JPH0711207A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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Publication number
JPH0711207A
JPH0711207A JP15523793A JP15523793A JPH0711207A JP H0711207 A JPH0711207 A JP H0711207A JP 15523793 A JP15523793 A JP 15523793A JP 15523793 A JP15523793 A JP 15523793A JP H0711207 A JPH0711207 A JP H0711207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tacky adhesive
adhesive layer
pressure
adhesive tape
sensitive adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP15523793A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sawada
聡 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 封緘中は必要な粘着力を有するが、容易に且
つ段ボール箱等の表面を傷めずに開封もしくは開梱する
ことができ、段ボール箱等の分別回収やリサイクルをし
易くできる粘着テープを提供することを目的とする。 【構成】 粘着テープ1は、厚さ40μmの延伸ポリプ
ロピレン(OPP)フイルム12の片面に有機離型剤
(日本触媒社製 商品名:RP−20)のトルエン溶液
が塗布乾燥された離型層13が設けられ、該フイルム1
2の他面にコロナ放電処理が施され、水溶性アクリル粘
着剤層(サイデン化学社製 商品名:サイビノールAT
−804)11が幅34mm、厚み30μmで形成され
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は封緘に用いられた後に剥
離し易い粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープを用いて段ボール箱や
紙箱、封筒などの封緘が行われている。又、粘着テープ
を剥離するときのつまみとして、粘着剤層が設けられた
基材面の側縁に粘着剤層のない非粘着層が数mm〜数c
mの幅で形成されてなる粘着テープも用いられている。
又、封緘を開封する際に、粘着テープを剥がす他、粘着
テープを剥がさずに刃物で切り開いたり、手で段ボール
箱のフラップの合わせ目を破って開封することも行われ
ている。
【0003】しかしながら、近年、包装や梱包に使われ
た材料の廃棄物が問題とされ、この分別回収やリサイク
ルが望まれている。包装材料や梱包材料の分別回収やリ
サイクルを行うにあたり、例えば段ボール箱等を再パル
プ化するには、紙以外の材料を取り除くことが必要であ
る。このとき粘着テープを取り除くことも必要であり、
開封もしくは開梱時に粘着テープが取り除かれることが
望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の粘着テープは粘
着力の強いゴム系粘着剤やアクリル系粘着剤が用いられ
ているので、開封もしくは開梱時にこれを剥がすと段ボ
ール箱の表面をむしり取ったり、紙封筒を破ったりして
外観を悪くしたり、再利用できなくなったりするという
問題がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解消し、封緘
中は必要な粘着力を有するが、容易に且つ段ボール箱等
の表面を傷めずに開封もしくは開梱することができ、段
ボール箱等の分別回収やリサイクルをし易くできる粘着
テープを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明粘着テープは、基
材の片面に粘着剤層が設けられた粘着テープにおいて、
粘着剤層の少なくとも表面が水溶性粘着剤であり、且つ
粘着剤層が設けられた基材面の少なくとも一側縁が非粘
着部となされてなることを特徴とするものである。
【0007】本発明粘着テープの基材としてクラフト紙
などの紙を使用することができる。しかし、ポリプロピ
レン、塩化ビニル、ポリエステル等のフイルム、織布も
しくは不織布の表面がポリエチレン等の合成樹脂フイル
ムでラミネートされたもの等が充分な梱包強度があり、
剥離するときに切れ難く、粘着テープを完全に取り除き
易いので好適である。
【0008】粘着剤層は少なくともその表面が水溶性で
あればよく、。即ち、粘着剤層がすべて水溶性であって
もよく、また、基材に予めゴム系もしくはアクリル系粘
着剤層を設け、該粘着剤層の上に水溶性粘着剤層が設け
られてもよい。上記水溶性粘着剤層はアルカリ性水溶液
に可溶性であってもよい。水溶性粘着剤としては、例え
ば特開平2−232287号公報に記載のような、アク
リル系粘着剤に多価アルコールを添加し、水分含有物質
に高い接着力を示す粘着剤等を使用することができる。
【0009】粘着剤層の厚みは被梱包材料の表面状態や
粘着テープ基材の種類により異なるが、段ボール箱のよ
うに表面が粗面の被着体に対してはある程度以上の厚み
が必要であり、このため10〜100μmの範囲で使用
され、20〜50μmが好ましい。このように粘着剤層
全体の厚みを保って充分な接着性を得るために、基材面
に従来のゴム系粘着剤層又はアクリル系粘着剤層を設
け、その上に水溶性粘着剤層が設けられてもよく、この
ような場合には表面の水溶性粘着剤層の厚みは10μm
以上が好ましい。10μmよりも薄いと該粘着剤層にピ
ンホールが発生し易く、剥離不良となることがある。
【0010】上記粘着剤層の形成は従来行われている各
種のロール塗工、コンマコーター、ナイフコーター、
又、離型紙面に一旦粘着剤層を形成した後、これを基材
もしくは予め形成されてなる粘着剤層面に転写する方法
により行うことができる。
【0011】粘着剤層の少なくとも表面を水溶性粘着剤
層とすることにより、段ボール箱等をパルプ再生時に水
に漬けると水溶性粘着剤層が溶解して容易に剥離できる
ので段ボール箱等の分別回収を能率よく行える。本発明
粘着テープは分別回収やリサイクルの場合に剥がし易い
ことを印刷などで表示しておけば、使用者に判り易くて
よい。
【0012】本発明粘着テープは、粘着剤層が設けられ
た基材面の少なくとも一側縁が粘着剤層のない非粘着部
となされているので、開梱時にはこの非粘着部を持って
容易に剥離することができる。剥離されない部分が残っ
てもパルプ再生時に水に浸されると水溶性粘着剤層が溶
解するので非粘着部を持って容易に剥離することができ
る。
【0013】上記非粘着部を形成する方法は、例えば粘
着剤の塗工ロールに非粘着部に相当する幅の板を当て、
その部分の粘着剤を掻き落としてから基材に塗布するな
どの方法がある。
【0014】
【作用】本発明粘着テープは、段ボール箱等をパルプ再
生時に水に漬けると水溶性粘着剤層が溶解して容易に剥
離できるので段ボール箱等の分別回収を能率よく行うこ
とができる。
【0015】又、基材面の少なくとも一側縁が非粘着部
となされているので、開梱時にはこの非粘着部を持って
容易に剥離することができる。剥離されない部分が残っ
てもパルプ再生時に非粘着部を持って容易に剥離するこ
とができる。
【0016】
【実施例】次に本発明粘着テープの実施例を図面を参照
して説明する。 (実施例1)図1は本発明粘着テープの実施例を示す断
面図であり、粘着テープ1は、厚さ40μmの延伸ポリ
プロピレン(OPP)フイルム12の片面に有機離型剤
(日本触媒社製 商品名:RP−20)のトルエン溶液
が塗布乾燥された離型層13が設けられ、該フイルム1
2の他面にコロナ放電処理が施され、水溶性アクリル粘
着剤層(サイデン化学社製 商品名:サイビノールAT
−804)11が幅34mm、厚み30μmで形成され
てなる。
【0017】該粘着剤層11の幅方向両側縁には粘着剤
層のない非粘着部14、14がそれぞれ幅8mmで形成
されてなる。この粘着テープ1は、広幅のフイルムに粘
着剤を幅34mmで16mmの間隔をあけて交互に塗
布、乾燥し、これを非粘着部の中央でスリットして巻取
ることにより得られたものである。
【0018】(実施例2)図2は本発明粘着テープの他
の実施例を示す断面図であり、粘着テープ2は実施例1
で用いられたものと同じOPPフイルム22の片面にコ
ロナ放電処理が施こされ、該処理面にペールクレープゴ
ム100重量部と粘着付与樹脂(日本ゼオン社製 商品
名:クイントンA−100)とからなる天然ゴム系粘着
剤層25が厚み15μmで設けられ、その上に実施例1
のものと同じ水溶性アクリル粘着剤層21が厚み15μ
mで積層されてなる以外は実施例1と同様の構成であ
る。23は離型層、24は非粘着部である。
【0019】(実施例3)天然ゴム系粘着剤層の代わり
にアクリル系粘着剤層(綜研化学社製 商品名:SKダ
イン1700)が厚み15μmで設けられた以外は実施
例2と同様の構成である(図示略)。
【0020】(比較例1)水溶性アクリル粘着剤層の代
わりに実施例2で用いられた天然ゴム系粘着剤層とした
他は実施例1と同様の構成の粘着テープである。
【0021】(比較例2)非粘着部を形成せず、片面全
体に粘着剤層が設けられた以外は実施例2と同様の構成
の粘着テープである。
【0022】性能評価 上記実施例1〜3及び比較例1〜2の各粘着テープにつ
き、以下の項目で性能を評価した。その結果を表1に示
す。 (1)梱包性 大きさ400mm×300mm×250mmの段ボール
箱に内容物を入れて全体の重量を5kgとし、段ボール
箱のフラップの合わせ目を各粘着テープを用いてI貼り
に梱包し、これを50cmの高さからコンクリート床面
に5回落下させた後の粘着テープの剥がれ状態を観察し
た。 (2)剥離性 大きさ400mm×300mm×250mmの段ボール
箱のフラップの合わせ目を各粘着テープを用いてI貼り
に梱包し、この粘着テープを手で剥がして剥がし易さを
観察した。 (3)水中浸漬後の剥離性 大きさ100mm×100mmの段ボール片の片面に、
各粘着テープを50mm×100mmの大きさで貼り付
け、これを5リットルの水とともに容器に入れ15分間
攪拌し、その後の粘着テープの剥離状態を観察した。 (4)粘着剤の残留状態 上記(3)で使用したものの粘着テープが剥離したもの
は段ボール片だけを、粘着テープが剥離しなかったもの
は粘着テープとともにそれぞれ家庭用ミキサーに5分間
かけた後、これをブフナーロートを用いて濾過、乾燥し
て粘着剤の残留状態を観察した。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように、実施例1〜3の
粘着テープはいずれも被着体から剥がし易く、剥離し難
い場合でも水に浸すことにより、パルプ再生作業の初期
に粘着テープを容易に剥離できるので、段ボール箱等の
梱包材を分別回収及びリサイクルすることが容易にでき
るものである。
【0025】
【発明の効果】本発明粘着テープは以上の構成であり、
封緘に対する必要な粘着力を有する一方、段ボール箱等
の表面を傷めず容易に開封もしくは開梱することがで
き、更に水に漬けると水溶性粘着剤層が溶解して容易に
剥離できるので段ボール箱等の分別回収やリサイクルを
能率よく行うことができる。
【0026】又、基材面の少なくとも一側縁が非粘着部
となされているので、開梱時にはこの非粘着部を持って
容易に剥離することができる。剥離されない部分が残っ
てもパルプ再生時に非粘着部を持って容易に剥離するこ
とができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明粘着テープの実施例を示す断面図
【図2】本発明粘着テープの他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1,2 :粘着テープ 11,21:水溶性アクリル粘着剤層 12,22:延伸ポリプロピレンフイルム 13,23:離型層 14,24:非粘着層 25 :ゴム系粘着剤層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の片面に粘着剤層が設けられた粘着
    テープにおいて、粘着剤層の少なくとも表面が水溶性粘
    着剤であり、且つ粘着剤層が設けられた基材面の少なく
    とも一側縁が非粘着部となされてなることを特徴とする
    粘着テープ。
JP15523793A 1993-06-25 1993-06-25 粘着テープ Pending JPH0711207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15523793A JPH0711207A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 粘着テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15523793A JPH0711207A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 粘着テープ

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JPH0711207A true JPH0711207A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15601538

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15523793A Pending JPH0711207A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 粘着テープ

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JP (1) JPH0711207A (ja)

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