JP3331439B2 - スイッチの耐久試験装置 - Google Patents
スイッチの耐久試験装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,各種のスイッチの機
械的寿命および電気的寿命を試験することの出来るスイ
ッチの耐久試験装置に関するものである。
械的寿命および電気的寿命を試験することの出来るスイ
ッチの耐久試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,スイッチの種類には,トグルス
イッチ,波型スイッチ等の各種の形式のものがある。そ
して,これらのスイッチは,常に新製品の開発が求めら
れている。新しく開発された場合には,その製品の機械
的,電気的耐用試験が行われる。そこで,従来,トグル
スイッチの場合の耐用試験装置としては,図6に示され
るようなものがあり,シリンダ−装置(図示せず)によ
り往復運動をする作業台60上には,板バネ61が取り
付けられた治具62が固定されている。一方,トグルス
イッチ63は,板バネ61の上端部がレバ−63aに接
触した状態で,取付治具64にねじ65によりねじ止め
されている。
イッチ,波型スイッチ等の各種の形式のものがある。そ
して,これらのスイッチは,常に新製品の開発が求めら
れている。新しく開発された場合には,その製品の機械
的,電気的耐用試験が行われる。そこで,従来,トグル
スイッチの場合の耐用試験装置としては,図6に示され
るようなものがあり,シリンダ−装置(図示せず)によ
り往復運動をする作業台60上には,板バネ61が取り
付けられた治具62が固定されている。一方,トグルス
イッチ63は,板バネ61の上端部がレバ−63aに接
触した状態で,取付治具64にねじ65によりねじ止め
されている。
【0003】このように構成されているので,シリンダ
−装置により作業台60が矢印Yで示すように,往復運
動すると,板バネ61がレバ−63aに衝突してスイッ
チ切り換え動作が行われる。
−装置により作業台60が矢印Yで示すように,往復運
動すると,板バネ61がレバ−63aに衝突してスイッ
チ切り換え動作が行われる。
【0004】又,波型スイッチ66の場合には,図7に
示すように,上記と同様に,シリンダ−装置により往復
運動する作業台60上には,ロ−ラ67が軸支された治
具68が固定されている。一方,波型スイッチ66はそ
の押しボタン部66aがロ−ラ67に当接した状態で取
付治具69にねじ70によりねじ止めされている。
示すように,上記と同様に,シリンダ−装置により往復
運動する作業台60上には,ロ−ラ67が軸支された治
具68が固定されている。一方,波型スイッチ66はそ
の押しボタン部66aがロ−ラ67に当接した状態で取
付治具69にねじ70によりねじ止めされている。
【0005】このように構成されているので,上記と同
様に,シリンダ−装置により,作業台60が矢印Yで示
すように,往復運動すると,ロ−ラ67が押しボタン部
66aを押し上げるように動作してスイッチ切り換え動
作が行われている。
様に,シリンダ−装置により,作業台60が矢印Yで示
すように,往復運動すると,ロ−ラ67が押しボタン部
66aを押し上げるように動作してスイッチ切り換え動
作が行われている。
【0006】又,押しボタンスイッチやスライドスイッ
チの場合には,同様に,取付治具(図示せず)の固定さ
れている押しボタンスイッチやスライドスイッチの押し
ボタン部に,シリンダ−装置のロッドによる直線往復運
動が付与されて切り換え動作が行われていた。
チの場合には,同様に,取付治具(図示せず)の固定さ
れている押しボタンスイッチやスライドスイッチの押し
ボタン部に,シリンダ−装置のロッドによる直線往復運
動が付与されて切り換え動作が行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】前者のトグルスイッ
チ63用の試験装置のものは,板バネ61がレバ−63
aに衝突して切り換えられているが板バネ61とレバ−
63aとは,常に同じ箇所が衝突することになり,レバ
−63aの損傷が激しくトグルスイッチ63が破損され
る場合がある。新製品として開発した試作品の場合に
は,この試作品は非常に高価なものであるため,破損し
た場合の損害は大きいという問題があった。その上,レ
バ−63aを切り換えるための板バネ61のバネ力を調
整することが困難であるとともに,バネ力の調整が不適
当な場合には,トグルスイッチ63が破損されてしまう
場合が多かった。
チ63用の試験装置のものは,板バネ61がレバ−63
aに衝突して切り換えられているが板バネ61とレバ−
63aとは,常に同じ箇所が衝突することになり,レバ
−63aの損傷が激しくトグルスイッチ63が破損され
る場合がある。新製品として開発した試作品の場合に
は,この試作品は非常に高価なものであるため,破損し
た場合の損害は大きいという問題があった。その上,レ
バ−63aを切り換えるための板バネ61のバネ力を調
整することが困難であるとともに,バネ力の調整が不適
当な場合には,トグルスイッチ63が破損されてしまう
場合が多かった。
【0008】後者の波型スイッチ66用の試験装置のも
のは,波型スイッチ66の大きさが変わる度に,ロ−ラ
67の径,往復運動の速度の調整を行う必要がある。し
かし,これらの調整は微調整を必要とするため熟練を要
するとともに,適当な値に設定することが困難である。
従って,調整が不適当である場合には,波型スイッチ6
6の破損原因となっていた。
のは,波型スイッチ66の大きさが変わる度に,ロ−ラ
67の径,往復運動の速度の調整を行う必要がある。し
かし,これらの調整は微調整を必要とするため熟練を要
するとともに,適当な値に設定することが困難である。
従って,調整が不適当である場合には,波型スイッチ6
6の破損原因となっていた。
【0009】又,押しボタンスイッチ,スライドスイッ
チ等の形式の試験装置の場合には,押しボタン部の可動
範囲の調整が困難であった。さらに,いずれの形式のも
のも,シリンダ−装置による往復運動によりスイッチ切
り換え動作を行うため,スイッチ切り換え速度におのず
と限界があり,高速切り換え試験を行うことが出来ない
等の問題があった。
チ等の形式の試験装置の場合には,押しボタン部の可動
範囲の調整が困難であった。さらに,いずれの形式のも
のも,シリンダ−装置による往復運動によりスイッチ切
り換え動作を行うため,スイッチ切り換え速度におのず
と限界があり,高速切り換え試験を行うことが出来ない
等の問題があった。
【0010】
【問題点を解決するための手段】この発明は,回転速度
を制御する駆動モ−タ制御部を備えた駆動モ−タと,こ
の駆動モ−タの回転を伝達する回転伝達機構に連結した
メインシャフトと,このメインシャフトに平行に配置し
たカウンタ−シャフトと,メインシャフトとカウンタ−
シャフトとに互いに噛合した状態でそれぞれ固定された
一対の歯車と,両シャフトの軸方向に軸支されていると
ともに,一対の歯車の噛合箇所に対して互いに180°
の位置関係に位置決めし,歯車の周囲とほぼ一致するよ
うに一対の歯車の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた
一対の第1のロ−ラと,一対の歯車に取り付けられて移
動する一対の第1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してス
イッチ切り換え動作を行うトグルスイッチと,このトグ
ルスイッチを固定する取付治具と,この取付治具を所定
箇所に固定する機構とを備え,駆動モータにより回転す
る一対の歯車の回転によりトグルスイッチのレバ−が,
一方の第1のロ−ラに衝突してスイッチ切り換え動作を
行った後,レバ−が他方の第1のロ−ラに衝突して復帰
動作を行うようにしたものである。
を制御する駆動モ−タ制御部を備えた駆動モ−タと,こ
の駆動モ−タの回転を伝達する回転伝達機構に連結した
メインシャフトと,このメインシャフトに平行に配置し
たカウンタ−シャフトと,メインシャフトとカウンタ−
シャフトとに互いに噛合した状態でそれぞれ固定された
一対の歯車と,両シャフトの軸方向に軸支されていると
ともに,一対の歯車の噛合箇所に対して互いに180°
の位置関係に位置決めし,歯車の周囲とほぼ一致するよ
うに一対の歯車の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた
一対の第1のロ−ラと,一対の歯車に取り付けられて移
動する一対の第1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してス
イッチ切り換え動作を行うトグルスイッチと,このトグ
ルスイッチを固定する取付治具と,この取付治具を所定
箇所に固定する機構とを備え,駆動モータにより回転す
る一対の歯車の回転によりトグルスイッチのレバ−が,
一方の第1のロ−ラに衝突してスイッチ切り換え動作を
行った後,レバ−が他方の第1のロ−ラに衝突して復帰
動作を行うようにしたものである。
【0011】又,この発明は,3接点のトグルスイッチ
を取付治具に固定し,一対の第2のロ−ラを,それぞれ
一対の歯車の回転方向に対して,第1のロ−ラの後方に
位置させて一対の歯車の一面に,それぞれ回転可能に取
付け,3接点のトグルスイッチのレバ−が第1のロ−ラ
に衝突して第1回目のスイッチ切り換え動作を行った後
に,第2のロ−ラがレバ−に衝突して第2回目のスイッ
チ切り換え動作を行うようにしたものである。
を取付治具に固定し,一対の第2のロ−ラを,それぞれ
一対の歯車の回転方向に対して,第1のロ−ラの後方に
位置させて一対の歯車の一面に,それぞれ回転可能に取
付け,3接点のトグルスイッチのレバ−が第1のロ−ラ
に衝突して第1回目のスイッチ切り換え動作を行った後
に,第2のロ−ラがレバ−に衝突して第2回目のスイッ
チ切り換え動作を行うようにしたものである。
【0012】さらに,この発明は,メインシャフトある
いはカウンタ−シャフトのいずれか一方に固定した偏心
カムと,メインシャフトに直交する方向に配置され,偏
心カムに当接する第3のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,軸方向に沿って第1のラッ
クが刻設され,波型スイッチの押しボタン部に対向する
末端に,第1の押圧治具を固定した第1のロッドと,押
しボタン部に対向する末端に,第2の押圧治具を固定
し,第1のラックに対向する第2のラックを刻設して,
第1と第2のラックと互いに噛合するピニオンを介して
第1のロッドに平行して配置され,第1のロッドと互い
に反対方向に直線運動をする第2のロッドと,偏心カム
の回転運動による偏心量に相当する可動範囲で互いに反
対方向の直線運動をする第1および第2のロッドにそれ
ぞれ取り付けられた押圧治具に,順次押圧されてスイッ
チ切り換え動作を行う波形スイッチと,この波形スイッ
チを固定する取付治具とを備えたものである。
いはカウンタ−シャフトのいずれか一方に固定した偏心
カムと,メインシャフトに直交する方向に配置され,偏
心カムに当接する第3のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,軸方向に沿って第1のラッ
クが刻設され,波型スイッチの押しボタン部に対向する
末端に,第1の押圧治具を固定した第1のロッドと,押
しボタン部に対向する末端に,第2の押圧治具を固定
し,第1のラックに対向する第2のラックを刻設して,
第1と第2のラックと互いに噛合するピニオンを介して
第1のロッドに平行して配置され,第1のロッドと互い
に反対方向に直線運動をする第2のロッドと,偏心カム
の回転運動による偏心量に相当する可動範囲で互いに反
対方向の直線運動をする第1および第2のロッドにそれ
ぞれ取り付けられた押圧治具に,順次押圧されてスイッ
チ切り換え動作を行う波形スイッチと,この波形スイッ
チを固定する取付治具とを備えたものである。
【0013】さらに,この発明は,メインシャフトある
いはカウンタ−シャフトのいづれか一方に固定した偏心
カムと,メインシャフトと直交する方向に配置され,偏
心カムに当接する第4のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,押しボタン部に対向する端
部に,押圧治具を固定した第3のロッドと,偏心カムの
回転運動による偏心量に対応する可動範囲で直線運動を
する第3のロッドの押圧治具に当接してスイッチ切り換
え動作を行う押しボタンスイッチと,この押しボタンス
イッチを固定する取付治具とを備えたものである。
いはカウンタ−シャフトのいづれか一方に固定した偏心
カムと,メインシャフトと直交する方向に配置され,偏
心カムに当接する第4のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,押しボタン部に対向する端
部に,押圧治具を固定した第3のロッドと,偏心カムの
回転運動による偏心量に対応する可動範囲で直線運動を
する第3のロッドの押圧治具に当接してスイッチ切り換
え動作を行う押しボタンスイッチと,この押しボタンス
イッチを固定する取付治具とを備えたものである。
【0014】さらに,この発明は,駆動モ−タの回転伝
達機構に連結した下部シャフトと,下部シャフトに固定
した偏心カムと,下部シャフトを挟んでこれに直交して
配置されているとともに,偏心カムに当接する第5およ
び第6のロ−ラをそれぞれ取付け,先端部に挟持治具を
固定した作動子と,偏心カムの回転運動による偏心量に
対応する可動範囲で直線運動をする作動子に固定した挟
持治具に押しボタン部が挟持されてスイッチ切り換え動
作を行うスライドスイッチと,このスライドスイッチを
固定する固定治具とを備えたものである。
達機構に連結した下部シャフトと,下部シャフトに固定
した偏心カムと,下部シャフトを挟んでこれに直交して
配置されているとともに,偏心カムに当接する第5およ
び第6のロ−ラをそれぞれ取付け,先端部に挟持治具を
固定した作動子と,偏心カムの回転運動による偏心量に
対応する可動範囲で直線運動をする作動子に固定した挟
持治具に押しボタン部が挟持されてスイッチ切り換え動
作を行うスライドスイッチと,このスライドスイッチを
固定する固定治具とを備えたものである。
【0015】
【0016】
【作用】駆動モ−タ1が駆動されると,その回転は,回
転伝達機構を介してメインシャフト5および下部シャフ
ト48へ伝達される。メインシャフト5が回転すると,
歯車9と噛合している歯車10が回転され,カウンタ−
シャフト8が回転される。2接点のトグルスイッチの場
合には,そのレバ−18aは,まず最初に,歯車9に軸
支されているロ−ラ13に衝突してレバ−18aは切り
換えられる。
転伝達機構を介してメインシャフト5および下部シャフ
ト48へ伝達される。メインシャフト5が回転すると,
歯車9と噛合している歯車10が回転され,カウンタ−
シャフト8が回転される。2接点のトグルスイッチの場
合には,そのレバ−18aは,まず最初に,歯車9に軸
支されているロ−ラ13に衝突してレバ−18aは切り
換えられる。
【0017】次いで,レバ−18aは,ロ−ラ13とロ
−ラ14との噛合箇所から180°の位置に軸支されて
いるロ−ラ14に衝突してもとの位置に切り換えられ
る。このようにして,トグルスイッチ18の切り換え試
験が行われる。
−ラ14との噛合箇所から180°の位置に軸支されて
いるロ−ラ14に衝突してもとの位置に切り換えられ
る。このようにして,トグルスイッチ18の切り換え試
験が行われる。
【0018】3接点のトグルスイッチ18の場合には,
ロ−ラ13がレバ−18aに衝突すると,レバ−18a
は第1の接点18bから第2の接点18cへと第1回目
の切り換え動作が行われ,続いて,ロ−ラ15がレバ−
18aに衝突すると,レバ−18aは第2の接点18c
から第3の接点18dへと第2回目の切り換え動作が行
われる。次いで,レバ−18aはロ−ラ14と当接して
接点18dから接点18cへ第1回目の切り換え動作が
行われ,続いて,ロ−ラ16がレバ−18aに当接して
接点18cから接点18bへと第2回目の切り換え動作
が行われる。
ロ−ラ13がレバ−18aに衝突すると,レバ−18a
は第1の接点18bから第2の接点18cへと第1回目
の切り換え動作が行われ,続いて,ロ−ラ15がレバ−
18aに衝突すると,レバ−18aは第2の接点18c
から第3の接点18dへと第2回目の切り換え動作が行
われる。次いで,レバ−18aはロ−ラ14と当接して
接点18dから接点18cへ第1回目の切り換え動作が
行われ,続いて,ロ−ラ16がレバ−18aに当接して
接点18cから接点18bへと第2回目の切り換え動作
が行われる。
【0019】押しボタンスイッチ28の場合には,メイ
ンシャフト5とともに偏心カム22が回転すると,この
偏心カム22の回転運動はロ−ラ27の直線運動に変換
されて,押圧治具29により押しボタンスイッチ28が
オンされる。次いで,スイッチの復帰運動はリタ−ンバ
ネ30によりロッド24はもとの位置に復帰する。
ンシャフト5とともに偏心カム22が回転すると,この
偏心カム22の回転運動はロ−ラ27の直線運動に変換
されて,押圧治具29により押しボタンスイッチ28が
オンされる。次いで,スイッチの復帰運動はリタ−ンバ
ネ30によりロッド24はもとの位置に復帰する。
【0020】波型スイッチ38の場合には,メインシャ
フト5の回転は歯車9,10を介してカウンタ−シャフ
ト8が回転し,偏心カム23が回転する。この偏心カム
23の回転運動はロ−ラ37を介してロッド33により
直線運動に変換され,波型スイッチ38の押しボタン部
38aの一方が押圧治具39により押圧され,スイッチ
切り換え動作が行われる。この際,ロッド34は,ラッ
ク41,42およびこれに噛合しているピニオン43と
により,ロッド33と反対方向の直線運動が付与され,
押圧治具40は押しボタン部38aの他方からは離間し
ている。
フト5の回転は歯車9,10を介してカウンタ−シャフ
ト8が回転し,偏心カム23が回転する。この偏心カム
23の回転運動はロ−ラ37を介してロッド33により
直線運動に変換され,波型スイッチ38の押しボタン部
38aの一方が押圧治具39により押圧され,スイッチ
切り換え動作が行われる。この際,ロッド34は,ラッ
ク41,42およびこれに噛合しているピニオン43と
により,ロッド33と反対方向の直線運動が付与され,
押圧治具40は押しボタン部38aの他方からは離間し
ている。
【0021】次いで,リタ−ンバネ45によりロッド3
3がもとの位置に復帰すると,ロッド34は前進し,押
しボタン部38aの他方は,ロッド34の押圧治具40
により押圧されてスイッチ切り換え動作が行われる。
3がもとの位置に復帰すると,ロッド34は前進し,押
しボタン部38aの他方は,ロッド34の押圧治具40
により押圧されてスイッチ切り換え動作が行われる。
【0022】スライドスイッチ57の場合には,駆動モ
−タ1の回転は,回転伝達機構を介して下部シャフト4
8へ伝達され,偏心カム49が回転することにより,作
動子50には,この偏心カム49の回転運動によりロ−
ラ55,56を介して上下方向の直線往復運動が加えら
れる。この作動子50の直線往復運動により,スライド
スイッチ57のスライドレバ−57aは挟持治具54に
挟持されて,スイッチ切り換え動作が行われる。
−タ1の回転は,回転伝達機構を介して下部シャフト4
8へ伝達され,偏心カム49が回転することにより,作
動子50には,この偏心カム49の回転運動によりロ−
ラ55,56を介して上下方向の直線往復運動が加えら
れる。この作動子50の直線往復運動により,スライド
スイッチ57のスライドレバ−57aは挟持治具54に
挟持されて,スイッチ切り換え動作が行われる。
【0023】
【発明の実施例】この発明の実施例を,図1〜図5に基
づいて詳細に説明する。図1はこの発明によるスイッチ
の耐久試験装置を示す要部斜視図,図2は要部正面図,
図3は要部斜視図,図4は機能構成図,図5は処理フロ
−を示すものである。なお,この実施例では,トグルス
イッチ18,押しボタンスイッチ28,波型スイッチ3
8,スライドスイッチ57の4種類のスイッチについて
それぞれ3個ずつ耐久試験することが出来る場合につい
て説明する。
づいて詳細に説明する。図1はこの発明によるスイッチ
の耐久試験装置を示す要部斜視図,図2は要部正面図,
図3は要部斜視図,図4は機能構成図,図5は処理フロ
−を示すものである。なお,この実施例では,トグルス
イッチ18,押しボタンスイッチ28,波型スイッチ3
8,スライドスイッチ57の4種類のスイッチについて
それぞれ3個ずつ耐久試験することが出来る場合につい
て説明する。
【0024】図1〜図2において,1は回転数を制御す
ることの出来る駆動モ−タで,本体ケ−スAにモ−タ台
2を介して固定されているとともに,その回転軸1a
は,本体ケ−スAに互いに離間して立設されている受部
3,4のうち,一方の受部3に支持されている。
ることの出来る駆動モ−タで,本体ケ−スAにモ−タ台
2を介して固定されているとともに,その回転軸1a
は,本体ケ−スAに互いに離間して立設されている受部
3,4のうち,一方の受部3に支持されている。
【0025】5はメインシャフトで,駆動モ−タ1の回
転軸1a,プ−リ6(6a,6b・・・),タイミング
ベルト7(7a,7b・・)等により構成される駆動モ
−タ1の回転を伝達する回転伝達機構に連結されている
とともに,その両端は受部3,4に軸支されている。8
はカウンタ−シャフトで,メインシャフト5に平行して
配置されており,同様に受部3,4に軸支されている。
転軸1a,プ−リ6(6a,6b・・・),タイミング
ベルト7(7a,7b・・)等により構成される駆動モ
−タ1の回転を伝達する回転伝達機構に連結されている
とともに,その両端は受部3,4に軸支されている。8
はカウンタ−シャフトで,メインシャフト5に平行して
配置されており,同様に受部3,4に軸支されている。
【0026】9,10はそれぞれメインシャフト5とカ
ウンタ−シャフト8とに互いに噛合した状態で所定の間
隔で複数箇所に固定されている歯車である。この実施例
では,平歯車が3箇所に配置されており,この平歯車
9,10(以下,単に歯車9,10と記す)には,中心
点からの距離が異なるねじ孔11,12が中心点から放
射状に周囲に沿って多数開設されている。
ウンタ−シャフト8とに互いに噛合した状態で所定の間
隔で複数箇所に固定されている歯車である。この実施例
では,平歯車が3箇所に配置されており,この平歯車
9,10(以下,単に歯車9,10と記す)には,中心
点からの距離が異なるねじ孔11,12が中心点から放
射状に周囲に沿って多数開設されている。
【0027】13,14はそれぞれ歯車9,10の一面
に取り付けられている第1のロ−ラで,メインシャフト
5およびカウンタ−シャフト8の軸方向と平行に,且
つ,この一対の歯車9,10の噛合箇所に対して互いに
180°の位置関係となるように位置決めされ,且つ,
その周囲が歯車9,10の周囲とほぼ一致するような位
置に配置されてねじ孔11にねじ止めされている。
に取り付けられている第1のロ−ラで,メインシャフト
5およびカウンタ−シャフト8の軸方向と平行に,且
つ,この一対の歯車9,10の噛合箇所に対して互いに
180°の位置関係となるように位置決めされ,且つ,
その周囲が歯車9,10の周囲とほぼ一致するような位
置に配置されてねじ孔11にねじ止めされている。
【0028】15,16は第2のロ−ラで,それぞれ歯
車9,10の一面に,メインシャフト5およびカウンタ
−シャフト8の軸方向と平行に軸支されており,歯車
9,10の回転方向に対して第1のロ−ラ13,14の
後方に位置して配置されている。さらに,一対の歯車
9,10の噛合箇所に対して互いに180°の位置関係
となるように位置決めされ,その周囲が歯車9,10の
周囲から突出させるとともに,第1のロ−ラ13,14
の周囲よりさらに突出した位置となるように配置されて
ねじ孔12にねじ止めされている。
車9,10の一面に,メインシャフト5およびカウンタ
−シャフト8の軸方向と平行に軸支されており,歯車
9,10の回転方向に対して第1のロ−ラ13,14の
後方に位置して配置されている。さらに,一対の歯車
9,10の噛合箇所に対して互いに180°の位置関係
となるように位置決めされ,その周囲が歯車9,10の
周囲から突出させるとともに,第1のロ−ラ13,14
の周囲よりさらに突出した位置となるように配置されて
ねじ孔12にねじ止めされている。
【0029】なお,第2のロ−ラ15,16は,3接点
のトグルスイッチ18を試験する場合に必要であって,
第1のロ−ラ13がトグルスイッチ18のレバ−18a
に当接すると,接点18bから中間の接点18cへ切り
換えられ,次に第2のロ−ラ15がレバ−18aに当接
すると,接点18cから第3の接点18dへ切り換えら
れるような位置関係に位置決めされている。
のトグルスイッチ18を試験する場合に必要であって,
第1のロ−ラ13がトグルスイッチ18のレバ−18a
に当接すると,接点18bから中間の接点18cへ切り
換えられ,次に第2のロ−ラ15がレバ−18aに当接
すると,接点18cから第3の接点18dへ切り換えら
れるような位置関係に位置決めされている。
【0030】従って,第2のロ−ラ15,16を正確に
位置決めするためには,ねじ孔12は半径方向の長さを
調整する必要がある。従って,ロ−ラ12,13の直径
よりロ−ラ15,16の直径を大にしたり,ねじ孔12
は半径方向に長い長孔状に形成したり,あるいは半径方
向および円周方向の位置を調整するために+字状に形成
される。あるいは,この実施例のように,歯車9,10
に多数のねじ孔12を透設して,適当な位置を選択可能
に形成されてもよい。いずれの形式の場合も,第2,第
3のロ−ラ15,16の位置調整が容易になるととも
に,いかなる形状のスイッチにも対応することが出来
る。
位置決めするためには,ねじ孔12は半径方向の長さを
調整する必要がある。従って,ロ−ラ12,13の直径
よりロ−ラ15,16の直径を大にしたり,ねじ孔12
は半径方向に長い長孔状に形成したり,あるいは半径方
向および円周方向の位置を調整するために+字状に形成
される。あるいは,この実施例のように,歯車9,10
に多数のねじ孔12を透設して,適当な位置を選択可能
に形成されてもよい。いずれの形式の場合も,第2,第
3のロ−ラ15,16の位置調整が容易になるととも
に,いかなる形状のスイッチにも対応することが出来
る。
【0031】17はトグルスイッチ18の取付治具で,
断面コ字状に長く形成されており,上方は開口されてお
り,両側面にはねじ孔19が開口されており,底面には
トグルスイッチ18を取り付けるための取付孔20が複
数箇所透設されており,この取付孔20には,耐用試験
をするためのトグルスイッチ18がレバ−18aを歯車
9,10方向に向けて固定されている。この取付治具1
7はメインシャフト5およびカウンタ−シャフト8の上
方で,トグルスイッチ18のレバ−18aが第1のロ−
ラ13,14に当接して切り換え可能な位置となるよう
に本体ケ−スAの上方から位置決めしてねじ21により
ねじ止めされている。
断面コ字状に長く形成されており,上方は開口されてお
り,両側面にはねじ孔19が開口されており,底面には
トグルスイッチ18を取り付けるための取付孔20が複
数箇所透設されており,この取付孔20には,耐用試験
をするためのトグルスイッチ18がレバ−18aを歯車
9,10方向に向けて固定されている。この取付治具1
7はメインシャフト5およびカウンタ−シャフト8の上
方で,トグルスイッチ18のレバ−18aが第1のロ−
ラ13,14に当接して切り換え可能な位置となるよう
に本体ケ−スAの上方から位置決めしてねじ21により
ねじ止めされている。
【0032】22はメインシャフト5に固定されている
偏心カムで,この実施例の場合には,3個の偏心カム2
2がそれぞれ所定間隔で配置されている。23はカウン
タ−シャフト8に固定されている偏心カムで,この実施
例の場合には,3個の偏心カム23がいずれも所定間隔
で配置され固定されている。いづれも,駆動モ−タ1に
より回転する両シャフト5,8の回転運動を直線運動に
変換している。
偏心カムで,この実施例の場合には,3個の偏心カム2
2がそれぞれ所定間隔で配置されている。23はカウン
タ−シャフト8に固定されている偏心カムで,この実施
例の場合には,3個の偏心カム23がいずれも所定間隔
で配置され固定されている。いづれも,駆動モ−タ1に
より回転する両シャフト5,8の回転運動を直線運動に
変換している。
【0033】なお,偏心カム22,23は,耐用試験を
行うスイッチの数に相当する数だけ配置されるととも
に,スイッチの可動範囲により偏心カム22,23の偏
心量が決定されるので,スイッチの可動範囲の大小によ
って偏心カム22,23を交換するように構成されてい
る。
行うスイッチの数に相当する数だけ配置されるととも
に,スイッチの可動範囲により偏心カム22,23の偏
心量が決定されるので,スイッチの可動範囲の大小によ
って偏心カム22,23を交換するように構成されてい
る。
【0034】24は第1のロッドで,この実施例の場合
には,3本のロッド24(24a,24b,24c)が
偏心カム22に対向させてメインシャフト5に直交する
方向に位置決めされて,軸受部25に支持されており,
この軸受部25は本体ケ−スAに立設されている受け部
26に固定されている。従って,第1のロッド24は,
偏心カム22の回転により,メインシャフト5に直交す
る方向に直線運動するように構成されている。そして,
その可動範囲zは,偏心カム22の偏心量と等しく,押
しボタンスイッチ28をオン・オフする押しボタン部2
8aの可動範囲であるから,押しボタンスイッチ28の
大小により偏心カム22を交換するように構成されてい
る。
には,3本のロッド24(24a,24b,24c)が
偏心カム22に対向させてメインシャフト5に直交する
方向に位置決めされて,軸受部25に支持されており,
この軸受部25は本体ケ−スAに立設されている受け部
26に固定されている。従って,第1のロッド24は,
偏心カム22の回転により,メインシャフト5に直交す
る方向に直線運動するように構成されている。そして,
その可動範囲zは,偏心カム22の偏心量と等しく,押
しボタンスイッチ28をオン・オフする押しボタン部2
8aの可動範囲であるから,押しボタンスイッチ28の
大小により偏心カム22を交換するように構成されてい
る。
【0035】第1のロッド24の先端,即ち,偏心カム
22に対向する先端には,第3のロ−ラ27が固定され
ており,他端部には押しボタンスイッチ28の押しボタ
ン部28aを押圧するための押圧治具29が固定されて
いる。30はリタ−ンバネで,第1のロッド24に巻回
されており,常時このロッド24を偏心カム22方向に
押圧している。
22に対向する先端には,第3のロ−ラ27が固定され
ており,他端部には押しボタンスイッチ28の押しボタ
ン部28aを押圧するための押圧治具29が固定されて
いる。30はリタ−ンバネで,第1のロッド24に巻回
されており,常時このロッド24を偏心カム22方向に
押圧している。
【0036】31は押しボタンスイッチ28の取付治具
で,押しボタンスイッチ28を取り付けるための取付孔
32が複数箇所透設されている。この取付治具31に
は,耐用試験するための押しボタンスイッチ28がその
押しボタン部28aを取付孔32から突出させて押圧治
具29に対向した状態で固定されている。この取付治具
31は本体ケ−スAの側面方向に位置決めして固定され
ている。
で,押しボタンスイッチ28を取り付けるための取付孔
32が複数箇所透設されている。この取付治具31に
は,耐用試験するための押しボタンスイッチ28がその
押しボタン部28aを取付孔32から突出させて押圧治
具29に対向した状態で固定されている。この取付治具
31は本体ケ−スAの側面方向に位置決めして固定され
ている。
【0037】33,34は互いに対向して配置されてい
る一対をなす第2および第3のロッドで,この実施例の
場合には,3本のロッド33が,3個の偏心カム23に
それぞれ対向させて軸受部35に支持されており,この
軸受部35はそれぞれ本体ケ−スAに立設されている受
け部36に固定されている。従って,第2,第3のロッ
ド33,34は,偏心カム23の回転により,カウンタ
−シャフト8に直交する方向の直線運動をするように構
成されている。そして,その可動範囲xは,偏心カム2
3の偏心量と等しく,この可動範囲xは,波型スイッチ
38をオン・オフする押しボタン部38aの可動範囲で
あるから,波型スイッチ38の大小により偏心カム23
を交換するように構成されている。
る一対をなす第2および第3のロッドで,この実施例の
場合には,3本のロッド33が,3個の偏心カム23に
それぞれ対向させて軸受部35に支持されており,この
軸受部35はそれぞれ本体ケ−スAに立設されている受
け部36に固定されている。従って,第2,第3のロッ
ド33,34は,偏心カム23の回転により,カウンタ
−シャフト8に直交する方向の直線運動をするように構
成されている。そして,その可動範囲xは,偏心カム2
3の偏心量と等しく,この可動範囲xは,波型スイッチ
38をオン・オフする押しボタン部38aの可動範囲で
あるから,波型スイッチ38の大小により偏心カム23
を交換するように構成されている。
【0038】第2のロッド33の先端,即ち,偏心カム
23に対向する先端には,第4のロ−ラ37が固定され
ており,押しボタン部38aに対向する他端部には,波
型スイッチ38の一方の押しボタン部38aを押圧する
ための押圧治具39が固定されている。第3のロッド3
4には同様に末端部に波型スイッチ38の他方の押しボ
タン部38aを押圧するための押圧治具40が固定され
ている。
23に対向する先端には,第4のロ−ラ37が固定され
ており,押しボタン部38aに対向する他端部には,波
型スイッチ38の一方の押しボタン部38aを押圧する
ための押圧治具39が固定されている。第3のロッド3
4には同様に末端部に波型スイッチ38の他方の押しボ
タン部38aを押圧するための押圧治具40が固定され
ている。
【0039】第2のロッド33と第3のロッド34とが
互いに対向する面には,軸方向に沿って第1および第2
のラック41,42が刻設されており,この両ラック4
1,42にはピニオン43が噛合して,両ロッド33,
34との間隔が保持されており,第2のロッド33と第
3のロッド34とは,互いに反対方向に直線運動可能に
軸受部35に支持されている。ピニオン43は,受部
3,4に固定されている軸44に互いに軸支されてい
る。45はリタ−ンバネで,第2のロッド33に巻回さ
れており,常時このロッド33を偏心カム23方向に押
圧している。
互いに対向する面には,軸方向に沿って第1および第2
のラック41,42が刻設されており,この両ラック4
1,42にはピニオン43が噛合して,両ロッド33,
34との間隔が保持されており,第2のロッド33と第
3のロッド34とは,互いに反対方向に直線運動可能に
軸受部35に支持されている。ピニオン43は,受部
3,4に固定されている軸44に互いに軸支されてい
る。45はリタ−ンバネで,第2のロッド33に巻回さ
れており,常時このロッド33を偏心カム23方向に押
圧している。
【0040】46は波型スイッチ38の取付治具で,波
型スイッチイ38を取り付けるための取付孔47がロッ
ド33,34に固定されている押圧治具39,40に対
向して複数箇所透設されている。この取付治具46に
は,耐用試験をするための波型スイッチ38がその押し
ボタン部38aを取付孔47から突出させるとともに,
押圧治具39,40に対向した状態で固定されている。
この取付治具46は本体ケ−スAの側面方向に位置決め
して固定されている。
型スイッチイ38を取り付けるための取付孔47がロッ
ド33,34に固定されている押圧治具39,40に対
向して複数箇所透設されている。この取付治具46に
は,耐用試験をするための波型スイッチ38がその押し
ボタン部38aを取付孔47から突出させるとともに,
押圧治具39,40に対向した状態で固定されている。
この取付治具46は本体ケ−スAの側面方向に位置決め
して固定されている。
【0041】48は下部シャフトで,メインシャフト
5,カウンタ−シャフト8の下方に配置されており,両
シャフト5,8と同様に,駆動モ−タ1の回転軸1a,
プ−リ6(6a,6b・・),タイミングベルト7(7
a,7b・・)等により構成される駆動モ−タ1の回転
を伝達する回転伝達機構に連結されているとともに,そ
の両端は受部3,4に軸支されている。
5,カウンタ−シャフト8の下方に配置されており,両
シャフト5,8と同様に,駆動モ−タ1の回転軸1a,
プ−リ6(6a,6b・・),タイミングベルト7(7
a,7b・・)等により構成される駆動モ−タ1の回転
を伝達する回転伝達機構に連結されているとともに,そ
の両端は受部3,4に軸支されている。
【0042】下部シャフト48には,図3に示すよう
に,偏心カム49が固定されており,この実施例の場合
には,3個の偏心カム49(1個のみ図示されている)
がそれぞれ所定間隔で配置されている。
に,偏心カム49が固定されており,この実施例の場合
には,3個の偏心カム49(1個のみ図示されている)
がそれぞれ所定間隔で配置されている。
【0043】50は作動子で,中空の矩形状に形成され
ており,下部シャフト48に直交して配置されており,
下部シャフト48を挟んで上方と下方とに位置している
一対のバ−51,52の末端部には,本体ケ−スAの底
面から立設されている支持軸53が貫通してこの作動子
50を上下方向に可動自在に支持されており,先端部に
は,挟持治具54が固定されており,略中央部には偏心
カム49に当接する第5および第6のロ−ラ55,56
がそれぞれ固定されている。
ており,下部シャフト48に直交して配置されており,
下部シャフト48を挟んで上方と下方とに位置している
一対のバ−51,52の末端部には,本体ケ−スAの底
面から立設されている支持軸53が貫通してこの作動子
50を上下方向に可動自在に支持されており,先端部に
は,挟持治具54が固定されており,略中央部には偏心
カム49に当接する第5および第6のロ−ラ55,56
がそれぞれ固定されている。
【0044】従って,作動子50は,駆動モ−タ1によ
り回転する下部シャフト48に伴って回転する偏心カム
49の回転により支持軸53に支持されて上下方向に可
動自在となっている。この上下方向の可動範囲yは,ス
ライドスイッチ57のスライドレバ−57aの可動範囲
に等しく,偏心カム49の偏心量により決定される。従
って,このスライドレバ−57aの可動範囲の大小によ
って偏心カム49を交換するように構成されている。
り回転する下部シャフト48に伴って回転する偏心カム
49の回転により支持軸53に支持されて上下方向に可
動自在となっている。この上下方向の可動範囲yは,ス
ライドスイッチ57のスライドレバ−57aの可動範囲
に等しく,偏心カム49の偏心量により決定される。従
って,このスライドレバ−57aの可動範囲の大小によ
って偏心カム49を交換するように構成されている。
【0045】58はスライドスイッチ57の取付治具
で,スライドスイッチイ57を取り付けるための取付孔
59が,作動子50に固定されている挟持治具54に対
向して複数箇所透設されている。この取付治具58に
は,耐用試験をするためのスライドスイッチ57がその
スライドレバ−57aを取付孔59から突出させるとと
もに,挟持治具54に対向した状態で固定されている。
この取付治具58は本体ケ−スAの側面方向に位置決め
してねじ止め固定されている。
で,スライドスイッチイ57を取り付けるための取付孔
59が,作動子50に固定されている挟持治具54に対
向して複数箇所透設されている。この取付治具58に
は,耐用試験をするためのスライドスイッチ57がその
スライドレバ−57aを取付孔59から突出させるとと
もに,挟持治具54に対向した状態で固定されている。
この取付治具58は本体ケ−スAの側面方向に位置決め
してねじ止め固定されている。
【0046】次に,電気的な機能部分について説明す
る。図4において,80は駆動モ−タ1の回転速度を制
御する駆動モ−タ制御部で,スイッチの切り換え速度
は,モ−タの回転速度を制御して可変される。駆動モ−
タ1はAC100Vの速度制御可能で,且つ,回転数の
低い所でトルクが得られるモ−タが適しており,この実
施例では誘導モ−タが用いられている。
る。図4において,80は駆動モ−タ1の回転速度を制
御する駆動モ−タ制御部で,スイッチの切り換え速度
は,モ−タの回転速度を制御して可変される。駆動モ−
タ1はAC100Vの速度制御可能で,且つ,回転数の
低い所でトルクが得られるモ−タが適しており,この実
施例では誘導モ−タが用いられている。
【0047】81は回転検出部で,駆動モ−タ1の回転
軸1aに反射板を取付け,これにLED等の発光素子の
光を照射してその反射光を受光し,回転数を検出する等
の手段により駆動モ−タ1の回転数が直接検出される。
軸1aに反射板を取付け,これにLED等の発光素子の
光を照射してその反射光を受光し,回転数を検出する等
の手段により駆動モ−タ1の回転数が直接検出される。
【0048】82は図1〜図3に示すスイッチ操作機構
部で,耐用試験されるトグルスイッチ18,押しボタン
スイッチ28,波型スイッチ38,スライドスイッチ5
7のそれぞれ接点18b〜18d,28b〜28d,3
8b〜38d,57b〜57dは,それぞれリ−ド線を
介してシュミレ−ト回路83に接続されている。シュミ
レ−ト回路83は,各種のスイッチ18,28,38,
57の抵抗負荷,誘導負荷がアナログ信号として検出さ
れる。
部で,耐用試験されるトグルスイッチ18,押しボタン
スイッチ28,波型スイッチ38,スライドスイッチ5
7のそれぞれ接点18b〜18d,28b〜28d,3
8b〜38d,57b〜57dは,それぞれリ−ド線を
介してシュミレ−ト回路83に接続されている。シュミ
レ−ト回路83は,各種のスイッチ18,28,38,
57の抵抗負荷,誘導負荷がアナログ信号として検出さ
れる。
【0049】84はコントロ−ラで,増幅・A/D変換
器85,操作部86,CPU87,インタフェ−ス8
8,表示部89が内蔵されており,シュミレ−ト回路8
3からの信号と回転検出部81からの信号とが入力され
る。
器85,操作部86,CPU87,インタフェ−ス8
8,表示部89が内蔵されており,シュミレ−ト回路8
3からの信号と回転検出部81からの信号とが入力され
る。
【0050】増幅・A/D変換器85は,シュミレ−ト
回路83から入力したアナログ信号が増幅されるととも
に,デジタル信号に変換され,CPU87により内部の
メモリに読み込まれる。
回路83から入力したアナログ信号が増幅されるととも
に,デジタル信号に変換され,CPU87により内部の
メモリに読み込まれる。
【0051】操作部86は,コントロ−ラ84自体のス
イッチの動作状態の判定,耐用試験をするスイッチの判
定基準値,測定間隔等の各種の初期条件がスイッチ入力
されて設定され,その結果は,CPU87に読み込まれ
る。
イッチの動作状態の判定,耐用試験をするスイッチの判
定基準値,測定間隔等の各種の初期条件がスイッチ入力
されて設定され,その結果は,CPU87に読み込まれ
る。
【0052】インタフェ−ス88は,シュミレ−ト回路
83から直接試験されているスイッチの接点のオン・オ
フを読み取る機能と,回転検出部81により回転を検出
した信号を読み取る機能とが備えられており,いずれも
デジタル信号に変換されてCPU87に読み込まれる。
83から直接試験されているスイッチの接点のオン・オ
フを読み取る機能と,回転検出部81により回転を検出
した信号を読み取る機能とが備えられており,いずれも
デジタル信号に変換されてCPU87に読み込まれる。
【0053】CPU87では各種入力するデ−タが比
較,演算処理され,その結果は表示部89に表示され
る。CPU87は外部のホストCPU90に接続されて
おり,必要に応じてデ−タの読出し,読み込みを行うよ
うに構成されている。
較,演算処理され,その結果は表示部89に表示され
る。CPU87は外部のホストCPU90に接続されて
おり,必要に応じてデ−タの読出し,読み込みを行うよ
うに構成されている。
【0054】次に,作用動作について,機構部分につい
ては図1〜図3を参照し,電気的な動作については図4
および図5に示す処理フロ−に基づいて詳細に説明す
る。スイッチの寿命には,電気的な寿命と機械的な寿命
とがある。そこで,スイッチの耐用試験をした結果,N
Gが検出された場合には,そのスイッチは機械的に動作
しなくなったのか,あるいは電気的に動作しなくなった
のかが判定されなければならない。
ては図1〜図3を参照し,電気的な動作については図4
および図5に示す処理フロ−に基づいて詳細に説明す
る。スイッチの寿命には,電気的な寿命と機械的な寿命
とがある。そこで,スイッチの耐用試験をした結果,N
Gが検出された場合には,そのスイッチは機械的に動作
しなくなったのか,あるいは電気的に動作しなくなった
のかが判定されなければならない。
【0055】まず,いずれかのスイッチあるいは4種類
のスイッチ18,28,38,57が,複数個それぞれ
取付治具17,31,46,58に取付られ,これらの
取付治具17,31,46,58は,この耐用試験装置
の所定箇所にそれぞれ固定され,耐用試験,駆動モ−タ
1の駆動状態等の開始準備がなされる(ステップ9
1)。
のスイッチ18,28,38,57が,複数個それぞれ
取付治具17,31,46,58に取付られ,これらの
取付治具17,31,46,58は,この耐用試験装置
の所定箇所にそれぞれ固定され,耐用試験,駆動モ−タ
1の駆動状態等の開始準備がなされる(ステップ9
1)。
【0056】次いで,操作部86において,コントロ−
ラ84自体のスイッチのOK・NG等の動作状態が判定
された後,OKの場合には,例えば,1分間に何回切り
換え,何万回位行うか等の耐用試験の測定回数,デ−タ
の収録間隔,判定基準値等の初期条件が設定され,CP
U87に読み込まれる(ステップ92)。
ラ84自体のスイッチのOK・NG等の動作状態が判定
された後,OKの場合には,例えば,1分間に何回切り
換え,何万回位行うか等の耐用試験の測定回数,デ−タ
の収録間隔,判定基準値等の初期条件が設定され,CP
U87に読み込まれる(ステップ92)。
【0057】駆動モ−タ1が駆動されると,その回転
は,回転軸1aからプ−リ6,タイミングベルト7等に
よる回転伝達機構を介してメインシャフト5および下部
シャフト48へ伝達される。メインシャフト5が回転す
ると,歯車9と噛合している歯車10が回転され,カウ
ンタ−シャフト8が回転される。
は,回転軸1aからプ−リ6,タイミングベルト7等に
よる回転伝達機構を介してメインシャフト5および下部
シャフト48へ伝達される。メインシャフト5が回転す
ると,歯車9と噛合している歯車10が回転され,カウ
ンタ−シャフト8が回転される。
【0058】このように,3本のシャフト5,8,48
が回転することにより,4種類のスイッチ,即ち,トグ
ルスイッチ18,押しボタンスイッチ28,波型スイッ
チ38,スライドスイッチ57の切り換え試験が,以下
のようにして行われる。
が回転することにより,4種類のスイッチ,即ち,トグ
ルスイッチ18,押しボタンスイッチ28,波型スイッ
チ38,スライドスイッチ57の切り換え試験が,以下
のようにして行われる。
【0059】(1)トグルスイッチ18の動作 まず,2接点の場合について説明する。メインシャフト
5とともに,歯車9,10が回転すると,トグルスイッ
チ18のレバ−18aは,まず最初に,歯車9に軸支さ
れているロ−ラ13により衝撃が与えられ,レバ−18
aは図2に示されているように左側に切り換えられ,次
いで,ロ−ラ13とロ−ラ14との噛合箇所から180
°の位置に軸支されているロ−ラ14によりもとの位置
に切り換えられる。このようにして,トグルスイッチ1
8の切り換え試験が行われる。
5とともに,歯車9,10が回転すると,トグルスイッ
チ18のレバ−18aは,まず最初に,歯車9に軸支さ
れているロ−ラ13により衝撃が与えられ,レバ−18
aは図2に示されているように左側に切り換えられ,次
いで,ロ−ラ13とロ−ラ14との噛合箇所から180
°の位置に軸支されているロ−ラ14によりもとの位置
に切り換えられる。このようにして,トグルスイッチ1
8の切り換え試験が行われる。
【0060】なお,3接点の場合には,ロ−ラ13がレ
バ−18aと当接すると,レバ−18aは第1の接点1
8bから第2の接点18cへと第1回目の切り換え動作
が行われ,続いて,ロ−ラ15がレバ−18aに当接す
ると,レバ−18aは第2の接点18cから第3の接点
18dへと第2回目の切り換え動作が行われる。次い
で,レバ−18aはロ−ラ14と当接して接点18dか
ら接点18cへの第1回目の切り換え動作が行われ,続
いて,ロ−ラ16がレバ−18aに当接して接点18c
から接点18bへと第2回目の切り換え動作が行われ
る。
バ−18aと当接すると,レバ−18aは第1の接点1
8bから第2の接点18cへと第1回目の切り換え動作
が行われ,続いて,ロ−ラ15がレバ−18aに当接す
ると,レバ−18aは第2の接点18cから第3の接点
18dへと第2回目の切り換え動作が行われる。次い
で,レバ−18aはロ−ラ14と当接して接点18dか
ら接点18cへの第1回目の切り換え動作が行われ,続
いて,ロ−ラ16がレバ−18aに当接して接点18c
から接点18bへと第2回目の切り換え動作が行われ
る。
【0061】この切り換え動作の際,ロ−ラ13,14
は,歯車9,10によりいずれもレバ−18aの移動す
る方向に回転しているとともに,ロ−ラ13,14自身
もレバ−18aと当接した際に,衝撃を和らげる方向に
回転するので,ロ−ラ13,14とレバ−18aとの衝
突箇所は常に変動することになり,両者が破損されるこ
とはない。
は,歯車9,10によりいずれもレバ−18aの移動す
る方向に回転しているとともに,ロ−ラ13,14自身
もレバ−18aと当接した際に,衝撃を和らげる方向に
回転するので,ロ−ラ13,14とレバ−18aとの衝
突箇所は常に変動することになり,両者が破損されるこ
とはない。
【0062】(2)押しボタンスイッチ28の動作 メインシャフト5とともに偏心カム22が回転すると,
この偏心カム22の回転運動により,ロ−ラ27を介し
てロッド24には,偏心量に相当する可動範囲zの直線
運動が加えられ,押圧治具29により押しボタンスイッ
チ28がオンされる。次いで,スイッチの復帰運動は,
リタ−ンバネ30によりロッド24はもとの位置に復帰
する
この偏心カム22の回転運動により,ロ−ラ27を介し
てロッド24には,偏心量に相当する可動範囲zの直線
運動が加えられ,押圧治具29により押しボタンスイッ
チ28がオンされる。次いで,スイッチの復帰運動は,
リタ−ンバネ30によりロッド24はもとの位置に復帰
する
【0063】このようにして,このロッド24が直線往
復運動することにより,押しボタンスイッチ28の押し
ボタン部28aは,押圧治具29に押圧されてスイッチ
切り換え動作が行われる。
復運動することにより,押しボタンスイッチ28の押し
ボタン部28aは,押圧治具29に押圧されてスイッチ
切り換え動作が行われる。
【0064】(3)波型スイッチ38の動作 メインシャフト5の回転は歯車9,10を介してカウン
タ−シャフト8が回転するとともに,偏心カム23が回
転する。この偏心カム23の回転運動により,ロ−ラ3
7を介してロッド33には,偏心カム23の偏心量に相
当する可動範囲xの直線運動が加えられ,波型スイッチ
38の押しボタン部38aの一方が押圧治具39により
押圧され,スイッチ切り換え動作が行われる。この際,
ロッド34は,ラック41,42およびこれに噛合して
いるピニオン43とにより,ロッド33と反対方向の直
線運動が付与されるので,押圧治具40は押しボタン部
38aの他方からは離間している。
タ−シャフト8が回転するとともに,偏心カム23が回
転する。この偏心カム23の回転運動により,ロ−ラ3
7を介してロッド33には,偏心カム23の偏心量に相
当する可動範囲xの直線運動が加えられ,波型スイッチ
38の押しボタン部38aの一方が押圧治具39により
押圧され,スイッチ切り換え動作が行われる。この際,
ロッド34は,ラック41,42およびこれに噛合して
いるピニオン43とにより,ロッド33と反対方向の直
線運動が付与されるので,押圧治具40は押しボタン部
38aの他方からは離間している。
【0065】次いで,リタ−ンバネ45によりロッド3
3がもとの位置に復帰すると,ロッド34は前進するか
ら,押しボタン部38aの他方は,ロッド34の押圧治
具40により押圧されてスイッチ切り換え動作が行われ
る。
3がもとの位置に復帰すると,ロッド34は前進するか
ら,押しボタン部38aの他方は,ロッド34の押圧治
具40により押圧されてスイッチ切り換え動作が行われ
る。
【0066】このようにして,このロッド33とロッド
34とが,互いに反対方向の直線往復運動することによ
り,波型スイッチ38の押しボタン部38aは,押圧治
具39と押圧治具40とにより交互に押圧されてスイッ
チ切り換え動作が行われる。
34とが,互いに反対方向の直線往復運動することによ
り,波型スイッチ38の押しボタン部38aは,押圧治
具39と押圧治具40とにより交互に押圧されてスイッ
チ切り換え動作が行われる。
【0067】(4)スライドスイッチ57の動作 駆動モ−タ1が駆動されると,その回転は,回転軸1a
からプ−リ6,タイミングベルト7等による回転伝達機
構を介して下部シャフト48へ伝達される。下部シャフ
ト48が回転すると,偏心カム49が回転する。作動子
50には,この偏心カム49の回転運動によりロ−ラ5
5,56を介して偏心カム49の偏心量に相当する可動
範囲yの上下方向の直線往復運動が加えられる。
からプ−リ6,タイミングベルト7等による回転伝達機
構を介して下部シャフト48へ伝達される。下部シャフ
ト48が回転すると,偏心カム49が回転する。作動子
50には,この偏心カム49の回転運動によりロ−ラ5
5,56を介して偏心カム49の偏心量に相当する可動
範囲yの上下方向の直線往復運動が加えられる。
【0068】この作動子50の直線往復運動により,ス
ライドスイッチ57のスライドレバ−57aは挟持治具
54に挟持されて,スイッチ切り換え動作が行われる。
このよにして,スライドスイッチ57のスイッチ切り換
え試験が行われる。
ライドスイッチ57のスライドレバ−57aは挟持治具
54に挟持されて,スイッチ切り換え動作が行われる。
このよにして,スライドスイッチ57のスイッチ切り換
え試験が行われる。
【0069】このようなスイッチ切り換え動作の切り換
え回数は,駆動モ−タ1の回転数により制御される。そ
こで,図4,図5に示すように,回転検出部81におい
て,駆動モ−タ1の回転数が検出されたか否かの判断が
なされ(ステップ93),NOの場合はもとにもどり,
YESの場合は,切り換え回数に対するオン時間,チャ
ッタリング時間,抵抗値等のデ−タが測定され(ステッ
プ94),増幅・A/D変換器85でデジタル信号に変
換されてCPU87により読み込まれる。
え回数は,駆動モ−タ1の回転数により制御される。そ
こで,図4,図5に示すように,回転検出部81におい
て,駆動モ−タ1の回転数が検出されたか否かの判断が
なされ(ステップ93),NOの場合はもとにもどり,
YESの場合は,切り換え回数に対するオン時間,チャ
ッタリング時間,抵抗値等のデ−タが測定され(ステッ
プ94),増幅・A/D変換器85でデジタル信号に変
換されてCPU87により読み込まれる。
【0070】これらのデ−タは,CPU87において,
初期設定されたデ−タの収録間隔,例えば,1秒に1回
あるいは2秒に1回等の間隔で測定され,収録間隔に達
したか否かが判断され(ステップ95),NOの場合に
は,さらに測定が続行される。YESの場合には,収録
時間分のデ−タが平均化処理されてメモリに格納される
(ステップ96)。
初期設定されたデ−タの収録間隔,例えば,1秒に1回
あるいは2秒に1回等の間隔で測定され,収録間隔に達
したか否かが判断され(ステップ95),NOの場合に
は,さらに測定が続行される。YESの場合には,収録
時間分のデ−タが平均化処理されてメモリに格納される
(ステップ96)。
【0071】CPU87においては,メモリに格納され
ているデ−タを初期設定されたオン時間,抵抗値等の判
定基準値と比較される(ステップ97)。この際,必要
に応じて,外部のホストCPU90との間で,デ−タの
交換が行われる(ステップ98)。
ているデ−タを初期設定されたオン時間,抵抗値等の判
定基準値と比較される(ステップ97)。この際,必要
に応じて,外部のホストCPU90との間で,デ−タの
交換が行われる(ステップ98)。
【0072】判定結果がOKであるか否かの判断がなさ
れ(ステップ99),YESならば測定は続行され,N
Oの場合には,表示部89にNGの表示がなされる(ス
テップ100)。このようにして,デ−タの測定がなさ
れ,スイッチがすべてNGになるかあるいは作業者が停
止操作を行うことにより耐用試験は終了する。
れ(ステップ99),YESならば測定は続行され,N
Oの場合には,表示部89にNGの表示がなされる(ス
テップ100)。このようにして,デ−タの測定がなさ
れ,スイッチがすべてNGになるかあるいは作業者が停
止操作を行うことにより耐用試験は終了する。
【0073】
【発明の効果】この発明は,回転速度を制御する駆動モ
−タ制御部を備えた駆動モ−タと,この駆動モ−タの回
転を伝達する回転伝達機構に連結したメインシャフト
と,このメインシャフトに平行に配置したカウンタ−シ
ャフトと,メインシャフトとカウンタ−シャフトとに互
いに噛合した状態でそれぞれ固定された一対の歯車と,
両シャフトの軸方向に軸支されているとともに,一対の
歯車の噛合箇所に対して互いに180°の位置関係に位
置決めし,歯車の周囲とほぼ一致するように一対の歯車
の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた一対の第1のロ
−ラと,一対の歯車に取り付けられて移動する一対の第
1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してスイッチ切り換え
動作を行うトグルスイッチと,このトグルスイッチを固
定する取付治具と,この取付治具を所定箇所に固定する
機構とを備え,駆動モータにより回転する一対の歯車の
回転によりトグルスイッチのレバ−が,一方の第1のロ
−ラに衝突してスイッチ切り換え動作を行った後,レバ
−が他方の第1のロ−ラに衝突して復帰動作を行うよう
にしたので,トグルスイッチのレバ−は回転するロ−ラ
によりスイッチ切り換えのための衝撃が付与されること
になり,レバ−の移動方向と衝撃が負荷される方向とは
同一方向となるから,レバ−に無理な力が加わることも
なく,その上,衝撃が付加される箇所は常に移動するこ
とになり,レバ−が破損されることもなく,スイッチに
も駆動モ−タにも過負荷となることはない。又,スイッ
チの切換速度の制御は,単に駆動モ−タの回転数を制御
すればよいので,スイッチ切換速度の制御が容易であ
る。
−タ制御部を備えた駆動モ−タと,この駆動モ−タの回
転を伝達する回転伝達機構に連結したメインシャフト
と,このメインシャフトに平行に配置したカウンタ−シ
ャフトと,メインシャフトとカウンタ−シャフトとに互
いに噛合した状態でそれぞれ固定された一対の歯車と,
両シャフトの軸方向に軸支されているとともに,一対の
歯車の噛合箇所に対して互いに180°の位置関係に位
置決めし,歯車の周囲とほぼ一致するように一対の歯車
の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた一対の第1のロ
−ラと,一対の歯車に取り付けられて移動する一対の第
1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してスイッチ切り換え
動作を行うトグルスイッチと,このトグルスイッチを固
定する取付治具と,この取付治具を所定箇所に固定する
機構とを備え,駆動モータにより回転する一対の歯車の
回転によりトグルスイッチのレバ−が,一方の第1のロ
−ラに衝突してスイッチ切り換え動作を行った後,レバ
−が他方の第1のロ−ラに衝突して復帰動作を行うよう
にしたので,トグルスイッチのレバ−は回転するロ−ラ
によりスイッチ切り換えのための衝撃が付与されること
になり,レバ−の移動方向と衝撃が負荷される方向とは
同一方向となるから,レバ−に無理な力が加わることも
なく,その上,衝撃が付加される箇所は常に移動するこ
とになり,レバ−が破損されることもなく,スイッチに
も駆動モ−タにも過負荷となることはない。又,スイッ
チの切換速度の制御は,単に駆動モ−タの回転数を制御
すればよいので,スイッチ切換速度の制御が容易であ
る。
【0074】さらに,押しボタンスイッチや波型スイッ
チおよびスライドスイッチは,偏心カムの回転運動を直
線運動に変換してスイッチ切り換え動作を行っているの
で,偏心カムの偏心量に相当する可動範囲は微妙に調整
することが出来るから,いかなる形状のスイッチの耐用
試験もすることが出来る。
チおよびスライドスイッチは,偏心カムの回転運動を直
線運動に変換してスイッチ切り換え動作を行っているの
で,偏心カムの偏心量に相当する可動範囲は微妙に調整
することが出来るから,いかなる形状のスイッチの耐用
試験もすることが出来る。
【0075】特に,波型スイッチの場合には,2本のロ
ッドにそれぞれ固定された押圧治具により押しボタン部
の片側を交互に押圧してスイッチ切り換えを行っている
ので,一方の押しボタン部が押圧治具により押圧されて
いる時は,他方の押しボタン部の押圧治具は,押しボタ
ン部から離間しているので,スイッチ切り換え動作が確
実となるとともに,押しボタン部が破損されることもな
い。その上,従来のように,ロ−ラの径や回転速度を微
妙に調整する必要もなく,又,接点と接点との中間に位
置するような切り換え誤差が発生することもない。
ッドにそれぞれ固定された押圧治具により押しボタン部
の片側を交互に押圧してスイッチ切り換えを行っている
ので,一方の押しボタン部が押圧治具により押圧されて
いる時は,他方の押しボタン部の押圧治具は,押しボタ
ン部から離間しているので,スイッチ切り換え動作が確
実となるとともに,押しボタン部が破損されることもな
い。その上,従来のように,ロ−ラの径や回転速度を微
妙に調整する必要もなく,又,接点と接点との中間に位
置するような切り換え誤差が発生することもない。
【0076】駆動源としては駆動モ−タ1個が使用され
ているだけで,4種類もの構造の異なるスイッチの耐用
試験を同時に試験することが出来るとともに,又,駆動
モ−タの回転速度を変えることにより,スイッチ切り換
え速度を制御することが出来るので,スイッチ切り換え
速度の調整が容易である。
ているだけで,4種類もの構造の異なるスイッチの耐用
試験を同時に試験することが出来るとともに,又,駆動
モ−タの回転速度を変えることにより,スイッチ切り換
え速度を制御することが出来るので,スイッチ切り換え
速度の調整が容易である。
【図1】この発明の実施例を示す要部斜視図である。
【図2】この発明の実施例を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例を示すもので,スライドスイ
ッチの耐用試験機構を示す要部斜視図である。
ッチの耐用試験機構を示す要部斜視図である。
【図4】この発明の実施例を示す機能構成図である。
【図5】この発明の実施例を示す処理フロ−である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
1 駆動モ−タ 5 メインシャフト 8 カウンタ−シャフト 9,10 歯車 13〜16 ロ−ラ 17,31,46,58 取付治具 18 トグルスイッチ 18a トグルスイッチのレバ− 22,23,49 偏心カム 24,33,34 ロッド 27,37,55,56 偏心カムと当接するロ−ラ 28 押しボタンスイッチ 30,45 リタ−ンバネ 38 波型スイッチ 41,42 ラック 43 ピニオン 48 下部シャフト 50 作動子 57 スライドスイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 19/00 G01N 3/32 G01R 31/00
Claims (5)
- 【請求項1】 回転速度を制御する駆動モ−タ制御部を
備えた駆動モ−タと, この駆動モ−タの回転を伝達する回転伝達機構に連結し
たメインシャフトと, このメインシャフトに平行に配置したカウンタ−シャフ
トと, 前記メインシャフトとカウンタ−シャフトとに互いに噛
合した状態でそれぞれ固定された一対の歯車と, 前記両シャフトの軸方向に軸支されているとともに,前
記一対の歯車の噛合所に対して互いに180°の位置関
係に位置決めし,前記歯車の周囲とほぼ一致するように
前記一対の歯車の一面にそれぞれ回転可能に取り付けた
一対の第1のロ−ラと, 前記一対の歯車に取り付けられて移動する前記一対の第
1のロ−ラに,レバ−が順次衝突してスイッチ切り換え
動作を行うトグルスイッチと, このトグルスイッチを固定する取付治具と, この取付治具を所定箇所に固定する機構とを備え,前記
駆動モータにより回転する一対の歯車の回転により前記
トグルスイッチのレバ−が前記一方の第1のロ−ラに衝
突してスイッチきりかえ動作を行った後,前記レバ−が
前記他方の第1のロ−ラに衝突して復帰動作を行うこと
を特徴とするスイッチの耐久試験装置。 - 【請求項2】3接点のトグルスイッチを前記取付治具に
固定し, 一対の第2のロ−ラを,それぞれ前記一対の歯車の回転
方向に対して,前記ロ−ラの後方に位置させて前記一対
の歯車の一面に,それぞれ回転可能に取付け, 前記3接点のトグルスイッチのレバ−が前記第1のロ−
ラに衝突して第1回目のスイッチ切り換え動作を行った
後に,前記第2のロ−ラが前記レバ−に衝突して第2回
目のスイッチ切り換え動作を行うことを特徴とする請求
項1に記載のスイッチの耐久試験装置。 - 【請求項3】 前記メインシャフトあるいはカウンタシ
ャフトのいずれか一方に固定した偏心カムと, 前記メインシャフトに直交する方向に配置され,前記偏
心カムに当接する第3のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,軸方向に沿って第1のラッ
クが刻設され,波型スイッチの押しボタン部に対向する
末端に,第1の押圧治具を固定した第1のロッドと, 前記押しボタン部に対向する末端に,前記第2の押圧治
具を固定し,前記第1のラックに対向する第2のラック
を刻設して,前記第1と第2のラックと互いに噛合する
ピニオンを介して,前記第1のロッドに平行して配置さ
れ,前記第1のロッドと互いに反対方向に直線運動をす
る第2のロッドと, 前記偏心カムの回転運動による偏心量に相当する可動範
囲で互いに反対方向の直線運動をする前記第1および第
2のロッドにそれぞれ取り付けられた押圧治具に,順次
押圧されてスイッチ切り換え動作を行う波形スイッチ
と, この波形スイッチを固定する取付治具と, を備えたことを特徴とする請求項1および請求項2にそ
れぞれ記載のスイッチの耐久試験装置。 - 【請求項4】 前記メインシャフトあるいはカウンタシ
ャフトのいづれか一方に固定した偏心カムと, 前記メインシャフトと直交する方向に配置され,前記偏
心カムに当接する第4のロ−ラを一端に固定するととも
に,リタ−ンバネを取付け,押しボタン部に対向する端
部に,押圧治具を固定した第3のロッドと, 前記偏心カムの回転運動による偏心量に対応する可動範
囲で直線運動をする前記第3のロッドの押圧治具に当接
してスイッチ切り換え動作を行う押しボタンスイッチ
と, この押しボタンスイッチを固定する取付治具と, を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3にそれぞ
れ記載のスイッチの耐久試験装置。 - 【請求項5】 前記駆動モ−タの前記回転伝達機構に連
結した下部シャフトと, 前記下部シャフトに固定した偏心カムと, 前記下部シャフトを挟んでこれに直交して配置されてい
るとともに,前記偏心カムに当接する第5および第6の
ロ−ラをそれぞれ取付け,先端部に挟持治具を固定した
作動子と, 前記偏心カムの回転運動による偏心量に対応する可動範
囲で直線運動をする前記作動子に固定した挟持治具に押
しボタン部が挟持されてスイッチ切り換え動作を行うス
ライドスイッチと, このスライドスイッチを固定する固定治具と, を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4にそれぞ
れ記載のスイッチの耐久試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27901393A JP3331439B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | スイッチの耐久試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27901393A JP3331439B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | スイッチの耐久試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07110290A JPH07110290A (ja) | 1995-04-25 |
JP3331439B2 true JP3331439B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=17605186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27901393A Expired - Fee Related JP3331439B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | スイッチの耐久試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3331439B2 (ja) |
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JP4884138B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-02-29 | 第一電子工業株式会社 | カム構造、コネクタ用カム構造及び該コネクタ用カム構造を使用するコネクタ |
CN103645039B (zh) * | 2013-12-04 | 2015-12-16 | 东莞美驰图实业有限公司 | 一种异形异位开关按键寿命测试装置 |
KR101583004B1 (ko) * | 2014-06-18 | 2016-01-06 | 중앙전자정밀기기주식회사 | 스위치 버튼의 성능시험 장치 |
CN104183393B (zh) * | 2014-09-02 | 2017-12-19 | 申龙电梯股份有限公司 | 电梯层门联锁开关检测装置 |
CN104931875B (zh) * | 2015-06-15 | 2018-06-19 | 国家电网公司 | 基于负荷开关电寿命、机械寿命动作特性试验装置 |
KR102215317B1 (ko) * | 2019-09-05 | 2021-02-15 | 성문일렉트로닉스 주식회사 | 슬라이드 스위치용 검사장치 |
KR102215301B1 (ko) * | 2019-09-05 | 2021-02-15 | 성문일렉트로닉스 주식회사 | 로터리 딥 스위치용 검사장치 |
CN113624465B (zh) * | 2021-06-21 | 2023-06-20 | 安徽工程大学 | 一种用于汽车按钮开关的机械寿命检测组件 |
KR102455963B1 (ko) * | 2022-01-27 | 2022-10-18 | 주식회사 포엠일렉트로옵틱 | 누름 방식 및 회전 방식 버튼에 대한 버튼 테스트 장치 |
CN114942128B (zh) * | 2022-05-25 | 2022-12-20 | 台州威德隆机械有限公司 | 一种静态负荷试验装置及其试验方法 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP27901393A patent/JP3331439B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07110290A (ja) | 1995-04-25 |
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