JPH0710467U - 内燃機関用磁石発電機の固定子 - Google Patents

内燃機関用磁石発電機の固定子

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JPH0710467U
JPH0710467U JP4428693U JP4428693U JPH0710467U JP H0710467 U JPH0710467 U JP H0710467U JP 4428693 U JP4428693 U JP 4428693U JP 4428693 U JP4428693 U JP 4428693U JP H0710467 U JPH0710467 U JP H0710467U
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雅夫 岩田
良樹 北村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 内燃機関用磁石発電機の固定子に関し、機関
の振動によるリード線の断線を防止できる他、構造が簡
単で、電気的及び機械的な耐久性に優れたものを提供す
る。 【構成】 発電コイルを巻装したボビン1と、一端部に
取付孔6を設け他端部にアース端子7を設けて、発電コ
イル内を貫通するようにボビンに設置したアース端子板
4と、ボビンに設けて発電コイルの他端を接続する出力
端子9と、同出力端子,アース端子及び取付孔付近を露
出して、ボビン孔2を残してボビン及び発電コイルを合
成樹脂の一体モール度にて覆うユニットケースと、同ユ
ニットケース内に設置し、かつ埋込樹脂に覆われた点火
制御用部品体及び点火コイルとを設けて、機関のクラン
ク軸に同期して回転するロータに対向配置するコ字状の
鉄心を、少なくとも一方のポールがボビン孔に嵌挿し、
固定ねじにてアース端子板に共締する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、内燃機関の無接点点火装置に用いられる内燃機関用磁石発電機の 固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の内燃機関用磁石発電機の固定子は、発電コイルの一端のアース 接続をするため、この発電コイルなどよりリード線を外部導出させて行っていた り、また、コ字状の鉄心にアース端子を設けて、これに発電コイルの一端を接続 するなどして行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の内燃機関用磁石発電機の固定子にあっては、前記 のようにリード線を導出させてアース接続を行う場合は、エンジンの振動を受け てリード線の基部が脆弱化し、遂には断線してしまうほか、前記アース接続用の リード線の取り回し並びに取付ねじでの共締め作業に長時間を要し、発電コイル のコ字状の鉄心よりの抜け止めを、発電コイルと鉄心を固定用バネなどを用いて 行っている場合には、組付けの部品点数が多くなったり、作業時間が嵩んでしま うという問題点があった。
【0004】 また、コ字状の鉄心にアース端子をリベット止めしたものでは、エンジンの振 動による前記リード線の断線はなくなるものの、発電コイルおよびコ字状の鉄心 として専用のものが必要になってしまうという問題点があった。
【0005】 すなわち、前記コ字状の鉄心に対向配置された、エンジンのクランクシャフト に同期して回転する磁石埋設形のロータ径の異なるエンジンには取り付けること ができず、このため、ロータ径ごとに新たにコイル体や鉄心を含む種々の金型な どを起して、専用のコイル体を設計しなければならないという問題点があった。 この考案は前述した従来技術に着目してなされたもので、エンジンの振動によ るリード線の断線を防止できるとともに、エンジンのクランクシャフトに同期し て回転する磁石などを埋設したロータの径が異なっても、同一のコイル体を使用 しながらコ字状の鉄心のみを交換するだけで対応することができ、これにより構 成の簡略化および組立作業時間の短縮化が図れ、かつ電気的な絶縁性および機械 的な耐久性を向上できる内燃機関用磁石発電機の固定子をローコストに得ること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる内燃機関用磁石発電機は、発電コイルを巻装したボビンと、 一端部に取付孔が設けられ、他端部に前記発電コイルの一端を接続するアース端 子が設けられて、前記発電コイル内を貫通するように前記ボビンに設置されたア ース端子板と、前記ボビンに設けられて前記発電コイルの他端を接続する出力端 子と、該出力端子,前記アース端子および前記取付孔付近を露出するように、ボ ビン孔を残して前記ボビンおよび発電コイルを合成樹脂の一体モールドにて覆う ユニットケースと、モールド形成された該ユニットケース内に設置され、かつ埋 込樹脂にて覆われた点火制御用部品体および点火コイルとを設けて、エンジンの クランクシャフトに同期して回転するロータに対向配置されるコ字状の鉄心が、 少なくとも一方のポールが前記ボビン孔に嵌挿され、固定ねじにて前記アース端 子板に共締されるようにしたものである。
【0007】
【作用】
この考案における内燃機関用磁石発電機の固定子は、発電コイルの一端を接続 するアース端子が、ボビンに一体的に設けられるアース端子板の一端に一体に設 けられ、かつこのアース端子板の例えば他端部を鉄心にねじ固定することで、リ ード線によるアース接続部分をなくしながら、所定のアース回路接続を行えるよ うにするとともに、エンジンによる前記リード線の断線事故の発生を回避可能に する。
【0008】 また、前記鉄心は発電コイルおよび点火コイルを一体に有するモールド形のポ ール挿入孔に対し、一方のポールを挿入固定するだけで、固定子を簡単に形成可 能にし、これにより磁石などが埋設され、かつエンジンと同期回転するロータの 径が異なるあらゆるものに対応使用可能にし、かつその構成および組立作業の簡 素化を図り、所期の電気的,機械的特性を得ながらローコスト化を図れるように する。
【0009】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の固定子を 形成する合成樹脂などからなるボビン1を示し、このボビン1において、後述の 鉄心のポールを嵌挿するためのボビン孔2を形成する筒部3の肉厚内に、アース 端子7を一体成形で設けたアース端子板4が、そのボビン1の成形時にインサー トされている。
【0010】 このアース端子板4は、図2に示すように、ボビン1のフランジ5から突出す る部位の一端に取付孔6を有し、他端には他方のフランジ8の外周に突出するア ース端子7を有する。また、このフランジ8の他の一部の外周に出力端子9が設 けられており、これらの各アース端子7および出力端子9は、前記ボビン1のモ ールド成形時に一体に設けられる。
【0011】 また、10は前述のように一体成形されたボビン1の外周に巻装された発電コ イルであり、図3に示すように、この発電コイル10の一端10aはアース端子 7に半田付けなどにより接続され、他端10bは出力端子9に半田付けなどによ り接続されている。なお、これらは必要に応じて絶縁ワニスの含浸による絶縁処 理が施される。
【0012】 図4および図5は図3に示すコイル巻装されたボビン1を合成樹脂内に埋設す るようにモールド形成したユニットケースAの斜視図および裏面斜視図で、後述 の点火制御用部品体および点火コイルを収容する凹所11が前記モールド時に形 成されている。
【0013】 また、このモールド形成時には、ボビン孔2を残すように形成されており、前 記アース端子7および出力端子9の一部と取付孔6付近のアース端子板4の一部 とが、前記ユニットケースAの外部に突出している。
【0014】 なお、前述のモールド成形は、射出成形用の金型内に発電コイル10を巻装し た前記ボビン1を収納し、前記アース端子7,出力端子9およびアース端子板4 の取付孔6付近を残して、他を合成樹脂によって全体を覆うようにしてなされる 。
【0015】 この場合において、前記凹所11は図示のような側に開口させたものを示した が、他の側に開口する構成とすることは任意である。また、この実施例の場合、 ボビン孔2を残すように形成したが、前記ボビン孔2に連通または共通するポー ル挿入孔を新たに形成する構成も任意である。
【0016】 図6は図5に示したユニットケースAの凹所11内に、点火制御のための点火 回路用電子部品を搭載したプリント基板からなる点火制御用電子部品体Dや、点 火栓ケーブル13を接続した点火コイル14を組み付けたものを示し、前記プリ ント基板上の端子とアース端子7,出力端子9および点火コイル10との間には リード線Lが半田付けなどにより接続されている。
【0017】 なお、点火制御用電子部品体Dには、ユニットケースA外に信号を導出するリ ード端子15がグロメット16を介してリード接続されているが、そのリード端 子15を用いずに直接リード線を接続して外部へ導出するようにしてもよい。
【0018】 そして、図6に示すような組立体に対して、前記凹所11内に埋込樹脂を充填 してコイル体Bが完成されている。また、このコイル体Bの前記ボビン孔2内に は、図7に示すように、鉄心17の2つのポール18,19のうち一方のポール 18が挿入され、さらに、図8に示すように、取付孔6にねじ20を通して、こ れが鉄心17の取付孔17aにねじ込まれることで、コイル体Bと鉄心17とが 一体化されて、コイル体Bのアース接続がなされ、内燃機関用磁石発電機の固定 子が形成されている。
【0019】 また、17bは鉄心17の他方のポール17bに形成された取付孔であり、こ の取付孔17bを通して、エンジン取付部にねじ21をねじ込むことで、これを コイル体Bとともにエンジンに固く固定している。なお、前記リード端子15へ は、エンジンの停止スイッチに接続されたリード線22のコネクタ23が嵌挿さ れる。
【0020】 かかる構成になる内燃機関用磁石発電機では、点火制御用電子部品体Dからの 点火信号を点火コイル14に供給することにより、エンジンの点火プラグに火花 を発生させて、このエンジンを駆動させる。
【0021】 また、このエンジンの回転に同期して回転するロータは磁石を有し、このロー タの回転によって鉄心が拾うタイミング信号に従って発電コイルにタイミング電 圧を発生させ、このタイミング電圧にもとづき、前記点火コイルへの点火信号の 出力タイミングを制御する。
【0022】 そして、この固定子構造によればコ字状の鉄心17にアース端子を設けず、ユ ニットケースAに設けたアース端子板4と鉄心17とをねじ20にて共締めする ことで、発電コイル10のアース接続が行えるとともに、相互に機械的に強固に 固定されて、コイル体Bの全体が振動に強くなり、鉄心17から脱落することを 防止する。
【0023】 また、エンジンのクランクシャフトに同期して回転するロータの径が異なる場 合でも、前記鉄心17のポール18,19の長さの適当なものを選んで、1つの ポール18を共通のコイル体Bのボビン孔2内へ嵌挿して固定するだけで、あら ゆるロータの径にも対応使用でき、種々のコイル体Bに合った金型を用意するこ となく、構成の簡素化と組立作業の容易化,ローコスト化を図ることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、発電コイルを巻装したボビンと、一端部に 取付孔が設けられ、他端部に前記発電コイルの一端を接続するアース端子が設け られて、前記発電コイル内を貫通するように前記ボビンに設置されたアース端子 板と、前記ボビンに設けられて前記発電コイルの他端を接続する出力端子と、該 出力端子,前記アース端子および前記取付孔付近を露出するように、ボビン孔を 残して前記ボビンおよび発電コイルを合成樹脂の一体モールドにて覆うユニット ケースと、モールド形成された該ユニットケース内に設置され、かつ埋込樹脂に て覆われた点火制御用部品体および点火コイルとを設けて、エンジンのクランク シャフトに同期して回転するロータに対向配置されるコ字状の鉄心が、少なくと も一方のポールが前記ボビン孔に嵌挿れ、固定ねじにて前記アース端子板に共締 されるように構成したので、エンジンの振動による従来のリード線の断線事故を なくすることができるとともに、エンジンのクランクシャフトに同期して回転す る磁石などを埋設したロータの径が異なっても、同一のコイル体を使用しながら コ字状の鉄心のみを交換するだけで対応することができ、これにより構成の簡略 化および組立作業時間の短縮化が図れ、かつ電気的な絶縁性および機械的な耐久 性を安価に向上できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による内燃機関用磁石発電
機の固定子を構成するボビンを示す斜視図である。
【図2】図1におけるアース端子板を示す斜視図であ
る。
【図3】図1におけるボビンに巻装された発電コイルを
示す斜視図である。
【図4】図3におけるボビンをモールドしたユニットケ
ースを示す斜視図である。
【図5】図4におけるユニットケースの裏面を示す斜視
図である。
【図6】点火制御用電子部品および点火コイルなどを組
み込んだユニットケースの裏面を示す斜視図である。
【図7】埋込樹脂を充填した後のユニットケースに対す
る鉄心の取付方法を示す分解斜視図である。
【図8】組上がった固定子をエンジンに組み込む状態を
示す組立斜視図である。
【符号の説明】
1 ボビン 2 ボビン孔 4 アース端子板 6 取付孔 7 アース端子 9 出力端子 10 発電コイル A ユニットケース 14 点火コイル 17 鉄心 18 ポール 20 固定ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電コイルを巻装したボビンと、一端部
    に取付孔が設けられ、他端部に前記発電コイルの一端を
    接続するアース端子が設けられて、前記発電コイル内を
    貫通するように前記ボビンに設置されたアース端子板
    と、前記ボビンに設けられて前記発電コイルの他端を接
    続する出力端子と、該出力端子,前記アース端子および
    前記取付孔付近を露出するように、ボビン孔を残して前
    記ボビンおよび発電コイルを合成樹脂の一体モールドに
    て覆うユニットケースと、モールド形成された該ユニッ
    トケース内に設置され、かつ埋込樹脂にて覆われた点火
    制御用部品体および点火コイルと、エンジンのクランク
    シャフトに同期して回転し、かつ磁石を埋設したロータ
    に対向配置されて、少なくとも一方のポールが前記ボビ
    ン孔に嵌挿され、固定ねじにて前記アース端子板に共締
    めされるコ字状の鉄心とを備えた内燃機関用磁石発電機
    の固定子。
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