JPS621461A - 籾摺機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、籾摺機の籾供給量制御装置に関するもので
、内周面に多数のツボ穴の構成されている回転選別筒で
、籾・玄米の混合米を選別する籾摺機に実施することが
できる。

〔従来技術〕

従来の回転選別筒型の籾摺機で、回転選別筒内の穀粒量
の増減に関連して、脱ぷ部への籾供給量を増減制御する
ものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この従来の籾摺機にあっては、回転選別筒内の穀粒量を
検出する層厚検出板と脱ぷ部の籾供給調節弁とを、ロン
ドアアームなどで構成されている連動部材で連動連結さ
れているため、ガタなどにより連動誤差が生じたり、ま
た、脱ぷ部側の籾供給調節弁は板体で構成されていて一
点を中心として回動しながら調節するものであるため、
籾供給調節弁の傾斜角度が変化し、一定割合で供給量を
増減調節することが困難あり、正確な関連調節ができに
くいという問題点があった。

〔問題を解決するための手段〕

そこで、この発明は、このような問題点を解決しようと
するものであって、かかる技術的課題を解決するための
この発明の技術手段は、脱ぷ部１と混合米選別用の回転
選別筒１１とを具備する籾摺機であって、脱ぷ蔀１の籾
供給口２５に、回転により籾を供給し回転停止により籾
供給の停止をすることのできる繰り出しバルブ２６を設
け、回転選別筒１１内の穀粒量を検出する層厚検出セン
サー２４と該繰り出しバルブ２６とを、穀粒量の増加検
出時に該繰り出しバルブ２６を繰り出し量減少側へ制御
すべく電気的に関連構成したことである。

〔発明の作用効果〕

籾摺機を駆動しているモータの負荷変動などにより回転
選別筒１１の回転数が変化し、選別能率が変化して回転
選別筒１１内の穀粒量が増減すると、穀粒量の増加ある
いは減少状態は層厚検出センサ２４により検出されて電
気的制御装置へ穀粒量の増加信号あるいは減少信号が送
られて設定基準値と比較され、繰り出しバルブ２６が減
少回転側あるいは増加回転側に駆動制御され、回転選別
筒１１内の穀粒量を減少側あるいは増加側へ制御し、回
転選別ｆｆＩＪｌｌ内の穀粒量を一定状態とし１選別精
度を向上させるものである。また、脱ぷ部１への籾供給
量を調節するにあたり、従来装置の様にロンド、アーム
などの部材を介して層厚検出センサと籾供給調節弁とを
連動連結するものではなく、電気的に関連構成している
ため、連動連結の誤差が少なく正確な制御を行なうこと
ができ、また、繰り出しバルブ２６の回転数変更により
繰り出し量を制御するものであるため、板体により構成
されている籾繰り出し調節板を回動し隙間および籾繰り
出し調節板の傾斜角度により供給量を制御する従来装置
に比較して、供給量の増減調節を一定割合で変化させる
ことができ、正確な供給量調節を行なうことができるも
のである。

〔実施例〕

以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明すると、１は、脱ぷ部
で、この脱ぷ部１は、籾タンク２、一対の脱ぷロール３
・３等で構成されている。４は、摺落米風選路で、前方
の吸引ファン室５により発生する選別風によって脱ぷ部
１からの摺落米を選別し、籾殻を吸引ファン室５から排
塵筒６を経て機外へ排出し、玄米および籾の混合米は下
方の摺落米受樋７へ落下し、摺落米受樋７に落下した混
合米は混合米揚穀機８で混合米供給ホッパー９を経て供
給樋１４の始端部へ搬送されるように構成されている。

１０は、選別ケースで、該選別ケース１０内には、内周
面に多数のツボ穴の構成されている回転選別筒１１がほ
ぼ水平状態に回転できるよう供給側端部（第１図で右側
）および排出側端部（第１図で左側）が駆動ローラー１
２・１２で回転自在に支持されている。この回転選別筒
１１内には、供給ラセン１３の有る供給樋１４、仕上米
ラセン１５の有る仕上米樋１６を横架している。

この供給樋１４および仕上米樋１６を回転選別筒１１内
に配設するにあたっては、供給樋１４を第２図に示すよ
うに回転選別筒１１の下方から上方へ回転する掬い上げ
側に、又仕上米樋１６を回転選別筒１１の上方から下方
へ回転する側へ配設して１回転選別筒１１のツボ穴によ
り掬い上げられた混合米は、供給樋１４へ落下し、供給
ラセン１３で供給樋１４の終端側へ移送されるように構
成されていて、供給樋１４は混合米受樋の機能も兼てい
る。仕上米樋１６の排出側端部は、仕上米流下筒１７、
仕上米流穀板１８を介して仕上米受樋１９へ連通されて
いて、仕上米が仕上米流下筒１７および仕上米流穀板１
８から仕上米受樋１９へ落下する間に風選されて、仕上
米受樋１９へ流下した玄米は、仕上米揚穀機２０を介し
て機外に取り出されるものである。回転選別筒１１の排
出側端部下方には、籾受機２１を配設し、回転選別筒１
１で選別された籾は籾受機２１へ落下し、籾揚穀機２２
で脱ぷ部１の籾タンク２の還元籾供給口２７へ還元され
る。

２３は、回転選別筒１１の供給側の供給樋１４下方に配
設した層厚検出板で、該層厚検出板２３は軸２３ａによ
り軸支されていて、回転選別筒１１内の穀粒量の増減に
より上下回動するもので、軸２３ａの端部には、ポテン
ショメータなどの層厚検出センサ２４を取付け、この層
厚検出センサ２４の検出結果は入力インターフェイス２
８を介して、ＣＰＵ２９へ読み込まれるものである。

２６は、籾タンク２の元籾供給口２５に配設した繰り出
しバルブで、該繰り出しバルブ２６には、その外周面に
軸方向に沿った長溝を構成して、回転することにより籾
を繰り出し供給し、回転を停止することにより籾の繰り
出し供給を停止することができるように、該元籾供給口
２５に閉鎖状に構成されている。この繰り出しバルブ２
６には。

可変速モータ３３がとりつけられていて、この可変速モ
ータ３３は、ＣＰＵ２９から出力インターフェイス３４
を経て出力される出力信号で作動する駆動回路３０によ
り駆動制御されるものである。

即ち、層厚検出センサ２４からの検出データが入力イン
ターフェイス２８を介してＣＰＵ２９へ入力されると、
メモリ３５の設定基準データと比較され、層厚検出セン
サ２４が穀粒量の増加を検出している時には、可変速モ
ータ３３を減少回転させるべく関連制御し、また、層厚
検出センサ２４が穀粒量の減少を検出した時には、可変
速モータ３３を増加回転させるべく関連制御するもので
ある。

なお１図面は省略したが脱ぷロール間隙自動制御などの
種々の検出センサからのデータが、入力インターフェイ
ス２８を介してＣＰＵ２９へ入力され、種々の制御がさ
れるように構成されている。

なお、繰り出しバルブ２６を籾タンク２の下方に配設す
るにあったでは、籾タンク２の元籾供給口２５及び還元
籾供給口２７の両方の下部に跨って配置し、繰り出しバ
ルブ２６を反時計方向へ回転しく第１図で）、還元籾供
給口２７側の還元籾を優先的に繰り出すように構成して
もよい。

次に実施例の作用について説明すると、籾摺作業をする
場合には、籾タンク２へ原初を供給し。

籾摺機の回転各部を駆動する。すると籾タンク２の元籾
供給口２５から回転している繰り出しバルブ２６により
籾が繰り出され、脱ぷロール３，３へ供給される。脱ぷ
部１へ供給された籾は脱ぷ作用を受け、摺落米は下方の
拡散板３１により拡散されながら摺落米風選路４に流入
して選別され、籾殻は排塵筒６から機外へ排出される。

玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋７に落下して、混合
米揚穀機８で混合米供給ホッパー９を経て回転選別筒１
１側の供給樋１４始端側へ揚上供給され、供給樋１４内
の供給ラセン１３で回転選別筒１１の供給側端部へ供給
される。

ついで、混合米は、第２図で時計方向へ回転している回
転選別筒１１のツボ穴により掬い上げられ、玄米は仕上
米樋１６に落下し、籾及び一部の玄米の混合米は、供給
樋１４に落下して選別され、供給樋１４に落下した未選
別の混合米は、供給ラセン１３で供給樋１４の搬送終端
部から再度回転選別筒１１内へ供給され、再選別される
。

また、仕上米樋１６に落下した仕上米は、仕上米ラセン
１５で仕上米流下筒１７へ搬送され、仕上米流穀板１８
を経て仕上米受樋１９へ落下する間に圧風ファン室３２
の圧風ファンの回転により発生する選別風により選別さ
れ、仕上米揚穀機２０で機外へ取り出されるものである
。

回転選別筒１１の排出側端部へ送られた選別された籾は
、下方の籾受樋２１へ落下し、籾揚穀機２２で揚穀され
、脱ぷ部１の籾タンク２の還元籾供給口２７から脱ぷロ
ール３，３へ還元され、再度脱ぷ作用を受けるものであ
る。

上述のようにして、籾摺選別作業が行われるのであるが
、籾摺機を駆動しているモータ３６の負荷変動により回
転選別筒１１の回転数が変化し、回転選別筒１１内の穀
粒量が増減することがある。

このような場合には、穀粒量の増加あるいは減少　　−
により、層厚検出板２３は上方あるいは下方へ回動し、
層厚検出センサ２４から入力インターフェイス２８を介
してＣＰＵ２９へ穀粒量の増加信号あるいは減少信号が
送られ、メモリ３５の設定基準値と比較され、駆動回路
３０が減少側あるいは増加側へ駆動制御され、繰り出し
バルブ２６が減少回転側あるいは増加回転側に制御され
、回転選別筒１１内の穀粒量を減少側あるいは増加側へ
制御し、回転選別筒１１内の穀粒量を一定状態とし、選
別精度を向上させるものである。また、脱ぷ部１への籾
供給量を調節するにあたり、従来装置の様にロンド、ア
ームなどの部材を介して層厚検出センサと籾供給調節弁
とを連動連結するものとは異なり、電気的に関連構成し
ているため、連動連結の誤差が少なく正確な制御を行な
うことができ、また、繰り出しバルブ２６の回転数変更
により繰り出し量を制御するものであるため、板体によ
り構成されている籾繰り出し調節板を回動し、隙間およ
び籾繰り出し調節板の傾斜角度により供給量を制御する
ものに比較して、供給量の増減調節を一定割合で変化さ
せることができ、正確な供給量調節を行なうことができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、切断背面図、第３図は、斜視図、
第４図は、切断側面図、第５図は、回路＠ヤある。 符号の説明 １　脱ぷ部　　　　　２　籾タンク ３　脱ぷロール　　　４　摺落米風選路５　吸引ファン
　　　６　排塵筒 ７　摺落米受樋　　　８　混合米揚穀機９　混合米供給
ホッパー １０　　選別ケース　　１１　回転選別筒１２　駆動ロ
ーラー　１３　供給ラセン１４　供給樋　　　　１５　
仕上米ラセン１６　仕上米樋　　　２３　層厚検出板２
３ａ　　軸　　　　　２４層厚検出センサ２５　元朝供
給口（籾供給口） ２６　繰り出しバルブ ２７　還元籾供給口 ２８　人力インターフェイス ２９　　ＣＰＵ　　　　　３０　　Ｎ動回路３３　可変
速モータ ３４　出力インターフェイス

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕脱ぷ部１と混合米選別用の回転選別筒１１とを具
   備する籾摺機であって、脱ぷ部１の籾供給口２５に、回
   転により籾を供給し回転停止により籾供給の停止をする
   ことのできる繰り出しバルブ２６を設け、回転選別筒１
   １内の穀粒量を検出する層厚検出センサー２４と該繰り
   出しバルブ２６とを、穀粒量の増加検出時に該繰り出し
   バルブ２６を繰り出し量減少側へ制御すべく電気的に関
   連構成したことを特徴とする籾摺機の籾供給量制御装置
   。