JPH07111480B2 - コンクリート構造物表面の剥離方法 - Google Patents

コンクリート構造物表面の剥離方法

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JPH07111480B2
JPH07111480B2 JP62278333A JP27833387A JPH07111480B2 JP H07111480 B2 JPH07111480 B2 JP H07111480B2 JP 62278333 A JP62278333 A JP 62278333A JP 27833387 A JP27833387 A JP 27833387A JP H07111480 B2 JPH07111480 B2 JP H07111480B2
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幸雄 野崎
康信 宮崎
幸男 沢
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、剥離装置により壁を剥離し、剥離した粉塵を
集塵装置で空気と分離し、分離した粉塵を回収袋に回収
するコンクリート構造物表面の剥離装置に関する。
【従来技術】 例えば原子力発電所の解体に際し、汚染度があまり高く
ない壁、床、天井の表面については、人が入って汚染し
た表面をはつって所定厚さ(例えば3mm)だけ剥離除去
していた。 しかし、この方法でははつり作業を人力で行っていたの
で効率的でなく、また粉塵すなわち汚染物質が飛散して
作業者および周囲に被暴の恐れがあり、粉塵の回収が効
率的でなかった。 また、公知例として、特開昭62−129497号公報に集塵フ
ード付ドリルが記載されている。しかし、本公知例にお
いては集塵フードを設けて研削層を排出しているが、加
圧空気を供給しておりそのため粉塵が漏洩しやすく、拡
散する恐れがある。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、粉塵の飛散を防止して作業者および周
囲の汚染物質による被害を防止しでき、粉塵を効果的に
回収することのできるコンクリート構造物表面の剥離装
置を提供するにある。
【課題を解決する手段】
本発明は、剥離装置により壁を剥離し、剥離した粉塵を
集塵装置で空気と分離し、分離した粉塵を回収袋に回収
するコンクリート構造物表面の剥離装置において、バラ
ンサーを介して天井から吊設された剥離装置と、床に据
え付けられた集塵装置とブロワ装置とフィルタ装置とを
備え、フィルタ装置の入口部と天井との間には隔離膜が
張設されており、前記剥離装置は、はつり機と、そのは
つり機を水平に固設した壁面ガイドと、はつり機の周囲
を覆う集塵カバーとからなり、前記集塵装置は、前記剥
離装置の集塵カバーの底部開口部と集塵ホースで接続さ
れそして内部に集塵フィルタが固設されたコレクタユニ
ットと、そのコレクタユニットの底部に連結されそして
底部と上部とがそれぞれ回収用開閉バルブと圧力調整バ
ルブとを介して連通管で接続されたサイクロン状の集塵
タンクと、その集塵タンクの底部に取り付けられた回収
袋とからなり、前記フィルタ装置はブロワ装置を介して
排気ホースで集塵装置と接続され、そしてファンユニッ
トを備えている。
【作用効果の説明】
例えば原子力発電所の解体に際し、バランサーを介し吊
設したはつり機で壁面をはつり、剥離した粉塵をはつり
機の周囲を覆った集塵カバーを介してブロワ装置の吸引
圧により集塵装置に導く。集塵装置においては、集塵タ
ンクのサイクロン効果で粉塵と空気とを分離してその排
気を集塵フィルタて濾過して排出する。そして、ブロワ
装置を介してフィルタ装置に導き、フィルタ装置におい
て集塵してファンユニットで排出する。集塵タンクには
サイクロン効果で粉塵が集積し、所定量集積したら回収
用開閉バルブと圧力調整バルブを開き連通管により集塵
タンクと回収袋との圧力を均圧化して粉塵を回収袋に回
収する。これら一連の作業において漏洩した粉塵は、全
体が隔離膜で外部と隔離され、しかも内部はブロワ装置
により負圧化されているので、粉塵が外部に流出するこ
となく粉塵の拡散が防止される。 本発明は、剥離、回収、排気を非常にクリーンな作業環
境で達成できるので、原子力発電所の解体のほか、アス
ベスト壁、クリーンルーム内の剥離作業や建築物質内の
リフォーム作業に実施することができる。
【実施例】
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。 本実施例は図に示すように、剥離装置Aと、集塵装置B
と、ブロワ装置Cと、フィルタ装置Dと、これらを接続
する集塵ホースH1および排気ホースH2、H3とからなり、
フィルタ装置Dの出口は図示しない既設のダウトに接続
されている。 剥離装置Aは天井Tからバランサー1を介して吊設さ
れ、集塵装置B、ブロワ装置Cおよびフィルタ装置Dは
床に据付られ、フィルタ装置Dの入口部までは天井Tと
の間に張設されたポリエチレン等の隔離膜Sで外部から
隔離されクリーンハウスRが画成されている。 剥離装置Aは、ワイヤ2に吊設され壁面側に当接するガ
イドローラ3を備えた壁面ガイド4と、壁面ガイド4に
水平に固設された公知任意のはつり機5と、はつり機5
の周囲を覆う集塵カバー6とからなり、集塵カバー6の
底部開口は集塵ホースH1に接続され、また、壁面側開口
部の周縁には壁面に向けて図示しないブラシが設けられ
ている。 集塵装置Bは、集塵ホースH1に接続され、内部に集塵フ
ィルタ11が固設され、頂部に塵落としハンドル12が設け
られたコレクタユニット10と、コレクタユニット10の底
部に連結され、底部と上部とがそれぞれ回収用開閉バル
ブ14、圧力調整バルブ15を介して連通管16で接続された
サイクロン状の集塵タンク13の底部に取り付けられたポ
リエチレン材製の回収袋17とからなっている。なお、図
中18は高さ調整用の伸縮脚である。 ブロワ装置Dは、例えば真空圧が2050mm水柱で、流量が
5.2m3/minのファンブロワが用いられ、その吸込み口は
排気ホースH2に接続され、吐出口は排気ホースH3に接続
されている。 フィルタ装置Dは、排気ホースH3に接続されたバグフィ
ルタ30と、バグフィルタ30に接続されたケース31内に設
けられたプレフィルタ32およびヘパフィルタ33と、ケー
ス31にダクト34を介して接続されたファンユニット35と
からなり、バグフィルタ33と、プレフィルタ32およびヘ
パフィルタ33は順次細かい粉塵を捕捉するようになって
いる。 次に、原子力発電所の解体を例として実施の態様を説明
する。作業に際し、クリーンハウスRの内部を外部より
負圧にし、ブロワ装置C、ファンユニット35を作動して
行う。 剥離装置Aを把持して集塵カバー6を壁Wの表面に圧接
し、はつり機5を作動して壁Wの表面を所定厚さ(3m
m)に剥離する。すると、剥離により発生した粉塵すな
わち汚染物質は、集塵カバー6、集塵ホースH1を介して
集塵装置Bに導かれる。この際、集塵カバー6内はブロ
ワ装置Cの吸引圧により負圧化され、粉塵は直接、ある
いはブラシの目の間にひっかかった粉塵はブラシの目の
間を高速で流入する風圧で集塵カバー6内に吸い込まれ
る。また、ブラシは壁面上に集塵装置Aが移動すると
き、はつり後に壁面に付着した粉塵を掻き落して吸込
み、流入風圧ははつり機5のビットに付着した粉塵を吹
き飛ばし、更に、集塵カバー6内の粉塵の流れを形成し
て集塵効果を向上する。 集塵装置Bに導かれた粉塵は、集塵タンク13のサイクロ
ン効果で底部に集積され、排気は集塵フィルタ11を介し
て排気ホースH2に排出される。集塵フイルタ11は排気中
の例えば1ミクロン以上の粉塵を捕捉するので、1ミク
ロン以上の粉塵はすべて集塵タンク13内に集積され、排
気ホースH2に排出された粉塵は1ミクロン以下の大きさ
となる。 この1ミクロン以下の粉塵はブロワ装置Cを通り、フイ
ルタ装置Dに導かれ、バクフイルタ30、プレフイルタ3
2、およびヘパフイルタ33で大きい粉塵から順に集塵さ
れ、ファンユニット35からは発生粉塵量の例えば0.03%
以下で0.3ミクロン程度の粉塵がダクト36を介して既設
のダクトに排出される。 これら一連の剥離、集塵において、集塵カバー6および
集塵装置B、ブロワ装置、ホースH1ないしH3から洩れた
粉塵は、負圧化されたクリーンハウスR内から外部に流
出することなく、バグフイルタ30からフイルタ装置Dに
導かれて集塵される。このようにすべて密閉した状態で
行われるので、粉塵すなわち汚染物質の拡散が防止され
作業者および周囲の被暴が低減される。 剥離作業が終了し、または集塵タンク13に所定量の粉塵
が集積したら、粉塵の回収を行う。すなわち、塵落しハ
ンドル12を回して集塵フイルタ11に付着した粉塵を払い
落とし、集塵タンク13内の浮遊粉塵が沈降したら、回収
用開閉バルブ14と圧力調整バルブ15とを開いて回収袋17
側と集塵タンク上部側とを連通管16により連通し、両者
を均圧化して粉塵だけを回収袋17に回収する。従って、
外部への洩れをなくして粉塵を効果的に回収し、また、
作業者の手および周囲の汚染を防止することができる。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、下記の効果を奏す
る。 (a) 隔離膜で装置全体が外部と隔離されて内部が密
閉負圧化されるので外部への粉塵の飛散が防止できる。 (b) 剥離装置はバランサーを介して吊設されてお
り、容易に剥離装置を壁面の所定位置に圧接してはつり
作業を行うことができる。 (c) ブロワ装置およびファンユニットによって剥離
装置から吸気し、濾過した空気を外部に排出して隔離膜
で隔離された内部の負圧化を図り、粉塵飛散を防止する
ことができる (d) 集塵タンクの底部と上部とがそれぞれ回収用開
閉バルブと圧力調整バルブとを介して連通管で連結され
ており、この両バルブの開弁により集塵タンク側と回収
袋側とを均圧化してから粉塵を回収するので粉塵の外部
への漏洩が防止され、何ら粉塵搬送装置を要せず効果的
に粉塵回収をすることができる。
【図面の簡単な説明】
ずは本発明を一実施例を示す全体構成図である。 A……剥離装置、B……集塵装置、C……ブロワ装置、
D……フィルタ装置、H1……集塵ホース、H2、H3……排
気ホース、W……壁、1……バランサー、4……壁面ガ
イド、5……はつり機、6……集塵カバー、10……コレ
クタユニット、11……集塵フィルタ、13……集塵タン
ク、14……回収用開閉バルブ、15……圧力調整バルブ、
16……連通管、17……回収袋、30……バグフィルタ、32
……プレフィルタ、33……ヘパフィルタ、35……ファン
ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢 幸男 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 端 雅弘 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−129497(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離装置(A)により壁(W)を剥離し、
    剥離した粉塵を集塵装置(B)で空気と分離し、分離し
    た粉塵を回収袋(17)に回収するコンクリート構造物表
    面の剥離装置において、バランサー(1)を介して天井
    (T)から吊設された剥離装置(A)と、床に据え付け
    られた集塵装置(B)とブロワ装置(C)とフィルタ装
    置(D)とを備え、フィルタ装置(D)の入口部と天井
    (T)との間には隔離膜(S)が張設されており、前記
    剥離装置(A)は、はつり機(5)と、そのはつり機
    (5)を水平に固設した壁面ガイド(4)と、はつり機
    (5)の周囲を覆う集塵カバー(6)とからなり、前記
    集塵装置(B)は、前記剥離装置(A)の集塵カバー
    (6)の底部開口部と集塵ホース(H1)で接続されそし
    て内部に集塵フィルタ(11)が固設されたコレクタユニ
    ット(10)と、そのコレクタユニット(10)の底部に連
    結されそして底部と上部とがそれぞれ回収用開閉バルブ
    (14)と圧力調整バルブ(15)とを介して連通管(16)
    で接続されたサイクロン状の集塵タンク(13)と、その
    集塵タンク(13)の底部に取り付けられた回収袋(17)
    とからなり、前記フィルタ装置(D)はブロワ装置
    (C)を介して排気ホース(H2、H3)で集塵装置(B)
    と接続されそしてファンユニット(35)を設けることを
    特徴とするコンクリート構造物表面の剥離装置。
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