JPH0747170Y2 - 金型鋳造装置 - Google Patents

金型鋳造装置

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JPH0747170Y2
JPH0747170Y2 JP14613189U JP14613189U JPH0747170Y2 JP H0747170 Y2 JPH0747170 Y2 JP H0747170Y2 JP 14613189 U JP14613189 U JP 14613189U JP 14613189 U JP14613189 U JP 14613189U JP H0747170 Y2 JPH0747170 Y2 JP H0747170Y2
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molten metal
cavity
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squeeze
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋳造品の厚肉部分等で生じがちな湯廻り不良
による鋳造欠陥の発生を防止するために、鋳造時に金型
のキャビティ内に充填された溶湯をスクイズピンによっ
て押圧する金型鋳造装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば特公昭57−21414号公報に開示されている
ように、金型のキャビティ内に溶湯を射出することによ
り鋳造を行う金型鋳造装置が知られている。
この種の金型鋳造装置では、キャビティ内に厚肉成形部
を設けた場合、溶湯をキャビティ内に射出する際、上記
の厚肉成形部に溶湯が充分に回らず、溶湯の凝固収縮に
より鋳造品に鋳造欠陥としてのいわゆる巣が生じがちで
ある。そこで、従来の金型鋳造装置では、キャビティ内
への溶湯の充填時に、キャビティ内の溶湯を押圧するこ
とで、巣の発生を回避している。
上記の金型鋳造装置は、第3図に示すように、可動ダイ
40に溶湯を押圧するスクイズ装置37が設けられ、図示し
ないピストンにより固定ダイ38の注湯路39からキャビテ
ィ35内へ溶湯が射出される際、ピストンブッシュ36の近
傍に配設されたリミットスイッチ33がこの溶湯の射出を
検出する。次に、タイマー34で、キャビティ35内に射出
された溶湯がキャビティ35内に充填される迄の予測時間
を計時した後、スクイズ装置37の油圧シリンダ32により
スクイズピン31を進出方向へ駆動させ、このスクイズピ
ン31によりキャビティ35内に充填された直後の溶湯を押
圧している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の構成では、溶湯を押圧するスクイ
ズピン31の作動タイミングをタイマー34により設定して
いるが、キャビティ35内に溶湯を射出してからキャビテ
ィ35内に溶湯が充填される迄の時間は、溶湯の成分等の
諸条件によりまちまちである。従って、タイマー34によ
り計時される時間と、実際にキャビティ35内への溶湯の
充填に要する時間とに差が生じる。このため、キャビテ
ィ35内に溶湯が充填される前にスクイズピン31がキャビ
ティ35内に進出する、あるいはキャビティ35内に溶湯が
充填されたかなり後にスクイズピン31がキャビティ35内
に進出するといった事態が生じ、前者の場合には、スク
イズピン31がキャビティ35内の溶湯を押圧する力が不足
する一方、後者の場合には、キャビティ35内の溶湯が既
に凝固してしまい、スクイズピン31がキャビティ35内の
溶湯を充分に押圧することができないといった問題点を
有している。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る金型鋳造装置は、上記の課題を解決するた
めに、金型のキャビティ内に溶湯が充填されたときに、
スクイズピン駆動手段によりスクイズピンがキャビティ
内に突入される金型鋳造装置において、以下の手段を講
じている。
即ち、金型のキャビティ内と連通する通路に進退可能に
設けられ、金型のキャビティ内に溶湯が充填されたとき
に、溶湯の圧力によって退行する進退部材と、進退部材
の退行を検出する退行検出手段と、進退検出手段により
進退部材の退行が検出されたときに、スクイズピンが進
出方向へ駆動されるように、スクイズピン駆動手段を制
御する制御手段とを備えている。
〔作用〕
上記の構成によれば、キャビティ内に溶湯が充填される
と、溶湯の圧力により進退部材が退行し、これを退行検
出手段が検出することにより、制御手段がスクイズピン
駆動手段をスクイズピンの進出方向へ駆動させるように
制御する。これにより、キャビティ内に溶湯が充填され
た直後に、スクイズピンがキャビティ内の溶湯を確実に
押圧することが可能となり、キャビティ内の厚肉成形部
にも溶湯が充分に廻り、また溶湯の凝固収縮による巣の
発生を確実に回避することができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図および第2図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
金型鋳造装置は、第2図に示すように、固定ダイ21、鋳
造品の取り出しに応じてB1−B2方向に移動可能な可動ダ
イ22、エジェクタボックス23、図示しないシリンダによ
りB1−B2方向に駆動されるエジェクタプレート24、この
エジェクタプレート24に取り付けられた2本のエジェク
タピン28・28、および溶湯を押圧するスクイズ装置25を
備えている。
上記の固定ダイ21と可動ダイ22との間には、これら両ダ
イ21・22が閉じられたときに、キャビティ27が形成され
るようになっている。固定ダイ21には、固定ダイ21と可
動ダイ22とによって形成されるキャビティ27内へ溶湯を
導くための注湯路12aが形成され、この注湯路21aにはピ
ストンブッシュ26が配されている。
スクイズ装置25は、可動ダイ22に設けられ、第1図
(a)(b)(c)に示すように、前部に、ほぼ円筒状
の進退部材であるブッシュ2を有している。このブッシ
ュ2はキャビティ27内と連通する通路に、A1−A2方向へ
進退可能に設けられている。ブッシュ2の後部は前部の
円筒部2aよりも径の大きい拡径部2bとなっており、第1
図(a)に示すように、この拡径部2bが可動ダイ22の係
止面27aと当接したスクイズ装置25の待機時には、ブッ
シュ2の前端面がキャビティ27の内面に沿うようになっ
ている。
ブッシュ2の後方には後述の油圧シリンダ9によって進
退駆動される円筒部材4が設けられ、ブッシュ2の後端
面に形成された環状凹部2cと円筒部材4の前端面に形成
された環状凹部4aとの間にスプリング3が係着されてい
る。このスプリング3の弾性力は、キャビティ27内に溶
湯が充填されたとき、溶湯の圧力によってブッシュ2が
退行される値に設定されている。ブッシュ2はスプリン
グ3に押されることにより、第1図(a)に示す待機位
置に配されている。
ブッシュ2内には、丸棒状のスクイズピン1がA1−A2
向へ進退体可能に設けられている。スクイズピン1の前
端部は、第1図(a)に示すように、スクイズ装置25の
待機時に、予めキャビティ27内に若干突入するように配
されている。スクイズピン1の後端部は、円筒部材4内
に配され、スペーサ5を介して止めネジ6により円筒部
材4に固定されている。円筒部材4の後端部にはジョイ
ント7により、スクイズピン駆動手段としての油圧シリ
ンダ9のロッド部8と接続されている。油圧シリンダ9
はロッド部8をA1−A2方向へ進退動作させるようになっ
ている。
さらに、上記ブッシュ2の後方には、ブラケット11に固
持された退行検出手段としてのブッシュ退行検出用リミ
ットスイッチ12と、A2方向へのブッシュ2の退行動作を
制限するブッシュ退行制限用部材13とが配設されてい
る。上記のブッシュ退行検出用リミットスイッチ12は、
ブッシュ2の後端面がブッシュ退行制限用部材13と当接
したときにON状態となる。
上記のブッシュ退行検出用リミットスイッチ12は、図示
しない制御手段と接続され、この制御手段は、ブッシュ
退行検出用リミットスイッチ12がONとなったときに、油
圧シリンダ9を制御して、スクイズピン1をA1方向に進
出移動させるようになっている。
また、上記円筒部材4の後端部にはリミッタ14が設置さ
れ、上記油圧シリンダ9の上部には円筒部材作動検出用
リミットスイッチ15が設置されている。これら、リミッ
タ14および円筒部材作動検出用リミットスイッチ15は、
第1図(a)(b)に示すようなスクイズ装置の待機時
には、互いに当接した状態にあり、一方、第1図(c)
に示すようなスクイズ装置の作動時は、当接を解除し
て、円筒部材作動検出用リミットスイッチ15が円筒部材
4のA1方向への進出動作を検出するようになっている。
上記の構成においては、本金型鋳造装置により鋳造を行
う際には、先ず、固定ダイ21に可動ダイ22を嵌合させた
状態とする。このときに、スクイズ装置25は、第1図
(a)に示す待機状態となっている。
次に、キャビティ27内に溶湯が射出され、注湯完了の状
態になると、第1図(b)に示すように、溶湯の圧力に
よってスクイズ装置25のブッシュ2がA2方向へ退行し、
ブッシュ退行検出用リミットスイッチ12と当接する。
これにより、ブッシュ退行検出用リミットスイッチ12が
ONすると、図示しない制御手段は、油圧シリンダ9を制
御して、ロッド部8をA1方向へ駆動させる。これによ
り、スクイズピン1がA1方向へ進出移動すると共に、ブ
ッシュ2がスプリング3を介して円筒部材4に連動して
A1方向へ進出移動し、第1図(c)に示すようなスクイ
ズ完了の状態となる。
また、これと同時に、リミッタ14と円筒部材作動検出用
リミットスイッチ15との当接が解除され、円筒部材作動
検出用リミットスイッチ15が円筒部材4のA1方向への進
出動作を検出する。
このようにしてキャビティ27内で溶湯が凝固収縮するこ
とにより成形された鋳造品は、第2図に示す可動ダイ2
2、エジェクタボックス23、およびエジェクタプレート2
4がB2方向に移動された後、図示しないシリンダにより
エジェクタプレート24、およびエジェクタピン28・28が
B1方向に駆動されて鋳造品をエジェクタピン28・28が押
し出すことにより、取り出される。
〔考案の効果〕
本考案に係る鋳造装置のスクイズ装置は、以上のよう
に、金型のキャビティ内と連通する通路に進退可能に設
けられ、金型のキャビティ内に溶湯が充填されたとき
に、溶湯の圧力によって退行する進退部材と、進退部材
の退行を検出する退行検出手段と、進退検出手段により
進退部材の退行が検出されたときに、スクイズピンが進
出方向へ駆動されるように、スクイズピン駆動手段を制
御する制御手段とを備えている構成である。
これにより、キャビティに溶湯が充填した直後のスクイ
ズピンによる溶湯の押圧が確実となり、鋳造品における
巣の発生を確実に防止することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)および第2図は本考案の一実施例
を示すものである。 第1図(a)は注湯前のスクイズ装置を示す縦断面図で
ある。 同図(b)は注湯完了のスクイズ装置に示す縦断面図で
ある。 同図(c)は作動時のスクイズ装置を示す縦断面図であ
る。 第2図は金型鋳造装置の縦断面図である。 第3図は従来例を示す金型鋳造装置の縦断面図である。 1はスクイズピン、2はブッシュ(進退部材)、3はス
プリング、9は油圧シリンダ(スクイズピン駆動手
段)、12はブッシュ退行検出用リミットスイッチ(退行
検出手段)、13はブッシュ退行制限用部材、25はスクイ
ズ装置、27はキャビティである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型のキャビティ内に溶湯が充填されたと
    きに、スクイズピン駆動手段によりスクイズピンがキャ
    ビティ内に突入される金型鋳造装置において、 金型のキャビティ内と連通する通路に進退可能に設けら
    れ、金型のキャビティ内に溶湯が充填されたときに、溶
    湯の圧力によって退行する進退部材と、 進退部材の退行を検出する退行検出手段と、 進退検出手段により進退部材の退行が検出されたとき
    に、スクイズピンが進出方向へ駆動されるように、スク
    イズピン駆動手段を制御する制御手段とを備えているこ
    とを特徴とする金型鋳造装置。
JP14613189U 1989-12-15 1989-12-15 金型鋳造装置 Expired - Lifetime JPH0747170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14613189U JPH0747170Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 金型鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14613189U JPH0747170Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 金型鋳造装置

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Publication Number Publication Date
JPH0385155U JPH0385155U (ja) 1991-08-28
JPH0747170Y2 true JPH0747170Y2 (ja) 1995-11-01

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ID=31692737

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JP14613189U Expired - Lifetime JPH0747170Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 金型鋳造装置

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JP5704112B2 (ja) * 2012-04-24 2015-04-22 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト装置
JP7133004B2 (ja) * 2020-12-25 2022-09-07 芝浦機械株式会社 成形機用金型及び成形機
JP2023066640A (ja) * 2021-10-29 2023-05-16 芝浦機械株式会社 局部加圧装置、成形機及び成形方法

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JPH0385155U (ja) 1991-08-28

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