JPH0711165A - 活性エネルギー線硬化性被覆組成物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化性被覆組成物Info
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- JPH0711165A JPH0711165A JP15496693A JP15496693A JPH0711165A JP H0711165 A JPH0711165 A JP H0711165A JP 15496693 A JP15496693 A JP 15496693A JP 15496693 A JP15496693 A JP 15496693A JP H0711165 A JPH0711165 A JP H0711165A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】速硬化性に優れた活性エネルギー線硬化性被覆
組成物を提供する。 【構成】トリペンタエリスリトールのヘプタもしくはオ
クタ(メタ)アクリレート又はテトラペンタエリスリト
ールのノナもしくはデカ(メタ)アクリレート、ラジカ
ル重合性樹脂および必要に応じて光重合開始剤からなる
ことを特徴とする活性エネルギー線硬化性被覆組成物。
組成物を提供する。 【構成】トリペンタエリスリトールのヘプタもしくはオ
クタ(メタ)アクリレート又はテトラペンタエリスリト
ールのノナもしくはデカ(メタ)アクリレート、ラジカ
ル重合性樹脂および必要に応じて光重合開始剤からなる
ことを特徴とする活性エネルギー線硬化性被覆組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は活性エネルギー線硬化性
被覆組成物に関し、特に印刷インキ、オーバーコートワ
ニスとして有用な、速硬化性に優れた活性エネルギー線
硬化性被覆組成物に関する。
被覆組成物に関し、特に印刷インキ、オーバーコートワ
ニスとして有用な、速硬化性に優れた活性エネルギー線
硬化性被覆組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】活性エネルギー線による印刷インキ、オ
ーバーコートワニスは、ラジカル重合性樹脂、希釈剤お
よび印刷インキでは顔料等の着色剤を含む組成物よりな
っている。ラジカル重合性樹脂としてはアルキッド(メ
タ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート等の樹脂成分に(メ
タ)アクリル酸成分を付加した成分が使用されていた。
ラジカル重合性樹脂成分と併用される希釈剤は、ビスフ
ェノールAアルキレンオキサイド付加体ジ(メタ)アク
リレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、テ
トラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ア
ルキルフェノールアルキレンオキサイド付加体モノ(メ
タ)アクリレート等が使用されている。これらの希釈剤
の中でもジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レートとジトリメチロールプロパンテトラアクリレート
は、硬化性の良いことが知られていた。しかしながら、
近年の印刷速度は80〜150m/分に達し、このよう
な印刷の高速度化に対応するには、従来知られている希
釈剤では不満足であった。
ーバーコートワニスは、ラジカル重合性樹脂、希釈剤お
よび印刷インキでは顔料等の着色剤を含む組成物よりな
っている。ラジカル重合性樹脂としてはアルキッド(メ
タ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート等の樹脂成分に(メ
タ)アクリル酸成分を付加した成分が使用されていた。
ラジカル重合性樹脂成分と併用される希釈剤は、ビスフ
ェノールAアルキレンオキサイド付加体ジ(メタ)アク
リレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、テ
トラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ア
ルキルフェノールアルキレンオキサイド付加体モノ(メ
タ)アクリレート等が使用されている。これらの希釈剤
の中でもジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レートとジトリメチロールプロパンテトラアクリレート
は、硬化性の良いことが知られていた。しかしながら、
近年の印刷速度は80〜150m/分に達し、このよう
な印刷の高速度化に対応するには、従来知られている希
釈剤では不満足であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、速硬化性に
優れた活性エネルギー線硬化性被覆組成物を提供するも
のである。さらに本発明は、印刷インキ、オーバーコー
トワニスとして有用性の高い活性エネルギー線硬化性被
覆組成物を提供するものである。
優れた活性エネルギー線硬化性被覆組成物を提供するも
のである。さらに本発明は、印刷インキ、オーバーコー
トワニスとして有用性の高い活性エネルギー線硬化性被
覆組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、トリペ
ンタエリスリトールのヘプタもしくはオクタ(メタ)ア
クリレート又はテトラペンタエリスリトールのノナもし
くはデカ(メタ)アクリレート、ラジカル重合性樹脂お
よび必要に応じて光重合開始剤からなることを特徴とす
る活性エネルギー線硬化性被覆組成物に関する。
ンタエリスリトールのヘプタもしくはオクタ(メタ)ア
クリレート又はテトラペンタエリスリトールのノナもし
くはデカ(メタ)アクリレート、ラジカル重合性樹脂お
よび必要に応じて光重合開始剤からなることを特徴とす
る活性エネルギー線硬化性被覆組成物に関する。
【0005】本発明において希釈剤として使用されるト
リペンタエリスリトールのヘプタもしくはオクタ(メ
タ)アクリレート又はテトラペンタエリスリトールのノ
ナもしくはデカ(メタ)アクリレートは、ペンタエリス
リトールの3量体または4量体の水酸基にアクリル酸又
はメタアクリル酸を反応させることにより製造すること
ができる。反応量は、トリペンタエリスリトールでは1
モルに対し8倍モル、テトラペンタエリスリトールでは
1モルに対し10倍モルであるが、それより若千少ない
量の(メタ)アクリル酸を使用しても良い。反応は80
〜120℃の温度で空気又は不活性ガス中で、ハイドロ
キノン等の重合禁止剤と硫酸、p−トルエンスルホン酸
等の酸性触媒を用いて行う。
リペンタエリスリトールのヘプタもしくはオクタ(メ
タ)アクリレート又はテトラペンタエリスリトールのノ
ナもしくはデカ(メタ)アクリレートは、ペンタエリス
リトールの3量体または4量体の水酸基にアクリル酸又
はメタアクリル酸を反応させることにより製造すること
ができる。反応量は、トリペンタエリスリトールでは1
モルに対し8倍モル、テトラペンタエリスリトールでは
1モルに対し10倍モルであるが、それより若千少ない
量の(メタ)アクリル酸を使用しても良い。反応は80
〜120℃の温度で空気又は不活性ガス中で、ハイドロ
キノン等の重合禁止剤と硫酸、p−トルエンスルホン酸
等の酸性触媒を用いて行う。
【0006】本発明に使用されるラジカル重合性樹脂
は、重量平均分子量が約5千〜10万であり、性状とし
ては粘度千ポイズないし常温固体の樹脂である。このよ
うな樹脂としてアルキッド(メタ)アクリレート、ポリ
エステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アク
リレート、ウレタン変性(メタ)アクリレート等、又は
これら原料樹脂を脂肪酸、ロジン、高級アルコール等で
変性した変性樹脂の(メタ)アクリレート等を挙げるこ
とができる。
は、重量平均分子量が約5千〜10万であり、性状とし
ては粘度千ポイズないし常温固体の樹脂である。このよ
うな樹脂としてアルキッド(メタ)アクリレート、ポリ
エステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アク
リレート、ウレタン変性(メタ)アクリレート等、又は
これら原料樹脂を脂肪酸、ロジン、高級アルコール等で
変性した変性樹脂の(メタ)アクリレート等を挙げるこ
とができる。
【0007】本発明の活性エネルギー線硬化性被覆組成
物は、さらに下記の反応性希釈剤を配合することができ
る。なお、本発明にいう反応性希釈剤とは粘度200ポ
イズ以下(25℃)好ましくは150ポイズ以下の液状
物質である。メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート等の
アルキル(メタ)アクリレート、アルキルフェノールの
アルキレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート等の1官能希釈剤。
物は、さらに下記の反応性希釈剤を配合することができ
る。なお、本発明にいう反応性希釈剤とは粘度200ポ
イズ以下(25℃)好ましくは150ポイズ以下の液状
物質である。メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート等の
アルキル(メタ)アクリレート、アルキルフェノールの
アルキレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート等の1官能希釈剤。
【0008】エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のジ、トリ、テトラ又
はポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ジト
リメチロールエタントリテトラ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジ
トリメチロールプロパンテトラアクリレート、グリセン
リトリ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレートおよびそれらに構成するポリオールの
アルキレンオキサイドの(メタ)アクリレート等。
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のジ、トリ、テトラ又
はポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ジト
リメチロールエタントリテトラ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジ
トリメチロールプロパンテトラアクリレート、グリセン
リトリ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレートおよびそれらに構成するポリオールの
アルキレンオキサイドの(メタ)アクリレート等。
【0009】ビスフェノールAアルキレンオキサイドジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールFアルキレンオ
キサイドジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノール
Aジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールFジ
(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAアルキレ
ンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート、水添ビス
フェノールFアルキレンオキサイド付加物ジ(メタ)ア
クリレート。ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のアルキレングリコールのポリラクトネー
トジ(メタ)アクリレート、グリセリン、ジグリセン、
トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等のポ
リラクトネート(メタ)アクリレート等の多官能希釈
剤。
(メタ)アクリレート、ビスフェノールFアルキレンオ
キサイドジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノール
Aジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールFジ
(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAアルキレ
ンオキサイド付加物ジ(メタ)アクリレート、水添ビス
フェノールFアルキレンオキサイド付加物ジ(メタ)ア
クリレート。ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のアルキレングリコールのポリラクトネー
トジ(メタ)アクリレート、グリセリン、ジグリセン、
トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等のポ
リラクトネート(メタ)アクリレート等の多官能希釈
剤。
【0010】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、ラジカル重合性樹脂100重量部に対し反応性希釈
剤50〜300重量部を配合し、かつ反応性希釈剤のう
ち30〜100重量%がトリペンタエリスリトールヘプ
タもしくはオクタ(メタ)アクリレート又はテトラペン
タエリスリトールノナもしくはデカ(メタ)アクリレー
トである。
は、ラジカル重合性樹脂100重量部に対し反応性希釈
剤50〜300重量部を配合し、かつ反応性希釈剤のう
ち30〜100重量%がトリペンタエリスリトールヘプ
タもしくはオクタ(メタ)アクリレート又はテトラペン
タエリスリトールノナもしくはデカ(メタ)アクリレー
トである。
【0011】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、活性エネルギーとして紫外線が使用される場合は、
光重合開始剤を添加する。光重合開始剤としては、ベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−アク
リルベンゾイン等のベンゾイン系増感剤、ベンゾフェノ
ン、p−メチルベンゾフェノン、p−クロロベンゾフェ
ノン、テトラクロロベンゾフェノン、o−ベンゾイル安
息香酸メチル、アセトフェノン等のアリールケトン系増
感剤、4,4−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、p
−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、p−ジメチルア
ミノアセトフェノン等のジアルキルアミノアリールケト
ン系増感剤、チオキサントン、キサントンおよびそのハ
ロゲン置換体等の多環カルボニル系増感剤、イルガキュ
ア907、イルガキュア369、ZLI331(チバガ
イギー社商品名)等が挙げられ、これらを単独もしくは
適宜組み合わせて使用することができる。光重合開始剤
の添加量は、ラジカル重合性樹脂と反応性希釈剤の合計
量に対して、3〜15重量%が好ましい。
は、活性エネルギーとして紫外線が使用される場合は、
光重合開始剤を添加する。光重合開始剤としては、ベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、α−アク
リルベンゾイン等のベンゾイン系増感剤、ベンゾフェノ
ン、p−メチルベンゾフェノン、p−クロロベンゾフェ
ノン、テトラクロロベンゾフェノン、o−ベンゾイル安
息香酸メチル、アセトフェノン等のアリールケトン系増
感剤、4,4−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、p
−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、p−ジメチルア
ミノアセトフェノン等のジアルキルアミノアリールケト
ン系増感剤、チオキサントン、キサントンおよびそのハ
ロゲン置換体等の多環カルボニル系増感剤、イルガキュ
ア907、イルガキュア369、ZLI331(チバガ
イギー社商品名)等が挙げられ、これらを単独もしくは
適宜組み合わせて使用することができる。光重合開始剤
の添加量は、ラジカル重合性樹脂と反応性希釈剤の合計
量に対して、3〜15重量%が好ましい。
【0012】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物を
印刷インキ組成物として使用する場合には、ラジカル重
合重合性樹脂と反応性希釈剤および必要に応じて光重合
開始剤からなる組成物に顔料を添加する。顔料の分散方
法は、三本ロール、ボールミル等を使用することができ
る。使用に応じて、可塑剤、界面活性剤、熱重合禁止剤
を添加してもよい。また本発明のラジカル重合性を有し
ない樹脂を配合してもよい。得られた組成物は、印刷イ
ンキ又は顔料を配合しない場合、主にオーバーコートワ
ニスとしてロールコータで紙、金属基材上に塗工するこ
とができる。
印刷インキ組成物として使用する場合には、ラジカル重
合重合性樹脂と反応性希釈剤および必要に応じて光重合
開始剤からなる組成物に顔料を添加する。顔料の分散方
法は、三本ロール、ボールミル等を使用することができ
る。使用に応じて、可塑剤、界面活性剤、熱重合禁止剤
を添加してもよい。また本発明のラジカル重合性を有し
ない樹脂を配合してもよい。得られた組成物は、印刷イ
ンキ又は顔料を配合しない場合、主にオーバーコートワ
ニスとしてロールコータで紙、金属基材上に塗工するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下実施例について記載する。例中部は重量
部である。 合成例1 反応容器にベンゼン100部、トリペンタエリスリトー
ル390部、ハイドロキノン1部、p−トルエンスルホ
ン酸10部、アクリル酸576部を仕込み、窒素と空気
の等量混合気流中80℃で反応させ、徐々に昇温し90
〜115℃の範囲で一定に保った。酸化が10以下にな
ったことを確認して脱溶媒し、トリペンタエリスリトー
ルオクタアクリレート(希釈剤a)を得た。
部である。 合成例1 反応容器にベンゼン100部、トリペンタエリスリトー
ル390部、ハイドロキノン1部、p−トルエンスルホ
ン酸10部、アクリル酸576部を仕込み、窒素と空気
の等量混合気流中80℃で反応させ、徐々に昇温し90
〜115℃の範囲で一定に保った。酸化が10以下にな
ったことを確認して脱溶媒し、トリペンタエリスリトー
ルオクタアクリレート(希釈剤a)を得た。
【0014】合成例2 反応容器にベンゼン100部、テトラペンタエリスリト
ール508部、ハイドロキノン1部、p−トルエンスル
ホン酸10部、アクリル酸720部を仕込み、窒素と空
気の等量混合気流中80℃で反応させ、徐々に昇温し9
0〜115℃の範囲で一定に保った。酸化が10以下に
なったことを確認して脱溶媒し、テトラペンタエリスリ
トールデカアクリレート(希釈剤b)を得た。
ール508部、ハイドロキノン1部、p−トルエンスル
ホン酸10部、アクリル酸720部を仕込み、窒素と空
気の等量混合気流中80℃で反応させ、徐々に昇温し9
0〜115℃の範囲で一定に保った。酸化が10以下に
なったことを確認して脱溶媒し、テトラペンタエリスリ
トールデカアクリレート(希釈剤b)を得た。
【0015】合成例3 反応容器にトリメチロールプロパン134部、テトラヒ
ヒドロ無水フタル酸486部、キシレン50部を仕込
み、窒素ガス気流中で、150℃で1時間反応させる。
次にトリメチロールプロパン402部、オレイン酸14
0部およびステベライトレジン(水添ロジン 理化ハー
キュレス社製)150部、ベンゾイル安息香酸384部
を仕込み徐々に昇温し、240℃で8時間反応させて酸
価が5.5とした。次に脱溶剤後冷却し、80℃でシク
ロヘキサン100部、ハイドロキノン1部、p−トルエ
ンスルホン酸10部,アクリル酸195部を仕込み、空
気を吹き込みながら100℃で7時間反応させた。酸価
が13.5になったので、脱溶剤し汲み出した。このラ
ジカル重合性樹脂50部 ヲにハイドロ
キノン0.1部を添加しトリペンタエリスリトールオク
タアクリレート50部で溶解してワニス1とした。 合成例4 反応容器にエピコート1004(エポキシ樹脂 油化シ
ェルエポキシ社製)1600部、トルエン150部、ハ
イドロキノン2部、トリエチレンジアミン2部を仕込
み、80℃で溶解させた。その後、アクリル酸144部
を空気を吹き込み滴下しながら仕込む。8時間後、酸価
が5以下になったところで予めトルエンジイソシアネー
トとオレイルアルコールをジラウリル酸ジブチル錫0.
1%の存在下で反応させたイソシアネート残基を有する
化合物を900部仕込み8時間反応させた後、脱溶剤し
て汲み出した。このラジカル重合性樹脂50部にハイド
ロキノン0.1部を添加しテトラペンタエリスリトール
デカアクリレート50部で溶解してワニス2とした。下
記に記載した処方により紫外線硬化性印刷インキを得
た。表中例1〜例5は実施例を、例6〜例9は比較例で
ある。 例1 例2 例3 例4 例5 例6 例7 例8 例9 顔料 20 20 20 20 20 20 ワニス1 40 35 5 50 40 5 ワニス2 40 35 50 開始剤 7 7 7 7 7 7 7 希釈剤a 33 33 50 希釈剤b 38 58 希釈剤c 23 95 希釈剤d 33 希釈剤e 45 希釈剤f 23
ヒドロ無水フタル酸486部、キシレン50部を仕込
み、窒素ガス気流中で、150℃で1時間反応させる。
次にトリメチロールプロパン402部、オレイン酸14
0部およびステベライトレジン(水添ロジン 理化ハー
キュレス社製)150部、ベンゾイル安息香酸384部
を仕込み徐々に昇温し、240℃で8時間反応させて酸
価が5.5とした。次に脱溶剤後冷却し、80℃でシク
ロヘキサン100部、ハイドロキノン1部、p−トルエ
ンスルホン酸10部,アクリル酸195部を仕込み、空
気を吹き込みながら100℃で7時間反応させた。酸価
が13.5になったので、脱溶剤し汲み出した。このラ
ジカル重合性樹脂50部 ヲにハイドロ
キノン0.1部を添加しトリペンタエリスリトールオク
タアクリレート50部で溶解してワニス1とした。 合成例4 反応容器にエピコート1004(エポキシ樹脂 油化シ
ェルエポキシ社製)1600部、トルエン150部、ハ
イドロキノン2部、トリエチレンジアミン2部を仕込
み、80℃で溶解させた。その後、アクリル酸144部
を空気を吹き込み滴下しながら仕込む。8時間後、酸価
が5以下になったところで予めトルエンジイソシアネー
トとオレイルアルコールをジラウリル酸ジブチル錫0.
1%の存在下で反応させたイソシアネート残基を有する
化合物を900部仕込み8時間反応させた後、脱溶剤し
て汲み出した。このラジカル重合性樹脂50部にハイド
ロキノン0.1部を添加しテトラペンタエリスリトール
デカアクリレート50部で溶解してワニス2とした。下
記に記載した処方により紫外線硬化性印刷インキを得
た。表中例1〜例5は実施例を、例6〜例9は比較例で
ある。 例1 例2 例3 例4 例5 例6 例7 例8 例9 顔料 20 20 20 20 20 20 ワニス1 40 35 5 50 40 5 ワニス2 40 35 50 開始剤 7 7 7 7 7 7 7 希釈剤a 33 33 50 希釈剤b 38 58 希釈剤c 23 95 希釈剤d 33 希釈剤e 45 希釈剤f 23
【0016】表中の用語は以下のとおりである。 顔料:リオノールレッドF2B(東洋インキ製造株式会
社製紅顔料) 開始剤:イルガキュア907/イルガキュア184(チ
バガイギー社製)を2/5(重量比)の割合で配合し
た。 希釈剤c:ペンタエリスリトールテトラアクリレート 希釈剤d:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 希釈剤e:トリメチロールプロパントリアクリレート 希釈剤f:ジトリメチロールプロパンテトラアクリレー
ト
社製紅顔料) 開始剤:イルガキュア907/イルガキュア184(チ
バガイギー社製)を2/5(重量比)の割合で配合し
た。 希釈剤c:ペンタエリスリトールテトラアクリレート 希釈剤d:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 希釈剤e:トリメチロールプロパントリアクリレート 希釈剤f:ジトリメチロールプロパンテトラアクリレー
ト
【0017】例5と例9を除く各例で得られた紫外線硬
化型印刷インキをRIテスターにて三菱コート紙に印刷
した。各印刷サンプルを120W/cmの強度を有する
高圧水銀灯灯の下10cmの位置をコンベアーに乗せて
通過させインキが硬化するかを観察した。ライン速度を
30m/分から10m/分間隔で速くしたときのインキ
が硬化した最大ライン速度を下記表に示した。又、例5
と例9のオーバーコートワニスについてはカーテンビー
ム型電子線照射装置を使用して照射量を代えてオーバー
コートワニスの硬化を観察し、オーバーコートワニスが
硬化したときの最小照射量を下記表に示した。
化型印刷インキをRIテスターにて三菱コート紙に印刷
した。各印刷サンプルを120W/cmの強度を有する
高圧水銀灯灯の下10cmの位置をコンベアーに乗せて
通過させインキが硬化するかを観察した。ライン速度を
30m/分から10m/分間隔で速くしたときのインキ
が硬化した最大ライン速度を下記表に示した。又、例5
と例9のオーバーコートワニスについてはカーテンビー
ム型電子線照射装置を使用して照射量を代えてオーバー
コートワニスの硬化を観察し、オーバーコートワニスが
硬化したときの最小照射量を下記表に示した。
【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化性組成物
は、最大8官能ないし10官能性であり、かく低粘度の
反応性希釈剤を含有しているため、硬化速度が極めて速
く、特に活性エネルギー線硬化性印刷インキ又はオーバ
ーコートワニス組成物として有用である。
は、最大8官能ないし10官能性であり、かく低粘度の
反応性希釈剤を含有しているため、硬化速度が極めて速
く、特に活性エネルギー線硬化性印刷インキ又はオーバ
ーコートワニス組成物として有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 トリペンタエリスリトールのヘプタもし
くはオクタ(メタ)アクリレート又はテトラペンタエリ
スリトールのノナもしくはデカ(メタ)アクリレート、
ラジカル重合性樹脂および必要に応じて光重合開始剤か
らなることを特徴とする活性エネルギー線硬化性被覆組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15496693A JPH0711165A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 活性エネルギー線硬化性被覆組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15496693A JPH0711165A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 活性エネルギー線硬化性被覆組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711165A true JPH0711165A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15595793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15496693A Pending JPH0711165A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 活性エネルギー線硬化性被覆組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711165A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275500A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Hitachi Kasei Polymer Co Ltd | 活性エネルギー線硬化性剥離剤組成物及びそれを用いた塗膜形成方法、剥離ライナー |
JP2011051103A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂積層体および携帯情報端末 |
JP2013053249A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | フィルムコーティング剤 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15496693A patent/JPH0711165A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275500A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Hitachi Kasei Polymer Co Ltd | 活性エネルギー線硬化性剥離剤組成物及びそれを用いた塗膜形成方法、剥離ライナー |
JP2011051103A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂積層体および携帯情報端末 |
JP2013053249A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | フィルムコーティング剤 |
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