JPS63143984A - 回転選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、内周面に多数形成したくぼみ１…でもみと
玄米の混合米を汲み上げて選別する回転選別装置に関す
る。

（従来の技術） 選別筒の選別始端側に混合米の層厚を検出することので
きる層厚検出センサを設ける手段である。

（この発明が解決しようとする問題点）然し乍ら、選別
筒内に供給された混合米量が一定でない場合や穀粒の品
質等の条件によって選別筒内に存在する混合層の厚さが
変化することがある。そのために、その変化をキャッチ
した層厚センサの出力に関連して作動する籾の供給量調
節手段は、脱ぷ装置への籾供給量制御を頻繁に行なうの
で、脱ぶロールの負荷変動も大きい。そのために、脱ぶ
処理性能が安定せず損傷米の原因となり易い、また１選
別筒内の混合量も安定しにくいので仕上米に籾が混入し
易く選別不良の原因となる。

（問題点を解決するための手段） この発明は、このような供給量調節手段のハンチングを
防止し得る回転選別装置を提供しようとするものであっ
て、つぎのような技術的手段を講じた。

即ち、内周面に多数のくぼみ１…を有する選別筒２内の
底部に、汲み上げられて落下してきた混合米を汲み上げ
始端側に案内することのできる流下棚３を設け、該流下
棚３の下側に混合米を選別終端側に向けて強制的に移送
できる強制移送装置４を設けると共に、移送方向側にお
ける流下棚３の横側方位置に、混合米の層厚を検出可能
な層厚検出センサ５を設けてなる回転選別装置の構成と
する。

（作用） くぼみ１…で汲み上げられて選別筒２の内方に飛散した
混合米は流下棚３上に落下し、そして選別筒２の汲み上
げ始端側に案内される。

また、一部の混合米は強制移送装置４によって強制的に
選別終端側に向けて移送されるが、このとき流下４１１
３の下面によって層厚が規制されるので選別筒２内の混
合米層も平滑化する。そして。

層厚検出センサ５が平滑化した混合米の層厚を検出する
。

（効果） 流下棚３によって案内された混合米中の玄米は空のくぼ
み１…に入り易いので、このくぼみ１…によって汲み上
げられる量も増え玄米回収量の増加を図れる。また、層
厚センサ５が平滑化した混合米の層厚を検出するもので
あるから、例えば、この層厚センサの出力に関連して作
動する籾供給調節手段のハンチング動作の防止を図れる
。したがって選別筒２内の混合米量が安定するので、選
別性能および選別作業能率の向上を図れる。

また、選別筒２内に供給された混合米は１強制移送装置
４と流下棚３の下面とで選別始端部から中間部に強制的
に搬送されるので、混合層の平滑化を早く行なうことが
できる。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて具体的に説
明する。

まず、その構成について説明すると、籾摺機６は機体の
上部に脱ぶ部７と混合米選別部８とを並設し、機体の下
部に風選部９を設けて一体構成している。そして、該脱
ぷ部７は上下両端部を開口したケーシング１０とこのケ
ーシング１０内に矢印方向に回転する脱ぶロール１とを
備えている。

また、該ケーシング１０の上部には籾漏斗１２を設置し
ているとともに、脱ぷロール１１への籾供給量を調節す
ることのできる調節弁１３を矢印方向に回動可能に設け
ている。１４は籾漏斗１２とケーシング１０との間の籾
落下路を開閉するシャッタである。′ 混合米選別部８は選別ケース１５と内周面に多数のくほ
み１…を有し駆動ローラ１６を介して矢印方向に回転可
能に設けた選別筒２とを備えている。

そして、該選別筒２内の中央部には受樋１７゜１８と搬
送ラセン１９，２０とを備えた混合米供給搬送装置２１
と仕上米搬送装置２２を並設している。なお、該混合米
供給搬送装置２１は混合米室２３内に揚穀された混合米
を選別筒２の選別始端部Ａに向けて搬送するとともに、
汲み上げられて途中で落下した玄米を多く含む混合米の
一部を回収して前記混合米とともに搬送するように構成
している。また１選別始端部Ａの上方に位置する混合米
供給搬送装置２１の受４ｉｆｉ１７にはこの搬送装置２
１で送られてきた混合米を落下することのできる混合米
落下口２４を設けている。

流下棚３は側面視において中央部を選別筒２の内方に向
けて山形状に形成するとともに汲み上げられて途中で落
下してきた混合米を選別筒２の汲み上げ始端側に案内可
能に斜設して節別筒２の内面と混合米供給搬送装置２１
との間の空間部に設置しており、一端部を混合米落下「
１２４近くに他端部を選別筒２の中間に位置している。

そして。

該流下棚３の折曲部近くの下側には、選別筒２の正面視
において搬送始端部を選別始端部Ａに位置し、搬送終端
部を流下棚３の横側方に位置した強制移送装置４を設け
ており、この実施例では伝動機構を介して回転可能に設
けた移送ラセンで構成され混合米を選別始端部Ａ側から
中間部に向けて移送可能に設けている。なお、該移送ラ
センの移送終端部には適宜の高さを幅を有する拡散羽根
４ａを設けている。

層厚検出センサ５は側面視において中間部を折曲げてく
字状に形成して上端部を回動可能に枢着した回動軸２５
に取付けているとともに、選別筒２の内面と混合米供給
搬送装置２１との間の空間部に設置しており選別筒２内
に層をなした混合米との接触によって矢印方向に回動す
るべく構成している。また、該層厚検出センサ５は選別
筒２の正面視において前記混合米との接触可能な横方向
に適宜広幅の感知面５ａを有しており、強制移送装置４
の移送終端部で、かつ流下棚３の横側方に設置している
。そして、該層厚検出センサ５を挟んで流下ＩＭ３とは
反対側には、横方向に広輔の案内面を備え、汲み上げら
れて途中で落下した玄米を多く含む混合米を選別筒２の
汲み上げ始端側に案内できる中間棚２６を設けている。

なお、前記層厚検出センサ５は矢印イ方向に回動して混
合米の層厚が大きいと検出すると、調節弁１３を矢印口
方向に回動して籾量を減少し、反対に契印イ方向とは反
対側の方向に回動して混合米の層厚が小さいと検出する
と調節弁１３を矢印口方向とは反対側に回動して籾量を
増加するべく調節弁１３と適宜の手段（例えば、リング
等）を介して連動可能に構成している。２７は混合米ス
ロワ、２８は仕上米スロワ、２９は籾スロワである。

つぎに、その作用について説明すると、まず、機体の回
転各部を駆動してからシャッタ１４を開くと、籾漏斗１
２内に供給されている籾はケーシング１０内に落下して
矢印方向に回転する脱ぶロール１１でもって脱ぶ処理を
受ける。そして、風選部９内に落下した籾殻や塵芥等の
軽い異物は機外に排出されるが、重い籾と玄米の混合米
は風選別９の底部に落下して適宜の手段でもって混合米
スロワ２７に送られてからこの混合米スロワ２７によっ
て混合米室２３に揚穀される。また、この混合米は混合
米供給搬送装″７Ｉ１２１によって混合米室２３から選
別筒２の一側に向けて搬送され、そして、搬送終端の混
合米落下口２４から選別始端部Ａに落下して、矢印方向
に回転する選別筒２のくぼみ１…で汲み上げられる。そ
して、仕上米（玄米）は仕上米搬送装置２２に回収され
て脱ぷ部７側に向けて搬送され、そして、搬送終端の仕
上米通路（図示せず）を介して風選部９内に落下してこ
こで風選作用を受けてから仕上米スロワ２８でもって機
外に揚穀される。また、多量の玄米を含む混合米は、途
中で落下して混合米供給搬送装置２１で回収されて混合
米室２３を経由して送られてきた混合米とともに混合米
落下口２４側に搬送されて選別始端部Ａに落下し再び選
別作用を受ける。そして、両搬送装ｒｙ１２１，２２で
回収されなかった混合米はくぼみ１…で再度汲み上げら
れる。　このような選別作業において、選別始端部Ａに
供給された混合米は山形状の層をなすが、この層厚が所
定以上になると、流下棚３の下面と強制移送装置４によ
って強制的に選別筒２の中間部側に搬送されて平滑化さ
れる。したがって、選別始端部で、Ａ付近で層厚が異常
に大きくなったり、あるいは中間部で異常に小さくなっ
たりしないで、籾が上方に汲み上げられて仕上米に混入
して選別不良を生じることがない。また、層厚検出セン
サ５の感知面５ａは平滑された混合米の層厚を検出する
ものであるから、選別筒２内の混合米の存在量を高精度
でもって検出することができるので、この検出作用に関
連して作動する調節弁１３の動作に大きなハンチングを
生じることがない、したがって、選別筒２内に供給され
る混合米量の変動も小さいので、選別筒２の選別能率の
向上を図れる。　また、選別筒２の選別始端部Ａから中
間部において、混合米供給搬送装置２１で回収されなか
った混合米の一部は流下棚３及び中間棚２６上に落下し
て、これらの棚３，２６によって選別筒２の汲み上げ始
端側に案内されるので、混合米中の玄米がくぼみ１…に
入り易く仕上米の回収効率の向上を図れる。

そして、夫々の搬送装置２１．２２で回収されなかった
多量の籾を含む混合米は、選別筒２から排出されてから
籾スロワ２９でもって籾漏斗１２内に揚穀される。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すものであって、第１図
は籾摺機の正面図、第２図は一部切除した選別筒の正断
面図、第３図は選別筒の側断面図である。 １はくぼみ、２は選別筒、３は流下棚、４は強制移送装
置、５は層厚検出センサを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内周面に多数のくぼみ１…を有する選別筒２内の底部に
   、汲み上げられて落下してきた混合米を汲み上げ始端側
   に案内することのできる流下棚３を設け、該流下棚３の
   下側に混合米を選別終端側に向けて強制的に移送できる
   強制移送装置４を設けると共に、移送方向側における流
   下棚３の横側方位置に、混合米の層厚を検出可能な層厚
   検出センサ５を設けてなる回転選別装置。