JP3418642B2 - 紙幣鑑別装置 - Google Patents

紙幣鑑別装置

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JP3418642B2
JP3418642B2 JP03825994A JP3825994A JP3418642B2 JP 3418642 B2 JP3418642 B2 JP 3418642B2 JP 03825994 A JP03825994 A JP 03825994A JP 3825994 A JP3825994 A JP 3825994A JP 3418642 B2 JP3418642 B2 JP 3418642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙幣鑑別装置、特に
スタッカ装置内に収容した紙幣の不正抜き取りを防止で
きる紙幣鑑別装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平4−36677号公報に
は紙幣識別機の紙幣抜取り防止装置が開示されている。
この抜取り防止装置は、紙幣の搬送通路を有するハウジ
ングと、搬送通路に突出した侵入阻止位置と搬送通路か
ら引き込められた侵入規制解除位置との間で回動可能に
ハウジングに支持された通過規制部材と、紙幣の真贋判
定の要素を検出する鑑定用検出手段と、鑑定用検出手段
と、鑑定用検出手段から送出された作動信号によって通
過規制部材を侵入阻止位置から侵入規制解除位置へ回動
させるアクチュエータとを備えている。フック形に形成
されかつ回動可能に取り付けられる通過規制部材に切欠
部を投入口側に向けて設け、この切欠部に紙幣以外の板
状道具を係合させて、それ以上の侵入を阻止することが
できる。この紙幣抜取り防止装置では真紙幣が通過しな
い限り、ストッパが紙幣通路外に回動されないので、優
れた抜取り防止効果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不正使
用者は紙幣の終端部にセロファン、セロテープ等の透明
シートを貼着して、自動販売機又は両替機の紙幣鑑別装
置に紙幣を挿入する。商品搬出後又は両替後に、透明シ
ートを引き抜くと、透明シートに貼着された紙幣を抜き
取ることができる。従来の前記紙幣抜取り防止装置で
は、このような紙幣の不正引抜きを防止することができ
なかった。
【0004】そこで、実公平4−54540号公報に示
されるように、紙葉類に貼付けたテープにより紙葉類の
不正を防止する紙葉類識別装置の不正防止装置が提案さ
れている。この不正防止装置は、紙幣通路に突出する阻
止部材をソレノイドで作動する構造を有する。紙幣の挿
入を検出する光学式検知器の出力により搬送装置を作動
させると同時に、ソレノイドを作動させて阻止部材を紙
幣通路から離間した位置に移動させる。しかしながら、
この不正防止装置は光学式検知器が物体の存在を検知す
る間ソレノイドが作動されるため、阻止部材の存在は実
際にはあまり意味がない。
【0005】また、特開平3−214386号公報に
は、紙幣投入口と紙幣搬送ベルトとの間にいたずら防止
装置を設けた紙幣識別装置が示されている。このいたず
ら防止装置は、入金通路と返金通路を2分して形成する
と共に、少なくとも入金通路形成のときは、返金通路を
塞ぎ、返金通路形成のときは入金通路を塞ぐゲートを備
えている。しかしながら、このゲートは可撓性の材料で
テープを構成すると、ゲートの切替えの際にテープがゲ
ートに沿って変形するため、このいたずら防止装置は可
撓性のテープを使用した場合には不正な紙幣の引き抜き
を阻止することができない。 そこで、この発明は透明
シートを貼着した紙幣の不正引抜きを防止できる紙幣鑑
別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】この発明による紙幣鑑別
装置は、入口(21)を有するケース(11)と、ケース(11)の
入口(21)から投入された紙幣(20)の光学的特徴又は磁気
的特徴を検出する判別センサ(43)と、ケース(11)の入口
(21)から投入された紙幣(20)を紙幣鑑別装置(10)内で移
動する搬送装置(30)と、判別センサ(43)の出力信号から
紙幣(20)の真贋を判定する判別制御回路(55)とを備えて
いる。この紙幣鑑別装置は、更に入口(21)に設けられた
光学センサ(40)と、紙幣(20)の投入前に光学センサ(40)
の出力レベルを記憶する第1のレベル記憶回路(51)と、
紙幣(20)が判別センサ(43)を通過した直後に光学センサ
(40)の出力レベルを記憶する第2のレベル記憶回路(52)
と、第1のレベル記憶回路(51)と第2のレベル記憶回路
(52)とに記憶された出力レベルを比較して、これらが非
同一レベルのときに異常検出信号を発生する比較回路(5
3)とを備えている。第1のレベル記憶回路(51)は、光学
センサ(40)が紙幣(20)の挿入を検出した時点で遅延回路
(50)を介して紙幣(20)を挿入する前の光学センサ(40)の
出力レベルを記憶する。
【0007】この発明の実施例では、比較回路(53)は、
紙幣鑑別装置(10)が紙幣(20)の真贋を判断した後に、第
1のレベル記憶回路(51)と第2のレベル記憶回路(52)と
に記憶された出力レベルを比較する。別法として、判別
制御回路(55)は、光学センサ(40)が紙幣(20)の挿入を検
出しないとき、第1のレベル記憶回路(51)に周期的にク
ロックパルスを付与して、第1のレベル記憶回路(51)は
クロックパルスを受信した時点で光学センサ(40)の出力
レベルを記憶する。
【0008】光学センサ(40)と第1のレベル記憶回路(5
1)との間に接続された遅延回路(50)と、センサレバー(4
6)を備えかつ紙幣(20)がレバーセンサを通過したことを
検出する通過センサ(45)と、比較回路(53)に接続された
警報機(60)とを紙幣鑑別装置に設けてもよい。判別制御
回路(55)は、光学センサ(40)の出力により紙幣(20)の挿
入を検出したとき、第1のレベル記憶回路(51)にタイミ
ングパルスを付与して、書き込みを指令すると共に搬送
装置(30)に駆動信号を発生し、搬送モータを駆動して紙
幣(20)を紙幣鑑別装置(10)内に移動させる。第1のレベ
ル記憶回路(51)は、遅延回路(50)で遅延した紙幣(20)を
挿入する前の光学センサ(40)の出力レベルを記憶する。
判別制御回路(55)は、紙幣(20)がセンサレバー(46)を通
過するときに発生する通過センサ(45)の出力により紙幣
(20)が真正か否か判断しかつ第2のレベル記憶回路(52)
にタイミングパルスを付与し、光学センサ(40)の出力レ
ベルを記憶させる。判別制御回路(55)は比較回路(53)に
タイミングパルスを付与し、比較回路(53)は、第1のレ
ベル記憶回路(51)及び第2のレベル記憶回路(52)に記憶
された光学センサ(40)の出力レベルを比較して、これら
が一致しないとき、警報機(60)を作動する異常検出信号
を発生する。
【0009】この発明の他の実施例では、比較回路(53)
は、遅延回路(50)を通じて紙幣(20)の投入前の光学セン
サ(40)の出力レベルと、紙幣(20)が判別センサ(43)を通
過した直後に光学センサ(40)の出力レベルとを比較し
て、これらが非同一レベルのときに異常検出信号を発生
する。比較回路(53)は、紙幣鑑別装置(10)が紙幣(20)の
真贋を判断した後に、遅延回路(50)を通じて紙幣(20)の
投入前の光学センサ(40)の出力レベルと、紙幣(20)が判
別センサ(43)を通過した直後に光学センサ(40)の出力レ
ベルとを比較する。遅延回路(50)は、光学センサ(40)と
比較回路(53)との間に接続され、比較回路(53)は、遅延
回路(50)を通じて紙幣(20)の投入前の光学センサ(40)の
出力レベルと、紙幣(20)が判別センサ(43)を通過した直
後に光学センサ(40)の出力レベルとを比較して、これら
が非同一レベルのときに異常検出信号を発生する。
【0010】
【作用】入口(21)への紙幣(20)を挿入する前後での光学
センサ(40)の出力レベルを比較することにより、紙幣(2
0)の抜き取りに使用する貼着物を検出して、紙幣(20)の
引き抜きを防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明による紙幣鑑別装置の実施例
を図1〜図3について説明する。
【0012】紙幣鑑別装置10は、入口21を有するケ
ース11と、ケース11の入口21から投入された紙幣
20の真贋を判定する判別回路22と、紙幣20を搬送
する搬送装置30とを備えている。また、ケース11は
下部プレート13と、下部プレート13に取り付けられ
た上部プレート14とを有し、下部プレート13の全部
は紙幣20を支持するトレイ部12を構成する。詳細に
は図示しないが、上部プレート14はシャフトにより下
部プレート13に回動可能に軸着され、搬送装置30に
より搬送される紙幣20にジャミングが発生したとき
に、上部プレート14は下部プレート13に対して開放
して、ジャミングした紙幣20を迅速に除去することが
できる。下部プレート13と上部プレート14との間に
は、紙幣20を搬送する通路23が形成される。
【0013】搬送装置30は、一対のプーリ15、16
と、プーリ15、16に掛けられたベルト31とを備え
ている。駆動用のプーリ16は図示しないモータにより
正転又は逆転され、プーリ15、16及びベルト31が
正転すると、紙幣20が通路23に沿って、入口21か
ら離間する方向に移動される。プーリ15、16及びベ
ルト31が逆転すると、紙幣20が通路23に沿って、
入口21に接近する方向に移動される。
【0014】下部プレート13と上部プレート14に
は、種々のセンサが設けられる。入口21に隣接して設
けられる光学センサ40は、下部プレート13に固定さ
れた赤外線光を発生する発光ダイオードと、上部プレー
ト14に固定された受光トランジスタとを備えている。
受光トランジスタは紙幣20が入口21に挿入される前
の受光出力と、紙幣20が通路23を通過した後の受光
出力を発生する。光学センサ41は下部プレート13に
固定された発光ダイオードと、上部プレート14に固定
された受光トランジスタとを備えている。この発光ダイ
オードは赤外線光又は白色光を発生し、紙幣20に印刷
された光学的パターンを検出する。磁気センサ42は紙
幣20に印刷されたインクの磁気成分を検出する。光学
センサ41と磁気センサ42は紙幣の光学的特徴又は磁
気的特徴を検出する判別センサ43として使用される。
ローラ17は紙幣20が磁気センサ42を通過するとき
に、紙幣20を磁気センサ42に押圧する作用を有す
る。
【0015】磁気センサ42の後方には、紙幣20の通
過を検出するセンサレバー46がシャフト47により上
部プレート14に回動可能に取り付けられる。紙幣20
の通過時に回動するセンサレバー46の動きは通過セン
サ45により検出される。通路23の後部には出口18
が設けられ、出口18に隣接して排出センサ44が設け
られる。排出センサ44及び通過センサ45は光学セン
サ40と同様のホトカプラである。図示しないが、出口
18の後方には、判別回路22により正規の紙幣と判定
された紙幣20を積層状態に集積するスタッカ装置又は
スタッカ装置に連絡する搬送装置が設けられる。
【0016】図2は判別回路22の詳細な回路図であ
る。判別回路22は、遅延回路50を介して光学センサ
40の出力レベルを受信する第1のレベル記憶回路51
と、第1のレベル記憶回路51とは異なるタイミングで
光学センサ40の出力レベルを受信して記憶する第2の
レベル記憶回路52と、第1のレベル記憶回路51及び
第2のレベル記憶回路52のそれぞれに記憶された光学
センサ40の出力レベルを比較し、これらの出力レベル
が一致しないときに駆動出力を発生する比較回路53
と、ワンショットマルチバイブレータを介して光学セン
サ40に接続されると共に、判別センサ43及び排出セ
ンサ44に接続され、第1のレベル記憶回路51、第2
のレベル記憶回路52及び比較回路53の動作タイミン
グを決定する駆動信号を発生する判別制御回路55とを
備えている。ワンショットマルチバイブレータ54は光
学センサ40が紙幣20の挿入を検出して発生する信号
を受信して判別制御回路55に紙幣20の挿入を知らせ
る信号を生ずる。
【0017】警報機60は比較回路53から発生する駆
動出力により作動され、搬送装置30は判別制御回路5
5の出力により駆動される。
【0018】前記の構成において、判別回路22は図3
の動作シーケンスに示すフローチャートに沿って駆動さ
れる。
【0019】ステップ70から71に進み、光学センサ
40は常時紙幣20の挿入を監視する。入口21に紙幣
20が挿入されると、光学センサ40は紙幣20により
光が遮断されるため、入力が変化するので、紙幣20の
検出出力を発生し、ステップ72に進む。光学センサ4
0の出力は遅延回路50、第2のレベル記憶回路52及
びワンショットマルチバイブレータ54に付与される。
ワンショットマルチバイブレータ54によって形成され
るパルスにより判別制御回路55が紙幣20の挿入を検
出する。このとき、判別制御回路55は第1のレベル記
憶回路51にタイミングパルスを付与して、書き込みを
指令する。これにより、第1のレベル記憶回路51は遅
延回路50で遅延した紙幣20を挿入する前の光学セン
サ40の出力レベルを記憶する(ステップ72)。次
に、判別制御回路55は搬送装置30に駆動信号を発生
し、搬送モータを正転駆動(ステップ73)して、プー
リ15、16及びベルト31を回転して、紙幣20を紙
幣鑑別装置10内に移動させる。光学センサ41と磁気
センサ42を含む判別センサ43を紙幣20が通過する
とき判別センサ43は紙幣20の光学的特徴及び磁気的
特徴を検出して、判別制御回路55に送出する(ステッ
プ74)。判別制御回路55が搬送装置30に継続的に
駆動信号を付与することにより、紙幣20は出口18に
向かって通路23に沿って移動する。紙幣20がセンサ
レバー46を通過するときに、センサレバー46はシャ
フト47を中心に図1で反時計方向に回動される。ここ
で、判別制御回路55は紙幣20が真正か否か判断する
(ステップ75)。真正な紙幣20の場合は、ステップ
76に進み、真正でない紙幣の場合は、ステップ84に
おいて、モータを逆転し、ステップ85において紙幣2
0のトレイ部12に戻されたことを光学センサ40が検
出したか否か判断する。光学センサ40が紙幣のトレイ
部12への排出を検出したとき、ステップ86に進む。
【0020】ステップ75において、判別制御回路55
が真紙幣と判断すると、判別制御回路55は搬送装置3
0に継続的に駆動信号を付与し、搬送モータを正転する
(ステップ76)。紙幣20が完全にセンサレバー46
を通過すると、センサレバー46は自重により時計方向
に回転して、初期の位置に復帰する。センサレバー46
の回動は通過センサ45により検出される。ステップ7
7において、通過センサ45が紙幣20の通過を検出す
ると、ステップ78において判別制御回路55が第2の
レベル記憶回路52にタイミングパルスを付与し、光学
センサ40の出力レベルを記憶させる。続いて、判別制
御回路55は比較回路53にタイミングパルスを付与す
るので、比較回路53は、第1のレベル記憶回路51及
び第2のレベル記憶回路52に記憶された光学センサ4
0の出力レベルを比較(ステップ79)し、これらの出
力レベルが一致するか否か判断する(ステップ80)。
センサレバー46を通過した時点で紙幣20にテープ等
の貼着物がないとき、紙幣20の入口への挿入前後で、
光学センサ40の出力は同一である。従って、比較回路
53は異常検出信号を発生しない。センサレバー46を
通過した時点で紙幣20にテープ等の貼着物があると、
光学センサ40の光は貼着物によって妨げられ、光学セ
ンサ40の光入力量が低下するから、紙幣20の入口へ
の挿入前後で、光学センサ40の出力は相違する。従っ
て、比較回路53は異常検出信号を発生する。これによ
り、ステップ82において比較回路53の異常検出信号
により警報機60が作動される。その後、ステップ83
において搬送装置30を停止して、ステップ86に進
む。
【0021】ステップ80で出力レベルが一致すると、
ステップ81に進み、紙幣20が排出されたか否かを排
出センサ44によって確認し、紙幣20が出口18から
排出されると、ステップ83に進む。
【0022】前記のように、この発明では、第1のレベ
ル記憶回路51と第2のレベル記憶回路52とに記憶さ
れた出力レベルを比較回路53で比較して、これらが非
同一レベルのときに異常検出信号を発生するので、紙幣
20に対する貼着物を検出することができ、紙幣鑑別装
置10の不正使用を防止することができる。この場合
に、光学センサ40は紙幣20の挿入を検出する作用と
紙幣20への貼着物を検出する作用とを併有する。
【0023】図4は図3の判別回路22から第1のレベ
ル記憶回路51及び第2のレベル記憶回路52を省略し
て構成した例を示し、図5は図4の判別回路22の動作
シーケンスを示すフローチャートである。
【0024】図4及び図5では、比較回路53は、遅延
回路50を通じて紙幣投入前の光学センサ40の出力レ
ベルと 紙幣20が判別センサ43を通過した直後に光
学センサ43の出力レベルとを比較して、これらが非同
一レベルのときに異常検出信号を発生する。また、比較
回路53は、紙幣鑑別装置10が紙幣20の真贋を判断
した後に、遅延回路50を通じて紙幣投入前の光学セン
サ40の出力レベルと、紙幣20が判別センサ43を通
過した直後に光学センサ40の出力レベルとを比較す
る。図5では、ステップ72において光学センサの出力
レベルを遅延回路50で受信し、図3のステップ78及
び79の代わりに、図5のステップにおいて光学センサ
40と遅延回路50からの出力レベルを比較する。
【0025】この発明の実施態様は前記の実施例に限定
されず、変更が可能である。例えば、光学センサ40を
紙幣20の挿入を検出するセンサと別に設けてもよい。
遅延回路50を省略して、判別制御回路55から第1の
レベル記憶回路51に一定時間毎にクロックパルスを付
与して、光学センサ40の出力レベルを記憶させてもよ
い。光学センサ40の出力側又は第1のレベル記憶回路
51若しくは第2のレベル記憶回路52の入力側にA/
Dコンバータを設けて、光学センサ40の出力レベルを
デジタル信号として量子化した後、光学センサ40の出
力レベルを第1のレベル記憶回路51又は第2のレベル
記憶回路52に記憶させてもよい。ワンショットマルチ
バイブレータ54を省略して、光学センサ40の出力の
変化を判別制御回路55により直接検出してもよい。
【0026】
【発明の効果】前記のように、この発明では紙幣への貼
着物の引き抜きにより紙幣鑑別装置から紙幣を不正に抜
き取ることが不可能となり、紙幣鑑別装置の不正使用を
確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による紙幣鑑別装置の断面図
【図2】 図1の紙幣鑑別装置を駆動する回路図
【図3】 図1の紙幣鑑別装置の判別制御回路の動作シ
ーケンスを示すフローチャート
【図4】 この発明による紙幣鑑別装置の他の実施例を
示す回路図
【図5】 図4の紙幣鑑別装置の判別制御回路の動作シ
ーケンスを示すフローチャート
【符号の説明】
10・・紙幣鑑別装置、11・・ケース、20・・紙
幣、21・・入口、30・・搬送装置、40・・光学セ
ンサ、43・・判別センサ、45・・通過センサ、46
・・センサレバー、50・・遅延回路、51・・第1の
レベル記憶回路、52・・第2のレベル記憶回路、53
・・比較回路、55・・判別制御回路、60・・警報
機、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−192162(JP,A) 実開 平4−36677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 - 3/00,9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口を有するケースと、ケースの入口か
    ら投入された紙幣の光学的特徴又は磁気的特徴を検出す
    る判別センサと、ケースの入口から投入された紙幣を紙
    幣鑑別装置内で移動する搬送装置と、判別センサの出力
    信号から紙幣の真贋を判定する判別制御回路とを備えた
    紙幣鑑別装置において、 入口に設けられた光学センサと、 紙幣投入前に光学センサの出力レベルを記憶する第1の
    レベル記憶回路と、 紙幣が判別センサを通過した直後に光学センサの出力レ
    ベルを記憶する第2のレベル記憶回路と、 第1のレベル記憶回路と第2のレベル記憶回路とに記憶
    された出力レベルを比較して、これらが非同一レベルの
    ときに異常検出信号を発生する比較回路とを備え、 第1のレベル記憶回路は、光学センサが紙幣の挿入を検
    出した時点で遅延回路を介して紙幣を挿入する前の光学
    センサの出力レベルを記憶することを特徴とする紙幣鑑
    別装置。
  2. 【請求項2】 比較回路は、紙幣鑑別装置が紙幣の真贋
    を判断した後に、第1のレベル記憶回路と第2のレベル
    記憶回路とに記憶された出力レベルを比較する請求項1
    に記載の紙幣鑑別装置。
  3. 【請求項3】 判別制御回路は、光学センサが紙幣の挿
    入を検出しないとき、第1のレベル記憶回路に周期的に
    クロックパルスを付与して、第1のレベル記憶回路はク
    ロックパルスを受信した時点で光学センサの出力レベル
    を記憶する請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  4. 【請求項4】 光学センサと第1のレベル記憶回路との
    間に接続された遅延回路と、センサレバーを備えかつ紙
    幣がレバーセンサを通過したことを検出する通過センサ
    と、比較回路に接続された警報機とを備え、 判別制御回路は、光学センサの出力により紙幣の挿入を
    検出したとき、第1のレベル記憶回路にタイミングパル
    スを付与して、書き込みを指令すると共に搬送装置に駆
    動信号を発生し、搬送モータを駆動して紙幣を紙幣鑑別
    装置内に移動させ、 第1のレベル記憶回路は、遅延回路で遅延した紙幣を挿
    入する前の光学センサの出力レベルを記憶し、 判別制御回路は、紙幣がセンサレバーを通過するときに
    発生する通過センサの出力により紙幣が真正か否か判断
    しかつ第2のレベル記憶回路にタイミングパルスを付与
    し、光学センサの出力レベルを記憶させ、 判別制御回路は比較回路にタイミングパルスを付与し、
    比較回路は、第1のレベル記憶回路及び第2のレベル記
    憶回路に記憶された光学センサの出力レベルを比較し
    て、これらが一致しないとき、警報機を作動する異常検
    出信号を発生する請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
  5. 【請求項5】 入口を有するケースと、ケースの入口か
    ら投入された紙幣の光学的特徴又は磁気的特徴を検出す
    る判別センサと、ケースの入口から投入された紙幣を紙
    幣鑑別装置内で移動する搬送装置と、判別センサの出力
    信号から紙幣の真贋を判定する判別制御回路とを備えた
    紙幣鑑別装置において、 入口に設けられた光学センサと、 光学センサに接続された遅延回路と、 遅延回路を通じて紙幣の投入前の光学センサの出力レベ
    ルと、紙幣が判別センサを通過した直後に光学センサの
    出力レベルとを比較して、これらが非同一レベルのとき
    に異常検出信号を発生する比較回路とを設けたことを特
    徴とする紙幣鑑別装置。
  6. 【請求項6】 紙幣鑑別装置が紙幣の真贋を判断した後
    に、比較回路が遅延回路を通じて紙幣の投入前の光学セ
    ンサの出力レベルと、紙幣が判別センサを通過した直後
    に光学センサの出力レベルとを比較する請求項5に記載
    の紙幣鑑別装置。
  7. 【請求項7】 光学センサと比較回路との間に接続され
    た遅延回路と、センサレバーを備えかつ紙幣がレバーセ
    ンサを通過したことを検出する通過センサと、比較回路
    に接続された警報機とを備え、 判別制御回路は、光学センサの出力により紙幣の挿入を
    検出したとき、搬送装置に駆動信号を発生し、搬送モー
    タを駆動して紙幣を紙幣鑑別装置内に移動させ、 判別制御回路は、紙幣がセンサレバーを通過するときに
    発生する通過センサの出力により紙幣が真正か否か判断
    し、 比較回路は、遅延回路を通じて紙幣の投入前の光学セン
    サの出力レベルと、紙幣が判別センサを通過した直後に
    光学センサの出力レベルとを比較して、これらが非同一
    レベルのときに異常検出信号を発生する請求項5に記載
    の紙幣鑑別装置。
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