JPH07110290A - スイッチの耐久試験装置 - Google Patents

スイッチの耐久試験装置

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JPH07110290A
JPH07110290A JP27901393A JP27901393A JPH07110290A JP H07110290 A JPH07110290 A JP H07110290A JP 27901393 A JP27901393 A JP 27901393A JP 27901393 A JP27901393 A JP 27901393A JP H07110290 A JPH07110290 A JP H07110290A
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明 井上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各種スイッチの機械的および電気的寿命を試
験することの出来るスイッチ耐久試験装置を提供する。 【構成】 回転速度を制御する駆動モ−タ制御部を備え
た駆動モ−タ1と,この駆動モ−タ1の回転を伝達する
回転伝達機構に連結したメインシャフト5とカウンタ−
シャフト8とこの両シャフトに互いに噛合した状態でそ
れぞれ固定された一対の歯車9,10と,両シャフトの
軸方向に軸支され,一対の歯車の噛合箇所に対して互い
に180°の位置関係に位置決めし一対の歯車の一面に
それぞれ回転可能に取り付けた一対の第1のロ−ラ1
3,14と,このロ−ラに,レバ−が順次衝突してスイ
ッチ切り換え動作を行うトグルスイッチ18とを備え,
駆動モータ1により回転する一対の歯車の回転によりト
グルスイッチのレバ−18aが,一方の第1のロ−ラに
衝突してスイッチ切り換え動作を行った後,レバ−が他
方の第1のロ−ラに衝突して復帰動作を行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,各種のスイッチの機
械的寿命および電気的寿命を試験することの出来るスイ
ッチの耐久試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,スイッチの種類には,トグルス
イッチ,波型スイッチ等の各種の形式のものがある。そ
して,これらのスイッチは,常に新製品の開発が求めら
れている。新しく開発された場合には,その製品の機械
的,電気的耐用試験が行われる。そこで,従来,トグル
スイッチの場合の耐用試験装置としては,図6に示され
るようなものがあり,シリンダ−装置(図示せず)によ
り往復運動をする作業台60上には,板バネ61が取り
付けられた治具62が固定されている。一方,トグルス
イッチ63は,板バネ61の上端部がレバ−63aに接
触した状態で,取付治具64にねじ65によりねじ止め
されている。
【0003】このように構成されているので,シリンダ
−装置により作業台60が矢印Yで示すように,往復運
動すると,板バネ61がレバ−63aに衝突してスイッ
チ切り換え動作が行われる。
【0004】又,波型スイッチ66の場合には,図7に
示すように,上記と同様に,シリンダ−装置により往復
運動する作業台60上には,ロ−ラ67が軸支された治
具68が固定されている。一方,波型スイッチ66はそ
の押しボタン部66aがロ−ラ67に当接した状態で取
付治具69にねじ70によりねじ止めされている。
【0005】このように構成されているので,上記と同
様に,シリンダ−装置により,作業台60が矢印Yで示
すように,往復運動すると,ロ−ラ67が押しボタン部
66aを押し上げるように動作してスイッチ切り換え動
作が行われている。
【0006】又,押しボタンスイッチやスライドスイッ
チの場合には,同様に,取付治具(図示せず)の固定さ
れている押しボタンスイッチやスライドスイッチの押し
ボタン部に,シリンダ−装置のロッドによる直線往復運
動が付与されて切り換え動作が行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】前者のトグルスイッ
チ63用の試験装置のものは,板バネ61がレバ−63
aに衝突して切り換えられているが板バネ61とレバ−
63aとは,常に同じ箇所が衝突することになり,レバ
−63aの損傷が激しくトグルスイッチ63が破損され
る場合がある。新製品として開発した試作品の場合に
は,この試作品は非常に高価なものであるため,破損し
た場合の損害は大きいという問題があった。その上,レ
バ−63aを切り換えるための板バネ61のバネ力を調
整することが困難であるとともに,バネ力の調整が不適
当な場合には,トグルスイッチ63が破損されてしまう
場合が多かった。
【0008】後者の波型スイッチ66用の試験装置のも
のは,波型スイッチ66の大きさが変わる度に,ロ−ラ
67の径,往復運動の速度の調整を行う必要がある。し
かし,これらの調整は微調整を必要とするため熟練を要
するとともに,適当な値に設定することが困難である。
従って,調整が不適当である場合には,波型スイッチ6
6の破損原因となっていた。
【0009】又,押しボタンスイッチ,スライドスイッ
チ等の形式の試験装置の場合には,押しボタン部の可動
範囲の調整が困難であった。さらに,いずれの形式のも
のも,シリンダ−装置による往復運動によりスイッチ切
り換え動作を行うため,スイッチ切り換え速度におのず
と限界があり,高速切り換え試験を行うことが出来ない
等の問題があった。
【0010】
【問題点を解決するための手段】この発明は,回転速度
を制御する駆動モ−タ制御部を備えた駆動モ−タと,こ
の駆動モ−タの回転を伝達する回転伝達機構に連結した
メインシャフトと,このメインシャフトに平行に配置し
たカウンタ−シャフトと,メインシャフトとカウンタ−
シャフトとに互いに噛合した状態でそれぞれ固定された
一対の歯車と,両シャフトの軸方向に軸支されていると
ともに,一対の歯車の噛合箇所に対して互いに180°
の位置関係に位置決めし,歯車の周囲とほぼ一致するよ
うに一対の歯車の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた
一対の第1のロ−ラと,一対の歯車に取り付けられて移
動する一対の第1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してス
イッチ切り換え動作を行うトグルスイッチと,このトグ
ルスイッチを固定する取付治具と,この取付治具を所定
箇所に固定する機構とを備え,駆動モータにより回転す
る一対の歯車の回転によりトグルスイッチのレバ−が,
一方の第1のロ−ラに衝突してスイッチ切り換え動作を
行った後,レバ−が他方の第1のロ−ラに衝突して復帰
動作を行うようにしたものである。
【0011】又,この発明は,3接点のトグルスイッチ
を取付治具に固定し,一対の第2のロ−ラを,それぞれ
一対の歯車の回転方向に対して,第1のロ−ラの後方に
位置させて一対の歯車の一面に,それぞれ回転可能に取
付け,3接点のトグルスイッチのレバ−が第1のロ−ラ
に衝突して第1回目のスイッチ切り換え動作を行った後
に,第2のロ−ラがレバ−に衝突して第2回目のスイッ
チ切り換え動作を行うようにしたものである。
【0012】さらに,この発明は,メインシャフトある
いはカウンタ−シャフトのいずれか一方に固定した偏心
カムと,メインシャフトに直交する方向に配置され,偏
心カムに当接する第3のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,軸方向に沿って第1のラッ
クが刻設され,波型スイッチの押しボタン部に対向する
末端に,第1の押圧治具を固定した第1のロッドと,押
しボタン部に対向する末端に,第2の押圧治具を固定
し,第1のラックに対向する第2のラックを刻設して,
第1と第2のラックと互いに噛合するピニオンを介して
第1のロッドに平行して配置され,第1のロッドと互い
に反対方向に直線運動をする第2のロッドと,偏心カム
の回転運動による偏心量に相当する可動範囲で互いに反
対方向の直線運動をする第1および第2のロッドにそれ
ぞれ取り付けられた押圧治具に,順次押圧されてスイッ
チ切り換え動作を行う波形スイッチと,この波形スイッ
チを固定する取付治具とを備えたものである。
【0013】さらに,この発明は,メインシャフトある
いはカウンタ−シャフトのいづれか一方に固定した偏心
カムと,メインシャフトと直交する方向に配置され,偏
心カムに当接する第4のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,押しボタン部に対向する端
部に,押圧治具を固定した第3のロッドと,偏心カムの
回転運動による偏心量に対応する可動範囲で直線運動を
する第3のロッドの押圧治具に当接してスイッチ切り換
え動作を行う押しボタンスイッチと,この押しボタンス
イッチを固定する取付治具とを備えたものである。
【0014】さらに,この発明は,駆動モ−タの回転伝
達機構に連結した下部シャフトと,下部シャフトに固定
した偏心カムと,下部シャフトを挟んでこれに直交して
配置されているとともに,偏心カムに当接する第5およ
び第6のロ−ラをそれぞれ取付け,先端部に挟持治具を
固定した作動子と,偏心カムの回転運動による偏心量に
対応する可動範囲で直線運動をする作動子に固定した挟
持治具に押しボタン部が挟持されてスイッチ切り換え動
作を行うスライドスイッチと,このスライドスイッチを
固定する固定治具とを備えたものである。
【0015】さらに,この発明は,駆動モ−タと,この
駆動モ−タの回転数を制御する駆動モ−タ制御部と,駆
動モ−タによりスイッチ切り換え動作を行うスイッチ機
構部と,駆動モ−タの回転数を検出する回転検出部と,
この回転検出部からの回転数とスイッチ操作機構部にお
ける機械的なスイッチ切り換え動作とを検出するインタ
フェ−スと,各種のスイッチの抵抗負荷,誘導負荷等を
測定するシュミレ−ト回路と,このシュミレ−ト回路か
らの信号を増幅するとともにデジタル信号に変換する増
幅・A/D変換器と,各種スイッチの測定条件を初期設
定する操作部と,この操作部および増幅・A/D変換器
からの信号に基づいてスイッチの電気的寿命を判定する
とともに,インタフェ−スからの信号に基づいて各種ス
イッチの機械的寿命を判定するCPUと,このCPUの
判定結果を表示する表示部とを備えたものである。
【0016】
【作用】駆動モ−タ1が駆動されると,その回転は,回
転伝達機構を介してメインシャフト5および下部シャフ
ト48へ伝達される。メインシャフト5が回転すると,
歯車9と噛合している歯車10が回転され,カウンタ−
シャフト8が回転される。2接点のトグルスイッチの場
合には,そのレバ−18aは,まず最初に,歯車9に軸
支されているロ−ラ13に衝突してレバ−18aは切り
換えられる。
【0017】次いで,レバ−18aは,ロ−ラ13とロ
−ラ14との噛合箇所から180°の位置に軸支されて
いるロ−ラ14に衝突してもとの位置に切り換えられ
る。このようにして,トグルスイッチ18の切り換え試
験が行われる。
【0018】3接点のトグルスイッチ18の場合には,
ロ−ラ13がレバ−18aに衝突すると,レバ−18a
は第1の接点18bから第2の接点18cへと第1回目
の切り換え動作が行われ,続いて,ロ−ラ15がレバ−
18aに衝突すると,レバ−18aは第2の接点18c
から第3の接点18dへと第2回目の切り換え動作が行
われる。次いで,レバ−18aはロ−ラ14と当接して
接点18dから接点18cへ第1回目の切り換え動作が
行われ,続いて,ロ−ラ16がレバ−18aに当接して
接点18cから接点18bへと第2回目の切り換え動作
が行われる。
【0019】押しボタンスイッチ28の場合には,メイ
ンシャフト5とともに偏心カム22が回転すると,この
偏心カム22の回転運動はロ−ラ27の直線運動に変換
されて,押圧治具29により押しボタンスイッチ28が
オンされる。次いで,スイッチの復帰運動はリタ−ンバ
ネ30によりロッド24はもとの位置に復帰する。
【0020】波型スイッチ38の場合には,メインシャ
フト5の回転は歯車9,10を介してカウンタ−シャフ
ト8が回転し,偏心カム23が回転する。この偏心カム
23の回転運動はロ−ラ37を介してロッド33により
直線運動に変換され,波型スイッチ38の押しボタン部
38aの一方が押圧治具39により押圧され,スイッチ
切り換え動作が行われる。この際,ロッド34は,ラッ
ク41,42およびこれに噛合しているピニオン43と
により,ロッド33と反対方向の直線運動が付与され,
押圧治具40は押しボタン部38aの他方からは離間し
ている。
【0021】次いで,リタ−ンバネ45によりロッド3
3がもとの位置に復帰すると,ロッド34は前進し,押
しボタン部38aの他方は,ロッド34の押圧治具40
により押圧されてスイッチ切り換え動作が行われる。
【0022】スライドスイッチ57の場合には,駆動モ
−タ1の回転は,回転伝達機構を介して下部シャフト4
8へ伝達され,偏心カム49が回転することにより,作
動子50には,この偏心カム49の回転運動によりロ−
ラ55,56を介して上下方向の直線往復運動が加えら
れる。この作動子50の直線往復運動により,スライド
スイッチ57のスライドレバ−57aは挟持治具54に
挟持されて,スイッチ切り換え動作が行われる。
【0023】
【発明の実施例】この発明の実施例を,図1〜図5に基
づいて詳細に説明する。図1はこの発明によるスイッチ
の耐久試験装置を示す要部斜視図,図2は要部正面図,
図3は要部斜視図,図4は機能構成図,図5は処理フロ
−を示すものである。なお,この実施例では,トグルス
イッチ18,押しボタンスイッチ28,波型スイッチ3
8,スライドスイッチ57の4種類のスイッチについて
それぞれ3個ずつ耐久試験することが出来る場合につい
て説明する。
【0024】図1〜図2において,1は回転数を制御す
ることの出来る駆動モ−タで,本体ケ−スAにモ−タ台
2を介して固定されているとともに,その回転軸1a
は,本体ケ−スAに互いに離間して立設されている受部
3,4のうち,一方の受部3に支持されている。
【0025】5はメインシャフトで,駆動モ−タ1の回
転軸1a,プ−リ6(6a,6b・・・),タイミング
ベルト7(7a,7b・・)等により構成される駆動モ
−タ1の回転を伝達する回転伝達機構に連結されている
とともに,その両端は受部3,4に軸支されている。8
はカウンタ−シャフトで,メインシャフト5に平行して
配置されており,同様に受部3,4に軸支されている。
【0026】9,10はそれぞれメインシャフト5とカ
ウンタ−シャフト8とに互いに噛合した状態で所定の間
隔で複数箇所に固定されている歯車である。この実施例
では,平歯車が3箇所に配置されており,この平歯車
9,10(以下,単に歯車9,10と記す)には,中心
点からの距離が異なるねじ孔11,12が中心点から放
射状に周囲に沿って多数開設されている。
【0027】13,14はそれぞれ歯車9,10の一面
に取り付けられている第1のロ−ラで,メインシャフト
5およびカウンタ−シャフト8の軸方向と平行に,且
つ,この一対の歯車9,10の噛合箇所に対して互いに
180°の位置関係となるように位置決めされ,且つ,
その周囲が歯車9,10の周囲とほぼ一致するような位
置に配置されてねじ孔11にねじ止めされている。
【0028】15,16は第2のロ−ラで,それぞれ歯
車9,10の一面に,メインシャフト5およびカウンタ
−シャフト8の軸方向と平行に軸支されており,歯車
9,10の回転方向に対して第1のロ−ラ13,14の
後方に位置して配置されている。さらに,一対の歯車
9,10の噛合箇所に対して互いに180°の位置関係
となるように位置決めされ,その周囲が歯車9,10の
周囲から突出させるとともに,第1のロ−ラ13,14
の周囲よりさらに突出した位置となるように配置されて
ねじ孔12にねじ止めされている。
【0029】なお,第2のロ−ラ15,16は,3接点
のトグルスイッチ18を試験する場合に必要であって,
第1のロ−ラ13がトグルスイッチ18のレバ−18a
に当接すると,接点18bから中間の接点18cへ切り
換えられ,次に第2のロ−ラ15がレバ−18aに当接
すると,接点18cから第3の接点18dへ切り換えら
れるような位置関係に位置決めされている。
【0030】従って,第2のロ−ラ15,16を正確に
位置決めするためには,ねじ孔12は半径方向の長さを
調整する必要がある。従って,ロ−ラ12,13の直径
よりロ−ラ15,16の直径を大にしたり,ねじ孔12
は半径方向に長い長孔状に形成したり,あるいは半径方
向および円周方向の位置を調整するために+字状に形成
される。あるいは,この実施例のように,歯車9,10
に多数のねじ孔12を透設して,適当な位置を選択可能
に形成されてもよい。いずれの形式の場合も,第2,第
3のロ−ラ15,16の位置調整が容易になるととも
に,いかなる形状のスイッチにも対応することが出来
る。
【0031】17はトグルスイッチ18の取付治具で,
断面コ字状に長く形成されており,上方は開口されてお
り,両側面にはねじ孔19が開口されており,底面には
トグルスイッチ18を取り付けるための取付孔20が複
数箇所透設されており,この取付孔20には,耐用試験
をするためのトグルスイッチ18がレバ−18aを歯車
9,10方向に向けて固定されている。この取付治具1
7はメインシャフト5およびカウンタ−シャフト8の上
方で,トグルスイッチ18のレバ−18aが第1のロ−
ラ13,14に当接して切り換え可能な位置となるよう
に本体ケ−スAの上方から位置決めしてねじ21により
ねじ止めされている。
【0032】22はメインシャフト5に固定されている
偏心カムで,この実施例の場合には,3個の偏心カム2
2がそれぞれ所定間隔で配置されている。23はカウン
タ−シャフト8に固定されている偏心カムで,この実施
例の場合には,3個の偏心カム23がいずれも所定間隔
で配置され固定されている。いづれも,駆動モ−タ1に
より回転する両シャフト5,8の回転運動を直線運動に
変換している。
【0033】なお,偏心カム22,23は,耐用試験を
行うスイッチの数に相当する数だけ配置されるととも
に,スイッチの可動範囲により偏心カム22,23の偏
心量が決定されるので,スイッチの可動範囲の大小によ
って偏心カム22,23を交換するように構成されてい
る。
【0034】24は第1のロッドで,この実施例の場合
には,3本のロッド24(24a,24b,24c)が
偏心カム22に対向させてメインシャフト5に直交する
方向に位置決めされて,軸受部25に支持されており,
この軸受部25は本体ケ−スAに立設されている受け部
26に固定されている。従って,第1のロッド24は,
偏心カム22の回転により,メインシャフト5に直交す
る方向に直線運動するように構成されている。そして,
その可動範囲zは,偏心カム22の偏心量と等しく,押
しボタンスイッチ28をオン・オフする押しボタン部2
8aの可動範囲であるから,押しボタンスイッチ28の
大小により偏心カム22を交換するように構成されてい
る。
【0035】第1のロッド24の先端,即ち,偏心カム
22に対向する先端には,第3のロ−ラ27が固定され
ており,他端部には押しボタンスイッチ28の押しボタ
ン部28aを押圧するための押圧治具29が固定されて
いる。30はリタ−ンバネで,第1のロッド24に巻回
されており,常時このロッド24を偏心カム22方向に
押圧している。
【0036】31は押しボタンスイッチ28の取付治具
で,押しボタンスイッチ28を取り付けるための取付孔
32が複数箇所透設されている。この取付治具31に
は,耐用試験するための押しボタンスイッチ28がその
押しボタン部28aを取付孔32から突出させて押圧治
具29に対向した状態で固定されている。この取付治具
31は本体ケ−スAの側面方向に位置決めして固定され
ている。
【0037】33,34は互いに対向して配置されてい
る一対をなす第2および第3のロッドで,この実施例の
場合には,3本のロッド33が,3個の偏心カム23に
それぞれ対向させて軸受部35に支持されており,この
軸受部35はそれぞれ本体ケ−スAに立設されている受
け部36に固定されている。従って,第2,第3のロッ
ド33,34は,偏心カム23の回転により,カウンタ
−シャフト8に直交する方向の直線運動をするように構
成されている。そして,その可動範囲xは,偏心カム2
3の偏心量と等しく,この可動範囲xは,波型スイッチ
38をオン・オフする押しボタン部38aの可動範囲で
あるから,波型スイッチ38の大小により偏心カム23
を交換するように構成されている。
【0038】第2のロッド33の先端,即ち,偏心カム
23に対向する先端には,第4のロ−ラ37が固定され
ており,押しボタン部38aに対向する他端部には,波
型スイッチ38の一方の押しボタン部38aを押圧する
ための押圧治具39が固定されている。第3のロッド3
4には同様に末端部に波型スイッチ38の他方の押しボ
タン部38aを押圧するための押圧治具40が固定され
ている。
【0039】第2のロッド33と第3のロッド34とが
互いに対向する面には,軸方向に沿って第1および第2
のラック41,42が刻設されており,この両ラック4
1,42にはピニオン43が噛合して,両ロッド33,
34との間隔が保持されており,第2のロッド33と第
3のロッド34とは,互いに反対方向に直線運動可能に
軸受部35に支持されている。ピニオン43は,受部
3,4に固定されている軸44に互いに軸支されてい
る。45はリタ−ンバネで,第2のロッド33に巻回さ
れており,常時このロッド33を偏心カム23方向に押
圧している。
【0040】46は波型スイッチ38の取付治具で,波
型スイッチイ38を取り付けるための取付孔47がロッ
ド33,34に固定されている押圧治具39,40に対
向して複数箇所透設されている。この取付治具46に
は,耐用試験をするための波型スイッチ38がその押し
ボタン部38aを取付孔47から突出させるとともに,
押圧治具39,40に対向した状態で固定されている。
この取付治具46は本体ケ−スAの側面方向に位置決め
して固定されている。
【0041】48は下部シャフトで,メインシャフト
5,カウンタ−シャフト8の下方に配置されており,両
シャフト5,8と同様に,駆動モ−タ1の回転軸1a,
プ−リ6(6a,6b・・),タイミングベルト7(7
a,7b・・)等により構成される駆動モ−タ1の回転
を伝達する回転伝達機構に連結されているとともに,そ
の両端は受部3,4に軸支されている。
【0042】下部シャフト48には,図3に示すよう
に,偏心カム49が固定されており,この実施例の場合
には,3個の偏心カム49(1個のみ図示されている)
がそれぞれ所定間隔で配置されている。
【0043】50は作動子で,中空の矩形状に形成され
ており,下部シャフト48に直交して配置されており,
下部シャフト48を挟んで上方と下方とに位置している
一対のバ−51,52の末端部には,本体ケ−スAの底
面から立設されている支持軸53が貫通してこの作動子
50を上下方向に可動自在に支持されており,先端部に
は,挟持治具54が固定されており,略中央部には偏心
カム49に当接する第5および第6のロ−ラ55,56
がそれぞれ固定されている。
【0044】従って,作動子50は,駆動モ−タ1によ
り回転する下部シャフト48に伴って回転する偏心カム
49の回転により支持軸53に支持されて上下方向に可
動自在となっている。この上下方向の可動範囲yは,ス
ライドスイッチ57のスライドレバ−57aの可動範囲
に等しく,偏心カム49の偏心量により決定される。従
って,このスライドレバ−57aの可動範囲の大小によ
って偏心カム49を交換するように構成されている。
【0045】58はスライドスイッチ57の取付治具
で,スライドスイッチイ57を取り付けるための取付孔
59が,作動子50に固定されている挟持治具54に対
向して複数箇所透設されている。この取付治具58に
は,耐用試験をするためのスライドスイッチ57がその
スライドレバ−57aを取付孔59から突出させるとと
もに,挟持治具54に対向した状態で固定されている。
この取付治具58は本体ケ−スAの側面方向に位置決め
してねじ止め固定されている。
【0046】次に,電気的な機能部分について説明す
る。図4において,80は駆動モ−タ1の回転速度を制
御する駆動モ−タ制御部で,スイッチの切り換え速度
は,モ−タの回転速度を制御して可変される。駆動モ−
タ1はAC100Vの速度制御可能で,且つ,回転数の
低い所でトルクが得られるモ−タが適しており,この実
施例では誘導モ−タが用いられている。
【0047】81は回転検出部で,駆動モ−タ1の回転
軸1aに反射板を取付け,これにLED等の発光素子の
光を照射してその反射光を受光し,回転数を検出する等
の手段により駆動モ−タ1の回転数が直接検出される。
【0048】82は図1〜図3に示すスイッチ操作機構
部で,耐用試験されるトグルスイッチ18,押しボタン
スイッチ28,波型スイッチ38,スライドスイッチ5
7のそれぞれ接点18b〜18d,28b〜28d,3
8b〜38d,57b〜57dは,それぞれリ−ド線を
介してシュミレ−ト回路83に接続されている。シュミ
レ−ト回路83は,各種のスイッチ18,28,38,
57の抵抗負荷,誘導負荷がアナログ信号として検出さ
れる。
【0049】84はコントロ−ラで,増幅・A/D変換
器85,操作部86,CPU87,インタフェ−ス8
8,表示部89が内蔵されており,シュミレ−ト回路8
3からの信号と回転検出部81からの信号とが入力され
る。
【0050】増幅・A/D変換器85は,シュミレ−ト
回路83から入力したアナログ信号が増幅されるととも
に,デジタル信号に変換され,CPU87により内部の
メモリに読み込まれる。
【0051】操作部86は,コントロ−ラ84自体のス
イッチの動作状態の判定,耐用試験をするスイッチの判
定基準値,測定間隔等の各種の初期条件がスイッチ入力
されて設定され,その結果は,CPU87に読み込まれ
る。
【0052】インタフェ−ス88は,シュミレ−ト回路
83から直接試験されているスイッチの接点のオン・オ
フを読み取る機能と,回転検出部81により回転を検出
した信号を読み取る機能とが備えられており,いずれも
デジタル信号に変換されてCPU87に読み込まれる。
【0053】CPU87では各種入力するデ−タが比
較,演算処理され,その結果は表示部89に表示され
る。CPU87は外部のホストCPU90に接続されて
おり,必要に応じてデ−タの読出し,読み込みを行うよ
うに構成されている。
【0054】次に,作用動作について,機構部分につい
ては図1〜図3を参照し,電気的な動作については図4
および図5に示す処理フロ−に基づいて詳細に説明す
る。スイッチの寿命には,電気的な寿命と機械的な寿命
とがある。そこで,スイッチの耐用試験をした結果,N
Gが検出された場合には,そのスイッチは機械的に動作
しなくなったのか,あるいは電気的に動作しなくなった
のかが判定されなければならない。
【0055】まず,いずれかのスイッチあるいは4種類
のスイッチ18,28,38,57が,複数個それぞれ
取付治具17,31,46,58に取付られ,これらの
取付治具17,31,46,58は,この耐用試験装置
の所定箇所にそれぞれ固定され,耐用試験,駆動モ−タ
1の駆動状態等の開始準備がなされる(ステップ9
1)。
【0056】次いで,操作部86において,コントロ−
ラ84自体のスイッチのOK・NG等の動作状態が判定
された後,OKの場合には,例えば,1分間に何回切り
換え,何万回位行うか等の耐用試験の測定回数,デ−タ
の収録間隔,判定基準値等の初期条件が設定され,CP
U87に読み込まれる(ステップ92)。
【0057】駆動モ−タ1が駆動されると,その回転
は,回転軸1aからプ−リ6,タイミングベルト7等に
よる回転伝達機構を介してメインシャフト5および下部
シャフト48へ伝達される。メインシャフト5が回転す
ると,歯車9と噛合している歯車10が回転され,カウ
ンタ−シャフト8が回転される。
【0058】このように,3本のシャフト5,8,48
が回転することにより,4種類のスイッチ,即ち,トグ
ルスイッチ18,押しボタンスイッチ28,波型スイッ
チ38,スライドスイッチ57の切り換え試験が,以下
のようにして行われる。
【0059】(1)トグルスイッチ18の動作 まず,2接点の場合について説明する。メインシャフト
5とともに,歯車9,10が回転すると,トグルスイッ
チ18のレバ−18aは,まず最初に,歯車9に軸支さ
れているロ−ラ13により衝撃が与えられ,レバ−18
aは図2に示されているように左側に切り換えられ,次
いで,ロ−ラ13とロ−ラ14との噛合箇所から180
°の位置に軸支されているロ−ラ14によりもとの位置
に切り換えられる。このようにして,トグルスイッチ1
8の切り換え試験が行われる。
【0060】なお,3接点の場合には,ロ−ラ13がレ
バ−18aと当接すると,レバ−18aは第1の接点1
8bから第2の接点18cへと第1回目の切り換え動作
が行われ,続いて,ロ−ラ15がレバ−18aに当接す
ると,レバ−18aは第2の接点18cから第3の接点
18dへと第2回目の切り換え動作が行われる。次い
で,レバ−18aはロ−ラ14と当接して接点18dか
ら接点18cへの第1回目の切り換え動作が行われ,続
いて,ロ−ラ16がレバ−18aに当接して接点18c
から接点18bへと第2回目の切り換え動作が行われ
る。
【0061】この切り換え動作の際,ロ−ラ13,14
は,歯車9,10によりいずれもレバ−18aの移動す
る方向に回転しているとともに,ロ−ラ13,14自身
もレバ−18aと当接した際に,衝撃を和らげる方向に
回転するので,ロ−ラ13,14とレバ−18aとの衝
突箇所は常に変動することになり,両者が破損されるこ
とはない。
【0062】(2)押しボタンスイッチ28の動作 メインシャフト5とともに偏心カム22が回転すると,
この偏心カム22の回転運動により,ロ−ラ27を介し
てロッド24には,偏心量に相当する可動範囲zの直線
運動が加えられ,押圧治具29により押しボタンスイッ
チ28がオンされる。次いで,スイッチの復帰運動は,
リタ−ンバネ30によりロッド24はもとの位置に復帰
する
【0063】このようにして,このロッド24が直線往
復運動することにより,押しボタンスイッチ28の押し
ボタン部28aは,押圧治具29に押圧されてスイッチ
切り換え動作が行われる。
【0064】(3)波型スイッチ38の動作 メインシャフト5の回転は歯車9,10を介してカウン
タ−シャフト8が回転するとともに,偏心カム23が回
転する。この偏心カム23の回転運動により,ロ−ラ3
7を介してロッド33には,偏心カム23の偏心量に相
当する可動範囲xの直線運動が加えられ,波型スイッチ
38の押しボタン部38aの一方が押圧治具39により
押圧され,スイッチ切り換え動作が行われる。この際,
ロッド34は,ラック41,42およびこれに噛合して
いるピニオン43とにより,ロッド33と反対方向の直
線運動が付与されるので,押圧治具40は押しボタン部
38aの他方からは離間している。
【0065】次いで,リタ−ンバネ45によりロッド3
3がもとの位置に復帰すると,ロッド34は前進するか
ら,押しボタン部38aの他方は,ロッド34の押圧治
具40により押圧されてスイッチ切り換え動作が行われ
る。
【0066】このようにして,このロッド33とロッド
34とが,互いに反対方向の直線往復運動することによ
り,波型スイッチ38の押しボタン部38aは,押圧治
具39と押圧治具40とにより交互に押圧されてスイッ
チ切り換え動作が行われる。
【0067】(4)スライドスイッチ57の動作 駆動モ−タ1が駆動されると,その回転は,回転軸1a
からプ−リ6,タイミングベルト7等による回転伝達機
構を介して下部シャフト48へ伝達される。下部シャフ
ト48が回転すると,偏心カム49が回転する。作動子
50には,この偏心カム49の回転運動によりロ−ラ5
5,56を介して偏心カム49の偏心量に相当する可動
範囲yの上下方向の直線往復運動が加えられる。
【0068】この作動子50の直線往復運動により,ス
ライドスイッチ57のスライドレバ−57aは挟持治具
54に挟持されて,スイッチ切り換え動作が行われる。
このよにして,スライドスイッチ57のスイッチ切り換
え試験が行われる。
【0069】このようなスイッチ切り換え動作の切り換
え回数は,駆動モ−タ1の回転数により制御される。そ
こで,図4,図5に示すように,回転検出部81におい
て,駆動モ−タ1の回転数が検出されたか否かの判断が
なされ(ステップ93),NOの場合はもとにもどり,
YESの場合は,切り換え回数に対するオン時間,チャ
ッタリング時間,抵抗値等のデ−タが測定され(ステッ
プ94),増幅・A/D変換器85でデジタル信号に変
換されてCPU87により読み込まれる。
【0070】これらのデ−タは,CPU87において,
初期設定されたデ−タの収録間隔,例えば,1秒に1回
あるいは2秒に1回等の間隔で測定され,収録間隔に達
したか否かが判断され(ステップ95),NOの場合に
は,さらに測定が続行される。YESの場合には,収録
時間分のデ−タが平均化処理されてメモリに格納される
(ステップ96)。
【0071】CPU87においては,メモリに格納され
ているデ−タを初期設定されたオン時間,抵抗値等の判
定基準値と比較される(ステップ97)。この際,必要
に応じて,外部のホストCPU90との間で,デ−タの
交換が行われる(ステップ98)。
【0072】判定結果がOKであるか否かの判断がなさ
れ(ステップ99),YESならば測定は続行され,N
Oの場合には,表示部89にNGの表示がなされる(ス
テップ100)。このようにして,デ−タの測定がなさ
れ,スイッチがすべてNGになるかあるいは作業者が停
止操作を行うことにより耐用試験は終了する。
【0073】
【発明の効果】この発明は,回転速度を制御する駆動モ
−タ制御部を備えた駆動モ−タと,この駆動モ−タの回
転を伝達する回転伝達機構に連結したメインシャフト
と,このメインシャフトに平行に配置したカウンタ−シ
ャフトと,メインシャフトとカウンタ−シャフトとに互
いに噛合した状態でそれぞれ固定された一対の歯車と,
両シャフトの軸方向に軸支されているとともに,一対の
歯車の噛合箇所に対して互いに180°の位置関係に位
置決めし,歯車の周囲とほぼ一致するように一対の歯車
の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた一対の第1のロ
−ラと,一対の歯車に取り付けられて移動する一対の第
1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してスイッチ切り換え
動作を行うトグルスイッチと,このトグルスイッチを固
定する取付治具と,この取付治具を所定箇所に固定する
機構とを備え,駆動モータにより回転する一対の歯車の
回転によりトグルスイッチのレバ−が,一方の第1のロ
−ラに衝突してスイッチ切り換え動作を行った後,レバ
−が他方の第1のロ−ラに衝突して復帰動作を行うよう
にしたので,トグルスイッチのレバ−は回転するロ−ラ
によりスイッチ切り換えのための衝撃が付与されること
になり,レバ−の移動方向と衝撃が負荷される方向とは
同一方向となるから,レバ−に無理な力が加わることも
なく,その上,衝撃が付加される箇所は常に移動するこ
とになり,レバ−が破損されることもなく,スイッチに
も駆動モ−タにも過負荷となることはない。又,スイッ
チの切換速度の制御は,単に駆動モ−タの回転数を制御
すればよいので,スイッチ切換速度の制御が容易であ
る。
【0074】さらに,押しボタンスイッチや波型スイッ
チおよびスライドスイッチは,偏心カムの回転運動を直
線運動に変換してスイッチ切り換え動作を行っているの
で,偏心カムの偏心量に相当する可動範囲は微妙に調整
することが出来るから,いかなる形状のスイッチの耐用
試験もすることが出来る。
【0075】特に,波型スイッチの場合には,2本のロ
ッドにそれぞれ固定された押圧治具により押しボタン部
の片側を交互に押圧してスイッチ切り換えを行っている
ので,一方の押しボタン部が押圧治具により押圧されて
いる時は,他方の押しボタン部の押圧治具は,押しボタ
ン部から離間しているので,スイッチ切り換え動作が確
実となるとともに,押しボタン部が破損されることもな
い。その上,従来のように,ロ−ラの径や回転速度を微
妙に調整する必要もなく,又,接点と接点との中間に位
置するような切り換え誤差が発生することもない。
【0076】駆動源としては駆動モ−タ1個が使用され
ているだけで,4種類もの構造の異なるスイッチの耐用
試験を同時に試験することが出来るとともに,又,駆動
モ−タの回転速度を変えることにより,スイッチ切り換
え速度を制御することが出来るので,スイッチ切り換え
速度の調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す要部斜視図である。
【図2】この発明の実施例を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例を示すもので,スライドスイ
ッチの耐用試験機構を示す要部斜視図である。
【図4】この発明の実施例を示す機能構成図である。
【図5】この発明の実施例を示す処理フロ−である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 駆動モ−タ 5 メインシャフト 8 カウンタ−シャフト 9,10 歯車 13〜16 ロ−ラ 17,31,46,58 取付治具 18 トグルスイッチ 18a トグルスイッチのレバ− 22,23,49 偏心カム 24,33,34 ロッド 27,37,55,56 偏心カムと当接するロ−ラ 28 押しボタンスイッチ 30,45 リタ−ンバネ 38 波型スイッチ 41,42 ラック 43 ピニオン 48 下部シャフト 50 作動子 57 スライドスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転速度を制御する駆動モ−タ制御部を
    備えた駆動モ−タと,この駆動モ−タの回転を伝達する
    回転伝達機構に連結したメインシャフトと,このメイン
    シャフトに平行に配置したカウンタ−シャフトと,前記
    メインシャフトとカウンタ−シャフトとに互いに噛合し
    た状態でそれぞれ固定された一対の歯車と,前記両シャ
    フトの軸方向に軸支されているとともに,前記一対の歯
    車の噛合箇所に対して互いに180°の位置関係に位置
    決めし,前記歯車の周囲とほぼ一致するように前記一対
    の歯車の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた一対の第
    1のロ−ラと,前記一対の歯車に取り付けられて移動す
    る前記一対の第1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してス
    イッチ切り換え動作を行うトグルスイッチと,このトグ
    ルスイッチを固定する取付治具と,この取付治具を所定
    箇所に固定する機構とを備え,前記駆動モータにより回
    転する一対の歯車の回転により前記トグルスイッチのレ
    バ−が前記一方の第1のロ−ラに衝突してスイッチきり
    かえ動作を行った後,前記レバ−が前記他方の第1のロ
    −ラに衝突して復帰動作を行うことを特徴とするスイッ
    チの耐久試験装置。
  2. 【請求項2】3接点のトグルスイッチを前記取付治具に
    固定し,一対の第2のロ−ラを,それぞれ前記一対の歯
    車の回転方向に対して,前記ロ−ラの後方に位置させて
    前記一対の歯車の一面に,それぞれ回転可能に取付け,
    前記3接点のトグルスイッチのレバ−が前記第1のロ−
    ラに衝突して第1回目のスイッチ切り換え動作を行った
    後に,前記第2のロ−ラが前記レバ−に衝突して第2回
    目のスイッチ切り換え動作を行うことを特徴とする請求
    項1に記載のスイッチの耐久試験装置。
  3. 【請求項3】 前記メインシャフトあるいはカウンタシ
    ャフトのいずれか一方に固定した偏心カムと,前記メイ
    ンシャフトに直交する方向に配置され,前記偏心カムに
    当接する第3のロ−ラを一端に固定するとともに,リタ
    −ンバネを取付け,軸方向に沿って第1のラックが刻設
    され,波型スイッチの押しボタン部に対向する末端に,
    第1の押圧治具を固定した第1のロッドと,前記押しボ
    タン部に対向する末端に,前記第2の押圧治具を固定
    し,前記第1のラックに対向する第2のラックを刻設し
    て,前記第1と第2のラックと互いに噛合するピニオン
    を介して,前記第1のロッドに平行して配置され,前記
    第1のロッドと互いに反対方向に直線運動をする第2の
    ロッドと,前記偏心カムの回転運動による偏心量に相当
    する可動範囲で互いに反対方向の直線運動をする前記第
    1および第2のロッドにそれぞれ取り付けられた押圧治
    具に,順次押圧されてスイッチ切り換え動作を行う波形
    スイッチと,この波形スイッチを固定する取付治具と,
    を備えたことを特徴とする請求項1および請求項2にそ
    れぞれ記載のスイッチの耐久試験装置。
  4. 【請求項4】 前記メインシャフトあるいはカウンタシ
    ャフトのいづれか一方に固定した偏心カムと,前記メイ
    ンシャフトと直交する方向に配置され,前記偏心カムに
    当接する第4のロ−ラを一端に固定するとともに,リタ
    −ンバネを取付け,押しボタン部に対向する端部に,押
    圧治具を固定した第3のロッドと,前記偏心カムの回転
    運動による偏心量に対応する可動範囲で直線運動をする
    前記第3のロッドの押圧治具に当接してスイッチ切り換
    え動作を行う押しボタンスイッチと,この押しボタンス
    イッチを固定する取付治具と,を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3にそれぞれ記載のスイッチの耐久
    試験装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動モ−タの前記回転伝達機構に連
    結した下部シャフトと,前記下部シャフトに固定した偏
    心カムと,前記下部シャフトを挟んでこれに直交して配
    置されているとともに,前記偏心カムに当接する第5お
    よび第6のロ−ラをそれぞれ取付け,先端部に挟持治具
    を固定した作動子と,前記偏心カムの回転運動による偏
    心量に対応する可動範囲で直線運動をする前記作動子に
    固定した挟持治具に押しボタン部が挟持されてスイッチ
    切り換え動作を行うスライドスイッチと,このスライド
    スイッチを固定する固定治具と,を備えたことを特徴と
    する請求項1〜請求項4にそれぞれ記載のスイッチの耐
    久試験装置。
  6. 【請求項6】 駆動モ−タと,この駆動モ−タの回転数
    を制御するモ−タ制御部と,前記駆動モ−タによりスイ
    ッチ切り換え動作を行うスイッチ機構部と,前記駆動モ
    −タの回転数を検出する回転検出部と,この回転検出部
    からの回転数と前記スイッチ操作機構部における機械的
    なスイッチ切り換え動作とを検出するインタフェ−ス
    と,前記各種のスイッチの抵抗負荷,誘導負荷等を測定
    するシュミレ−ト回路と,このシュミレ−ト回路からの
    信号を増幅するとともにデジタル信号に変換する増幅・
    A/D変換器と,前記各種スイッチの測定条件を初期設
    定する操作部と,この操作部および前記増幅・A/D変
    換器からの信号に基づいて前記スイッチの電気的寿命を
    判定するとともに,前記インタフェ−スからの信号に基
    づいて前記各種スイッチの機械的寿命を判定するCPU
    と,このCPUの判定結果を表示する表示部と,を備え
    たことを特徴とするスイッチの耐久試験装置。
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