JPH07107637A - 大型ラック用カバー装置 - Google Patents

大型ラック用カバー装置

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JPH07107637A
JPH07107637A JP5269929A JP26992993A JPH07107637A JP H07107637 A JPH07107637 A JP H07107637A JP 5269929 A JP5269929 A JP 5269929A JP 26992993 A JP26992993 A JP 26992993A JP H07107637 A JPH07107637 A JP H07107637A
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JP
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rack
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cover
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opening
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Hiroshi Sakurai
宏 桜井
Seiji Nose
誠治 野瀬
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BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
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BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大型ラックの施葢作業について、大幅な合理化
が可能になる大型ラック用カバー装置を提供する。 【構成】板体が断面山形状に屈曲され、稜線1Aがラッ
クPの長手方向に沿って配されるカバー体1と、ラック
Pの開口部相互間に架設してカバー体1の下面に沿って
配される支持金具2とを構成する。支持金具2は、ラッ
ク開口部の外側に係止する係止フック2Aと、開口部の
対向する内側縁に当接する当接片2Bとを杆材の両端に
有し、この杆材からカバー体1の下面を支持する支持突
起2Cを突設する。カバー体1は、支持金具2で支持さ
れたカバー体1の上面をラック横断用の歩道面とし、カ
バー体1の上面に、歩道面を表示する表示部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、ビル空調の配管
ダクトに使用する冷媒管ラックや、幅が 1mを越すよう
な大型のケーブルラックを施葢するのに好適な大型ラッ
ク用カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビルの屋上に設置される冷媒
管ラックRのように、幅の広いラックを施葢する場合
は、カバーR1自体の強度を保つために、カバーR1全
体に種々の補強用リブR2を設けていた(図5参照)。
【0003】また、この種の冷媒管ラックRなどは幅が
ひろいことから、設置後の冷媒管ラックRを作業員が乗
り越えて他の作業を行えるように、冷媒管ラックRの上
部を横断する橋Sを設置していた(図5参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カバーの強
度を高めても、カバー相互の連結部分を密接状態に保つ
ことは困難であるため、従来では、この連結部分の上か
ら帯状の固定ジョイントを被着し、これらカバーと固定
ジョイントとをネジ止めする必要があった。したがっ
て、このカバー相互の連結作業がカバー施葢作業の遅延
を招く大きな原因になっている。
【0005】しかも、従来のカバーでは、カバーの上部
を作業員が渡れるほど強化することは困難で、その後の
作業のためにラック横断用の橋の設置は必須のものとな
らざるを得ず、この橋の設置作業もまた、作業合理化の
課題である。
【0006】そこで本発明は、上述の課題を解消すべく
創出されたもので、大型ラックの施葢作業について、大
幅な合理化が可能になる大型ラック用カバー装置の提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明の第1の手段は、板体が断面山形状に屈曲さ
れ、稜線1AがラックPの長手方向に沿って配されるカ
バー体1と、ラックPの開口部相互間に架設してカバー
体1の下面に沿って配されるカバー体1支持用の支持金
具2とを構成したことにある。
【0008】また、支持金具2は、ラック開口部の外側
に係止する係止フック2Aと、開口部の対向する内側縁
に当接する当接片2Bとを杆材の両端に有し、この杆材
からカバー体1の下面を支持する複数本の支持突起2C
を突設したことを第2の手段とする。
【0009】更に、カバー体1は、支持金具2で支持さ
れたカバー体1の上面をラック横断用の歩道面とし、カ
バー体1の上面に、歩道面を表示する表示部1Cを設け
たことを課題解消のための手段とする。
【0010】
【作用】すなわち、この発明によると、断面山形状に屈
曲されたカバー体1がカバー体1自身の構造を強化をす
る。そして、ラックPの親桁P1相互間に架設する支持
金具2が、カバー体1の連結部分を補強する。
【0011】支持金具2は、その支持突起2Cにてカバ
ー体1の構造を強化し、親桁P1の対向する側縁に当接
する当接片2BにてラックP開口部の構造を強化する。
【0012】支持金具2にて強化されたカバー体1の上
面は、作業員が横断する歩道面となり、表示部1Cがこ
の歩道面を表示するものである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
詳細に説明する。
【0014】符号Pは、ビル空調の配管ダクトに使用す
る冷媒管ラックや、幅が 1mを越すような大型のケーブ
ルラック等のラックである(図示例では配管ダクトに使
用する梯子形状の冷媒管ラックを示す)。そして、この
ラックPの開口部をカバー体1が施葢するものである
(図1参照)。
【0015】カバー体1は、板体が断面山形状に屈曲さ
れ、稜線1AがラックPの長手方向に沿って配されるも
ので、溶融亜鉛鍍金を施した鋼板の使用を予定している
が、この他、他の金属製板体やプラスチック製板体等を
使用することも可能である。図示例のカバー体1は、ラ
ックPの親桁P1に接する両側縁を屈曲して稜線1Aと
平行な係止片1Bを設けている(図1参照)。そして、
カバー体1相互の連結部分が重なり合うように、カバー
体1の一方の端部に重合片1Dを屈曲形成している。ま
た、カバー体1をラックPの開口部に止着ネジ3にてネ
ジ止めするために、ラックPの上部に位置する部分にネ
ジ挿通孔1Eを開穿している。
【0016】支持金具2は、ラックPの開口部相互間に
架設してカバー体1の下面に沿って配されるもので、図
示例では、親桁P1相互間に架設している。そして、親
桁P1の外側に係止する係止フック2Aと、親桁P1の
対向する内側縁に当接する当接片2Bとを杆材の両端に
設けている。図示の支持金具2は、リップ溝型鋼を杆材
として使用し、この杆材の両端に鉤形状の係止フック2
Aを設け、杆材の端部を当接片2Bとしている。更に、
杆材からカバー体1の下面を支持する複数本の支持突起
2Cを突設する。この支持突起2Cは、断面山形状を成
したカバー体1の傾斜した内側面に沿って支持するもの
であり、カバー体1を支持する位置によりその長さを変
えている(図1参照)。このとき、図2に示す支持突起
2Cは、杆材を貫通するボルトを使用しているが、図4
に示すごとく、杆材の表面に固定ナット2Dを溶着し、
この固定ナット2Dにボルトをネジ止めして支持突起2
Cとしてもよい。
【0017】更に支持金具2の使用方法は、カバー体1
の連結部分に装着し、特に、カバー体1の重合片1Dが
密接状態に重合するように補強するものである。
【0018】また、複数本の支持金具2を間隔を狭めて
配設してカバー体1を強化し、これら支持金具2間に位
置するカバー体1上面を歩道面とすることができる(図
1参照)。この歩道面は、ラックP施葢後に、このカバ
ー体1の上を作業者が通れるようにしたもので、従来の
ラック横断用の橋Sの変りになるものである(図5参
照)。そこで、この歩道面の位置を示すために、カバー
体1上面に表示部1Cを設けている(図3参照)。図示
の表示部1Cは、横断歩道を模した縞模様の表示部1C
や、足跡を模した形状の表示部1Cを示しているが、表
示部1Cの形状は適宜なものである。また、この表示部
1Cは、シール状のものを貼着したり、カバー体1表面
に塗装するなど、その表示手段も任意である。
【0019】
【発明の効果】この発明は、上述の如く構成したことに
より、当初の目的を達成する。すなわち、請求項1及び
2により、カバー体1の構造を強化することができる。
したがって、カバー体1の自重による撓みを防止し、カ
バー体1相互を密接状態にして連結することが可能にな
った。このことから、カバー体1の撓みによって生じる
連結部分からの水漏れ等を防止する。しかも、支持金具
2によってカバー体1の開口部をも補強できるため、こ
のラックPに多くの配管やパイプを収納したときに、こ
の荷重によってラックPが撓み、ラックPの開口部が狭
まる虞も解消できる。
【0020】また、カバー体1の撓みを支持金具2が強
制的に整形できるから、例えば、溶融亜鉛鍍金を施した
鋼板のように、鍍金が原因で生じる撓みや、あるいは、
カバー体1を重ねた状態での収納や運搬における撓み等
をこの支持金具2で矯正することができる。
【0021】更に、請求項3及び4によって、従来のラ
ック横断用の橋Sを設置する必要はなくなり、カバー体
1の上を作業員が直接横断できるので、作業の合理化を
はかることができる。
【0022】このように本発明によると、大型ラックの
施葢作業について、大幅な合理化が可能になるなどとい
った産業上有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すラックの横断面図。
【図2】支持金具の一実施例を示すカバー体の縦断面
図。
【図3】カバー体上面の表示部を示す一部切欠平面図。
【図4】支持金具の他の実施例を示す分解斜視図。
【図5】従来のラックとカバーに橋を設けた状態を示す
断面図。
【符号の説明】
P ラック P1 親桁 P2 子桁 R 冷媒管ラック R1 カバー R2 補強用リブ S 橋 1 カバー体 1A 稜線 1B 係止片 1C 表示部 1D 重合片 1E ネジ挿通孔 2 支持金具 2A 係止フック 2B 当接片 2C 支持突起 2D 固定ナット 3 止着ネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管ダクトやケーブルラック等の大型のラ
    ックを施葢するカバー装置であって、板体が断面山形状
    に屈曲され、稜線がラックの長手方向に沿って配される
    カバー体と、ラックの開口部相互間に架設してカバー体
    の下面に沿って配されるカバー体支持用の支持金具とで
    構成されたことを特徴とする大型ラック用カバー装置。
  2. 【請求項2】支持金具は、ラック開口部の外側に係止す
    る係止フックと、開口部の対向する内側縁に当接する当
    接片とを杆材の両端に有し、この杆材からカバー体の下
    面を支持する複数本の支持突起を突設した請求項1記載
    の大型ラック用カバー装置。
  3. 【請求項3】カバー体は、支持金具で支持されたカバー
    体の上面をラック横断用の歩道面とする請求項1または
    2記載の大型ラック用カバー装置。
  4. 【請求項4】カバー体の上面に、歩道面を表示する表示
    部を設けた請求項1乃至3記載の大型ラック用カバー装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188634A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 大型ラック用カバー構造

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JPS6139973U (ja) * 1984-08-17 1986-03-13 富士通株式会社 卓上及びラツク搭載両用電子装置収容筐体
JPS61156797A (ja) * 1984-12-28 1986-07-16 富士通株式会社 電子機器筐体
JPS6219018U (ja) * 1985-07-18 1987-02-04
JPH02125515U (ja) * 1989-03-24 1990-10-16

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