JP2001079889A - 成形金型 - Google Patents
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Abstract
時間の短縮と曲がり等の形状変形を抑制する。 【解決手段】キャビティ10内に充填した溶融樹脂12
を冷却しているときに、キャビティ10内の圧力が第2
の入れ子6の連通孔11から導入される大気圧より低く
なり、第1の入れ子5がキャビティ10側に凹み、冷却
して固化している樹脂12にヒケを生じ、樹脂12を鏡
面駒8,9の転写面に密着させる。このヒケが生じた樹
脂12に熱伝導率が高い材料の第1の入れ子5が接触し
ているから、ヒケが生じた部分の樹脂温度を他の部分の
樹脂温度と同じように低くしてキャビティ10内の樹脂
温度分布を均一にし、成形金型1から取り出した成形品
21に温度分布の偏りがなく、収縮率の違いによる変形
が生じることを防止する。
Description
ー,プリズムなどプラスチック光学素子の成形金型に関
するものである。
学素子を高精度に成形する射出成形金型が特許第268
6122号公報や特開平6−304973号公報,特開
平11−28745号公報に開示されている。例えば図
7に示すように、光学面である鏡面22,23と非光学
面24,25を有するプラスチック光学素子の成形品2
1を成形するとき、特許第2686122号公報に示さ
れた成形金型1は、図8(a)に示すように、固定側金
型2に設けた鏡面駒8と可動側金型3に設けた鏡面駒9
の転写面で成形品21の鏡面22,23を転写する。こ
の鏡面駒8,9以外の非光学面24,25に接する成形
面の一部に多孔質部材26を配置し、溶融樹脂をキャビ
ティ内に充填した後、保圧から冷却工程中に成形品21
の非光学面24,25を多孔質部材26を介して流入す
る気体で押圧して、成形品21の鏡面22,23を成形
金型1の鏡面駒8,9の転写面に密着させるようにして
いる。また、特開平6−304973号公報に示された
成形金型1は、図8(b)に示すように、鏡面駒8,9
の転写面以外の成形面に開口する通気口27と、通気口
27に連通する連通孔28を設け、溶融樹脂をキャビテ
ィ内に充填するときに、キャビティ内の空気を連通孔2
8内に圧縮充填し、成形品21の転写面に接触する部分
と通気口27の部分とに圧力差を発生させて通気口27
の部分に選択的にヒケを発生させ、転写面に接触する鏡
面22,23の部分にヒケを発生させないようにしてい
る。特開平11−28745号公報に示された成形金型
1は、図8(c)に示すように、溶融樹脂を軟化温度未
満まで冷却するときに、鏡面駒8,9の転写面以外の成
形面に設けたキャビティ駒29を樹脂から離して、樹脂
とキャビティ駒29の間に空隙30を形成し、空隙30
に面した樹脂の部分に優先的にヒケを発生させ、転写面
に接触する鏡面22,23の部分にヒケを発生させない
ようにしている。
も、成形品の光学素子として使用する有効範囲外にヒケ
を発生させ、光学素子の成形品の鏡面を良好に転写する
とともに内部歪みを少なくして高精度な光学素子の成形
品を得ることができる。しかしながら成形中の軟化温度
以上でヒケを発生する部分の樹脂が金型から離れるた
め、その部分の熱伝達が極端に低くなり、結果的に冷却
時間が長くなるという問題がある。
成形品の鏡面を転写する転写面以外に非対称なヒケを発
生させた場合は、冷却時にヒケが生じた部分の樹脂温度
が高く、その他の部分の樹脂温度が低いために温度分布
が偏り、金型から成形品を取り出した後の収縮率の違い
により成形品が変形してしまう。この成形品の変形を防
ぐためには、取り出し時の温度を下げるなど十分に樹脂
を冷却する必要があるが、冷却時間が長くなってしま
う。
るときに、転写面以外の面に設けたキャビティ駒を樹脂
から離して、樹脂とキャビティ駒の間に空隙を形成する
場合は、キャビティ駒を樹脂から離すときにキャビティ
駒と樹脂との間の密着力が変動して成形品が変形する可
能性がある。
品質を高精度に維持するとともに冷却時間の短縮と曲が
り等の形状変形を抑制することができる成形金型を提供
することを目的とするものである。
は所定の形状を形成する転写面以外の部分に成形中の樹
脂の移動に対して追従して変形できる金型入れ子を設け
たことを特徴とする。
脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子を保持する保持
用入れ子に金型入れ子の表面と外部とを連通した連通孔
を有する。
属と樹脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子を保持す
る保持用入れ子に滑動自在に取り付けられ、金型入れ子
と接離する第3の入れ子を有し、第3の入れ子に金型入
れ子の表面と外部とを連通した連通孔を設けても良い。
通孔から加圧流体を注入することが望ましい。
管から冷却流体を注入すると良い。
脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子にあらかじめキ
ャビティ側に成形品最終形状に合わせた形状の突出した
凸面を設けても良い。
属と樹脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子を保持す
る保持用入れ子の金型入れ子との接触面にあらかじめ定
めた大きさの凹部を設けても良い。
取り出す前に機械的又は流体圧により上記金型入れ子を
成形品から剥離させることが望ましい。
の成形品を成形する成形金型は固定側金型と可動側金型
と基準面側入れ子と第1の入れ子と第2の入れ子を有す
る。固定側金型には成形品の一方の鏡面を転写する鏡面
駒を有し、可動側金型には成形品の他方の鏡面を転写す
る鏡面駒を有する。この鏡面駒の先端の転写面と基準面
側入れ子の側面及び第1の入れ子で所定容積のキャビテ
ィを形成する。第1の入れ子は柔軟性と耐熱性を有し、
熱伝導率が高い材料、例えば鉄等の金属薄板やシリコン
樹脂などの柔軟性を有するバインダに金属粒を混入した
薄板からなる。第2の入れ子は第1の入れ子を保持する
ものであり、第1の入れ子の表面と成形金型の外部とを
連通した連通孔を有する。
形品を成形するときは、溶融樹脂をキャビティ内に充填
して冷却し固化させる。この溶融樹脂の充填量は通常の
成形では冷却途中で成形品にヒケが生じる量である。こ
のキャビティ内に充填した溶融樹脂を冷却しているとき
に、キャビティ内の圧力が第2の入れ子の連通孔から導
入される大気圧より低くなり、第1の入れ子がキャビテ
ィ側に凹んで冷却して固化している樹脂にヒケを生じ、
樹脂を鏡面駒の転写面に密着させる。このヒケが生じた
樹脂に熱伝導率が高い材料の第1の入れ子が接触してい
るから、ヒケが生じた部分の樹脂温度を他の部分の樹脂
温度と同じように低くすることができ、キャビティ内の
樹脂温度分布を均一にすることができる。したがって成
形金型から取り出した成形品には温度分布の偏りがな
く、収縮率の違いによる変形が生じることを防止して、
良質なプラスチック光学素子の成形品を成形することが
できる。
例を示す断面図である。例えば図7に示すプラスチック
光学素子の成形品21を成形する成形金型1は固定側金
型2と可動側金型3と基準面側入れ子4と第1の入れ子
5と第2の入れ子6及びロッキングブロック7を有す
る。固定側金型2には成形品21の一方の鏡面22を転
写する鏡面駒8を有し、可動側金型3には成形品21の
他方の鏡面23を転写する鏡面駒9を有する。この鏡面
駒8,9の先端の転写面と基準面側入れ子4の側面及び
第1の入れ子5で所定容積のキャビティ10を形成す
る。第1の入れ子5は柔軟性と耐熱性を有し、熱伝導率
が高い材料、例えば鉄等の金属板やシリコン樹脂などの
柔軟性を有するバインダに金属粒を混入したものからな
る。この第1の入れ子5の厚さは、キャビティ10に充
填する樹脂と接触する面積に応じて定められ、樹脂と接
触する面積が大きい場合は、3mm程度の1枚の薄板を
使用したり、あるいは1mm以下の薄板を複数枚層状に
重ね合わせて使用する。また、樹脂と接触する面積が例
えば長さ130mm×高さ40mm程度の場合は0.1
mm程度の鉄板を使用しても良い。第2の入れ子6は第
1の入れ子5を保持するものであり、第1の入れ子5の
表面と成形金型1の外部とを連通した連通孔11を有す
る。
成形品21を成形するときは、図1(a)に示すよう
に、溶融樹脂12をキャビティ10内に充填して冷却し
固化させる。この溶融樹脂12の充填量は通常の成形で
は冷却途中で成形品にヒケが生じる量である。このキャ
ビティ10内に充填した溶融樹脂12を冷却していると
きに、キャビティ10内の圧力が第2の入れ子6の連通
孔11から導入される大気圧より低くなり、図1(b)
に示すように、第1の入れ子5がキャビティ10側に凹
み、冷却して固化している樹脂12にヒケを生じ、樹脂
12を鏡面駒8,9の転写面に密着させる。このヒケが
生じた樹脂12に熱伝導率が高い材料の第1の入れ子5
が接触しているから、ヒケが生じた部分の樹脂温度を他
の部分の樹脂温度と同じように低くすることができ、キ
ャビティ10内の樹脂温度分布を均一にすることができ
る。したがって成形金型1から取り出した成形品21に
は温度分布の偏りがなく、収縮率の違いによる変形が生
じることを防止して、良質なプラスチック光学素子の成
形品21を成形することができる。
脂12を冷却しているときに、第2の入れ子6の連通孔
11から導入される大気圧によりキャビティ10内に圧
力差を生じさせる場合について説明したが、樹脂12の
冷却工程で第2の入れ子6の連通孔11から加圧流体を
導入しても良い。このように第2の入れ子6の連通孔1
1から加圧流体を導入することにより、キャビティ10
に充填した樹脂12の第1の入れ子5側に凹みを確実に
発生させることができる。
例はキャビティ10に充填した樹脂12を冷却している
ときに、第2の入れ子6を固定している場合について説
明したが、図2(a)の断面図に示すように、第2の入
れ子6の中心部に滑動自在な第3の入れ子13を設け、
図2(b)に示すように、キャビティ10に充填した樹
脂12を冷却途中に第3の入れ子13を後退させながら
第3の入れ子13に設けた連通孔14から大気又は加圧
流体を導入するようにしても良い。このようにキャビテ
ィ10に充填した樹脂12を冷却しているときに第3の
入れ子13を後退させて、大気又は加圧流体を導入する
ことにより、キャビティ10に充填した樹脂12の第1
の入れ子5側にヒケを確実に発生させることができる。
また、第3の入れ子13を後退させるとき、第3の入れ
子13と第1の入れ子5との密着強度はキャビティ10
内の樹脂12と第1の入れ子5との密着強度と比較して
十分小さいため、第3の入れ子13が第1の入れ子5か
ら離れるだけで、キャビティ10内の樹脂12と第1の
入れ子5は密着しているために、第3の入れ子13を後
退させるときに、キャビティ10内の樹脂12に変形が
生じることを防ぐことができ、安定した形状の成形品2
1を成形することができる。
の冷却工程で、第3の入れ子13を後退させながら連通
孔14から空気や水,油等の冷却用流体を導入しても良
い。このように連通孔14から冷却用流体を導入するこ
とにより、キャビティ10に充填した樹脂12の冷却効
率を高めることができ、冷却時間を短縮できる。
うに、第1の入れ子5にあらかじめキャビティ10側に
突出した凸面51を設けても良い。この場合は、キャビ
ティ10内に樹脂12を充填しているとき、図3(b)
に示すように、樹脂12の充填圧力により、第1の入れ
子5の凸面51が押されて変形し平坦になり、キャビテ
ィ10内に充填した樹脂12を冷却しているとき、図3
(c)に示すように、キャビティ10内の圧力降下によ
り第1の入れ子5の形状が復元して樹脂12にヒケを形
成する。このようにして簡単な構成で樹脂12を鏡面駒
8,9の転写面に密着させて成形品12の鏡面を良好に
転写することができる。
の入れ子5にあらかじめキャビティ10側に突出した凸
面51を設けた場合について説明したは、図4(a)の
断面図に示すように、第1の入れ子5を押える第2の入
れ子6の第1の入れ子5との接触面にあらかじめ凹み6
1を形成しておいても良い。この場合は、キャビティ1
0内に樹脂12を充填しているとき、図4(b)に示す
ように、樹脂12の充填圧力により、第1の入れ子5が
第2の入れ子6の凹み61に倣って変形する。このキャ
ビティ10内に充填した樹脂12を冷却しているとき、
図4(c)に示すように、キャビティ10内の圧力降下
により第1の入れ子5の形状が復元し、その復元力でキ
ャビティ10内の樹脂12を押圧して、樹脂12を鏡面
駒8,9の転写面に密着させる。このようにして成形品
21の鏡面を良好に転写することができる。
成形金型1から取り出すために可動金型3を金型開閉方
向に開くと、可動金型3と共に移動する成形品21と第
1の入れ子5との間に大きな離型抵抗が働く。第1の入
れ子5は薄板であるため、この離型抵抗により破損する
可能性がある。そこで成形金型1を離型するとき、図5
(a)に示すように、離型前にロッキングブロック7を
移動させて第1の入れ子5を取り付けた第2の入れ子6
を外側に移動させる。この第2の入れ子6の移動により
第1の入れ子5を成形品21の表面から引き剥がすこと
ができる。この状態で、図5(b)に示すように、可動
金型3を開くことにより、第1の入れ子5又は成形品2
1に疵を付けることなしに成形品21を取り出すことが
できる。
ときに、図6の断面図に示すように、第2の入れ子6に
設けた空気導入管16により成形品21と第1の入れ子
5との間に空気を注入ることにより、成形品21や第1
の入れ子5を破損することなしに第1の入れ子5を成形
品21から引き剥がすことができる。
形状を形成する転写面以外の部分に成形中の樹脂の移動
に対して追従して変形できる金型入れ子を設けたから、
キャビティに樹脂を充填して冷却しているときに、転写
面以外の樹脂の部分にヒケを生じ、樹脂を鏡面駒の転写
面に密着させるととができ、良質なプラスチック光学素
子の成形品を成形することができる。
脂を混合した薄板で形成することにより熱伝導率を高め
て、ヒケが生じた部分の樹脂温度を他の部分の樹脂温度
と同じように低くことができるから、キャビティ内の樹
脂温度分布を均一にすることができる。したがって成形
金型から取り出した成形品には温度分布の偏りがなく、
収縮率の違いによる変形が生じることを防止して良質な
プラスチック光学素子の成形品を成形することができ
る。
に金型入れ子の表面と外部とを連通した連通孔を設ける
ことにより、転写面以外の樹脂部分に確実にヒケを生じ
させることができる。
子に金型入れ子と接離する第3の入れ子を設け、充填し
た樹脂の冷却過程で第3の入れ子を金型入れ子から離す
ときに第3の入れ子に設けた連通孔から金型入れ子と第
3の入れ子の間に大気を注入することにより、キャビテ
ィ内に確実に圧力差を生じさせてキャビティに充填した
樹脂の金型入れ子側に確実にヒケを発生させることがで
きる。
3の入れ子と金型入れ子との密着強度はキャビティ内の
樹脂と金型入れ子との密着強度と比較して十分小さいか
ら、第3の入れ子を後退させるときに、キャビティ内の
樹脂に変形が生じることを防ぐことができ、安定した形
状の成形品を成形することができる。
ら加圧流体を注入することにより、キャビティに充填し
た樹脂の金型入れ子側により確実にヒケを発生させるこ
とができる。
ら冷却流体を注入することにより冷却時間を短縮するこ
とができる。
ィ側に成形品最終形状に合わせた形状の突出した凸面を
設けたり、金型入れ子を保持する保持用入れ子の金型入
れ子との接触面にあらかじめ定めた大きさの凹部を設け
ることにより、簡単な構成でキャビティ内の樹脂を鏡面
駒の転写面に密着させて成形品の鏡面を良好に転写する
ことができる。
り出す前に機械的又は流体圧により金型入れ子を成形品
から剥離させることにより、離型時に成形品や金型入れ
子を破損することを防ぐことができる。
ある。
ある。
ある。
ある。
基準面側入れ子、5;第1の入れ子、6;第2の入れ
子、7;ロッキングブロック、8,9;鏡面駒、10;
キャビティ、11;連通孔、12;樹脂、13;第3の
入れ子、14;連通孔、21;成形品。
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の形状を形成する転写面以外の部分
に成形中の樹脂の移動に対して追従して変形できる金型
入れ子を設けたことを特徴とする成形金型。 - 【請求項2】 上記金型入れ子を金属の薄板又は金属と
樹脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子を保持する保
持用入れ子に金型入れ子の表面と外部とを連通した連通
孔を有する請求項1記載の成形金型。 - 【請求項3】 上記金型入れ子を金属の薄板又は金属と
樹脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子を保持する保
持用入れ子に滑動自在に取り付けられ、金型入れ子と接
離する第3の入れ子を有し、第3の入れ子に金型入れ子
の表面と外部とを連通した連通孔を設けた請求項1記載
の成形金型。 - 【請求項4】 充填した樹脂の冷却過程で上記連通孔か
ら加圧流体を注入する請求項2又は3記載の成形金型。 - 【請求項5】 充填した樹脂の冷却過程で上記連通孔か
ら冷却流体を注入する請求項2又は3記載の成形金型。 - 【請求項6】 上記金型入れ子を金属の薄板又は金属と
樹脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子にあらかじめ
キャビティ側に成形品最終形状に合わせた形状の突出し
た凸面を設けた請求項1記載の成形金型。 - 【請求項7】 上記金型入れ子を金属の薄板又は金属と
樹脂を混合した薄板で形成し、金型入れ子を保持する保
持用入れ子の金型入れ子との接触面にあらかじめ定めた
大きさの凹部を設けた請求項1記載の成形金型。 - 【請求項8】 離型時にキャビティから成形品を取り出
す前に機械的又は流体圧により上記金型入れ子を成形品
から剥離させる請求項1乃至7のいずれかに記載の成形
金型。
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