JP3081649U - エアポンプ - Google Patents

エアポンプ

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JP3081649U
JP3081649U JP2001002842U JP2001002842U JP3081649U JP 3081649 U JP3081649 U JP 3081649U JP 2001002842 U JP2001002842 U JP 2001002842U JP 2001002842 U JP2001002842 U JP 2001002842U JP 3081649 U JP3081649 U JP 3081649U
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JP
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air pump
surface portion
hollow
parison
top surface
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JP2001002842U
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Inventor
巧 野崎
Original Assignee
株式会社野崎製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天面部および底面部に存在する融着部を強度
性に優れたものとし、これらの部分を手で押さえるなど
して、円筒状本体の伸縮操作を繰り返し行っても、亀裂
が発生することがなく、耐久性に優れたエアポンプを提
供する。 【解決手段】 天面部1aおよび底面部1bを有し、胴
部1cをベローズ構造として中空成形された円筒状本体
1の適宜箇所に、吸気弁部3および排気弁部4を設ける
と共に、前記天面部1aおよび底面部1bの融着部に沿
って補強リブ2を形成したものとしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、浮き袋や浮きマット、ゴムボート等に空気を入れて膨らますのに 使用するエアポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のエアポンプは、図7に示したように、天面部11aと底面部1 1bを有し、胴部11cをベローズ構造として中空成形された円筒状本体11を 伸縮操作することにより、天面部11aまたは底面部11bなどの適宜箇所に設 けた吸気弁部13から外気を吸い込み、排気弁部14からホース等で連結した浮 き袋や浮きマット等に空気を送り込めるように構成したものとしている。
【0003】 前記エアポンプは、連続式の押出し中空成形法により作成されるのが一般的で ある。すなわち、押出機から連続的に押し出された溶融樹脂のパリソン(厚肉チ ューブ)を適当な温度管理下で、図8〜10に示したような、側面にベローズ形 成用の凹凸面15を有した二つ割りの中空成形型Mにより両側から挟んで、パリ ソンの上下を食い切ると共に融着させた後、パリソン内に圧縮空気を吹き込んで 中空成形型Mの内面に密着させるまで膨らませて、型寸法どおりに成形するもの であり、この成形作業を連続して行うことにより、前記エアポンプを作成してい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のエアポンプは、その成形作業において、二つ割りの中空 成形型Mにより両側から挟んで、パリソンの上下を食い切ると共に融着させるよ うにしているが、図8、11に示したように、その融着部は天面部11aおよび 底面部11bに存在することになるが、他の何れの部分より薄くなってしまい、 強度性に欠けるものとなる。これはパリソンの上または下から圧縮空気を吹き込 んだ場合、パーティングラインP付近の溶融樹脂がこのパーティングラインPか ら離れる方向に吹き流されるからであると考えられる。
【0005】 そのため、従来のエアポンプでは、浮き袋や浮きマット等に空気を送り込む場 合、エアポンプの天面部11aを手で押さえるなどして、円筒状本体11の伸縮 操作を繰り返し行っていると、天面部11aまたは底面部11bの融着部が強度 性に欠けるため、これらの部分に亀裂が発生し易く、耐久性に劣るという課題を 有していた。
【0006】 そこで、この考案は、従来のエアポンプが有する課題を解決するものであり、 前記天面部および底面部に存在する融着部を強度性に優れたものとし、これらの 部分を手で押さえるなどして、円筒状本体の伸縮操作を繰り返し行っても、亀裂 が発生することがなく、耐久性に優れたエアポンプを提供することを目的として なされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案のエアポンプは、天面部1aおよび底面部1bを有し、胴 部1cをベローズ構造として中空成形された円筒状本体1の適宜箇所に、吸気弁 部3および排気弁部4を設けると共に、前記天面部1aおよび底面部1bの融着 部に沿って補強リブ2を形成したものとしている。
【0008】 そして、この考案のエアポンプにおいて、前記円筒状本体1は、押出機から押 し出された溶融樹脂のパリソンを、側面にベローズ形成用の凹凸面5を有した二 つ割りの中空成形型Mにより両側から挟んで、パリソンの上下を食い切ると共に 融着させた後、パリソン内に圧縮空気を吹き込んで中空成形型Mの内面に密着さ せるまで膨らませて、型寸法どおりに成形することにより、中空成形されたもの としている。
【0009】 さらに、この考案のエアポンプにおいて、前記補強リブ2は、天面部1aおよ び底面部1bの外側に設けたものとするのが好ましい。
【0010】 また、この考案のエアポンプにおいて、前記中空成形型Mのパーティングライ ンPの内側に沿ってダム部6を設けることにより、前記補強リブ2を形成したも のとすることができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、この考案のエアポンプの実施の形態について、図面に基づいて詳細に説 明する。
【0012】 この考案のエアポンプは、図1、2に示したように、天面部1aおよび底面部 1bを有し、胴部1cをベローズ構造として中空成形された円筒状本体1の適宜 箇所に、吸気弁部3および排気弁部4を設けると共に、前記天面部1aおよび底 面部1bの融着部に沿って補強リブ2を形成したものとしている。
【0013】 そして、この考案のエアポンプは、前記吸気弁部3および排気弁部4を天面部 1aの片隅に設け、円筒状本体1を伸縮操作することにより、吸気弁部3から外 気を吸い込み、排気弁部4からホース等で連結した浮き袋や浮きマット(図示せ ず)等に空気を送り込めるように構成したものとしている。
【0014】 前記円筒状本体1は、押出機(図示せず)から連続的に押し出された溶融樹脂 のパリソンを適当な温度管理下で、図3〜5に示したような、側面にベローズ形 成用の凹凸面5を有した二つ割りの中空成形型Mにより両側から挟んで、パリソ ンの上下を食い切ると共に融着させた後、パリソンの上または下からこのパリソ ン内に圧縮空気を吹き込んで中空成形型Mの内面に密着させるまで膨らませて、 型寸法どおりに成形することにより、中空成形されたものとしている。この場合 、前記中空成形型MのパーティングラインPの内側に沿ってダム部6を設けるこ とにより、天面部1aおよび底面部1bの融着部に沿って、これら天面部1aお よび底面部1bの外側に前記補強リブ2を形成したものとしている。なお、この 補強リブ2は、天面部1aおよび底面部1bの融着部の全域に沿って形成したも のとするのが、補強効果がより優れたものとなるので好ましいが、天面部1aお よび底面部1bの融着部の一部に沿って形成したものであってもよい。
【0015】 この考案のエアポンプにおいて、前記補強リブ2は、パリソンの上または下か ら圧縮空気を吹き込んだ場合、パーティングラインP付近の溶融樹脂がこのパー ティングラインPから離れる方向に吹き流されずに、前記ダム部6によって堰き 止められることにより形成される。そして、このダム部6の高さや、ダム部6が パーティングラインPからどの程度、内側に入った位置に設けられるかによって 、前記補強リブ2の太さや高さが適切な寸法に決められることになる。なお、前 記ダム部6は、例えばパリソンの上から圧縮空気を吹き込む場合、中空成形型M の中央に設けた空気吹込み口(図示せず)付近には設けなくてもよく、そのため この空気吹込み口付近となる天面部1aの融着部には補強リブ2が形成されなく なる。また、前記ダム部6は、パリソンの下側から圧縮空気を吹き込む場合には 、同様に空気吹込み口付近となる底面部1bの融着部には補強リブ2が形成され なくなる。しかし、何れの場合にも、補強リブ2による補強効果にそれ程、影響 を与えることはない。
【0016】
【考案の効果】
この考案のエアポンプは、以上に述べたように構成されているので、円筒状本 体の天面部および底面部に存在する融着部が強度性に優れたものとなり、これら の部分を手で押さえるなどして、円筒状本体の伸縮操作を繰り返し行っても、亀 裂が発生することがなく、耐久性に優れたものとなる。
【0017】 また、この考案のエアポンプは、前記天面部および底面部に存在する融着部が 強度性に優れたものになることにより、天面部および底面部そのものが強度性に 優れたものとなり、これらの部分を手で押さえるなどしても、ぺこぺこして円筒 状本体の伸縮操作がし難くなるようなこともない。
【0018】 さらに、この考案のエアポンプは、前記天面部の融着部に沿って形成した補強 リブに手の指を当てて円筒状本体の伸縮操作をすれば、その天面部から指が滑る ことなく、円筒状本体の伸縮操作が非常に行い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のエアポンプの斜視図である。
【図2】この考案のエアポンプの底面図である。
【図3】この考案のエアポンプが中空成形型で成形され
る状態を示す断面図である。
【図4】図3の要部を拡大して示す断面図である。
【図5】この考案のエアポンプを成形する中空成形型の
要部を拡大して示す断面図である。
【図6】この考案のエアポンプの要部を拡大して示す断
面図である。
【図7】従来のエアポンプの斜視図である。
【図8】従来のエアポンプが中空成形型で成形される状
態を示す断面図である。
【図9】図8の要部を拡大して示す断面図である。
【図10】従来のエアポンプを成形する中空成形型の要
部を拡大して示す断面図である。
【図11】従来のエアポンプの要部を拡大して示す断面
図である。
【符号の説明】
1 円筒状本体 1a 天面部 1b 底面部 1c 胴部 2 補強リブ 3 吸気弁部 4 排気弁部 5 凹凸面 6 ダム部 M 中空成形型 P パーティングライン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面部(1a)および底面部(1b)を
    有し、胴部(1c)をベローズ構造として中空成形され
    た円筒状本体(1)の適宜箇所に、吸気弁部(3)およ
    び排気弁部(4)を設けると共に、前記天面部(1a)
    および底面部(1b)の融着部に沿って補強リブ(2)
    を形成したことを特徴とするエアポンプ。
  2. 【請求項2】 前記円筒状本体(1)は、押出機から押
    し出された溶融樹脂のパリソンを、側面にベローズ形成
    用の凹凸面(5)を有した二つ割りの中空成形型(M)
    により両側から挟んで、パリソンの上下を食い切ると共
    に融着させた後、パリソン内に圧縮空気を吹き込んで中
    空成形型(M)の内面に密着させるまで膨らませて、型
    寸法どおりに成形することにより、中空成形されたもの
    であることを特徴とする請求項1記載のエアポンプ。
  3. 【請求項3】 前記補強リブ(2)を、天面部(1a)
    および底面部(1b)の外側に設けたことを特徴とする
    請求項1または2記載のエアポンプ。
  4. 【請求項4】 前記中空成形型(M)のパーティングラ
    イン(P)の内側に沿ってダム部(6)を設けることに
    より、前記補強リブ(2)を形成したことを特徴とする
    請求項2または3記載のエアポンプ。
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