JPH07106343B2 - 籾摺選別機 - Google Patents

籾摺選別機

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JPH07106343B2
JPH07106343B2 JP4087923A JP8792392A JPH07106343B2 JP H07106343 B2 JPH07106343 B2 JP H07106343B2 JP 4087923 A JP4087923 A JP 4087923A JP 8792392 A JP8792392 A JP 8792392A JP H07106343 B2 JPH07106343 B2 JP H07106343B2
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JP
Japan
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sorting
rice
roll
brown rice
sound
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JP4087923A
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JPH0596244A (ja
Inventor
本 隆 山
野 範 幸 矢
崎 晴 茂 尾
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は籾摺並びに選別によって
玄米を取出す籾摺選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58−17876号公報、
並びに実開昭58−6776号公報に示す如く、脱ぷ風
選後の穀粒を玄米と籾に分離する複数の選別筒を備え、
各選別筒を駆動する1本のベルトを設けると共に、駆動
モータの駆動力を籾摺部及び選別部駆動用と風選部駆動
用とに分割するカウンタプーリを設ける技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、籾摺
部、選別部、風選部を同一駆動モータによって駆動する
ので、各部の回転を略同一条件に保持して選別能力を安
定させることができるが作業開始時の脱ぷロールの接触
音または脱ぷロール間隙の過少及び過大時の籾摺音を作
業者が直接聞いて判断していたので、ロール間隙調節が
作業者の感覚だけで行われ、個人差のない安定したロー
ル間隙調節を容易に行い得ない等の間題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、脱ぷ
風選後の穀粒を玄米と籾に分離する複数の選別筒を
、各選別筒を駆動する1本のベルトを設けると共に、
駆動モータの駆動力を籾摺部及び選別部駆動用と風選部
駆動用とに分割するカウンタプーリを設け、また一定位
置に軸支させる駆動用脱ぷロールとロール間隙調節移動
させる従動用脱ぷロールを籾摺部に備え、前記各脱ぷロ
ール間の発生音を検出する集音マイクを取付け、集音マ
イク検出音を表示させる指針を設けたもので、前記各部
の回転を略同一条件に保持して選別能力を安定させ得る
と共に、作業開始時の脱ぷロール接触音または脱ぷロー
ルの籾摺音を指針の表示によって判断し得、個人差のな
い安定した脱ぷ処理の調整を容易に行い得、また最上流
過程である脱ぷ位置での適正な調節により選別胴の選別
作業簡素化を容易に図り得るものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は全体の正面図、図2は同側面図、図3は同
断面図であり、図中(1)は籾摺部で、籾を投入するホ
ッパー(2)と、前記ホッパー(2)の下方部に内装す
る一対の脱ぷロール(3)(4)とを備える。
【0006】図中(5)は前記籾摺部(1)を上載する
風選部で、玄米を取出すための一番樋(6)及び玄米コ
ンベア(7)と、前記一番樋(6)に隣接させて設ける
小米溜り部(8)と、前記脱ぷロール(3)(4)の下
方に流穀板(9)を介して臨ませて混合米を取出す二番
樋(10)及び混合米コンベア(11)と、前記二番樋
(10)に隣接させて粃を取出す三番樋(12)及び粃
コンベア(13)と、前記の一番乃至三番樋(6)(1
0)(12)並びに小米溜り部(8)の上方に選別風路
を形成する吸排塵ファン(14)と、前記の玄米コンベ
ア(7)及び混合米コンベア(11)に夫々連通させる
玄米スロワ(15)及び混合米スロワ(16)とを備え
る。
【0007】図中(17)は前記籾摺部(1)に並設す
る混合米選別部で、図4にも示す如く、一方向に連続回
転させて玄米と籾を分離して取出す上部及び下部選別筒
(18)(19)と、各選別筒(18)(19)を夫々
回転自在に支持する支承ロール(20)…及び(21)
…と、上記混合米スロワ(16)の送出端を臨ませる混
合米ホッパー(22)と、前記ホッパー(22)に送り
始端側を連通させて前記上部選別筒(18)に送り終端
側を内挿させる混合米供給樋(23)及び混合米供給コ
ンベア(24)と、前記上部選別筒(18)に内挿させ
て選別筒(18)内部の玄米を取出す上部玄米受入れ樋
(25)及び上部玄米取出コンベア(26)と、前記樋
(25)の送出端を下部選別筒(19)に連通させる送
給樋(27)と、上部選別筒(18)内部の籾を上記ホ
ッパー(2)に還元する籾還元樋(28)と、前記下部
選別筒(19)に内挿させて選別筒(19)内部の玄米
を取出す下部玄米受入れ樋(29)及び下部玄米取出コ
ンベア(30)と、前記樋(29)の送出端を上記一番
樋(6)に連通させる玄米樋(31)と、下部選別筒
(19)内部の籾を上記二番樋(10)に還元する混合
米樋(32)とを備える。
【0008】図中(33)は上記籾摺部(1)及び風選
部(5)及び選別部(17)を駆動する単一の電動モー
タであり、前記モータ(33)の出力プーリ(34)と
カウンタプーリ(35)をベルト(36)によって連結
し、上記脱ぷロール(3)の駆動プーリ(37)とアイ
ドルプーリ(38)と前記カウンタプーリ(36)をベ
ルト(39)によって連結すると共に、上記玄米コンベ
ア(7)と混合米コンベア(11)と粃コンベア(1
3)と吸排塵ファン(14)とを前記カウンタプーリ
(35)並びに各プーリ(40)(41)(42)(4
3)及びベルト(44)によって連結し、また前記アイ
ドルプーリ(38)と連動する選別駆動プーリ(45)
並びに各プーリ(46)(47)(48)(49)(5
0)及び単一のベルト(51)によって各コンベア(2
4)(26)(30)と支承ロール(20)(21)と
を連結するもので、脱ぷ風選後の穀粒を玄米と籾に分離
する上下部選別筒(18)(19)を設け、各選別筒を
単一ベルト(51)で駆動すると共に、穀粒の移動に対
し各選別筒(18)(19)を直列に配設させ、穀粒選
別を多段的に行い、最終の選別筒(19)から玄米を機
外に取出すように構成している。
【0009】また、図中(52)は前記ホッパー(2)
の下部供給口に設ける繰出しロール、(53)は穀粒の
供給量調節を行う穀粒流量弁、(54)は下部基端を支
軸(55)に支承させ中間に前記脱ぷロール(4)を支
持する調節リンク、(56)は前記リンク(54)の上
端に移動子(57)及び回転ネジ軸(58)を介して連
結するロール間隙調節ハンドルであり、前記ハンドル
(56)の正逆転操作によりロール(3)(4)のロー
ル間隙(c)を拡大或いは縮小させ脱ぷ率の制御を行う
ように構成している。
【0010】ところで、前記ロール(3)(4)のロー
ル間隙(c)部近傍に集音センサである集音マイク(5
9)を設けるもので、籾摺部(1)の籾摺側板(60)
に前記マイク(59)を取付けて、該マイク(59)で
キャッチしたロール(3)(4)の接触音或いは作業音
を前記側板(60)に設置する指示計(61)に表示或
いはスピーカ(62)より外部に発生させるように構成
している。
【0011】図5に示す如く、前記集音マイク(59)
は増幅器(63)及び整流器(64)を介し前記指示計
(61)に接続させると共に、前記スピーカ(62)に
増幅器(63)を介して前記マイク(59)でキャッチ
した接触音或いは作業音を前記指示計(61)にメータ
表示すると同時に前記スピーカ(62)よりその音を拡
大して発生させるもので、脱ぷ風選後の穀粒を玄米と籾
に分離する複数の選別筒(18)(19)を備え、各選
別筒(18)(19)を駆動する1本のベルト(51)
を設けると共に、駆動モータである電動モータ(33)
の駆動力を籾摺部(1)及び選別部(17)駆動用と風
選部(5)駆動用とに分割するカウンタプーリ(35)
を設け、また一定位置に軸支させる駆動用脱ぷロール
(3)とロール間隙調節移動させる従動用脱ぷロール
(4)を籾摺部(1)に備え、前記各脱ぷロール(3)
(4)間の発生音を検出する集音マイク(59)を取付
け、集音マイク(59)検出音を表示させる指針である
指示計(61)を設けている。
【0012】本実施例は上記の如く構成しており、前記
ホッパー(2)に籾を投入すると、その籾は脱ぷロール
(3)(4)によって脱ぷされると共に、流穀板(9)
を介して落下する玄米及び籾は二番樋(10)に落下し
て混合米コンベア(11)によって取出し、混合米スロ
ワ(16)によって混合米ホッパー(22)に揚上す
る。このとき、三番樋(12)に風選落下する枇は枇コ
ンベア(13)によって、また籾殻は塵埃と共に吸排塵
ファン(14)によって夫々機外に排出される。前記ホ
ッパー(22)に搬入された混合米(玄米及び籾)を混
合米供給コンベア(24)によって上部選別筒(18)
の一端内方に送給すると、図4に示す如く、一方向に連
続回転する上部選別筒(18)の内周面に接するように
混合米が撹拌され、選別筒(18)内周面の凹部孔(1
8a)に嵌入する玄米は上方に持上げられて上部玄米受
入れ樋(25)の各上面に落下すると共に、前記樋(2
5)内部の玄米を上部玄米取出コンベア(26)によっ
て送給樋(27)を介して下部選別筒(19)の一端内
方に搬入する一方、上部選別筒(18)内周面の凹部孔
(18a)に嵌入しない籾は滑落して選別筒(18)の
他端側に移動するので、その籾をホッパー(2)に籾還
元樋(28)を介して還元させて再籾摺りを行う。また
送給樋(27)を介して下部選別筒(19)に搬入した
玄米に若干の籾が混入しているので、上部選別筒(1
8)と同様に下部選別筒(19)によってさらに玄米と
籾を分離させ、下部玄米受入れ樋(29)に落下する玄
米を下部玄米取出コンベア(30)によって玄米樋(3
1)に取出し、玄米樋(31)から一番樋(6)に落下
する玄米を玄米スロワ(15)によって機外に搬出する
と共に、下部選別筒(19)内部の籾は若干の玄米を混
入した状態で選別筒(19)の他端から混合米樋(3
2)を介して二番樋(10)に落下するので、その玄米
入り籾を混合米ホッパニ(22)に還元して再選別す
る。
【0013】斯る作業中、前記ホッパー(22)内の混
合米が供給不足となり脱ぷロール(3)(4)が空運転
状態となったときには前記センサ(59)がこれを検知
して指示計(61)の表示値を零とすると共にスピーカ
(62)よりの音の発生を停止させこれを作業者に報知
するものである。
【0014】一方、前記ロール間隙(c)を基準間隙に
設定する必要が生じた場合には前記ロール(3)(4)
を予め若干離した位置より順次この間隙(c)を狭めて
いきロール(3)とロール(4)とが接触して接触音を
発する状態のとき前記センサ(59)を介し指示計(6
1)及びスピーカ(62)により作業者はロール間隙
(c)の零状態を感知するもので、この状態のとき前記
ハンドル(56)の零合せ調節を行って、この後ハンド
ル(56)の目盛操作で所定のロール間隙(c)までロ
ール(3)(4)の間隙を開いていくものである。
【0015】このように、従来ロール(3)(4)の接
触音を作業者の耳に直接聞いてロール間隙(c)の零合
せを行う手段のものに比べ、該手段のものは前記指示計
(61)のメータ表示により行うものであるから、個人
差なく一率に正確なロール間隙(c)の零合せを行うこ
とができ、この結果適正脱ぷ率が得られる基準の隙間に
ロール間隙(c)を設定する際、正確な設定が行えるも
ので、したがって効率の良い脱ぷ処理を行うことができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、脱ぷ風選後の穀粒を玄米と籾に分離する複数の選別
筒(18)(19)を備え、各選別筒(18)(19)
を駆動する1本のベルト(51)を設けると共に、駆動
モータ(33)の駆動力を籾摺部(1)及び選別部(1
7)駆動用と風選部(5)駆動用とに分割するカウンタ
プーリ(35)を設け、また一定位置に軸支させる駆動
用脱ぷロール(3)とロール間隙調節移動させる従動用
脱ぷロール(4)を籾摺部(1)に備え、前記各脱ぷロ
ール(3)(4)間の発生音を検出する集音マイク(5
9)を取付け、集音マイク(59)検出音を表示させる
指針(61)を設けたもので、前記各部(1)(5)
(17)の回転を略同一条件に保持して選別能力を安定
させることができると共に、作業開始時の脱ぷロール
(3)(4)接触音または脱ぷロール(3)(4)の籾
摺音を指針(61)の表示によって判断でき、個人差の
ない安定した脱ぷ処理の調整を容易に行うことができ、
また最上流過程である脱ぷ位置での 適正な調節により選
別胴(18)(19)の選別作業簡素化を容易に図るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体正面図。
【図2】同側面図。
【図3】同断面図。
【図4】選別部の断面図。
【図5】ブロックダイヤグラム。
【符号の説明】(1) 籾摺部 (3)(4) 脱ぷロール (5) 風選部 (17) 選別部 (18)(19) 選別筒(33) 電動モータ(駆動モータ) (35) カウンタプーリ (51) ベルト(59) 集音マイク (61) 指示計(指針)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾 崎 晴 茂 高知県南国市里改田203番地 セイレイ工 業株式会社高知工場内 (56)参考文献 特開 昭58−17876(JP,A) 特開 昭57−204242(JP,A) 実開 昭58−6776(JP,U) 特公 昭63−40138(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱ぷ風選後の穀粒を玄米と籾に分離する
    複数の選別筒(18)(19)を備え、各選別筒(1
    8)(19)を駆動する1本のベルト(51)を設ける
    と共に、駆動モータ(33)の駆動力を籾摺部(1)及
    び選別部(17)駆動用と風選部(5)駆動用とに分割
    するカウンタプーリ(35)を設け、また一定位置に軸
    支させる駆動用脱ぷロール(3)とロール間隙調節移動
    させる従動用脱ぷロール(4)を籾摺部(1)に備え、
    前記各脱ぷロール(3)(4)間の発生音を検出する集
    音マイク(59)を取付け、集音マイク(59)検出音
    を表示させる指針(61)を設けたことを特徴とする籾
    摺選別機。
JP4087923A 1992-03-11 1992-03-11 籾摺選別機 Expired - Lifetime JPH07106343B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0596244A JPH0596244A (ja) 1993-04-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS586776U (ja) * 1981-07-04 1983-01-17 セイレイ工業株式会社 回転選別籾摺機における選別促進装置を備えた選別筒
JPS5817876A (ja) * 1981-07-23 1983-02-02 セイレイ工業株式会社 混合米選別装置

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JPH0596244A (ja) 1993-04-20

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