JP2002367002A - 紙幣識別装置 - Google Patents
紙幣識別装置Info
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Abstract
の誤動作を防止する。 【解決手段】 紙幣識別装置の紙幣挿入口11から搬送
方向下流に向かって設けられたガイド口11aが、例え
ば太陽光など、紙幣挿入口11から入射する光に含まれ
る可視から近赤外の波長領域にある光を吸収する構成に
した。これにより、紙幣挿入口11に可視から近赤外の
波長領域にある光が入射しても、この入射光はガイド口
11aに吸収され、ガイド口11aとアンダーガイド1
1bとの間で反射を繰り返して紙幣搬送方向下流に進入
することがなく、入口反射センサー11cまで到達しな
い。したがって、入口反射センサー11cが誤認せず、
紙幣識別装置が誤動作しない。
Description
し、特に自動販売機などに搭載されて紙幣挿入口から紙
幣が挿入されたことを検知して内部に搬送する紙幣識別
装置に関する。
されると、その挿入を検知し、搬送モータで内部に搬送
して収納する紙幣識別装置を搭載している。
た外観の斜視図、図5は図4のB−B線における紙幣挿
入口の破断面図である。紙幣識別装置100は、紙幣挿
入口101と、紙幣挿入口101の背面側に配置された
紙幣識別部102と、紙幣識別部102の下方に配置さ
れた紙幣収納部103とから構成されている。さらに、
紙幣識別装置100には、図5に示すように、紙幣挿入
口101から紙幣搬送方向下流に向かってガイド口10
1aが設けられていて、このガイド口101aに対向し
てアンダーガイド101bが設けられている。さらに、
アンダーガイド101bには、紙幣搬送方向下流に入口
反射センサー101cが設けられている。
置100において、紙幣挿入口101より紙幣が挿入さ
れ、その挿入が入口反射センサー101cによって検知
されると、搬送モータが正転動作し、挿入された紙幣が
ガイド口101aおよびアンダーガイド101bにガイ
ドされて内部に取り込まれ、紙幣識別部102に搬送さ
れる。紙幣は、ここで真贋を判定され、真券と判定され
なければ、その時点で搬送モータが逆転動作してその紙
幣を紙幣挿入口101に戻す。真券と判定されると、そ
の紙幣はさらに搬送されて、紙幣収納部103に収納さ
れる。
そのガイド口101aは、ポリカーボネート(Polycarb
onate,PC)とアクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene,ABS)樹
脂とを適当な割合で配合して成る、ライトグレー色のP
C/ABSによって形成されている。
紙幣識別装置では、特定波長領域の光が紙幣挿入口から
内部に入射した場合に、その後の紙幣の受け付けが拒否
される現象が発生するという問題点があった。
幣識別装置100において、その紙幣挿入口101のガ
イド口101aを形成するライトグレー色のPC/AB
Sが、可視から近赤外の波長領域にある光を反射する特
性を有していることによる。
込んだ場合、この太陽光に含まれる可視から近赤外の波
長領域にある光は、ガイド口101aで反射する。ガイ
ド口101aで反射した反射光は、ガイド口101aに
対向して配置されているアンダーガイド101bに入射
し、ここで再び反射され、この反射光がさらにガイド口
101aに入射する。
た光は、ガイド口101aとアンダーガイド101bと
の間で反射を繰り返し、紙幣搬送方向下流へ進入してい
く。そして、この光が最終的に入口反射センサー101
cまで到達し、さらに、その光が、入口反射センサー1
01cが応答する波長領域の光であった場合には、紙幣
識別装置100は、紙幣が挿入されたと誤認し、搬送モ
ータの正転動作を開始する。
ので、例えば3秒間といった一定時間が経過しても、入
口反射センサー101c以外のセンサーが作動しない。
この場合、紙幣識別装置100は、紙幣挿入口101付
近で異常が発生したと判断し、搬送モータの逆転動作を
開始する。
識別装置100は紙幣排除待ちの状態となる。したがっ
て、紙幣識別装置100は、入口反射センサー101c
に光が当たっている間は、紙幣挿入口101に排除待ち
の紙幣があると判断するため、受け付け不可の状態が続
いてしまうことになる。
幣挿入口から入射した光によって、入口反射センサーが
誤認し、その後の紙幣の受け付けが拒否される場合があ
った。
のであり、紙幣挿入口から入った光によって誤動作しな
い紙幣識別装置を提供することを目的とする。
決するために、紙幣挿入口から紙幣が挿入されたことを
検知して内部に搬送する紙幣識別装置であって、紙幣挿
入口から紙幣搬送方向下流に向かって配置されて、可視
から近赤外の波長領域にある光を吸収し、紙幣の一方の
面側をガイドするガイド口と、ガイド口に対向して配置
されて、紙幣の他方の面側をガイドするアンダーガイド
と、アンダーガイドに設けられて、紙幣が挿入されたこ
とを検知する入口反射センサーと、を有することを特徴
とする紙幣識別装置が提供される。
口が可視から近赤外の波長領域にある光を吸収するの
で、紙幣挿入口に可視から近赤外の波長領域にある光が
入射してきてもガイド口で吸収される。これにより、紙
幣挿入口から入射した光は、ガイド口とアンダーガイド
との間で反射を繰り返して紙幣搬送方向下流に進入する
ことがなく、入口反射センサーに到達しない。したがっ
て、入口反射センサーが誤認しない。
面を参照して詳細に説明する。図2は紙幣識別装置を正
面側から見た外観の斜視図である。
紙幣挿入口11の背面側に配置された紙幣識別部12
と、紙幣識別部12の下方に配置された紙幣収納部13
とから構成されている。
紙幣挿入口11から紙幣が挿入されると、図示しない搬
送モータが正転動作し、挿入された紙幣は紙幣識別装置
10の内部に取り込まれ、まず、紙幣識別部12に搬送
される。紙幣は、ここで真贋を判定され、真券と判定さ
れなければ、その時点で搬送モータが逆転動作して紙幣
挿入口11に戻される。一方、挿入された紙幣が真券と
判定されると、その紙幣はさらに搬送され、紙幣収納部
13に収納される。
図である。ただし図1は図2のA−A線における紙幣挿
入口の破断面図を示している。紙幣識別装置10には、
紙幣挿入口11から紙幣搬送方向下流に向かってガイド
口11aが設けられていて、このガイド11aに対向し
てアンダーガイド11bが設けられている。さらに、ア
ンダーガイド11bには、紙幣挿入口11から紙幣搬送
方向下流に、入口反射センサー11cが設けられてい
る。
適当な割合で配合して成るPC/ABSによって形成さ
れている。PC/ABSとしては、艶消しグレードであ
って、黒色のものが用いられる。この黒色PC/ABS
艶消しグレードは、可視から近赤外の波長領域にある光
を吸収する特性を有している。
示す図である。入口反射センサー11cの分光感度は、
波長が約700nmから約1150nmの可視から近赤
外の波長領域にあり、この波長領域の光のエネルギーに
対しては応答する特性を有している。
識別装置10において、紙幣挿入口11に紙幣が挿入さ
れ、その紙幣が入口反射センサー11cまで到達する
と、入口反射センサー11cは、紙幣が有るときと無い
ときとでの、入口反射センサー11cが受光する光量の
変化を検出することによって紙幣の挿入を検知する。そ
して、紙幣識別装置10は、紙幣の挿入を検知すると、
搬送モータの正転動作を開始し、紙幣はその上面および
下面をそれぞれガイド口11aおよびアンダーガイド1
1bにガイドされて紙幣識別装置10の内部に搬送され
る。
口11から、例えば太陽光などに含まれるような、可視
から近赤外の波長領域にある光は、黒色PC/ABS艶
消しグレードのガイド口11aに吸収される。これによ
り、紙幣挿入口11から入射した光は、ガイド口11a
とアンダーガイド11bとの間で反射を繰り返して紙幣
搬送方向下流へ進入することがなく、入口反射センサー
11cまで到達しない。すなわち、紙幣挿入口11から
入射した光に含まれていて、図3に示した入口反射セン
サー11cが応答してしまう波長領域である約700n
mから約1150nmの波長領域にある光が、入口反射
センサー11cに受光されることがない。したがって、
紙幣挿入口11に光が入射しても、入口反射センサー1
1cは誤認せず、紙幣識別装置10が誤動作しなくな
る。
口11に、快晴時(光強度80000ルクス)に太陽光
を垂直に当てた場合であっても、搬送モータの可動は認
められなかった。また、電球(光強度40000ルク
ス)を紙幣挿入口11に近づけ、さらに、電球と紙幣挿
入口11とを接触させた場合であっても、搬送モータの
可動は認められなかった。したがって、ガイド口11a
を黒色PC/ABS艶消しグレードで形成することによ
り、紙幣挿入口11から入射した光が入口反射センサー
11cまで到達しなくなるので、入口反射センサー11
cが誤認せず、紙幣識別装置10が誤動作しなくなる。
識別装置のガイド口が、可視から近赤外の波長領域にあ
る光を吸収する構成にした。これにより、紙幣挿入口に
可視から近赤外の波長領域にある光が入射してきても、
紙幣搬送方向下流に進入することがなく、入口反射セン
サーまで到達しない。したがって、入口反射センサーが
誤認せず、紙幣識別装置が誤動作しなくなる。
ある。
る。
視図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 紙幣挿入口から紙幣が挿入されたことを
検知して内部に搬送する紙幣識別装置であって、 前記紙幣挿入口から紙幣搬送方向下流に向かって配置さ
れて、可視から近赤外の波長領域にある光を吸収し、前
記紙幣の一方の面側をガイドするガイド口と、 前記ガイド口に対向して配置されて、前記紙幣の他方の
面側をガイドするアンダーガイドと、 前記アンダーガイドに設けられて、前記紙幣が挿入され
たことを検知する入口反射センサーと、 を有することを特徴とする紙幣識別装置。 - 【請求項2】 前記ガイド口は、ポリカーボネートとア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂とから成
り、黒色の艶消しグレードであることを特徴とする請求
項1記載の紙幣識別装置。 - 【請求項3】 入口反射センサーは、略700nmない
し略1150nmの波長領域に分光感度を有することを
特徴とする請求項1記載の紙幣識別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001175578A JP4479129B2 (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 紙幣識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001175578A JP4479129B2 (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 紙幣識別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002367002A true JP2002367002A (ja) | 2002-12-20 |
JP4479129B2 JP4479129B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=19016683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001175578A Expired - Lifetime JP4479129B2 (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 紙幣識別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4479129B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007034577A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 紙幣識別装置 |
JP2009104462A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Aruze Corp | 紙葉処理装置 |
-
2001
- 2001-06-11 JP JP2001175578A patent/JP4479129B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007034577A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 紙幣識別装置 |
JP2009104462A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Aruze Corp | 紙葉処理装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4479129B2 (ja) | 2010-06-09 |
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