JP3214164B2 - 脱穀機における二番処理装置 - Google Patents

脱穀機における二番処理装置

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正美 大崎
隆夫 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀機の二番処理装置
に関し、コンバインやハ−ベスタ−等に搭載して利用す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種脱穀機の二番処理装置にお
ける二番処理胴は、扱胴と共に駆動され、常にほぼ同速
度で回転駆動されている。すなはち、二番処理胴は、二
番処理室に供給される二番物の量の多少に関係なく、常
時同じ回転速度で駆動されている。
【0003】したがって、この従来型にあっては、二番
処理室内に二番処理物の量が少ないときには処理が不十
分に終わり、枝梗付着のまま選別室に排出されて再度二
番処理室に還元される不具合が発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脱穀機の二番処理装置
は、二番処理作用を確実に行って枝梗を取り除くもので
なければならず、常に、同じ性能を発揮できることが要
求される。一般には、二番処理性能は、二番処理室の二
番物の充填量に左右され、充填量が多い場合は良く処理
されるが少ないときは枝梗付着粒がそのまま未処理状態
で排出されることが多い。
【0005】本発明は、上述の課題を解決し、処理作用
を二番処理室の二番物の量に左右されることなく、常
に、良好に行うことが出来る装置を具現せんとするもの
である
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、扱胴1を内装軸架した扱室2の下方に揺
動選別装置3を装備した選別室4を設け、該選別室4の
前記揺動選別装置3の下方には一側から圧風唐箕5、一
番移送螺旋6、二番移送螺旋7の順に装備して設け、該
二番移送螺旋7の終端部分には上部を二番処理室8に開
放させた二番揚穀装置9の下部を連通させて設け、前記
二番処理室8には供給された二番物の量を検出する検出
手段10を設け、更に前記扱胴1に平行に軸架された二
番処理胴11の回転数を検出する回転センサ19を設
け、該検出手段による検出結果に基づいて二番処理胴1
1の回転速度を無段に制御する制御手段を設けたことを
特徴とする脱穀機における二番処理装置である。
【0007】
【実施例】まず、その構成について述べる。扱室2は、
一方の穀稈供給口12と、他方の藁排出口13とを扱口
14によって連通させ、この扱口14に沿わせてフィ−
ドチエン15を設けている。そして扱胴1は、外周に扱
歯16を配列して前記扱室2に回転自由に軸架してい
る。17は処理室、18は選別網を示す。
【0008】つぎに、選別室4は、前記扱室2の下方に
設け、揺動選別棚装置3を揺動可能に吊持しており、扱
室2から落下した脱穀物を揺動選別できる構成としてい
る。そして、圧風唐箕5は、揺動選別装置3の下方にお
いて選別室4の低位置で、しかも選別室4の始端側に第
1唐箕5aと第2唐箕5bとの2機から構成している。
【0009】そして、選別室4の低部には、前記圧風唐
箕5に近い側から一番移送螺旋6、二番移送螺旋7の順
に設けている。一番移送螺旋6は、脱穀後選別された一
番穀粒を集めて機外に搬出する構成としている。つぎに
二番移送螺旋7は、選別室4において落下した二番物を
集めて一側に搬送する構成とし、その終端部に二番揚穀
装置9を設けている。二番揚穀装置9は揚穀螺旋からな
り始端部を前記二番移送螺旋7の終端部に連通させ、終
端部を上部の二番処理室8に開放して連通させて構成し
ている。
【0010】そして、二番処理室8は、扱室2の始端側
の背後(扱口14の反対側)に設け二番処理胴11を軸
架させて前記二番揚穀装置9から供給された二番物を処
理して下方の揺動選別装置3上に供給できる構成として
いる。二番処理胴11は、軸端に回転センサ19を装備
して回転速度を測定してコントロ−ラ装置20に信号と
して送る構成としている。
【0011】測定装置10は、二番処理室8に装備し、
供給された二番処理物の量を検出してコントロ−ラ装置
20に送信できる回路構成としている。そして、前述の
二番処理胴11は、扱胴1の扱胴軸22から二番処理胴
軸23の変速プ−リ24に変速ベルト25を巻回し、こ
の変速ベルト25を変速モ−タ26によって作動するテ
ンションプ−リ27によって変速操作が出来る構成とし
ている。
【0012】そして、変速モ−タ26は、コントロ−ラ
装置20からの出力信号に基づいて駆動されたり停止さ
れる構成としている。したがって、二番処理胴11は、
二番処理室8内の二番処理物の供給量を検出手段10に
よって測定してコントロ−ラ装置20へ送信し、一方、
回転センサ19が二番処理胴11の回転速度をコントロ
−ラ装置20に送信して二番処理室8内における充填量
(又は二番処理物の充填率)が基準値より少ない場合に
は、回転速度を所定値まで減速して充填量を増加するよ
うに制御できる構成としている。
【0013】別実施例図4に示す実施例は、二番処理螺
旋28を二番揚穀装置9の終端部分に装着したものであ
る。すなわち、二番処理螺旋28は、上処理螺旋28a
と下処理螺旋28bとの一対からなり、二番揚穀装置9
の終端部に空隙29をおいて上下両側に一巻づつ設けて
いる。そして、処理板30は、固定されている外側の筒
に取り付け、上記空隙29部分にあって揚穀螺旋の軸方
向から見て処理螺旋28a,28bの回転範囲内に突入
した状態に構成している。
【0014】なお、31は跳ね出し用の羽根を示す。次
にその作用について説明する。まず、機体の回転各部を
駆動しながらフィ−ドチエン15の始端部分に穀稈を供
給し、穂先部分を扱室2に送りこむ。すると、穀稈は、
フィ−ドチエン15に挾持されて穀稈供給口12から扱
口14を通って穀稈排出口13に達する過程において、
回転している扱胴1によって脱穀処理される。そして、
脱穀物は、未処理物が処理室17に送り込まれて再処理
され、選別網18や排塵口(図外)を通って選別室4に
落下するものである。
【0015】このようにして選別室4に達した被選別物
は、揺動している揺動選別装置3上に達して揺動されな
がら選別され、下方に落下して選別風の中に達する。そ
して、圧風唐箕5は、第1唐箕5aによる起風が揺動選
別装置3の中央部分を吹き抜け、第2唐箕5の起風が一
番移送螺旋6や二番移送螺旋7の上方を吹き抜けて風路
中に達した被選別物を風選する。
【0016】以上のようにして、被選別物は、揺動選別
装置3の揺動作用と圧風唐箕5による選別風とによって
選別分離され、一番移送螺旋6に一番物が流入し、二番
移送螺旋7に二番物がそれぞれ流入して機体の一側に搬
送される。そして、一番物は、適宜の揚穀装置によって
機外に搬出されて貯溜され、二番物は二番揚穀装置9の
始端部に供給されて上方へ搬送を開始される。
【0017】このようにして、二番物は、二番揚穀装置
9の終端部から二番処理室8に供給され、回転を続けて
いる二番処理胴11によって脱粒処理されたのち下方の
揺動選別装置3上に落下する。さて、そこで、二番処理
作用が続いている二番処理室8は、供給された二番物が
検出手段10によって計測され、そのデ−タ−がコント
ロ−ラ装置20に送信されている。二番処理胴11は、
その回転速度が回転センサ19によって検出されてその
デ−タがコントロ−ラ装置20に送信されている。
【0018】そして、二番処理胴11は、上述のように
してコントロ−ラ装置20に送信されたデ−タにおい
て、二番処理室8に供給された二番物の量が基準値より
少量の場合にあってはコントロ−ラ装置20から変速モ
−タ26にテンションプ−リ27を低速側に作動させる
ように回転する出力信号が発せられる。したがって、二
番処理胴11は、処理室8内の二番物が基準量に満たな
いときには上述の通り出力信号が発せられると、変速モ
−タ26、テンションプ−リ27、変速ベルト25、変
速プ−リ24を介して低速に変速されて二番処理作用の
能率を落すこととなる。そのため、二番処理室8内にお
ける二番物は、順次蓄積されて増量し、充填率が高まる
こととなる。
【0019】このようにして、二番処理胴11は、二番
処理室8内の二番物の充填率が基準値に達するまで低速
回転し、検出手段10の検出結果が基準値に達すると、
コントロ−ラ装置20から変速モ−タ26に出力信号が
発せられる。すると、二番処理胴11は、変速モ−タ2
6、テンションプ−リ27、変速ベルト25、変速プ−
リ24を介して高速に変速され通常の二番処理作用を行
うこととなる。
【0020】すなわち、二番処理胴11は、二番処理室
8内の二番物の充填量が増加したことと、あわせて高速
回転になるために、処理精度が高まり枝梗付きのまま選
別室4に排出されることが少なくなるものである。
【0021】
【発明の作用効果】以上説明したように本発明は、扱胴
1を内装軸架した扱室2の下方に揺動選別装置3を装備
した選別室4を設け、該選別室4の前記揺動選別装置3
の下方には一側から圧風唐箕5、一番移送螺旋6、二番
移送螺旋7の順に装備して設け、該二番移送螺旋7の終
端部分には上部を二番処理室8に開放させた二番揚穀装
置9の下部を連通させて設け、前記二番処理室8には供
給された二番物の量を検出する検出手段10を設け、更
に前記扱胴1に平行に軸架された二番処理胴11の回転
数を検出する回転センサ19を設け、該検出手段による
検出結果に基づいて二番処理胴11の回転速度を無段に
制御する制御手段を設けたことを特徴とする脱穀機にお
ける二番処理装置としたものであるから、二番処理作用
を常に的確に行うことが出来るものである。
【0022】すなわち、本発明の構成は、上述の通り二
番処理室の二番処理物の充填量を常に所定量に保つよう
になっているから、二番処理作用が安定し、むらが少な
く、常に良好に脱粒処理ができる特徴を有するものであ
る。特にこの発明では二番物の量を二番処理室8内に設
けた検出手段10により直接検出する構成としたので、
二番還元量を的確に把握することができ、二番処理作用
を適正に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、脱穀機の側面図であ
る。
【図2】本発明の実施例であって、脱穀機の切断した正
面図である。
【図3】本発明の実施例であって、ブロック回路図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例であって、要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 扱胴 2 扱室 3 揺動選別装置 4 選別室 5 圧風唐箕 5a 第1唐箕 5b 第2唐箕 6 一番移送螺旋 7 二番移送螺旋 8 二番処理室 9 二番揚穀装置 10 検出手段 11 二番処理胴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/18 - 12/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴1を内装軸架した扱室2の下方に揺
    動選別装置3を装備した選別室4を設け、該選別室4の
    前記揺動選別装置3の下方には一側から圧風唐箕5、一
    番移送螺旋6、二番移送螺旋7の順に装備して設け、該
    二番移送螺旋7の終端部分には上部を二番処理室8に開
    放させた二番揚穀装置9の下部を連通させて設け、前記
    二番処理室8には供給された二番物の量を検出する検出
    手段10を設け、更に前記扱胴1に平行に軸架された二
    番処理胴11の回転数を検出する回転センサ19を設
    け、該検出手段による検出結果に基づいて二番処理胴1
    1の回転速度を無段に制御する制御手段を設けたことを
    特徴とする脱穀機における二番処理装置。
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