JPH0317983Y2 - - Google Patents

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JPH0317983Y2
JPH0317983Y2 JP18663886U JP18663886U JPH0317983Y2 JP H0317983 Y2 JPH0317983 Y2 JP H0317983Y2 JP 18663886 U JP18663886 U JP 18663886U JP 18663886 U JP18663886 U JP 18663886U JP H0317983 Y2 JPH0317983 Y2 JP H0317983Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は一対の脱ロールにより脱された混
合米を、選別装置に供給し玄米と籾とに分離する
ようにした穀粒選別装置に関する。
「従来の技術」 従来選別装置で分離取出しされる仕上玄米中の
被害粒(例えば砕米や割れ米など損傷粒及び籾
類)と未熟米の量を目視により確認し適宜選別状
態の調節を行つていた。また被害粒量と未熟米量
に基づき等級価格と歩留りの両面で最も有利な等
級を選定する判断も人為的に行われていた。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし乍らこのような人為的に行われるものに
あつては誤差が大きく不安定であるばかりでな
く、供給米の変動に対する連続的なチエツクや調
整が不可能なため、選別状態の調節や等級の選定
などが正確に行われず信頼性に欠けしかも作業能
率も非常に悪いという欠点があつた。
「問題点を解決するための手段」 したがつて本考案は、分離された玄米中の被害
粒量と未熟米量とをそれぞれ検出する被害粒量セ
ンサ及び未熟米量センサと、これら各センサによ
り検出される被害粒量と未熟米量に基づき等級を
設定する等級設定器と、該等級設定器での等級に
基づき算出される許容未熟米量に対し前記未熟米
量センサによる検出未熟米量の比較を行う比較制
御要素と、未熟米の選別取出量の増減調節を行う
選別駆動制御要素とを備え、前記選別装置で取出
される未熟米量を許容の規定未熟米量に維持する
ように前記駆動制御要素を作動制御するように構
成したものである。
「作用」 而して本考案によれば、脱選別後における玄
米中の被害粒量と未熟米量の検出が前記各センサ
によつて自動的に行われて、等級価格と歩留まり
の両面で最も有利な等級の選定が行われると共
に、この等級での最大許容範囲内状態に未熟米量
を常に維持させることができて等級選定後での歩
留り向上が図れ、したがつて品質を維持させ生産
性を向上させることができるものである。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は制御回路図、第2図はの全体の断面
図であり、図中1は籾摺部、2は該籾摺部1に備
える籾投入用ホツパー、3,4は前記ホツパー2
の下方に内設する一対の脱ロール、5は前記ロ
ール3,4に対する穀粒の供給量調節を行う穀粒
供給弁、6は前記供給弁5を開閉制御する駆動制
御要素である供給量モータ、7は前記脱ロール
3,4の間隙を調節する脱調節モータである。
図中8は前記籾摺部1を上載する風選部であ
り、該風選部8を形成する機筐9と、玄米取出し
樋10及び玄米コンベア11と、前記樋10に落
下する玄米から分離した小米を機外に搬出する樋
10及び玄米コンベア11と、前記樋10に落下
する玄米から分離した小米を機外に搬出する小米
取出シユート12及び小米受入器13と、穀粒飛
散板14及び流穀板15を介して前記脱ロール
3,4下方に臨ませて摺落し米(玄米と籾)を受
取る摺落し米取出し樋16及び摺落し米コンベア
17と、前記摺落し米から分離した粃を受取る粃
取出シユート18及び粃受入器19と、前記摺落
し米から分離した籾殻を機外に放出する吸排塵フ
アン20とを備え、摺落し米から籾殻を分離する
ように構成している。
図中21は前記風選部8に上載して籾摺部1に
並設する選別装置である選別部であり、第3図に
も示す如く、一方向に連続回転させて玄米と籾を
分離する選別筒22と、前記筒22を回転自在に
夫々支持させる支承ロール23a…と、該ロール
23aの一つを介してその筒22を一方向に回転
速度調節自在に駆動する駆動制御要素である選別
回転モータ23と、選別筒22に内挿する供給樋
24および供給コンベア25と、これらに並設す
る玄米受樋26および玄米受コンベア27と、前
記選別筒22内部でこの選別終端に設ける籾掻上
げ羽根28…と、その羽根28…によつて掬上げ
た籾をホツパー2に送出するシユート29と、玄
米受コンベア27終端を玄米取出し樋10に連通
させるシユート30とを備え、玄米から籾を分離
して夫々取出すように構成している。
そして前記玄米コンベア10に下端側を連通さ
せる玄米揚上スロア31と、前記摺落し米コンベ
ア17に下端側を連通させて上端側を供給コンベ
ア25送り始端に臨ませる摺落し米揚上スロア3
2とを機筐8外側に沿わせて立設すると共に、前
記各部1,8,21を駆動する籾摺選別モータ3
3を配設する。
ところで、前記選別部21は籾摺部1及び風選
部8などを備える籾摺本機34側に傾斜可変可能
に支持させたもので、選別部21の選別機筐35
底部の略中心に固設する入力ギヤケース36を、
回動支点軸である入力軸37及び軸受38を介し
て前記本機34側の固定ブラケツト39に左右揺
動可能に支持させている。また前記機筐35底部
の一側に固設して前記ギヤケース38の出力軸4
0を案内支持する軸受部材41に、回動ピン42
を介して昇降板43を連結させると共に、前記本
機34側の固定ブラケツト44に回動ピン45を
介し可揺動に支持する駆動制御要素である傾斜調
節用ステツプモータ46の回転ネジ軸47に前記
昇降板43を結合させ、前記モータ46の正逆転
操作によつて前記軸37を中心に機筐35つまり
各選別筒22を適宜傾斜角のものに可変調節する
ように構成している。
なお、48は前記モータ46に並設させて前記
昇降板43を案内昇降する昇降ガイド、49は前
記出力軸40の先端に取付けて前記コンベア2
5,27に動力を伝達する出力プーリである。
一方、前記玄米受樋26の玄米受入側に仕上玄
米の受入量を調節する玄米仕切板50を配設し、
駆動制御要素である仕切モータ51の正逆駆動で
もつて該仕切板50の仕切位置を適宜可変させ前
記選別筒22の回転でもつて上方に持上げられる
仕上玄米のみを仕切板50を介して玄米受樋26
に取込むように構成している。
また、前記選別部21の玄米受樋26の送り終
端に開設する玄米送出路52に被害粒量及び未熟
米量センサ53,54を臨ませて、該選別部21
で分離取出される仕上玄米一定割合中の被害粒
(例えば砕米及び割れ米など損傷粒や籾)と、未
熟米のそれぞれの混入量を各センサ53,54に
より検知するように構成している。
さらに第1図の制御回路図に示す如く、各等級
での被害粒量及び未熟米量の許容範囲を手動55
或いは自動56で設定する等級設定器57を備
え、前記センサ53,54を該設定器57に入力
接続させ、これら各センサ53,54の検出値に
基づいて最適の等級を自動選定するように設けて
いる。また前記前記設定器57で選定される等級
での許容未熟米量を算出する許容未熟米量算出回
路58と、該回路58より出力される許容未熟米
量と前記センサ54の検出未熟米量との比較を行
う比較制御要素である制御回路59とを備え、許
容未熟米量に対し検出未熟米量が大或いは小のと
きドライブ回路60を介して前記供給量モータ6
を正或いは逆駆動させてその供給量を小或いは多
とさせるように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものであり、前
記選別部21で選別分離される仕上玄米中の被害
粒量と未熟米量とが前記各センサ53,54によ
つて検出され、これら検出値に対応した等級が前
記設定器57より選定されると共に、その等級で
の許容未熟米量が算出され、この許容未熟米量B
に対し検出未熟米量Aが多いとき(B<A)第4
図のフローチヤートに示す如く、前記供給量モー
タ6を介し供給弁5を閉に調節して前記選別部2
1に対する混合米の供給量を若干少量とし、また
許容未熟米量Bに対し検出未熟米量Aが少ないと
き(B>A)供給弁5を開に調節して前記選別部
21に対する混合米の供給量を若干多量として、
許容未熟米量を一定維持させる。
第5図乃至第6図は他の変形構造例を示すもの
で、該構成のものは前記供給量モータ6に換え仕
切モータ51を制御するようにしたもので、前述
同様前記制御回路59にドライブ回路61を介し
て仕切モータ51を接続させ、許容未熟米量Bに
対して検出未熟米量Aが多いとき(B<A)前記
仕切モータ51を介し玄米仕切板50を玄米方向
(第3図a矢印方向)へ若干移動調節すると共に、
許容未熟米量Bに対し検出未熟米量Aが少ないと
き(B>A)玄米仕切板50を籾方向(第3図b
矢印方向)へ若干移動調節してその検出未熟米量
Aが許容未熟米量Bに一致する状態に制御が行わ
れる。
第7図乃至第8図はさらに他の変形構造例を示
すもので、該構成のものは前記センサ53,54
の検出に基づき傾斜モータ46の制御を行うもの
で、前記制御回路59にドライブ回路62を介し
て傾斜モータ46を接続させ、許容未熟米量Bに
対し検出未熟米量Aが多いとき(B<A)前記傾
斜モータ46を介し選別部21つまり選別筒22
の角度αを小に調節して該筒22を少し緩傾斜す
ると共に、許容未熟米量Bに対し検出未熟米量A
が少ないとき(B>A)選別筒21の角度αを大
に調節して該筒22を少し急傾斜とし、その許容
未熟米量Bの一定維持を図るように制御が行われ
る。
第9図乃至第10はさらに他の変形構造例を示
すもので、該構成のものは前記センサ53,54
の検出に基づき選別回転モータ23の制御を行う
もので、前記制御回路59に変速回路63を介し
て回転モータ23を接続させ、許容未熟米量Bに
対し検出未熟米量Aが多いとき(B<A)前記回
転モータ23を介し選別筒22の回転速度を少し
増速させその回転を速くすると共に、許容未熟米
量Bに対し検出未熟米量Aが少いとき(B>A)
選別筒22の回転速度を少し減速させその回転を
遅くし、その許容未熟米量Bの一定維持を図るよ
うに制御が行われる。
このように設定された等級での許容未熟米量に
対し、選別部21で選別される仕上玄米中の未熟
米量が少ないときには増やす方向に調節が行われ
て歩留りを向上させると共に、反対に許容未熟米
量に対し未熟米量が多いときには減らす方向に調
節が行われてその品質の一定維持が図られるもの
である。
「考案の効果」 以上実施例からも明らかなように本考案は、脱
後の混合米を選別装置21に供給し玄米と籾と
に分離するようにした構造において、分離された
玄米中の被害粒量と未熟米量とをそれぞれ検出す
る被害粒量センサ53及び未熟米量センサ54
と、これら各センサ53,54により検出される
被害粒量と未熟米量に基づき等級を設定する等級
設定器57と、該等級設定器57での等級に基づ
き算出される許容未熟米量に対し前記未熟米量セ
ンサ54による検出未熟米量の比較を行う比較制
御要素59と、未熟米の選別取出量の増減調節を
行う選別駆動制御要素6,23,46,51とを
備え、前記選別装置21で取出される未熟米量を
許容の規定未熟米量に維持するように前記駆動制
御要素6,23,46,51を作動制御するもの
であるから、脱選別後の玄米中の被害粒量と未
熟米量の検出が前記センサ53,54で行われて
等級価格と歩留まりの両面で最も有利な等級の選
定が人為に頼ることなく自動的に行われると共
に、この等級の設定後にあつてはその等級での最
大許容範囲内状態に未熟米量を常に維持させるこ
とができて品質の低下防止や歩留り向上が図れ、
したがつて品質を維持させ生産性を向上させるこ
とができるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は制御回路図、第2図は全体の断面図、
第3図は部分説明図、第4図はフローチヤート、
第5図乃至第10図は他の変形構造例における説
明図である。 6,23,46,51……選別駆動制御要素、
21……選別装置、53……被害粒量センサ、5
4……未熟米量センサ、57……等級設定器、5
9……比較制御要素。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱後の混合米を選別装置に供給し玄米と籾と
    に分離するようにした構造において、分離された
    玄米中の被害粒量と未熟米量とをそれぞれ検出す
    る被害粒量センサ及び未熟米量センサと、これら
    各センサにより検出される被害粒量と未熟米量に
    基づき等級を設定する等級設定器と、該等級設定
    器での等級に基づき算出される許容未熟米量に対
    し前記未熟米量センサによる検出未熟米量の比較
    を行う比較制御要素と、未熟米の選別取出量の増
    減調節を行う選別駆動制御要素とを備え、前記選
    別装置で取出される未熟米量を許容の規定未熟米
    量に維持するように前記駆動制御要素を作動制御
    するように構成したことを特徴とする穀粒選別装
    置。
JP18663886U 1986-12-03 1986-12-03 Expired JPH0317983Y2 (ja)

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JP2505451Y2 (ja) * 1990-03-05 1996-07-31 セイレイ工業株式会社 粒選別制御装置

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