JPH05104201A - 鋳造型の中子 - Google Patents
鋳造型の中子Info
- Publication number
- JPH05104201A JPH05104201A JP3292433A JP29243391A JPH05104201A JP H05104201 A JPH05104201 A JP H05104201A JP 3292433 A JP3292433 A JP 3292433A JP 29243391 A JP29243391 A JP 29243391A JP H05104201 A JPH05104201 A JP H05104201A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- linear expansion
- mold
- expansion coefficient
- molded product
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 離型剤を塗布することなく簡単な構造で焼き
付きのない成形品の離型を行う。 [構成] 成形型1,2で構成するキャビティ5内に中
子3を挿入する。中子3を内側部材31,外側部材32
の2部材とし、内側部材31を線膨張係数の小さな金属
素材、外側部材32を線膨張係数の大きな金属素材で形
成すると共に、成形品の抜き方向と直交する方向におけ
る内側部材31の割合を抜き方向に沿って小さくする断
面形状とする。溶融金属6の冷却に伴い、線膨張係数の
相異に基づいて中子3の外面に抜き勾配を形成して離型
を行う。
付きのない成形品の離型を行う。 [構成] 成形型1,2で構成するキャビティ5内に中
子3を挿入する。中子3を内側部材31,外側部材32
の2部材とし、内側部材31を線膨張係数の小さな金属
素材、外側部材32を線膨張係数の大きな金属素材で形
成すると共に、成形品の抜き方向と直交する方向におけ
る内側部材31の割合を抜き方向に沿って小さくする断
面形状とする。溶融金属6の冷却に伴い、線膨張係数の
相異に基づいて中子3の外面に抜き勾配を形成して離型
を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属を圧力成形す
る鋳造型の中子に関する。
る鋳造型の中子に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト等の溶融金属を鋳造型内に圧
入して成形する場合、溶融金属の硬化後の離型時に種々
の問題が発生する。この内、溶融金属が型内に密着して
離型後も一部が残存する焼付きは最も大きな問題となっ
ている。しかも、かかる焼付きは中子に対して甚だしく
生じ、良好な成形ができない原因となっている。
入して成形する場合、溶融金属の硬化後の離型時に種々
の問題が発生する。この内、溶融金属が型内に密着して
離型後も一部が残存する焼付きは最も大きな問題となっ
ている。しかも、かかる焼付きは中子に対して甚だしく
生じ、良好な成形ができない原因となっている。
【0003】このような焼付きを防止するため、従来は
特開昭61−27141号公報、特開昭59−1252
40号公報、特開昭62−114764号公報に記載さ
れた方法が行われていた。この内、特開昭61−271
41号公報の方法は離型剤を型や中子に塗布して離型し
ている。また、特開昭59−125240号公報は成形
品の成形後に中子を分解除去しており、特開昭61−1
14764号公報では成形品と型との間に圧縮空気を介
在させて離型している。
特開昭61−27141号公報、特開昭59−1252
40号公報、特開昭62−114764号公報に記載さ
れた方法が行われていた。この内、特開昭61−271
41号公報の方法は離型剤を型や中子に塗布して離型し
ている。また、特開昭59−125240号公報は成形
品の成形後に中子を分解除去しており、特開昭61−1
14764号公報では成形品と型との間に圧縮空気を介
在させて離型している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開昭6
1−27141号公報の方法は成形するたびに離型剤を
塗布する必要があり、この塗布作業が面倒であると共
に、離型剤塗布の伴う作業環境の悪化および離型剤の付
着に起因する成形品の汚染を生じていた。一方、特開昭
59−125240号公報および特開昭61−1147
64号公報の方法は型構造が複雑になり、型や中子の製
造が困難となると共に、制御が複雑化し、さらには成形
品のコスト上昇をまねていた。
1−27141号公報の方法は成形するたびに離型剤を
塗布する必要があり、この塗布作業が面倒であると共
に、離型剤塗布の伴う作業環境の悪化および離型剤の付
着に起因する成形品の汚染を生じていた。一方、特開昭
59−125240号公報および特開昭61−1147
64号公報の方法は型構造が複雑になり、型や中子の製
造が困難となると共に、制御が複雑化し、さらには成形
品のコスト上昇をまねていた。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、離型剤の塗布を不要とすると共に、構造
が簡単で、焼付きのない良形な離型を行うことが可能な
鋳造型の中子を提供することを目的とする。
たものであり、離型剤の塗布を不要とすると共に、構造
が簡単で、焼付きのない良形な離型を行うことが可能な
鋳造型の中子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の鋳造型の中子は、外部を線膨張係数の大きな金
属素材により形成すると共に、内部を線膨張係数の小さ
な金属素材により形成し、成形品の抜き方向に直交する
方向における前記線膨張係数の小さな金属素材の割合を
当該抜き方向に沿って小さくしたことを特徴とするもの
である。また、本発明では、外部を線膨張係数の小さな
金属素材により形成すると共に、内部を線膨張係数の大
きな金属素材により形成し、成形品の抜き方向に直交す
る方向における前記線膨張係数の大きな金属素材の割合
を当該抜き方向に沿って大きくしたことをも特徴とす
る。
本発明の鋳造型の中子は、外部を線膨張係数の大きな金
属素材により形成すると共に、内部を線膨張係数の小さ
な金属素材により形成し、成形品の抜き方向に直交する
方向における前記線膨張係数の小さな金属素材の割合を
当該抜き方向に沿って小さくしたことを特徴とするもの
である。また、本発明では、外部を線膨張係数の小さな
金属素材により形成すると共に、内部を線膨張係数の大
きな金属素材により形成し、成形品の抜き方向に直交す
る方向における前記線膨張係数の大きな金属素材の割合
を当該抜き方向に沿って大きくしたことをも特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記いずれの構成においても、溶融金属の圧入
時に加熱された中子は、溶融金属の冷却に伴ってその構
成する金属素材の違いに基づいて成形品の抜き方向に向
かって抜き勾配が発生する。この冷却と共に発生する抜
き勾配により、離型剤を用いなくても焼付きを生じるこ
となく、製品が容易に離型する。
時に加熱された中子は、溶融金属の冷却に伴ってその構
成する金属素材の違いに基づいて成形品の抜き方向に向
かって抜き勾配が発生する。この冷却と共に発生する抜
き勾配により、離型剤を用いなくても焼付きを生じるこ
となく、製品が容易に離型する。
【0008】
【実施例1】図1ないし図3は本発明の実施例1を示
す。鋳造型は図1および図2に示すように、成形型1,
成形型2および中子3を備えて構成されている。成形型
1には溶融金属が注入される湯口4が設けられており、
成形型2には中子3が貫通している。また、成形型1お
よび成形型2の密着状態では、成形品6を形成するため
のキャビティ5が形成される。
す。鋳造型は図1および図2に示すように、成形型1,
成形型2および中子3を備えて構成されている。成形型
1には溶融金属が注入される湯口4が設けられており、
成形型2には中子3が貫通している。また、成形型1お
よび成形型2の密着状態では、成形品6を形成するため
のキャビティ5が形成される。
【0009】中子3におけるキャビティ5内への挿入部
分は図2および図3に示すように、内側部材31および
外側部材32の2部材からなり、外側部材32が内側部
材31に被せられている。そして、内側部材31は線膨
張係数の小さな金属素材により成形される一方、外側部
材31はこれよりも線膨張係数の大きな金属素材により
成形されている。
分は図2および図3に示すように、内側部材31および
外側部材32の2部材からなり、外側部材32が内側部
材31に被せられている。そして、内側部材31は線膨
張係数の小さな金属素材により成形される一方、外側部
材31はこれよりも線膨張係数の大きな金属素材により
成形されている。
【0010】本実施例において、内側部材31としてA
l2 O3 (線膨張係数7.8×10-6)、外側部材32
としてSKD11(線膨張係数12.1×10-6)が使
用されている。また、中子3のキャビティ挿入部分は成
形品を成形する成形部33となっており、この成形部3
3における成形品抜き方向に沿ってSKD11からなる
外側部材32が線型的に増加している。
l2 O3 (線膨張係数7.8×10-6)、外側部材32
としてSKD11(線膨張係数12.1×10-6)が使
用されている。また、中子3のキャビティ挿入部分は成
形品を成形する成形部33となっており、この成形部3
3における成形品抜き方向に沿ってSKD11からなる
外側部材32が線型的に増加している。
【0011】この場合、成形部33は長さ14mm,直径
10mmとなっており、成形品抜き方向と直交する方向で
のAl2 O3 とSKD11の割合は、成形部33の根元
部分でAl2 O3 が100vol%,SKD11が0v
ol%,先端部分でAl2 O3 が35vol%,SKD
11が65vol%となっている。そして、これらの中
間部分では、これらの割合が線型的に変化している。こ
のような構造の中子3は加熱時に所定の寸法となるよう
に常温における各部材31,32の寸法が設定されるも
のである。
10mmとなっており、成形品抜き方向と直交する方向で
のAl2 O3 とSKD11の割合は、成形部33の根元
部分でAl2 O3 が100vol%,SKD11が0v
ol%,先端部分でAl2 O3 が35vol%,SKD
11が65vol%となっている。そして、これらの中
間部分では、これらの割合が線型的に変化している。こ
のような構造の中子3は加熱時に所定の寸法となるよう
に常温における各部材31,32の寸法が設定されるも
のである。
【0012】上記構成において、成形型1,2の密着状
態でキャビティ5内に溶融状態の温度720℃のアルミ
ニウムを圧入し、成形する。このアルミニウムの圧入時
に中子3の外面はノーテーパ状態であるが、アルミニウ
ムの冷却に伴って、外面には成形品の抜き方向に沿うテ
ーパが形成される。
態でキャビティ5内に溶融状態の温度720℃のアルミ
ニウムを圧入し、成形する。このアルミニウムの圧入時
に中子3の外面はノーテーパ状態であるが、アルミニウ
ムの冷却に伴って、外面には成形品の抜き方向に沿うテ
ーパが形成される。
【0013】すなわち、上述した線膨張係数、寸法およ
び割合において、アルミニウムが720度℃から250
℃に冷却されると、内側部材31に対して外側部材32
が大きく収縮するため、中子3の成形部33には先端部
分に向かって片側約1°のテーパが形成される。そし
て、かかるテーパにより中子3の成形部33全体に抜き
勾配が形成され、この抜き勾配により成形品を簡単に離
型することができる。従って、このような構成では作業
環境を悪化させる離型剤を塗布しなくても、また、型構
造を複雑にしなくても焼き付きのない離型を行うことが
できる。
び割合において、アルミニウムが720度℃から250
℃に冷却されると、内側部材31に対して外側部材32
が大きく収縮するため、中子3の成形部33には先端部
分に向かって片側約1°のテーパが形成される。そし
て、かかるテーパにより中子3の成形部33全体に抜き
勾配が形成され、この抜き勾配により成形品を簡単に離
型することができる。従って、このような構成では作業
環境を悪化させる離型剤を塗布しなくても、また、型構
造を複雑にしなくても焼き付きのない離型を行うことが
できる。
【0014】
【実施例2】図4は本発明の実施例2を示し、実施例1
と同一の要素は同一の符号で対応させてある。この実施
例2における中子3の内側部材31は、SKD61(線
膨張係数12.2×10-6)により、また、外側部材3
2は内側部材31よりも線膨張係数が小さいサイアロン
(線膨張係数6.8×10-6)により形成されている。
また、外側部材32は内側部材31に対し、成形品抜き
方向に向かって線型的に減少しており、成形部33の根
元部分はSKD61が40vol%,サイアロンが60
vol%,先端部分はSKD61が95vol%,サイ
アロンが5vol%となっている。この中子3は加熱時
に所定寸法となるように常温時の寸法が設定されてい
る。
と同一の要素は同一の符号で対応させてある。この実施
例2における中子3の内側部材31は、SKD61(線
膨張係数12.2×10-6)により、また、外側部材3
2は内側部材31よりも線膨張係数が小さいサイアロン
(線膨張係数6.8×10-6)により形成されている。
また、外側部材32は内側部材31に対し、成形品抜き
方向に向かって線型的に減少しており、成形部33の根
元部分はSKD61が40vol%,サイアロンが60
vol%,先端部分はSKD61が95vol%,サイ
アロンが5vol%となっている。この中子3は加熱時
に所定寸法となるように常温時の寸法が設定されてい
る。
【0015】上記構成において、720℃の溶融アルミ
ニウムをキャビティ内に圧入し、220℃まで冷却する
と成形部33には先端部分に向かって片側約2.1°の
テーパが形成される。これにより成形部33全体には成
形品の抜き勾配が形成されるため、実施例1と同様な成
形品の離型を行うことができる。また、本実施例ではア
ルミニウムと接する外側部材32にアルミニウムと反応
しにくいアイロンを使用しているため、さらに離型性を
向上させることができる。
ニウムをキャビティ内に圧入し、220℃まで冷却する
と成形部33には先端部分に向かって片側約2.1°の
テーパが形成される。これにより成形部33全体には成
形品の抜き勾配が形成されるため、実施例1と同様な成
形品の離型を行うことができる。また、本実施例ではア
ルミニウムと接する外側部材32にアルミニウムと反応
しにくいアイロンを使用しているため、さらに離型性を
向上させることができる。
【0016】
【実施例3】図5は本発明の実施例3を示し、中子の内
側部材31がSKD61(線膨張係数12.2×1
0-6)により、外側部材32がこれよりも線膨張係数が
小さなSi3 N4 (線膨張係数7.2×10-6)により
成形されている。また、これら金属素材の割合は成形部
33の根元部分でSKD61が0vol%,Si3 N4
が100%,失端部分でSKD61が100vol%,
Si3 N4 が0vol%となっており、これらの間では
放物線的に変化する断面形状となっている。かかる中子
3は加熱時に所定寸法となるように常温時の寸法が設定
されるものである。
側部材31がSKD61(線膨張係数12.2×1
0-6)により、外側部材32がこれよりも線膨張係数が
小さなSi3 N4 (線膨張係数7.2×10-6)により
成形されている。また、これら金属素材の割合は成形部
33の根元部分でSKD61が0vol%,Si3 N4
が100%,失端部分でSKD61が100vol%,
Si3 N4 が0vol%となっており、これらの間では
放物線的に変化する断面形状となっている。かかる中子
3は加熱時に所定寸法となるように常温時の寸法が設定
されるものである。
【0017】上記構成において、溶融アルミニウムを実
施例1および2と同様に冷却すると、中子3の成形部3
3の先端部分の片側には約0.3mmのクリアランスが発
生すると共に、このクリアランスが根元部分に向かって
なだらかに変化するようになっている。従って、実施例
1,2と同様に、成形品の離型を良好に行うことができ
るが、本実施例では中子の内部形状を高精度としなくて
も、容易に離型でき、中子の製造が容易となるメリット
がある。
施例1および2と同様に冷却すると、中子3の成形部3
3の先端部分の片側には約0.3mmのクリアランスが発
生すると共に、このクリアランスが根元部分に向かって
なだらかに変化するようになっている。従って、実施例
1,2と同様に、成形品の離型を良好に行うことができ
るが、本実施例では中子の内部形状を高精度としなくて
も、容易に離型でき、中子の製造が容易となるメリット
がある。
【0018】
【実施例4】図6は本発明の実施例4を示し、中子3の
内側部材31がSiC(線膨張係数4×10-6)によ
り、外側部材32がこれよりも線膨張係数が大きなSK
D11(線膨張係数12.1×10-6)により成形され
ている。また、この中子3の成形部33は全長が30mm
となっていると共に、その外形は根元部分がφ11mm,
先端部分がφ11.5mmの径を有した円錐台形状となっ
ている。そして、成形部33の根元部分の金属素材の割
合はSKD11が5vol%,SiCが95vol%,
先端部分の割合はSKD11が95vol%,SiCが
5vol%となっており、これらの間では線型的に変化
している。なお、中子3は加熱時に所定寸法となるよう
に常温時の寸法が設定されている。
内側部材31がSiC(線膨張係数4×10-6)によ
り、外側部材32がこれよりも線膨張係数が大きなSK
D11(線膨張係数12.1×10-6)により成形され
ている。また、この中子3の成形部33は全長が30mm
となっていると共に、その外形は根元部分がφ11mm,
先端部分がφ11.5mmの径を有した円錐台形状となっ
ている。そして、成形部33の根元部分の金属素材の割
合はSKD11が5vol%,SiCが95vol%,
先端部分の割合はSKD11が95vol%,SiCが
5vol%となっており、これらの間では線型的に変化
している。なお、中子3は加熱時に所定寸法となるよう
に常温時の寸法が設定されている。
【0019】上記構成において、720℃の溶融アルミ
ニウムを、240℃まで冷却するとSKD11とSiC
の線膨張係数の差により成形品の抜き方向に向かって成
形部33にテーパが発生する。即ち、SDK11の線膨
張係数は12.10-6であり、SiCは4×10-6であ
るため、アルミニウムが240℃まで冷却されると、そ
の線膨張係数の差に基づいて成形部33には先端に向か
う片側約1.5°のテーパが発生し、成形品を容易に離
型することができる。図7は、このテーパ形状による中
子3の外形形状を示す。本実施例によれば、上記各実施
例と同様な効果を有するが、さらに多少のアンダーカッ
トであっても中子を割中子や砂中子にしなくともよく、
これによりより容易に製造することができるメリットが
ある。
ニウムを、240℃まで冷却するとSKD11とSiC
の線膨張係数の差により成形品の抜き方向に向かって成
形部33にテーパが発生する。即ち、SDK11の線膨
張係数は12.10-6であり、SiCは4×10-6であ
るため、アルミニウムが240℃まで冷却されると、そ
の線膨張係数の差に基づいて成形部33には先端に向か
う片側約1.5°のテーパが発生し、成形品を容易に離
型することができる。図7は、このテーパ形状による中
子3の外形形状を示す。本実施例によれば、上記各実施
例と同様な効果を有するが、さらに多少のアンダーカッ
トであっても中子を割中子や砂中子にしなくともよく、
これによりより容易に製造することができるメリットが
ある。
【0020】なお、本発明においては、外側部材と内側
部材との線膨張係数が異なる構造であれば良く、例えば
外側部材32をSKD11,内側部材31を中空として
も良く、外側部材32をタングステンカーバイド(W
C)などの超硬合金、内側部材31をSKD61として
も良い。
部材との線膨張係数が異なる構造であれば良く、例えば
外側部材32をSKD11,内側部材31を中空として
も良く、外側部材32をタングステンカーバイド(W
C)などの超硬合金、内側部材31をSKD61として
も良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明では離型剤を用い
ることなく、作業環境を悪化させずに、しかも特殊な型
構造としなくとも良好な成形体を成形することができ
る。
ることなく、作業環境を悪化させずに、しかも特殊な型
構造としなくとも良好な成形体を成形することができ
る。
【図1】本発明の実施例1の成形時の断面図。
【図2】本発明の実施例1の離形時の断面図。
【図3】本発明の実施例1の中子の断面図。
【図4】本発明の実施例2の中子の断面図。
【図5】本発明の実施例3の中子の断面図。
【図6】本発明の実施例4の中子の断面図
【図7】本発明の実施例4の離形時の断面図。
3 中子 31 内側部材 32 外側部材
Claims (2)
- 【請求項1】 外部を線膨張係数の大きな金属素材によ
り形成すると共に、内部を線膨張係数の小さな金属素材
により形成し、成形品の抜き方向に直交する方向におけ
る前記線膨張係数の小さな金属素材の割合を当該抜き方
向に沿って小さくしたことを特徴とする鋳造型の中子。 - 【請求項2】 外部を線膨張係数の小さな金属素材によ
り形成すると共に、内部を線膨張係数の大きな金属素材
により形成し、成形品の抜き方向に直交する方向におけ
る前記線膨張係数の大きな金属素材の割合を当該抜き方
向に沿って大きくしたことを特徴とする鋳造型の中子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292433A JPH05104201A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 鋳造型の中子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292433A JPH05104201A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 鋳造型の中子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104201A true JPH05104201A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17781731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3292433A Withdrawn JPH05104201A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 鋳造型の中子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104201A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005080025A1 (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-01 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | 金属成形機における金属素材の溶融方法 |
CN100389908C (zh) * | 2004-02-25 | 2008-05-28 | 日精树脂工业株式会社 | 在金属模塑设备中熔化金属原材料的方法 |
JP2010284681A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Olympus Corp | 鋳造用中子 |
JP2011000634A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Olympus Corp | 遠心鋳造装置および成形体の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP3292433A patent/JPH05104201A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005080025A1 (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-01 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | 金属成形機における金属素材の溶融方法 |
CN100389908C (zh) * | 2004-02-25 | 2008-05-28 | 日精树脂工业株式会社 | 在金属模塑设备中熔化金属原材料的方法 |
JP2010284681A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Olympus Corp | 鋳造用中子 |
JP2011000634A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Olympus Corp | 遠心鋳造装置および成形体の製造方法 |
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