JPH071121B2 - 湯張り機能を具備する風呂装置 - Google Patents

湯張り機能を具備する風呂装置

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JPH071121B2
JPH071121B2 JP1184319A JP18431989A JPH071121B2 JP H071121 B2 JPH071121 B2 JP H071121B2 JP 1184319 A JP1184319 A JP 1184319A JP 18431989 A JP18431989 A JP 18431989A JP H071121 B2 JPH071121 B2 JP H071121B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び発明の概要】 本発明は、一般的に好まれる入浴温度として経験的に定
められた温度の湯張り(以下、定温湯張りと言う)の動
作が行なえるようになった湯張り機能を具備する風呂装
置に関するものである。
本発明の概要は、上記定温湯張り動作の途中であって
も、該動作を高温湯張り(定温湯張りより熱目の湯張
り)動作に自由に切替えられるようにし、これにより、
湯張りが完了した後に入浴水を追焚きして熱目の風呂を
準備する場合に比べ、速やか且つ簡単に上記熱目の風呂
を準備できるようにするものである。
[従来技術及び課題] 最近、風呂装置の機能向上が図られ、自動湯張り機能を
具備する機能の優れた風呂装置が出現して来た。
この種の風呂装置としては、例えば第4図に示す如きも
のがある。
浴室壁面には、予め定められた一定温度の温水を浴槽
(1)に湯張りする際に操作する定温湯張りスイッチ
(4)と、湯温設定器(5)で設定した温度の温水を湯
張りする際に操作する手動湯張りスイッチ(43)が配設
されている。又、上記浴室の壁面には、浴槽(1)内を
上記湯温設定器(5)で設定した温度に保温しておく際
に操作する保温スイッチ(51)が配設されていると共
に、浴槽内温度を現状温度から一定温度(通常2℃程
度)だけ昇温させる場合に操作する昇温スイッチ(6)
が配設されている。
給湯用熱交換器(3)を加熱する給湯用ガスバーナ(3
4)の燃焼量は比例制御回路(8)で制御されるように
なっており、該比例制御回路(8)の一方の入力端子に
は、一般的に好まれる入浴温度として経験的に定められ
た温度(通常42℃程度)を記憶する適温設定器(7)の
出力と湯温設定器(5)の出力が択一的に入力されるよ
うになっている。又、上記比例制御回路(8)の他方の
入力端子には、給湯用熱交換器(3)から給湯される湯
の温度を検知する給湯温センサ(32)の温度信号が印加
されており、該比例制御回路(8)は、上記各温度信号
を監視しながら上記給湯用ガスバーナ(34)の燃焼量を
比例制御するようになっている。尚、以下においては、
上記入浴に適した温度を示す信号を適温信号と言う。
さて、定温湯張りスイッチ(4)を投入すると、湯張り
弁(33)が開くと共に給湯用ガスバーナ(34)へのガス
回路に挿入された水圧応動ガス弁(36)が開いて該給湯
用ガスバーナ(34)が燃焼し始める。又、上記定温湯張
りスイッチ(4)の投入によって適温設定器(7)に対
応する第1ゲート(71)が開いて、該適温設定器(7)
にセットされた適温信号が給湯温度を検知する給湯温セ
ンサ(32)の信号と共に比例制御回路(8)に印加され
た状態になり、これにより、適温設定器(7)にセット
された上記適温信号に一致する温度の温水が浴槽(1)
に供給されて湯張り動作が開始する。
そして、浴槽(1)内が予め決められた目標水位に達し
て水位検知器(23)から湯張り完了信号が出ると、該信
号によって湯張り弁(33)が閉じられて湯張り動作が停
止せしめられる。
次に、上記湯張り完了後に於いて昇温スイッチ(6)を
投入すると、該投入信号を受けて動作するモノマルチバ
イブレータ(11)が一定時間だけ「H」信号を出して、
浴槽(1)内を一定時間だけ追焚きし、これにより、該
浴槽(1)内の入浴水が一定温度(通常2℃程度)だけ
温められる。
しかしながら、上記従来のものでは、昇温スイッチ
(6)の投入によって入浴水が追焚きされてこれが一定
温度だけ温められるようになっていることから、上記昇
温スイッチ(6)は、湯張り動作が完了した後に投入す
る必要がある。即ち、上記昇温スイッチ(6)は湯張り
動作中に於いては有効に働かないのである。
このことから、湯張り時に於いては、適温設定器(7)
にセットしてある温度(42℃)より熱目の高温湯張り動
作が行なえず、該熱目の風呂を準備するには、一旦湯張
り動作が完了した後に昇温スイッチ(6)を投入しなけ
ればならないことから、上記従来のものでは、熱目の風
呂を準備する際の所要時間が長くなると言う問題があ
る。
尚、第4図に示す湯温設定器(5)に希望温度をセット
して手動による湯張り操作を行ない、これによって、湯
張り当初から熱目の温水を浴槽(1)に落し込むように
することもできるが、かかる場合には、入浴希望温度を
誤って設定してしまう恐れがあり、その操作が煩雑化す
る不都合が生じる。
本発明は係る点に鑑みて成されたもので、『浴槽(1)
内に湯張りした入浴水を温める際に投入する昇温スイッ
チ(6)と、浴槽内が目標水位に達した際に湯張り完了
信号を出す水位検知器(23)と、予め定められた温度の
温水を浴槽(1)に湯張りする際に投入する定温湯張り
スイッチ(4)を設け、該定温湯張りスイッチ(4)を
投入したときには上記水位検知器(23)が湯張り完了信
号を出す迄湯張り動作を継続する自動湯張り機能を具備
する風呂装置』に於いて、定温湯張りの動作途中に於い
ても、これを変更して熱目の湯張りが行なえるように
し、これにより、熱目の風呂が速やか且つ簡単に準備で
きるようにすると共に、この為の操作部として昇温スイ
ッチ(6)を兼用できるようにして構成の簡素化及び誤
操作を防止することをその課題とする。
[手段] 上記課題を解決する為の本発明の技術的手段を第1図の
概念図を引用しながら記載すると、本発明の技術的手段
は、『水位検知器(23)が出力する湯張り完了信号の否
定信号と定温湯張りスイッチ(4)の投入信号を受けて
湯張り信号を出すAND回路(10)と、昇温スイッチ
(6)の投入信号で高温信号を出力し該昇温スイッチ
(6)の非投入信号で上記温度より低い適温信号を出力
する湯張り温度設定器(14)と、該湯張り温度設定器
(14)が出力する温度信号に適合する温度の温水を浴槽
(1)に給湯し且つ上記AND回路(10)の湯張り信号で
給温動作する給湯機構部(15)と、上記AND回路(10)
の湯張り信号の否定信号と昇温スイッチ(6)の投入信
号で入浴水加熱信号を出す補充加熱信号発生器(12)を
設け、該補充加熱信号発生器(12)から入浴水加熱信号
が出たときには浴槽(1)内を一定時間又は一定温度省
温するまで追焚き加熱するか又は浴槽(1)に一定量の
熱湯を供給するようにした』ことである。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
先ず、定温湯張りスイッチ(4)を投入して湯張り操作
とすると、該湯張り初期に於いては浴槽(1)内水位を
検出する水位検知器(23)が湯張り完了信号を出してい
ないことから、該湯張り完了信号の否定信号と上記定温
湯張りスイッチ(4)の投入信号を受けてAND回路(1
0)が湯張り信号を出し、該湯張り信号によって給湯機
構部(15)が浴槽(1)に温水供給し始める。これによ
り、湯張り動作が開始する。
他方、上記浴槽(1)に温水を供給する給湯機構部(1
5)は、昇温スイッチ(6)の操作によって高温信号か
又はこれより低い温度を示す適温信号を出力する湯張り
温度設定器(14)によってその給湯温度が制御されるよ
うになっている。このことから、昇温スイッチ(6)を
投入しない状態で上記定温湯張りスイッチ(4)を操作
した場合には、上記昇温スイッチ(6)の非投入信号に
よって湯張り温度設定器(14)から適温信号が出力され
ると共に、該適温信号に支配されて給湯機構部(15)が
給湯動作を行なう。これにより、湯張り温度設定器(1
4)が出力する適温信号による湯張り動作が進行し、や
がて浴槽(1)内水位が目標水位に達して水位検知器
(23)から湯張り完了信号が出ると、AND回路(10)が
湯張り信号を出さなくなって上記湯張り動作が停止す
る。
他方、上記湯張り操作とは逆に、定温湯張りスイッチ
(4)の操作の前後に於いて昇温スイッチ(6)を投入
した場合には、該昇温スイッチ(6)の投入信号によっ
て湯張り温度設定器(14)から高温信号(上記した適温
信号より若干高い温度を示す信号)が出力され、該高温
信号に支配されて給湯機構部(15)が給湯動作し、これ
により、高温湯張りが行なわれる。
このように、上記技術的手段によれば、定温湯張りスイ
ッチ(4)の操作の前後を問わず、昇温スイッチ(6)
を投入した場合には、高温湯張り動作が実行されること
となる。
又、湯張りが完了する等してAND回路(10)から湯張り
信号が出なくなった条件下に於いて昇温スイッチ(6)
を投入すると、該投入信号と上記AND回路(10)の出力
(湯張り信号の否定出力)を受けて補充加熱信号発生器
(12)が入浴水加熱信号を出す。すると、該加熱信号に
よって、浴槽(1)内が一定時間若しくは一定温度昇温
するまで追焚き加熱されるか、又は、浴槽(1)に一定
量の熱湯が供給されることとなり、これにより、湯張り
完了後に昇温スイッチ(6)を操作した場合には、既述
のものと同様に浴槽内を昇温させることができる。
[効果] 本発明は次の特有の効果を有する。
湯張り操作の前後を問わず、昇温スイッチ(6)を投入
した場合には高温湯張動作に切替えることができるか
ら、湯張りが完了するのを待ってから浴槽内温度を上昇
させるか又は入浴希望温度をミス設定してしまう可能性
がある手動湯張りを行なって高温湯張りをしなければな
らなかった既述従来のものに比べ、熱目の風呂の準備が
速やか且つ簡単に行なえる。また、湯張りの際の設定温
度を高めるための操作スイッチと浴槽内の入浴水を昇温
させる為の昇温スイッチ(6)とを兼用したものである
から、その分、操作部の構成が簡素化できる。また、誤
操作が解消できる。
[実施例] 次に、上記した本発明の実施例を図面に従って詳述す
る。
第2図に示すように、浴槽(1)と追焚き用熱交換器
(2)を循環するように構成した追焚き回路(21)に
は、既述従来のものと同様に、その上流側から、追焚き
用湯温センサ(22),循環ポンプ(P)及び水位検知器
(23)がこの順序で設けられており、上記追焚き用熱交
換器(2)を加熱する追焚き用ガスバーナ(24)へのガ
ス回路には追焚き用ガス弁(25)が挿入されている。
又、給湯用熱交換器(3)から下流側に引出された給湯
回路(31)は上記した追焚き回路(21)を介して浴槽
(1)に接続されており、該回路には、給湯用湯温セン
サ(32)と湯張り弁(33)が上流側からこの順序で挿入
されている。
次に、浴室の壁面等の操作容易な場所には、浴槽(1)
内を一定温度ぬるめる際に操作するぬるめスイッチ(6
1),浴槽(1)内を一定温度温めたり湯張り温度を若
干高めにセットする際に操作する昇温スイッチ(6)
と、定温湯張りスイッチ(4)とその解除スイッチ(4
5)と、更に湯温設定器(5)が設けられている。そし
て、該湯温設定器(5)には、その設定温度を表示する
温度表示器(50)と設定温度を調節する昇温ボタン(5
3)及び降温ボタン(54)が設けられている。
次に、制御回路について説明する。
ぬるめスイッチ(61)の出力はモノマルチバイブレータ
(以下、MMと略記する)(81)に印加されており、該MM
(81)の出力は第1 OR回路(82)を介して湯張り弁(3
3)に印加されてこれを開閉するようになっている。
浴槽(1)内の入浴水を一定温度温めたり高温湯張りを
行なう場合に操作する昇温スイッチ(6)の出力は、浴
槽(1)内の水位を検知する水位検知器(23)の出力等
と共に第2 OR回路(83)を介してTフリップフロップ
(以下、TFFと略記する)(84)に印加されており、該T
FF(84)のQ出力は、高温信号(この実施例では44℃を
示す信号)を記憶する高温記憶メモリ(85)に対応する
第1ゲート(75)に印加されている。又、上記TFF(8
4)の出力は、適温信号(この実施例では42℃を示す
信号)を記憶する適温記憶メモリ(86)に対応する第2
ゲート(76)に印加されている。そして、上記第1,第2
ゲート(75),(76)の出力側は湯張り時に於ける浴槽
(1)への給湯温度を制御する比例制御回路(87)に印
加され、該比例制御回路(87)は、上記高温記憶メモリ
(85)又は適温記憶メモリ(86)の出力と給湯用熱交換
器(3)から給湯温度を検知する給湯温センサ(32)の
出力を判断し、これにより、給湯用ガスバーナ(34)へ
のガス回路に挿入した比例弁(35)の開度を調節して前
記給湯用ガスバーナ(34)の燃焼量を制御するようにな
っている。
次に、定温湯張りスイッチ(4)の出力はRSフリップフ
ロップ(以下、RSFFと略記する)(88)に印加されてお
り、該RSFF(88)の出力は、浴槽(1)内の水位を検知
する水位検知器(23)の出力と共に第1AND回路(63)に
印加され、更に該第1AND回路(63)の出力は、給湯用ガ
スバーナ(34)へのガス回路に挿入された元弁(39)
と、湯張り弁(33)を開閉する上記した第1 OR回路(8
2)に印加されている。尚、この実施例のものでは、上
記第1AND回路(63)が、既述技術的手段の項に記載のAN
D回路(10)に対応している。
次に、湯温設定器(5)に設けた昇温調節ボタン(53)
と降温調節ボタン(54)はUP/DOWNカウンタ(65)のUP
入力端子(66)とDOWN入力端子(67)に夫々接続されて
おり、該UP/DOWNカウンタ(65)の出力は温度表示器(5
0)によって表示されるようになっている。又、該UP/DO
WNカウンタ(65)の出力は、上記した昇温スイッチ
(6)の信号を受けるTFF(84)の信号で開閉される
ようになっている第3ゲート(77)を介して比較器(5
6)の一方の入力端子に印加されている。
又、上記UP/DOWNカウンタ(65)の出力は、加算回路(4
7)によって、単位追焚き温度記憶メモリ(89)の出力
と加算されるようになっており、該単位追焚き温度記憶
メモリ(89)には湯張り完了状態に於いて既述昇温スイ
ッチ(6)を投入した際に浴槽(1)内を昇温させる温
度として予め定めた温度(この実施例では2℃に設定し
てある)が格納されている。又、上記加算回路(47)の
出力は、上記したTFF(84)の出力で開閉される第4
ゲート(78)を介して上記比較器(56)に印加されてい
る。
そして、上記比較器(56)は、加算回路(47)かUP/DOW
Nカウンタ(65)のいずれか一方の出力と、浴槽(1)
内の温度を検知する追焚き用湯温センサ(22)の出力を
比較し、その比較結果を第2AND回路(64)に印加するよ
うになっており、更に、該第2AND回路(64)の出力は、
追焚き用ガスバーナ(24)へのガス回路に挿入された追
焚き用ガス弁(25)と追焚き回路(21)に挿入された循
環ポンプ(P)に印加されて、これらを開閉及び駆動停
止させるようになっている。又、上記第2AND回路(64)
の出力は、既述した昇温スイッチ(6)の出力等と共に
第2 OR回路(83)に印加されている。
尚、この実施例のものでは、上記第2AND回路(64)が既
述技術的手段の項に記載の補充加熱信号発生器(12)に
対応している。
更に、上記したUP/DOWNカウンタ(65)のデータ入力端
子(69)には浴槽(1)内の温度を検知する追焚き用湯
温センサ(22)の出力が印加されていると共に、更に、
該UP/DOWNカウンタ(65)のロード入力端子(68)に
は、既述した昇温スイッチ(6)の投入信号が印加され
るようになっている。
尚、第2図中の(58)は、追焚き用湯温センサ(22)の
温度信号をディジタル信号に変換するA/D変換器であ
る。
次に、上記のものに於ける動作の実際を説明する。
先ず、昇温スイッチ(6)を投入しない状態で定温湯張
りスイッチ(4)を操作するとRSFF(88)がセット状態
になる。
湯張り初期に於いては浴槽(1)内水位を検知する水位
検知器(23)が湯張り完了信号を出していないことか
ら、該湯張り完了信号の否定信号と上記定温湯張りスイ
ッチ(4)の投入信号を受けて第1AND回路(63)が湯張
り信号としての「H」信号を出し、これが第1 OR回路
(82)を介して湯張り弁(33)に印加されてこれが開放
せしめられる。即ち、湯張り動作が開始するのである。
又、上記第1AND回路(63)の出力によって、給湯用ガス
バーナ(34)へのガス回路に挿入された元弁(39)が開
放せしめられる。
他方、上記昇温スイッチ(6)が投入されていない上記
の状態に於いては、該昇温スイッチ(6)の投入信号を
受けるTFF(84)が非セット状態になっている。即ち、
該TFF(84)の出力が「H」状態になり、これによ
り、42℃を示す適温信号を記憶させてある適温記憶メモ
リ(86)に対応する第2ゲート(76)が開放され、上記
適温信号が比例制御回路(87)に印加された状態にな
る。そして、該比例制御回路(87)は、給湯温センサ
(32)の出力を判断しながら上記42℃の湯が浴槽(1)
に供給されるように給湯用ガスバーナ(34)の燃焼量を
制御する。即ち、該条件が満されるように、上記給湯用
ガスバーナ(34)へのガス回路に挿入した比例弁(35)
が開度調整されるのである。
湯張り動作が進行してやがて浴槽(1)内水位が予め決
めてある目標水位に達すると、水位検知器(23)が湯張
り完了信号としての「H」信号を出すこととなり、これ
により、第1AND回路(63)の湯張り信号が消失してその
出力は「L」信号に変化する。すると、給湯回路(31)
に挿入された湯張り弁(33)及び給湯用ガスバーナ(3
4)へのガス回路に挿入された元弁(39)が閉じて湯張
り動作が停止し、これにより、上記42℃の温水が浴槽
(1)に湯張りされた状態になる。
他方、上記定温湯張りスイッチ(4)の投入の前後にお
いて、昇温スイッチ(6)を押すと、TFF(84)のQ出
力が「H」状態になって高温記憶メモリ(85)に対応す
る第1ゲート(75)が開いて該高温記憶メモリ(85)内
に格納している44℃の高温信号が比例制御回路(87)に
印加された状態になり、該温度の温水が給湯用熱交換器
(3)から浴槽(1)に供給されて高温湯張り行なえ
る。
そして、上記昇温スイッチ(6)を利用した高温湯張り
が完了して水位検知器(23)から「H」信号が出た時に
は、第3AND回路(57)が一時的に「L」信号を出してTF
F(84)が初期状態(Q端子が「L」信号を出した状
態)に復帰する。
尚、上記湯張り完了状態で入浴水を使用する等して浴槽
(1)内の水位が低くなると、浴槽(1)内の水位を検
知する水位検知器(23)が「L」信号を出すことから、
再び給湯用熱交換器(3)から浴槽(1)に温水供給さ
れて浴槽(1)内水位を一定に保つ動作が成される。
次に、上記した湯張り動作が完了して上記第1AND回路
(63)から「L」信号が出ると、該「L」信号は第2AND
回路(64)に印加された状態になる。
この状態に於いて浴槽(1)内温度を更に温めるべく昇
温スイッチ(6)を投入すると、該投入信号がUP/DOWN
カウンタ(65)のロード入力端子(68)に印加されて、
この時に於ける浴槽(1)内温度がUP/DOWNカウンタ(6
5)にロードされる。又、上記昇温スイッチ(6)の投
入によって加算回路(47)に対応する第4ゲート(78)
が開放せしめられ、これにより、該UP/DOWNカウンタ(6
5)の出力と単位追焚器温度記憶メモリ(89)内の記憶
温度(この実施例では2℃)を加算する加算回路(47)
の出力が比較器(56)に印加された状態になる。又、こ
の状態では上記TFF(84)の出力は「L」状態にある
ことから、第3ゲート(77)は閉じた状態に維持され
る。
これにより、上記比較器(56)は浴槽(1)内の現状温
度とこれより2℃高い上記加算回路(47)の出力を比較
し始め、これら両温度を比較した結果、浴槽(1)内温
度が低い場合には、上記比較器(56)から「H」信号が
出ることとなり、この信号を受ける第2AND回路(64)か
らも「H」信号が出力される。尚、上記第2AND回路(6
4)から出る前記「H」信号が既述技術的手段の項に記
載の入浴水加熱信号に対応している。
すると、上記第2AND回路(64)の出力によって循環ポン
プ(P)が駆動し始めめる共に追焚き用ガス弁(25)が
開かれて追焚き用ガスバーナ(24)が燃焼し始め、これ
により、浴槽(1)内の温度が2℃昇温するまで該浴槽
(1)内が循環追焚きされる。
上記追焚き動作が進行して浴槽(1)内温度が2℃だけ
上昇すると、比較器(56)の出力が「L」信号に変り、
これにより、第2AND回路(64)の出力も「L」状態に復
帰する。これにより、循環ポンプ(P)が停止すると共
に追焚き用ガス弁(25)が閉じて追焚き動作が停止す
る。又、上記第2AND回路(64)が前記「L」信号を出す
と、上記したTFF(84)が初期状態(Q端子が「L」信
号を出した状態)に復帰せしめられ、これにより、UP/D
OWNカウンタ(65)の出力、即ち、湯温設定器(5)の
設定温度が上記加算回路(47)の出力に代って比較器
(56)に印加された状態になる。そして、以後、浴槽
(1)内は上記湯温設定器(5)にセットした温度に保
温されることとなる。
又、ぬるめスイッチ(61)を投入すると、給湯用ガスバ
ーナ(34)が非燃焼状態に維持されたまま湯張り弁(3
3)が一定時間だけ開放せしめられ、これによって、浴
槽(1)に一定量の冷水供給がされる。これにより、該
浴槽(1)内をぬるめる操作が行なえることとなる。
尚、上記実施例のものでは、給湯用熱交換器(3)から
の給湯温度を比例制御するようにしたが、これをフィー
ドホワード制御するようにしても良い。即ち、給湯用熱
交換器(3)の上流側に水温センサと流量計を設け、こ
れらの出力を判断して浴槽(1)への給湯温度が、既述
した高温記憶メモリ(85)や適温記憶メモリ(86)に記
憶させた温度に一致することとなるように給湯用ガスバ
ーナ(34)の燃焼量を演算するのである。
又、上記実施例のものでは、湯張り完了後における浴槽
(1)内を一定温度だけ昇温させる際に、浴槽(1)内
温度を追焚き用湯温センサ(22)で監視しながらこれを
追焚きするようにしたが、昇温スイッチ(6)を投入し
た時には浴槽(1)内が一定時間だけ追焚きされるよう
にしても良い。
以上記載したように、上記のものによれば、定温湯張り
スイッチ(4)の操作の前後を問わず、昇温スイッチ
(6)を投入した場合には高温湯張り動作を行なわせる
ことができ、湯張り完了後でなければ浴槽内温度を昇温
させることが出来なかった既述従来のものに比べ、熱目
の風呂への入浴を希望する場合でも、湯張り操作から入
浴できる迄の所要時間の短縮化が図れる。
第3図に示す第2実施例のものは、浴槽(1)内の入浴
水を温める際に該浴槽(1)内に熱湯を供給する、所
謂、高温差し湯式の風呂装置に本発明を実施したもので
ある。
この第2実施例のものでは、上記第1実施例のものに於
ける高温記憶メモリ(85)や適温記憶メモリ(86)以外
に、差し湯温度(この実施例では80℃に設定している)
を設定する差し湯温度記憶メモリ(97)が設けられてお
り、該差し湯温度記憶メモリ(97)の出力回路に設けら
れた第3ゲート(96)は、第2モノマリチバイブレータ
(以下、第2MMと略記載する)第2MM(94)の出力で開閉
されるようになっている。そして、該第2MM(94)に入
力信号を印加する第2AND回路(64)には既述第1実施例
のものと同様に第1AND回路(63)の出力が印加されてい
ると共に、該出力と共にTFF(84)のQ出力が印加され
ている。又、高温記憶メモリ(85)の出力回路に挿入さ
れた第1ゲート(75)は、TFF(84)のQ端子から出る
「H」信号と第1AND回路(63)の「H」信号を受けて
「H」信号を出す第3AND回路(95)の出力で開閉される
ようになっている。
そして、この第2実施例のものでは、湯張り時に定温湯
張りスイッチ(4)を投入すると共にその前後に於いて
昇温スイッチ(6)を操作すると、第3AND回路(95)か
ら「H」信号が出て高温記憶メモリ(85)に格納された
高温信号(44℃を示す信号)が比例制御回路(87)に印
加され、これにより、既述第1実施例のものと同様に熱
目の湯張りが行なえる。
他方、湯張り完了後に昇温スイッチ(6)を投入して浴
槽内を温める操作をすると、湯張り完了後は第1実施例
の説明で記載したように第1AND回路(63)が「L」を出
していることから、TFF(84)から出る「H」信号によ
って第2AND回路(64)が「H」信号を出し、該信号の立
ち上がりを捕らえて第2MM(94)が一定時間だけ「H」
信号を出す。すると、該「H」信号によって第3ゲート
(96)が開放せしめられ、これにより、該第3ゲート
(96)に格納された差し湯温度(80℃)が比例制御回路
(87)に印加される。すると、既述第1実施例のものと
同様にして給湯用ガスバーナ(34)の燃焼量がコントロ
ールされて上記80℃に設定された差し湯温度の湯が、第
2MM(94)に設定された一定時間だけ浴槽(1)に供給
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概念図,第2図は本発明実施例の回路
図,第3図は本発明の第2実施例の説明図,第4図は従
来例の説明図であり、図中、 (1)……浴槽 (4)……定温湯張りスイッチ (6)……昇温スイッチ (10)……AND回路 (14)……湯張り温度設定器 (15)……給湯機構部 (16)……追焚き機構部 (23)……水位検知器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽(1)内に湯張りした入浴水を温める
    際に投入する昇温スイッチ(6)と、浴槽内が目標水位
    に達した際に湯張り完了信号を出す水位検知器(23)
    と、予め定められた温度の温水を浴槽(1)に湯張りす
    る際に投入する定温湯張りスイッチ(4)を設け、該定
    温湯張りスイッチ(4)を投入したときには上記水位検
    知器(23)が湯張り完了信号を出す迄湯張り動作を継続
    する自動湯張り機能を具備する風呂装置に於いて、水位
    検知器(23)が出力する湯張り完了信号の否定信号と定
    温湯張りスイッチ(4)の投入信号を受けて湯張り信号
    を出すAND回路(10)と、昇温スイッチ(6)の投入信
    号で高温信号を出力し該昇温スイッチ(6)の非投入信
    号で上記温度より低い適温信号を出力する湯張り温度設
    定器(14)と、該湯張り温度設定器(14)が出力する温
    度信号に適合する温度の温水を浴槽(1)に給湯し且つ
    上記AND回路(10)の湯張り信号で給湯動作する給湯機
    構部(15)と、上記AND回路(10)の湯張り信号の否定
    信号と昇温スイッチ(6)の投入信号で入浴水加熱信号
    を出す補充加熱信号発生器(12)を設け、該補充加熱信
    号発生器(12)から入浴水加熱信号が出たときには浴槽
    (1)内を一定時間又は一定温度昇温するまで追焚き加
    熱するか又は浴槽(1)に一定量の熱湯を供給するよう
    にした湯張り機能を具備する風呂装置。
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