JPH0750861Y2 - 磁石発電機の励磁コイル - Google Patents

磁石発電機の励磁コイル

Info

Publication number
JPH0750861Y2
JPH0750861Y2 JP8416489U JP8416489U JPH0750861Y2 JP H0750861 Y2 JPH0750861 Y2 JP H0750861Y2 JP 8416489 U JP8416489 U JP 8416489U JP 8416489 U JP8416489 U JP 8416489U JP H0750861 Y2 JPH0750861 Y2 JP H0750861Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
case
bobbin
coil bobbin
convex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8416489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0326274U (ja
Inventor
文雄 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Denso Co Ltd filed Critical Toyo Denso Co Ltd
Priority to JP8416489U priority Critical patent/JPH0750861Y2/ja
Publication of JPH0326274U publication Critical patent/JPH0326274U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750861Y2 publication Critical patent/JPH0750861Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、フライホイールマグネト式による磁石発電機
における励磁コイルに関する。
従来技術 一般に、フライホイール・マグネト式による磁石発電機
は、汎用エンジンの点火装置において点火信号発生源と
して用いられているが、例えば船外機のように水などが
かかるおそれがあるところに磁石発電機が設置されるよ
うな場合、その磁石発電機における励磁コイルのコイル
部分を非磁性でかつ絶縁性をもった材料によって被覆保
護する必要があるものとなっている。
従来、励磁コイルにおけるコイル部分を被覆保護するた
め、第6図および第7図に示すように、一方の頭部11が
分離されたコア1におけるコイル巻回部13に、ボビン2
の収納スペースが形成され、かつ一方の側面が開放され
た樹脂製のケース15を、コア1の他方の頭部12が露出す
るように圧入し、そのケース15内にコイル3が巻回され
たボビン2を収納したうえで、ケース15の開放部からモ
ールド樹脂を注入して硬化させ、しかるのちにコア1に
おけるケース15の外部に露出したコイル巻装部13の先端
に一方の頭部11を横方向から圧入して取り付けるように
している。第6図中、6は樹脂成形部分を示している。
しかしこのように構成された従来の励磁コイルでは、ケ
ース15内の限られたスペース内に、ボビン2に巻回され
たコイル3を装着させるようにしているために、ケース
15のボビン2が装着される部分151,152の肉厚の分だけ
そのスペース内におけるコイル3の占積率が低下してし
まっている。
また一般に、ケース内にモールド樹脂を注入して、その
ケース内に入れられたコイル部分を絶縁被覆させる際、
硬化前の樹脂にあっては粘性が低いので、それがケース
から漏れることがないようなケース構造とする必要があ
る。
目的 本考案は以上の点を考慮してなされたもので、励磁コイ
ルにおけるコイル部分をケース内に収めて、そのケース
内に絶縁性のモールド樹脂を注入して一体成形する際、
ケース内におけるコイルの占積率を向上させるととも
に、注入された樹脂がケースから漏れることがないよう
にした磁石発電機の励磁コイルを提供するものである。
構成 以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について詳
述する。
本考案による磁石発電機の励磁コイルにあっては、第1
図ないし第3図に示すように、コア1の両端の頭部11,1
2間におけるコイル装着部13に絶縁性の樹脂材料によっ
てボビン2および閉塞板5をそれぞれモールド成形し、
そのボビン2にコイル3を巻装したうえで、そのコイル
3が巻装されたボビン2の部分を、上面が開放する非磁
性体でかつ絶縁性を有する樹脂製のケース本体4で囲
い、そのケース本体4の開放面から絶縁性のモールド樹
脂を注入して一体成形するようにしている。
第3図中、6は樹脂成形部分を示している。
その際、ボビン2の一方の鍔21がケース本体4の一側面
を塞ぐように、また閉塞板5が対向する側の側面を塞ぐ
ように、ボビン2の一方の鍔21および閉塞板5がケース
本体4にそれぞれ凹凸結合によってはめ込まれるように
なっている。
すなわち、ボビン2の一方の鍔21におけるエッジ面の周
囲にわたって凹溝7(または凸部)が、それに対応して
ケース本体4側には凸部8(または凹部)がそれぞれ形
成され、また閉塞板5におけるエッジ面の周囲にわたっ
て凹溝9(または凸部)が、それに対応してケース本体
4側には凸部10(または凹部)がそれぞれ形成されてお
り、そのケース本体4の凸部8および凸部10の部分にボ
ビン2の一方の鍔21および閉塞板5をそれぞれ上方から
差し込むようにする。
しかして、ボビン2における一方の鍔21および閉塞板5
がケース本体4の各側面にそれぞれ凹凸結合によっては
め込まれて上面が開放されたケースが形成される。
また、各凹凸結合部分にはOリングなどのシール材14が
介挿されている。
このように構成された本考案による磁石発電機の励磁コ
イルによれば、第6図に示す従来の励磁コイルと外観的
に同じ大きさで、その従来の励磁コイルにおけるケース
15のボビン2が装着される部分151,152の肉厚の分だけ
コイル3の巻回スペースを大きくとることができ、その
分コイル3の巻回数を多くとることができて高出力化を
図ることができるようになる。
また、コイル3の巻回スペースが大きなるために、コイ
ル3の巻回数を上げながらも太目のコイル素線を用いる
ことが可能になり、それによりコイル3の銅損を低減し
て出力の向上およびコイル発熱の抑制を有効に図ること
ができるようになる。
さらに本考案によれば、ボビン2における一方の鍔21お
よび閉塞板5をケース本体4の各側面にそれぞれ凹凸結
合によってはめ込んで、上面が開放されたケースを形成
する際、その凹凸結合部分にシール材14が介挿されてい
るので、ケース内に注入された粘性の低いモールド樹脂
が、その凹凸結合部分から外部に漏れるようなことがな
い。
なおその際、第4図および第5図に示すように、ボビン
2における一方の鍔21および閉塞板5をケース本体4の
各側面にそれぞれ凹凸結合によってはめ込んだだけで
は、ケース内に注入された粘性の低いモールド樹脂がそ
の凹凸結合部分から外部に漏れるのを防げないのが現状
であり、凹凸結合部分のすき間を接着剤などによって塞
ぐ必要があるものとなっている。
その点、本考案では、接着剤などを何ら用いることな
く、ケース内からのモールド樹脂の漏れを確実に防止す
ることができるものとなっている。
効果 以上、本考案による磁石発電機の励磁コイルにあって
は、コアに装着され、コイルが巻装されたボビンの一方
の鍔およびその他方の鍔側におけるコイルボビンからつ
き出たコア部分に装着された閉塞板をケース本体の各対
向する側面にそれぞれ凹凸結合によってはめ込み、かつ
その凹凸結合部分にシール材を介挿させて、上面が開放
されたケースを形成し、そのケースの開放面から絶縁性
のモールド樹脂を注入して一体成形するようにしたもの
で、ケース内におけるコイルの占積率を向上させるとと
もに、ケース内に注入されるモールド樹脂の凹凸結合部
分からの漏れを確実に防止することができるという優れ
た利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による磁石発電機の励磁コイルの一実施
例を示す分解斜視図、第2図はその組立斜視図、第3図
は同実施例による励磁コイルの正断面図、第4図および
第5図は励磁コイルの他の構成例を示す斜視図および正
断面図、第6図は従来の磁石発電機の励磁コイルを示す
正断面図、第7図はその従来の磁石発電機の励磁コイル
の分解斜視図である。 1……コア、2……ボビン、3……コイル、4……ケー
ス本体、5……閉塞板、6……樹脂成形部分、7,9……
凹溝、8,10……凸部、14……シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアに装着されたコイルボビンを一面が開
    放されたケースによって囲み、そのケースの開放面から
    絶縁性のモールド樹脂を注入して一体成形するようにし
    た磁石発電機の励磁コイルにおいて、コイルボビンの一
    方の鍔のエッジ面の周囲にわたって凹溝または凸部を形
    成し、また他方の鍔側におけるコイルボビンからつき出
    たコア部分に、エッジ面の周囲にわたって凹溝または凸
    部が形成された閉塞板を装着して、コイルボビンにおけ
    る前記一方の鍔および前記閉塞板がケース本体における
    凸部または凹溝が形成された各側面にそれぞれ凹凸結合
    によってはめ込まれて一面が開放されたケースが形成さ
    れるようにするとともに、その凹凸結合部分にシール材
    を介在させるようにしたことを特徴とする磁石発電機の
    励磁コイル。
JP8416489U 1989-07-18 1989-07-18 磁石発電機の励磁コイル Expired - Lifetime JPH0750861Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8416489U JPH0750861Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 磁石発電機の励磁コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8416489U JPH0750861Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 磁石発電機の励磁コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0326274U JPH0326274U (ja) 1991-03-18
JPH0750861Y2 true JPH0750861Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31632422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8416489U Expired - Lifetime JPH0750861Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 磁石発電機の励磁コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750861Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287620A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Ihi Aerospace Engineering Co Ltd バルブ装置
JP5629504B2 (ja) * 2010-06-23 2014-11-19 株式会社東芝 回転電機
JP6422204B2 (ja) * 2013-06-20 2018-11-14 株式会社不二工機 ステータユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0326274U (ja) 1991-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0419683B2 (ja)
KR900010221A (ko) 내연기관용 점화코일 어셈블리
JPH06112069A (ja) エンジンの点火コイル装置
JPH0750861Y2 (ja) 磁石発電機の励磁コイル
US6457229B1 (en) Ignition device for internal combustion engine
JPS60192313A (ja) コア一体モ−ルド型点火コイル
JPH0723010Y2 (ja) 磁石発電機の励磁コイル
JP3032379U (ja) 内燃機関の点火コイル
JPS5821164Y2 (ja) 内燃機関点火装置用ユニット
JPH08339928A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2595182Y2 (ja) フライホイール磁石回転子
JPH0347319Y2 (ja)
JPH0215306Y2 (ja)
JPH019140Y2 (ja)
JPH03242913A (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH0517862Y2 (ja)
JPH0727820Y2 (ja) 発電機の発電子
JPH09330830A (ja) 内燃機関の点火コイル
JPS58378Y2 (ja) 内燃機関無接点点火装置用信号発電子
JP2000216034A (ja) 内燃機関用モ―ルド点火コイル
JPS5936891Y2 (ja) フライバツクトランス
JPH029531Y2 (ja)
JPH10112413A (ja) 点火コイル
JPH0935960A (ja) 内燃機関用点火装置
JPH0514712Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term