JP2005121061A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動二輪車において、車輪を支持する車輪支持部の剛性を確保しつつ車輪支持部の軽量化を図り、スペースを有効に利用し、更には、商品性を高めることにある。
【解決手段】 ホイール161のリム166に環状のブレーキディスク167の外周凸部168を取付け、前輪14を支持する車輪支持部174にブレーキキャリパ176を取付け、ブレーキディスク167の内周部172から跨ぐようにしてブレーキディスク167をブレーキキャリパ176で挟み込む構造とした前輪ブレーキディスク装置181を備える自動二輪車において、車輪支持部174に、車両側方に開口する開口部175を備え、この開口部175を横切るように車輪支持部174にブレーキキャリパ176を取付けた。
【選択図】 図13

Description

本発明は、自動二輪車に関するものである。
従来の自動二輪車として、ディスクブレーキ装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭60−60385号公報
特許文献1の第2図を以下の図16で説明する。なお、符号は振り直した。
図16は従来の自動二輪車の前部を示す要部側面図であり、自動二輪車の前部に設けたフロントフォーク301の下端に前車輪302を回転自在に取付け、この前車輪302を構成するリム303の側部にディスク板304の外周部を取付け、このディスク板304を内周部側から挟んで制動させるためにフロントフォーク301にブラケット306を介してキャリパ307を取付けたことを示す。
上記自動二輪車では、キャリパ307を前車輪302のフロントアクスル311から遠ざけたために、キャリパ307で発生させる制動のための荷重が小さくて済む。即ち、キャリパ307を支持するフロントフォーク301の剛性を下げることが可能となる。更に改良を加え、フロントフォーク301の剛性を確保しつつフロントフォーク301を軽量にできれば、例えば、出力が大きな大排気量車の軽量化が図れる。
また、例えば、フロントフォーク301を、外観として新規な印象を与えるように改良すれば、自動二輪車として魅力あるものにでき、商品性が高められる。
本発明の課題は、自動二輪車において、車輪を支持する車輪支持部の剛性を確保しつつ車輪支持部の軽量化を図り、スペースを有効に利用し、更には、商品性を高めることにある。
請求項1に係る発明は、ホイールのリムに環状ブレーキディスクの外周部を取付け、車輪を支持する車輪支持部にブレーキキャリパを取付け、ブレーキディスクの内周部から跨ぐようにしてブレーキディスクをブレーキキャリパで挟み込む構造としたブレーキディスク装置を備える自動二輪車において、車輪支持部に、車両側方に開口する開口部を備え、この開口部を横切るように車輪支持部にブレーキキャリパを取付けたことを特徴とする。
車輪支持部に開口部を設けて、外観のインパクトを強調できるような意匠形状としながら、その開口部を横切るようにブレーキキャリパを取付けたので、ブレーキキャリパで車輪支持部の剛性を高めることができる。
また、車輪支持部の開口部内にブレーキキャリパを配置し、車輪支持部周りのスペースを有効に利用する。また、ブレーキキャリパに掛かる制動時の荷重をしっかりと受けて支持することができる。
更に、車輪支持部に開口部を設け、外観として新規な印象を与える。
請求項2に係る発明は、車輪を操舵輪としたときに、この操舵輪を長尺な1本の懸架装置で支持したことを特徴とする。
操舵輪を長尺な1本の懸架装置で支持し、スリムな車体を形成する。
請求項3に係る発明は、車体フレームにスイングアームを上下自在に取付け、このスイングアームの後部に後輪を取付け、この後輪を構成するホイールにブレーキディスクを取付け、このブレーキディスクをスイングアーム側に取付けたブレーキキャリパで制動する自動二輪車において、ホイールにブレーキディスクを取付け、スイングアームに後輪を駆動するドライブシャフトを覆う筒状のケースを付設し、スイングアームと筒状のケースとの間に車両側方に開口する開口部を形成し、この開口部を横切るようにスイングアーム及びケースにブレーキキャリパを取付けたことを特徴とする。
スイングアームとケースとの間の開口部を横切るようにブレーキキャリパを取付け、ブレーキキャリパでスイングアーム及びケースからなる組立体の剛性を高める。
また、組立体に開口部を設け、外観として新規な印象を与える。また更に、開口部内にブレーキキャリパを配置し、開口部内のスペースを有効に利用する。
請求項4に係る発明は、ホイールを、車軸で支持するハブと、このハブから径外方に延ばした複数のスポークと、これらのスポークの先端に連結した環状のリムとから構成した鋳造製のものとし、スポークを、中央部を捩った形状としたことを特徴とする。
スポークの中央部を捩った形状とし、ホイールに外観として軽快感のある印象を与える。
請求項1に係る発明では、車輪支持部に、車両側方に開口する開口部を備え、この開口部を横切るように車輪支持部にブレーキキャリパを取付けたので、ブレーキキャリパで車輪支持部の剛性を高めることができるとともに、車輪支持部の剛性を確保した場合には、車輪支持部をより軽量にすることができる。
また、開口部内にブレーキキャリパを配置したことで、車輪支持部周りのスペースを有効に利用することができ、車体のコンパクト化及びスリム化を図ることができる。更に、、ブレーキキャリパに掛かる制動時の荷重をしっかりと受けて支持することができる。
また更に、車輪支持部に開口部を設けることで、外観として新規な印象を与えることができ、商品性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、車輪を操舵輪としたときに、この操舵輪を長尺な1本の懸架装置で支持したので、スリムな車体を形成することができ、外観性を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、ホイールにブレーキディスクを取付け、スイングアームに後輪を駆動するドライブシャフトを覆う筒状のケースを付設し、スイングアームと筒状のケースとの間に車両側方に開口する開口部を形成し、この開口部を横切るようにスイングアーム及びケースにブレーキキャリパを取付けたので、ブレーキキャリパでスイングアーム及びケースからなる組立体の剛性を高めることができるとともに、この組立体の剛性を確保した場合に組立体を軽量にすることができ、ひいては、自動二輪車の軽量化を図ることができる。
また、組立体に開口部を設けることで、外観として新規な印象を与えることができ、自動二輪車の商品性を高めることができる。更に、開口部内にブレーキキャリパを配置するために、開口部内のスペースを有効に利用することができ、車体後部のコンパクト化及びスリム化を図ることができる。
請求項4に係る発明では、ホイールを、車軸で支持するハブと、このハブから径外方に延ばした複数のスポークと、これらのスポークの先端に連結した環状のリムとから構成した鋳造製のものとし、スポークを、中央部を捩った形状としたので、ホイールを軽快感のある印象を与える外観とすることができ、見る者に好印象を与えることができて、商品性を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレームとしてのモノコックフレーム11(詳細は後述する。)の前部にヘッドパイプ12を取付け、このヘッドパイプ12に懸架装置としてのフロントサスペンション13を操舵自在に取付け、このフロントサスペンション13で車輪としての前輪14を支持し、モノコックフレーム11の後部に水平対向型のエンジン16を取付け、このエンジン16の後部に変速機(不図示)を連結し、この変速機にドライブシャフト17を介して後輪18を連結するとともに、モノコックフレーム11の後部に後輪18を支持するスイングアーム21を上下スイング自在に取付け、モノコックフレーム11の後部上部に後部フレーム23を取付け、この後部フレーム23に運転者が跨る運転者用シート部24及び同乗者が跨るために運転者用シート部24より高く且つ後方に配置した同乗者用シート部25を設け、フロントサスペンション13を囲むように運転者用シート部24の前方に運転者の脚部の前方を覆う側面視くの字状のレッグシールド27を設けた車両であり、フロントサスペンション13の上部に取付けたバーハンドル28と運転者用シート部24との間に側面視がほぼU字状の足くぐり部29を設けたものである。
モノコックフレーム11(「monocoque」の「mono」は単一、「coque」は殻の意。)は、荷重を受け持つために、パイプフレームとせずに板状の部材で形成したフレームであり、剛性を確保するとともに軽量化が図れる構造である。
ここで、16a,16a(手前側の符号16aのみ示す。)はエンジン16の左右に突出させた気筒部、31は前輪14の上方を覆うフロントフェンダ、32はウインドスクリーン、33はメータ、34,34(手前側の符号34のみ示す。)はレッグシールド27の両側部に取付けた方向指示灯としてのウインカ、35,35(手前側の符号35のみ示す。)はレッグシールド27内に取り込んだ空気を吐き出す空気吐き出し口、36はモノコックフレーム11の下方に配置した燃料タンク、37,37(手前側の符号37のみ示す。)はエンジン16の側部上方を覆うステップパネル、38,38(手前側の符号38のみ示す。)は運転者が足を載せるためにステップパネル37,37の前部に取付けた運転者用ステップ、41は同乗者が足を載せるためにステップパネル37,37の後部(湾曲部37a,37aである。)に取付けた同乗者用ステップ、42,42(手前側の符号42のみ示す。)はエンジン16の側部下方を覆うためにステップパネル37,37の下方に配置したステップアンダパネル、43・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ。)はエンジン16の前部から後方へ延ばした排気管、44は排気管43・・・の後部に連結したマフラ、46,46(手前側の符号46のみ示す。)は同乗者用グリップ、47は後輪18からモノコックフレーム11に衝撃が伝わるのを防止するリヤクッションユニット、48はリヤクッションユニット47内のオイルが出入りするリザーバータンク、51は後輪18の上方斜め前方を覆うためにスイングアーム21の上部に取付けたリヤフェンダ、52は運転者用シート部24の後部から立ちあげた運転者用バックレスト、53は運転者用バックレスト52の上部中央部に設けた膨出部である。
図2は本発明に係る自動二輪車の斜視図であり、自動二輪車10のレッグシールド27を、左シールド部61と右シールド部62とから構成し、これらの左シールド部61及び右シールド部62内の上部にそれぞれ収納室86を設けてヘルメットを収納できるようにし、また、自動二輪車10の同乗者用シート部25の上方をリヤカウル63で覆うとともに、後部フレーム23にリヤカウル63を開閉自在に取付け、リヤカウル63を開く、即ち起こした状態では同乗者の腰、背中を当てるバックレストとして機能させることを示す。なお、65,65(手前側の符号65のみ示す。)は運転者が足を前方へ延ばしたときに載せる前部ステップ、66,67は左右のテールランプ、68,69は左右のテールランプ66、67の後部に後方を向けてそれぞれ取付けた後方撮影用カメラである。
図3は本発明に係る自動二輪車の正面図であり、自動二輪車10のレッグシールド27の前部に空気取り入れ口71を設け、この空気取り入れ口71内の左右にラジエータ72,72を配置し、空気取り入れ口71の上部縁部にM形状としたLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)製のヘッドランプ73を取付けた状態を示す。なお、75はフロントセンタカバー、76はクラッチレバー、77は前輪用ブレーキレバーである。
ヘッドランプ73は、車両の左右方向に延ばしたほぼV字状の左右延出部73aと、この左右延出部73aの左右端からそれぞれ上下方向、詳しくは下方に延ばした上下延出部73b,73bとからなり、左右延出部73aはすれ違いビーム(いわゆる、ロービームである。)を発し、上下延出部73b、73bは走行ビーム(いわゆる、ハイビームである。)を発する部分であり、図1において、側面視くの字状としたレッグシールド27の屈曲部27aよりも上方の前面を上部傾斜部27bとし、屈曲部27aよりも下方の前面を下部傾斜部27cとしたときに、図1及び図3において、上部傾斜部27bに左右延出部73aを設け、上部傾斜部27bと下部傾斜部27cとに亘って上下延出部73bを設けたものである。
左右延出部73a及び上下延出部73bは、その大部分を発光部としたものである。
図4は本発明に係る自動二輪車の後部平面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、自動二輪車10の同乗者用シート部25の前部中央に上方へ膨出する膨出部53を設け、リヤカウル63の前部に膨出部53を逃げる逃げ部63aを設け、リヤカウル63の両側方に同乗者用グリップ46,46を配置したことを示す。
図5は本発明に係る自動二輪車のレッグシールドを示す要部側面図であり、レッグシールド27の左シールド部61は、シールド本体84と、このシールド本体84の側部に開閉自在に取付けたリッド85(リッド85の輪郭を太線で示す。)とからなり、リッド85は側部にウインカ34を取付けたものである。また、右シールド部62(図2参照)は、上記した左シールド部61に対して左右対称な形状に形成するとともに、基本構造を同一としたものである。
図6は本発明に係る自動二輪車のレッグシールド要部を示す斜視図であり、レッグシールド27の左シールド部61のリッド85を車体前方に開き、左シールド部61内に設けた収納室86にヘルメット87を収納したことを示す。なお、61aは左シールド部61の開口部である。
リッド85は、シールド本体84にヒンジ91を介して開閉自在に取付けたものであり、リッド85の内側に取付けたストライカ92をシールド本体84の内側に取付けたロック装置93に係合させることでリッド85を閉じた状態とし、図示せぬロック解除装置によりロック装置93とストライカ92との係合を解除すれば、リッド85を開けることができる。
図7は図1の7−7線断面図であり、断面コ字状として開口側を下方に向けたモノコックフレーム11の下方に燃料タンク36を配置した、詳しくは燃料タンク36の上部に設けた細身部101をモノコックフレーム11の内側に配置し、燃料タンク36の細身部101の下部に一体成形した膨出部102,102をモノコックフレーム11から外部に露出させたことを示す。なお、104は燃料タンク36の給油口105を塞ぐキャップである。
図8は図1の8−8線断面図であり、レッグシールド27の空気取り入れ口71の内側にラジエータ72,72を配置したことを示す。
ラジエータ72は、レッグシールド27の縁部に沿ってほぼ円弧形状とすることで、レッグシールド27内にコンパクトに配置することができる。
図9は本発明に係る自動二輪車の表示装置を示す要部説明図であり、表示装置110は、文字・図形を表示する表示部111と、この表示部111に一部が重なるように配置したメータ33とからなる。
表示部111は、左表示部113及び右表示部114からなり、例えば、走行中は、前述の後方撮影用カメラ68,69で撮影した車両後方視界をそれぞれ左表示部113及び右表示部114に表示し、車両が停止中は、エンジン16(図1参照)の冷却水温、潤滑油温、潤滑油圧等をデジタル表示又はバーグラフ表示する。
図10は本発明に係る自動二輪車のメータの正面図であり、メータ33は、円形のアナログ式スピードメータ121と、このスピードメータ121内の上部に設けたデジタル式時計122及びデジタル式トリップメータ123と、スピードメータ121よりも外径を小さくするとともにスピードメータ121内の下部に配置した円形のアナログ式タコメータ124と、このタコメータ124の左方及び右方にそれぞれ配置したアナログ式冷却水温計126及びアナログ式燃料残量計127とを備える。
ここで、131はスピードメータ121の速度目盛、132はスピードメータ121の速度指示値、133はスピードメータ121の指針、134はタコメータ124の回転数目盛、136はタコメータ124の回転数指示値、137はタコメータ124の指針、138,141は冷却水温計126の温度目盛及び指針、142,143は燃料残量計127の燃料目盛及び指針、144,146はウインカ34(図1参照)の指示方向を表示する表示灯、147は走行ビームの点灯を表示する表示灯、148はエンジン潤滑油の圧力又は量の低下を表示する表示灯、151はフューエルインジェクションシステムの作動状態を表示する表示灯、152は変速機内のギヤ列のニュートラル位置を表示する表示灯である。
図11は本発明に係る自動二輪車の表示装置を示す第1斜視図であり、表示装置110の表示部111とメータ33とを重なるように配置するとともに表示部111に対してメータ33を突出させたことを示す。これにより、表示装置110をより立体的に形成することができ、表示装置110に力強い印象を与えることができる。
図12は本発明に係る自動二輪車の表示装置を示す第2斜視図であり、ウインドスクリーン32の内側に表示装置110を配置し、メータ33の周壁33aを車両前方に延長して車両前後方向に長いほぼ三角形状としたメータ延長壁33bを形成し、このメータ延長壁33bを表示部111(図11参照)の前カバー111aから上方に膨出させたことを示す。
前カバー111aから前後に長いメータ延長壁33bを膨出させることで、表示装置110を流線形に近い形状とすることができ、速度感のある印象を与えることができる。
図13は本発明に係る自動二輪車の前輪及びフロントサスペンションを示す側面図であり、前輪14は、鋳造製のホイール161と、このホイール161に装着したタイヤ162とからなる。
ホイール161は、車軸163に回転自在に取付けたハブ164と、このハブ164から径外方に延ばしたスポーク165・・・と、これらのスポーク165・・・の先端に連結した環状のリム166とを一体成形した部材であり、リム166の側部に環状のブレーキディスク167の外周部、詳しくは外周凸部168・・・をボルト171・・・で取付ける。なお、172はブレーキディスク167の内周部である。
フロントサスペンション13は、筒状の緩衝器173と、この緩衝器173の下部に取付けた車輪支持部174とからなり、車輪支持部174に取付けた車軸163に軸受を介して前輪14を回転自在に取付ける。
車輪支持部174は、車両側方に開口する開口部175を形成したものであり、この開口部175を横切るように車輪支持部174にブレーキキャリパ176を取付ける。なお、174aは車軸163を取付けるために車軸支持部174の下端部に設けた割り溝、178はブレーキキャリパ176に設けたシリンダ内に液圧を供給するためのブレーキホースである。
上記したブレーキディスク167及びブレーキキャリパ176は、前輪用ディスクブレーキ装置181を構成する部品であり、この前輪用ディスクブレーキ装置181は、ブレーキディスク167にその内周部172側からブレーキキャリパ176を挿入して挟み込む構造としたものである。
ブレーキキャリパ176は、詳しくは、車軸支持部174の内面にボルト176a,176aで取付ける。これらのボルト176aは、リム166とブレーキディスク167とで形成する開口部167aが、ボルト176a,176aの取り付け位置と同一又は略同一の円周上にあるので、開口部167aに工具を通して締め付けることが可能である。
図14は本発明に係る自動二輪車の前輪及びフロントサスペンションを示す正面図であり、くの字状とした車輪支持部174の下端部に車軸163を取付け、片持ちばりとした車軸163で前輪14を支持したことを示す。
ホイール161のスポーク165は、中央部を捩った形状に形成した部分であり、このようにスポーク165を捩った形状とすることで、ホイール161に軽快感のある外観を与えることができ、見る者に好印象を与えることができて、商品性を高めることができる。
図15は本発明に係る自動二輪車の後輪及びスイングアーム部を示す側面図であり、後輪18を駆動するために変速機(不図示)と後輪18とを連結するドライブシャフト17をケースとしてのシャフトケース186内に収納し、スイングアーム21にシャフトケース186を取付け、スイングアーム21とシャフトケース186とで出来る車両側方に開口する開口部187を横切るようにスイングアーム21とシャフトケース186とにブレーキキャリパ188を取付けたことを示す。なお、21aはモノコックフレーム11(図1参照)に設けたピボット軸にスイングアーム21を取付けるための取付穴、189はブレーキキャリパ188に設けたシリンダ内に液圧を供給するためのブレーキホースである。
上記したスイングアーム21及びシャフトケース186は、アーム組立体190を構成する部材である。
後輪18は、鋳造製のホイール191と、このホイール191に装着したタイヤ192とからなる。
ホイール191は、車軸193に回転自在に取付けたハブ194と、このハブ194から径外方に延ばしたスポーク195・・・と、これらのスポーク195・・・の先端に連結した環状のリム196とを一体成形した部材であり、リム196に環状のブレーキディスク197の外周部197aをボルト198・・・で取付ける。なお、199はブレーキディスク197の内周部である。
上記したブレーキキャリパ188及びブレーキディスク197は、後輪用ディスクブレーキ装置201を構成する部品であり、この後輪用ディスクブレーキ装置201は、ブレーキディスク197にその内周部199側からブレーキキャリパ188を挿入して挟み込む構造としたものである。
以上の図13及び図14で説明したように、本発明は第1に、ホイール161のリム166に環状ブレーキディスク167の外周凸部168を取付け、前輪14を支持する車輪支持部174にブレーキキャリパ176を取付け、ブレーキディスク167の内周部172から跨ぐようにしてブレーキディスク167をブレーキキャリパ176で挟み込む構造とした前輪ブレーキディスク装置181を備える自動二輪車10(図1参照)において、車輪支持部174に、車両側方に開口する開口部175を備え、この開口部175を横切るように車輪支持部174にブレーキキャリパ176を取付けたことを特徴とする。
開口部175を横切るように車輪支持部174にブレーキキャリパ176を取付けたことで、ブレーキキャリパ176で車輪支持部174の剛性を高めることができるとともに、車輪支持部174の剛性を確保した場合には、車輪支持部174をより軽量にすることができる。
また、開口部175内にブレーキキャリパ176を配置したことで、車輪支持部174周りのスペースを有効に利用することができ、車体のコンパクト化及びスリム化を図ることができる。
更に、車輪支持部174に開口部175を設けることで、外観として新規な印象を与えることができ、商品性を高めることができる。
本発明は第2に、車輪を操舵輪、即ち前輪14としたときに、この前輪14を長尺な1本のフロントサスペンション13で支持したことを特徴とする。
車輪を操舵輪としたときに、この操舵輪(前輪14)を長尺な1本のフロントサスペンション13で支持したことで、スリムな車体を形成することができ、外観性を向上させることができる。
本発明は第3に、図15で説明したように、モノコックフレーム11(図1参照)にスイングアーム21を上下自在に取付け、このスイングアーム21の後部に後輪18を取付け、この後輪18を構成するホイール191にブレーキディスク197を取付け、このブレーキディスク197をスイングアーム21側に取付けたブレーキキャリパ188で制動する自動二輪車10(図1参照)において、ホイール191にブレーキディスク197aを取付け、スイングアーム21に後輪18を駆動するドライブシャフト17を覆う筒状のシャフトケース186を付設し、スイングアーム21と筒状のシャフトケース186との間に車両側方に開口する開口部187を形成し、この開口部187を横切るようにスイングアーム21及びシャフトケース186にブレーキキャリパ188を取付けることで、ブレーキディスク197をその内周部199から跨ぐようにしてブレーキキャリパ188で挟み込む構造にしたことを特徴とする。
開口部187を横切るようにスイングアーム21及びシャフトケース186にブレーキキャリパ188を取付けたことで、ブレーキキャリパ188でスイングアーム21及びシャフトケース186からなるアーム組立体190の剛性を高めることができるとともに、このアーム組立体190の剛性を確保した場合にアーム組立体190を軽量にすることができ、ひいては、自動二輪車10の軽量化を図ることができる。
更に、アーム組立体190に開口部187を設けることで、外観として新規な印象を与えることができ、自動二輪車10の商品性を高めることができる。また更に、開口部187内にブレーキキャリパ188を配置するために、開口部187内のスペースを有効に利用することができ、車体後部のコンパクト化及びスリム化を図ることができる。
本発明は第4に、図13で説明したように、ホイール161を、車軸163で支持するハブ164と、このハブ164から径外方に延ばしたスポーク165・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ。)と、これらのスポーク165・・・の先端に連結した環状のリム166とから構成した鋳造製のものとし、スポーク165を、中央部を捩った形状としたことを特徴とする。
ホイール161を、ハブ164と、スポーク165・・・と、これらのスポーク165・・・の先端に連結した環状のリム166とから構成した鋳造製のものとし、スポーク165を、中央部を捩った形状としたことで、ホイール161を軽快感のある印象を与える外観とすることができ、見る者に好印象を与えることができて、商品性を高めることができる。
尚、本発明では、ホイールのリムにブレーキディスクの外周部を取付け、車輪支持部の開口部に配置したブレーキキャリパでブレーキディスクを挟み込む構造としたが、これに限らず、前輪及び後輪用のホイールのハブにブレーキディスクの内周部を取付け、車輪支持部の開口部に配置したブレーキキャリパでブレーキディスクを挟み込む構造としてもよい。
本発明は、自動二輪車に好適である。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車の斜視図である。 本発明に係る自動二輪車の正面図である。 本発明に係る自動二輪車の後部平面図である。 本発明に係る自動二輪車のレッグシールドを示す要部側面図である。 本発明に係る自動二輪車のレッグシールド要部を示す斜視図である。 図1の7−7線断面図である。 図1の8−8線断面図である。 本発明に係る自動二輪車の表示装置を示す要部説明図である。 本発明に係る自動二輪車のメータの正面図である。 本発明に係る自動二輪車の表示装置を示す第1斜視図である。 本発明に係る自動二輪車の表示装置を示す第2斜視図である。 本発明に係る自動二輪車の前輪及びフロントサスペンションを示す側面図である。 本発明に係る自動二輪車の前輪及びフロントサスペンションを示す正面図である。 本発明に係る自動二輪車の後輪及びスイングアーム部を示す側面図である。 従来の自動二輪車の前部を示す要部側面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、11…車体フレーム(モノコックフレーム)、13…懸架装置(フロントサスペンション)、14…車輪(前輪)、17…ドライブシャフト、18…後輪、21…スイングアーム、161,191…ホイール、163,193…車軸、164,194…ハブ、165,195…スポーク、166,196…リム、167,197…ブレーキディスク、168…ブレーキディスクの外周部(外周凸部)、172,199…ブレーキディスクの内周部、174…車輪支持部、175,187…開口部、176,188…ブレーキキャリパ、181,201…ブレーキディスク装置(前輪用ディスクブレーキ装置、後輪用ディスクブレーキ装置)、186…ケース(シャフトケース)、197a…ブレーキディスクの外周部。

Claims (4)

  1. ホイールのリムに環状ブレーキディスクの外周部を取付け、車輪を支持する車輪支持部にブレーキキャリパを取付け、前記ブレーキディスクの内周部から跨ぐようにしてブレーキディスクを前記ブレーキキャリパで挟み込む構造としたブレーキディスク装置を備える自動二輪車において、
    前記車輪支持部は、車両側方に開口する開口部を備え、この開口部を横切るように車輪支持部に前記ブレーキキャリパを取付けたことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記車輪を操舵輪としたときに、この操舵輪を長尺な1本の懸架装置で支持したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 車体フレームにスイングアームを上下自在に取付け、このスイングアームの後部に後輪を取付け、この後輪を構成するホイールにブレーキディスクを取付け、このブレーキディスクをスイングアーム側に取付けたブレーキキャリパで制動する自動二輪車において、
    前記ホイールに前記ブレーキディスクを取付け、前記スイングアームに前記後輪を駆動するドライブシャフトを覆う筒状のケースを付設し、スイングアームと筒状のケースとの間に車両側方に開口する開口部を形成し、この開口部を横切るようにスイングアーム及びケースにブレーキキャリパを取付けたことを特徴とする自動二輪車。
  4. 前記ホイールは、車軸で支持するハブと、このハブから径外方に延ばした複数のスポークと、これらのスポークの先端に連結した環状の前記リムとからなる鋳造製のものであり、前記スポークは、中央部を捩った形状としたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の自動二輪車。
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