JP3442691B2 - エアーシヤワー装置 - Google Patents

エアーシヤワー装置

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JP3442691B2 JP21796199A JP21796199A JP3442691B2 JP 3442691 B2 JP3442691 B2 JP 3442691B2 JP 21796199 A JP21796199 A JP 21796199A JP 21796199 A JP21796199 A JP 21796199A JP 3442691 B2 JP3442691 B2 JP 3442691B2
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康弘 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却施設等の汚染
環境空間への出入り口や、クリーンルームへの出入り口
等に設置して好適なエアーシヤワー装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記各出入り口に設置して、作業員の衣
類等に付着しているダスト類や各種雑菌類を、送風機の
送風作用によってエアーノズルからシヤワー室内に噴射
されるエアーシヤワーで払い落し、これ等払い落したダ
スト類等を含んだ含塵気流をフイルターで濾過した後、
再びエアーノズルからシヤワー室内に循環噴射させるよ
うに構成したエアーシヤワー装置は、従来より例えば実
開昭59−180788号公報等に見られるように公知
のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエアーシヤ
ワー装置は、一般的にクリーンムール等の出入り口に設
置されるように構成されていて、比較的綺麗な環境下で
使用されるものであり、而かも、エアーシヤワーによっ
て払い落されて除去されるダスト類は、重量も軽くてフ
イルターの汚れも其れ程ひどい状態にはならないように
成っている。
【0004】しかし、例えば焼却施設等が存在する環境
下で作業を行った場合は、作業服等の衣類に付着するダ
ストの汚れはひどく、而かも、ダイオキシンの様な有害
物質も多く付着しているため、こうした環境下で上記従
来のエアーシヤワー装置を使用した場合は、フイルター
が充分にダスト捕集機能を発揮することができず、ま
た、フイルターの目詰りも早くてフイルター交換や除塵
作業を頻繁に行う必要があり、更に、ダイオキシン等の
有害物質の取扱も非常に面倒で危険であるため、処理作
業に手間取る問題もあった。
【0005】加えて、エアーシヤワーの噴射によって衣
類等から払い落されたダストのうち、重量の重いダスト
は回収されずにエアーシヤワー室の床面(底面)に落下
して次第に堆積し、また、床面に落下したダスト類は再
び浮遊化して衣類等に再付着、再汚染する問題もあっ
て、これ等各種問題点の早急な解決が望まれていた。
【0006】従って本発明の技術的課題は、例えば焼却
施設等が存在する環境下で作業を行った場合であって
も、衣類に付着したダスト類を容易に、且つ、確実に除
去することができ、フイルターの目詰りも可及的に少く
してフイルター交換や除塵作業の回数を少くすることが
できると共に、ダイオキシン等の有害物質の除去作業も
簡単に、且つ、安全に済ませることができ、エアーシヤ
ワー室の床面に落下した重量の重いダスト類の処理も確
実に行えるように工夫したエアーシヤワー装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】本体内部に、空気流通路で連通するシヤワ
ー室と空気浄化室を区画形成し、ブロアーによってシヤ
ワー室から空気流通路を通して空気浄化室に吸引した空
気をフイルターで濾過し、この濾過した空気を上記ブロ
アーの送風作用によってエアーノズルから上記のシヤワ
ー室内に循環送出することによって、入室者の着衣等に
付着したダスト類を払い落すように構成したエアーシヤ
ワー装置であって、
【0009】(1) 空気浄化室の内部にバグフイルタ
ーを用いた一次フイルターと、高性能フイルターを用い
た二次フイルターを間隔をあけて設け、これ等一次フイ
ルターと二次フイルターの間にブロアーを設けて、この
ブロアーの吸引作用によってシヤワー室から空気流通路
を通して空気浄化室に吸引した空気を一次フイルターで
濾過した後、上記ブロアーの送風作用によって上記二次
フイルターを通すことによって更に高度な濾過を施すよ
うに構成し、且つ、上記一次フイルターを構成するバグ
フイルターに除塵装置を設け、このバグフイルターの下
側にはダスト回収ボックスを設けて、ダスト回収ボック
スには掃除機又は集塵機の吸引ホースを接続することが
できるホース接続口を設けると共に、上記のダスト回収
ボックスに排ガス用の中和剤又は吸着剤を収容自在と成
し、このダスト回収ボックスの上側部には、上記の中和
剤又は吸着剤を吹き上げ自在にしたプリコート用圧縮空
気の噴射装置を設けること。(請求項1)
【0010】(2) シヤワー室の底板を多孔板や格子
板等の通気板で構成し、この通気板の下側に空気流通路
を経て空気浄化室に通じるシューター室を設けて、空気
浄化室内に設けたブロアーの吸引作用を上記シューター
室に及ぶように構成すること。(請求項2)
【0011】(3) シヤワー室から空気流通路に通じ
る口を空気流通口と成し、シューター室から空気流通路
に通じる口を空気流入口と成して、これ等流通口と流入
口をいずれか一方が開くと他方が閉じるように、流入口
切換弁によって交互に開閉するように構成すること。
(請求項3)
【0012】(4) シヤワー室への入室を検出する
と、シヤワー室の空気流通口が開いてシューター室の空
気流入口が閉じ、且つ、ブロアーの作動によりエアーノ
ズルからフイルターによって濾過された空気が噴射され
る一方、シヤワー室からの退室が検出されると、シヤワ
ー室の空気流通口が閉じてシューター室の空気流入口が
開き、上記ブロアーの吸引作用がシューター室に切換わ
るように構成すること。(請求項4)
【0013】() シヤワー室の内部に手持ち式のエ
アーノズルを設け、このエアーノズルとバグフイルター
の除塵装置、並びに、中和剤又は吸着剤吹き上げ用の噴
射装置に対して、1台のコンプレッサーから圧縮空気を
適宜切換えて供給するように構成すること。(請求項
【0014】() 高性能フイルターを用いた二次フ
イルターの次段部分に、活性炭フイルターを設けるこ
と。(請求項
【0015】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、ブロアーの作動によってシヤワー室から導入し
た含塵気流を先ずバグフイルターを用いた一次フイルタ
ーで濾過し、次いで、高性能フイルターを用いた二次フ
イルターで濾過するため、焼却施設等が存在する環境下
で衣類に付着したダスト類であっても、エアーシヤワー
で払い落した後にこれを容易に、且つ、確実に濾過して
優れたダスト捕集効果を発揮できると共に、バグフイル
ターの存在によって高性能フイルター(二次フイルタ
ー)の目詰りを遅くして、フイルター交換や除塵作業の
回数を少くすることができ、更に、上記のブロアーを一
次フイルターと二次フイルターの中間に設置し、一次フ
イルターに対しては吸引作用を、二次フイルターに対し
ては送風作用を齎すため、1台のブロアーを効率的に利
用して優れた濾過作用を発揮することを可能にする。
【0016】更に上記(1)で述べた手段によれば、
スト回収ボックスに中和剤又は吸着剤を収容して、噴射
装置でこれを吹き上げて一次フイルターのバグフイルタ
ーに付着させることにより、有害ガスを一次フイルター
で中和させたり吸着すること ができると共に、除塵装置
によってバグフイルターからダスト回収ボックスに払い
落されたダストは、ホース接続口を通して掃除機又は集
塵機側にそのまま回収できるため、ダイオキシン等の有
害物質を外部に飛散させることなく安全に回収すること
を可能にする。
【0017】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、エアーシヤワーの払い落しによって重量の重い
ダストがシヤワー室の床面(底面)に落下しても、これ
を多孔板や格子板等の通気板を通して下側のシューター
室側に吸引できるため、重量の重いダストの床面への堆
積や、浮遊化による衣類等への再付着(再汚染)の問題
を解決することを可能にする。
【0018】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、エアーシヤワーによって払い落したダスト類の
吸引と、シヤワー室の床面に落下した重量の重いダスト
類の回収を、1台のブロアーの吸引力を流入口切換弁で
切換えて行うため、ブロアーの能力を最少にして最大限
に活用することを可能にする。
【0019】上記(4)で述べた請求項4に係る手段に
よれば、シヤワー室への人の入室を検知すると、自動的
にエアーシヤワーを噴射して衣類等に付着したダスト類
を払い落し、シヤワー室から人がいなくなると床下のシ
ューター室へ吸引力を切換えてダストの回収を図るた
め、ブロアーの能力を有効に利用することを可能にす
る。
【0020】上記()で述べた請求項に係る手段に
よれば、濾過した空気を噴射するエアーノズルの中に、
手持ち式のエアーノズルを設けたため、衣類等の汚れの
激しい部分に空気を集中的に噴射させる局部的なエアー
シヤワー効果を発揮出来ると共に、この手持ち式のエア
ーノズルに対してはコンプレッサーから高圧エアーが供
給されるため、局部的なエアーシヤワー効果を更に強力
なものにすることができ、而かも、このコンプレッサー
からの高圧エアーを、バグフイルターの除塵用と中和剤
又は吸着剤の吹き上げ用にも切換えて利用できるため、
コンプレッサーの能力を有効に利用して装置全体のコン
パクト化を図ることを可能にする。
【0021】上記()で述べた請求項に係る手段に
よれば、高性能フイルターに加えて活性炭フイルターを
用いるため、例えばアンモニア等の悪臭物質やダイオキ
シン等の有害物質も吸着捕集できるため、濾過後の空気
をそのままシヤワー室側に循環させて安全に使用するこ
とを可能にする。
【0022】以上の如くであるから、上記(1)〜
)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るエアーシヤ
ワー装置の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は
本発明の全体を説明した構成図であって、図中、符号1
で全体的に示したのはエアーシヤワー装置の本体で、2
と3はこの本体1の内部に区画形成したシヤワー室と空
気浄化室、2Hは人が入ることができるように構成した
シヤワー室2の内部、4はこれ等両室2,3を連通する
空気流通路、1H…はシヤワー室2の周囲を囲むように
設けた本体1との間隔通路で、この通路が清浄空気のエ
アーダクトに成っている。
【0024】2Vは多孔板や格子板等の通気板を用いて
造った上記シヤワー室2の床板(底板)、2Fはこの床
板2Vの下側に設けたシューター室、2Eはシューター
室2Fの底面に斜めに設けたシューター板、2Xは上記
空気流通路4の下側に設けた上記シューター室2Fの連
通室、4Aは空気流通路4に通じるように開口した上記
シヤワー室2の空気流通口、4Cは同じく空気流通路4
に通じるようにその底面に開口した上記シューター室2
Fの空気流入口、4Bは同じく空気流通路4に通じるよ
うに開口した上記空気清浄室3の空気導入口を示す。
【0025】また、5は例えばシリンダーやモータ等の
作動部5T(図2参照)によって切換作動して、上記の
空気流通口4Aと空気流入口4Cを一方が開いたら他方
が閉じるように交互に開閉することができる流入口切換
弁で、6は上記空気導入口4Bの部分に開閉作動自在に
取付けた逆止弁を示す。
【0026】次に、3Wは上記空気浄化室3の内部を下
側の集塵室3Aと、その上側の清浄室3Bとに区画した
仕切板で、この仕切板3Wには集塵室3Aの内部に向け
て一次フイルターを構成するバグフイルター7…が吊下
げられており、また、清浄室3B側にはバグフイルター
7…に除塵用の圧縮エアーを吹き込むことができる除塵
装置9(ブローパイプ)と、モータ8Mによって回転す
るブロアー8が設けられ、更に、上記の清浄室3Bとエ
アーダクト1Hの間を連通するフイルター室3Cには、
高性能フイルター11と活性炭フイルター12とから成
る二次フイルターが設けられていて、これ等一次フイル
ターと二次フイルターの中間に上記のブロアー8が配置
されている。
【0027】また、13は上記集塵室3Aの下側部に設
けたダスト回収ボックスで、このボックス13の上側部
には、ボツクス13内に収容した中和剤又は吸着剤PC
を上方に吹き上げることにより、この中和剤や吸着剤P
Cをバグフイルター7…の表面に付着させることができ
るプリコート用圧縮エアーの噴射装置10が設けられ、
更にボックス13の側面には、図示した掃除機30の集
塵用ホース34を接続することができるホース接続口1
3Pが突設されていて、ダスト回収ボックス13に回収
したダストを周囲に飛散させることなく、掃除機30側
に安全に回収できる仕組に成っている。
【0028】尚、図示した掃除機30は、その内部が清
浄室30Tと集塵室30Sに仕切られていて、清浄室3
0T内にはモータ31Mによって吸引回転するブロアー
31が設けられ、集塵室30Sにはフイルター32が設
けられていて、ダスト回収ボックス13から吸引回収し
たダストをダストパック33に入れて外部に取り出す仕
組に成っているが、図示した掃除機30は実施の一例で
あって、図示した構成以外の掃除機を用いてダストを回
収してもよく、また、代りに集塵機を用いてダストを回
収するようにしてもよく、その選択は任意とする。
【0029】15…は、上記シヤワー室2の壁面に夫々
内部2Hに向けた状態で取付けたエアーノズルで、これ
等各エアーノズル15…は、上記ブロアー8の回転によ
ってシヤワー室2から空気流通路4を通って空気浄化室
3Aに吸引され、次いで、一次と二次の各フイルター、
即ち、バグフイルター7…と高性能フイルター11、更
には、活性炭フイルター12を通って濾過及び清浄化さ
れてエアーダクト1H…に送り出されて来る清浄空気
を、シヤワー室2内に勢い良く噴射(循環)して、シヤ
ワー室2内に入室した人の衣類や身体等に付着している
ダスト類をきれいに払い落す仕組に成っている。
【0030】15Xはシヤワー室2内に設けた手持ち式
のエアー吹出しノズルで、このエアー吹出しノズル15
Xにはコンプレッサー14からエアーパイプ14T及び
14T′を通して圧縮エアーが供給される仕組に成って
おり、更に、上述した除塵装置9と噴射装置10に対し
ても、エアーパイプ14Sを通してコンプレッサー14
から圧縮エアーが供給自在に構成されている。
【0031】また、16はシヤワー室2内に設けた照明
灯、20は本発明の各部をコントロールする制御部(制
御盤)を示す。
【0032】尚、上述した流入口切換弁5は、シヤワー
室2内への人の入室が検知されると、作動部5Tによっ
て空気流通口4Aを開いて空気流入口4Cを閉じた状
態、即ち、図示したシヤワー室2を空気浄化室3側に直
接連通した状態にするが、シヤワー室2内から人が退出
したことが検知された場合には、同じく作動部5Tによ
って空気流入口4Cを開いて、空気流通口4Aを閉じた
状態、即ち、シューター室2Fを空気浄化室3に連通し
た状態に切換る仕組に成っている。
【0033】図2は上記本発明に係るエアーシヤワー装
置の電気的構成の一例を説明したブロック図であって、
図中、21,22はシヤワー室2への人の入退室を検出
する入口センサーと出口センサーで、上記の制御部20
にはこれ等各センサー21,22に加えて、上述したブ
ロアー8のモータ8Mと、コンプレッサー14の作動部
と、照明灯16と流入口切換弁5の作動部5Tが接続さ
れていて、夫々が制御部20によってコントロールされ
る仕組に成っている。
【0034】また、14A,14B,14Cは、コンプ
レッサー14から上記手持ち式エアー吹出しノズル15
Xに圧縮空気を供給するエアーパイプ14Tの途中と、
上記除塵装置9の逆洗用噴射ノズル9′及び上記噴射装
置10のプリコート用噴射ノズル10′に圧縮空気を供
給するエアーパイプ14Sの各途中部分に設けた電磁切
換弁で、これ等各電磁切換弁14A,14B,14C
も、上述した制御部20に接続されて必要に応じて開閉
制御される仕組に成っているが、各切換弁14A,14
B,14Cを手動によって切換操作するようにしてもよ
く、その選択は任意とする。
【0035】次に、上述した本発明に係るエアーシヤワ
ー装置の動作を図3に示したフローチャートに従って説
明する。尚、上記逆洗用噴射ノズル9′とプリコート用
噴射ノズル10′に対する圧縮エアーの供給は、エアー
シヤワー装置の運転中、又は、運転開始に当って必要に
応じてその都度行うものであるから、このフローチャー
トにはその説明が省略されている。
【0036】始めのステップS1で入口センサー21が
シヤワー室2への人の入室を検出すると、次のステップ
S2に進んで作動部5Tが流入口切換弁5を図1に示す
ように空気流通口4Aを開いて、空気流入口4Cを閉じ
た状態、即ち、シヤワー室2内の含塵気流を空気流通路
4を通して空気浄化室3側に吸引できる状態にセット
し、次いで、ステップS3に進んでブロアー8の作動を
開始する。尚、エアーシヤワーを頻繁に使用する部所で
は、上記ブロアー8を連続運転させてもよく、その選択
は任意である。
【0037】ブロアー8が運転を始めると、空気流通路
4を通してシヤワー室2から空気浄化室3へ空気を取り
込み、これをバクフイルター7…で濾過した後、更に、
高性能フイルター11及び活性炭フイルター12を通し
て高性能な濾過と、高温酸性ガス等の各種排ガスの吸着
処理が行われ、次いで、ステップS4に進んでこれ等濾
過及び浄化処理を済ませた浄化エアーをエアーダクト1
H…を通して各エアーノズル15…からシヤワー室2内
に噴射(循環)して、入室者の衣類や身体等に付着して
いるダスト類を払い落すことができる。
【0038】また、次のステップS5に進んで上記各エ
アーノズル15…からのエアーの噴射に加えて、手持ち
式エアー吹出しノズル15Xを使用する場合は、スイッ
チ(図示省略)のオン操作に従って次のステップS6に
進んでその使用を可能とし、より強力なエアーシヤワー
によって局部的、且つ、集中的なエアー洗浄を可能にす
る。
【0039】尚、上記各エアーノズル15…及び15X
から噴射されるエアーシヤワーによって払い落されたダ
スト類の殆どは、上記ブロアー8の吸引作用を受けて含
塵気流に乗って空気流通口4Aを通って空気浄化室3側
へ吸引され、バグフイルター7…と高性能フイルター1
1及び活性炭フイルター12による濾過を受けることに
なる。
【0040】更に、噴射装置10によるエアー噴射によ
って中和剤又は吸着剤がバグフイルター7…にプリコー
トされている場合は、有害ガスをこの中和剤又は吸着剤
のプリコート層によって中和及び吸着させることができ
る。
【0041】上記エアーシヤワーによる洗浄が済んでシ
ヤワー室2から人が退室し、ステップS7で出口センサ
ー22がその退室を検出すると、次のステップS8に進
んで作動部5Tが流入口切換弁5を空気流通口4Aを閉
じて、空気流入口4Cを開いた状態、つまり、シュータ
ー室2Fへブロアー8の吸引作用を及ぼす状態に切換え
セットし、次いで、ステップS9に進んでシヤワー室2
の床面に落下して溜っている重量の重い比較的大きなダ
スト類を、多孔板や格子板等の通気板を用いて造った床
板2Vを通してシューター室2Fに取り込み、且つ、こ
の取り込んだダスト類を空気流入口4Cから空気導入口
4Bを通して空気浄化室3側に吸引させて、シューター
室2F及びシヤワー室2をクリーニングする。
【0042】尚、上記ステップS9のシューター室2F
及びシヤワー室2のクリーニングは、次のステップS1
0でブロアー8の運転が停止されるまで続けられるが、
上述したようにブロアー8を連続運転する場合は、この
クリーニング運転は次に入口センサー21が新しい入室
者を検知するまで続けられる。
【0043】また、上記のシューター室2Fを通って空
気浄化室3側に吸引される重量の重いダスト類は、集塵
室3A内のバグフイルター7…に捕集され、また、ダス
ト類と一緒に吸引されて来る排ガス類はバグフイルター
7にプリコートされている中和剤又は吸着剤PCの層に
よって中和或は吸着されると共に、除塵装置9によって
これ等バグフイルター7からダスト回収ボックス13に
払い落されたダスト類や、排ガスを吸着した中和剤又は
吸着剤PCは、外部に飛散させることなくホース接続口
13Pを通して掃除機30又は集塵機に吸引回収するこ
とができる。
【0044】従って、例えば焼却施設等がある環境下で
作業を行った結果、衣類(作業服等)にダイオキシン等
の有害物質が付着されているような場合でも、これ等有
害物質をシヤワー室2内でエアーシヤワーを用いて払い
落し、これをバグフイルター7に捕集させた後、ダスト
回収ボックス13に払い落して周囲に飛散させることな
く安全に掃除機30や集塵機側に回収することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係るエアー
シヤワー装置によれば、衣類等に付着しているダスト類
の汚れが激しく、而かも、ダイオキシン等の有害物質が
多く付着されているような場合であっても、これ等ダス
ト類や有害物質をエアーシヤワーで確実に払い落して安
全に回収できるものであって、フイルターの目詰りを少
くしてフイルターの交換や除塵作業に費やす無駄な時間
を可及的に少くした点、1台のブロアーを効率的に用い
て、装置全体のコンパクト化と低コスト化を可能にした
点と相俟って、特に、重量の重いダスト類や有害物質が
多く付着している環境下での使用に適したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアーシヤワー装置の全体を説明
した構成図である。
【図2】本発明の電気的構成を説明したブロック図であ
る。
【図3】本発明の処理動作を説明したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 エアーシヤワー装置の本体 1H エアーダクト 2 シヤワー室 2V 通気板で造った床板 2F シューター室 3 空気浄化室 4 空気流通路 4A 空気流通口 4C 空気流入口 5 流入口切換弁 5T 作動部 7 バグフイルター(一次フイルター) 8 ブロアー 9 除塵装置 10 プリコート用噴射装置 11 高性能フイルター(二次フイルタ
ー) 12 活性炭フイルター 13 ダスト回収ボックス 13P ホース接続口 PC 中和剤又は吸着剤 14 コンプレッサー 15 エアーノズル 15X 手持ち式エアー吹出しノズル 30 掃除機 34 吸引ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内部に、空気流通路で連通するシヤ
    ワー室と空気浄化室を区画形成し、ブロアーによってシ
    ヤワー室から空気流通路を通して空気浄化室に吸引した
    空気をフイルターで濾過し、この濾過した空気を上記ブ
    ロアーの送風作用によってエアーノズルから上記のシヤ
    ワー室内に循環送出することによって、入室者の着衣等
    に付着したダスト類を払い落すように構成したエアーシ
    ヤワー装置であって、 空気浄化室の内部にバグフイルターを用いた一次フイル
    ターと、高性能フイルターを用いた二次フイルターを間
    隔をあけて設け、これ等一次フイルターと二次フイルタ
    ーの間にブロアーを設けて、このブロアーの吸引作用に
    よってシヤワー室から空気流通路を通して空気浄化室に
    吸引した空気を一次フイルターで濾過した後、上記ブロ
    アーの送風作用によって上記二次フイルターを通すこと
    によって更に高度な濾過を施すように構成し、且つ、
    記一次フイルターを構成するバグフイルターに除塵装置
    を設け、このバグフイルターの下側にはダスト回収ボッ
    クスを設けて、ダスト回収ボックスには掃除機又は集塵
    機の吸引ホースを接続することができるホース接続口を
    設けると共に、上記のダスト回収ボックスに排ガス用の
    中和剤又は吸着剤を収容自在と成し、このダスト回収ボ
    ックスの上側部には、上記の中和剤又は吸着剤を吹き上
    げ自在にしたプリコート用圧縮空気の噴射装置を設けた
    ことを特徴とするエアーシヤワー装置。
  2. 【請求項2】 シヤワー室の底板を多孔板や格子等の通
    気板で構成し、この通気板の下側に空気流通路を経て空
    気浄化室に通じるシューター室を設けて、空気浄化室内
    に設けたブロアーの吸引作用を上記シューター室に及ぶ
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載のエアー
    シヤワー装置。
  3. 【請求項3】 シヤワー室から空気流通路に通じる口を
    空気流通口と成し、シューター室から空気流通路に通じ
    る口を空気流入口と成して、これ等流通口と流入口をい
    ずれか一方が開くと他方が閉じるように、流入口切換弁
    によって交互に開閉するように構成したことを特徴とす
    る請求項2記載のエアーシヤワー装置。
  4. 【請求項4】 シヤワー室への入室を検出すると、シヤ
    ワー室の空気流通口が開いてシューター室の空気流入口
    が閉じ、且つ、ブロアーの作動によりエアーノズルから
    フイルターによって濾過された空気が噴射される一方、
    シヤワー室からの退室が検出されると、シヤワー室の空
    気流通口が閉じてシューター室の空気流入口が開き、上
    記ブロアーの吸引作用がシューター室に切換わるように
    構成したことを特徴とする請求項3記載のエアーシヤワ
    ー装置。
  5. 【請求項5】 シヤワー室の内部に手持ち式のエアーノ
    ズルを設け、このエアーノズルとバグフイルターの除塵
    装置、並びに、中和剤又は吸着剤吹き上げ用の噴射装置
    に対して、1台のコンプレッサーから圧縮空気を適宜切
    換えて供給するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載のエアーシヤワー装置。
  6. 【請求項6】 高性能フイルターを用いた二次フイルタ
    ーの次段部分に、活性炭フイルターを設けたことを特徴
    とする請求項1記載のエアーシヤワー装置。
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