JPH07108837A - 電動式スクータ型車両のパワーユニット - Google Patents

電動式スクータ型車両のパワーユニット

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JPH07108837A
JPH07108837A JP25445893A JP25445893A JPH07108837A JP H07108837 A JPH07108837 A JP H07108837A JP 25445893 A JP25445893 A JP 25445893A JP 25445893 A JP25445893 A JP 25445893A JP H07108837 A JPH07108837 A JP H07108837A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ダイレクトドライブ方式を採用してもパワーユ
ニットが後輪に対して側方へ大きく突出しないようにす
るとともに、車両の美的外観を向上させる。 【構成】後輪21の中心部をユニットケース17から離
反する方向に膨出させてオフセット部65を形成し、こ
のオフセット部65内に電動モータ収納部40を突出さ
せた。また、後輪21のエアバルブ71をユニットケー
ス17から離反する方向に傾斜させるとともに、ユニッ
トケース17の後輪21に対面する面に溝61を形成
し、ブレーキケーブル58を配設した。さらに、ユニッ
トケース17を、後輪21側に位置するケース本体31
と上記ケース本体31に被装されるケースカバー32と
からなる左右二つ割り構造にし、締結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータの主軸に後
輪が直接固定されたダイレクトドライブ方式の電動式ス
クータ型車両のパワーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電動モータで後輪を駆動するよう
にした電動式スクータ型車両が多数開発されている。こ
のような電動式スクータ型車両の多くは、従来のエンジ
ン式スクータ型車両と同様に車体フレームとは別体のパ
ワーユニットが設けられ、このパワーユニットに電動モ
ータが内蔵されるとともに後輪が軸支される構成となっ
ている。このように構成すれば、パワーユニット以外の
大部分の部品をエンジン式スクータ型車両から流用する
ことができ、電動式スクータ型車両の製造が非常に容易
になる。
【0003】上記パワーユニットには、電動モータの出
力を変速機を介して後輪に伝達する変速方式のものと、
電動モータの主軸に後輪を直接固定するダイレクトドラ
イブ方式のものとがあるが、後者の方がパワーユニット
全体の構造を簡単にできるため、主流になりつつある。
【0004】パワーユニットをダイレクトドライブ方式
にする場合は、パワーユニットを形造るユニットケース
内に電動モータを設置し、この電動モータの主軸を上記
ユニットケースの一側に突出させ、突出した主軸に後輪
をナット等で回転一体に固定する。このようにすれば、
エンジン式スクータ型車両のように後輪の着脱性が良く
なり、整備性が大変良くなる。この場合、後輪制動用の
ブレーキ装置はユニットケースと後輪との間に設けら
れ、後輪を取り外すだけで容易にブレーキ装置のメンテ
ナンスができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電動モ
ータが内蔵されるユニットケースは、電動モータの幅を
クリアするために幅広にならざるを得ず、このユニット
ケースにブレーキ装置を挟んで後輪が取り付けられるた
め、車体の中心線上に配置される後輪に対してユニット
ケースが側方へ大幅に突出し、電動式スクータ型車両の
左右重量バランスを損なわせる恐れがあった。
【0006】また、側方に大きく突出したユニットケー
スによってバンク角が犠牲になり、カーブ走行をしにく
くなる懸念があった上、突出したユニットケースが電動
式スクータ型車両の美的外観を悪化させる原因になって
いた。
【0007】一方、パワーユニットのユニットケースは
一般に左右二つ割りの構造とされるが、これを組立てる
ビス等の締結部材が外部に多数露出しているため、パワ
ーユニットの美的外観が大きく損なわれていた。しか
も、パワーユニットを車体フレームに枢着させるための
ピボット軸やナット等も外部に露出しており、外観の悪
化を助長させていた。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、ダイレクトドライブ方式を採用してもパ
ワーユニットが後輪に対して側方へ大きく突出すること
がなく、しかも電動式スクータ型車両の美的外観を向上
可能な電動式スクータ型車両のパワーユニットを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電動式スクータ型車両のパワーユニッ
トは、ユニットケースに電動モータが内蔵され、この電
動モータの主軸が上記ユニットケースの一側に突出し、
突出した主軸に後輪が回転一体に設けられ、ユニットケ
ースと後輪との間に後輪制動用のブレーキ装置が設けら
れたダイレクトドライブ方式の電動式スクータ型車両の
パワーユニットにおいて、後輪の中心部をユニットケー
スから離反する方向に膨出させてオフセット部を形成
し、このオフセット部内にユニットケースの電動モータ
収納部を突出させた。
【0010】また、後輪のエアバルブをユニットケース
から離反する方向に傾斜させた。
【0011】さらに、ユニットケースの後輪に対面する
面に溝を形成し、この溝内に上記ブレーキ装置のブレー
キケーブルを配設した。
【0012】そして、ユニットケースを後輪側に位置す
るケース本体と上記ケース本体に被装されるケースカバ
ーとからなる左右二つ割り構造にし、ケース本体にケー
スカバーを固定する締結部材を、後輪側からケース本体
に設けた貫通孔に挿通してケースカバーに設けたねじ孔
に締結した。
【0013】また、ユニットケースを車体フレームに枢
着させるピボット軸の両端部を覆うカバー部材をユニッ
トケースに設けた。
【0014】
【作用】上記構成を持つ電動式スクータ型車両のパワー
ユニットによれば、電動モータの幅をクリアするために
ユニットケースの幅が広くなっても、その幅の一部が後
輪のオフセット部の内側に収容されるため、後輪に対し
てユニットケースが側方へ大幅に突出することがなくな
り、電動式スクータ型車両の左右重量バランスの向上と
バンク角の確保、ならびに美的外観の向上が図られる。
【0015】また、後輪のエアバルブがユニットケース
から離反する方向に傾斜しているため、ユニットケース
の電動モータ収納部を後輪のオフセット部内により大き
く突出させることができ、後輪に対するユニットケース
の突出量を一層小さくすることができる。
【0016】さらに、ユニットケースの後輪に対面する
面に溝を形成し、この溝内に上記ブレーキ装置のブレー
キケーブルを配設したため、ユニットケースと後輪の間
隔を狭めても後輪がブレーキケーブルに干渉する恐れが
なくなり、後輪に対するユニットケースの突出量を小さ
くすることができる。
【0017】そして、上記ケース本体とケースカバーと
を固定する締結部材が後輪側からケース本体を貫通して
ケースカバーに締結されるため、締結部材の頭部がケー
ス本体側、即ち後輪側のみに露出し、車体の側面から目
視可能なケースカバー側には露出しない。したがって、
パワーユニットの美的外観が向上する。
【0018】また、ピボット軸の両端部を覆うカバー部
材が設けられたため、ピボット軸やピボット軸に締結さ
れるナット等が隠蔽される。このため、パワーユニット
の美的外観が更に向上する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明が適用された電動式
スクータ型車両の右側面図である。この電動式スクータ
型車両1は、一般的なエンジン式のスクータ型車両と同
様なアンダーボーンタイプの車体フレーム2を備えてい
る。
【0020】上記車体フレーム2の前頭部には、前輪3
を支持するフロントフォーク4がハンドルバー5ととも
に左右回動自在に枢着されている。また、車体フレーム
2の後部は、例えば鋼板をプレス成型したモノコック構
造とされており、その内部はヘルメット6等を収納可能
な物品収納室7とされ、この物品収納室7上に着座シー
ト8が開閉自在に設置されている。
【0021】上記着座シート8と前記ハンドルバー5と
の間は下方に大きく湾入しており、この部分に乗員の足
を載せるステップボード9が設けられている。上記ステ
ップボード9の下部には、大容量の走行用バッテリ11
が搭載されており、この走行用バッテリ11の後部には
コントロールユニット12が設置されている。また、着
座シート8の後方には走行用バッテリ11用の充電器1
3が設置されている。
【0022】車体フレーム2の下部後方には左右一対の
ステー14が設けられており、このステー14間に架設
されたピボット軸15に電動式のパワーユニット16の
前部が回動自在に枢着されている。上記パワーユニット
16は、図2にも示すようにユニットケース17の後部
に電動モータ18が内蔵され、この電動モータ18の主
軸19が上記ユニットケース17の一側(例えば左側)
に突出し、突出した主軸19に後輪21が回転一体に設
けられ、主軸19の回転がそのまま後輪21に伝達され
るダイレクトドライブ方式のものである。
【0023】パワーユニット16の後端部と車体フレー
ム2の後端部との間は、ショックアブソーバ22によっ
て連結されており、上記ピボット軸15廻りに回動する
パワーユニット16および後輪21の動きが緩衝、復元
されるようになっている。なお、パワーユニット16の
前部下面には電動式スクータ型車両1を駐車させるため
のスタンド装置23が取り付けられている。
【0024】ユニットケース17の前端部には湾曲およ
び伸縮自在なダクト24の一端が接続されており、上記
ダクト24の他端は車体フレーム2の物品収納室7下方
に設けられたファンボックス25に接続されている。上
記ファンボックス25は前方に向けて開口しており、内
部にファン装置26が設置されていて、このファン装置
26が作動すると外気がダクト24を通ってユニットケ
ース17に送風され、電動モータ18が冷却されるよう
になっている。
【0025】前記走行用バッテリ11と充電器13は、
図示しないワイヤーハーネス等によってコントロールユ
ニット12に接続されており、コントロールユニット1
2と電動モータ18はワイヤーハーネス27によって接
続されている。このワイヤーハーネス27は、コントロ
ールユニット12から延びて前記ファンボックス25の
底部に穿設された孔28を通り、前記ダクト24および
ユニットケース17内に通されて電動モータ18に接続
されている。
【0026】図2は、本発明の一実施例を示すもので、
図1のII-II 線に沿うパワーユニット16の平断面図で
ある。また、図3は図2のIII-III 矢視によるパワーユ
ニット16の右側面図であり、図4は図2のIV-IV 矢視
によるパワーユニット16の左側面図である。さらに、
図5は図4のV-V 線に沿うパワーユニット16の縦断面
図である。
【0027】パワーユニット16を形造る前記ユニット
ケース17は、ケース本体31とケースカバー32とか
らなる左右二つ割り構造とされており、例えば上記ケー
ス本体31が左側に位置し、上記ケースカバー32はケ
ース本体31の右側開口部にビス等の締結部材33…で
締結される。ここで、上記締結部材33…はケース本体
31に設けられた貫通孔34…に後輪21側から挿通さ
れ、ケースカバー32に設けられたねじ孔35…に締結
される構造となっている。したがって、締結部材33…
の頭部がケース本体31側、即ち後輪21側のみに露出
し、車体の右側面から目視可能なケースカバー32側に
は露出しない。このため、パワーユニット16の美的外
観の向上に貢献することができる。
【0028】ケース本体24の前端部には、前記ピボッ
ト軸15に枢着される左右一対の枢着アーム36が設け
られており、ピボット軸15の一端には固定用のナット
37が締結される。そして、ピボット軸15の両端部を
覆うキャップ状のカバー部材38が両枢着アーム36に
嵌め込まれている。このため、ピボット軸15やナット
37等が上記カバー部材38によって隠蔽され、パワー
ユニット16の美的外観が更に向上する上、枢着部への
塵や水等の侵入が阻止されてパワーユニット16のスム
ーズな回動性が確保される。
【0029】一方、ケース本体32の後部には、前記電
動モータ18を収納させる電動モータ収納部40が後輪
21側に膨出する形で設けられている。電動モータ18
は、ステータ41とロータ42とを主体にして構成され
ており、上記ステータ41はボルト43で上記電動モー
タ収納部40内に固定され、上記ロータ42はナット4
4で主軸19に回転一体に固定される。なお、上記ステ
ータ41に設けられたホール素子45と、ロータ42に
設けられたマグネット46とが、電動モータ18の回転
速度を検出する回転速度検出センサ47を構成してい
る。
【0030】電動モータ18の主軸19は、電動モータ
収納部40に設けられた軸受48とケースカバー32に
設けられた軸受49によって回転自在に支持され、主軸
19の左端部に前記後輪21がスプライン結合等によっ
て回転一体に取着され、ナット51により固定されてい
る。
【0031】ユニットケース17と後輪21との間に
は、後輪21制動用のブレーキ装置52が設置されてい
る。このブレーキ装置52は例えばドラム式のものとさ
れ、ケース本体31側に設けられたブレーキシューアッ
センブリ53と、後輪21の中心部に設けられたブレー
キドラム54とを有する。上記ブレーキシューアッセン
ブリ53は、一対のブレーキシュー55と、ケース本体
31を車幅方向に貫通するブレーキカム56と、このブ
レーキカム55に回動一体に設けられたブレーキレバー
57とを備える。。
【0032】上記ブレーキレバー57にはブレーキケー
ブル58のインナーケーブル59が連結される。上記ブ
レーキケーブル58のアウターケーブル60は、例えば
金属パイプで形成されており、図2に示すようにユニッ
トケース17の形状に合せて湾曲され、ユニットケース
17の後輪21に対面する面に形成された溝61内に配
設されてストッパ62とビス63を用いてケース本体3
1に固定されている(図4,5参照)。このため、ユニ
ットケース17と後輪21との間隔を狭めても後輪21
がブレーキケーブル58に干渉する恐れがなくなり、後
輪21の右側に突出するユニットケース17の突出量W
を小さくすることができる。
【0033】電動式スクータ型車両1のハンドルバー5
に設けられた図示しないハンドレバーが操作されると、
ブレーキケーブル58のインナーケーブル59が引かれ
てブレーキレバー57が回動し、ブレーキカム56も回
動する。ブレーキカム56が回動すると、ブレーキシュ
ー55がブレーキドラム54内で拡張してブレーキドラ
ム54の内周面に摩擦係合し、後輪21の回転を制動す
る。
【0034】後輪21の中心部、即ちブレーキドラム5
4の部分はユニットケース17から離反する方向に膨出
しており、後輪21の右側面から左側に湾入するオフセ
ット部65が形成されている。そして、上記オフセット
部65内にケース本体31の電動モータ収納部40が突
出している。したがって、ケース本体31の左側面には
ケースカバー32側に湾入する湾入部66が形成され、
この湾入部66に後輪21のタイヤ67が収容される形
態となる。
【0035】このようにした場合、電動モータ18の幅
をクリアするためにユニットケース17の幅が広くなっ
ても、その幅の一部が後輪21のオフセット部65の内
側に収容されるため、後輪21に対するユニットケース
17の突出量Wを大幅に小さくすることができる。
【0036】後輪21は、上記タイヤ67が嵌め込まれ
るリム部68を有し、前記ブレーキドラム54から放射
状に延びるスポーク部69が上記リム部68に一体的に
繋がっている。前記オフセット65部を形成する都合
上、上記スポーク部69はユニットケース17側に向け
て傾斜している。
【0037】リム部68にはタイヤ67に空気を注入す
るためのエアバルブ71が設けられおり、このエアバル
ブ71はユニットケース17から離反する方向に傾斜し
ている。したがって、ケース本体31の電動モータ収納
部40を後輪21のオフセット部65内により大きく突
出させることが可能となり、これによって後輪21に対
するユニットケース17の突出量Wを一層小さくするこ
とができる。
【0038】このように、後輪21に対するユニットケ
ース17の突出量Wを小さくしたことにより、電動式ス
クータ型車両1の左右重量バランスが向上すると同時に
バンク角が充分に確保されてカーブを走行し易くなる。
しかも、パワーユニット16が側方に大きく突出しない
ので、電動式スクータ型車両1の美的外観が大きく向上
する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電動
式スクータ型車両のパワーユニットは、後輪の中心部を
ユニットケースから離反する方向に膨出させてオフセッ
ト部を形成し、このオフセット部内にユニットケースの
電動モータ収納部を突出させたので、電動モータの幅を
クリアするためにユニットケースの幅が広くなっても、
その幅の一部が後輪のオフセット部の内側に収容され
る。したがって、後輪に対してユニットケースが側方へ
大幅に突出することがなくなり、電動式スクータ型車両
の左右重量バランスの向上とバンク角の確保、ならびに
美的外観の向上を図ることができる。
【0040】また、後輪のエアバルブをユニットケース
から離反する方向に傾斜させたため、ユニットケースの
電動モータ収納部を後輪のオフセット部内により大きく
突出させることができ、後輪に対するユニットケースの
突出量を一層小さくすることができる。
【0041】さらに、ユニットケースの後輪に対面する
面に溝を形成し、この溝内に上記ブレーキ装置のブレー
キケーブルを配設したため、ユニットケースと後輪の間
隔を狭めても後輪がブレーキケーブルに干渉する恐れが
なくなり、後輪に対するユニットケースの突出量を小さ
くすることができる。
【0042】しかも、ユニットケースを後輪側に位置す
るケース本体と上記ケース本体に被装されるケースカバ
ーとからなる左右二つ割り構造にし、ケース本体にケー
スカバーを固定する締結部材を、後輪側からケース本体
に設けられた貫通孔に挿通してケースカバーに設けられ
たねじ孔に締結したので、締結部材の頭部がケース本体
側、即ち後輪側のみに露出し、車体の側面から目視可能
なケースカバー側には露出しない。したがって、パワー
ユニットの美的外観が大きく向上する。
【0043】加えて、ユニットケースを車体フレームに
枢着させるピボット軸の両端部を覆うカバー部材をユニ
ットケースに設けたため、ピボット軸やピボット軸に締
結されるナット等が隠蔽され、パワーユニットの美的外
観が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電動式スクータ型車両の右
側面図。
【図2】本発明の一実施例を示すもので、図1のII-II
線に沿うパワーユニットの平断面図。
【図3】図2のIII-III 矢視によるパワーユニットの右
側面図。
【図4】図2のIV-IV 矢視によるパワーユニットの左側
面図。
【図5】図4のV-V 線に沿うパワーユニットの縦断面
図。
【符号の説明】
1 電動式スクータ型車両 2 車体フレーム 15 ピボット軸 16 パワーユニット 17 ユニットケース 18 電動モータ 19 主軸 21 後輪 31 ケース本体 32 ケースカバー 33 締結部材 34 貫通孔 35 ねじ孔 37 ナット 38 カバー部材 40 電動モータ収納部 52 ブレーキ装置 58 ブレーキケーブル 61 溝 65 オフセット部 71 エアバルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットケースに電動モータが内蔵さ
    れ、この電動モータの主軸が上記ユニットケースの一側
    に突出し、突出した主軸に後輪が回転一体に設けられ、
    ユニットケースと後輪との間に後輪制動用のブレーキ装
    置が設けられたダイレクトドライブ方式の電動式スクー
    タ型車両のパワーユニットにおいて、後輪の中心部をユ
    ニットケースから離反する方向に膨出させてオフセット
    部を形成し、このオフセット部内にユニットケースの電
    動モータ収納部を突出させたことを特徴とする電動式ス
    クータ型車両のパワーユニット。
  2. 【請求項2】 後輪のエアバルブをユニットケースから
    離反する方向に傾斜させたことを特徴とする、請求項1
    に記載の電動式スクータ型車両のパワーユニット。
  3. 【請求項3】 ユニットケースの後輪に対面する面に溝
    を形成し、この溝内に上記ブレーキ装置のブレーキケー
    ブルを配設したことを特徴とする、請求項1に記載の電
    動式スクータ型車両のパワーユニット。
  4. 【請求項4】 ユニットケースを、後輪側に位置するケ
    ース本体と上記ケース本体に被装されるケースカバーと
    からなる左右二つ割り構造にし、ケース本体にケースカ
    バーを固定する締結部材を、後輪側からケース本体に設
    けた貫通孔に挿通してケースカバーに設けたねじ孔に締
    結したことを特徴とする、請求項1に記載の電動式スク
    ータ型車両のパワーユニット。
  5. 【請求項5】 ユニットケースを車体フレームに枢着さ
    せるピボット軸の両端部を覆うカバー部材をユニットケ
    ースに設けたことを特徴とする、請求項1に記載の電動
    式スクータ型車両のパワーユニット。
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