JPH07108596A - アンダーカット成形体の製造方法および採光部材 - Google Patents

アンダーカット成形体の製造方法および採光部材

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JPH07108596A
JPH07108596A JP28012093A JP28012093A JPH07108596A JP H07108596 A JPH07108596 A JP H07108596A JP 28012093 A JP28012093 A JP 28012093A JP 28012093 A JP28012093 A JP 28012093A JP H07108596 A JPH07108596 A JP H07108596A
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Japan
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undercut
synthetic resin
reinforcing material
resin sheet
molding
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Takayoshi Miki
孝良 三木
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HIMEJI TAKIRON KAKO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/26Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C51/30Moulds
    • B29C51/34Moulds for undercut articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C2049/542Moulds for undercut articles having means to facilitate the removal of the blow moulded articles
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 凸状に成形された成形部の下端部が内側に絞
り成形されたアンダーカット成形体を効率よく生産す
る。 【構成】 成形型1の上面には、アンダーカット補強材
5を嵌合させる支持体3が取り付けられており、3の表
面に通気穴4が設けられている。支持体3には、アンダ
ーカット補強材5が嵌合され、アンダーカット補強材5
は、上部が膨出部6に形成され、下部が開口部7に形成
されている。アンダーカット補強材5の段差部7aには通
気穴8が設けられており、該通気穴8から吸引して上記
膨出部6上面および側面から段差部7a表面まで合成樹脂
シート材10が吸引密着される。成型後の合成樹脂シート
材10を型材1の表面から剥離させるとともに、アンダー
カット補強材5を合成樹脂シート材10と一体にして支持
体3から抜き取ることによってアンダーカット補強材5
がアンダーカット成形部の内面に一体的に嵌入設置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂シート材を真
空成形法又は圧空成形法によって任意形状に成形した成
形体の製造方法に関するものであり、詳しくは凸状成形
部分の下部が内側に絞り成形されたアンダーカット部を
有する成形体の製造方法およびアンダーカット部を有す
る採光部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂よりなる成形体を形成す
る方法として、合成樹脂シート材を熱軟化させて成形型
表面に吸引して成形する真空成形法と、成形型表面に空
気圧で押し付けて成形する圧空成形法が知られている
が、上記真空成形方法及び圧空成形法は、成形型表面に
沿って合成樹脂シート材を成形して成形型から剥離する
ことにより成形体を得る方法であるので、成形体の形状
が成形型から剥離可能な形状に限定されていた。
【0003】すなわち、凸状成形部分の下部が内側に絞
られたアンダーカット形状に成形した場合には、アンダ
ーカット成形部の側面が左右に膨出した形状であるので
成形型表面に沿って成形してた後で成形型から脱型する
場合には、成形型が邪魔になって脱型できず成形困難で
あった。
【0004】また、真空成形法でアンダーカット成形部
を形成する場合には、特殊な場合として図11に示すよう
なスライド型30を用いて成形体の周辺部をアンダーカッ
ト形状に成形することがあるが、上記スライド型30の場
合には成形型を抜き取る為のスライド空間が必要になる
ため、小さなアンダーカット成形部を形成する場合には
スライド空間がほとんど確保できないために、大きなア
ンダーカット成形部分にしか対応できなかった。
【0005】しかもアンダーカット成形部分の位置が成
形体の周縁部等の成形型をスライドさせやすい位置に限
定されてしまって中央部などに任意の位置および任意の
間隔で設けることが困難であるとともに、成形型に複雑
なスライド機構を設ける為に高価な装置になってしまう
という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みてなされたものであり、凸状に成形された
成形部の下端部が内側に絞り成形されたアンダーカット
形状を有する合成樹脂成形体を、効率よく生産すること
ができるアンダーカット成形体の製造方法を提供するも
のである。
【0007】さらに、本発明は、このようなアンダーカ
ット部の成形と同時にアンダーカット部の内側にアンダ
ーカット補強材を一体的に設けた耐衝撃性などに優れた
アンダーカット部を有する採光材を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、熱軟化させた合成樹脂シート材を、真
空又は圧空成形装置によって任意形状の成形型表面に吸
引又は圧接密着させて成形する成形方法において、上記
成形型表面の適宜位置に支持体を設けるとともに、該支
持体に下端部が絞られた膨出部を有するアンダーカット
補強材を脱着自在に嵌着し、合成樹脂シート材を成形型
に真空吸引力又は圧空圧接力を作用させることにより、
上記合成樹脂シート材を成形型表面およびアンダーカッ
ト補強材表面に密着させアンダーカット補強材が組み合
わせられた合成樹脂成形体を形成した後、該合成樹脂成
形体を成形型から脱型すると同時にアンダーカット補強
材を成形型の支持体より取り外して合成樹脂成形体のア
ンダーカット成形部内面に一体化することを特徴とする
アンダーカット成形体の製造方法である。
【0009】また、請求項2の発明は、透光性合成樹脂
シート材が真空成形又は圧空成形によって波形形状に成
形されてなる採光性部材において、該波形成形部と連続
して下端部が内側に絞り成形されたアンダーカット部が
一体成形されていると共に、該アンダーカット部の内面
に側端部が膨出したアンダーカット補強材が一体的に嵌
入設置されていることを特徴とする採光部材である。
【0010】
【作用】従って、本発明の製造方法によれば、真空成形
又は圧空成形によって形成される合成樹脂シート材の成
形部に膨出部を有するアンダーカット補強材を着脱自在
に取り付けて成形するものであるので、成形体に容易に
アンダーカット部を成形することができる。また、主要
な形態を決定させる成形型の形状そのままにしてアンダ
ーカット補強材を適宜形状のものを選定して装着するだ
けでアンダーカット部分の形状だけを任意形状に選択し
て形成できるものである。また、成形されたアンダーカ
ット部分が上記補強材と一体化して成形されるのでアン
ダーカット部分が耐衝撃性に優れており真空成形により
効率よく所望形状のアンダーカット部分を一体的に形成
することが出来るものである。
【0011】また、請求項2の発明によれば、透光性を
有する合成樹脂シート材のアンダーカット部内面に補強
材が一体化されているので全体の剛性が高く、テラスや
サンルームなどの透光性屋根材料として有効であるとと
もに、上記アンダーカット補強材を介して屋根下地材な
どに固定金具等を用いて強固に取り付け施工できるよう
になり、風圧による脱落や取り付け部分での亀裂などの
破損がなく取り付け強度に優れた採光材を得ることがで
きるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の製造方法についてその一実施
例を示す図面に従って説明する。即ち、図1において、
1は通気穴を設けた成形型であり、上面が得ようとする
所望の成形体の形状に合わせて形成されている。上記成
形型1の下部には真空発生装置(図示せず)が設けられ
ており、成形型1の通気穴2を介して吸引力を成形型1
の表面側に作用させるように構成されている。本実施例
では成形型1の上面を平坦な水平面に形成されている。
【0013】上記成形型1の上面の中央部には後述する
アンダーカット補強材5を嵌合させる支持体3が複数個
適宜間隔をおいて一体的に取り付けられており、該支持
体3の表面にも吸引力が作用するように通気穴4が設け
られている。なお、この通気穴4は上記支持体3の側面
に凹溝を設けて空気の通気路を構成させたものであって
もよいし、支持体3とアンダーカット補強材5との隙間
を通気穴として利用してもよい。一方、上記支持体3を
短いサイズにして断続的に設ける場合には、支持体3同
士の間で空気の吸引がなされるようになるので、上記通
気穴4を必ずしも設けなくてもよい。
【0014】上記支持体3には、アルミ製のアンダーカ
ット補強材5が嵌合されている。上記アンダーカット補
強材5は、上部が両側に膨出された膨出部6に形成され
ているとともに、下部が内側に絞られて開口した嵌合用
開口部7に形成されており、嵌合用開口部7は、成形型
1上面に設けた上記支持体3よりも若干大きい寸法の開
口部寸法にして形成されている。また、7aは膨出部6の
下端に設けられた絞り成形による段差部である。
【0015】また、上記アンダーカット補強材5の段差
部7aの下面には通気穴8が設けられており、合成樹脂シ
ートを該通気穴8から吸引して上記膨出部6上面および
側面から段差部7a表面まで真空成形装置の吸引力を作用
させて吸引密着させるように構成されている。
【0016】上記真空成形装置には、上面に熱軟化性の
合成樹脂シート材10が配され、熱源からの加熱によって
軟化させて上記成形型1および支持体3に嵌合させたア
ンダーカット補強材5の表面に沿って吸引密着される。
このとき、アンダーカット補強材5の端部に樹脂シート
材10が吸引で巻き込まないように図2に示すようにキャ
ップ体5aを設けておくのが望ましい。
【0017】すなわち、成形型1の下面から吸引力を作
用させると、図3に示すごとく成形型1と合成樹脂シー
ト材10との間の空気が成形型1の通気穴2および支持体
3の通気穴4およびアンダーカット補強材5の通気穴8
からそれぞれ吸引して外部に排気させることによって合
成樹脂シート材10が熱軟化状態で成形型1表面およびア
ンダーカット補強材5の外周面に沿って密着して成形さ
れる。上記キャップ体5aは、アンダーカット補強材5の
端部において合成樹脂シート材10が無理な吸引でアンダ
ーカット補強材5内部まで巻き込まれるのを防止するも
ので、図示の如く傾斜させたものである方が好ましい。
このようにして真空成形で合成樹脂シート材10を吸引成
形した後、冷風などで上記合成樹脂シート材10を冷却固
化させて合成樹脂シート材10を所定の形状に固定する。
【0018】ついで、上記成形後の合成樹脂シート材10
を成形型1の表面から剥離させるとともに、アンダーカ
ット補強材5を合成樹脂シート材10と一体にして成形型
上面の支持体3から抜き取ることによって図4に示す如
くアンダーカット補強材5がアンダーカット成型部の内
面に一体的に嵌入設置された合成樹脂成形体が得られ
る。
【0019】上記アンダーカット補強材5は、得ようと
する成形体の形状に応じて任意にその位置を決定して取
り付けることが出来るものであり、成形型1の全長に亘
って設けてもよく、また、成形型1の上面に部分的に配
してもよい。アンダーカット補強材5を部分的に設ける
場合には、成形型1の支持体3も同様に部分的に配設し
てアンダーカット補強材5を嵌合させるものである。な
お、アンダーカット補強材5は、アルミ製のほかステン
レス等の金属製型材あるいは高軟化温度を有する硬質合
成樹脂製型材等を使用することができ、成形体が透光性
を有するものである場合にはアンダーカット補強材5も
透光性型材であることが好ましい。また開口部7の寸法
は、上記支持体3に脱着自在な大きさで開口させておけ
ばよい。
【0020】従って、成形しようとするアンダーカット
の形状に応じてアンダーカット補強材5の形状を選択し
て支持体3に取り付けるだけで所望のアンダーカット形
状を成形できるものである。また、成形型1に設けた支
持体3の位置を得ようとするアンダーカット成形部の位
置に応じて取付け位置を調整するだけで共通の成形型1
を利用してアンダーカット成形部の位置を異ならせたア
ンダーカットを有する成形体を形成することが出来る。
なお、上記アンダーカット補強材5には接着剤を設けて
おき合成樹脂シート材10と接着一体化させてもよい。
【0021】図5は、他の実施例を示すものであり、真
空成形する成形型1の形状を合成樹脂製の屋根板材料に
合わせた波型形状に形成して成型した場合を示す。本実
施例では、中央部の凸状波形部分の中央に支持体3が設
けられている。また、アンダーカット補強材5は、嵌合
が容易なように下端部の開口部7を末広がり形状に若干
広げて形成されている。なお、成形型の両端部には、屋
根用の成形体を重ね合わせ接合をするための接合段部を
構成する段差部分が形成されている。
【0022】図6は、図5に示した本発明方法によって
成形したポリカーボネート等の透光性を有する合成樹脂
シート材10によって成形された屋根用採光部材であり、
山形の成形体の凸部にアンダーカット補強材5を合成樹
脂シート材10の内面に嵌着して一体に成形されている。
上記アンダーカット補強材5は、成形型上面の支持体2
から合成樹脂シート材10と共に抜き取ることによって、
合成樹脂シート材10のアンダーカット成形部21の内面に
嵌着保持されている。
【0023】また、上記採光部材20のアンダーカット部
の下面にはアンダーカット補強材5の開口部7が開口し
ており、屋根下地材11に設けたタイトフレームなどの
屋根固定部材と連結されるものである。図7は上記採光
部材20の取付け状態を示すものであり、採光部材20のア
ンダーカット補強材5にタイトフレーム12の上端部に設
けた係合爪部13を嵌入して連結してある。
【0024】このとき、アンダーカット補強材5の開口
部下端部を末広がり形状に形成しておくと上記係合爪13
を上記開口部を押し開くようにして弾性的に嵌入させて
固定することができて、ワンタッチで屋根用採光部材20
を取付け施工することができる。
【0025】なお、屋根用採光部材20の固定部材として
は、上記タイトフレームの他に各種固定金具が採用でき
るものであり、例えば図8に示すように屋根下地に固定
される固定部14a と、屋根用採光部材20のアンダーカッ
ト補強材5に嵌合される嵌合固定部14b から構成された
大略逆T字型に形成した連結金具14を用いて固定しても
よい。図9は、上記図8に示した連結金具14を用いて母
屋などの屋根下地に固定した状態を示す。このようにア
ンダーカット補強材5に連結金具14を嵌入固定すると、
アンダーカット補強材5が内側から更に強化されてアン
ダーカット成型部の強度を増すことが出来る。また、上
記嵌合固定部14b をアンダーカット補強材5の開口部7
から嵌合固定することによって屋根用採光部材の風圧に
よる吹き上げや脱落を防止することができる。
【0026】上記アンダーカット補強材5は、合成樹脂
シート材10による採光部材20と一体に設けられておりア
ンダーカット成型部に嵌着されているので採光部材20の
アンダーカット成型部を強化するとともに、採光部材20
全体の剛性を高めており屋根上からの衝撃によっても亀
裂や破損を生じ難いものである。
【0027】上記実施例では、屋根用採光部材を形成し
た場合を示したが、本発明は、上記実施例に限られるも
のではなく窓用採光部材や壁用採光部材などにも応用さ
れることは言うまでもない。
【0028】上記各実施例では真空成形方法を用いた例
を示したが、図10に圧空成形方法を用いた製造方法を示
す。成形型1に支持体3が取り付けられ、支持体3にア
ンダーカット補強材5が嵌着されている。成形型1の上
部には、これと重ね合わされて密閉空間を作る圧空箱15
が設けられ、この密閉空間に圧縮された空気を吹き込む
圧空発生装置につながっている。この装置を用いて成形
するには、加熱された合成樹脂シート材10が成形型1に
吸引密着されると同時に圧空箱15に圧縮空気を吹き込
み、合成樹脂シート材10に吸引と圧空とを同時に加えて
成形する。その他の点は前記実施例と同じであるので、
同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。なお、
圧空成形方法において、吸引を省略して圧空のみで成形
することも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明は、熱軟化さ
せた合成樹脂シート材を、真空又は圧空成形装置によっ
て任意形状の成形型表面に吸引又は圧接密着させて成形
する成形方法において、上記成形型表面の適宜位置に支
持体を設けるとともに、該支持体に下端部が絞られた膨
出部を有するアンダーカット補強材を脱着自在に嵌着
し、合成樹脂シート材を成形型に真空吸引力又は圧空圧
接力を作用させることにより、上記合成樹脂シート材を
成形型表面およびアンダーカット補強材表面に密着させ
アンダーカット補強材が組み合わせられた合成樹脂成形
体を形成した後、該合成樹脂成形体を成形型から脱型す
ると同時にアンダーカット補強材を成形型の支持体より
取り外して合成樹脂成形体のアンダーカット成形部内面
に一体化することを特徴とするアンダーカット成形体の
製造方法であるので、これまで成形困難であったアンダ
ーカット部を有する成形体を真空成形方法や圧空成形方
法によって効率よく製造することが可能であり、スライ
ド型では困難な小さなサイズのアンダーカット部分や、
成形型中央部にアンダーカットなどを容易に形成するこ
とができるものである。
【0030】さらに、アンダーカット補強材を成形型に
対して着脱自在にして成形するものであるので、製造す
る成形体の主要な形態をそのままにしてアンダーカット
補強材のみを適宜形状のものを選定して装着するだけで
アンダーカットの形状を任意に剪定して形成できるもの
であり、成形型のコストを安価にして各種アンダーカッ
トの形状を組み合わせた合成樹脂成形体を製造すること
ができるものである。
【0031】また、上記アンダーカット補強材が、アン
ダーカット成形部の内側に一体に装着されるのでアンダ
ーカット成形部が強化されて成形体の強度が増しアンダ
ーカット成形部の耐衝撃強度を高めて形成することが出
来るものである。
【0032】また、請求項2の発明は、透光性合成樹脂
シート材が真空成形又は圧空成形によって波形形状に成
形されてなる採光性部材において、該波形成形部と連続
して下端部が内側に絞り成形されたアンダーカット部が
一体成形されているとともに、該アンダーカット部の内
面に側端部が膨出したアンダーカット補強材が一体的に
嵌入設置されていることを特徴とする採光部材であるの
で、透光性を有する合成樹脂シート材のアンダーカット
部内面に補強材が一体化されていて全体の剛性か高く、
テラスやサンルームなどの透光性屋根材料として有効で
あるとともに、上記アンダーカット補強材を介して屋根
下地材などに固定金具等を用いて強固に取り付け施工で
きるようになり、風圧による脱落や取り付け部分での亀
裂などの破損がなく取り付け強度に優れた採光材を得る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンダーカット成形体の製造方法にお
ける合成樹脂シート材を真空吸引する前の状態を示す側
面図、
【図2】本発明のアンダーカット成形体の製造方法にお
けるアンダーカット補強材の端部の処理状態を説明する
側面図、
【図3】本発明のアンダーカット成形体の製造方法にお
ける合成樹脂シート材を真空吸引した状態を示す側面
図、
【図4】図1の製造方法によって形成された成型体の斜
視図、
【図5】本発明のアンダーカット成形体の製造方法によ
って波形の屋根用成型体を形成する場合の一例を示す側
面図、
【図6】本発明の採光部材の一実施例を示す側面図、
【図7】図6における採光部材を屋根下地に固定した状
態を示す斜視図、
【図8】図4の採光部材の他の固定手段を説明する一部
側面図、
【図9】図8に示した採光部材の固定手段に用いた固定
部材を示す斜視図、
【図10】本発明のアンダーカット成形体の製造方法に
おける合成樹脂シート材を圧空成形する前の状態を示す
側面図、
【図11】従来のアンダーカット成型部をスライド型で
形成する方法を説明する一部側面図。
【符号の説明】
1 成形型 3 支持体 5 アンダーカット補強材 6 膨出部 10 合成樹脂シート材 20 採光部材 21 アンダーカット成形部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱軟化させた合成樹脂シート材を、真空
    又は圧空成形装置によって任意形状の成形型表面に吸引
    又は圧接密着させて成形する成形方法において、上記成
    形型表面の適宜位置に支持体を設けるとともに、該支持
    体に下端部が絞られた膨出部を有するアンダーカット補
    強材を脱着自在に嵌着し、合成樹脂シート材を成形型に
    真空吸引力又は圧空圧接力を作用させることにより、上
    記合成樹脂シート材を成形型表面およびアンダーカット
    補強材表面に密着させアンダーカット補強材が組み合わ
    せられた合成樹脂成形体を形成した後、該合成樹脂成形
    体を成形型から離型すると同時にアンダーカット補強材
    を成形型の支持体より取り外して合成樹脂成形体のアン
    ダーカット成形部内面に一体化することを特徴とするア
    ンダーカット成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 透光性合成樹脂シート材が真空成形又は
    圧空成形によって波形形状に成形されてなる採光性部材
    において、該波形成形部と連続して下端部が内側に絞り
    成形されたアンダーカット部が一体成形されているとと
    もに、該アンダーカット部の内面に側端部が膨出したア
    ンダーカット補強材が一体的に嵌入設置されていること
    を特徴とする採光部材。
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