JP3118721U - 帽体の換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のヘルメットや帽子の内部に嵌め込んで帽体付属の内装部材に掛け止めることにより装着でき、換気機能を効果的に発揮できる帽体の換気装置を提供する。
【解決手段】帽体内部に装着して着用時内部と外気の流通を行わせる帽体の換気装置1であって、帽体内に取付く装着部材に掛け止められて装着される樹脂製の内装キャップ10と、この内装キャップ10の前上部に開口された電動ファン保持枠18に保持される電動ファン20と、この電動ファン20を電源に接続する配線22,22aおよび着用者が所持して前記配線と外部で接続する電源電池25とでなり、前記内装キャップ10の外周縁乃至調整用の切込み13と帽体との間隙を通じて前記電動ファン20により内装キャップ10内に外気を流動させる構成である。
【選択図】図1

Description

本考案は、ヘルメットあるいは帽子を着用した際の蒸れを解消できるようにした帽体の換気装置に関するものである。
一般に屋内外を問わず頭部に打撃を受けたり落下物や飛来物による衝撃を受ける恐れのある作業に従事する人は、頭部を保護するためにヘルメットを着用するように義務付けられている。ところが、ヘルメットを長時間着用していると、どうしても頭部を覆うヘルメット内の通気性がよくないために、頭部が蒸れて不快感を受ける。特に、湿度の高い季節や日照が激しい屋外での着用時には、発汗作用と通気性の悪いことにより頭部が蒸れて不快感が高まり、作業能率が低下する。
このような状況からヘルメットを着用しての不快感を改善する手段として、ヘルメット内の通気性を良好にして蒸れを防止する試みが既に多く提案されている。それら提案の多くはヘルメットの内部に電動ファンを配して空気を攪拌することに注力されており、効果的であるとは言い難い。このような問題を解決する手段として、ヘルメットの帽体に電池を取付けて帽体内部で衝撃吸収ライナーの頂部に設けた電動ファンを駆動するようにし、その衝撃吸収ライナーの頂部に下向きの吸気口を形成するとともに、その吸気口に連通する通風路をヘルメットの前後方向に向かって前記衝撃吸収ライナーに溝状に形成し、吸気口から電動ファンによって吸い込んだ空気を通風路を通じて外部に放出するようにした冷風冷却ヘルメットが特許文献1によって開示されている。
また、炎天下での野球やサッカーなど競技の観戦やゴルフなど球技を行う者が着用する布製の帽子の前頭部に位置する箇所に電動のファンを取付け、着用者の前頭部への送風ができるようにした電動空冷帽体が、特許文献2によって提案されている。
しかしながら、前記特許文献1によって知られる冷風冷却ヘルメットでは、衝撃吸収ライナーに吸気口と通風路を形成し、かつ電動ファンを組付けてなるものを、帽体内部に組み込んで構成されるものであるから、構成上使用する帽体の形状と合致しなければならない。そのために、特定のヘルメットと一体的なものになる。また、組み付けられる電動ファンの電源は、太陽電池もしくは乾電池をヘルメットに取付けると言う構想であるが、太陽電池の場合はコンデンサが付帯され、また乾電池であればその収容スペースを必要として、いずれにあってもヘルメット内に設ける余裕がない。したがって、仮に乾電池あるいはコンデンサをヘルメット内に付属配置できるとしても、非常に小型のものとなり、その蓄電容量が少ないものとなってファンの実働時間が短くなり十分な機能を発揮できないという問題点がある。
そこで、本出願人は、先願考案によって、従来の問題点を解決し、既存の帽体にでも取付けることが可能で、長時間の使用を容易にして換気機能を高めて快適性を確保した換気装置を得たのである(特許文献3)。
実用新案登録第253945号公報 特開平10−140416号公報 実用新案登録第3113280号公報
しかし、前記先願考案による換気装置では、対象となるヘルメットの帽体形状が多種類であるため、それら多種の帽体に合致させるように換気用のファンと帽体の内面に沿わせて形成する通風路とを接着しなければならず、使用者としてはその取付けが厄介であり、換気装置を使用可能にするのに多くの手数を要するという問題点があった。
また、前記特許文献2によって知られる野球帽のような布製の帽子内にファンを取付けて冷風を送込む構造のものでは、一見効果的であるが、ファンによって直接的に着用者の頭部に風を吹き付けるような構成であることから長時間着用すると違和感が生じ好ましくない。また、帽体に締結具を用いて固着させる構造になっているので、帽体の製造工程で組み付ける構成になり、いわゆる量産品として流通させるものとなり、需要者が好みの帽子に取付けるには不適当なものである。
本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、既存のヘルメットや帽子の内部に対し嵌め込んで帽体付属の内装部材に掛け止めることにより装着でき、換気機能を効果的に発揮できる帽体の換気装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案による帽体の換気装置は、
帽体内部に装着して着用時内部と外気の流通を行わせる帽体の換気装置であって、
帽体に付属する装着部材に掛け止めて装着される樹脂製の内装キャップと、この内装キャップの前上部に開口された取付部に組み込まれて保持される電動ファンと、この電動ファンを電源に接続する配線および前記配線と外部で接続する電源電池とでなり、前記内装キャップの外周と帽体内面との間隙を通じて電動ファンにより排気して内装キャップ内に下部より外気を流動させる構成であることを特徴とするものである(第1考案)。
前記考案において、前記内装キャップは、前頭上部に通気口が設けられるとともに、その通気口の外側に薄型の換気用電動ファンを受入れて保持できるファン保持枠が形成され、かつ外面に前記電動ファンへの配線を保持する係止部が設けられているのがよい(第2考案)。
また、前記考案において、前記内装キャップは、外周面の前部に帽体付属の装着部材バンド部分と係合させる掛止め片が設けられ、後部にキャップの一部を縁部から切込んで帽体付属の頭部廻り調整バンドと係合する係止部が形成されているのがよい(第3考案)。また、前記内装キャップの内周面には、その内面に複数箇所で帯状のクッション材が取付けられているのがよい(第4考案)。
また、前記換気用電動ファンと電源電池とを繋ぐ配線は、内装キャップの外周面に沿わせて後部もしくは側部から引き出されて接続端子で着脱可能にされているのがよい(第5考案)。
本考案によれば、内装キャップに換気用の電動ファンが取付けられてユニット化されたものを帽体内部に装着して、電池を電源として前記電動ファンを作動させることにより、内装キャップ内に空気の流れを作り出し、内装キャップ内部での湿った空気を帽体と内装キャップとの間に形成される空隙を通じて外部に排出することで換気のルートが形成できる。したがって、外気を積極的に着用者の頭部廻りに吸引流動させることができて蒸れの発生を防止できる。そして、電動ファンの電源は、着用者の腰部や作業着ポケットなどを利用して電池を身につけて使用できるので、充電式電池を使用すれば、電池の蓄電容量に応じた時間で使用でき、必要に応じて蓄電された電池と交換することにより長時間での使用ができるという実用的効果を奏する。
また、本考案の帽体の換気装置は、内装キャップに換気用の電動ファンが取付けられてユニット化されたものであるから、ヘルメットなど既存の帽体に対して、その帽体に付属するハンモックなど装着部材の一部(例えばヘッドバンド)を利用して内装キャップに設けた掛止め片や係止部を係合させて掛け止めることにより簡単に装着することができ、帽体の形状寸法が異なっても共通して使用できるという利点がある。したがって、専用化することがないので、量産可能にして廉価に提供できるという効果を有するものである。また、内装キャップはその内面に帯状のクッション材を付着させることにより着用者の頭部廻りの寸法の違いに対して、前記クッション材によって対応させることができる。さらに、保護帽であるヘルメットに内装して使用する場合、ヘルメットに付属するハンモックはそのまま使用してその内側に前記内装キャップを装着するので、ヘルメットとしての機能を損なうことなく通気性を向上させることができる。
また、ヘルメット以外の帽体に装着して使用する場合、例えば野球帽のような布製の帽体では、前頭上部に換気用の電動ファン保持枠部分が嵌り合う開口部を設け、内装キャップの前記電動ファン保持枠部分を前記開口部分に嵌め合わせるとともに、帽子の後部に設けられている頭部廻り調整バンドと内装キャップの後部に設けた係止部とを掛け合わせることにより前記内装キャップを帽体内に装着でき、前記ヘルメットに用いる場合と同様にして帽体内の蒸れを解消することができるのである。
次に、本考案による帽体の換気装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1には本実施形態の換気装置をヘルメットに装着した態様の断面図が示されている。図2には電動ファンを組込んだ内装キャップの断面図が、図3にはヘルメットに装着時の後部での内装キャップとの掛止め状態を表わす図が、それぞれ示されている。
この第1の実施形態では、帽体の換気装置1(以下、単に「換気装置1」という。)をヘルメット2(保護帽)に内装して使用されるものについて説明する。
換気装置1は、ヘルメット2の内側に嵌め込むことができる外形寸法でプラスチックにてキャップ状に形成された内装キャップ10と、この内装キャップ10の前頭上部に付設される換気用の電動ファン20と、この電動ファン20と電源電池25とを接続する電源配線22,22aとで構成されている。
前記内装キャップ10は、キャップ本体11が肉厚を全体的に薄肉に形成され、周囲に少なくとも4箇所で周縁12から上方へ所要長さの切込み13が形成されている。前記切込み13は、その配置をヘルメット2内に装着する際、ハンモック3のヘッドバンド3a内側に収まるように、外周の調整が容易であるように設定されている。また、キャップ本体11の後部11aには、所要間隔で前後方向中心線を基準として左右対称の位置に、前記切込み13よりも短い寸法で切込み14,14が付され、これら両切込み14,14間を中央部に形成した切欠き15を介して後方へ弾性的に変位可能な二つの係止部片16,16が形成されている。
また、前記内装キャップ10は、キャップ本体11の前頭上部位置に所要寸法の通気口17が設けられ、その通気口17の周囲外面に所要高さ寸法で角型に形成される電動ファン保持枠18が設けられている。この電動ファン保持枠18は、周囲四辺の上端内側縁部に前記換気用の電動ファン20のフレーム21が嵌合後抜け出さないようにする係止爪18aがそれぞれに形成されている。また、前記キャップ本体11の外面前部には、下向きに開口するように屈曲形成された掛止め片19が付設されている。
さらに前記内装キャップ10の外周面には、前記電動ファン保持枠18の外側近傍からキャップ本体11の後部11aに向かって電源配線22を受入れる溝11c(符号のみを付して具体的な図示を省略)が形成されている。そして、その溝11cの長さ方向の両端部近傍には、電源配線22をキャップ本体11に沿わせて固定する配線止め23が付されている。
そして、前記キャップ本体11の内面には、前記通気口17から下側および前記切込み13,14部分を除く周面で縁部および上周部に、適宜幅で適宜厚さ寸法の発泡樹脂にてなるクッション材30,31が周方向に接着して付されている。
一方、前記換気用の電動ファン20は、薄型の軸流ファンで、前記キャップ本体11の電動ファン保持枠18内に嵌設され、この電動ファン20から電源配線22が換気装置1をヘルメット2に装着した状態でヘルメット2外部に適宜寸法引き出される長さ付されている。前記電源配線22の端部には接続端子23aが付され、着用者が腰部に吊下げて支持できるようにした電源電池25からの配線22aの接続端子23bと前記ヘルメット側の接続端子23aとを接続して使用可能となるようにされている。なお、前記電源電池25はケース26に収めて配線途中に設けた手元スイッチ29で電源の入り切りができるようにされている。また、必要に応じて配線22aの途中に緊急断線部24を設けておくのが好ましい。こうすれば、配線22aが作業時構造物などに引っ掛かって大きな外力で引かれる事態が生じても、この緊急断線部24で断線して危害を招くのを防止できる。なお、前記電動ファン20はパッキン27を介して電動ファン保持枠18内に取付けられ、内装キャップ10内を有効に排気できるようにされている。また、前記通気口17には頭髪がファンによって引き込まれないようにネット28で覆われるようにするのがよい。なお、電源電池25の支持手段については、前記腰部での吊下げ保持に限定されるものではなく、必要に応じて着衣のポケットなどに収容してもよい。
このように構成される本実施形態の換気装置1は、図1で示されるように、電動ファン20を組み付けた状態で内装キャップ10を、ハンモック3が取付けられているヘルメット2の内側に嵌め込み、キャップ本体11の前部の掛止め片19をハンモック3の対応する位置でヘッドバンド3a(本考案における装着部材に相当)に開口側を係合させて掛止めるとともに、後部11aの係止部片16,16をハンモック3の頭部廻り調整バンド部分3b(本考案における装着部材に相当)に引き掛けることにより、ヘルメット2のハンモック3内側に前記内装キャップ10が固定装着される。したがって、そのまま着用可能となる。
こうして換気装置1が装着されたヘルメット2は、着用者の頭部に内装キャップ10を介して着用し、ハンモック3付着のあご紐4を使用して正しく着用することができる。着用者の頭部は、内装キャップ10に付されているクッション材30,31によって頭部寸法形状と内装キャップ10とのかぶり具合が自動的に調整され、在来のヘルメット2に付属のハンモック3との当接による場合に較べて安定する。
換気装置1を作動させるには、内装キャップ10(ヘルメット2)側の電源配線22と電池側の配線22aとをそれぞれの接続端子23a,23b同士を嵌め合わせて繋ぐことにより電動ファン20に通電可能となるので、手元スイッチ29を入れて通電させると電動ファン20が作動して内装キャップ10の内側から通気口17をとおり排気され、ヘルメット2とその内装キャップ10との間を排気が流れて放散される。これに応じて外気がヘルメット2内下部から内装キャップ10の下部縁12や前頭部および後頭部のクッション材30が配置されていない隙間部分などから内部に流入する。こうして内装キャップ10の内側に外気が吸い込まれ内装キャップ10の外部を排気が流れて換気ルートが形成されるので、電動ファン20が回転している間はヘルメット2内(内装キャップ10内)に空気が流動し、頭部の蒸れによる不快感を解消することができる。なお、この際着用者の前額部付近や後頭部ではクッション材30を介在していないので電動ファン20による通気口17からの吸引がより有効に作用して爽快感を醸成できる。また、クッション材30は断続して配されているので、頭部全周での空気の流動を妨げないで、前額部以外での涼風感も確保でき、不快感の解消に役立てられる。
この実施形態の換気装置1は、ヘルメット2に対して装着するに際し、内装キャップ10の本体11がその周面に複数箇所で縦方向に切込み13を形成されているので、ヘルメット2に取付くハンモック3の内周寸法や形状の異なる場合であっても、前記切込み13の箇所でキャップ本体11の半径方向の寸法の拡縮ができるので、寸法などの違いに対応させることができる。したがって、寸法形状が大きく異ならない範囲で共通の部材として対応することができる。
また、この換気装置1は、前述のように、ヘルメット2に組込んで使用するにあたり、ハンモック3の内側に装着して使用できる構成とされているので、ヘルメット2の機能を全く損なうことなく使用でき、不快な環境での着用に際して不快感を低減でき作業環境の改善に寄与することができると言う効果がある。
(第2の実施形態)
図4には本考案に係る帽体の換気装置を野球帽に適用した場合の実施形態を表わす断面図が示されている。図5には図4のB−B視図が示されている。なお、この実施形態において、換気装置の構成は基本的に前記第1の実施形態のものと同一であって、対象となる帽体が布製のものである点で相違する。したがって、前記実施形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略することとする。
この実施形態は野球帽5(帽子)に換気装置1を装着した場合である。換気装置1は、前述のものと同じようにして、帽子5の内側に嵌め込むことができる外形寸法でプラスチックにてキャップ状に形成された内装キャップ10と、この内装キャップ10の前頭上部に付設される換気用の電動ファン20と、この電動ファン20と電源電池25とを接続する配線22,22aとで構成されている。なお、この実施形態では、前記電動ファン20の排気面20aが帽子5外部に露出するので、その表面に例えばプラスチック製または軽金属製のガード20′を取付けておくのが好ましい。
帽子5には、前上部に、前記内装キャップ10の通気口17上に付設される電動ファン保持枠18を位置させるための角型の切抜き孔6が形成されている。このようにされた帽子5に換気装置1を装着するには、帽子5に設けた角型の切抜き孔6に内装キャップ10の前記電動ファン保持枠18を挿入し、キャップ本体11前部に付された掛止め片19を帽子内縁に取付くビン皮5aに引っ掛けるとともに、キャップ本体11後部11aの係止部片16,16を図5で例示するように、頭部廻り調整バンド7に引っ掛けて装着する。こうすると、内装キャップ10が帽子5の内側に添って無理なく装着され、着用できる状態となる。
こうして換気装置1を装着された帽子5は、そのまま着用すると、前記ヘルメット2に装着した場合と同様に、着用者の頭部は内装キャップ10の内面に付されているクッション材30,31との接触によって頭部に合致するようになり安定着用できる。
換気装置1を作動させるには着用者の着衣に電源電池25(電池入りケース26)を腰部にベルトを利用して吊下げたり、あるいはポケットなどに収容して保持し、電動ファン20側の電源配線22と電源電池25側の配線22aとを接続端子23a,23bにて繋いで手元スイッチ29を入りにすることで電動ファン20が作動して内装キャップ10内側の湿った空気を通気口17から外部に排気する。したがって、内装キャップ10の下縁部12から内装キャップ10内側に外気が誘引され、電動ファン20で外部に帽体内の湿潤空気を放散させる換気ルートが形成される。
こうして帽子5を着用している着用者の頭部の周りに空気の流通が生じることになり、炎天下で球技を行ったり球技を観戦のように状況での帽子着用で、従来蒸れを起こして不快であったのを解消することができ、球技などを楽しむことができる。
また、この実施形態の換気装置1は、全体的に軽量に形成されているので、着用していても負担を感じることなく使用できる。殊に、換気用の電動ファン20の動力源となる電池25を帽子5と離して着用者自身が所持するようにしたことで、自由に行動でき、支障を来たすことはない。なお、電池25を小型化してヘルメット2などに取付けるようにすることもできる。もちろん、充電式の電池を使用して電気容量に応じて充電済みの電池と交換すれば、長時間使用できる。
以上の説明では、野球帽に組込んだものについて記載したが、それ以外の形状の帽子であっても、前記要領で適用することができる。
本実施形態の換気装置をヘルメットに装着した態様の断面図 電動ファンを組込んだ内装キャップの断面図 ヘルメットに装着時の後部での内装キャップとの掛止め状態を表わす図 本考案に係る帽体の換気装置を野球帽に適用した場合の実施形態を表わす断面図 図4のB−B視図
符号の説明
1 換気装置
2 ヘルメット
3 ハンモック
3a ハンモックのヘッドバンド
3b 頭部廻り調整バンド部分
5 帽子(野球帽)
6 切抜き孔
10 内装キャップ
11 キャップ本体
13,14 切込み
16 係止部片
17 通気口
18 電動ファン保持枠
19 掛止め片
20 電動ファン
22,22a 電源配線
25 電源電池
29 手元スイッチ
30,31 クッション材

Claims (5)

  1. 帽体内部に装着して着用時内部と外気の流通を行わせる帽体の換気装置であって、
    帽体に付属する装着部材に掛け止めて装着される樹脂製の内装キャップと、この内装キャップの前上部に開口された取付部に組み込まれて保持される電動ファンと、この電動ファンを電源に接続する配線および前記配線と外部で接続する電源電池とでなり、前記内装キャップの外周と帽体内面との間隙を通じて電動ファンにより排気して内装キャップ内に下部より外気を流動させる構成であることを特徴とする帽体の換気装置。
  2. 前記内装キャップは、前頭上部に通気口が設けられるとともに、その通気口の外側に薄型の換気用電動ファンを受入れて保持できるファン保持枠が形成され、かつ外面に前記電動ファンへの配線を保持する係止部が設けられている請求項1に記載の帽体の換気装置。
  3. 前記内装キャップは、外周面の前部に帽体付属の装着部材バンド部分と係合させる掛止め片が設けられ、後部にキャップの一部を縁部から切込んで帽体付属の頭部廻り調整バンドと係合する係止部が形成されている請求項1または2に記載の帽体の換気装置。
  4. 前記内装キャップの内周面には、その内面に複数箇所で帯状のクッション材が取付けられている請求項1〜3のいずれかに記載の帽体の換気装置。
  5. 前記換気用電動ファンと電源電池とを繋ぐ配線は、内装キャップの外周面に沿わせて後部もしくは側部から引き出されて接続端子で着脱可能にされている請求項1〜4のいずれかに記載の帽体の換気装置。
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