JPH07110510A - アルバダファインダ - Google Patents
アルバダファインダInfo
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- JPH07110510A JPH07110510A JP5255575A JP25557593A JPH07110510A JP H07110510 A JPH07110510 A JP H07110510A JP 5255575 A JP5255575 A JP 5255575A JP 25557593 A JP25557593 A JP 25557593A JP H07110510 A JPH07110510 A JP H07110510A
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- JP
- Japan
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- lens group
- finder
- eyepiece
- group
- lens
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- Pending
Links
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- 230000000007 visual effect Effects 0.000 abstract description 6
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- VYQNWZOUAUKGHI-UHFFFAOYSA-N monobenzone Chemical compound C1=CC(O)=CC=C1OCC1=CC=CC=C1 VYQNWZOUAUKGHI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B9/00—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
- G02B9/12—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having three components only
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/14—Viewfinders
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B13/00—Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
- G03B13/02—Viewfinders
- G03B13/06—Viewfinders with lenses with or without reflectors
- G03B13/08—Viewfinders with lenses with or without reflectors with reflected image of frame
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Astronomy & Astrophysics (AREA)
- Viewfinders (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アルバダファインダにおいて、圧迫感を感じ
ることがなく、かつ瞳を移動する必要がないように構成
する。 【構成】 全体として負のパワーを有する1群2枚のレ
ンズL1 ,L2 からなる対物レンズ群と、全体として正
のパワーを有する1群1枚のレンズL3 からなる接眼レ
ンズ群とにより構成され、対物レンズ群のうち最も接眼
レンズ群に近い側のレンズ面R4 が接眼レンズ群に対し
て非球面の凹状ハーフミラー面、接眼レンズ群の全ての
面R5 ,R6 が球面で構成され、かつ下記条件式
(1),(2)を満足するように構成されている。 0.222 ≦H・α・β/2・f≦0.346 (1)D≧d・H
・α・β/f(2)ただし、H:カメラの撮影サイズ長
辺方向の長さ,α:ファインダの視野率β:ファインダ
の倍率,f:カメラの撮影レンズの焦点距離D:第2レ
ンズ群の最も瞳側のレンズの長辺方向の有効径d:アイ
リリーフ
ることがなく、かつ瞳を移動する必要がないように構成
する。 【構成】 全体として負のパワーを有する1群2枚のレ
ンズL1 ,L2 からなる対物レンズ群と、全体として正
のパワーを有する1群1枚のレンズL3 からなる接眼レ
ンズ群とにより構成され、対物レンズ群のうち最も接眼
レンズ群に近い側のレンズ面R4 が接眼レンズ群に対し
て非球面の凹状ハーフミラー面、接眼レンズ群の全ての
面R5 ,R6 が球面で構成され、かつ下記条件式
(1),(2)を満足するように構成されている。 0.222 ≦H・α・β/2・f≦0.346 (1)D≧d・H
・α・β/f(2)ただし、H:カメラの撮影サイズ長
辺方向の長さ,α:ファインダの視野率β:ファインダ
の倍率,f:カメラの撮影レンズの焦点距離D:第2レ
ンズ群の最も瞳側のレンズの長辺方向の有効径d:アイ
リリーフ
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルバダファインダに関
し、詳細には特にコンパクトカメラなどに用いられるフ
ァインダに関するものである。
し、詳細には特にコンパクトカメラなどに用いられるフ
ァインダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりカメラに用いられる虚像式ファ
インダのひとつとしてアルバダファインダが知られてい
る。このアルバダファインダは物体側の対物レンズ群と
瞳側の接眼レンズとから構成され、対物レンズ群の1面
が接眼レンズ群に対して凹状に形成され、この凹面は、
Al,MgF2 ,ZnS,SiOなどの多層膜が蒸着さ
れて半透鏡を構成し、また接眼レンズ群の対物レンズに
向いた1面に視野枠が、AlやAgなどの金属物質を蒸
着することによって形成され、対物レンズ群を通過した
光が視野枠によって反射し、さらに対物レンズ群の半透
鏡によって反射して接眼レンズを介して瞳に入射して視
野枠を認識することができるものである。
インダのひとつとしてアルバダファインダが知られてい
る。このアルバダファインダは物体側の対物レンズ群と
瞳側の接眼レンズとから構成され、対物レンズ群の1面
が接眼レンズ群に対して凹状に形成され、この凹面は、
Al,MgF2 ,ZnS,SiOなどの多層膜が蒸着さ
れて半透鏡を構成し、また接眼レンズ群の対物レンズに
向いた1面に視野枠が、AlやAgなどの金属物質を蒸
着することによって形成され、対物レンズ群を通過した
光が視野枠によって反射し、さらに対物レンズ群の半透
鏡によって反射して接眼レンズを介して瞳に入射して視
野枠を認識することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでカメラのファ
インダを通して撮影対象を視野に入れたとき、見掛けの
視界が狭い場合には、圧迫感を感じカメラ全体に対する
印象が悪くなり、商品性を低下させることになる。一
方、見掛けの視界が広すぎると、視界全体を一度に観察
することが困難となり、瞳を動かす必要が生ずる。この
ため見掛けの視界は、圧迫感を感じることがなく、かつ
瞳を移動する必要のない適切な角度が求められている。
インダを通して撮影対象を視野に入れたとき、見掛けの
視界が狭い場合には、圧迫感を感じカメラ全体に対する
印象が悪くなり、商品性を低下させることになる。一
方、見掛けの視界が広すぎると、視界全体を一度に観察
することが困難となり、瞳を動かす必要が生ずる。この
ため見掛けの視界は、圧迫感を感じることがなく、かつ
瞳を移動する必要のない適切な角度が求められている。
【0004】またファインダを覗く瞳の位置の自由度を
大きくして解放感を得ようとする観点から接眼レンズの
有効径を大きくすることが望まれている。
大きくして解放感を得ようとする観点から接眼レンズの
有効径を大きくすることが望まれている。
【0005】近年コンパクトカメラ等の普及により、フ
ァインダの素材は量産性の良さからプラスチックが多く
使用されるようになったが、プラスチックはガラスと比
較するとその屈折率が低いため、各種の収差を補正する
には非球面を多用する必要がある。しかし非球面レンズ
は回転対称軸が光軸だけであるため、特に接眼レンズ群
の最も瞳に近い側のレンズ面を非球面とした場合には、
瞳を移動すると、ファインダを通して観察される像の安
定度が著しく損なわれ、撮影者に疲労感を与えることに
なり好ましくない。一方、球面レンズは面に垂直な直線
が全て回転対称軸となり得るため、このような欠点がな
い。したがって接眼レンズ群は球面(平面を含む)のみ
で構成されることが望ましい。
ァインダの素材は量産性の良さからプラスチックが多く
使用されるようになったが、プラスチックはガラスと比
較するとその屈折率が低いため、各種の収差を補正する
には非球面を多用する必要がある。しかし非球面レンズ
は回転対称軸が光軸だけであるため、特に接眼レンズ群
の最も瞳に近い側のレンズ面を非球面とした場合には、
瞳を移動すると、ファインダを通して観察される像の安
定度が著しく損なわれ、撮影者に疲労感を与えることに
なり好ましくない。一方、球面レンズは面に垂直な直線
が全て回転対称軸となり得るため、このような欠点がな
い。したがって接眼レンズ群は球面(平面を含む)のみ
で構成されることが望ましい。
【0006】ところでファインダにおいては、ファイン
ダを通して観察される像(以下、視野系という)と視野
枠の像(以下、視野枠系という)の両者を同時に収差補
正する必要がある。ここでアルバダファインダにおいて
接眼レンズ群の有効径を大きくしようとすると、接眼レ
ンズ群に設けられた視野枠系の収差の補正が困難なもの
となる。すなわち視野系の収差については、対物レンズ
群のレンズ面を非球面に設定することにより補正可能で
あるが、視野枠は接眼レンズ群に設けられているため、
接眼レンズ群を非球面に設定して視野枠系の収差補正を
図ろうとすれば前述の通り、撮影者に疲労感を与え商品
性を低下させるからである。
ダを通して観察される像(以下、視野系という)と視野
枠の像(以下、視野枠系という)の両者を同時に収差補
正する必要がある。ここでアルバダファインダにおいて
接眼レンズ群の有効径を大きくしようとすると、接眼レ
ンズ群に設けられた視野枠系の収差の補正が困難なもの
となる。すなわち視野系の収差については、対物レンズ
群のレンズ面を非球面に設定することにより補正可能で
あるが、視野枠は接眼レンズ群に設けられているため、
接眼レンズ群を非球面に設定して視野枠系の収差補正を
図ろうとすれば前述の通り、撮影者に疲労感を与え商品
性を低下させるからである。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、接眼レンズ群の有効径を大きくして撮影者に解放
感を与えるとともに、視野系の収差補正と視野枠系の収
差補正とを両立することのできるアルバダファインダを
提供することを目的とするものである。
って、接眼レンズ群の有効径を大きくして撮影者に解放
感を与えるとともに、視野系の収差補正と視野枠系の収
差補正とを両立することのできるアルバダファインダを
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアルバダファイ
ンダは、物体側より順に、全体として負のパワーを有す
る対物レンズ群と、全体として正のパワーを有する接眼
レンズ群とからなり、対物レンズ群が接眼レンズ群に対
して凹状のハーフミラー面を有するカメラ用のアルバダ
ファインダであって、前記ハーフミラー面が非球面で構
成され、前記接眼レンズ群の全ての面が球面で構成さ
れ、かつ下記条件式(1),(2)を満足することを特
徴とするものである。
ンダは、物体側より順に、全体として負のパワーを有す
る対物レンズ群と、全体として正のパワーを有する接眼
レンズ群とからなり、対物レンズ群が接眼レンズ群に対
して凹状のハーフミラー面を有するカメラ用のアルバダ
ファインダであって、前記ハーフミラー面が非球面で構
成され、前記接眼レンズ群の全ての面が球面で構成さ
れ、かつ下記条件式(1),(2)を満足することを特
徴とするものである。
【0009】 0.222 ≦H・α・β/2・f≦0.346 (1) D≧d・H・α・β/f (2) ただし、H:カメラの撮影サイズ長辺方向の長さ α:ファインダの視野率 β:ファインダの倍率 f:カメラの撮影レンズの焦点距離 D:第2レンズ群の最も瞳側のレンズの長辺方向の有効
径 d:アイリリーフ ここで上記接眼レンズ群に採用される「球面」には、曲
率半径が無限大である平面を含むものとする。
径 d:アイリリーフ ここで上記接眼レンズ群に採用される「球面」には、曲
率半径が無限大である平面を含むものとする。
【0010】また上記凹状のハーフミラー面とは、その
面の全面に亘ってハーフミラーを形成するものに限るも
のではなく、少なくとも、接眼レンズ群の対物レンズ群
に向かうレンズ面に設けられたAlやAgなどの金属物
により形成された視野枠を反射して、接眼レンズ群から
瞳に入射するような位置にハーフミラーが形成されてい
ればよい。
面の全面に亘ってハーフミラーを形成するものに限るも
のではなく、少なくとも、接眼レンズ群の対物レンズ群
に向かうレンズ面に設けられたAlやAgなどの金属物
により形成された視野枠を反射して、接眼レンズ群から
瞳に入射するような位置にハーフミラーが形成されてい
ればよい。
【0011】さらに上記アイリリーフは、眼鏡を装着し
ての観察など考慮すると大きいほどファインダを覗き易
くなるが、極端に大きくすれば、それに応じて接眼レン
ズ群の有効径が大きくなりカメラに組み込んだ場合の実
用性に難点が生じるため、略20mm前後に設定することが
望ましい。
ての観察など考慮すると大きいほどファインダを覗き易
くなるが、極端に大きくすれば、それに応じて接眼レン
ズ群の有効径が大きくなりカメラに組み込んだ場合の実
用性に難点が生じるため、略20mm前後に設定することが
望ましい。
【0012】さらにまた通常反斜面の面精度は、屈折面
の面精度に対して敏感であるため、上記凹状のハーフミ
ラー面を構成する非球面に高次の非球面係数を有する非
球面を用いるのは好ましくなく、また接眼レンズ群およ
び凹状のハーフミラー面は正のパワーを有するため、像
面は物体側に倒れる傾向があり、さらに視野枠は線状で
あるためタンジェンシャル(接線)方向を重点的に補正
する必要がある。このため上記凹状のハーフミラー面
は、光軸から離れるにしたがってその曲率半径が大きく
なるように設定することが望ましい。
の面精度に対して敏感であるため、上記凹状のハーフミ
ラー面を構成する非球面に高次の非球面係数を有する非
球面を用いるのは好ましくなく、また接眼レンズ群およ
び凹状のハーフミラー面は正のパワーを有するため、像
面は物体側に倒れる傾向があり、さらに視野枠は線状で
あるためタンジェンシャル(接線)方向を重点的に補正
する必要がある。このため上記凹状のハーフミラー面
は、光軸から離れるにしたがってその曲率半径が大きく
なるように設定することが望ましい。
【0013】なお上記式(1)は、水平方向の見掛けの
視界の角度θの正接値 tan(θ/2)の上限値 tan(40°
/2)および下限値 tan(25°/2)を規定するものであ
り、その下限値は tan(30°/2)(=0.268 )に設定す
ることがより好ましい。
視界の角度θの正接値 tan(θ/2)の上限値 tan(40°
/2)および下限値 tan(25°/2)を規定するものであ
り、その下限値は tan(30°/2)(=0.268 )に設定す
ることがより好ましい。
【0014】
【作用および発明の効果】本発明のアルバダファインダ
によれば、上記式(1)を満足するように視界の広さが
適切な角度、すなわち水平方向の視界の角度が25度〜40
度に設定されるため、ファイダより物体を覗いたときに
圧迫感を感じることがなく、かつ瞳を移動する必要がな
い。この下限値を下回ると圧迫感を感じ、一方上限値を
上回ると視野が広くなり過ぎて瞳を移動する必要があ
る。また下限値を0.268 に設定することにより、この圧
迫感をより軽減することができる。
によれば、上記式(1)を満足するように視界の広さが
適切な角度、すなわち水平方向の視界の角度が25度〜40
度に設定されるため、ファイダより物体を覗いたときに
圧迫感を感じることがなく、かつ瞳を移動する必要がな
い。この下限値を下回ると圧迫感を感じ、一方上限値を
上回ると視野が広くなり過ぎて瞳を移動する必要があ
る。また下限値を0.268 に設定することにより、この圧
迫感をより軽減することができる。
【0015】また上記式(2)を満足することにより、
接眼レンズ群の最も瞳側のレンズの有効サイズを大きく
設定することができ、ファインダより物体を覗いた際に
解放感を得ることができる。
接眼レンズ群の最も瞳側のレンズの有効サイズを大きく
設定することができ、ファインダより物体を覗いた際に
解放感を得ることができる。
【0016】さらに接眼レンズ群の全ての面が球面で構
成されているため、レンズ面に垂直な直線が全て回転対
称軸となり、たとえ瞳を移動した場合にも、ファインダ
を通して観察される像は安定しており、観察者に疲労感
を与えることがない。
成されているため、レンズ面に垂直な直線が全て回転対
称軸となり、たとえ瞳を移動した場合にも、ファインダ
を通して観察される像は安定しており、観察者に疲労感
を与えることがない。
【0017】さらにまた、対物レンズ群のハーフミラー
面を非球面で構成することによって、球面の接眼レンズ
群に設けられた視野枠系の収差についても、このハーフ
ミラー面で反射される際に補正することができ、視野系
と視野枠系の収差補正を同時に実現することができる。
面を非球面で構成することによって、球面の接眼レンズ
群に設けられた視野枠系の収差についても、このハーフ
ミラー面で反射される際に補正することができ、視野系
と視野枠系の収差補正を同時に実現することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のアルバダファインダの実施例
について図面を用いて説明する。
について図面を用いて説明する。
【0019】図1は本発明のアルバダファインダの1実
施態様の構成を示す構成図である。図示のアルバダファ
インダは、物体側より順に、全体として負のパワーを有
する1群2枚のレンズL1 ,L2 からなる対物レンズ群
と、全体として正のパワーを有する1群1枚のレンズL
3 からなる接眼レンズ群とにより構成される2群3枚の
光学系であり、対物レンズ群のうち最も接眼レンズ群に
近い側のレンズ面R4が接眼レンズ群に対して非球面の
凹状ハーフミラー面で構成され、接眼レンズ群の全ての
面R5 ,R6 が球面で構成され、かつ下記条件式
(1),(2)を満足するように構成されている。
施態様の構成を示す構成図である。図示のアルバダファ
インダは、物体側より順に、全体として負のパワーを有
する1群2枚のレンズL1 ,L2 からなる対物レンズ群
と、全体として正のパワーを有する1群1枚のレンズL
3 からなる接眼レンズ群とにより構成される2群3枚の
光学系であり、対物レンズ群のうち最も接眼レンズ群に
近い側のレンズ面R4が接眼レンズ群に対して非球面の
凹状ハーフミラー面で構成され、接眼レンズ群の全ての
面R5 ,R6 が球面で構成され、かつ下記条件式
(1),(2)を満足するように構成されている。
【0020】 0.222 ≦H・α・β/2・f≦0.346 (1) D≧d・H・α・β/f (2) ただし、H:カメラの撮影サイズ長辺方向の長さ α:ファインダの視野率 β:ファインダの倍率 f:カメラの撮影レンズの焦点距離 D:第2レンズ群の最も瞳側のレンズの長辺方向の有効
径 d:アイリリーフ ここで接眼レンズ群の最も対物レンズ群に近いレンズ面
R5 には、AlやAgなどの金属物質によって視野枠
(図示せず)が蒸着されており、対物レンズを介して入
射した光によって反射し、その反斜光は対物レンズ群の
ハーフミラー面R4 でさらに反射されて接眼レンズ群を
通過して瞳に入射する。
径 d:アイリリーフ ここで接眼レンズ群の最も対物レンズ群に近いレンズ面
R5 には、AlやAgなどの金属物質によって視野枠
(図示せず)が蒸着されており、対物レンズを介して入
射した光によって反射し、その反斜光は対物レンズ群の
ハーフミラー面R4 でさらに反射されて接眼レンズ群を
通過して瞳に入射する。
【0021】表1は、図1に示したアルバダファインダ
の構成図における各レンズ面の曲率半径R、軸上面間隔
d、各レンズのd線における屈折率nd 、各レンズのア
ッベ数νd を示すものである。
の構成図における各レンズ面の曲率半径R、軸上面間隔
d、各レンズのd線における屈折率nd 、各レンズのア
ッベ数νd を示すものである。
【0022】
【表1】
【0023】上記表1における曲率半径R1 、R4 の欄
にそれぞれ示した非球面1,非球面2は下記式(3)に
より算出される面形状を意味し、各非球面1,2を算出
するための式(3)における各係数の値を各非球面1,
2ごとに表2に示す。
にそれぞれ示した非球面1,非球面2は下記式(3)に
より算出される面形状を意味し、各非球面1,2を算出
するための式(3)における各係数の値を各非球面1,
2ごとに表2に示す。
【0024】 x=ch2 /{1+(1−k(c2 h2 ))1/2 } +a1 h4 +a2 h6 +a3 h8 +a4 h10 (3) ただし、 x :光軸から高さhの非球面上の点より非球面頂点の
接平面におろした垂線の長さ h :光軸からの高さ c :非球面頂点近傍での曲率半径の逆数 k :円錐係数 a1 〜a4 :第4,第6,第8,第10次の非球面係数
接平面におろした垂線の長さ h :光軸からの高さ c :非球面頂点近傍での曲率半径の逆数 k :円錐係数 a1 〜a4 :第4,第6,第8,第10次の非球面係数
【0025】
【表2】
【0026】表2中、No.1は非球面1についての係数で
あり、No.2は非球面2についての係数である。
あり、No.2は非球面2についての係数である。
【0027】このとき、上記式(1)における(H・α
・β/2・f)の値は略0.315 (=tan(35°/2) )、式
(2)における(d・H・α・β/f)の値は略11.34
である。
・β/2・f)の値は略0.315 (=tan(35°/2) )、式
(2)における(d・H・α・β/f)の値は略11.34
である。
【0028】このように本実施例のアルバダファインダ
によれば、見掛けの視界を35°と広く設定することによ
って、ファイダより物体を覗いたときに圧迫感を感じる
ことがなく、かつ瞳を移動する必要がない。
によれば、見掛けの視界を35°と広く設定することによ
って、ファイダより物体を覗いたときに圧迫感を感じる
ことがなく、かつ瞳を移動する必要がない。
【0029】また接眼レンズ群の最も瞳側のレンズの有
効サイズを14.4mmと大きく設定することにより、ファ
インダより物体を覗いた際に解放感を得ることができ
る。
効サイズを14.4mmと大きく設定することにより、ファ
インダより物体を覗いた際に解放感を得ることができ
る。
【0030】さらに接眼レンズ群の全ての面が球面で構
成されているため、レンズ面に垂直な直線が全て回転対
称軸となり、たとえ瞳を移動した場合にも、ファインダ
を通して観察される像は安定しており、観察者に疲労感
を与えることがない。
成されているため、レンズ面に垂直な直線が全て回転対
称軸となり、たとえ瞳を移動した場合にも、ファインダ
を通して観察される像は安定しており、観察者に疲労感
を与えることがない。
【0031】さらにまた、対物レンズ群のハーフミラー
面を非球面で構成することによって、球面の接眼レンズ
群に設けられた視野枠系の収差についても、このハーフ
ミラー面で反射される際に補正することができ、視野系
と視野枠系の収差補正を同時に実現している。
面を非球面で構成することによって、球面の接眼レンズ
群に設けられた視野枠系の収差についても、このハーフ
ミラー面で反射される際に補正することができ、視野系
と視野枠系の収差補正を同時に実現している。
【図1】本発明のアルバダファインダの1実施態様の構
成を示す構成図
成を示す構成図
L1 ,L2 対物レンズ群を構成するレンズ L3 接眼レンズ群を構成するレンズ
Claims (1)
- 【請求項1】 物体側より順に、全体として負のパワー
を有する対物レンズ群と、全体として正のパワーを有す
る接眼レンズ群とからなり、前記対物レンズ群が前記接
眼レンズ群に対して凹状のハーフミラー面を有するカメ
ラ用のアルバダファインダであって、 前記ハーフミラー面が非球面で構成され、前記接眼レン
ズ群の全ての面が球面で構成され、かつ下記条件式
(1),(2)を満足することを特徴とするアルバダフ
ァインダ。 0.222 ≦H・α・β/2・f≦0.346 (1) D≧d・H・α・β/f (2) ただし、H:カメラの撮影サイズ長辺方向の長さ α:ファインダの視野率 β:ファインダの倍率 f:カメラの撮影レンズの焦点距離 D:第2レンズ群の最も瞳側のレンズの長辺方向の有効
径 d:アイリリーフ
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255575A JPH07110510A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | アルバダファインダ |
US08/305,845 US5453809A (en) | 1993-10-13 | 1994-09-14 | Albada finder |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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A02 | Decision of refusal |
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