JPH07105427A - 紙幣の不正行為防止機構 - Google Patents

紙幣の不正行為防止機構

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JPH07105427A
JPH07105427A JP5271137A JP27113793A JPH07105427A JP H07105427 A JPH07105427 A JP H07105427A JP 5271137 A JP5271137 A JP 5271137A JP 27113793 A JP27113793 A JP 27113793A JP H07105427 A JPH07105427 A JP H07105427A
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JP
Japan
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paper money
bill
chips
true
leg
Prior art date
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Pending
Application number
JP5271137A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Osawa
利男 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Conlux Co Ltd filed Critical Nippon Conlux Co Ltd
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Priority to KR1019940025369A priority patent/KR100344639B1/ko
Publication of JPH07105427A publication Critical patent/JPH07105427A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙幣識別装置における真紙幣を使用した不正
行為を防止する。 【構成】 搬送通路1内に出没する引戻防止機構15の
脚片23を、搬送通路1内に配置した光センサー9に対
し、紙幣の搬送方向において同一列に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、紙幣識別装置において、
紙幣の不正行為を防止する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に紙幣識別装置において、真紙
幣に例えば紐を取り付け、この紐付きの真紙幣を紙幣の
搬送通路に挿入して、磁気抵抗センサー及び光センサー
を正常に作用させて真信号が発生したのちに、直ちに紐
を牽引して真紙幣を紙幣の挿入口に引き戻す不正行為を
防止するために、常態では紙幣の搬送通路内に突出して
紙幣の通過を阻止し、紙幣がその搬送通路に挿入したと
きに検知信号により脚片を搬送通路から没入して紙幣の
通過を許容すると共に、この状態を真信号の発生後に解
いて再び紙幣の搬送通路内に脚片を突出させる引戻防止
機構が装備してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した引
戻防止機構によってもなお不正行為を防止することがで
きないという不都合を有する。即ち引戻防止機構の脚片
の位置で真紙幣が分離できるように、真紙幣を脚片の位
置に合わせて短辺方向で複数に裁断したのち、その裁断
片同士を剥離可能に接着力の弱い接着片を用いて相互に
繋ぎ合わせて真紙幣の原形を復元し、かつ、各裁断片に
それぞれ紐を取り付けて真紙幣を不正使用する事例が存
在する。この不正行為によれば、紙幣の挿入による検知
信号により、脚片が紙幣の搬送通路から没入して紙幣の
通過を許容すると共に、紙幣の搬送過程で、諸センサー
が正常に作用して真信号を発生し、その発生後直ちに紐
により紙幣を引き戻したとき、該紙幣は脚片の位置で剥
離しながら複数の裁断片に分離された状態に引き戻さ
れ、不正行為の実行が成立するという不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本願は、上記した
従来のものの不都合を解消するために、常態で、脚片が
紙幣の搬送通路内に突出して紙幣の通過を阻止し、紙幣
の挿入時に脚片を搬送通路から没入して紙幣の通過を許
容する引戻防止機構を具備した紙幣の不正行為防止機構
において、前記脚片の少なくとも1つのに対応して、紙
幣の搬入方向の同一列に磁気検知センサーまたは/およ
び光センサーを配置したことを特徴とするものであり、
好ましくは光センサーを、透過効率を検知する光センサ
ーとするものである。
【0005】
【作用】しかして、引戻防止機構の脚片の位置に合わせ
て真紙幣をその短辺方向で裁断し、その各裁断片の縁部
に紐を取り付けると共に、各裁断片同士を弱い接着力の
接着片を用いて接着することにより相互に繋ぎ合わせて
真紙幣の原形を復元し、この状態で搬送通路に、その偽
真紙幣を挿入したとすると、繋ぎ合わせた偽真紙幣にお
ける繋ぎ部分は、磁気検知センサー乃至光センサーの位
置を通過し、その通過過程で磁気検知センサー乃至光セ
ンサーにより、磁気抵抗乃至透過光率(又は反射光率)
が検知されるが、その検知信号は、繋ぎ合わせ部分にお
いて真紙幣のそれと異なるので、偽信号が発生し、この
偽信号により偽紙幣の受容は拒否されて偽真紙幣は挿入
口に逆送される。
【0006】
【実施例】以下図面について詳述すると、図1,2は紙
幣の搬送通路内に引戻防止機構と諸センサーとを装備し
た状態の紙幣識別装置の側断面図と部分平面図であっ
て、紙幣の搬送通路1は、上部シュート2と下部シュー
ト3とによって形成されており、搬送通路1の紙幣挿入
口の幅方向の両側位置に紙幣の挿入時にONとなって図
示しないが搬送ベルトを駆動する挿入検知センサー4
L,4Rが配置されている。前記一方の挿入検知センサ
ー4Lの近傍には、識別トリガー素子5が配置されてお
り、この識別トリガー素子5のONにより図示しながモ
ータパルスが作動し、このパルスモータに同期しなが
ら、紙幣は図中右から左方向に移送される。また紙幣の
搬送方向に位置して、紙幣に印刷された磁性粉を含む磁
気印刷部分を検知する左右一対の磁気検知センサー例え
ば磁気抵抗センサー6L,6Rと、紙幣にカラー印刷さ
れた彩色印刷部分を検知する左右一対の光センサー7
L,7Rとが紙幣の搬送方向の同一列に相前後して配置
してあり、さらに搬送通路1の幅方向の中間部には、カ
ラー複写された偽紙幣の識別に有効な赤色型光センサー
(例えば赤色発光ダイオード)8と、白黒の2色複写さ
れた偽紙幣の識別に有効な赤外型光センサー(例えば赤
外発光ダイオード)9とが紙幣の搬送方向において同一
列に配設してある。図中10は紙幣を適度の圧力によっ
て磁気抵抗センサー6L,6Rに圧接する押圧部材を示
している。
【0007】しかして、挿入された紙幣は、その搬送過
程で、紙幣の同一個所が、磁気抵抗センサー6L,6R
と光センサー7L,7Rにより磁気抵抗と透過光率乃至
反射光率が検知され、従って真紙幣を複写し、かつ、真
紙幣の磁気印刷部分に磁気テープを貼着した偽紙幣を使
用した場合には、光センサー7L,7Rによる透過光率
乃至反射光率が真紙幣のそれと異なるので、真,偽紙幣
の識別が行われ、また白黒の二色複写による偽紙幣とカ
ラー複写による偽紙幣とを繋ぎ合わせて成る偽紙幣を使
用した場合には、偽紙幣の同一個所が赤色型光センサー
と赤外型光センサーとにより検知されるので、この場合
も真,偽紙幣の識別が行われる。
【0008】本願の引戻防止機構15は、上記シュート
2に設けられており、該引戻防止機構15は、前記挿入
検知センサー4L,4Rが紙幣の挿入によってONとな
ったとき作動する電磁プランジャ16と、この電磁プラ
ンジャ16の作動により、軸17を支点として垂直回動
する二又状の回動部材18と、基部19が上部シュート
2の幅方向に横架された回転軸20に軸承され、かつ、
前記基部19から直交状に突出する複数(本例では5
本)のアーム21の遊端部に、上下部シュート2,3に
設けた通孔22を貫通して搬送通路1内に突出する脚片
23をそれぞれ直角状に設けると共に、中間のアーム2
1の遊端部に前記回動部材18の遊端部に設けた係合ピ
ン24と係合する係合孔部25を一体に形成した阻止部
材26とから成り、本願はこのように構成された阻止部
材26の少なくとも一つの脚片本例では両側部位置の脚
片23aを、紙幣の搬送方向において磁気抵抗センサー
6L,6Rと同一列に配置したこと、または/および光
センサー7L,7Rを同一列に配置したことを特徴とす
るものである。実施例は磁気抵抗センサー6L,6Rを
光センサー7L,7Rよりも紙幣の挿入口側に配置させ
た場合を例示しているが、その前後の配置は実施例の場
合に限定されるものではない。また光センサー7L,7
Rとしては、透過光率を検知する光センサーが好まし
い。
【0009】しかして、紙幣を搬送通路1に挿入する
と、紙幣の挿入検知センサー4L,4RがONとなって
搬送ベルトが正方向に送行し、次いで識別トリガー素子
5のONにより、紙幣はモータパルスに同期しながら搬
送されると共に、挿入検知センサー4L,4RのONに
より電磁プランジャ16も作動し、これにより回動部材
18が図中反時計方向に回動し、係合ピン24と、係合
孔25との係合により、阻止部材26が図中時計方向に
回動して脚片23が搬送通路1より上記シュート2内に
没入する。この状態で、紙幣は支障なく搬送通路1内に
進入し、紙幣が識別トリガー素子5を通過すると、該識
別トリガー素子6はOFFとなるので、電磁プランジャ
16、回動部材18及び阻止部材26がそれぞれ復動し
て、脚片23が再び搬送通路1内に突出する。
【0010】上記において、前記脚片23は、磁気検知
センサー7L,7Rよりも手前位置にあると共に、真信
号は紙幣が少なくとも磁気検知センサー7L,7Rを通
過する以前に発生することはないので、真信号の発生後
直ちに真紙幣を紐などにより引き戻そうとしても、脚片
23が邪魔になって真紙幣の引き戻し行為は不能となる
ことは従来構成の場合と基本的に相違するところがない
が、上記において、搬送通路の幅方向に配置した脚片2
3の位置に合わせて真紙幣をその短辺方向で裁断し(本
例の場合、搬送通路1の幅方向に5個の脚片23を配置
していることにより、真紙幣をその短辺方向で6片に裁
断することになる)、その各裁断片の縁部に紐を取り付
けると共に、各裁断片同士を例えば弱い接着力の接着片
を用いて軽く接着することにより相互に繋ぎ合わせて真
紙幣の原形に復元し、この状態で搬送通路1にその偽紙
幣を挿入する不正行為が行われたとする。
【0011】すると繋ぎ合わせた偽真紙幣における繋ぎ
部分は、磁気抵抗センサー7L,7R及び光センサー8
L,8Rの位置を通過する過程で、繋ぎ合わせの状態及
び接着片の存在により、磁気抵抗センサー7L,7Rで
検知される磁気抵抗センサーまたは/および、光センサ
ーで検知される透過光率乃至反射光率が真紙幣のそれと
異なり、そのため偽信号が発生して偽真紙幣の受容を拒
否し、該偽真紙幣は搬送ベルトの逆送により紙幣挿入口
に戻されることになる。即ち裁断片を相互に繋ぎ合わせ
て作成した偽紙幣による不正行為を防止することができ
る。尚、本件実施例では、前記偽真紙幣は、偽信号によ
り紙幣挿入口に返却するようにしているが、これを紙幣
識別機内部へ取り込むようにしても良い。
【0012】
【発明の効果】以上のように本願によれば、真紙幣を、
紙幣の通過を阻止する引戻防止機構の脚片の位置に合わ
せて裁断し、その裁断片を相互に繋ぎ合わせて真紙幣に
復元し、これに紐などを取り付けて行う不正行為を確実
に防止することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣の識別装置の側断面図
【図2】一部省略した部分平面図
【符号の説明】
1 搬送通路 2 上部シュート 3 下部シュート 6L,6R 磁気抵抗センサー 7L,7R 光センサー 8 赤色型光センサー 9 赤外型光センサー 15 引戻防止機構 16 電磁プランジャ 18 回動部材 21 アーム 23 脚片 26 阻止部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常態で、脚片が紙幣の搬送通路内に突出
    して紙幣の通過を阻止し、紙幣の挿入時に脚片を搬送通
    路から没入して紙幣の通過を許容する引戻防止機構を具
    備した紙幣の不正行為防止機構において、前記脚片の少
    なくとも1のに対応して、紙幣の搬入方向の同一列に磁
    気検知センサーまたは/および光センサーを配置したこ
    とを特徴とする紙幣の不正行為防止機構。
  2. 【請求項2】 光センサーが、透過光率を検知する光セ
    ンサーから成る請求項1記載の紙幣の不正行為防止機
    構。
JP5271137A 1993-10-05 1993-10-05 紙幣の不正行為防止機構 Pending JPH07105427A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5271137A JPH07105427A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 紙幣の不正行為防止機構
KR1019940025369A KR100344639B1 (ko) 1993-10-05 1994-10-04 지폐식별장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5271137A JPH07105427A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 紙幣の不正行為防止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07105427A true JPH07105427A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17495836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5271137A Pending JPH07105427A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 紙幣の不正行為防止機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH07105427A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299190A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 紙幣引抜き不正行為防止装置、及び紙幣取扱装置
JP2010198337A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣識別装置
WO2010102555A1 (zh) * 2009-03-10 2010-09-16 广州广电运通金融电子股份有限公司 有价文件识别方法及装置
CN105741411A (zh) * 2016-01-29 2016-07-06 创斯达科技集团(中国)有限责任公司 保险柜自主封闭、防撬的防护机构

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