JPH0872129A - ブロー成形方法 - Google Patents

ブロー成形方法

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Publication number
JPH0872129A
JPH0872129A JP21374894A JP21374894A JPH0872129A JP H0872129 A JPH0872129 A JP H0872129A JP 21374894 A JP21374894 A JP 21374894A JP 21374894 A JP21374894 A JP 21374894A JP H0872129 A JPH0872129 A JP H0872129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parison
pipe
blow
molding method
blow molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21374894A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Miura
克幸 三浦
Yukio Daiho
幸男 大保
Yoshihisa Sugimoto
好央 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Toyota Motor Corp, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP21374894A priority Critical patent/JPH0872129A/ja
Publication of JPH0872129A publication Critical patent/JPH0872129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 割型を使用するブロー成形方法であって、深
絞りを有する部品を成形することのできるブロー成形方
法を提供する。 【構成】 製品の深絞り部に対応して湾曲した形状を有
しブローピン23内管に差し込まれたパイプ26を覆う
ようにパリソン27を形成し、パイプに設けられた孔か
ら温風を吹き出す。同時にブローピン23の外管からパ
リソン内の空気を排出し、温風の動圧によってパリソン
を前成形する。その後割型241、242を型締めしブ
ローピンの外管から冷風を吹き出しパリソンを割型に密
着させると同時にパリソンを硬化して、割型を開として
製品を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロー成形方法に係わ
り、特に深絞り部を有する製品のブロー成形方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂のブロー成形方法として
2つ割型を使用した二重壁ブロー成形が周知である。こ
の成形方法は、垂直に対向して配置された2つ割型の間
にパリソンを成形した後2つ割型を型締めすることによ
り所定形状の部品を製造するものである。
【0003】しかし部品が高低差の大きい凹凸を有する
場合、即ち深絞り部を有する場合には深絞り部の肉厚が
薄くなること、極端な場合は深絞り部が裂け目が発生す
ることは避けることができない。上記課題を解決するた
めに、割型を傾斜して設置する二重壁ブロー成形、多分
割金型による二重壁ブロー成形等各種の方法等が提案さ
れている。
【0004】割型を傾斜して設置する二重壁ブロー成形
方法は、割型を斜めに移動させてパリソンを割型に沿わ
せた後に2つ割型を型締めすることにより所定形状の部
品を製造するものである。しかし特殊な形式のブロー成
形機が必要となり、部品製造価格が高くなることは回避
できない。
【0005】多分割割型による二重壁ブロー成形方法
は、部品を展開した形状を有する割型の間にパリソンを
配置し割型を折り曲げて成形した後2つ割型を型締めす
ることにより所定形状の部品を製造する。しかし割型構
造が複雑となること、割型の折り曲げによるパーティン
グラインが部品表面に生じることを避けることができな
い。
【0006】上記課題を解決するために、パリソン中に
パイプを配置し型締め後にパイプに開けられた穴から温
風を吹き出し、割型内壁に沿ってパリソンを成形するブ
ロー成形方法が提案されている(実開昭61−8192
9公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記提案
にかかるブロー成形方法によっても、部品が深絞り部を
有する場合に深絞り底部に均一の肉厚を形成することは
できず、深絞り底部の厚さが薄くなることあるいは裂け
目が生じることを完全に回避することは不可能である。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、割型を使用するブロー成形方法であって、深絞り
を有する部品を成形することのできるブロー成形方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるブロー成
形方法は、ブローパイプに吹き出し穴を有するパイプを
差し込むパイプ差し込み工程と、開状態にある割型の間
にパイプ差し込み工程で差し込まれたパイプを覆うパリ
ソンを形成するパリソン形成工程と、パリソン形成工程
で形成されたパリソン下端部とブローパイプの周囲をプ
リピンチするパリソンプリピンチ工程と、パイプ差し込
み工程で差し込まれたパイプの吹き出し穴から空気を吹
き出してパリソンを前成形する前成形工程と、開状態に
あった割型を型締めして前成形工程で前成形されたパリ
ソンを所定の形状に成形する成形工程と、からなる。
【0010】
【作用】本発明にかかるブロー成形方法にあっては、パ
リソン内に配置されるパイプから温風を吹き出し動圧を
利用してパリソンを前成形した後、型締めを行い冷風を
吹き出して製品形状に成形する。
【0011】
【実施例】図1は本発明にかかるブロー成形方法で製造
される部品10の斜視図であって、2つの凸部11およ
び12を有するとともに部品10の中空部は偏平パイプ
13によって2つに分割されている。ブロー成形装置
は、溶融樹脂の導出部21の出口にダイ22が、導出部
の直下に二重配管であるブローピン23が設置される。
【0012】さらに導出部21とブローピン23の間に
は割型241および242が、割型241および242
の下側でブローピン23の周囲にはプリピンチ板25が
設置される。図2および図3は部品1の製造工程の説明
図、図4は製造工程のタイミング図である。
【0013】なお図4のタイミング図において、横軸に
時間を、縦軸にブローピン内管の操作、ブローピン外管
の操作、割型状態を示す。時刻t1 からt2 の間で実行
される第1工程において、製品の深絞り部に対応して湾
曲した形状を有するパイプ26がブローピン23の内管
に差し込まれ、この状態でブローピン23が割型241
および242の間に上昇する。
【0014】なおパイプ26の上下方向の位置決めをす
るために、パイプが必要以上にブローピン23中に入り
込むことを防止するストッパを設けることが有効であ
る。時刻t2 からt3 の間で実行される第2工程におい
て、導出部21およびダイ22を介して溶融樹脂が押し
出されパイプ26を覆うようにパリソン27が形成され
る。
【0015】時刻t3 からt4 の間で実行される第3工
程において、プリピンチ板25でプリピンチすることに
より、パリソン27をブローピン23の周囲に密着させ
る。時刻t4 からt5 の間で実行される第4工程におい
て、パイプ26の凸部に設けた穴から温風を吹き込みパ
リソン27の深絞り部を前成形する。なおこの際ブロー
ピン23の外管からパリソン27内部の空気を吸引する
ことにより、吹き出される温風によってパリソン27内
の圧力が上昇してパリソン27が全体に膨張することを
防止する。
【0016】即ちパイプ26の凸部に設けられた穴から
吹き出される温風の動圧によってパリソン27の深絞り
部を前成形し、ブローピン23の外管からパリソン27
内部の空気を吸引することにより全圧でパリソン27全
体が膨張することを抑制する。時刻t5 からt7 の間で
実行される第5工程において、時刻t5 からt6 の間で
割型241および242を型締めした後、時刻t6 から
7 の間でブローピン23の外管から冷風を吹き出し、
割型241および242の内側にパリソン27を密着さ
せるとともにパリソン27の冷却を促進する。この際、
ブローピン23の内管は吸引工程となりパリソン27内
の空気を循環させることにより冷却効果を向上する。
【0017】時刻t7 からt8 の間で実行される第6工
程において、割型241および242を開状態とし、時
刻t8 以降に製品を取り出す。図5は型締め後の割型2
41、242と、パイプ26、パリソン27の水平断面
図である。パイプ26を製品から抜き出して再使用する
ことも可能であるが、製品10中のパイプ13としてそ
のまま埋め込み状態とし、製品の補強材として使用する
ことも可能である。
【0018】パイプ26を補強材として使用する場合に
(イ)に示す割型241および242を使用するとパイ
プ26を別工程で製造する必要があり、製造工程が複雑
となることは避けることができない。これに対し(ロ)
に示す割型241および242を使用した場合には製品
とパイプ26とを同時に成形することができ、このパイ
プ26を次回の製品の成形の際に使用することが可能と
なり製造工程を大幅に短縮することが可能となる。
【0019】図6は本発明にかかるブロー成形方法を適
用して製造した自動車用インスツルメントパネル6の斜
視図(イ)および側面断面図(ロ)であって、メータ取
り付け部61が大きく湾曲した深絞り構造となってい
る。そしてメータ取り付け部61の両側には第1および
第2の空気吹き出し口621および622が設けられ
る。
【0020】ダクト63はパイプ64によって、前部ダ
クト631および後部ダクト632に分割されており、
前部ダクト631は第1の空気吹き出し口621に後部
ダクト632は第2の空気吹き出し口622に接続され
ている。なおパイプ64は深絞り部であるメータ取り付
け部61を前成形するために使用される。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかるブロー成形方法によれ
ば、パリソン成形後型締め前にパリソン内に設置された
パイプから温風を吹き出すことによってパリソンに前成
形を施すことが可能となり、製品が深絞り部を有する場
合にも深絞り部をほぼ均一の厚さで成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、製造される製品の斜視図である。
【図2】図2は、製造工程の説明図(1)である。
【図3】図3は、製造工程の説明図(2)である。
【図4】図4は、製造工程のタイミング図である。
【図5】図5は、割型、パリソンおよびパイプの水平断
面図である。
【図6】図6は、インスツルメントパネルの斜視図およ
び側面断面図である。
【符号の説明】
21…導出部 22…ダイ 23…ブローピン 241、242…割型 25…プリピンチ板 26…パイプ 27…パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 好央 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブローパイプに吹き出し穴を有するパイ
    プを差し込むパイプ差し込み工程と、 開状態にある割型の間に前記パイプ差し込み工程で差し
    込まれたパイプを覆うパリソンを形成するパリソン形成
    工程と、 前記パリソン形成工程で形成されたパリソン下端部とブ
    ローパイプの周囲をプリピンチするパリソンプリピンチ
    工程と、 前記パイプ差し込み工程で差し込まれたパイプの吹き出
    し穴から空気を吹き出してパリソンを前成形する前成形
    工程と、 開状態にあった割型を型締めして前記前成形工程で前成
    形されたパリソンを所定の形状に成形する成形工程と、
    からなるブロー成形方法。
JP21374894A 1994-09-07 1994-09-07 ブロー成形方法 Pending JPH0872129A (ja)

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JP21374894A JPH0872129A (ja) 1994-09-07 1994-09-07 ブロー成形方法

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JP (1) JPH0872129A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8202078B2 (en) 2008-09-26 2012-06-19 Fts Co., Ltd. Blow molding device
US9962880B2 (en) 2012-11-29 2018-05-08 Fts Co., Ltd. Blow molding device and blow molding method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8202078B2 (en) 2008-09-26 2012-06-19 Fts Co., Ltd. Blow molding device
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