JP2678932B2 - 射出成形方法および射出成形装置 - Google Patents

射出成形方法および射出成形装置

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JP2678932B2 JP1001914A JP191489A JP2678932B2 JP 2678932 B2 JP2678932 B2 JP 2678932B2 JP 1001914 A JP1001914 A JP 1001914A JP 191489 A JP191489 A JP 191489A JP 2678932 B2 JP2678932 B2 JP 2678932B2
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直道 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はダイカストマシンやプラスチック用射出成形
機などの射出成形装置における射出成形方法および射出
装置に関するものである。
[従来の技術] ダイカストマシンやプラスチック用射出成形機などの
射出成形装置において、型締された金型のキャビティ内
へは、溶湯または溶融樹脂が射出され、これらの溶融物
が固化することによって成形品が得られる。
このような射出動作においては、通常、充填工程にお
いては溶融物は射出スリーブから金型内に設けられたキ
ャビティへ至るゲート部と呼ばれる通路を通ってキャビ
ティ内へ充填されるが、充填途中の溶融物の冷却固化を
出来るだけ排除するため溶融物を高速でキャビティへ送
る必要があるためその途中のゲート部を狭くして高速充
填を行なっている。
[発明が解決しようとする課題] したがって、狭い通路として設けられたゲート部は充
填工程中の高速射出時には有効的な働きをしているが、
キャビティへの溶融物の充填完了後の押湯工程での昇圧
時には、キャビティ部よりもゲート部が早く冷却凝固し
てしまい充分な押湯効果が得られないという問題が発生
していた。
実機での調査によるとキャビティへの圧力伝達率は50
〜60%に低下しており、充分な押湯が行なわれず、せっ
かく高い圧力を与えているにも拘らず圧力がキャビティ
の溶融物に効率よく伝達することが出来ないという不都
合があった。
[課題を解決するための手段] 以上述べた課題を解決するため、本発明においては、
射出成形方法としては、射出成形装置の金型に設けられ
たキャビティへ溶融物を充填する充填工程ではキャビテ
ィ部へ至るゲート部をキャビティ部にくらべて狭隘に保
持し、充填完了後の押湯工程では前記ゲート部のすべて
を全体的に広くして前記溶融物を高圧に保持することと
した。
また、射出成形装置として、射出成形装置の金型内に
設けられたゲート部および射出スリーブの湯道をなすス
リーブに対向して金型内に該ゲート部のすべての溶融物
通過面積を拡縮しうる可動ブロックを設け、かつ、該可
動ブロックの移動方向に付勢する弾性手段を配設した。
[作用] 本発明の射出成形方法では、充填工程ではキャビティ
部へ至るゲート部を狭くして行なうので高速射出が行な
われ、充填完了後にはゲート部のすべてを広くして押湯
を行なうので射出シリンダによる溶融物に対する高圧保
持が充分効果的に行なわれる。
また、本発明の射出成形装置では、金型内にゲート部
および射出スリーブの湯道をなすスリーブに対向してゲ
ート部のすべての溶融物通過面積を拡縮しうる可動ブロ
ックを設けてあり、充填工程時には比較的低圧であるた
め弾性手段により可動ブロックはゲート部の通過断面積
を小さく保持され、押湯工程時には高圧のためゲート部
を狭く保持していた可動ブロックの弾性手段がゲート部
のすべてを拡げる方向に変位して、充填工程の高速射出
と押湯時の効果的な圧力伝達を達成出来る。
[実施例] 第1図〜第4図は本発明に係る射出成形方法および射
出成形装置を説明するために示す図であって、第1図は
ダイカストマシンの概略構成図、第2図は充填工程およ
び押湯工程におけるゲートすきま量と時間および鋳込圧
力と時間との関係線図を示し、第2図(a)はゲートす
きま量−時間関係線図、第2図(b)は鋳込圧力−時間
関係線図、第3図は鋳込圧力とゲートひらき増加量との
関係線図を示す。第2図(a),(b)は同一時間にお
ける挙動を示す。第4図は可動ブロック動作説明図で、
第4図(a)は充填工程時、第4図(b)は押湯工程時
を示す。
図において、ダイカストマシンは固定盤1に装着され
た固定金型1aと、可動盤2に装着されて固定金型1aに対
し遠近方向へ進退することにより型締,型開される可動
金型2aとを備えており、型締された両金型1a,2aの分割
面3の両側には、キャビティ4が形成されている。固定
盤1のスリーブ孔には、注湯口5aを有する射出スリーブ
5が挿入されており、その内孔とキャビティ4とは金型
1a,2aに設けたスリーブ5bとゲート6とを介して連通さ
れている。
そして、このゲート部6および射出スリーブ5の湯道
をなすスリーブ5bに対向して可動金型内に可動ブロック
20がゲート部のすべての溶融物通過面積を拡縮できるよ
うに台座ブロック23より突出したガイド21に嵌装されて
進退自在に設けられている。また、台座ブロック23と可
動ブロック背面との間には所要のばね定数を持った圧縮
コイルばね22が装填されており、圧縮コイルばね22は可
動ブロックをゲート部方向に付勢している。そして、可
動ブロック20の進退方向のストロークはガイド21の突出
長さおよび可動ブロック20に穿設された空洞の長さによ
って設定し得る。
一方、7は射出スリーブ5と同心状に配設された射出
シリンダであって、その油圧で進退するピストンロッド
8には射出プランジャ9がカップリング10を介して連結
されており、この射出プランジャ9の頭部であるプラン
ジャチップ11は、射出スリーブ5の内孔に進退自在に嵌
合されている。このように構成されていることにより、
第1図図示の状態において、注湯口5aから射出スリーブ
5内へ溶湯13を供給して射出シリンダ7の油圧でピスト
ンロッド8を前進させると、プランジャチップ11が射出
スリーブ5内とスリーブ5b内とで前進し、溶湯12が押出
されてゲート6を介しキャビティ4内へ射出される(充
填工程)。キャビティ4内へ溶湯12が充填され終った
ら、さらに押し続ける射出シリンダ7の作用による押出
力によってキャビティ4内の溶湯はさらに押されて押湯
作用を受け、キャビティ4内の溶湯はより緻密になって
充填が完了する(押湯工程)。その後、溶湯の固化,冷
却を持ち、型開して固化した鋳造品をキャビティ4から
取出す(製品取出工程)。
以上述べた一連の射出動作における本発明の機能およ
び作用について説明する。
第2図(b)に示すように、充填工程(T0〜T1間)で
は押湯工程(T1〜T4)に比べて鋳込圧力が低圧であり、
通常は押湯工程の最大圧力Pmaxの半分以下である。した
がって、例えば、圧縮コイルばね22として鋳込圧力Pmax
/2で圧縮しはじめるようなばね定数のものを採用すると
き、充填工程では圧縮コイルばね22は圧縮変位しないの
で、第4図(a)に示すようにゲートは最小しきまのS1
で保持されてキャビティへ溶融物が充填されるので高速
充填の射出が実施される。
ところが、充填完了して押湯工程に入り鋳込圧力がPm
ax/2に達すると(第2図のT2点)圧縮コイルばね22は圧
縮変位しはじめ鋳込圧力がPmaxに達したときゲートのす
きま量S2は最大となり、第4図(b)に示した状態とな
る。そして、この最大のすきま量S2を保持されたまま射
出シリンダで押湯動作を継続されるので冷却固化しつつ
あるキャビティ内の溶融物への圧力伝達は良好に達成さ
れる。第3図は鋳込圧力とゲートひらき増加量との関係
を示しており、最適ゲートひらき増加量LはS2−S1であ
る。
なお、射出シリンダ7のピストンロッド8にはこれと
同時に進退動するレバー8aが固設され、これに取付けら
れたストライカ8bによって充填完了後押湯工程に入って
高圧で前進する位置信号を発するリミットスイッチ10が
作動される。
[発明の効果] 本発明の方法においては、充填工程では狭いゲート状
態で充填し、充填工程後の押湯工程では広いゲート状態
で圧力伝達が行なわれるので、高速射出と良好な圧力伝
達が同時に達成されるので良好な製品が得られる。
また、本発明の装置では、充填工程時は狭いゲート状
態を保持し、高圧の押湯工程時にはその圧力により圧縮
変位する圧縮コイルばねの作用により広いゲート状態が
何ら外部からの信号なしに自動的に保持できるのでゲー
ト部の凝固が遅くなり、その結果、高速射出と押湯時の
良好な圧力伝達によりガスホールなどの欠陥のない高品
質の製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係る射出成形方法および射出
成形装置を説明するために示す図であって、第1図はダ
イカストマシンの概略構成図、第2図は充填工程および
押湯工程におけるゲートすきま量と時間および鋳込圧力
と時間との関係線図を示し、第2図(a)はゲートすき
ま量−時間関係線図、第2図(b)は鋳込圧力−時間関
係線図、第3図は鋳込圧力とゲートひらき増加量との関
係線図を示す。第4図は可動ブロック動作説明図で、第
4図(a)は充填工程時、第4図(b)は押湯工程時を
示す。 1……固定盤、1a……固定金型、 2……可動盤、2a……可動金型、 4……キャビティ、5……射出スリーブ、 6……ゲート、7……射出シリンダ、 9……射出プランジャ、 10……リミットスイッチ、 20……可動ブロック、21……ガイド、 22……圧縮コイルばね、 23……台座ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 工成 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社宇部機械製作所内 審査官 後藤 政博 (56)参考文献 特開 昭62−259651(JP,A) 実開 昭61−9172(JP,U) 実開 昭62−101653(JP,U) 特公 昭58−56669(JP,B2) 特公 昭52−27105(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出成形装置の金型に設けられたキャビテ
    ィへ溶融物を充填する充填工程ではキャビティ部へ至る
    ゲート部をキャビティ部にくらべて狭隘に保持し、充填
    完了後の押湯工程では前記ゲート部のすべてを全体的に
    広くして前記溶融物を高圧に保持することを特徴とする
    射出成形方法。
  2. 【請求項2】射出成形装置の金型内に設けられたゲート
    部および射出スリーブの湯道をなすスリーブに対向して
    金型内に該ゲート部のすべての溶融物通過面積を拡縮し
    うる可動ブロックを設け、かつ、該可動ブロックの移動
    方向に付勢する弾性手段を配設したことを特徴とする射
    出成形装置。
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