JPS5821164Y2 - 内燃機関点火装置用ユニット - Google Patents

内燃機関点火装置用ユニット

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JPS5821164Y2
JPS5821164Y2 JP5261976U JP5261976U JPS5821164Y2 JP S5821164 Y2 JPS5821164 Y2 JP S5821164Y2 JP 5261976 U JP5261976 U JP 5261976U JP 5261976 U JP5261976 U JP 5261976U JP S5821164 Y2 JPS5821164 Y2 JP S5821164Y2
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JP
Japan
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case
iron core
side plate
high voltage
hole
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JP5261976U
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English (en)
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JPS52145230U (ja
Inventor
勝男 村上
清 白井
Original Assignee
国産電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機用の点火装置を構成する部品のうち少な
くとも点火コイルをケース内に収納して樹脂で注型した
内燃機関点火装置用ユニットに関するものである。
従来のこの種のユニットにおいては、第1図に示すよう
に、合成樹脂製のケース1′内に点火コイル2′を収納
し、ケース1′内に絶縁樹脂3′を注型して点火コイル
の固定と絶縁とを行なっている。
この従来のユニットでは、点火コイルの鉄心2a′をケ
ース1′の底壁に設けた穴1a’に嵌合させているが、
この穴1a′だけでは点火コイル2′を位置決めするこ
とができないため、樹脂3′の注型の際に点火コイル2
′を特別の治具を用いて位置決めする必要があって作業
が煩雑になり、また絶縁樹脂が完全に硬化した後でなけ
れば治具を外せないため作業能率が非常に悪い欠点があ
った。
更に、第1図のユニットでは、樹脂3′内に一端が埋設
された高圧コード4′により点火コイルの出力を取出し
ているが、このような構造では高圧コード4′の引出部
の機械的強度が弱く、高圧コードに引張力が作用した場
合にコード引出部付近の樹脂が変形したり亀裂が生じた
りして内部に湿気が入り易くなる欠点があった。
本考案の目的は、樹脂の注入の際に点火コイル固定用の
治具を用いる必要がなく、また高圧コードまたは高圧端
子の引出部の機械的強度を高めることができるようにし
た内燃機関点火装置用ユニットを提供することにある。
以下図示の実施例により本考案を詳細に説明する。
第2図において1は合成樹脂からなっていて一端が開口
したケースで、その開口端側の半部1aの横断面は円弧
と台形とを組合せた形状に形成され、底壁側の半部1b
の横断面は円形に形成されている。
ケース1の底壁部のほぼ中央部には点火コイル2の鉄心
を嵌合させるための角穴101が設けられ、この角穴の
周囲の底壁面内には点火コイルの端面とケースの底面と
の間にスペースを設けるための突起102が設けられて
いる。
点火コイル2は、積層鋼板からなる角柱状鉄心201に
嵌合された巻枠202に1次コイル203と2次コイル
204とを同心的に巻回して成り、鉄心201の一端は
ケース1の底壁の角穴101に嵌合されて位置決めされ
ている。
尚図中201 aは鉄心201を締付けるためのリベッ
ト、201bは鉄心を取付位置に固定する際にビスやリ
ベット等が挿入1され・る取付穴である。
ケース1の開口端の内側には側板5が嵌合される。
この側板5は切欠部501〜503とケース1の開口端
の内面に係合する3個の係合部504〜506とを有す
るほぼY字形の形状に形成され、そのほぼ中央部には点
火コイル2の鉄心201を貫通させてこの鉄心を位置決
めする位置決め穴507が設けられている。
ケース1の開口端の台形部内面に係合する側板の保合部
504には、高圧出力端子保持部としての切欠き508
が設けられ、この切欠き508に高圧出力端子6がきつ
く嵌合されている。
高圧出力端子6は、切欠き508に嵌合された際に切欠
き508の周辺部に係合する位置決め用の段部601を
備えた絶縁筒体602と、筒体602の底壁から筒体内
に突出するように設けたネジ状の端子金具603とから
なり、端子金具603は点火コイル2の2次コイル20
4の非接地側出力端子に接続されている。
高圧コード4は絶縁筒体602の開口端から筒体602
内に挿入してネジ状端子金具603に接続する。
図示してないが、点火コイル2の1次コイル203に接
続されたリード線は高圧出力端子6の側方の側板5とケ
ース1の内面との間から外部に導出される。
上記のようにケース1内に点火コイル2を挿入して側板
5を取付けた後、側板5の切欠部501〜503を通し
てケース内にエポキシの如き絶縁樹脂3を注入する。
この場合側板5が樹脂3中に埋没するように、樹脂をケ
ース1の開口端縁部まで注入しておく。
次いで樹脂を加熱硬化させ、ユニットを完成する。
尚上記の実施例では、側板5に高圧端子の保持部のみを
設け、1次コイルに接続されたリード線はモールド部か
ら直接引出すようにしたが、1次コイルにつながるリー
ド線または1次コイルに接続された低圧端子を位置決め
するための切欠き等を側板5に設けてもよい。
点火コイルから引出される高圧コードには、高圧コード
を点火栓から取外す際等に大きな引張力が作用するため
、上記の実施例のように高圧出力端子6を側板5に保持
させて高圧コードの引出部の機械的強度を高めることが
重要であるが、一般に1次コイルに接続される低圧側リ
ード線には大きな外力が作用しないので、上記実施例の
ようにモールド部から直接低圧側リード線を引出すよう
にしても実用上は何ら支障を来すことがない。
上記の実施例では、側板5に設けた切欠き508を高圧
出力端子6の保持部としたが、この保持部は高圧出力端
子6がきつく嵌合する孔であってもよい。
また高圧出力端子6を用いずに高圧コードを直接外部に
引出す場合には、高圧コードを切欠き508またはこの
切欠きに代る穴に嵌合させることにより高圧コードを側
板に保持させれば、同様に高圧コードの引出部の機械的
強度の強化を図ることができる。
側板5は、鉄心が嵌合する位置決め穴と、高圧出力端子
または高圧コードの保持部と、樹脂がケース内に流入す
るのを許容するための切欠部または穴とを有してケース
の開口端に嵌合するものであればよく、その形状には種
々の変形を考えることができる。
例えば第5図に示すように、ケース1の開口端の形状に
相応した輪郭を有する板に鉄心位置決め用角穴501と
高圧出力端子または高圧コードを保持するための切欠き
508と樹脂注入用穴509とを設けた側板5を用いる
こともできる。
上記の実施例では、ケース内に点火コイルのみを収納し
たが、点火コイルとともにコンテ゛ンサ、抵抗、サイリ
スタ、ダイオード等の点火回路構成用の電気回路部品を
ケース内に収納して樹脂でモールドする場合にも同様に
本考案を適用することができる。
第6図及び第7図はこのように電気回路部品と点火コイ
ルとの双方をケース内に収納する場合の実施例を示した
ものである。
この実施例においては、ケース1のほぼ全体が円弧と台
形とを組合せた形状の横断面を有し、ケース1の底壁の
台形部側の部分には膨出部103が設けられている。
点火コイル2の1次コイル203は鉄心201に嵌合す
る巻枠205の角形の胴部に巻回され、2次コイル20
4は鉄心201に外接する円筒状の巻枠206に巻回さ
れている。
巻枠205は小径及び大径の鍔205a及び205bと
大径の鍔205bの外周の一部から延びるL字型の突出
部205 Cとを有し、大径の鍔205bに2次コイル
204の端面が係合するようにして1次コイル203と
2次コイル204とが軸線方向に並設されている。
尚図中206は1次コイル203の外周に巻回された絶
縁紙である。
1次コイル203とケース1の内面との間にはコンテ゛
ンサ71゜抵抗72.サイリスク73等の電気回路部品
7を収納するための空間8が形成されている。
電気回路部品7は1次コイル203を取囲む環状体を構
成するように配列されて点火回路、例えばコンデンサ充
放電式の無接点点火回路を構成するように結線されてい
る。
この場合、最も大型のコンデンサ71をケース1の膨出
部103とL字型の突出部205 Cとの間の比較的広
い空間に配置すると電気回路部品を容易に収納すること
ができる。
ケース1の開口端には前記の実施例と同様の側板5が嵌
合され、この側板により鉄心201が位置決めされる。
ケース内に樹脂3を注入した後、必要に応じて鉄心20
1に閉磁路形成用のコの字型鉄心208が取付けられる
尚1次コイルの巻枠205の鍔部から突出させたL字型
の突出部205Cは、コンデンサ71と高圧出力端子6
との間の絶縁の強化を図るためのものである。
上記のように、点火コイルの1次コイルと2次コイルを
軸線方向に並べて配置して1次コイルの周囲の空間に電
気回路部品を収納するようにすると、ユニットの軸方向
寸法を縮小して小型化を図ることができる。
上記の各実施例では、側板5を樹脂3中に埋設するよう
にしたが、側板5の裏面に樹脂と結合し得るような突起
または凹部を設けた場合には、これらの突起または凹部
と樹脂との結合により側板を固定できるので、必らずし
も側板を樹脂中に埋設する必要はない。
以上のように、本考案によれば、点火コイルの鉄心をケ
ースの開口端に嵌合した側板の位置決め穴により位置決
めするようにしたので、従来のように鉄心を位置決めす
るための特別の治具を必要とせず、作業能率を向上させ
ることができる。
また側板に高圧出力端子を保持させるようにしたので、
高圧コードの引出部の機械的強度を高めることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のユニットの一例を示す縦断面図、第2図
は本考案の一実施例を示す縦断面図、第3図は第2図の
III −III線断面図、第4図及び第5図はそれぞ
れ本考案で用いる側板の異なる例を示す正面図、第6図
は本考案の他の実施例を示す縦断面図、第7図は第6図
の■−Vll線断面図である。 1・・・・・・ケース、101・・・・・・角穴(鉄心
嵌合穴)、2・・・・・・点火コイル、201・・・・
・・鉄心、3・・・・・・樹脂、4・・・・・・高圧コ
ード、5・・・・・・側板、501〜503・・・・・
・切欠部、504〜506・・・・・・係合部、507
・・・・・・位置決め穴、508・・・・・・切欠き(
高圧出力端子取付部)、509・・・・・・穴、6・・
・・・・高圧出力端子。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)少なくとも点火コイルを一端が開口したケース内
    に収納して前記点火コイルから突出する前記鉄心の一端
    を前記ケースの底部に設けた鉄心嵌合穴に嵌合させ、前
    記ケース内に絶縁樹脂を充填して戒る内燃機関点火装置
    用ユニットにおいて、前記ケースの開口端に嵌合された
    側板を具備し、前記側板は前記鉄心の他端を貫通させて
    該鉄心を位置決めする位置決め穴と前記ケース内への樹
    脂の注入を許容するための穴または切欠部と高圧出力端
    子または高圧コードを嵌合させて保持するための穴また
    は切欠部とを有していることを特徴とする内燃機関点火
    装置用ユニット。
  2. (2)前記絶縁樹脂は前記側板の外面をも覆うように充
    填されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の内燃機関点火装置用ユニット。
JP5261976U 1976-04-28 1976-04-28 内燃機関点火装置用ユニット Expired JPS5821164Y2 (ja)

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JP5261976U JPS5821164Y2 (ja) 1976-04-28 1976-04-28 内燃機関点火装置用ユニット

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JP5261976U JPS5821164Y2 (ja) 1976-04-28 1976-04-28 内燃機関点火装置用ユニット

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JPS52145230U JPS52145230U (ja) 1977-11-04
JPS5821164Y2 true JPS5821164Y2 (ja) 1983-05-04

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JPS5989518U (ja) * 1982-12-06 1984-06-18 阪神エレクトリツク株式会社 モ−ルド点火コイル
JP4624394B2 (ja) * 2007-10-11 2011-02-02 三菱電機株式会社 内燃機関用点火コイル装置

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JPS52145230U (ja) 1977-11-04

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