JPH0710736A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH0710736A JPH0710736A JP5174865A JP17486593A JPH0710736A JP H0710736 A JPH0710736 A JP H0710736A JP 5174865 A JP5174865 A JP 5174865A JP 17486593 A JP17486593 A JP 17486593A JP H0710736 A JPH0710736 A JP H0710736A
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Abstract
されているが、従来のものはいずれも皮膚美白作用が不
十分であったり、保存安定性や使用上の安全性に問題の
あるものが多かった。これらの問題を解決して美白効果
にすぐれ、安定かつ安全な化粧料を提供する。 【構成】 ストレプトマイセス属の放線菌培養液から菌
体を除去して得た発酵液を配合し化粧料である。
Description
活性酸素消去効果および細胞賦活効果を有する化粧料に
関し、さらに詳しくは、ストレプトマイセス属の細菌の
培養液から得られた発酵液を有効成分として配合した化
粧料に関する。
カス等は、皮膚組織に存在するメラサイト内におけるメ
ラニンの生成が、太陽光線中の紫外線などの刺激によっ
て過剰に昂進したためであると考えられている。
料として、メラニン生成を抑制する物質を有効成分とし
て配合したものが数多く研究開発されており、既に市場
に出回っているものもある。
として、特公昭55−43443号「美白化粧料」や特
公昭54−974号「生薬抽出物配合組成物」に開示さ
れるように、アスコルビン酸またはその誘導体を配合し
たものが知られている他、アルブチンを配合した皮膚外
用剤(特開昭60−16906号等)やコウジ酸を配合
した漂白化粧料(特公昭32−8100号)、植物から
抽出したエキスを配合した化粧料(特開昭63−291
3号)、または動物から抽出したエキスを配合した化粧
料(特開昭63−8312号)が美白作用を有するもの
として公知である。
は、皮膚美白作用が不十分であったり、保存安定性や使
用上の安全性に問題のあるものが多かった。また、化粧
品素材としては美白作用のみでなく皮膚の老化を遅くさ
せる働きとしての活性酸素消去作用や細胞賦活作用を同
時に併せ持つ素材が望まれていた。
の技術上の問題点を解決し、優れた皮膚美白効果を有
し、また、同時に活性酸素消去作用や細胞賦活作用を併
せ持ち、さらに十分な保存安定性および高い安全性を有
する優れた新規な化粧料を提供することを目的とするも
のである。
を解決するために多数の微生物を土壌から分離し、その
発酵液を調べた結果、ストレプトマイセス属に属する細
菌の発酵液が顕著な皮膚美白作用、活性酸素除去作用お
よび細胞賦作用を有することを見出し、本発明法を提出
することができたものである。
の放線菌培養液から調製された発酵液を配合して成るこ
とを特徴とする化粧料に関する。
イセス属に属する放線菌を好気的に液体培養して得たも
のである。この場合、培地は、原則として、炭素源、窒
素源、無機塩を含むものであれば良く、炭素源として
は、例えばグルコース、澱粉、デキストリン、グリセリ
ン、糖蜜、有機酸などを単独でまたは混合物として用
い、窒素源としては、例えば大豆粉、コーンスチーブリ
カー、肉エキス、酵母エキス、綿実粉、ペプトン、小麦
はい芽、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムなどを単
独または混合物として用いられる他、無機塩としては、
例えば炭酸カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸銅、塩化マンガン、硫酸亜
鉛、塩化コバルト、各種リン酸塩などがあげられ、必要
に応じて培地に添加するとよい。
0〜40℃で行なうと良く、特に25〜30℃が好まし
い。また、培養時間は、発酵の規模に大きく左右される
が、約4日〜7日間必要であり、培地pHは約5〜8の
範囲に調整した。
まま遠心分離または濾過によって菌体を除去し目的の発
酵液を得るが、あるいは培養液に適当な有機溶媒を加
え、活性成分の抽出を行なった後、遠心分離や濾過によ
って菌体を除去し、目的とする発酵液を得る。
白作用、活性酸素消去作用および細胞賦活作用を有して
おり、この発酵液を有効成分として配合することによ
り、皮膚美白作用の他、活性酸素消去作用および細胞賦
活作用を併せ有する化粧料を得ることができる。また、
必要があれば、この発酵液を乾燥させて乾物とし適当な
な濃度に水あるいは溶媒に溶解して用いることもでき
る。
イセス属に属する放線菌であるが、この菌を培養した培
養液から得られた発酵液が、後述の実施例2、3、4に
示す皮膚美白作用、活性酸素消去作用または細胞賦活作
用の評価法の少なくともいずれか一種の効果を示すもの
であれば、いかなる放線菌でも良い。
川市の土壌より採取したG−172株(以下、G172
株と呼称する)を用いるが、本G172株は、工業技術
院生命工学工業技術研究所にStreptomyces sp. G-172と
して寄託している(寄託番号FERM P−13630
号)。
本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。ま
た、これらの実施例において特に断りのない限り、%は
w/v %を示す。
gのジャガイモをミキサーにかけ煮た後ガーゼでこした
液をpH7.2に調整)500mlを2リットルの三角フ
ラスコに入れ、121℃、15分間のオートクレーブ処
理したものに、予め別途肉汁寒天培地表面上に生やした
G172株を寒天ごと少量切り取り植菌し、25℃で5
日間振盪培養した。
分離(10000rpm 、15分間)を2回繰り返し菌体
を除去して培養上清を得、次いで得られた培養上清を−
20℃で一晩凍結し、解凍すると沈殿が生じるので、遠
心分離と濾過で沈殿を除去し、さらに滅菌フィルター
(ポアサイズ:0.45μm)で濾過して発酵液を得
た。
評価。
ン産生細胞におけるメラニン生成抑制効果によって評価
した。
ウス由来の悪性黒色種細胞であるB16メラノーマ細胞
(B16−FO.ATCC No.CRL−6322)
をウシ胎児血清を終濃度10%vとなるように添加した
イーグルMEM培地で培養し、6ウェルプレート(FA
LCON)の各ウェルに、この細胞を3×103 /mlの
濃度で含む上記培地を6ml加え、CO2 インキュベータ
ー(5%CO2 、37℃)内で5日間培養した。
ィリン(シグマ社製)を含む新しいイーグルMEM培地
に交換し、各ウェルの終濃度が1mg/ml、3mg/ml、5
mg/mlとなるように実施例1で得られた発酵液を試料溶
液として添加した後、さらに3日間培養した。
の生理食塩水を加え、スクレーパーを用いてウェルの底
面に付着している細胞をかきとって懸濁させ、次いでピ
ペットを用いてこの細胞懸濁液をマイクロ遠心チューブ
(1.5ml容量、エッペンドルフ社製)に移し、遠心分
離した。
水を添加して上記と同様の試験を行った他、細胞の白色
化を比較するために実験区として、試料溶液の代わりに
1%コージ酸を終濃度(a)200μg/ml、(b)5
00μg/ml、(c)1000μg/ml、添加し、上記
と同様な試験を行った後、ペレットとなった細胞の白色
度の度合いを目視によって比較し、メラニン生成抑制効
果の判定を行なった。
細胞の白色の度合いを「−」、1%コージ酸を添加した
比較実験区の細胞の白色の度合いを上記添加量(a):
「+」、(b):「++」、(c)「+++」として求
めたものに対し、上記工程で得られた発酵液の試料溶液
を添加した場合の細胞の度合いが、これら比較実験区と
どのように対応するかを求め、その結果を表1に示し
た。この結果、実施例1で得られた発酵液を、乾燥重量
として適当な濃度になるように添加した試料溶液のう
ち、添加終濃度1mg/mlのものからメラニン生成抑制効
果を有することがわかった。
ポレーターで5倍に濃縮したものを試料溶液とした。
サイド・ディスムターゼ(SOD)の活性測定法のう
ち、チトクロームCを用いる方法に準じて、以下のよう
に行なった。
cm)に、100mMトリス塩酸緩衝液(pH7.8)を
(2.7−A)mlとなるようにいれた他、1mMチトクロ
ームC溶液(上記トリス塩酸緩衝液に溶解したもの)を
0.1ml、15mMキサンチン溶液(0.025規定Na
OH水溶液に溶解したもの)を0.1ml、キサンチンオ
キシダーゼ溶液(ベーリンガーマンハイム社製、製品番
号110434を上記トリス塩酸緩衝液で80倍に希釈
したもの)を0.1ml添加した溶液中に、上記試料溶液
を0.01〜1mlの範囲で入れ、この時の試料溶液の量
をAmlとして計算した。
の恒温キュベットホルダーをセットした分光光度計を用
いて、550nmの吸光度の変化(増加)を測定し、その
増加速度の初速を(V)とした。
00mMトリス塩酸緩衝液(pH7.8)を2.7ml加え
た場合についても同様の試験を行い、このときの吸光度
の増加速度の初速を(V0 )として、以下の計算式を用
いて活性酸素消去率の算出を行い、その結果を表2に示
した。
2ml、3ml、4ml、5ml採取して減圧乾燥した後、それ
ぞれ0.1mlの蒸留水に溶解し、これらの溶液を以下の
試験の試料溶液とした。
培地に、ヒト由来正常繊維芽細胞(CCD−45SK.
ATCC No.CRL−1506)を終濃度1×10
4 /mlとなるように接種した後、この培地を6ウェルプ
レート(FALCON社製)の各ウェルに5ml入れ、C
O2 インキュベーター(5%CO2 、37℃)内で24
時間培養し、次いで、培地を1%ウシ胎児血清を含むイ
ーグルMEM培地に交換し、各ウェルに上記試料溶液
(0.1ml)、あるいは対照として蒸留水0.1mlを添
加し、さらに5日間培養した。
%トリプシン液(コージンバイオ社製)1mlを入れ細胞
表面を洗った。次いでトリプシン液を捨て、プレートを
CO2 インキュベーターに入れ、20分間保温した後、
各ウェルに生理食塩水5mlを入れ、ゆるやかにピペッテ
ィングさせ、細胞を懸濁させた後、細胞濃度を測定し
た。 細胞賦活効果は、対照実験区の細胞濃度を100
とした場合の試料溶液添加実験区の細胞濃度で表わし、
その結果を表3に示した。
示すような配合の化粧水を製造した。
線菌の培養液から得られた発酵液は、優れた皮膚美白作
用、活性酸素消去作用および細胞賦活作用を有してお
り、この発酵液を配合した化粧料は優れた皮膚美白作
用、活性酸素消去作用および細胞賦活作用を発揮するも
のである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ストレプトマイセス属の放線菌培養液か
ら調製された発酵液を配合して成ることを特徴とする化
粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174865A JPH0710736A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5174865A JPH0710736A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710736A true JPH0710736A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15986010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5174865A Pending JPH0710736A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710736A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255079A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Choi Jeong Hee | 微生物を用いた基礎化粧品液相成分の製造方法 |
WO2012091629A1 (ru) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | Redkin Viktor Vladimirovich | Применение лизата актиномицетов для приготовления наружных средств лечения акне и способ лечения акне |
US8834855B2 (en) | 2005-01-21 | 2014-09-16 | Promar As | Sunscreen compositions comprising carotenoids |
JP2015224245A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | ワミレスコスメティックス株式会社 | 皮膚バリア機能改善効果を有する放線菌培養物 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5174865A patent/JPH0710736A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8834855B2 (en) | 2005-01-21 | 2014-09-16 | Promar As | Sunscreen compositions comprising carotenoids |
JP2008255079A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Choi Jeong Hee | 微生物を用いた基礎化粧品液相成分の製造方法 |
WO2012091629A1 (ru) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | Redkin Viktor Vladimirovich | Применение лизата актиномицетов для приготовления наружных средств лечения акне и способ лечения акне |
JP2015224245A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | ワミレスコスメティックス株式会社 | 皮膚バリア機能改善効果を有する放線菌培養物 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040206 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040513 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040622 |