JPS62255109A - 射出成形機の成形品突き出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は射出成形機の成形品突き出し装置に係り、詳し
くは簡単な構造で成形品の自動落下を達成するようにし
た成形品突き出し装置の改良に関する。

［従来の技術］ 図面第３図は既に知られている射出成形機の要部のみを
略示した断面図である。金型は固定型板１と可動型板２
との結合によってキャビティを構成し、溶融樹脂は図示
しない射出シリンダによりスプルーを介してキャビティ
内に注入され、固化した樹脂成形品３は型開き後突きだ
し装置によって離型され収容される。例示した成形品３
は椀形状をなし、中央付近にはさらに円筒状のコアー成
形部３ａを備えており、図は可動型板２が後退して琴開
きが行われ、図示しないエジェクターロッドによって押
動されたニジエフタフプレート４が前進し、協働するエ
ジェクターピン５．６を介して成形品３が可動型板２か
ら離型された状態を示している。

この図からも理解できるように、エジェクターピン５に
はコアー５ａが一体的に形成されているため、この状態
では未だコアー成形部３ａの離型が行われておらず、ま
た、かりにコアー成形部３ａを有しない成形品３であっ
ても、落下途中でエジェクターピン６上に乗っかる結果
、成形品３を自動落下させることが困難である。従って
上記成形品３の自動落下を達成するために、図示のよう
なストリッププレート７を配設してこれを矢印方向へ押
動し、成形品３を取り出すようにした装置や、図示しな
い多段突き出し機構等を採用することも知られている。

なお、図中８は固定型板１の固定取付板、９は可動型板
２の可動取付板、１゜はスペーサブロックである。

「発明が解決しようとする問題点１ ところが上述のストリッププレートを用いた装置では、
油圧若しくは空圧の流体圧駆動機構が必要となり、また
多段突き出し機構は機構の複雑化ばかりでなく、成形機
の種別によってはその採用すら不可能な場合もある。

本発明は筒中な構造で成形品の完全自動落下を達成する
ことを解決すべき技術課題とするものである。

［問題を解決するための手段］ 本発明は上記課題解決のため、エジェクタープレートに
固着された少なくとも１個のエジェクターピンと、成形
品の外端縁に当接し該エジェクターピンの進出と連動す
る少なくとも１個の副エジェクターピンとからなり、該
副エジェクターピンは上記エジェクターピンの退入時、
ばねの付勢力によってその退動が一時的に拘束されるよ
うにした構成を採用している。

上記副エジェクターピンの〜形態は、エジェクタープレ
ート内に進退可能に挿嵌され、封装されたばねにより進
出方向に付勢されているものであり、上記副エジェクタ
ーピンの他の形態は、可動型板内に１１返可能に挿嵌さ
れ、封装されたばねにより進出方向に付勢されているも
のである。

［作用］ ＝　　４　− 従って型開き後、エジェクターロッドの押動によりエジ
ェクタープレートとともにエジェクターピンが進出した
場合、副エジェクターピンはエジェクタープレートと連
動若しくはばねの付勢力により独立して進出し、エジェ
クターピンと協働して成形品を可動型板から離型させる
。そしてエジェクターピンとともにエジェクタープレー
トがばね等の早戻し機構によって退入する際、副エジェ
クターピンはエジェクタープレートに封装されたばねの
伸長により、該エジェクタープレートとの間に相対移動
を生じて、又は可動型板に封装されたばねの圧縮抵抗に
よってその退動が阻まれ、拘束された該副エジェクター
ピンの抵抗によって成形品を離型位置に残置せしめたま
ま、エジェクターピンのみが退入することとなるので、
成形品の外端縁に当接されている副エジェクターピンは
成形品の落下になんの障害ともならず、完全解放された
成形品は確実に落下し収容される。

なお、エジェクターピンにファーが形成されている場合
でも、上記エジェクタートンの進入特にコアー成形部の
離型が行われるものであり、また進出状態にある副エジ
ェクタービレは、型締時、Ｆ記封装されたばねの付勢力
に抗した固定」り板のパルティング面との干渉によって
退入復帰せしめられる。

［実施例］ 以下図に基づいて本発明装置の第１実施例を説明する。

第１図は本実施例の要部の拡大断面図である。

省略した部分は上記した第３図に略示した射出成形機の
構成と基本的に同一である。図中２は可動型板、４は複
合板状のエジェクタープレートであり、図示しないエジ
ェクターロッドに押動されて前進せしめられる。５は上
記エジェクタープレートに埋設固止された少なくとも１
個のエジェクターピンであり、必要一応じ図示のような
コアー５８が前端部に一体的に形成され、上記可動°型
板２には上記エジェクターピン５が挿通される盲孔２ａ
とともに、該コアー５ａの収納空所２ｂが形成されてい
る。、５０はエジェクタープレート４に形−６＝ 成されたスライド空所４　ａ内を進退動可能な少なくと
も１個の副エジェクターピンであって、」−記エジエク
タービン５と同様可動型板２の貫孔２Ｃに挿通されて、
その前端が成形品３の外端縁に当接するにう配置され、
後端には上記スライド空所４ａと隣接するばね室４ｂ内
に封装されたばね１１が当接して、絶えずそのｔ１勢力
が作用している。

なお、１２はエジェクターロッドが後退した際、エジェ
クタープレート４を素早く戻すための復帰ばねであり、
３はコアー成形部３ａを備えた成形品である。

さて、可動型板２が後退して型開きが行われ、その後エ
ジェクターロッドの押動によりエジェクタープレート４
とともにエジェクターピン５が進出すると、上記スライ
ド空所４ａの後壁面と干渉する副エジェクターピン５０
も連動して進出し、エジェクターピン５と協働して成形
品３を可動型板２から離型させる。第１図はこのときの
状態を示している。この状態からエジェクターロッドが
後退すると、エジェクタープレート４は復帰ばね１２の
付勢力によりエジェクターピン５を伴って退動すること
になるが、副エジェクターピン５０はばね１１の付勢力
による上記スライド空所４ａ内の遊動を通じて、エジェ
クタープレート４との間に相対移動を生じ、実質的にそ
の遊動が」まれることになる。従って拘束された該副エ
ジェクターピン５０の抵抗によって、成形品３を離型位
置に残置せしめたままエジェクターピン５のみが進入し
、この段階でコアー成形部３ａの離型も行われる。かく
して成形品３の外端縁に当接している副エジェクターピ
ン５０は、成形品３の落下をなんら閉害するものでなく
、エジェクターピン５の進入によって完全解放された成
形品３は確実に落下し所定容器に収容される。なお、ば
ね１１の付勢力によって進出状態を保持している副■ジ
ェクタービン５０は、型締めの際、第３図に示した固定
型板１のパーティング面Ｐとの干渉によって進入復帰せ
しめられる。

第２図は本発明装置の第２実施例であって、第１図と同
様要部のみを示した断面図である。

−８一 本実施例が第１実施例とことなる箇所は副エジェクター
ピン及びイの配設構造にあり、図中５０′は可動型板２
に形成されたスライド空所２ｄ内を進退可能な少なくど
も１個の副エジェクターピンである。該副エジェクター
ピン５０−は可動型板２の貫孔２Ｃ−に挿通されて、そ
の前端が成形品３の外端縁に当接するように配置され、
後端には」−記スライド空所２ａ内に盲蓋１３にＪ：つ
て封装されたばね１１′が当接して、絶えずその付勢力
が作用するようになされている。そして副エジェクター
ピン５０′の進出がエジェクタープレート４の前進連動
とは独立したばね１１−の伸長に伴うものであり、また
、エジェクターピン５の退入時、成形品３を離型位置に
残置せしめる該副エジェクターピン５０′の抵抗が伸長
状態を保持せんとするばね１１′の付勢力によること以
外、作用においても第１実施例と異なるところはないの
で、重複を避ける意味から詳しい説明は省略する。

なお、上述の両実施例において、エジェクターピン５の
退入時における副エジェクターピン５０゜５０′の抵抗
値は、ばね１１．１１′の付勢力の選択に加えて、可動
型板２との嵌合遊隙の謂ｗＩに基づく摺動抵抗によって
補足することもできる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明装置は１ジエクタービンと
協働して成形品を可動型板から離型させる副エジェクタ
ーピンを配設し、エジェクターピンの早戻し時に成形品
の外端縁に当接する上記副エジェクターピンの抵抗によ
り成形品を離型位置に残置せしめて、その解放落下を促
すようにしたものであるから、構造が簡単で射出成形機
の機種を選ばず採用することができ、しかも誤動作する
ことなく成形品を確実に自動落下させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の第１実施例であって要部のみを拡
大して示した断面図、第２図は同じく第２実施例の要部
のみを拡大して示した断面図、第３図は従来の射出成形
機の路体断面図である。 ２・・・可動型板　　　　　２ｂ・・・収納空所２ｄ・
・・スライド空所　　３・・・成形品３ａ・・・コアー
成形部 ４・・・ニジ１クタープレート ４ａ・・・スライド空所　　４ｂ・・・ばね室５・・・
エジェクターピン　５ａ・・・コアー１１．１１′・・
・ばね　　１２・・・復帰ばね５０．５０−・・・副エ
ジェクターピン特許出願人　　　豊田合成株式会社 代理人　　　　弁理士　大川　宏 同　　　　　弁理士　丸山明夫 第１図 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）エジェクタープレートに固着された少なくとも１
   個のエジェクターピンと、成形品の外端縁に当接し該エ
   ジェクターピンの進出と連動する少なくとも１個の副エ
   ジェクターピンとからなり、該副エジェクターピンは上
   記エジェクターピンの退入時、ばねの付勢力によってそ
   の退動が一時的に拘束されるよう構成されている射出成
   形機の成形品突き出し装置。
2. （２）上記副エジェクターピンはエジェクタープレート
   内に進退可能に挿嵌され、封装されたばねにより進出方
   向に付勢されているものである特許請求の範囲第１項記
   載の装置。
3. （３）上記副エジェクターピンは可動型板内に進退可能
   に挿嵌され、封装されたばねにより進出方向に付勢され
   ているものである特許請求の範囲第１項記載の装置。