JPH03290227A - 表皮一体プラスチック中空体の製造方法およびそれに用いる中空成形型 - Google Patents

表皮一体プラスチック中空体の製造方法およびそれに用いる中空成形型

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JPH03290227A
JPH03290227A JP2091652A JP9165290A JPH03290227A JP H03290227 A JPH03290227 A JP H03290227A JP 2091652 A JP2091652 A JP 2091652A JP 9165290 A JP9165290 A JP 9165290A JP H03290227 A JPH03290227 A JP H03290227A
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、表皮一体プラスチック中空体の製造方法お
よびそれに用いる中空成形型に関する。
(従来技術) 自動車用コンソールボックスの蓋体等のように、ある程
度の厚みが必要とされ、しかも軽量化が要求される製品
には、表面に表皮を有するプラスチック中空体が多用さ
れている。
従来、そのような表面に表皮を有するプラスチック中空
体の簡易な製造方法として、第15図および第16図に
示すように、割面に所望のキャビティ1を有する中空成
形型(あるいはブロー成形型とも称される。)2のキャ
ビティ1に、軟質合成樹脂シートまたは起毛トリコット
等の織布等からなる表皮材4をセットし、割面5,5間
に溶融状態のパリソン6を配置し、成形型2を閉合する
ことにより割面5,5で前記パリソン6を挟着するとと
もにパリソン6内に空気を吹き込み、パリソン6を所定
のキャビティ形状からなる中空体7に成形すると同時に
該中空体7表面に表皮材4を溶着一体化して、第17図
に示す表皮一体プラスデック中空体8を得る方法が提案
されている。
しかし前記製造方法にあっては、表皮一体プラスチック
中空体8の脱型を可能にするため、中空成形型2のキャ
ビティ1にアンダーカットが形成されるのを防ぐ必要が
あり、該キャビティ1を割面5に向けて拡開させた形状
にしなければならなかった。
そのため、そのキャビティ1に配置する表皮材4も割面
5に向けて拡開した形状とし、その表皮材4端縁をパリ
ソン6とともに割面5,5で挟着して、前記の成形を行
わねばならず、その表皮材端縁を切除して得られる表皮
一体プラスチック中空体8の縁部に表皮材端縁の切り口
4aが露出し、製品外観が損なわれる問題があった。
また、その表皮一体プラスチック中空体8は、表皮材端
縁が剥離し易い問題もあった。
そこで、それらの問題を解決するために表皮−体プラス
チック中空体を脱型した後に、表皮材の端縁をその中空
体の裏側に折り曲げて接着により固定する方法が一部で
採用されているが、接着作業に手間取る外に接着のバラ
ツキにより表皮端縁が剥離する虞れもあった。
一方、前記の表皮材4に代えて第18図に示すように端
縁りに内側に向かう折り返し部10が形成された表皮材
11を中空成形型12のキャビティ14にセットして、
表皮一体プラスチック中空体を製造する方法も提案され
ている(特開昭57−70739、特開昭58−229
719 )。
その製造方法によれば、あらかじめ表皮材が所定形状と
されているため表皮材の端縁を切除する必要がなく、し
かも表皮材端縁の折り返し部10が溶融パリソン16内
に埋設されるため、表皮材の端縁が剥離し難い利点があ
る。
しかしこの製造方法においても、前記と同様に成形型1
2のキャビティにアンダーカットが形成されるのを避け
る必要がある。そのため、この製造方法にあっては、該
表皮材端縁の折り返し部10が成形型のキャビテイ面か
ら突き出た不安定な状態でキャビティに保持されること
になり、該成形型の閉型時およびパリソン内に空気を吹
き込む際に表皮材の折り返し部10が変形して、折り返
しが無くなったりあるいは不規則に折れ曲り易く、得ら
れる表皮一体プラスチック中空体が、その表皮材端縁で
見苦しくなったり、あるいは剥離し易くなる虞れがあっ
た。しかもその表皮一体プラスチック中空体は、表面感
触のソフトなものが好まれ、柔軟性のある軟質塩化ビニ
ル樹脂等から表面材が形成されることが多いため、前記
閉型時等の際に表皮材端縁の不具合がより生じ易かった
(発明が解決しようとする課題) そこでこの発明は前記の点に鑑み、外観が良好でしかも
表皮端縁部が剥離し難い表皮一体プラスチック中空体を
簡易に製造する方法およびその製造方法に用いる中空成
形型を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明は、割面に所望のキ
ャビティを有する中空成形型のキャビティに表皮材をセ
ットし、割面間に溶融状態のパリソンを配置し、成形型
を閉合することにより割面で前記パリソンを挟着すると
ともにパリソン内に空気を吹き込み、パリソンを所定の
キャビティ形状に中空成形すると同時に該中空体表面に
表皮材を溶着一体化する表皮一体プラスチック中空体の
製造方法において、成形型を少なくとも中型を含む3分
割TI造とすることにより中型と一方の分割型によって
アンダーカットを有するキャビティを構成し、該アンダ
ーカットを有するキャビティに表皮材をセット後中空成
形し、中型と他方の分割型間、次いでアンダーカットを
構成している中型と一方の分割型間の順に型開きするよ
うにしたのである。
更には、前記の中型を分割可能な2以上の構成体から構
成し、アンダーカットを構成している中型と一方の分割
型間の型開きに際して中型の構成体が更に分離して型開
きするようにしなのである。
一方、表皮一体プラスチック中空体の製造に用いる分割
式の中空成形型については、少なくとも中型を含む3分
割fM 34mとし、その中型と一方の分割型との組み
合わせによりアンダーカットを有するキャビティを形成
し、型開きの際に中型と他方の分割型間、次いでアンダ
ーカットを形成している中型と一方の分割型間の順に開
く構造としたのである。
さらに好ましくはその中空成形型の中型を分割可能な2
以上の構成体から構成して、アンダーカットを形成して
いる中型と一方の分割型の分離後、中型の構成体が更に
分離して型開きする構造としたのである。
(作用) 中型と一方の分割型で構成されたアンダーカットを有す
るキャビティにセットされた表皮材は、その表皮材端縁
部がキャビティのアンダーカット形状に沿い、キャビテ
ィを巻き込むような形状でキャビテイ面に保持される。
そのため中空成形型の割面間に挟着された溶融パリソン
に空気を吹き込んで、パリソンをキャビティ形状に中空
成形し表皮材と一体にする際、表皮材端縁部がその中空
体の縁部を巻き込むようにして中空体裏側部に溶着する
。その際、表皮材端縁までキャビテイ面で支持されてい
るため、該表皮材端縁が不規則な変形、折れ曲がれを生
じることがなく、正確かつ確実に中空体裏側に溶着する
そして中空成形後の型開きを、中型と他方の分割型間で
、次いでアンダーカットを構成している中型と一方の分
割型間で行うことにより、該アンダーカット形状が解除
され成形品の脱型が可能になる。
また、その中型を分割可能な2以上の構成体から構成し
、前記中型と一方の分割型間の型開きを行う際に、さら
に中型の構成体を分離させることにより、中型と一方の
分割型間に空間が形成されるとともに、中型においても
構成体の分離による開口部が形成されるため、その空間
および開口部の両者を利用して表皮一体プラスチック中
空体の脱型を行うことができ、その脱型が一層容易にな
る。
一方、前記の表皮一体プラスチック中空体の製造に用い
る分割式の中空成形型にあっては、閉型時にはアンダー
カットを有するキャビティが形成され、型開きの際には
キャビティのアンダーカットが解除されるため、成形品
縁部が表皮材端縁で巻き込まれた表皮一体プラスチック
中空体の成形および脱型が可能になる。しかも、表皮材
端縁までキャビテイ面で支持されるため、閉型時あるい
は中空成形時における表皮材端縁の不規則な変形、折れ
曲がりが防止される。
さらにその中型が分割可能な2以上の構成体から構成さ
れ、中型と一方の分割型が開く際にその中型の構成体が
更に分離するTI造からなる成形型にあっては、−層成
形品の脱型が容易になる。
(実施例) まずこの発明の中空成形型の一実施例について説明する
。第1図はその中空成形型18の断面図、第2図はその
成形型18をA方向から見た図である。
中空成形型18は、一方の分割型19と他方の分割0 型20および中型21の3分割構造からなり、一方の分
割型19と中型21との組み合わせにより形成されたア
ンダーカット22aを有するキャビティ22を内部に有
するものである。またこの中空成形型18は、型開きの
際、まず他方の分割型20と中型21の間が分離し、そ
の後一方の分割型19内の伸縮手段23、例えばエアー
シリンダの作動により中型21が一方の分割型19から
押し出されるようにして中型21と一方の分割型間が開
く構造からなる。
次に、上記中空成形型18を用いて行う表皮一体プラス
チック中空体の製造方法について説明する。
第3図ないし第6図はその製造方法の一実施例における
製造工程を示す断面図である。
まず第3図に示すように一方の成形型19の伸縮手段2
3.23を縮めて中型21と一方の分割型19を組み合
わせ、その組み合わせにより形成された前記アンダーカ
ット(第1図の22a)を有するキャビティ22に表皮
材24をセットする。これにより表皮材24は、その端
縁部24a、24aがキャビティ22を巻き込むように
して該キャビテイ面に保持される。
なおその表皮材24は、プラスチック中空体表面の装飾
性およびソフト感を高めるためのもので、軟質塩化ビニ
ル樹脂等の合成樹脂シートまたは織布等からなり、通常
あらかじめ真空成形等により成形型のキャビティ22形
状に合うように成形されたものが用いられる。
そしてその成形型の割面25.25間に、押し出し機2
6から加熱溶融したポリプロピレン、硬質塩化ビニル樹
脂等の熱可塑性プラスチック等からなる筒状のパリソン
27を押し出す。
なお、この筒状パリソン27に代えて、適宜熱可塑性プ
ラスチックからなる二枚のシートパリソンを用いてもよ
い。
次に第4図のように中空成形型18を閉じて、パリソン
27および表皮材24の余剰部分を割面25.25で挟
着するとともに、そのパリソン27内に空気吹き込みノ
ズル(図示せず。)を利用して空気を吹き込み、中空成
形をする。
その中空成形により溶融パリソン27がキャビティ内で
膨らみ、表皮材24と密着して溶着一体化し、キャビテ
ィ形状のプラスチック中空体28になる。
しかもその際、中型21と一方の分割型19の組み合わ
せからなるキャビティのアンダーカット形状により、表
皮材24の端縁24a、24aがキャビティを巻き込む
ようにしてキャビテイ面に保持されているため、その表
皮材端縁24a、24aがプラスチック中空体の端部を
裏側へ巻き込んでその裏側周縁に溶着する。
また、パリソンの余剰部分と表皮材の余剰部分は成形型
の割面25.25で挟着されて溶着一体化がなされ、パ
リが形成される。
その後、第5図に示すように、他方の分割型20と中型
21間を開く。このときプラスチック中空体28と表皮
材24とからなる表皮一体プラスチック中空体29は、
中型21と一方の分割型19の組み合わせにより形成さ
れたキャビティのアンダーカットにより、そのキャビテ
ィに保持された状態で中型21および一方の分割型19
に残される。
次いで第6図に示すように一方の分割型19内の伸縮手
段23.23を伸ばして中型21と一方の分割型19間
を開き、それまで中型21と一方の分割型19により形
成されていたアンダーカットを解除する。
このとき、中型21が表皮一体プラスチック中空体29
とその端縁のバリaによって挟まれた状態にあるため、
表皮一体プラスチック中空体29は中型21に保持され
た状態で一方の分割型19から押し出される。そして、
そのアンダーカットの解除により形成された中型21と
一方の分割型19間の空間(隙間)を利用して表皮一体
プラスチック中空体29を中型21から取り外す。
その後、前記前記表皮材およびパリソンの余剰部からな
るバリaを切除して、第7図に示すような最終製品たる
表皮一体プラスチック中空体29を得る。なお、そのバ
リ部分は割面内端に設けられるいわゆるピンチオフ部(
第1図の21a 、 21a )をエツジ形状とすれば
、パリの根元の厚みを薄くでき、切除を極めて簡単にす
ることができる。
このようにして得られた表皮一体プラスチック中空体2
9は、表皮材24の端縁24a、24aがプラスチック
中空体28の縁部を巻き込んで該中空体28の4 裏側に溶着しているため、該表皮一体プラスチック中空
体29が相手物体に、取り付けられた際に、相手物体に
より表皮材の切り口24bが外部から隠蔽され、外観が
良好となる。
次にこの発明の他の実施例にかかる中空成形型と、その
成形型を用いる表皮一体プラスチック中空体の製造方法
について説明する。
第8図はその中空成形型30の断面図、第9図はその成
形型30をB方向から見た図である。
中空成形型30は、一方の分割型32と他方の分割型3
4および中型38から構成される。中型38は分割可能
な2つの構成体、中型本体40と中型下体44からなり
、一方の分割型32と組み合わされてアンダーカット3
1a、31aを有するキャビティ36を形成する。中型
の一方の構成体である中型本体40は中型38の上部と
側部を構成し、一方の分割型32内の伸縮手段42、た
とえばエアーシリンダの作動により該一方の分割型32
前方に押し出し可能とされている。また、中型38の他
方の構成体である中型下体44は、中型の下部を構成し
、一方の分割型32の下部外側に設けられた伸縮手段4
6、たとえばエアーシリンダの作動により中型本体40
から分離し、下方へ移動可能とされている。
次に、その中空成形型30を用いる表皮一体プラスチッ
ク中空体の製造方法について説明する。
第10図ないし第14図はその製造方法の一実施例にお
ける製造工程を示す断面図で、図中48はパリソン、5
0は表皮材を示し、いずれも前記の実施例で説明したパ
リソンおよび表皮材と同じである。
まず、第10図に示すように中型38と一方の分割型3
2の組み合わせにより形成されたアンダーカットを有す
るキャビティ36に表皮材50をセットし、押出機52
から加熱溶融状態のパリソン48を押し出す。
次に第11図に示すように成形型30を閉じ、割面でパ
リソン48を挟着し、そのパリソン48内に空気を吹き
込んで中空成形する。これにより溶融パリソン48は表
皮材50と溶着一体化し、キャビティ形状のプラスチッ
ク中空体54になる。その際表皮材50はキャビティの
アンダーカット形状により中空プラスチック中空体54
の縁部を巻き込み、その裏側にまで溶着する。
その後第12図のように、中型38と一方の分割型32
を組み合わぜなまま、その中型38と他方の分割型34
間を開く。図中の56はパリソンから形成されたプラス
チック中空体54の表面に表皮材50が溶着一体化して
なる表皮一体プラスチック中空体、bはバリである。
続いて、第13図のように一方の分割型32下部の伸縮
手段46を縮ませて、中型下体44を下方へ移動し中型
本体40から分離させ、中型38の下部39を開口させ
る。この時、表皮一体プラスチック中空体56は、一方
の分割型32および中型本体40で形成されるキャビテ
ィに保持された状態でその一方の分割型32および中型
本体40に残される。
その後第14図に示すように、一方の分割型32上部の
伸縮手段42を伸ばして、中型本体40を一方の分割型
32の前方へ押し出す。この時中型本体40が、表皮一
体プラスチック中空体56の端縁部56aとバリbによ
り挟まれた状態にあり、該表皮一体プラスチック中空体
56が中型本体40とともに一方の分割型32から押し
出される。
そして、前記中型38下部39の開口部および中型と一
方の分割型32間の空間を利用して表皮一体プラスチッ
ク中空体56およびバリbを中型38から取り外し、バ
リbを切除して最終製品たる表皮一体プラスチック中空
体を得る。
なお前記の実施例においては、成形型が3分割構造から
なるもの、あるいは中型が2つの構成体からなるものの
みを示したが、この発明はそれらに限られるものではな
く、表皮一体プラスチック中空体の形状等により成形型
が4以上の分割構造とされ、または中型が3以上の構成
体がら構成される場合も含むものである。
(効果) この発明の製造方法は、前記のようにパリソンに空気を
吹き込んで中空成形をする際、表皮材のセットされるキ
ャビティをアンダーカット形状にし、また成形品の脱型
時にそのアンダーカット形状を解消するものであるため
、表皮材の端縁がブ7 8 ラスチック中空体の縁部を巻き込んで該中空体裏側の周
縁に溶着してなる表皮一体プラスチック中空体を容易に
製造でき、かつ脱型することができる。
しかも得られる表皮一体プラスチック中空体は、表皮材
端縁がプラスチック中空体の縁部を巻き込んでその裏側
周縁に溶着しているため、表皮材端縁の切り口が外部か
ら眺められず、良好な製品外観が得られる。さらにその
表皮一体プラスチック中空体は、取り付は面となる裏側
に表皮材の端縁が位置するため、該表皮一体プラスチッ
ク中空体の取り扱い時等の際に、該表皮材端縁が作業者
あるいは使用者の手に引っ掛かってめくれ上がることが
なく、長期に亙って表皮材が剥がれる虞れのないもので
ある。
またこの発明の中空成形型は、前記のような構成からな
るため、前記表皮一体プラスチック中空体の製造方法に
好適に用いることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る中空成形型の断面図
、第2図は前記成形型をA方向から見た図、第3図ない
し第6図はこの発明の表皮一体プラスチック中空体の製
造方法の一例に係る製造工程を示す断面図、第7図はそ
の製造方法により得られた表皮一体プラスチック中空体
の断面図、第8図はこの発明の他の実施例に係る中空成
形型の断面図、第9図は前記成形型をB方向から見た図
、第10図ないし第14図はこの発明の表皮一体プラス
チック中空体の製造方法の他の実施例に係る製造工程を
示す断面図であり、第15図および第16図は従来の製
造方法を示す断面図、第17図は従来の製造方法により
得られた表皮一体プラスチック中空体の断面図、第18
図は従来の他の製造方法を示す断面図である。 19.32ニ一方の分割型、20,34:他方の分割型
、21.38:中型、24.50:表皮材、24a:表
皮材端縁、27’、48:溶融パリソン、41:中型本
体、44:中型下体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)割面に所望のキャビティを有する中空成形型のキ
    ャビティに表皮材をセットし、割面間に溶融状態のパリ
    ソンを配置し、成形型を閉合することにより割面で前記
    パリソンを挟着するとともにパリソン内に空気を吹き込
    み、パリソンを所定のキャビティ形状に中空成形すると
    同時に該中空体表面に表皮材を溶着一体化する表皮一体
    プラスチック中空体の製造方法において、成形型を少な
    くとも中型を含む3分割構造とすることにより中型と一
    方の分割型によってアンダーカットを有するキャビティ
    を構成し、該アンダーカットを有するキャビティに表皮
    材をセット後中空成形し、中型と他方の分割型間、次い
    でアンダーカットを構成している中型と一方の分割型間
    の順に型開きすることを特徴とする表皮一体プラスチッ
    ク中空体の製造方法。
  2. (2)中型が分割可能な2以上の構成体から構成され、
    アンダーカットを構成している中型と一方の分割型間の
    型開きに際して中型の構成体が更に分離するように型開
    きすることを特徴とする請求項1に記載の表皮一体プラ
    スチック中空体の製造方法。
  3. (3)表皮一体プラスチック中空体の製造に用いる分割
    式の中空成形型において、少なくとも中型を含む3分割
    構造とされて、その中型と一方の分割型との組み合わせ
    によりアンダーカットを有するキャビティが形成され、
    その中型と他方の分割型間、次いでアンダーカットを形
    成している中型と一方の分割型間の順に型開きする構造
    とされたことを特徴とする、表皮一体プラスチック中空
    体の製造に用いる中空成形型。
  4. (4)中型が分割可能な2以上の構成体から構成され、
    アンダーカットを形成している中型と一方の分割型の型
    開きの際に、中型の構成体が更に分離する構造からなる
    ことを特徴とする、請求項3に記載された表皮一体プラ
    スチック中空体の製造に用いる中空成形型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001096610A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Minoru Kasei Kk ブロー成形法及びブロー成型体
JP2003145612A (ja) * 2001-11-13 2003-05-20 Minoru Kasei Kk 貼り合わせブロー成形体及び貼り合わせブロー成形装置
US6659750B1 (en) * 2000-11-01 2003-12-09 Omnimold, Llc Blow mold with removable inserts
JP2018122495A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 キョーラク株式会社 成形体及びその製造方法

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