JPH071067Y2 - 電気貯湯容器のヒ−タ取付装置 - Google Patents

電気貯湯容器のヒ−タ取付装置

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JPH071067Y2
JPH071067Y2 JP1987037289U JP3728987U JPH071067Y2 JP H071067 Y2 JPH071067 Y2 JP H071067Y2 JP 1987037289 U JP1987037289 U JP 1987037289U JP 3728987 U JP3728987 U JP 3728987U JP H071067 Y2 JPH071067 Y2 JP H071067Y2
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heater
hot water
water storage
storage container
recess
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JPS63147121U (ja
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武司 松本
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気ポット等の電気貯湯容器のヒータ取付装置
に関するものである。
(従来の技術) 貯湯容器の底部平面部に扁平なヒータを当てがって保持
する型式のものが特公昭62−5609号公報で知られてい
る。このものはヒータを貯湯容器の底部下面に形成した
凹部に嵌込み、さらにその背部から金属拡散板を嵌込
み、金属拡散板の背部に押当てた背面板を貯湯容器の底
部に取付け、前記ヒータを金属拡散板とともに保持して
いる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前記従来のものでは、ヒータは上面が凹部内面
に接触しているだけであり、外周部と凹部との間に隙間
があるためヒータから貯湯容器への直接の熱伝導面が上
面だけ小さい上、ヒータを背部から押圧保持するだけで
は前記隙間分だけヒータに位置ずれが起きやすく、ヒー
タの移動による貯湯容器との接触状態に緩みが生じたり
し、ヒータの背部に拡散板および背面板が位置して貯湯
容器側への熱の移動を図るにしても、ヒータの背面側へ
の熱の逃げを抑えにくいので、内容液の加熱効率が低い
ものとなり勝ちである。また、ヒータが位置ずれすると
貯湯容器への熱伝導位置が偏り、内容液の加熱効率がさ
らに低下する。
一方、実開昭59−181610号公報は、ヒータの背面に断熱
材を当てがい、背面側への熱の逃げを防止した加熱容器
を開示している。しかし、ヒータの外周面が開放される
構造であるため、厚みのあるヒータから側方へ熱が逃げ
るのを抑えられないので、内容液の加熱効率はまだ低い
ものである。
そこで本考案は、ヒータの取付け構造をさらに改良する
ことによって前記のような問題点を解消し得る電気貯湯
容器のヒータ取付装置を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記のような目的を達成するために、貯湯容器
の底部に形成した凹部内にヒータをこのヒータの上面お
よび外周面が凹部の内面に接触するように嵌め込み、貯
湯容器に取付けたヒータ取付部材によって、前記ヒータ
を前記凹部内に位置するばね部材および断熱部材を介し
押付け保持したことを特徴とするものである。
(作用) 貯湯容器に設けるヒータが、貯湯容器の底部に形成した
凹部内に、上面および外周面が凹部の内面に接触するよ
うに嵌め込んでいて、ヒータの上面に加え厚みのあるヒ
ータの外周面も貯湯容器への直接の熱伝導面となり、こ
の状態がヒータ取付部材、断熱部材およびばね部材によ
る背面からの押付けによってよく保持される。
また、ヒータの背面が唯一、貯湯容器への直接の熱伝導
に与からない面となるものの、凹部内に位置する断熱部
材がヒータおよびばね部材を凹部内に閉じ込めた状態と
なることにより、ヒータの背面側に逃げようとする熱を
凹部内に封じ込めて、容易には外部に逃がさず、その大
半が貯湯容器の側に伝わるようになる。
さらに、ヒータの外周面と凹部との間には隙間がないの
で、ばね部材を介した背面側からの押圧によって保持さ
れているだけであっても、ヒータが位置ずれすることは
なく、ヒータによる貯湯容器への熱伝導位置が偏った
り、ヒータの移動によって貯湯容器との接触が甘くなっ
たりするようなことが回避される。
したがって、ヒータからの熱が貯湯容器外に逃げるのを
十分に防止して、内容液の加熱効率を十分に向上するこ
とができる。
(実施例) 第1図、第2図に示す本考案の第1の実施例について説
明する。本実施例は図示しない外装ケース内にヒータ1
を持つ内容器2を貯湯容器として収容した沸騰型の電気
ポットの場合を示している。
内容器2は熱伝導性のよいアルミニウム製で、外装体と
は上端部で合成樹脂製の肩部材3によって、下端部で連
結金具4および合成樹脂製の底部材5によって連結され
電気ポットの器体6を形成する。
肩部材3にはその前部に内容液を外部に吐出する吐出口
7が転倒止水弁8を内蔵した構造で一体に組付けられ、
後部に図示しない器体蓋を着脱自在に枢支する軸受部9
と、内容器2を閉じる図示しない内蓋ないし前記器体蓋
に設けられる蒸気放出路の一部が臨むように取付けた蒸
気センサ10とが設けられている。
内容器2の下部一側には図示しない器体蓋内のベローズ
ポンプ等によって加圧される内容液を導出する導出路11
が接続され、導出路11の先端を前記吐出口7に接続して
導出する内容液が吐出口7から流出するようになってい
る。導出路11の途中は透明管12により形成した液量表示
部としてある。
ヒータ1は第2図に詳しく示してあるように、アルミニ
ウム製の浅皿型ヒータケース21内に、マイカ板22、保温
ヒータ線23aおよび湯沸しヒータ線23bを巻付けた絶縁性
ヒータ基盤24、マイカ板25、さらにアルミニウム製蓋板
26を順次嵌込み、ヒータケース21の容器口21aを折返し
てカシメ付けたヒータユニットをなしており、中央に透
孔1aを持った扁平な円盤型に形成している。
内容器2のヒータ1を設ける部分は、底部2aの下面中央
に形成した凹部2bである。凹部2bの天井面2cは平面に形
成され、この天井面2cにヒータ1をその平面側であるヒ
ータケース21の底部21a部で当てがい、ヒータ1の上面
および外周面が凹部2bの内面に接触するように、ヒータ
1を凹部2b内に嵌まり込ませてある。ヒータ1の背部に
はステンレス製のばね部材31および断熱材32を順次当て
がってばね部材および断熱部材が凹部2b内に位置するよ
うにし、その背部からヒータ取付板33を押当てることに
よって、前記ヒータ1を内容器2に当てがった状態に保
持しており、この保持のためにヒータ取付板33はその外
周数箇所を内容器2にビス36により取付けてある。この
取付けは内容器2の底部にスポット溶接して取付けた取
付け金具37に対し行っている。
このように、貯湯容器としての内容器2の底部に形成し
た凹部2b内にヒータ1をこのヒータの上面および外周面
が凹部2bの内面に接触するように嵌め込み、内容器2に
取付けたヒータ取付部材であるヒータ取付板33によっ
て、前記ヒータ1を前記凹部2b内に位置するばね部材31
および断熱部材としての断熱材32を介し押付け保持した
構成によると、内容器2に設けるヒータ1が、内容器2
の底部に形成した凹部2b内に、上面および外周面が凹部
2bの内面に接触するように嵌り込まされていて、ヒータ
1の上面に加え厚みのあるヒータ1の外周面も内容器2
への直接の熱伝導面となり、この状態がヒータ取付け板
33、断熱材32およびばね部材31による背面からの押付け
によってよく保持される。
また、ヒータ1の背面が唯一、内容器2への直接の熱伝
導に与からない面となるものの、凹部2b内に位置する断
熱材32がヒータ1およびばね部材31を凹部2b内に閉じ込
めた状態となることにより、ヒータ1の背面側に逃げよ
うとする熱を凹部2b内に封じ込めて、容易には外部に逃
がさず、その大半が内容器2の側に伝わるようになる。
さらに、ヒータ1の外周面と凹部2bとの間には隙間がな
いので、ばね部材31を介した背面側からの押圧によって
保持されているだけであっても、ヒータ1が位置ずれす
ることはなく、ヒータ1による内容器2への熱伝導位置
が偏ったり、ヒータ1の移動によって内容器2との接触
が甘くなったりするようなことが回避される。
したがって、ヒータ1からの熱が内容器2外に逃げるの
を十分に防止して、内容液の加熱効率を十分に向上する
ことができる。
ばね部材31、断熱材32、ヒータ取付板33はヒータ1と同
様中央に透孔31a、32a、33aを有し、ヒータ1の透孔1a
をも利用して内容器2の底部中央下面に感熱制御器34を
取付け、その外側を断熱材35により覆い、ヒータ1から
の直接的な熱影響を避け、内容液の温度をより正確に検
知できるようにしている。
ばね部材31は透孔31aのまわりに多数の切起し片31bをヒ
ータ1側に突出するように形成してある。この切起し片
31bはばね部材31の材質と厚さとによって比較的強いば
ね性を発揮する。このため前記ヒータ取付板33によるヒ
ータ1への押付けは、前記多数の切起し片31bのばね作
用を介して充分になされ、加工上内容器2の凹部2bの天
面2cとヒータ1のヒータケース21の底部21aとがたとえ
密着しなくても、ヒータ1の各部に働く前記切起し片31
bによる強いばね作用で、ヒータ1の各部を個々に弾性
押圧して天面2cによく密着させる。
しかもヒータ1が熱の影響で膨張したり収縮したりして
歪曲し天面2cから離れようとしても、そのような歪曲を
前記各部での弾性押圧によって抑え、初期の密着状態を
よく保持することができる。したがってヒータ1から内
容器2への熱伝導効率が向上する。
さらにヒータ1の背面側の熱は内容器2へ伝わりにくい
が、ヒータ1の背面には前記ばね部材31が多数の切起し
片31b部で接するとともにばね部材31自体もヒータ1背
面に近接してヒータ1背面側の熱伝導および輻射によっ
て効率よく受け、背部の断熱材32によって器体6下方へ
の放熱を抑えながらばね部材31が内容器2の凹部2bの内
周面2dに嵌合っている周壁31cから内容器2にヒータ1
背面部から受けた前記熱を効率よく内容器2に伝える。
これによってもヒータ1から内容器2への熱伝導効率が
向上する。
連結金具4は内容器2に対し上辺部4aをヒータ取付板33
とともにビス36により取付け金具37に取付けてあり、底
部材5は連結金具4の両脚4b下端にビス38によって取付
けてあるこのビス38による底部材5の取付けとともに底
部材5の金属製蓋板39も同時に取付けてある。
底部材5は蓋板39で塞がれた下向きの凹部5a内には前記
蒸気センサ10および感熱制御器34、ヒータ線23a、23b等
と結線するマイコン基板40が設けられ、ヒータ1を通電
制御するようにしてある。マイコン基板40は凹部5aの天
井壁5bにスペーサ突起5cを介しビス41により取付けら
れ、突起5cに対しビス41は上方へ貫通しないようにして
ある。これによって万一上方から水漏れがあった場合で
もマイコン基板40は凹部5aの天井壁5bによって守られ
る。
第3図に示す本考案の第2の実施例は、ばね部材31の前
記切起し片31bを持ったヒータ1に対する押圧部31dを、
ヒータ1背面のヒータケース21のカシメ付け部1bを逃げ
て形成し、ヒータ1を切起し片31bのばね性を生かして
押圧するとき、切起し片31bがばね部31の切起し孔内に
入り込んでしまってばね部材31がヒータ1の背面に密着
するようにしてある。
このためヒータ1背部の熱はばね部材31にさらに伝わり
やすく、ヒータ1背部の熱の内容器2への伝導を高める
ことができる。
第4図に示す本考案の第3の実施例は、ばね部材31とヒ
ータ1との間に熱伝導性のよい例えばアルモニウム製の
熱伝導板51を介装し、熱伝導板51の周壁51bを内容器2
の凹部2bの内周2dに嵌合せてある。これによってヒータ
1背部の熱をより効率よく内容器2に伝えられる。51a
は熱伝導板51の中央に設けた透孔である。
ヒータケース21の容器口21aのカシメ付け部1bをヒータ
1背面の平面に突出しないように形成してある。
第5図に示す本考案の第4の実施例は、ばね部材31を断
面波形に形成して弾性突部31dを設け、この弾性突部31d
によりヒータ1を押付けるようにしてある。波形形状は
環状に形成しても直線状に形成してもよい。またそれぞ
れ山形に独立した弾性突部31dであってもよい。
この実施例のばね部31は、ヒータ1背面から多くの部分
が浮くので、ヒータ1背部の熱を内容器2に伝導するの
に若干不利であるが、ヒータ1との対向面を鏡面仕上げ
する等しておけば、ヒータ1背部からの輻射熱をはね返
し、断熱材32とともに器体6下方への熱の逃げをさらに
積極的に抑えることができるので、結果としてヒータ1
背部の熱を内容器2に伝導と輻射によって効率よく与え
得る。
第6図に示す本考案の第5の実施例は、ヒータケース21
の蓋板をばね製のある例えばステンレス製のばね部材31
とし、これに切起し片31bを形成してヒータ1をばね作
用を持って押圧する部分としてある。ばね部材31の背部
には熱伝導板51を当てがい内容器2への熱伝導をよくし
ている。
(考案の効果) 本考案によれば、貯湯容器に設けるヒータが、貯湯容器
の底部に形成した凹部内に、上面および外周面が凹部の
内面と接触するように嵌め込んでいて、ヒータの上面に
加え厚みのあるヒータの外周面も貯湯容器への直接の熱
伝導面となり、この状態がヒータ取付部材、断熱部材お
よびばね部材による背面からの押付けによってよく保持
される。
また、ヒータの背面が唯一、貯湯容器への直接の熱伝導
に与からない面となるものの、凹部内に位置する断熱部
材がヒータおよびばね部材を凹部内に閉じ込めた状態と
なることにより、ヒータの背面側に逃げようとする熱を
凹部内に封じ込めて、容易には外部に逃がさず、その大
半が貯湯容器の側に伝わるようになる。
さらに、ヒータの外周面と凹部との間には隙間がないの
で、ばね部材を介した背面側からの押圧によって保持さ
れているだけであっても、ヒータが位置ずれすることは
なく、ヒータによる貯湯容器への熱伝導位置が偏った
り、ヒータの移動によって貯湯容器との接触が甘くなっ
たりするようなことが回避される。
したがって、ヒータからの熱が貯湯容器外に逃げるのを
十分に防止して、内容液の加熱効率を十分に向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す電気ポットの外装
ケースおよび蓋部を除いた断面図、第2図はヒータ取付
部の分解斜視図、第3図から第6図はそれぞれ本考案の
第2、第3、第4、第5の各実施例を示す一部の断面図
である。 1……ヒータ 2……内容器(貯湯容器) 2b……凹部 31……ばね部材 33……ヒータ取付板(ヒータ取付部材) 35……断熱材(断熱部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯容器の底部に形成した凹部内にヒータ
    をこのヒータの上面および外周面が凹部内面と接触する
    ように嵌め込み、貯湯容器に取付けたヒータ取付部材に
    よって、前記ヒータを前記凹部内に位置するばね部材お
    よび断熱部材を介し押付け保持したことを特徴とする電
    気貯湯容器のヒータ取付装置。
JP1987037289U 1987-03-13 1987-03-13 電気貯湯容器のヒ−タ取付装置 Expired - Lifetime JPH071067Y2 (ja)

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JP1987037289U JPH071067Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13 電気貯湯容器のヒ−タ取付装置

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JPS63147121U JPS63147121U (ja) 1988-09-28
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JP1987037289U Expired - Lifetime JPH071067Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13 電気貯湯容器のヒ−タ取付装置

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517252U (ja) * 1974-07-01 1976-01-20
JPS5150215U (ja) * 1974-10-11 1976-04-16
JPS59181610U (ja) * 1983-05-23 1984-12-04 象印マホービン株式会社 加熱容器

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JPS63147121U (ja) 1988-09-28

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