JPH07109610A - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JPH07109610A
JPH07109610A JP27378993A JP27378993A JPH07109610A JP H07109610 A JPH07109610 A JP H07109610A JP 27378993 A JP27378993 A JP 27378993A JP 27378993 A JP27378993 A JP 27378993A JP H07109610 A JPH07109610 A JP H07109610A
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JP
Japan
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air
shock absorbing
absorbing space
cap body
helmet
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JP27378993A
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English (en)
Inventor
Shitaku Hayashi
芝沢 林
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TOKAI KENSETSU KK
Original Assignee
TOKAI KENSETSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】帽体内における衝撃吸収空間の熱気を抑え、快
適に作業を行うことのできるヘルメットを提供する。 【構成】作業者がヘルメット1を着用して作業を行う
と、帽体2の内部に形成された衝撃吸収空間8には作業
者の体温の影響により熱気が滞留する。一方、電動ファ
ン32が駆動するとファン35が回転される。この回転
により帽体2の後側開口部付近の空気が収容溝17内に
吸入される。この空気は収容溝17を介して衝撃吸収空
間8に供給される。そして、衝撃吸収空間8に滞留した
熱気は供給された空気により衝撃吸収空間8から押し出
され、帽体2の外部に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘルメットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、作業現場等で作業する作業者
は、作業者の安全を優先するため頭部を保護するヘルメ
ットを着用している。
【0003】図14〜図16に示すように、ヘルメット
1の帽体2は樹脂により半球体に形成され、その前側に
は庇2aが一体形成されている。そして、帽体2の開口
部側内周面の4ヶ所には、L字状に形成された一対の係
合片3により構成される支持部4が形成されている。こ
の支持部4には接続部材5が嵌め込まれている。その
為、接続部材5は支持部4に係合されている。そして、
この各接続部材5には平織紐6が通され、平織紐6は帽
体2内でX字状となっている。尚、平織紐6が互いに交
差する部分には頭部受けシート7が設けられている。
又、帽体2と平織紐6との間には帽体2に衝撃が加わっ
ても頭部が帽体2に当たらないようにする衝撃吸収空間
8が形成されている。
【0004】前記接続部材5には連結孔9が形成されて
いる。この連結孔9には帽体2の開口部側内周面に配設
される頭部保持ベルト10に設けられた図示しない連結
ピンが挿入される。そして、頭部保持ベルト10は図示
しない連結ピンを介して接続部材5に支持されている。
従って、接続部材5、平織紐6、頭部受けシート7及び
頭部保持ベルト10によって緩衝体12が構成されてい
る。
【0005】このように構成されたヘルメット1を作業
者が着用した状態において、該ヘルメット1の帽体2に
衝撃が加わると、緩衝体12が若干伸縮してその衝撃を
吸収する。又、緩衝体12が伸縮しても衝撃吸収空間8
により作業者の頭部は帽体2に当たらない。その結果、
帽体2に加わった衝撃を緩衝体12が確実に吸収して作
業者の頭部を保護する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業者がヘ
ルメット1を着用すると、衝撃吸収空間8の空気は帽体
2の外部に流出しにくい。その為、作業者の体温によっ
て衝撃吸収空間8の空気の温度はかなり高温となる。
又、特に直射日光の当たる場所での作業では、体温の影
響と直射日光の影響により衝撃吸収空間8の温度は高温
となって熱気が溜まる。従って、この熱気により作業を
行っている作業者に不快感を与え、作業者の作業効率の
低下に繋がるという問題点があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は衝撃吸収空間の熱気を抑
えて快適に作業を行うことのできるヘルメットを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、ヘルメットにおける帽体の
内部には衝撃吸収空間を形成する衝撃吸収部材を配設
し、前記衝撃吸収空間内に空気を強制的に供給する空気
流動手段を備えたことをその要旨とする。
【0009】請求項2記載の発明は、ヘルメットにおけ
る帽体の内部には衝撃吸収空間を形成する衝撃吸収部材
を配設し、前記衝撃吸収空間内の空気を外部に強制的に
排出する空気流動手段を備えたことをその要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、前記空気流動手段
はエアポンプ又は電動ファンであることをその要旨とす
る。請求項4記載の発明は、帽体内部の衝撃吸収空間に
支持部材を配設し、この支持部材には衝撃吸収空間内の
空気を流動させる電動ファンを配設したことをその要旨
とする。
【0011】請求項5記記載の発明は、帽体の内周面と
対向する側の支持部材には外部と連通する空気流動部を
形成し、電動ファンにより空気流動部を介して衝撃吸収
空間内に空気を供給することをその要旨とする。
【0012】請求項6記記載の発明は、帽体の内周面と
対向する側の支持部材には外部と連通する空気流動部を
形成し、電動ファンにより空気流動部を介して衝撃吸収
空間内の空気を外部に排出するようにしたことをその要
旨とする。
【0013】
【作用】従って、請求項1の発明では、作業者がヘルメ
ットを着用して作業を行うと、衝撃吸収空間には作業者
の体温の影響により発生した熱気が滞留する。そして、
空気流動手段から衝撃吸収空間内に強制的に空気が供給
されると、衝撃吸収空間に滞留した熱気は供給された空
気により押し出され、帽体の外部に排出される。
【0014】請求項2の発明では、作業者がヘルメット
を着用して作業を行うと、衝撃吸収空間には作業者の体
温の影響により発生した熱気が滞留する。この熱気は衝
撃吸収空間から空気流動手段を介して吸い出され、帽体
の外部に排出される。
【0015】請求項3の発明では、作業者がヘルメット
を着用して作業を行うと、衝撃吸収空間には作業者の体
温の影響により発生した熱気が滞留する。そして、エア
ポンプ又は電動ファンから衝撃吸収空間内に強制的に空
気が供給されると、衝撃吸収空間に滞留した熱気は供給
された空気により押し出され、帽体の外部に排出され
る。又は、衝撃吸収空間に滞留した熱気は、衝撃吸収空
間からエアポンプ又は電動ファンを介して帽体の外部に
排出される。
【0016】請求項4の発明では、作業者がヘルメット
を着用して作業を行うと、衝撃吸収空間には作業者の体
温の影響により発生した熱気が滞留する。そして、支持
部材により衝撃吸収空間内に支持された電動ファンが駆
動すると、衝撃吸収空間内の空気が流動される。
【0017】請求項5の発明では、作業者がヘルメット
を着用して作業を行うと、衝撃吸収空間には作業者の体
温の影響により発生した熱気が滞留する。そして、電動
ファンが駆動されると、空気流動部を介して衝撃吸収空
間内に強制的に空気が供給される。この空気により衝撃
吸収空間に滞留した熱気が衝撃吸収空間から押し出さ
れ、帽体の外部に排出される。
【0018】請求項6の発明では、作業者がヘルメット
を着用して作業を行うと、衝撃吸収空間には作業者の体
温の影響により発生した熱気が滞留する。この熱気は、
電動ファンにより衝撃吸収空間から空気流動部介して帽
体の外部に排出される。
【0019】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜図4に従って説明する。尚、ヘルメット1の基本
的な構成は従来の技術と同一のため、同一の構成及び同
一部材については同一番号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0020】図1〜図3に示すように、ヘルメット1を
構成する帽体2の後側外面には空気流動手段としてのエ
ア供給装置13が固設されている。そして、エア供給装
置13の下面には空気取入口15a、空気吐出口15b
及びスイッチ16が設けられている。
【0021】帽体2の内面には、その中央前後方向に収
容溝17が上方へ突設されている。その為、収容溝17
と衝撃吸収空間8とは連通した状態に形成されている。
前記収容溝17内には空気導通管18が設けられてい
る。この空気導通管18は帽体2の後側開口部から収容
溝17に沿って帽体2の前側まで延設されるとともに、
収容溝17内に収容されている。この空気導通管18の
一端は前記エア供給装置13に設けられた空気吐出口1
5bに接続されている。又、空気導通管18の他端は収
容溝17内に配設されている。従って、エア供給装置1
3の吐出口15bから吐出された空気は空気導通管18
を通って衝撃吸収空間8に供給されるようになってい
る。
【0022】又、帽体2の前面に一体形成された庇2a
の上面には太陽電池19が設けられている。この太陽電
池19は前記エア供給装置13と電気的に接続され、エ
ア供給装置13を駆動するようになっている。
【0023】次に、エア供給装置13の構成及び太陽電
池19との電気的構成について説明する。図4に示すよ
うに、前記エア供給装置13は、防音式電動モータ20
とコンプレッサ21とから構成され、前記防音式電動モ
ータ20が回転するとコンプレッサ21は空気取入口1
5aより空気を吸入するようになっている。そして、吸
入された空気は空気吐出口15bを介して空気導通管1
8に吐出される。前記防音式電動モータ20には、アー
ス線22、ハイモード接続線23及びローモード接続線
24がそれぞれ設けられている。そして、ハイモード接
続線23はスイッチ16の第1の接点16bに接続され
ている。又、ローモード接続線24はスイッチ16の第
2の接点16cに接続されている。更に、防音式電動モ
ータ20のアース線22は太陽電池19の負極に接続さ
れている。前記スイッチ16の切換片16aは太陽電池
19の正極に接続されている。
【0024】また、スイッチ16の切換片16aは第3
の接点16dに接続されており、第1の接点16b又は
第2の接点16cに切換操作されるようになっている。
そして、スイッチ16の切換片16aを第1の接点16
bに切換するとハイモードに設定され、切換片16aを
第2の接点16c接続するとローモードに設定される。
【0025】従って、ハイモードに設定されると電動モ
ータ20の回転数が高くなり、コンプレッサ21の空気
吐出口15bから空気導通管18に供給される空気量が
多くなる。又、切換片16aがローモードに設定される
と電動モータ20の回転数が低くなり、コンプレッサ2
1の空気吐出口15bから空気導通管18に供給される
空気量が少なくなる。尚、切換片16aを第3の接点1
6dに接続すれば太陽電池19からの電力が電動モータ
20に供給されないので、電動モータ20は停止し、コ
ンプレッサ21の空気吐出口15bから空気導通管18
に空気が供給されない。
【0026】さて、このように構成したヘルメット1の
作用を説明する。まず、作業者が太陽光を受ける現場等
でヘルメット1を着用して作業を行うと、作業者の体温
と直射日光によって帽体2の内部における衝撃吸収空間
8の温度が上昇する。そして、この空気は熱気となり衝
撃吸収空間8に滞留する。
【0027】このとき、エア供給装置13のスイッチ1
6を操作してハイモード又はローモードに設定する。す
ると、電動モータ20は太陽電池19と接続されて回転
する。この電動モータ20の回転によりコンプレッサ2
1が駆動する。その為、コンプレッサ21は空気取入口
15aから外気を吸入し、空気吐出口15bを介して空
気導通管18へ空気を供給する。コンプレッサ21の空
気吐出口15bを介して空気導通管18に供給される空
気は、空気導通管18を通って衝撃吸収空間8に供給さ
れる。その為、衝撃吸収空間8に滞留した熱気となる空
気は、供給された空気により帽体2内から排出される。
尚、作業者の好みに応じてハイ又はローモードに設定す
れば、衝撃吸収空間8内に供給する空気量を調節するこ
とができる。
【0028】従って、本実施例によれば、エア供給装置
13から衝撃吸収空間8に空気を供給するため、衝撃吸
収空間8に滞留する熱気となる空気を帽体2の外部に排
出することができる。更に、衝撃吸収空間8に供給され
る空気により衝撃吸収空間8内の温度上昇を抑えること
ができる。その結果、作業者は快適に作業を行うことが
でき作業効率を向上させることができる。
【0029】又、本実施例では防音式電動モータ20を
用いているため、作業者の耳に近い位置にエア供給装置
13を設けているにも拘わらず、作業者はモータ音によ
って不快感を感じることなく快適に作業を行うことがで
きる。
【0030】更に、防音式電動モータ20の電力源とし
て太陽電池19を使用しているため、乾電池を使用した
場合に比べてヘルメット1を軽量化することができ、作
業者は首に負担がかかることなく快適に作業を行うこと
ができる。
【0031】又、作業中スイッチ16によりハイ又はロ
ーモードにしておけば、直接日光のあたるときに衝撃吸
収空間8内に空気を供給することができ、曇りのときに
は空気を供給しないようにすることができる。このた
め、衝撃吸収空間8内の温度が高くなったときだけ、電
動モータ20及びコンプレッサ21によって衝撃吸収吸
収空間8内に空気を供給するようにできる。
【0032】(第2実施例)次に、本発明を具体化した
第2実施例を図5〜図7に従って説明する。尚、従来の
技術、第1実施例と同一の構成及び同一部材については
同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0033】図5〜図7に示すように、帽体2の内側に
形成された衝撃吸収空間8には、発砲スチロールよりな
る支持部材としての断熱材30が配設され、断熱材30
は帽体2の内面形状に沿って賦形されている。この断熱
材30により収容溝17と衝撃吸収空間8とが区画され
ている。又、断熱材30の頭頂部には収容溝17と衝撃
吸収空間8とを連通する連通孔31が形成され、連通孔
31内には空気流動手段としての電動ファン32が嵌め
込まれている。更に、図5の2点鎖線で示すように、電
動ファン32の下側には、作業者の頭髪が電動ファン3
2に絡むのを防止するためのネット32aが配設され
る。
【0034】電動ファン32は取付ブラケット33と、
電動モータ34と、ファン35とから構成されている。
前記取付ブラケット33は円筒状に形成され、その上端
内周側にはモータ支持ブラケット36が形成されてい
る。そして、モータ支持ブラケット36には前記電動モ
ータ34が嵌め込まれ、電動モータ34の回転軸39に
は前記ファン35が連結されている。又、電動モータ3
4は前記太陽電池19と電気的に接続されている。従っ
て、電動モータ34が駆動してその回転軸39が回転す
ると、ファン35が回転するようになっている。このフ
ァン35の回転により、帽体2の後部開口端付近の空気
が収容溝17に吸入され、この空気は収容溝17を介し
て衝撃吸収空間8に供給される。
【0035】さて、上記のように構成したヘルメット1
の作用を説明する。まず、作業者が太陽光を受ける現場
等でヘルメット1を着用して作業を行うと、作業者の体
温と直射日光によって帽体2の内部における衝撃吸収空
間8の温度が上昇する。そして、この空気は熱気となり
衝撃吸収空間8に滞留する。
【0036】このとき、太陽電池19から供給される電
力により電動ファン32の電動モータ34が駆動され
る。又、電動モータ34の駆動によりファン35が回転
される。このファン35の回転により帽体2の後側開口
部付近の空気が収容溝17に吸入される。この吸入され
た空気は収容溝17を介して衝撃吸収空間8に供給され
る。その結果衝撃吸収空間8に滞留した熱気となる空気
は、供給された空気により帽体2から排出される。
【0037】従って、本実施例によれば、電動ファン3
2により衝撃吸収空間8に外気を供給するため、衝撃吸
収空間8に滞留する熱気となる空気を帽体2の外部に排
出することができる。更に、衝撃吸収空間8に供給され
る空気により衝撃吸収空間8内の温度上昇を抑えること
ができる。その結果、作業者は快適に作業を行うことが
でき作業効率を向上させることができる。
【0038】本実施例では、電動モータ34によりファ
ン35を回転させて空気を流動させるため、衝撃吸収空
間8に供給される空気流量が多く、効率よく空気を供給
することができる。その結果、衝撃吸収空間8に滞留す
る熱気となる空気を更に効率よく帽体2の外部に排出す
ることができる。
【0039】又、本実施例では、電動ファン32を帽体
2内に配設したため、ヘルメット1に電動ファン32を
設けたにも拘わらずヘルメット1の見栄えをよくするこ
とができる。
【0040】更に、帽体2の内部に配設された断熱材3
0により直射日光による熱を断熱するため、衝撃吸収空
間8内の温度上昇を抑えることができる。又、電動モー
タ34は軽量に構成することができるため、ヘルメット
1を更に軽量化することができ、作業者は首に負担がか
かることなく快適に作業を行うことができる。
【0041】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で以下のように
変更して具体化することもできる。 (1)第1実施例において、図8,図9に示すように、
帽体2の内面中央前後方向に帽体2と一体に突条45を
形成し、その断面中央に衝撃吸収空間8に連通する空気
流通路46を貫設する。そして、空気流通路46におけ
るエア供給装置13側の開口端を円筒状に形成し、エア
供給装置13から延びる空気導通管18と接続する。従
って、エア供給装置13の空気吐出口15bから吐出さ
れる空気は空気流通路46を通って衝撃吸収空間8に供
給される。この場合、ヘルメット1の製造と同時に空気
流通路46を形成することができる。
【0042】(2)第1実施例において、図10に示す
ように、空気導通管18の下面に所定間隔をおいて複数
の空気流通孔47を設ける。この場合、複数ヶ所から空
気が供給されるため、更に効率よく熱気を外部へ排出す
ることができる。又、空気導通管18を途中で分岐さ
せ、複数ヶ所から空気が供給されるようにしてもよい。
この場合でも熱気を効率よく外部へ排出することができ
る。
【0043】(3)第1実施例において、図11,図1
2に示すように、収容溝17の下側開口部をスポンジ4
8で閉塞する。そして、収容溝17のエア供給装置13
側開口端に、エア供給装置13から延びる空気導通管1
8の先端部を挿入する。この場合、エア供給装置13か
ら吐出される空気は収容溝17の内部を流れ、その開口
端から衝撃吸収空間8に供給される。更に、スポンジ4
8の細かな隙間からも衝撃吸収空間8に供給される。
【0044】(4)第1実施例では衝撃吸収空間8に滞
留する熱気を、空気導通管18から供給される空気で押
し出して排出するものを例示したが、これに代えて、空
気導通管18から熱気を吸い上げて帽体2の外部に排出
するものでもよい。この場合、エア供給装置13の空気
吐出口15bに接続されている空気導通管18を、空気
取入口15aに接続し直すだけでよい。即ち、衝撃吸収
空間8の熱気はエア供給装置13により吸い出され、空
気導通管18を通じて空気吐出口15bから放出され
る。
【0045】(5)第1実施例では、帽体2に収容溝1
7を形成し、この収容溝17内に空気導通管18を収容
したものを例示したが、前記収容溝17を省略してもよ
い。この場合空気導通管18を帽体2の内面に取り付け
ればよい。
【0046】(6)第1実施例ではエア供給装置13を
帽体2の外部に固着したものを例示したが、エア供給装
置13をヘルメット1と別体式とし、エア供給装置13
を作業者の作業ベルト等に取付けるようにしてもよい。
この場合、ヘルメット1を更に軽量化することができ、
作業者はより快適に作業を行うことができる。
【0047】(7)第2実施例では、電動ファン32に
より帽体2の後側開口部付近の空気を吸入し、この空気
を収容溝17を介して衝撃吸収空間8に供給した。そし
て、供給された空気により衝撃吸収空間8に滞留する熱
気を帽体2から押し出して排出したが、本発明はこれに
限定されない。即ち、衝撃吸収空間8から熱気を吸い上
げて帽体2の外部に排出してもよい。この場合、電動モ
ータ34の駆動軸39を上記の場合と逆回転させ、ファ
ン35を逆回転させる。そして、衝撃吸収空間8に滞留
する熱気を収容溝17に吸い上げ、この熱気を収容溝1
7を介して帽体2の外部に放出する。
【0048】(8)第2実施例において、図13に示す
ように、断熱材30の外面にその下端から頭頂部に向か
って延びる空気連通溝49を複数形成してもよい。この
断熱材30を帽体2に配設すると空気連通溝49の上側
開口部が閉塞され、空気連通溝49が衝撃吸収空間8と
区画される。この場合、収容溝17だけでなく空気流通
溝49からも空気が衝撃吸収空間8に供給されるため、
更に効率よく帽体2の熱気を排出することができる。
【0049】(9)第2実施例では、電動ファン32を
1つだけ設けたが、電動ファン32を複数を設けてもよ
い。この場合、収容溝17と衝撃吸収空間8とを連通す
るための連通孔31を断熱材30に複数形成し、この各
連通孔31内にそれぞれ電動ファン32を配設すればよ
い。
【0050】(10)第2実施例において、収容溝17
を省略し、電動ファン32のファン35の回転により衝
撃吸収空間8内の空気を攪拌させるようにしてもよい。
この場合、衝撃吸収空間8内の空気が流動するため、空
気温度の上昇を抑制することができる。
【0051】(11)上記実施例ではエア供給装置13
及び電動ファン32の電源を太陽電池19としたが、こ
れに代えて、エア供給装置13及び電動ファン32の電
源を乾電池にしてもよいし、充電式電池にしてもよい。
この場合、曇りの日や屋内でも使用することができる。
又、太陽電池19と乾電池又は充電式電池を併用しても
よい。更に、その乾電池又は充電式電池をヘメット1と
別体式とし、作業者の作業ベルト等に取り付けるように
してもよい。
【0052】(12)上記実施例では太陽電池19を庇
2aに設けたが、太陽電池19の取付位置を適宜変更し
てもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、帽
体内における衝撃吸収空間の熱気を抑え、快適に作業を
行うことができるとともに作業効率が向上するという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のヘルメットを示す断面図である。
【図2】第1実施例のヘルメットを帽体の開口部側から
見た平面図である。
【図3】第1実施例のヘルメット全体を示す斜視図であ
る。
【図4】エア供給装置の構成及び太陽電池との電気的構
成を示す回路図である。
【図5】第2実施例のヘルメットを示す断面図である。
【図6】電動ファンを示す分解斜視図である。
【図7】断熱材を示す斜視図である。
【図8】別例のヘルメットを示す断面図である。
【図9】図8のヘルメットを矢印A−A方向から見た断
面図である。
【図10】別例のヘルメットを帽体の開口部側から見た
平面図である。
【図11】別例のヘルメットを示す断面図である。
【図12】図11のヘルメットを矢印B−B方向から見
た断面図である。
【図13】別例の断熱材を示す斜視図である。
【図14】従来のヘルメットを示す断面図である。
【図15】従来のヘルメットを帽体の開口部側から見た
平面図である。
【図16】支持部及び接続部材を示す正面図である。
【符号の説明】
1…ヘルメット、2…帽体、8…衝撃吸収空間、12…
衝撃吸収部材としての緩衝体、13…空気流動手段とし
てのエア供給装置、17…空気流動部としての収容溝、
18…空気流動部としての空気導通管、30…支持部材
としての断熱材、32…空気流動手段としての電動ファ
ン、46…空気流動部としての空気流通路、49…空気
流動部としての空気連通溝。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメットにおける帽体の内部には衝撃
    吸収空間を形成する衝撃吸収部材を配設し、前記衝撃吸
    収空間内に空気を強制的に供給する空気流動手段を備え
    たことを特徴とするヘルメット。
  2. 【請求項2】 ヘルメットにおける帽体の内部には衝撃
    吸収空間を形成する衝撃吸収部材を配設し、前記衝撃吸
    収空間内の空気を外部に強制的に排出する空気流動手段
    を備えたことを特徴とするヘルメット。
  3. 【請求項3】 前記空気流動手段はエアポンプ又は電動
    ファンであることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のヘルメット。
  4. 【請求項4】 帽体内部の衝撃吸収空間に支持部材を配
    設し、この支持部材には衝撃吸収空間内の空気を流動さ
    せる電動ファンを配設したことを特徴とするヘルメッ
    ト。
  5. 【請求項5】 帽体の内周面と対向する側の支持部材に
    は外部と連通する空気流動部を形成し、電動ファンによ
    り空気流動部を介して衝撃吸収空間内に空気を供給する
    ことを特徴とする請求項4記載のヘルメット。
  6. 【請求項6】 帽体の内周面と対向する側の支持部材に
    は外部と連通する空気流動部を形成し、電動ファンによ
    り空気流動部を介して衝撃吸収空間内の空気を外部に排
    出するようにしたことを特徴とする請求項4記載のヘル
    メット。
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