に,スライド中子3に対面する部分に埋め込み配置して
ある。そして,温度センサ4は,制御部5に電気的に接
続してあり,刻々と金型12の温度を検出し,この検出
値を制御部5に送るよう構成してある。
【0023】また,図1に示すごとく,上記スライド中
子3は,金型11,12の上方に設けた駆動部30から
下方に向けて延設してあると共に,駆動部30の作用に
より上下方向に進退するよう設けてある。また,上記駆
動部30は,上記制御部5に電気的に接続してあり,制
御部5の指示に基づいてスライド中子3の前進及び後退
をさせるよう構成してある。なお,本例におけるスライ
ド中子3の駆動部30は,油圧ポンプ(図示略)に接続
された油圧シリンダにより構成してある。
【0024】次に,上記鋳造装置1を用いてダイカスト
品8を製造するに当たっては,図1に示すごとく,ま
ず,スライド中子3をキャビティ2内に進入させた状態
で該キャビティ内に溶湯88を充填する。次いで,スラ
イド中子3の周囲(図1のA部)における溶湯88が凝
固した後に,かつ,一対の金型11,12の型開き時期
よりも前に,スライド中子3をキャビティ2から退出さ
せる。
【0025】なお,上記設定温度T0 は,予め上記鋳造
作業を繰り返し行った結果を基に設定したものであっ
て,金型12の実測温度T1 がT0 になった際には,ス
ライド中子3の周囲における溶湯88(図1のA部)が
凝固していることを確認してある。
【0026】上記一連の鋳造作業をさらに具体的に図3
及び図4を用いて説明する。図3は,金型11,12の
型締めから型開きまでの一連の鋳造作業を時系列に示す
フロー図である。図4は,横軸に時間を,縦軸に温度を
とって,上記温度センサ4により実測した金型12の実
測温度T1 の推移を示す説明図である。なお,説明の都
合上,図3のステップ番号(S1〜S8)に対応する時
間を,図4において同じ番号を用いて示した。
【0027】図3に示すごとく,まず,ステップS1に
おいて金型11,12を型締めしてキャビティ2を形成
すると共にキャビティ2内にスライド中子3を進入させ
る。次いで,ステップS2においてキャビティ2内に溶
湯を充填する。これにより,図4に示すごとく,時間S
1〜S2にかけて冷却過程にあった金型12の実測温度
1 は,溶湯充填(S2)を機会に急激に温度上昇す
る。
【0028】次いで,ステップS3,S4において上記
実測温度T1 がピークを迎えたか否かを判断する。即
ち,溶湯充填後に昇温した実測温度T1 が冷却を開始す
るか否かを監視する。次いで,ステップS4において実
測温度T1 のピークが確認された後は,ステップS5,
S6において実測温度T1 が設定温度に到達したか否か
を判断する。
【0029】そして,ステップS4において実測温度T
1 が設定温度T0 に到達したことを確認した後,ステッ
プS7においてスライド中子3の退出を実施する。その
後,ステップS8において,金型11,12の型開きを
行い,一連の鋳造作業の1サイクルが完了する。
【0030】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例の鋳造方法においては,上記のごとく,スライド中子
3の退出を,上記金型12の実測温度T1 が設定温度T
0 になった時点において行う。この退出時期は,図4に
も示すごとく,金型11,12の型開き時期よりも早い
時期であり,かつ,上記設定温度T0 は上記型開き時の
温度よりも高い温度に設定してある。
【0031】一方,上記設定温度T0 は,上記のごと
く,実験的に求めたものであって,スライド中子3の周
囲における溶湯が凝固した温度である。そして,金型1
2の実測温度T1 が設定温度T0 に達した際には,スラ
イド中子3を退出させてもキャビティ2内の溶湯88の
凝固形状を崩すことはない。また,実測温度T1 が設定
温度T0 になった時点においては,キャビティ2内の凝
固した溶湯(鋳造品)88の温度が型開き時よりも高
く,その凝固収縮があまり進行していない。
【0032】そのため,上記スライド中子3の退出時に
おいては,キャビティ2内の鋳造品によりスライド中子
3を拘束する力を従来よりも弱めることができる。それ
故,スライド中子3を上記のタイミングにおいて退出さ
せる際には,その離型力を従来よりも大幅に低減させる
ことができる。そして,この離型力の低減効果は,スラ
イド中子3の形状を予め抜き勾配の小さい形状にした場
合にも有効に発揮され,従来のような焼き付きの問題を
発生させることなく中空部(鋳抜き部)80のニアネッ
トシェイプ化を図ることができる。
【0033】参考例 本例は,実施形態例1におけるスライド中子3の退出タ
イミングの決定を,キャビティ2内に溶湯88を充填し
た後の経過時間によって行うよう変更した例である
【0034】本例の鋳造装置は,実施形態例1における
鋳造装置1に,新たにキャビティ2内に上記溶湯を充填
した後の経過時間を検出するタイマーを追加し,上記制
御部5によって,予め設定した設定時間t0 に上記タイ
マーが検出する経過時間が到達した時点において上記ス
ライド中子の退出指示を発するよう構成したものであ
る。
【0035】次に,上記鋳造装置を用いて実際にダイカ
スト品8を製造する手順につき,図5,図6を用いて説
明する。図5は,金型11,12の型締めから型開きま
での一連の鋳造作業を時系列に示すフロー図である。図
6は,横軸に時間を,縦軸に温度をとって,上記温度セ
ンサ4により実測した金型12の実測温度T1 の推移を
示すと共に,上記設定時間t0 を示した説明図である。
なお,説明の都合上,図5のステップ番号(P1〜P
6)に対応する時間を,図6において同じ番号を用いて
示した。
【0036】図5に示すごとく,まず,ステップP1に
おいて金型11,12を型締めしてキャビティ2を形成
すると共にキャビティ2内にスライド中子3を進入させ
る。次いで,ステップP2においてキャビティ2内に溶
湯を充填する。これにより,図6に示すごとく,時間P
1〜P2にかけて冷却過程にあった金型12の実測温度
1 は,溶湯充填(P2)を機会に急激に温度上昇す
る。
【0037】次いで,ステップP3,P4において上記
溶湯充填後の経過時間(カウント時間)が上記設定時間
0 に到達したか否かを判断する。次いで,ステップP
4においてカウント時間が設定時間t0 に達したことが
確認された時点で,ステップP5においてスライド中子
3の退出を実施する。その後,ステップP6において,
金型11,12の型開きを行い,一連の鋳造作業の1サ
イクルが完了する。
【0038】このように,本例においては,スライド中
子3の退出タイミングを上記経過時間によって判断す
る。それ故,スライド中子3の退出を上記のごとく非常
に簡単な制御で確実に実施することができる。また,本
例における設定時間t0 は,金型12の実測温度T1
実施形態例1における設定温度T0 となるように,実験
的に求めてある。そのため,本例の方法によっても,実
施形態例1と同様の優れた鋳造を実施することができ
る。その他は実施形態例1と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,鋳造装置の構造を示す
説明図。
【図2】実施形態例1における,鋳造品の斜視図。
【図3】実施形態例1における,鋳造作業の流れを示す
フロー図。
【図4】実施形態例1における,金型温度の変化を示す
説明図。
【図5】参考例における,鋳造作業の流れを示すフロー
図。
【図6】参考例における,金型温度の変化と設定時間と
の関係を示す説明図。
【符号の説明】
1...鋳造装置,11,12...金型,2...キ
ャビティ,3...スライド中子,4...温度セン
サ,5...制御部,8...鋳造品,80...中空
部(鋳抜き部),88...溶湯,
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−108246(JP,A) 特開 昭57−139462(JP,A) 特開 平6−320247(JP,A) 特開 平8−25016(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/22 B22D 17/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティを形成する一対の金型と,上
    記キャビティ内に進入又は該キャビティから退出するよ
    う進退可能に配設されたスライド中子とを有する鋳造装
    置を用いて,中空部を有する鋳造品を鋳造する方法にお
    いて, 上記スライド中子を上記キャビティ内に進入させた状態
    で該キャビティ内に溶湯を充填し,次いで,上記スライ
    ド中子の周囲における上記溶湯が凝固した後に,かつ,
    上記溶湯が全体的に凝固完了して離型可能となる前に,
    上記金型又は上記スライド中子の温度がピークを迎えた
    後,予め設定しておいた設定温度に到達した時点におい
    て,上記スライド中子を上記キャビティから退出させる
    ことを特徴とする鋳造方法。
  2. 【請求項2】 キャビティを形成する一対の金型と,上
    記キャビティ内に進入又は該キャビティから退出するよ
    う進退可能に配設されたスライド中子とを有する鋳造装
    置であって, 該鋳造装置には,上記スライド中子を進退させる駆動部
    を設けてあると共に,上記金型又は上記スライド中子の
    温度を測定するための温度センサと,上記駆動部にスラ
    イド中子の退出時期を指示する制御部とを設けてあり, 該制御部は予め設定した設定温度と上記温度センサから
    送られる実測温度とを比較して該実測温度がピークを迎
    えた後,上記設定温度に到達した時点において,上記溶
    湯が全体的に凝固完了して離型可能となる前に,上記ス
    ライド中子の退出指示を発するよう構成してあることを
    特徴とする鋳造装置。
JP10581298A 1998-03-31 1998-03-31 鋳造方法及び鋳造装置 Expired - Fee Related JP3371798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10581298A JP3371798B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 鋳造方法及び鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10581298A JP3371798B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 鋳造方法及び鋳造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11285803A JPH11285803A (ja) 1999-10-19
JP3371798B2 true JP3371798B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=14417516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10581298A Expired - Fee Related JP3371798B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 鋳造方法及び鋳造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371798B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100897514B1 (ko) * 2007-06-15 2009-05-15 한주금속(주) 유,공압용 실린더 튜브 주조장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11285803A (ja) 1999-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0760723B1 (en) Methods of closing the inlet of a green-sand mould after non-gravity casting with a non-ferrous alloy in a mould-string plant
JPH09103859A (ja) 合金製品の製造方法及び装置
US4779665A (en) Die casting apparatus and process comprising in-die plunger densification to form a bore through a product casting
JPH09155533A (ja) ダイカスト鋳造法及びダイカスト鋳造装置
JP3371798B2 (ja) 鋳造方法及び鋳造装置
CN110548854B (zh) 一种金属制品的锻造控制方法
US20030196775A1 (en) Semi-solid molding apparatus and method
JP4066557B2 (ja) 鋳造方法
JP3371580B2 (ja) 局部加圧鋳造方法及びその装置
JP3280909B2 (ja) 金属原料の射出成形用金型装置
JPH03264148A (ja) 誘導電動機ロータのダイカスト金型装置
JP2003245763A (ja) コア兼用アキュラッドシリンダを有する鋳造用金型
JPS63220965A (ja) 横型締竪鋳込型ダイカスト方法およびその装置
JPH0747170Y2 (ja) 金型鋳造装置
JPH11197812A (ja) ダイカスト鋳造における射出方法
JPH0847222A (ja) かご型回転子の製造方法及び装置
JPS56142047A (en) Method and device for molding of formed body
JPH04143058A (ja) 射出成形装置
JPH024760Y2 (ja)
JP2629312B2 (ja) 高圧鋳造機におけるノロ濾し材の装着方法
JPS60247452A (ja) 金型への溶湯鋳込方法
JPH0740031A (ja) 溶湯鍛造方法およびダイカストマシン
JPH09253823A (ja) 溶融金属の圧力鋳造法
JP2593110B2 (ja) 金型射出成形装置における型締力射出力解除方法および装置
JPH08281409A (ja) 金型用ガス抜き装置および金型用ガス抜き装置を用いた鋳造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees