JPS61238374A - 穀粒選別機の回転選別筒駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内周面に多数のツボ穴の構成されている回
転選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する籾摺機に利用
することができる。

〔従来技術〕

内周面に多数のツボ穴の構成されている回転選別筒で、
籾・玄米の混合米を選別する籾摺機がある。このタイプ
の籾摺機において、回転選別筒内に配設されている仕上
米樋の仕上米調節弁と、脱ぶ部の籾供給調節弁とを関連
調節し、籾摺作業の能率を上げる為に脱ぷ部の籾供給調
節弁の開度を広げると、仕上米樋の仕上米調節弁も受面
積を広げる側へ関連して調節されるものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来技術にあっては、籾摺選別作業の能率を
上げようとして、脱ぷ部の籾供給調節弁および仕上米樋
の仕上米調節弁を能率増大側へ調節すると、脱ぷ部へ供
給される籾の量が増加し、籾摺機の回転各部の負荷が増
大し、混合米を選別する回転選別筒の回転数が低下し、
回転選別筒での被選別穀粒の跳上げ力が低下し、選別精
度が低下するという問題点があった。

〔問題を解決するための手段〕

この発明は、籾摺選別作業の能率が増減側へ調節された
場合にも、籾・玄米の混合米を選別する回転選別筒の回
転数をほぼ一定に保持して選別精度を保持し、前述のよ
うな技術的課題を解決しようとするものであって、この
発明の技術的手段は、内周面に多数のツボ穴の構成され
ている回転選別筒１１内に、仕上米調節弁２９付の仕上
米樋１６を配置し、仕上米調節弁２９、回転選別筒１１
の回転数および脱ぷ部１の籾供給調節弁３９を関連１６
の仕上米調節弁２９を能率増加側あるいは減少側へ調節
し、籾摺機の回転各部の負荷が増減し、混合米を選別す
る回転選別筒１１の回転数が減少あるいは増加しようと
しても、脱ぷ部１の籾供給調節弁３９および仕上米樋１
６の仕上米調節弁２９と関連して回転選別筒１１の回転
数が増加側あるいは減少側へ調節される為、回転選別筒
１１の回転数をほぼ一定の状態に保持し５回転選別筒１
１での被選別穀粒跳上げ状態を一定の状態に保持へ し、選別精度を向上させることができるものである。

〔実施例〕

以下、図面に示すこの発明の実施例についで説明する。

まず、実施例の構成について説明すると、１は。

脱ぷロール３．３等で構成されている。４は、摺落米風
選路で、前方の吸引ファン室５により発生する選別風に
よって脱ぷ部１からの摺落米を選別し、籾殻を吸引ファ
ン室５から排塵筒６を経て機外へ排出し、玄米および籾
の混合米は下方の摺落米受樋７へ落下し、摺落米受樋７
に落下した混合米は混合米揚穀機８で混合米受樋も兼ね
る供給樋１４の始端部へ搬送されるように構成されてい
る。

１０は、選別ケースで、該選別ケース１０内には、内周
面に多数のツボ穴の構成されている回転選別筒１１がほ
ぼ水平状態に回転できるよう供給側端部（第１図で右側
）および排出側端部（第１図で左側）を駆動ローラー１
２．１２で回転自在に支持されている。この回転選別筒
１１内には。

供給ラセン１３を有する供給樋１４．仕上米ラセン１５
を有する仕上米樋１６を横架している。

この供給＠１４および仕上米樋１６を回転選別筒１１内
に配設するにあたっては、供給４ｉｆｉ１４を第２図に
示すように回転選別筒１１の下方がら上方へ回転するす
くい上げ側に、又仕上米樋１６を回転選別筒１１の上方
から下方へ回転する側へ配設して１回転選別筒１１のツ
ボ穴によりすくい上げられた混合米は、供給樋１４へ落
下し、供給ラセン１３で供給樋１４の終端側へ移送され
るように構成されていて、供給樋１４は混合米受樋の機
能も兼用している。仕上米樋１６の排出側部は、仕上米
流下筒１７、仕上米流穀板１８を介して仕上米受樋１９
へ連通されていて、仕上米が仕上米流下筒１７および仕
上米流穀板１８から仕上米受樋１９へ落下する間に風選
されて、仕上米受樋１９へ流下した玄米は、仕上米揚穀
機２０を介して機外に取り出されるものである。回転選
別筒１１の排出側端部には、籾汲み上げ筒体２１を連設
している。２２は、籾還元機で、該籾還元機２２は、回
転選別筒１１側の初級上げ筒体２１の汲上げ部下方位置
まで延出して、初級上げ筒体２１で、上方へ汲上げられ
た籾を、脱ぷ部１へ還元する機能を有する。

２４は、脱ぷ部１の横側部に構成されているギヤボック
ス２３から回転選別筒１１側へ延出した動力取出軸であ
る。

また、選別ケース１０の脱ぷ部１側端部からは、仕上米
ラセン１５の軸端部１５ａ、供給ラセン１３の軸端部１
３ａを、脱ぷ部１側へ延出すると共に、駆動ローラー１
２．１２の取付けられている１３ａ、２５ａ、２５ａに
それぞれプーリー２６．２６・・・を取付けて、゛。

Ｔこれらプーリー２６．２６・・・ に伝動ベルト２７を巻回している。そして、脱ぷ部１側
から延出した動力取出軸２４の軸心と、選別ケース１ｏ
側から延出した仕上米ラセン１５の軸端部１５ａの軸心
線とを一致させ、該仕上米ラセン１５の軸端部１５ａと
動力取出軸２４との間を、軸継手２８を介して連結して
いる。仕上米ラセン１５の軸端部に取付けられているプ
ーリー２６は、スプリング式の割プーリーで構成されて
いて、プーリー２６の径を拡縮自在に構成している。

２９は、仕上米樋１６の汲上側端部に軸支されている仕
上米調節弁で、仕上米調節弁２９はアーム３０、ロッド
３１、を介して、仕上米調節レバー３２に連動連結され
ていて、仕上米調節レバー３２を上下回動させることに
より、仕上米樋１６の受面積を増減調節可能に構成され
ている。第３図に示す３３は、選別ケース１０に上下自
在に支持されている回転数調節プーリーで、該回転数調
節ブーＩＪ　−３３の軸部３３ａは、引張スプリング３
４により上方へ引張ると共に、仕上米調節レバー３２に
連結されている連動ワイヤー３５の先端部を回転数調節
プーリー３３の軸部３３ａに連結し、仕上米調節レバー
３２の回動操作により、回転数調節プーリー３３を上下
動し、仕上米ラセン１５の軸端部１５ａに取付けられて
いるプーリー２６（スプリング式の割プーリ−）を拡縮
調節し、駆動ローラー２６．２６の回転数を増減調節可
能に構成している。

３６は、回転選別筒１１内の供給側端部における供給樋
１４下方に配設した層厚検出センサーで、該層厚検出セ
ンサー３６は選別ケース１ｏに軸支されている層厚検出
軸３７に固着されていて、回転選別筒１１内の被選別穀
粒の量により上下回動するものであり、この層厚検出軸
３７の脱ぷ部１側端部は、アーム、ロッド等により構成
されている連動部材３８を介して、脱ぷ部１の籾供給調
節弁３９に連動連結されていて、回転選別筒１１内の被
選別穀粒の量に関連して、脱ぷ部１側の籾供給調節弁３
９の開度を関連制御するものである。

また、仕上米調節レバー３２は、連動アーム４０を介し
て連動部材３８に連結されていて、仕上米調節レバー３
２を操作することにより、仕上未開節弁２９と脱ぷ部泗
の籾供給調節弁３９とが連結して調節されるものである
。なお、４１は、連動部材３８により取付けられている
ウェイトで、層厚検出センサー３６を下方へ回動しがち
に押圧付勢し、該層厚検出センサー３６を回転選別筒１
１内の被選別穀粒へ圧接しがちに作用するものである。

つぎに、実施例の作用について説明する。脱ぷ部１の籾
タンク２に籾を供給し、籾摺機の回転各部を駆動する。

すると籾タンク２から脱ぷ部１へ供給された籾は説ぷ作
用を受け、摺落米は下方の摺落米風選路４で選別され、
籾殻は排塵筒６から機外へ排出される。玄米及び籾の混
合米は、摺落米受樋７に落下して、混合米揚穀機８で回
転選別筒１１側の供給樋１４始端側へ揚上供給され、供
給受１１４内の供給ラセン１３で回転選別筒１１の供給
側端部へ供給される。

ついで、混合米は、第２図で時計方向へ回動している回
転選別筒１１のツボ穴によりすくいあげられ、精粒の玄
米は仕上米樋１６に落下し、籾及び一部の玄米の混合米
は、供給樋１４に落下して選別され、供給樋１４に落下
した未選別の混合米は、供給ラセン１３で供給樋１４の
搬送終端部から再度回転選別筒１１内へ供給され、再選
別される。また、仕上米４ｉ！１６に落下した仕上米は
、仕上米ラセン１５で仕上米流下筒１７へ搬送され、仕
上米流穀板１８を経て仕上米受樋１９へ落下する間に選
別風により選別され、仕上米揚穀機２０で機外へ取り出
されるものである。

回転選別筒１１の排出側端部へ送られた選別後の籾は、
隣接する初級上げ筒体２１へ入り、該初級上げ筒体２１
により汲上げられ、上方の振動する籾還元樋２２へ落下
して脱ぷ部１へ還元され、再度脱ぷ部１で脱ぷ作用を受
けるものである。

上述のようにして、籾摺選別作業が行われるのであるが
、低能率で籾摺作業をする場合には、仕上米調節レバー
３２を第３図の状態から上方へ回動すると、ロッド３１
、アーム３ｏを介して仕上米調節弁２９は上方へ回動さ
れ、仕上米樋１６の受面積を減少させると共に、連動ア
ーム４０を介して連動部材３８が作動され、脱ぷ部１の
籾供給調節弁３９は閉鎖側へ関連調節される。また、こ
のとき、仕上米調節レバー３２の回動により、連動ワイ
ヤー３５を介して回転数調節プーリー３３が下方へ引張
られ、仕上米ラセン１５の軸端部１５ａに取付けられて
いるスプリング式の割プーリ−２６は拡張し、伝動ベル
ト２７の回動速度が低下し、駆動ローラーの回転数が低
下する。

しかし、籾摺機は図面は省略したがモーター等の駆動源
で駆動されるものであり、脱ぷ部１の籾供給調節弁３９
の開度が縮小し、脱ぷ部１へ供給される籾量が減少する
と、籾摺機の回転各部の負荷が減少し、回転選別筒１１
の回転数も増加しようとする。この時、前述のように回
転選別筒１１は回転数が減少側へ関連調節されているた
め、互い相殺された状態となり、回転選別筒１１はほぼ
一定の回転数を維持した状態で、被選別穀粒の跳上げ高
さを所定の高さに維持し、高精度な選別作業を行うこと
ができるものである。

また、能率を上げた状態で籾摺作業をする場合には仕上
米調節レバー３２を第３図の状態から下方へ回動する。

すると、仕上米調節弁２９は下方へ、回動し、仕上米機
１６の受面積を増加させると共に、脱ぷ部１の籾供給調
節弁３９の開度を大きくし、脱ぷ部１への籾供給量を増
加させる。また、これと関連して、回転数調節プーリー
３３は上方へ移動して、仕上米ラセン１５の軸端部１５
ａに取付けられているスプリング式の割プーリ−２６の
間隔を減少させ、伝動ベルト２７の回転速度を増加し、
駆動ローラー１２．１２の回転数を増加させる側へ調節
される。このような状態で、籾摺選別作業を行うと、脱
ぷ部１への籾の供給量が増加することに伴い、籾摺機の
回転各部の負荷が増大し、これに関連して回転選別筒１
１の回転数も減少しようとするが、前述のように回転選
別筒１１の回転数が増加側へ調節されているため、これ
と相殺された状態となり、回転選別筒１１の回転数をほ
ぼ一定にし、回転選別筒１１での被選別穀粒の跳上げ力
をほぼ一定にし、高精度な選別作業を行うことができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、切断正面図、第３図は、一部切断
した正面図、第４図は、斜視図である。 符号の説明 １　脱ぷ部　　　　　　　２　籾タンク３　脱ぷロール
　　　　１０　選別ケース１１　回転選別筒　　　　１
２　駆動ローラー１３　供給ラセン　　　　１３ａ　軸
端部１４　供給樋　　　　　　１５　仕上米ラセン１５
ａ　軸端部　　　　　　１６　仕上米樋２４　動力取出
軸　　　　２５　駆動ローラー軸２５ａ　　軸端部　　
　　　　２６　プーリー２７　伝動ベルト　　　　２８
　軸継手２９　仕上米調節弁　　　３０　アーム３１　
ロッド ３２　仕上米調節レバー ３３　回転数調節プーリー ３３ａ　軸部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕内周面に多数のツボ穴の構成されている回転選別
   筒１１内に、仕上米調節弁２９付の仕上米樋１６を配置
   し、仕上米調節弁２９、回転選別筒１１の回転数および
   脱ぷ部１の籾供給調節弁３９を関連調節することを特徴
   とする穀粒選別機の回転数調節装置。