JPH07103488A - 調理装置 - Google Patents

調理装置

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JPH07103488A
JPH07103488A JP24903693A JP24903693A JPH07103488A JP H07103488 A JPH07103488 A JP H07103488A JP 24903693 A JP24903693 A JP 24903693A JP 24903693 A JP24903693 A JP 24903693A JP H07103488 A JPH07103488 A JP H07103488A
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JP
Japan
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food
heating
temperature
comparison
logical
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Pending
Application number
JP24903693A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Shimada
拓生 嶋田
Shunichi Nagamoto
俊一 長本
Hirohisa Imai
博久 今井
Masahiro Nitta
昌弘 新田
Hideki Terasawa
秀樹 寺沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP24903693A priority Critical patent/JPH07103488A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は表面温度を測定する調理装置に関
し、食品の種類や形状、個数、置きかたなどに左右され
ることなく食品の表面温度を測定し、出来映えにバラツ
キのない自動調理ができることを目的としている。 【構成】 表面温度検出手段8が検出する食品2の複数
の表面温度から加熱具合を把握し、制御手段9によって
食品2への加熱を完了させる。制御手段9により食品2
への過不足のない加熱がなされ、加熱完了時点での食品
2の出来映えにバラツキがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品を加熱調理する調理
装置に関し、特に食品温度を適切に測定し加熱完了を測
定する自動調理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の調理装置例えば電子レンジ
は、実開昭58−158202号公報に記載されてい
る。図22で示すように、調理室1内に食品2や皿3を
載せるための調理台4があり、さらにこの食品2を調理
する加熱手段5、非接触で調理台4上に載せられた食品
2の温度を検出する表面温度検出手段6、この表面温度
検出手段6の出力が所定値に達した場合、加熱手段5に
よる食品2への加熱を停止する制御手段7とを備えてい
る。
【0003】調理台4は食品2の加熱ムラを低減するた
め、加熱手段5によって食品2を電波加熱する場合常時
食品2を回転させる(例えば10秒間で1周させる)タ
ーンテーブルである。
【0004】加熱手段5は、マグネトロンからなり所定
のパワー出力で食品2をマイクロ波加熱する。
【0005】表面温度検出手段6は広い視野を持った1
素子のサーモパイル型または焦電型の赤外線センサで構
成され、調理室1の天井面に固定され、開口窓を介して
調理台4の中央付近に置かれた食品2から放射される熱
エネルギーを非接触で検出し温度に換算する。
【0006】制御手段7は、表面温度検出手段6から出
力される食品2の表面温度を常時監視しておき、この温
度が所定温度に達した場合加熱を停止させることで自動
調理を実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、表面温度検出手段は赤外線センサの視野に
入っている調理台の中央付近に置かれた食品の平均的な
表面温度しか測定できないので、赤外線センサの測温領
域(以後「視野」と称す)に対し食品の形状が小さい場
合や食品が調理台の端の方に置かれた場合、食品以外の
皿や容器、調理台が視野に入るため食品の温度を正確に
検出できない。また調理台3が回転することで、全体の
視野のうち食品の占める比率が時々刻々と変化し食品の
温度を正確に検出できない。また全体の視野が食品だけ
で占められていても、その食品の各部分の温度がどうな
っているかわからない。したがって、加熱をいつ完了し
てよいかわからなかった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、食品
の種類や形状、個数、置きかたなどに左右されることな
く食品そのものの表面温度を測定することによって、加
熱完了の時期を適切に判断し、出来映えにバラツキのな
い自動調理ができる調理装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の調理装置は下記構成とした。すなわち、食品
を加熱する加熱手段と、食品の複数の表面温度を非接触
で検出する表面温度検出手段と、加熱手段による食品の
加熱に伴い表面温度検出手段で検出される食品の複数の
表面温度に応じて加熱を完了させる制御手段とを備えた
ものである。
【0010】また制御手段は、加熱手段による食品の加
熱に伴い表面温度検出手段で検出される食品の複数の表
面温度のうち所定順位にくる代表温度を抽出する代表温
度抽出手段と、この代表温度抽出手段で抽出した代表温
度と所定値との大小比較をする温度比較手段とを有し、
この温度比較手段の比較結果に応じて加熱を完了するも
のである。
【0011】また制御手段は、複数の代表温度抽出手段
と、複数の温度比較手段と、複数の温度比較手段の比較
結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論理演
算手段とを有し、この論理演算手段の演算結果に応じて
加熱を完了するものである。
【0012】また制御手段は、加熱手段による食品の加
熱に伴い表面温度検出手段で検出される食品の複数の表
面温度のうち所定順位にくる代表温度を抽出する代表温
度抽出手段と、この代表温度抽出手段で抽出した代表温
度の時間変化率を演算する微分手段と、この微分手段の
演算結果と所定値との大小比較をする変化率比較手段と
を有し、この変化率比較手段の比較結果に応じて加熱を
完了するものである。
【0013】また制御手段は、複数の代表温度抽出手段
と、複数の微分手段と、複数の変化率比較手段と、この
複数の変化率比較手段の比較結果に対し論理積や論理和
等の論理演算を行なう論理演算手段とを有し、この論理
演算手段の演算結果に応じて加熱を完了するものであ
る。
【0014】また制御手段は、加熱手段による食品の加
熱に伴い表面温度検出手段で検出される食品の複数の表
面温度のうち所定温度以下となる数を計数する計数手段
と、この計数手段で計数した計数値と所定値との大小比
較をする計数値比較手段とを有し、この計数値比較手段
の比較結果に応じて加熱を完了するものである。
【0015】また制御手段は、複数の計数手段と、複数
の計数値比較手段と、この複数の計数値比較手段の比較
結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論理演
算手段とを有し、この論理演算手段の演算結果に応じて
加熱を完了するものである。
【0016】また制御手段は、加熱手段による食品の加
熱に伴い表面温度検出手段で検出される食品の複数の表
面温度の分散値を演算する分散値演算手段と、この分散
値演算手段の演算結果と所定値との大小比較をする分散
値比較手段とを有し、この分散値比較手段の比較結果に
応じて加熱を完了するものである。
【0017】また制御手段は、複数の分散値演算手段
と、複数の分散値比較手段と、この複数の分散値比較手
段の比較結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行な
う論理演算手段とを有し、この論理演算手段の演算結果
に応じて加熱を完了するものである。
【0018】また制御手段は、加熱手段による食品の加
熱に伴い表面温度検出手段で検出される食品の複数の表
面温度のうち所定順位から他の所定順位までに入る表面
温度の平均値を演算する平均値演算手段と、この平均値
演算手段の演算結果と所定値との大小比較をする平均値
比較手段とを有し、この平均値比較手段の比較結果に応
じて加熱を完了するものである。
【0019】また制御手段は、複数の平均値演算手段
と、複数の平均値比較手段と、複数の平均値比較手段の
比較結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論
理演算手段とを有し、この論理演算手段の演算結果に応
じて加熱を完了するものである。
【0020】また制御手段は、複数の補助判定手段と、
この複数の補助判定手段の判定結果に対し論理積や論理
和等の論理演算を行なう論理演算手段とを有し、この論
理演算手段の演算結果に応じて加熱を完了するものであ
る。
【0021】
【作用】本発明は上記構成によって、表面温度検出手段
が検出する食品の複数の表面温度から食品の加熱具合が
正確に把握される。制御手段は、食品の複数の表面温度
から食品への加熱が不要であると見なせば食品への加熱
を完了する。制御手段により食品への過不足のない加熱
がなされるので、加熱完了時点での食品の出来映えにバ
ラツキがなくなる。したがって、食品の種類や形状、個
数、置きかたなどに左右されることなく、時々刻々と変
化する食品温度に応じて加熱量を制御し加熱を完了する
ので加熱しすぎを防止することができる。
【0022】また制御手段によって、少なくとも所定順
位にくる代表温度が所定値に達するまでは加熱を継続し
たり、この代表温度が所定値に達した場合加熱を完了し
たりするので、食品の加熱に対する過不足が少なくな
る。ここで最高温度から数え所定順位にくる代表温度と
は食品そのものの温度に対応しており、食品のうち一部
分だけが加熱されていないかどうかを検出する。
【0023】特に複数の代表温度抽出手段、複数の温度
比較手段及び複数の温度比較手段の比較結果に対し論理
演算を行なう論理演算手段を有しこの論理演算手段の演
算結果に応じて加熱を完了する。つまり、多数の食品の
加熱完了判定条件を組み合わせることで、より精度よく
食品のできばえが検出できる。
【0024】また制御手段によって、少なくとも所定順
位にくる代表温度の時間変化率が所定値に達するまで加
熱を継続したりこの代表温度の時間変化率が所定値に達
した場合加熱を完了したりするので、食品の加熱に対す
る過不足が少なくなる。ここで所定順位にくる代表温度
とは食品そのものの温度に対応しており、例えばこの食
品温度の上昇率が急になりはじめる点(さしみや冷凍肉
などの解凍において融け出していた食品の融解が完了し
た点)を捉えるものである。
【0025】特に複数の代表温度抽出手段、複数の微分
手段、複数の変化率比較手段及び複数の変化率比較手段
の比較結果に対し論理演算を行なう論理演算手段を有し
この論理演算手段の演算結果に応じて加熱を完了するの
で、食品の加熱完了判定条件が複合化し、より精度よく
食品のできばえが検出される。
【0026】また制御手段によって、少なくとも所定温
度以下となる数が所定数を下回るまで加熱を継続した
り、所定温度以下となる数が所定数を下回る場合加熱を
完了したりするので、食品の加熱に対する過不足が少な
くなる。ここで所定温度以下となる数は食品全体の大き
さと温度分布に対応している。
【0027】特に複数の計数手段、複数の計数値比較手
段及び複数の計数値比較手段の比較結果に対し論理演算
を行なう論理演算手段を有しこの論理演算手段の演算結
果に応じて加熱を完了するので、食品の加熱完了判定条
件が複合化し、より精度よく食品のできばえが検出され
る。
【0028】また制御手段によって、少なくとも検出さ
れた食品の複数の表面温度の分散値が所定値を上回るま
で加熱を継続したり、この分散値が所定値を上回る場合
加熱を完了したりするので、食品の加熱に対する過不足
が少なくなる。ここで検出された食品の複数の表面温度
の分散値とは、食品と食品以外との表面温度格差あるい
は食品各点での表面温度バラツキを意味している。
【0029】特に複数の分散値演算手段、複数の分散値
比較手段及び複数の分散値比較手段の比較結果に対し論
理演算を行なう論理演算手段を有しこの論理演算手段の
演算結果に応じて加熱を完了するので、食品の加熱完了
判定条件が複合化し、より精度よく食品のできばえが検
出される。
【0030】また制御手段によって、少なくとも所定順
位から他の所定順位までに入る表面温度の平均値が所定
値を上回るまで加熱を継続したりこの平均値が所定値を
上回る場合加熱を完了したりするので、食品の加熱に対
する過不足が少なくなる。ここで所定順位から他の所定
順位までに入る表面温度の平均値とは食品そのものの温
度に対応しており、食品全体の加熱具合あるいは食品の
うち一部分だけが加熱されていないかどうかを検出す
る。
【0031】特に複数の平均値演算手段、複数の平均値
比較手段及び複数の平均値比較手段の比較結果に対し論
理積や論理和等の論理演算を行なう論理演算手段を有し
この論理演算手段の演算結果に応じて加熱を完了するの
で、食品の加熱完了判定条件が複合化し、より精度よく
食品のできばえが検出される。
【0032】また複数の補助判定手段とこの複数の補助
判定手段の判定結果に対し論理演算を行なう論理演算手
段とを有しこの論理演算手段の演算結果に応じて加熱を
完了するので、例えばこの補助判定手段全ての成立時ま
で加熱を継続したりある補助判定手段の成立のみで加熱
を完了したりするので、食品の加熱完了判定条件が複合
化し、より精度よく食品のできばえが検出される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1から図5
を用いて説明する。尚、従来例と同じ構成のものは同一
符号を用いた。
【0034】図1に示すように、調理室1内には食品2
や皿3を載せるための調理台4があり、さらにこの食品
2を調理する加熱手段5、この食品2を含む調理室1内
の2次元表面温度分布を非接触で検出する表面温度検出
手段8、加熱手段5による食品2の加熱に伴い表面温度
検出手段8の出力に応じて加熱を完了させる制御手段9
を備えている。
【0035】調理台4は食品2の加熱ムラを低減するた
め、加熱手段5によって食品2を電波加熱する場合常時
食品2を回転させる(例えば10秒間で1周させる)タ
ーンテーブルである。
【0036】加熱手段5は、マグネトロンからなり所定
のパワー出力で食品2をマイクロ波加熱する。
【0037】表面温度検出手段8は細かく分割された視
野ごとに独立して表面温度を検出できる2次元の赤外線
固体撮像素子(チャージ・カップルド・ディバイス、以
下CCDと記す)で構成され、調理室1の天井面に固定
され、開口窓を介して食品2、皿3、調理台4、調理室
1底面から放射される熱エネルギーを非接触で常時検出
しそれぞれの画素に対応させた256個の表面温度に換
算後、制御手段9に伝える。赤外線CCDの測温領域は
例えば図2に示すように縦16*横16=256画素で
食品2、皿3、調理台4、調理室1底面を覆う構成とす
る。
【0038】制御手段9の構成は図3に示すように表面
温度検出手段8で検出された256個の表面温度のうち
最高温度から数え所定順位(例えば200番目)にくる
代表温度を抽出する代表温度抽出手段9aと、この代表
温度抽出手段9aで抽出した代表温度と調理によって決
める所定値(例えば10℃)との大小比較をする温度比
較手段9bとからなる。
【0039】この制御手段9の動作をさしみや冷凍肉な
どの解凍を例にとって説明する。まず解凍開始前の初期
温度の分布はヒストグラムに表すと図4のようになる。
ここで度数合計は256個である。代表温度抽出手段9
aでは表面温度検出手段8で検出された256個の初期
温度のうち最高温度をTmax、最低温度をTminとした場
合、基準温度TrefをTmaxとTminの中点と定める。こ
こで基準温度Trefを下回る温度となる画素は食品2で
あり、Trefを上回る温度となる画素は食品2以外であ
ると見なすのである。256個の初期温度のうち基準温
度Trefを上回る温度となる画素数がn個(0≦n≦2
56)であるとする。以後加熱に伴う食品2の温度推移
においてその都度得られる256個の表面温度中、最低
温度は食品2の最低温度であり、最高温度から数えてn
+1番目の温度が食品2の最高温度であると見なす。つ
まり表面温度検出手段8で検出された2次元熱画像のう
ちn個は食品2以外の大きさ、(256−n)個は食品
2の大きさに相当している。加熱に伴う食品2の表面温
度は図5のようになる。代表温度抽出手段9aではn+
1番目を食品2の最高温度、256番目を食品2の最低
温度であるとしているが、例えばこのn+1番目の食品
2の最高温度を常時温度比較手段9bに伝えている。温
度比較手段9bではこの食品2の最高温度が10℃を越
えた場合加熱完了信号を出力している。
【0040】上記構成において、表面温度検出手段8が
食品2、皿3、調理台4、調理室1底面を256個の独
立した画素に分割し、それぞれの画素に対応させた25
6個の表面温度に換算する。制御手段9は表面温度検出
手段8で検出された256個の表面温度から食品2のみ
を抽出し、食品2そのものの加熱具合を把握する。次に
256個の表面温度の最高温度から数えてn+1番目に
くる食品2の最高温度が10℃に達した場合加熱を完了
するので、食品2への加熱しすぎが防止されまた安全性
も向上する。制御手段9により食品2への過不足のない
加熱がなされ、加熱完了時点での食品2の出来映えにバ
ラツキがなくなるので、食品2の種類や形状、個数、置
きかたなどに左右されることなく時々刻々と変化する食
品2の表面温度に応じ加熱しすぎが防止される。
【0041】ここで分割する画素数は256個に限るも
のではない。ただし一般的な電子レンジにおいては、食
品2を載せる調理台4の大きさが500〜1000cm2
であるのに対し、食品2の温度ムラを検出するために要
求される空間分解機能は4cm 2以下程度であることが確
かめられている。よって分割する画素数は125〜25
0個以上が望まれるのであるが、あまり多くすると、表
面温度検出手段8の画素数が受け持つ視野を絞らざるを
得なくなり、温度精度が悪くなったり、高価になり実用
的でない。よって画素数は100〜500個程度が適当
と考えられる。
【0042】ここで代表温度抽出手段9aにおける所定
順位の決定方法は解凍開始前の初期温度分布の最高温度
Tmaxと最低温度Tminの中点Trefを下回る温度となる
画素数に基づくのでなく、あらかじめ決められた順位
(定数)を用いてもよい。また温度比較手段9bにおい
て代表温度と比較する所定値の決定方法はあらかじめ決
められた定数を用いるのでなく、解凍開始前の初期温度
分布などから算出してもよい。
【0043】また制御手段9からの出力は加熱を継続す
るか完了するかの2値ではなく、加熱完了までの残り時
間や加熱手段5に対する加熱制御量などの多値出力でも
よいし、加熱手段5の構成も制御手段9からの出力に応
じて食品2への加熱パワーを任意に変更できるものとし
てよい。さらに制御手段9は加熱の入切を断続させるよ
うな加熱パターンを加熱手段5に与えてもよい。
【0044】ここで制御手段9の動作をさしみや冷凍肉
などの解凍を例にとって説明したが、解凍以外の加熱調
理にも適用できる。256個の初期温度が全て同一の温
度である場合にも一定量の加熱に対する食品2と容器な
どの温度上昇率が異なることを利用し、初期段階で食品
2のみを抽出する方法をとってもよい。
【0045】また表面温度検出手段8は細かく分割され
た視野ごとに独立して表面温度を検出できる2次元の赤
外線CCDで構成されるとしたが、1次元アレイ状に並
べられた赤外線センサを用い、調理台4のターンテーブ
ル1周分で検出されるデータを合成して2次元化しても
よい。もしくは視野を狭く絞った1素子の赤外線センサ
を回転させ、さらに調理台4のターンテーブル1周分で
検出されるデータを合成して2次元化してもよい。
【0046】また食品2の最高温度点、最低温度点など
の代表温度は、検出できた位置を記憶し、以後その位置
についてのみの推移を見てもよいが、位置の情報を全く
考慮せず毎回256個の温度のうち所定順位にくる温度
のみに着目するだけでも構わない。
【0047】温度検出精度の関係上、同一温度に多数並
ぶ場合はその温度データをそのまま用いてもよいが、温
度分布に多項式補間などによるスムージング処理を施し
て変換してもよい。
【0048】次に本発明の第2の実施例を図6を用いて
説明する。第1の実施例と異なる点は、制御手段9が3
個の代表温度抽出手段9a1、9a2、9a3と、3個
の温度比較手段9b1、9b2、9b3と、この3個の
温度比較手段9b1、9b2、9b3の比較結果に対し
論理演算を行う論理演算手段9cとを有し、論理演算手
段9cの演算結果に応じて加熱完了信号を出力している
ことにある。論理演算手段9cは論理積手段9c1及び
論理和手段9c2で構成されている。第1の代表温度抽
出手段9a1は第1の温度比較手段9b1、さらに論理
積手段9c1の入力部に接続されている。第2の代表温
度抽出手段9a2は第2の温度比較手段9b2、さらに
論理積手段9c1の入力部に接続されている。第3の代
表温度抽出手段9a3は第3の温度比較手段9b3、さ
らに論理和手段9c2の入力部に接続されている。論理
積手段9c1の出力は論理和手段9c2の入力部に接続
され、論理和手段9c2の出力が制御手段9の完了判定
信号となる。
【0049】第1の代表温度抽出手段9a1は前記第1
の実施例同様表面温度検出手段8で検出された256個
の表面温度の最高温度から数えてn+1番目にくる食品
2の最高温度を抽出し、第1の温度比較手段9b1は第
1の代表温度抽出手段9a1で抽出した食品2の最高温
度が10℃に達した場合完了許可信号を出力する。第2
の代表温度抽出手段9a2は表面温度検出手段8で検出
された256個の表面温度の最高温度から数えて256
番目にくる食品2の最低温度を抽出し、第2の温度比較
手段9b2は第2の代表温度抽出手段9a2で抽出した
食品2の最低温度が−3℃に達した場合完了許可信号を
出力する。第3の代表温度抽出手段9a3は前記第1の
実施例同様表面温度検出手段8で検出された256個の
表面温度の最高温度から数えてn+1番目にくる食品2
の最高温度を抽出し、第3の温度比較手段9b3は第3
の代表温度抽出手段9a3で抽出した食品2の最高温度
が20℃に達した場合完了許可信号を出力する。次に論
理演算手段9cは論理積手段9c1によって第1の温度
比較手段9b1の出力と第2の温度比較手段9b2の出
力との論理積をとり、さらに論理和手段9c2によって
第3の温度比較手段9b3の出力と論理積手段9c1と
の論理和をとることにより完了判定信号を出力する。表
面温度検出手段8で検出される食品2の最高温度と最低
温度は具体的には図7のようになる。つまり制御手段9
は食品2の最低温度が−3℃以上かつ食品2の最高温度
が10℃以上になった場合か、食品2の最高温度が20
℃以上になった場合のいずれかで食品2への加熱を完了
させる。
【0050】上記構成において、食品2の加熱完了判定
条件が複合化するので食品2への過不足のない加熱がよ
り精度よく行える。特に食品2の一部分に加熱が集中し
た場合これを未然に防止できる。食品2の最低温度と最
高温度の間で生じる温度差を一定幅以内に抑えることが
できるという効果がある。
【0051】なおここでは表面温度検出手段8で検出さ
れた256個の表面温度のうち食品2の最低温度と最高
温度に相当する2点のみの温度管理を行うものとした
が、食品2の複数の代表温度を同時に監視しつつ食品2
の均一加熱を図ってもよい。
【0052】次に本発明の第3の実施例を図8、図9を
用いて説明する。第1の実施例と異なる点は、制御手段
9の構成が図8に示すように表面温度検出手段8で検出
された256個の表面温度のうち最高温度から数え所定
順位(例えば256番目)にくる代表温度を抽出する代
表温度抽出手段9dと、この代表温度抽出手段9dで抽
出した代表温度の時間変化率を演算する微分手段9eと
この微分手段9eの演算結果と所定値(例えば+1℃/
秒)との大小比較をする温度比較手段9fとからなるこ
とにある。
【0053】前記第1の実施例同様さしみや冷凍肉など
の解凍を例にとって説明すると、食品2の表面温度上昇
率が急に増加するとは食品2の融解が完了したことを意
味するものであり、表面温度上昇率は図9のようにな
る。そこでまず代表温度抽出手段9dでは表面温度検出
手段8で検出された256個の表面温度のうち256番
目である最低温度を食品2の最低温度であると考えて抽
出し、この温度を微分手段9eによって時間微分する。
さらに変化率比較手段9fでは、微分手段9eで求めた
食品2の加熱に伴う256番目の表面温度上昇率が+1
℃/秒を上回った場合完了判定信号を出力する。
【0054】上記構成において、最高温度から数え所定
順位にくる代表温度の時間変化率が所定値に達した場合
加熱を完了するので、食品への加熱しすぎが防止されま
た安全性も向上する。
【0055】次に本発明の第4の実施例を図10を用い
て説明する。第3の実施例と異なる点は、制御手段9が
5個の代表温度抽出手段9d1、9d2、9d3、9d
4、9d5と、これら第1から第5の代表温度抽出手段
9d1、9d2、9d3、9d4、9d5それぞれで抽
出した代表温度の時間変化率を演算する5個の微分手段
9e1、9e2、9e3、9e4、9e5と、これら第
1から第5の微分手段9e1、9e2、9e3、9e
4、9e5それぞれの演算結果と所定値との大小比較を
する5個の変化率比較手段9f1、9f2、9f3、9
f4、9f5とを備え、さらにこれら第1から第5の変
化率比較手段9f1、9f2、9f3、9f4、9f5
の比較結果に対し論理演算を行う論理演算手段9gを有
し、論理演算手段9gの演算結果に応じて加熱完了信号
を出力していることにある。論理演算手段9gは1つの
論理積手段で構成され、第1から第5の変化率比較手段
9f1、9f2、9f3、9f4、9f5の出力が論理
演算手段9gにある論理積手段の入力部に接続されてい
る。
【0056】前記第1の実施例同様さしみや冷凍肉など
の解凍を例にとって説明すると、第1から第5の代表温
度抽出手段9d1、9d2、9d3、9d4、9d5は
表面温度検出手段8で検出された256個の表面温度の
うち最高温度から数えそれぞれ252番目、253番
目、254番目、255番目、256番目にくる代表温
度を抽出する。次にこれら第1から第5の代表温度抽出
手段9d1、9d2、9d3、9d4、9d5それぞれ
で抽出した代表温度の時間変化率を第1から第5の微分
手段9e1、9e2、9e3、9e4、9e5それぞれ
で演算し、これら第1から第5の微分手段9e1、9e
2、9e3、9e4、9e5それぞれの演算結果と所定
値(1℃/秒)との大小比較をする第1から第5の変化
率比較手段9f1、9f2、9f3、9f4、9f5
は、それぞれの代表温度の時間変化率(表面温度上昇
率)が+1℃/秒を上回った場合完了許可信号を出力す
る。最後に論理演算手段9gは、第1から第5の変化率
比較手段9f1、9f2、9f3、9f4、9f5全て
が完了許可信号を出力した場合にのみ完了判定信号を出
力し、食品2への加熱を完了させる。
【0057】上記構成において、食品2の加熱完了判定
条件が複合化するので食品2への過不足のない加熱がよ
り精度よく行える。特に食品2の最低温度箇所だけでな
く全体としてどの程度解凍が進行したか否かを検出し、
総合的に加熱完了の判定ができるという効果がある。特
にマイクロ波加熱の場合、一旦食品2の一部分(端点
部)が先行して加熱されはじめるとますますその部分に
電波が集中し、温度ムラが拡大するという欠点がある
が、これを回避できることになる。
【0058】次に本発明の第5の実施例を図11から図
13を用いて説明する。第1の実施例と異なる点は、制
御手段9の構成が図11に示すように表面温度検出手段
8で検出された256個の表面温度のうち0℃以下とな
る数を計数する計数手段9hと、この計数手段9hで計
数した計数値が初期温度分布で0℃以下であった計数値
と比較して半減したか否かを判定する計数値比較手段9
iとを有し、この計数値比較手段9iの比較結果に応じ
て加熱を完了することにある。
【0059】前記第1の実施例同様さしみや冷凍肉など
の解凍を例にとって説明すると、まず解凍開始前の初期
温度の分布をヒストグラムに表すと図4のようになる。
ここで度数合計は256個であり、そのうち0℃を下回
る個数が24個であったとする。加熱手段5による食品
2への加熱に従い、表面温度検出手段8で検出された2
56個の表面温度分布は図4から図12へ、さらに図1
2から図13へと移行していく。食品2の誘電率に比べ
皿3、調理台4、調理室1底面の誘電率は低く加熱され
にくいため、当初低い温度帯にあった食品2の表面温度
の上昇は著しいが当初から高い温度帯にあった皿3、調
理台4、調理室1底面はあまり温度上昇しない。そこで
制御手段9は表面温度検出手段8で検出された256個
の表面温度のうち0℃を下回る個数を常時数え、初期温
度の分布における個数(24個)が半減(12個以下に
減少)した時点で加熱完了とする。。
【0060】上記構成において、所定温度以下となる数
が所定数を下回る場合加熱を完了するので、食品全体に
対する加熱しすぎが防止されまた安全性も向上する。
【0061】次に本発明の第6の実施例を図14を用い
て説明する。第5の実施例と異なる点は、制御手段9が
図14に示すように第1の計数手段9h1が第1の計数
値比較手段9i1に、また第2の計数手段9h2が第2
の計数値比較手段9i2に接続され、さらにこの第1及
び第2の計数値比較手段9h1、9h2の比較結果に対
し論理演算を行う論理演算手段9jとを有し、論理演算
手段9jの演算結果に応じて加熱完了信号を出力してい
ることにある。論理演算手段9jは論理積手段で構成さ
れている。第1の計数手段9h1は第1の計数値比較手
段9i1、さらに論理演算手段9jの論理積手段の入力
部に接続され、また第2の計数手段9h2は第2の計数
値比較手段9i2、さらに論理演算手段9jの論理積手
段の入力部に接続されている。この論理積手段の出力が
制御手段9の完了判定信号となる。第1の計数手段9h
1は表面温度検出手段8で検出された256個の表面温
度のうち−10℃を下回る個数を常時数え、第1の計数
値比較手段9i1は初期温度の分布における個数が全滅
した時点で完了許可信号を出力する。一方、第2の計数
手段9h2は前記第6の実施例同様表面温度検出手段8
で検出された256個の表面温度のうち0℃を下回る個
数を常時数え、第2の計数値比較手段9i2は初期温度
分布における0℃を下回る個数と比較して半減した時点
で完了許可信号を出力する。論理演算手段9jは第1の
計数値比較手段9i1及び第2の計数値比較手段9i2
の両方が完了許可信号を出力した場合にのみ完了判定信
号を出力し、食品2への加熱を完了させる。つまり制御
手段9は256個の表面温度のうち−10℃を下回る個
数が全滅しかつ0℃を下回る個数が半減した場合に食品
2への加熱を完了させる。
【0062】上記構成において、食品2の加熱完了判定
条件が複合化するので食品2への過不足のない加熱がよ
り精度よく行える。特に256個の表面温度から厳密に
食品2の形状を切り出すなど複雑な画像処理を施さなく
ても、食品2の大きさや温度分布に対応した適切な加熱
が簡単に実現できるという効果がある。
【0063】次に本発明の第7の実施例を図15、図1
6を用いて説明する。第1の実施例と異なる点は、制御
手段9の構成が図15に示すように表面温度検出手段8
で検出された256個の表面温度の分散値を演算する分
散値演算手段9kと、この分散値演算手段9kの演算結
果と所定値との大小比較をする分散値比較手段9lとを
有し、この分散値比較手段9lの比較結果に応じて加熱
を完了することにある。
【0064】前記第1の実施例同様さしみや冷凍肉など
の解凍を例にとって説明すると、加熱に伴う食品2の表
面温度は図5のようになる。ここでは第1の実施例同様
の方法に基づき、加熱に伴う食品2の温度推移において
その都度得られる256個の表面温度中最低温度は食品
2の最低温度であり、最高温度から数えてn+1番目の
温度が食品2の最高温度であると見なす。次に下位(2
56−n)個の表面温度の分散値を算出すると、図16
のようになるのでこの分散値が所定値を越えた時点で加
熱完了としている。ここで分散値とは、食品2各点での
表面温度バラツキを意味し、食品2のうち一部だけが急
激に加熱された場合に加熱を完了させる構成である。
【0065】上記構成において検出された表面温度検出
手段8で検出された256個の表面温度のうち食品2に
相当する(256−n)個の表面温度の分散値が所定値
を上回る場合加熱を完了するので、食品への加熱しすぎ
が防止されまた安全性も向上する。
【0066】ここで分散値を厳密に求めてもよいが、例
えば対象とする表面温度の平均値と最大値(あるいは最
小値)との比や対象とする表面温度の最大値と最小値と
の比などを温度バラツキ度の指標として代用しても構わ
ない。また分散値比較手段9lにおける所定値について
は、食品2への加熱前の初期温度分布から求められる初
期の分散値を元に設定しても構わない。検出される25
6個の表面温度のうち最高温度から数え所定順位(例え
ばn+1番目)にくる温度と他の所定順位(例えば25
6番目)にくる温度との温度差を食品2における温度バ
ラツキの指標として用い、この温度差が所定値を越えた
場合に加熱を完了させてもよい。
【0067】次に本発明の第8の実施例を図17を用い
て説明する。第7の実施例と異なる点は、制御手段9の
構成として第1の分散値演算手段9k1が第1の分散値
比較手段9l1に、また第2の分散値演算手段9k2が
第2の分散値比較手段9l2に接続され、さらにこの第
1及び第2の分散値比較手段9l1、9l2の比較結果
に対し論理演算を行う論理演算手段9mとを有し、論理
演算手段9mの演算結果に応じて加熱完了信号を出力し
ていることにある。論理演算手段9mは論理和手段で構
成されている。第1の分散値演算手段9k1は第1の分
散値比較手段9l1、さらに論理演算手段9mの論理和
手段の入力部に接続され、また第2の分散値演算手段9
k2は第2の分散値比較手段9l2、さらに論理演算手
段9jの論理和手段の入力部に接続されている。この論
理和手段の出力が制御手段9の完了判定信号となる。第
1の分散値演算手段9k1は前記第7の実施例同様表面
温度検出手段8で検出された256個の表面温度のうち
下位(256−n)個の表面温度の分散値を算出し、第
1の分散値比較手段9l1はこの分散値が所定値を越え
た場合完了許可信号を出力する。一方、第2の分散値演
算手段9k2は表面温度検出手段8で検出された256
個の表面温度のうち上位n個の表面温度の分散値を算出
し、第2の分散値比較手段9l2はこの分散値が所定値
を越えた場合完了許可信号を出力する。論理演算手段9
mは第1の分散値比較手段9l1及び第2の分散値比較
手段9l2のいずれか一方が完了許可信号を出力した場
合に完了判定信号を出力し、食品2への加熱を完了させ
る。つまり制御手段9は256個の表面温度のうち上位
n個の分散値か下位(256−n)個の分散値が所定値
を越えた場合に食品2への加熱を完了させる。
【0068】上記構成において、食品2の加熱完了判定
条件が複合化するので食品2への過不足のない加熱がよ
り精度よく行える。特に256個の表面温度から厳密に
食品2の形状を切り出すなど複雑な画像処理を施さなく
ても、食品2の大きさや温度分布に対応した適切な加熱
が簡単に実現できるという効果がある。さらに食品2の
表面温度が背景となる他の皿3、調理台4、調理室1底
面と比べ高い場合にも低い場合にも適用でき、加熱に伴
い発生する食品2各部分の温度バラツキも所定幅以内に
抑えることができる。
【0069】次に本発明の第9の実施例を図18、図1
9を用いて説明する。第1の実施例と異なる点は、制御
手段9の構成が図18に示すように表面温度検出手段8
で検出された256個の表面温度のうち最高温度から数
え所定順位から他の所定順位までに入る表面温度の平均
値を演算する平均値演算手段9nと、この平均値演算手
段9nの演算結果と所定値(例えば0℃)との大小比較
をする平均値比較手段9oとを有し、この平均値比較手
段9oの比較結果に応じて加熱を完了することにある。
【0070】前記第1の実施例同様さしみや冷凍肉など
の解凍を例にとって説明すると、加熱に伴う食品2の表
面温度は図5のようになる。ここでは第1の実施例同様
の方法に基づき、加熱に伴う食品2の温度推移において
その都度得られる256個の表面温度中最低温度は食品
2の最低温度であり、最高温度から数えてn+1番目の
温度が食品2の最高温度であると見なす。次に下位(2
56−n)個の表面温度の平均値を算出すると、図19
のようになるのでこの平均値が0℃を越えた時点で加熱
完了としている。ここで平均値とは、食品2全体の平均
温度を意味し、これが0℃を越えた場合に解凍を完了さ
せる構成である。
【0071】上記構成において検出された表面温度検出
手段8で検出された256個の表面温度のうち食品2に
相当する(256−n)個の表面温度の平均値が所定値
を上回る場合加熱を完了するので、食品への加熱しすぎ
が防止されまた安全性も向上する。
【0072】次に本発明の第10の実施例を図20を用
いて説明する。第9の実施例と異なる点は、制御手段9
の構成として第1の平均値演算手段9n1が第1の平均
値比較手段9o1に、また第2の平均値演算手段9n2
が第2の平均値比較手段9o2に接続され、さらにこの
第1及び第2の平均値比較手段9o1、9o2の比較結
果に対し論理演算を行う論理演算手段9pとを有し、論
理演算手段9pの演算結果に応じて加熱完了信号を出力
していることにある。論理演算手段9pは論理和手段で
構成されている。第1の平均値演算手段9n1は第1の
平均値比較手段9o1、さらに論理演算手段9pの論理
和手段の入力部に接続され、また第2の平均値演算手段
9n2は第2の平均値比較手段9o2、さらに論理演算
手段9pの論理和手段の入力部に接続されている。この
論理和手段の出力が制御手段9の完了判定信号となる。
第1の平均値演算手段9n1は前記第9の実施例同様表
面温度検出手段8で検出された256個の表面温度のう
ち下位(256−n)個の表面温度の平均値を算出し、
第1の平均値比較手段9o1はこの平均値が所定値(例
えば0℃)を越えた場合完了許可信号を出力する。一
方、第2の平均値演算手段9n2は表面温度検出手段8
で検出された256個の表面温度のうち上位n個の表面
温度の平均値を算出し、第2の平均値比較手段9o2は
この平均値が所定値(例えば40℃)を越えた場合完了
許可信号を出力する。論理演算手段9pは第1の平均値
比較手段9o1及び第2の平均値比較手段9o2のいず
れか一方が完了許可信号を出力した場合に完了判定信号
を出力し、食品2への加熱を完了させる。つまり制御手
段9は256個の表面温度のうち上位n個の平均値か下
位(256−n)個の平均値が所定値を越えた場合に食
品2への加熱を完了させる。
【0073】上記構成において、食品2の加熱完了判定
条件が複合化するので食品2への過不足のない加熱がよ
り精度よく行える。特に256個の表面温度から厳密に
食品2の形状を切り出すなど複雑な画像処理を施さなく
ても、食品2の大きさや温度分布に対応した適切な加熱
が簡単に実現できるという効果がある。さらに食品2の
表面温度が背景となる他の皿3、調理台4、調理室1底
面と比べ高い場合にも低い場合にも適用でき、加熱に伴
い発生する食品2各部分の温度バラツキも所定幅以内に
抑えることができる。
【0074】次に本発明の第11の実施例を図21を用
いて説明する。第1から第10の実施例と異なる点は、
制御手段9が、5ブロックの補助判定手段9q1、9q
2、9q3、9q4、9q5と、この5ブロックの補助
判定手段9q1、9q2、9q3、9q4、9q5の判
定結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論理
演算手段9rとを有し、この論理演算手段9rの演算結
果に応じて加熱を完了することにある。第1の補助判定
手段9q1は前記第2の実施例で説明した制御手段9の
構成と同様なので説明を省略する。第2の補助判定手段
9q2は前記第4の実施例で説明した制御手段9の構成
と同様なので説明を省略する。第3の補助判定手段9q
3は前記第6の実施例で説明した制御手段9の構成と同
様なので説明を省略する。第4の補助判定手段9q4は
前記第8の実施例で説明した制御手段9の構成と同様な
ので説明を省略する。第5の補助判定手段9q5は前記
第10の実施例で説明した制御手段9の構成と同様なの
で説明を省略する。論理演算手段9rは論理積手段9r
1及び論理和手段9r2で構成されている。第2の補助
判定手段9q2、第3の補助判定手段9q3、第4の補
助判定手段9q4及び第5の補助判定手段9q5の出力
部は論理積手段9r1の入力部に接続されている。第1
の補助判定手段9q1の出力部は論理和手段9r2の入
力部に接続されている。さらに論理積手段9r1の出力
部は論理和手段9r2の入力部に接続され、論理和手段
9r2の出力が制御手段9の最終的な完了判定信号とな
る。
【0075】上記構成において、食品2の加熱完了判定
条件が複合化するので食品2への過不足のない加熱がよ
り精度よく行える効果がある。
【0076】ところで論理演算手段9rの構成はこれに
限るものではない。また制御手段9からの出力は加熱を
継続するか完了するかの2値ではなく、加熱完了までの
残り時間や加熱手段5に対する加熱制御量などの多値出
力でもよいし、加熱手段5の構成も制御手段9からの出
力に応じて食品2への加熱パワーを任意に変更できるも
のとしてよい。さらに制御手段9は加熱の入切を断続さ
せるような加熱パターンを加熱手段5に与えてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
の効果がある。
【0078】(1)制御手段により食品への過不足のな
い加熱がなされ、加熱完了時点での食品の出来映えにバ
ラツキがなくなるので、食品の種類や形状、個数、置き
かたなどに左右されず、加熱しすぎのない均一な仕上が
りとなる。
【0079】(2)所定順位にくる代表温度に応じて加
熱を継続または完了するので、食品の任意の点における
加熱の過不足が防止されまた安全性も向上する。
【0080】(3)食品の加熱完了判定条件が複合化す
るので食品への過不足のない加熱がより精度よく行え
る。特に食品の一部分に加熱が集中した場合これを未然
に防止できる。
【0081】(4)所定順位にくる代表温度の時間変化
率に応じて加熱を継続または完了するので、食品の任意
の点における加熱の過不足が防止されまた安全性も向上
する。
【0082】(5)食品の加熱完了判定条件が複合化す
るので食品への過不足のない加熱がより精度よく行え
る。特に食品の任意の点だけでなく全体としてどの程度
加熱が進行したかを検出し、総合的に加熱完了の判定が
できるという効果がある。
【0083】(6)所定温度以下となる数が所定数を下
回るかどうかで加熱を継続または完了するので、食品の
大きさや温度分布などに対応して加熱の過不足が防止さ
れる。
【0084】(7)食品の加熱完了判定条件が複合化す
るので食品への過不足のない加熱がより精度よく行え
る。特に食品の複数の表面温度から厳密に食品の形状を
切り出すなどの複雑な画像処理を施さなくても、食品の
大きさや温度分布などに対応した適切な加熱が簡単に実
現できるという効果がある。
【0085】(8)検出された食品の複数の表面温度の
分散値に応じて加熱を継続または完了するので、食品の
一部分のみが極端に加熱されることが防止されまた安全
性も向上する。
【0086】(9)食品の加熱完了判定条件が複合化す
るので食品への過不足のない加熱がより精度よく行え
る。特に食品の複数の表面温度から厳密に食品の形状を
切り出すなど複雑な画像処理を施さなくても、食品の大
きさや温度分布に対応した適切な加熱が簡単に実現でき
るという効果がある。
【0087】(10)検出された食品の複数の表面温度
の平均値に応じて加熱を継続または完了するので、食品
全体の加熱具合あるいは食品のうち一部分だけが加熱さ
れていないかどうかによって加熱完了の判定ができる。
【0088】(11)食品の加熱完了判定条件が複合化
するので食品への過不足のない加熱がより精度よく行え
る。特に食品の複数の表面温度から厳密に食品の形状を
切り出すなど複雑な画像処理を施さなくても、食品の大
きさや温度分布に対応した適切な加熱が簡単に実現でき
るという効果がある。
【0089】(12)食品の加熱完了判定条件がさらに
複合化するので単一の完了判定条件ではカバー仕切れな
い様々な食品の種類や形状、重量、個数、置きかたさら
には多数の調理メニューや皿、容器の種類などにも対応
し均一な加熱を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における調理装置のブロ
ック図
【図2】同実施例において表面温度検出手段の測温領域
を示す図
【図3】同実施例における制御手段の構成を示すブロッ
ク図
【図4】同実施例において検出された初期の食品表面温
度の分布を示すヒストグラムを示す図
【図5】同実施例において加熱に伴う食品表面温度の推
移を示す図
【図6】本発明の第2の実施例における制御手段の構成
を示すブロック図
【図7】同実施例において加熱に伴う食品表面温度の推
移を示す図
【図8】本発明の第3の実施例における制御手段の構成
を示すブロック図
【図9】本発明の第4の実施例において加熱に伴う食品
表面温度上昇率の推移を示す図
【図10】同実施例における制御手段の構成を示すブロ
ック図
【図11】本発明の第5の実施例における制御手段の構
成を示すブロック図
【図12】同実施例において加熱途中の食品表面温度の
分布をヒストグラムを示す図
【図13】同実施例において加熱完了時の食品表面温度
の分布をヒストグラムを示す図
【図14】本発明の第6の実施例における制御手段の構
成を示すブロック図
【図15】本発明の第7の実施例における制御手段の構
成を示すブロック図
【図16】同実施例において食品表面温度の分散値の推
移を示す図
【図17】本発明の第8の実施例における制御手段の構
成を示すブロック図
【図18】本発明の第9の実施例における制御手段の構
成を示すブロック図
【図19】同実施例において食品表面温度の平均値の推
移を示す図
【図20】本発明の第10の実施例における制御手段の
構成を示すブロック図
【図21】本発明の第11の実施例における制御手段の
構成を示すブロック図
【図22】従来の調理装置のブロック図
【符号の説明】
1 調理室 2 食品 5 加熱手段 8 表面温度検出手段 9 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 昌弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 寺沢 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を加熱する加熱手段と、前記食品の複
    数の表面温度を非接触で検出する表面温度検出手段と、
    前記加熱手段による前記食品の加熱に伴い前記表面温度
    検出手段で検出される前記食品の複数の表面温度に応じ
    て前記加熱手段を制御する制御手段とを備えた調理装
    置。
  2. 【請求項2】制御手段は、前記加熱手段による前記食品
    の加熱に伴い前記表面温度検出手段で検出される前記食
    品の複数の表面温度のうち所定順位にくる代表温度を抽
    出する代表温度抽出手段と、前記代表温度抽出手段で抽
    出した前記代表温度と所定値との大小比較をする温度比
    較手段とを有し、前記温度比較手段の比較結果に応じて
    加熱を完了する請求項1記載の調理装置。
  3. 【請求項3】制御手段は、複数の代表温度抽出手段と、
    複数の温度比較手段と、前記複数の温度比較手段の比較
    結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論理演
    算手段とを有し、前記論理演算手段の演算結果に応じて
    加熱を完了する請求項1または請求項2記載の調理装
    置。
  4. 【請求項4】制御手段は、前記加熱手段による前記食品
    の加熱に伴い前記表面温度検出手段で検出される前記食
    品の複数の表面温度のうち所定順位にくる代表温度を抽
    出する代表温度抽出手段と、前記代表温度抽出手段で抽
    出した代表温度の時間変化率を演算する微分手段と、前
    記微分手段の演算結果と所定値との大小比較をする変化
    率比較手段とを有し、前記変化率比較手段の比較結果に
    応じて加熱を完了する請求項1記載の調理装置。
  5. 【請求項5】制御手段は、複数の代表温度抽出手段と、
    複数の微分手段と、複数の変化率比較手段と、前記複数
    の変化率比較手段の比較結果に対し論理積や論理和等の
    論理演算を行なう論理演算手段とを有し、前記論理演算
    手段の演算結果に応じて加熱を完了する請求項1または
    請求項4記載の調理装置。
  6. 【請求項6】制御手段は、前記加熱手段による前記食品
    の加熱に伴い前記表面温度検出手段で検出される前記食
    品の複数の表面温度のうち所定温度以下となる数を計数
    する計数手段と、前記計数手段で計数した計数値と所定
    値との大小比較をする計数値比較手段とを有し、前記計
    数値比較手段の比較結果に応じて加熱を完了する請求項
    1記載の調理装置。
  7. 【請求項7】制御手段は、複数の計数手段と、複数の計
    数値比較手段と、前記複数の計数値比較手段の比較結果
    に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論理演算手
    段とを有し、前記論理演算手段の演算結果に応じて加熱
    を完了する請求項1または請求項6記載の調理装置。
  8. 【請求項8】制御手段は、前記加熱手段による前記食品
    の加熱に伴い前記表面温度検出手段で検出される前記食
    品の複数の表面温度の分散値を演算する分散値演算手段
    と、前記分散値演算手段の演算結果と所定値との大小比
    較をする分散値比較手段とを有し、前記分散値比較手段
    の比較結果に応じて加熱を完了する請求項1記載の調理
    装置。
  9. 【請求項9】制御手段は、複数の分散値演算手段と、複
    数の分散値比較手段と、前記複数の分散値比較手段の比
    較結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論理
    演算手段とを有し、前記論理演算手段の演算結果に応じ
    て加熱を完了する請求項1または請求項8記載の調理装
    置。
  10. 【請求項10】制御手段は、前記加熱手段による前記食
    品の加熱に伴い前記表面温度検出手段で検出される前記
    食品の複数の表面温度のうち所定順位から他の所定順位
    までに入る前記表面温度の平均値を演算する平均値演算
    手段と、前記平均値演算手段の演算結果と所定値との大
    小比較をする平均値比較手段とを有し、前記平均値比較
    手段の比較結果に応じて加熱を完了する請求項1記載の
    調理装置。
  11. 【請求項11】制御手段は、複数の平均値演算手段と、
    複数の平均値比較手段と、前記複数の平均値比較手段の
    比較結果に対し論理積や論理和等の論理演算を行なう論
    理演算手段とを有し、前記論理演算手段の演算結果に応
    じて加熱を完了する請求項1または請求項10記載の調
    理装置。
  12. 【請求項12】制御手段は、複数の補助判定手段と、前
    記複数の補助判定手段の判定結果に対し論理積や論理和
    等の論理演算を行なう論理演算手段とを有し、前記論理
    演算手段の演算結果に応じて加熱を完了する請求項1記
    載の調理装置。
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