JPH11118156A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH11118156A
JPH11118156A JP9285787A JP28578797A JPH11118156A JP H11118156 A JPH11118156 A JP H11118156A JP 9285787 A JP9285787 A JP 9285787A JP 28578797 A JP28578797 A JP 28578797A JP H11118156 A JPH11118156 A JP H11118156A
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JP
Japan
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temperature
food
heating
shape
microwave oven
Prior art date
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Application number
JP9285787A
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English (en)
Inventor
Toshio Kakizawa
俊夫 柿沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品の初期温度の違いや量の大小にも関わら
ず均一に加熱調理し得る電子レンジを提供する。 【解決手段】 食品18を加熱室1のターンテーブル3
上に載置し、スタートスイッチ8を操作すると、制御回
路7が起動され、モータ4、加熱手段2、記憶回路10
を制御し、加熱調理が開始され、赤外線センサ5はタイ
ミング回路9からのタイミングt1,t2,t3,・・
・,t12で食品18の各部の温度を検出し、時刻t1
−t12のすべてのタイミングでの検出温度データが1
フレーム分として記憶回路10に記憶され、この記憶さ
れた温度データが平均温度検出装置11、温度差検出装
置12、平面形状認識装置13に供給され、平面形状認
識装置13の平面形状認識処理、面積算出処理により食
品18の平面形状および面積が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を用い
て食品を加熱する電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジは、マイクロ波で食品を加熱
する調理器であり、加熱室内に電波の定在波が発生し、
食品には加熱される部分と加熱されない部分が大なり小
なり発生する。
【0003】この種の従来の電子レンジとして、例えば
特開平8−270953号に開示された調理装置では、
食品の最高温度を検出し、この最高温度で加熱手段を制
御している。
【0004】また、最近、食品の出来上りを自動的に検
出して加熱調理を停止する機能を有する自動調理式電子
レンジが開発されている。このように食品の出来上りを
自動的に検出する方法としては、(1)食品から発生す
るガスの成分に反応するガスセンサを用いて食品の出来
上りを検出する方法、(2)食品から発生する水蒸気の
量を検出して食品の出来上りを検出する方法、(3)食
品の温度を非接触で検出する赤外線センサを用いて検出
する方法、(4)食品の重量を測定し、その重量に合っ
た時間だけ加熱する方法、(5)上述した(1)〜
(4)の検出方法を組み合わせる方法などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したいずれの方法
においても、食品の加熱状態の平均値を検出するもので
あり、食品が均一に加熱されることが条件となってい
る。ところが、電子レンジの加熱室内には複雑なモード
の定在波が発生していて、電波は食品の角に集中し易い
性質があるとともに、物質によって電波の吸収率が相当
大きく異なることなどから、食品は均一に加熱されてい
ないのが現状である。
【0006】特に、例えば生解凍して食べる刺身では、
刺身の角に電波が集まり易く、解凍が進むと角の部分の
氷が融けて水になるが、水は氷に比べて電波を吸収し易
いために更に温度が上がり、刺身の角が煮えてしまうな
どの問題がある。
【0007】また、自動調理のセンサとしても、一般に
重量計のみが使用されており、解凍を始める前の刺身の
初期温度にも大きく依存し、冷蔵庫に入れられていた刺
身と買物から帰った直後の刺身を解凍した時とは出来上
りの状態が全く異なるものである。また、一度解凍調理
を行い、解凍不足と思って追加解凍を行った時には刺身
が全く煮えてしまう等の問題がある。
【0008】更に、例えば冷凍したカレーを解凍して加
熱する解凍調理では、解凍の際に上述したように解凍段
階で調理の温度分布が大き過ぎると、解凍後の加熱段階
でも一部のみに電波が集中してしまい、調理完了時点で
は、容器の端の部分では沸騰しているのにも関わらず、
容器の真中付近では、まだ冷たく固まっている等の不具
合が発生するという問題がある。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、食品の初期温度の違いや量の
大小にも関わらず均一に加熱調理し得る電子レンジを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、食品を加熱する加熱手段
と、該加熱手段により加熱された食品の複数の箇所の温
度を非接触で検出する温度検出手段と、該温度検出手段
で検出した最高温度と最低温度の温度差を算出する温度
差算出手段と、該温度差算出手段で算出した前記温度差
に基づいて前記加熱手段を制御する制御手段とを有する
ことを要旨とする。
【0011】請求項1記載の本発明にあっては、加熱手
段により加熱された食品の複数の箇所の温度を検出し、
この検出した最高温度と最低温度の温度差を算出し、該
温度差に基づいて加熱手段を制御するため、食品を均一
に加熱することができる。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、食品を加
熱する加熱手段と、該加熱手段により加熱された食品の
複数の箇所の温度を非接触で検出する温度検出手段と、
該温度検出手段で検出した食品の複数の箇所の温度に基
づいて食品の形状を認識する形状認識手段と、該形状認
識手段で認識した食品の形状に基づいて前記加熱手段を
制御する制御手段とを有することを要旨とする。
【0013】請求項2記載の本発明にあっては、加熱手
段により加熱された食品の複数の箇所の温度を検出し、
この検出した食品の複数の箇所の温度に基づいて食品の
形状を認識し、この認識した食品の形状に基づいて加熱
手段を制御するため、食品の大きさに関係なく、食品を
均一に加熱することができる。
【0014】更に、請求項3記載の本発明は、食品を加
熱する加熱手段と、該加熱手段により加熱された食品の
複数の箇所の温度を非接触で検出する温度検出手段と、
該温度検出手段で検出した最高温度と最低温度の温度差
を算出する温度差算出手段と、前記温度検出手段で検出
した食品の複数の箇所の温度に基づいて食品の形状を認
識する形状認識手段と、該温度差算出手段で算出した前
記温度差および前記形状認識手段で認識した食品の形状
に基づいて前記加熱手段を制御する制御手段とを有する
ことを要旨とする。
【0015】請求項3記載の本発明にあっては、加熱手
段により加熱された食品の複数の箇所の温度を検出し、
この検出した最高温度と最低温度の温度差を算出すると
ともに食品の複数の箇所の温度に基づいて食品の形状を
認識し、前記温度差および前記食品の形状に基づいて加
熱手段を制御するため、食品の大きさに関係なく、食品
を均一に加熱することができる。
【0016】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
発明において、前記形状認識手段で認識した食品の形状
および前記温度検出手段で検出した食品の複数の箇所の
温度に基づいて食品の平均温度を算出する平均温度算出
手段と、該平均温度算出手段で算出した食品の平均温度
に基づいて前記加熱手段による加熱を停止させる加熱停
止手段とを更に有することを要旨とする。
【0017】請求項4記載の本発明にあっては、形状認
識手段で認識した食品の形状および温度検出手段で検出
した食品の複数の箇所の温度に基づいて食品の平均温度
を算出し、この食品の平均温度に基づいて加熱手段によ
る加熱を停止させるため、食品の大きさに関係なく、食
品を均一に加熱することができる。
【0018】また、請求項5記載の本発明は、請求項3
記載の発明において、前記形状認識手段で認識した食品
の形状および前記温度検出手段で検出した食品の複数の
箇所の温度に基づいて食品の平均温度を算出する平均温
度算出手段と、該平均温度算出手段で算出した食品の平
均温度に基づいて前記加熱手段による加熱を終了する時
間を予測して報知する加熱終了時間予測手段とを更に有
することを要旨とする。
【0019】請求項5記載の本発明にあっては、認識し
た食品の形状および検出した食品の複数の箇所の温度に
基づいて食品の平均温度を算出し、この算出した食品の
平均温度に基づいて加熱手段による加熱を終了する時間
を予測して報知するため、加熱調理の終了時間がわか
り、便利である。
【0020】更に、請求項6記載の本発明は、請求項1
乃至5のいずれかに記載の発明において、前記加熱手段
の加熱出力を連続的に可変制御し得るように前記加熱手
段に連続的な電力を供給するインバータ電源を更に有す
ることを要旨とする。
【0021】請求項6記載の本発明にあっては、インバ
ータ電源により加熱手段の出力を連続的に可変制御する
ため、解凍などの小電力で加熱する必要がある場合に所
定の温度差内で加熱調理することができる。
【0022】請求項7記載の本発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の発明において、前記加熱手段が、食
品を載置して回転するターンテーブルを有し、前記温度
検出手段は、前記ターンテーブルのほぼ半径方向に沿っ
て食品の複数の箇所の温度を検出すべく前記ターンテー
ブルのほぼ半径方向に沿って直線状に並べられ、前記タ
ーンテーブルの回転に同期して食品の複数の箇所の温度
を検出する複数の赤外線センサ素子を有し、前記複数の
赤外線センサ素子によって前記ターンテーブルの回転に
同期して検出した食品の複数の箇所の温度を記憶する記
憶手段を更に有することを要旨とする。
【0023】請求項7記載の本発明にあっては、ターン
テーブルのほぼ半径方向に沿って直線状に並べた複数の
赤外線センサ素子によってターンテーブルの回転に同期
してターンテーブルのほぼ半径方向に沿って食品の複数
の箇所の温度を検出し、この複数の赤外線センサ素子に
よって検出した食品の複数の箇所の温度を記憶している
ため、赤外線センサ素子としてラインセンサを使用で
き、回路構成を簡単化でき、経済化をはかることができ
る。
【0024】また、請求項8記載の本発明は、請求項7
記載の発明において、前記温度差算出手段が、前記記憶
手段に記憶された温度データから最高温度と最低温度を
検出し、この検出した最高温度と最低温度の温度差を計
算する温度差計算手段を有することを要旨とする。
【0025】請求項8記載の本発明にあっては、記憶手
段に記憶された温度データから最高温度と最低温度およ
び両者の温度差を計算し、該温度差で加熱制御するた
め、食品の大きさに関係なく、均一に加熱することがで
きる。
【0026】更に、請求項9記載の本発明は、請求項8
記載の発明において、前記記憶手段に記憶された食品の
複数の箇所の温度の時間的変化量を算出する温度傾斜算
出手段を更に有し、前記形状認識手段が、前記温度傾斜
算出手段で算出された食品の複数の箇所の温度の時間的
変化および所定の基準値に基づいて食品の形状を認識す
る形状識別手段を有することを要旨とする。
【0027】請求項9記載の本発明にあっては、食品の
複数の箇所の温度の時間的変化量を算出し、該時間的変
化および所定の基準値に基づいて食品の形状を認識する
ため、食品の形状を容易かつ正確に判定することができ
る。
【0028】請求項10記載の本発明は、請求項7記載
の発明において、前記形状認識手段が、前記記憶手段に
記憶された食品の複数の箇所の温度のうちの初期の温度
データから食品の形状を判別する形状判別手段を有する
ことを要旨とする。
【0029】請求項10記載の本発明にあっては、記憶
手段に記憶された食品の複数の箇所の温度のうちの初期
の温度データから食品の形状を判別するため、解凍にお
いて正確な平面形状を判定でき、食品の角部の煮えなど
が発生しない解凍を行うことができる。
【0030】また、請求項11記載の本発明は、請求項
7記載の発明において、前記記憶手段に記憶された食品
の複数の箇所の温度データのうち食品の外郭端部を示す
温度データから前記温度検出手段が検出する範囲に対す
る食品の占める面積率を算出する面積率算出手段を更に
有することを要旨とする。
【0031】請求項11記載の本発明にあっては、食品
の複数の箇所の温度データのうち食品の外郭端部を示す
温度データから食品の占める面積率を算出するため、特
に解凍などにおいて食品端面の温度データを実用的な比
較的荒いセンサ素子を用いても正確に検出でき、食品の
角部の煮え等の発生しない解凍を行うことができる。
【0032】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
7記載の発明において、前記ターンテーブルを駆動する
駆動手段と、該駆動手段によるターンテーブルの駆動動
作と前記複数の赤外線センサ素子による温度検出動作と
を同期させる同期手段とを更に有することを要旨とす
る。
【0033】請求項12記載の本発明にあっては、ター
ンテーブルの駆動動作と赤外線センサ素子による温度検
出動作とを同期手段で同期させているため、低価格な検
出回路を構成できる。
【0034】請求項13記載の本発明は、請求項7記載
の発明において、前記複数の赤外線センサ素子が、加熱
室の外部に設けられ、加熱室の天板に形成されたスリッ
トを介して加熱室内の食品から到来する赤外線を反射鏡
で反射し、該反射鏡で反射された赤外線を検出するよう
に構成されていることを要旨とする。
【0035】請求項13記載の本発明にあっては、複数
の赤外線センサ素子は加熱室の外部に設けられ、加熱室
の天板のスリットを介して反射鏡で反射された赤外線を
検出するように構成されているため、赤外線センサを低
温部に設けて、信頼性を向上し、温度検出誤差を小さく
できる。
【0036】また、請求項14記載の本発明は、請求項
13記載の発明において、前記複数の赤外線センサ素子
が、加熱室の外部の機械室内または機械室近傍に配設さ
れていることを要旨とする。
【0037】請求項14記載の本発明にあっては、赤外
線センサ素子は加熱室の外部の機械室内または機械室近
傍に配設されているため、赤外線センサを低温部に設け
て、信頼性を向上し、温度検出誤差を小さくできる。
【0038】更に、請求項15記載の本発明は、請求項
13または14記載の発明において、前記反射鏡と前記
複数の赤外線センサ素子との間に配設され、加熱室から
のマイクロ波を遮断すべく、遮光のために高さまたは
幅、または高さと幅の両方が前記複数の赤外線センサ素
子に向かって小さくなるようにテーパ状に形成された空
洞を有することを要旨とする。
【0039】請求項15記載の本発明にあっては、反射
鏡と赤外線センサ素子との間の空洞はテーパ状に形成さ
れているため、マイクロ波が漏れることがなく、安全で
あり、また赤外線センサのデータにも信頼性がでる。
【0040】請求項16記載の本発明は、請求項15記
載の発明において、前記空洞および加熱室が断熱構造で
形成されていることを要旨とする。
【0041】請求項16記載の本発明にあっては、空洞
および加熱室が断熱構造で形成されているため、赤外線
センサのデータに信頼性がでる。
【0042】また、請求項17記載の本発明は、請求項
16記載の発明において、前記空洞内部に対して前記複
数の赤外線センサ素子の方向から冷却風を送風する送風
手段を有することを要旨とする。
【0043】請求項17記載の本発明にあっては、空洞
内部に対して赤外線センサ素子の方向から冷却風が送風
されるため、赤外線センサのデータに信頼性がでる。
【0044】更に、請求項18記載の本発明は、請求項
13記載の発明において、オーブン加熱時に前記スリッ
トを閉塞するシャッタ手段を有することを要旨とする。
【0045】請求項18記載の本発明にあっては、オー
ブン加熱時にはシャッタ手段によりスリットを閉塞する
ため、汚れなどにより誤動作が発生しない。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0047】図1は、本発明の一実施形態に係わる電子
レンジの機能構成を示すブロック図である。同図に示す
電子レンジは、加熱室1内のターンテーブル3上に載置
された食品18に対してマイクロ波を発生して加熱する
加熱手段2を有するとともに、該加熱手段2で加熱され
た食品18の温度を赤外線で検知する赤外線センサ5を
有する。
【0048】この赤外線センサ5は、図1にセンサエリ
ア17を示すようにターンテーブル3のほぼ半径方向に
沿って直線状に食品18の複数の箇所の温度を検出し得
るように図2に示す如く直線状に配設された複数、本実
施形態では8個の赤外線センサ素子51,52,53・
・・58から構成され、これらの赤外線センサ素子5
1,52,53・・・58はターンテーブル3のほぼ半
径方向に沿って直線状に並べられている。なお、図2に
おいて、これらの赤外線センサ素子51〜58に並んで
設けられている赤外線センサ素子5Sは基準センサであ
る。
【0049】赤外線センサ素子51,52,53・・・
58で検出された食品18の複数の箇所の温度信号およ
び赤外線センサ素子5Sで検出された基準信号は、図3
に示すように、複数の増幅器27a〜27iで増幅さ
れ、マルチプレクサ40で順次読み出され、A/Dコン
バータ41でディジタル信号に変換された後、温度デー
タ変換器42において基準の赤外線センサ素子5Sの出
力信号と比較され、温度信号として記憶回路10に記憶
される。なお、記憶回路10にはターンテーブル3の1
回転分の温度データが1フレーム分として順次記憶され
るようになっている。
【0050】更に、赤外線センサ5を構成する赤外線セ
ンサ素子51,52,53・・・58は、食品18を載
置したターンテーブル3の半径方向において図4(a)
の51,52,53・・・58で示すように直線的に連
続した複数の箇所の温度を検知するようになっている。
【0051】また、赤外線センサ5は、図6(a),
(b)に平面図および側面図として示すように、加熱室
1の上部中心より約1/4ずれた位置に配設されてい
る。更に詳しくは、赤外線センサ5は図6(a),
(b)に示すように加熱室1の天板に形成されたスリッ
ト状の開口部26を介して食品18の複数の箇所からの
赤外線を温度信号として検知するが、該赤外線は開口部
26を通過した後、反射鏡21で反射され、光路20内
を通って、赤外線センサ5で検出されるようになってい
る。この光路20の外側には風洞22が設けられ、該風
洞22の端部に設けられたファン23からの冷却風が光
路20を構成している隔壁部に形成された複数の通風口
27を通って光路20内に送り込まれ、更に加熱室1に
供給され、これにより赤外線センサ5を冷却するととも
に、反射鏡21などへの汚れの付着を防止している。な
お、赤外線センサ5は加熱室1の側部に設けられている
機械室19内に配設されている。また、機械室19には
図示しないが、加熱手段2を構成するマグネトロンを駆
動するためのトランス、制御回路などの機構部分が収納
されている。
【0052】更に、図6(b)に示すように、前記開口
部26はシャッタ30で開閉し得るように構成され、こ
のシャッタ30はソレノイド31で開閉駆動されるよう
になっている。この構造は更に詳細には図7に示されて
いる。
【0053】すなわち、図7に示すように、シャッタ3
0はロータリソレノイド31のシャフト32に回動自在
に取り付けられ、オーブン加熱の際には開口部26を閉
じるように構成されている。なお、シャッタ30は非通
電時には閉じており、その位置を正確にするためにスト
ッパ33が設けられている。
【0054】図7において、加熱室1から開口部26を
通過した赤外線は反射鏡21で反射されて、矢印で示す
ように赤外線センサ5に導かれるが、この反射鏡21は
光路20を構成する筐体に対して断熱構造を構成すべく
空間21aを設けて溶接されている。また、ファン23
からの冷却風は風洞22で構成される風路25を矢印の
ように通過して、光路20を構成している筐体に形成さ
れた通風口27を通って光路20内に導かれ、更に加熱
室1に供給されるが、この通風口27はマイクロ波を通
さない程度に小さく形成されている。光路20は、反射
鏡21を取り囲むとともに、加熱手段2からの加熱室1
内のマイクロ波が外部に漏れず、更に赤外線センサ5に
対してマイクロ波が影響を与えないように赤外線センサ
5に向かう程狭くなるようにテーパ状に形成されてい
る。光路20はマイクロ波を伝導する導波管としての動
作をしなくなり、赤外線センサ5に対して影響を与えな
いように構成されている。
【0055】図1に戻って、食品18を載置するターン
テーブル3は加熱室1の下側に設けられているモータ4
によって回転駆動され、定速回転するようになってい
る。該モータ4は、交流電源により回転するシンクロナ
スモータであり、制御回路7を介して電源周波数に同期
して回転制御されている。制御回路7は、電源6により
動作電圧を供給されて動作し、本電子レンジ全体の動作
を制御する。電源6は一般の商用電源を利用している。
なお、制御回路7は、商用電源周波数を判別するための
ソフトウェアを内蔵しており、電源6に接続された時に
商用周波数が50Hzであるかまたは60Hzであるか
を判定して記憶するようになっている。
【0056】制御回路7は、スタートスイッチ8によっ
て起動され、モータ4、加熱手段2、記憶回路10を制
御して、加熱制御を開始するとともに、赤外線センサ5
がターンテーブル3上の食品18の複数の箇所上の表面
温度を検出し、この検出した温度データをタイミング回
路9からのタイミング信号に同期して記憶回路10に記
憶するようになっている。タイミング回路9から発生す
るタイミング信号は、図4(a)においてタイミングt
1,t2,t3,・・・,t12(t0)で示すよう
に、ターンテーブル3の1回転を12等分するように発
生する。なお、この12等分の値は一例であって、赤外
線センサ5の応答速度が速い場合にはもっと細かく設定
することができることは勿論である。
【0057】図4(a)に示すように、赤外線センサ5
を構成する赤外線センサ素子51,52,53・・・5
8によって検出された食品18の表面温度データは、タ
ーンテーブル3の1回転に相当するタイミング回路9か
らのタイミングt1,t2,t3,・・・,t12で取
り込まれ、1フレーム分として記憶回路10に順次記憶
される。このように温度データを1フレーム毎に記憶回
路10に記憶することにより、食品18の複数の箇所の
温度上昇率を把握することができる。なお、赤外線セン
サ5の応答速度は例えばタイミングt0−t1の時間で
応答する速さであり、食品18がこの間に領域のすべて
を覆わない場合には(例えば、赤外線センサ5のタイミ
ングt0−t1)、この領域での平均的な温度を示すと
考えられる。図4(b)は、図4(a)に示すように、
ターンテーブル3上に矩形の食品18が載置されている
場合の赤外線センサ素子51,52,53・・・58に
よる検出温度を示している。
【0058】上述したように、タイミング回路9からの
タイミング信号t1,t2,t3,・・・,t12に同
期して、赤外線センサ素子51,52,53・・・58
で検出された温度データを取り込んで記憶回路10に記
憶される温度データは、平均温度検出装置11、温度差
検出装置12、平面形状認識装置13に供給される。平
均温度検出装置11は、赤外線センサ5で検出した食品
18の複数の箇所の温度データから食品18の平均温度
を検出し、この検出温度を仕上温度記憶装置14に供給
され、仕上温度記憶装置14に予め記憶されている食品
18の仕上がり温度と比較され、食品18の平均温度が
該仕上がり温度に達すると、制御回路7を介して加熱手
段2を停止し、加熱処理を終了するようになっている。
【0059】また、温度差検出装置12は、赤外線セン
サ5で検出した食品18の複数の箇所の温度データから
最高温度と最低温度を検出して、両者の温度差を算出
し、この温度差データを加熱出力設定装置15に供給す
る。加熱出力設定装置15は、該温度差に基づいて加熱
手段2の加熱出力を設定する。更に、平面形状認識装置
13は、赤外線センサ5で検出した食品18の複数の箇
所の温度データに基づいて食品18の平面形状を認識
し、この認識した食品18の形状情報を最大出力設定装
置16に供給する。最大出力設定装置16は、食品18
の形状情報に基づいて加熱手段2の最大出力を設定す
る。
【0060】次に、図5を参照して、平面形状認識装置
13による食品18の平面形状の認識処理について説明
する。図5(a)は、解凍調理において図4(b)に示
した記憶回路10における温度部分のタイミングt1の
温度記憶値の時間的遷移を示している図であり、縦軸に
温度を示し、横軸に時間を示し、赤外線センサ素子5
1,52,53・・・58による検知温度の時間変化を
示している。加熱を開始した後、所定時間T1経過後
(ここでは、1フレーム分の温度データを取り込んだ時
点)の検知温度を見ると、食品18がある部分の温度は
食品18がない部分の温度に比べて非常に低いことがわ
かる。すなわち、食品18がある箇所を検知している赤
外線センサ素子51,52,53,54,55による検
知温度は−20℃と非常に低く、食品18がない箇所を
検知している赤外線センサ素子56,57,58による
検知温度はほぼ室温となっている。従って、図5(a)
に示すように、解凍調理の場合には、温度データが入力
された後に室温と比較することにより、室温よりも遥か
に低い検知温度の部分に食品18が存在していると考え
て、食品18の平面形状を認識することができる。
【0061】これに対して、図5(b)は、再加熱調理
の場合の検知温度の時間的遷移を示しているが、再加熱
調理の場合には、食品18の温度は一般的に室温とほぼ
同じであるため、加熱開始直後では食品18の形状を認
識することができず、所定時間加熱した後の温度上昇を
もって、食品18の平面形状を認識する。
【0062】図4(b)を参照して、平面形状認識装置
13による食品18の平面形状認識処理について更に詳
細に説明する。解凍調理においては、赤外線センサ素子
51,52,53・・・58で検出した食品18の温度
データを最初の1フレームだけ記憶回路10に記憶した
時、該記憶回路10の記憶内容は図4(b)に示すよう
に記憶される。ところで、制御回路7は、室温を検出す
るための温度センサを内蔵しているので、この室温検出
温度センサによる室温データと記憶回路10の記憶内容
とを比較すると、解凍する食品が置かれている部分を検
出した所の温度は非常に低くなっている。従って、記憶
回路10に記憶された温度において室温よりも所定値、
例えば5℃だけ低い所が食品が載置されている部分と判
断することができる。この部分が図4(b)において斜
線で示す部分である。このようにして、記憶回路10に
おいて食品が載置されている部分、すなわち食品18の
形状を判定することができるが、記憶回路10の1ビッ
トに対応する食品の面積は図4(a)からわかるように
ターンテーブル3の内側ほど面積が小さい。従って、記
憶回路10のメモリビット列毎に面積係数N51,N5
2,N53,・・・,N58を掛けてから加算し、その
加算値を全体の面積Sとの比と比べることにより面積率
を算出することができる。以上のように食品18の形状
を認識することにより食品18がターンテーブル3の中
央でなく、偏って載置された場合でも食品18の大きさ
を正確に判定することができる。
【0063】平面形状認識装置13は、上述したように
認識した食品18の平面形状に基づいて最大出力をどの
程度まで入力しても加熱分布が大きくならないかを判定
し、この判定した値を最大出力設定装置16に記憶す
る。
【0064】また、温度差検出装置12は、記憶回路1
0に記憶された温度データに基づき例えば時刻t1にお
いてすべての温度データが揃っている場合、食品18の
温度データのうち最高温度と最低温度を判別して、両者
の温度差を検出する。この検出された温度差情報は、加
熱出力設定装置15に供給され、食品18における最高
温度と最低温度との温度差が所定値以上に大きくならな
いように加熱手段2の出力を調整すべく加熱出力設定装
置15を高出力または低出力に設定して動作させ、加熱
調理を行う。
【0065】次に、図8に示すフローチャートを参照し
て、図1に示す電子レンジの作用を説明する。
【0066】食品10を加熱室1内に入れて、ターンテ
ーブル3上に載置し、例えば生解凍、解凍温めなどのメ
ニューキーを操作し(ステップ101)、それからスタ
ートスイッチ8を操作すると(ステップ102)、制御
回路7が起動され、モータ4、加熱手段2、記憶回路1
0を制御し、加熱調理が開始される。例えば、解凍キー
が操作されたとすると、まず解凍時出力が最大出力30
0Wに設定され(ステップ103)、記憶回路10の内
容が初期化され(ステップ104)、解凍が開始され
る。また同時に、赤外線センサ素子51,52,53・
・・58は、タイミング回路9から出力される上述した
タイミングt1,t2,t3,・・・,t12の所定の
間隔で食品18の各部の温度を検出開始し、この検出し
た温度データを時刻t1−t12のタイミング毎に記憶
回路10に記憶される(ステップ105,106)。そ
して、時刻t1−t12のすべてのタイミングで温度デ
ータが1フレーム分として取り込まれて記憶回路10に
記憶されると(ステップ107)、この記憶された温度
データが平均温度検出装置11、温度差検出装置12、
平面形状認識装置13に供給され、平面形状認識装置1
3の平面形状認識処理、面積算出処理により食品18の
平面形状と面積が算出される(ステップ108)。
【0067】なお、加熱室1を上方から見ると、ターン
テーブル3が円形であるため、記憶回路10がどの時点
から赤外線センサ5の検知出力を記憶始めても特に問題
はない。この記憶はターンテーブル3の1回転に1フレ
ーム分の温度データが記憶されるように同期を取りなが
ら行われる。この場合、最大の出力で解凍が開始される
が、解凍の場合には食品18の温度は一般的に室温より
も低い。従って、ターンテーブル3が1回転した時を上
述した図5(a)の時間T1として食品18の平面形状
を判定する動作を開始することで十分に食品18の平面
形状を判定することができる。
【0068】次に、面積率の算出が行われる(ステップ
109)。面積率は、ターンテーブル3の全体に食品1
8が載置された場合を1として、ターンテーブル3の全
面積に対して食品18の占める面積の割合として算出さ
れる。この算出された面積率に対して加熱手段2の最大
出力電力値が図9(a),(b)に示すように予め設定
されており、これにより食品18の解凍調理に対する最
大出力が決定され、この最大出力で加熱が継続される
(ステップ110)。なお、最大出力値は、電源6とし
てインバータ電源を使用している場合には連続的に可変
し得るので、調整範囲が大きく、また食品18に対して
短時間であっても過加熱することがないので、最適な電
源であるが、通常の低周波トランスを用いた場合には最
大出力の通電率を可変する方式でも可能である。
【0069】次に、温度差検出装置12により1フレー
ム内での最高温度と最低温度との温度差Tが検出される
(ステップ111)。そして、この検出された温度差T
に基づいて前記最大出力値に対して出力を小さくした加
熱出力が設定される(ステップ112〜128)。すな
わち、具体的には、温度差Tが所定値α1よりも大きい
場合には、現在加熱している出力値Pよりも30%出力
を低下する(ステップ112,114)。また、温度差
Tが所定値α2よりも大きい場合には、現在加熱してい
る出力値Pよりも20%出力を低下する(ステップ11
6,118)。更に、温度差Tが所定値α3よりも大き
い場合には、出力値Pを10%低下する(ステップ12
0,122)。温度差Tが前記所定値α3よりも小さ
く、かつ所定値β1よりも大きい場合には、現在加熱し
ている出力値Pはそのまま変化させずに継続する(ステ
ップ124)。また、温度差Tが所定値β1よりも小さ
い場合には、現在加熱している出力値Pを10%増加す
る(ステップ126,128)。このように温度差Tに
基づいて加熱手段2の出力を可変制御する。
【0070】次に、平均温度検出装置11において検出
温度データの平均値を算出する(ステップ130)。上
述したように、平面形状認識装置13による形状認識処
理により食品18の平面形状が判明しているので、食品
18が載置されている部分のみの平均温度を算出する。
そして、この算出した平均温度を食品18のメニューに
合った平均温度記憶値(例えば、2℃)と比較し(ステ
ップ132)、平均温度が平均温度記憶値よりも大きく
ない場合には、ステップ105に戻って同じ動作を繰り
返し行うが、平均温度が平均温度記憶値よりも大きくな
ると、加熱手段2による加熱出力を停止し(ステップ1
34)、処理を終了する。
【0071】次に、図10および図11を参照して、本
発明の他の実施形態に係わる電子レンジについて説明す
る。なお、図10は本実施形態の電子レンジの構成を示
すブロック図であり、図11は該電子レンジの作用を示
すフローチャートである。
【0072】図10に示す本実施形態の電子レンジは、
図1に示した電子レンジにおいて平面形状認識装置13
および最大出力設定装置16を削除した点が異なるもの
である。すなわち、図1の電子レンジでは、平面形状認
識装置13の出力に基づいて最大出力設定装置16にお
いて最大出力を決定していたが、図10に示す本実施形
態の電子レンジでは、平均温度検出装置11に内蔵され
ている平面形状認識機能により認識された食品18の平
面形状に基づいて平均温度検出装置11で食品18の平
均温度を算出するとともに、温度差検出装置12により
検出された前記温度差のみに基づいて加熱出力設定装置
15を介して加熱制御を行うようにしている。
【0073】図10に示す電子レンジにおいて、温度差
検出装置12は、図12(a)に示す温度差と出力時間
間隔の関係を示す表のように温度差が0の場合には、3
00W出力を連続的にオンとし、温度差が4,6,8,
10,12℃のように発生するに従い、出力をオンする
時間とオフする時間を可変している。出力を300Wに
する機能は上述したようにインバータ電源を用いてもよ
いし、また低周波トランスをオン/オフ制御して目標と
する出力を得るようにしてもよい。更に、解凍調理にお
いては、食品を初期に300Wで加熱する必要はなく、
平面形状認識を行った後、その最大出力で加熱調理を行
ってもよい。また、図12(a)に示す表の代わりに、
図12(b)に示すように、温度差を更に細かく分割す
ることにより、更に精度良く制御することができる。
【0074】図11に示すフローチャートは、図10に
示す電子レンジの作用を示しているが、この図11に示
す作用は図8に示した図1の実施形態の作用においてス
テップ103,110に示した最大出力設定処理が削除
された点が異なるものであるとともに、ステップ108
における形状認識・面積算出処理およびステップ109
における面積率算出処理が平均温度検出装置11に内蔵
された平面形状認識機能により行われている点が異なる
ものであり、その他の作用は本質的に同じである。
【0075】図13は、加熱調理において食品の平面形
状を判定する処理を示すフローチャートである。すなわ
ち、平面形状認識装置13による平面形状認識処理にお
いて解凍調理の場合には、食品の温度は室温よりもかな
り低いので、室温よりも若干低い所定の基準温度と比較
して食品の形状を判定していたが、加熱調理の場合、特
に食品を一度加熱した直後は加熱室1内も温度が上昇し
ている可能性があり、このような場合には1点温度での
判定は誤判定になる可能性がある。そこで、図13に示
す処理では所定時間経過した所での温度データを取得
し、該温度データから判定を行うようにしている。
【0076】従って、図13に示すフローチャートで
は、加熱調理においてスタートスイッチ8が操作され
て、フルパワーで加熱処理が開始された後、上述した図
8のステップ104〜107と同様に記憶回路10の内
容を初期化して(ステップ104)、赤外線センサ素子
51,52,53・・・58がタイミングt1,t2,
t3,・・・,t12の所定の間隔で食品18の各部の
温度を検出し、この検出した温度データを記憶回路10
に記憶し(ステップ105,106)、時刻t1−t1
2のすべてのタイミングで温度データが1フレーム分と
して取り込まれて記憶回路10に記憶されると(ステッ
プ107,201)、更に同様の処理を5フレーム分繰
り返して、5フレーム目の温度データを記憶回路10に
記憶し(ステップ203,205,207)、この5フ
レーム目の温度データで形状認識を行っている。
【0077】すなわち、加熱室1内の食品18は加熱処
理により温度が上昇開始するが、ターンテーブル3は電
源6の周波数が例えば50Hzの場合には1分間に10
回転し、60Hzの場合には12回転するので、上述し
た5フレーム目では、約30秒経過したことになる。食
品18が比較的小さい容量のものである場合には、30
秒あれば、食品は温度上昇開始するので、この30秒
後、すなわち5フレーム目の温度データを記憶して利用
し、この5フレーム目の温度データにおける温度差が所
定の値よりも大きいか否かを判定し(ステップ20
9)、温度差が所定値よりも大きい場合、前記形状認識
・面積算出処理を行うようにしている(ステップ21
1)。なお、食品の容量が大きく、1回目の温度上昇で
は十分に平面形状を判定できない場合には、更に6フレ
ーム後の温度データと第1フレームの温度データを比較
することにより判別を適確に行うことができる。このよ
うに食品の温度上昇率で食品の平面形状を判定すること
により、加熱調理時においても正確な平面形状を認識す
ることができる。
【0078】図14は、特に食品18の端部または角部
に相当する部分の温度を正確に検出するための説明図で
ある。食品の角の部分の温度は正確に検出することが比
較的困難である。具体的には、図4(a)において、例
えばタイミングt1の赤外線センサ素子55は、食品1
8の角の部分の温度を検知していて、該赤外線センサ素
子55の検知面積部分は、食品18によって十分に覆わ
れていないため、該赤外線センサ素子55で検知される
温度は食品の真の温度よりも高い値となっている。この
結果、例えば解凍等の場合には食品の角に電波が集中し
て温度が上昇するが、食品の角の温度検出が上述したよ
うに不正確であるために、食品の角部が煮えてしまう等
ということが発生する。これを解決するためには、赤外
線センサ素子の数を多くして十分にカバーすればよいの
であるが、このようにすると、赤外線センサ素子の価
格、記憶回路の価格等が非常に増加し、低価格化を図る
ことができない。
【0079】そこで、図14に示す方法では、各赤外線
センサ素子51,52,53・・・58が検出する領域
を単位面積とし、食品18の温度をTx、室温をTr、
食品の検出温度をTとする。各赤外線センサ素子による
検出温度Tは該当する検出領域における食品温度を含む
平均温度と考えられるので、各赤外線センサ素子が検出
している領域内で食品が覆っている領域である面積率A
は、次式のようになる。
【0080】A=(T−Tr)/(Tx−Tr) 従って、温度上昇が進むにつれて、検出温度が上昇する
が、該当する領域の食品の温度Txは、上式から測定値
T,室温Tvと前記面積率Aを用いて、推定することが
できる。このようにして食品の角部の温度を正確に検出
することにより食品の角部が煮えてしまうようなことを
防止することができる。
【0081】図15は、加熱調理において加熱時間に対
する食品の平均温度を示す図であり、横軸に加熱時間を
示し、縦軸に食品の平均温度を示している。食品の平均
温度は調理開始時には当然低く、また加熱時間に対する
平均温度の上昇の割合である傾斜も比較的大きいが、加
熱時間の経過とともに平均温度は上昇し、加熱時間に対
する平均温度の上昇の割合である傾斜は徐々に小さくな
り、平均温度が出来上り温度近くなると、傾斜は小さく
なり、平均温度は飽和した状態に近づき、食品はほぼ出
来上がった状態になる。そこで、食品の平均温度の傾斜
から平均温度が出来上がり温度に達する時間を予測時間
として推定し、この予測時間を表示することにより、ユ
ーザは加熱調理がいつごろ終わるかがわかり、使い勝手
を向上することができる。
【0082】なお、上記実施形態において、赤外線セン
サ素子としては例えばサーモパイル、パイロセンサ等の
赤外線を検出するセルセンサなどがある。また、赤外線
センサ素子はラインセンサに限らず、イメージセンサで
あってもよい。更に、上記実施形態では、センサを機械
室19に設け、反射鏡21で赤外線を加熱室1の上部か
ら検出する方法について説明したが、これに限定される
ものでなく、センサは加熱室1の上部に設けてもよい
し、または機械室に設け、斜めはすかいから食品の温度
を検出するようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、加熱手段により加熱された食品の最高温
度と最低温度の温度差を算出し、該温度差に基づいて加
熱手段を制御するので、食品を均一に加熱することがで
きる。
【0084】また、請求項2記載の本発明によれば、食
品の複数の箇所の温度を検出し、この複数の箇所の温度
に基づいて食品の形状を認識し、この食品の形状に基づ
いて加熱手段を制御するので、食品の大きさに関係な
く、食品を均一に加熱することができる。
【0085】更に、請求項3記載の本発明によれば、食
品の最高温度と最低温度の温度差を算出するとともに食
品の複数の箇所の温度に基づいて食品の形状を認識し、
温度差および食品の形状に基づいて加熱手段を制御する
ので、食品の大きさに関係なく、食品を均一に加熱する
ことができる。
【0086】請求項4記載の本発明によれば、食品の形
状および食品の複数の箇所の温度に基づいて食品の平均
温度を算出し、この食品の平均温度に基づいて加熱を停
止するので、食品の大きさに関係なく、食品を均一に加
熱することができる。
【0087】また、請求項5記載の本発明によれば、食
品の形状および食品の複数の箇所の温度に基づいて食品
の平均温度を算出し、この食品の平均温度に基づいて加
熱終了時間を予測して報知するので、加熱調理の終了時
間がわかり、便利である。
【0088】更に、請求項6記載の本発明によれば、イ
ンバータ電源により加熱手段の出力を連続的に可変制御
するので、解凍などの小電力で加熱する必要がある場合
に所定の温度差内で加熱調理することができる。
【0089】請求項7記載の本発明によれば、複数の赤
外線センサ素子によってターンテーブルのほぼ半径方向
に沿って食品の複数の箇所の温度を検出しているため、
赤外線センサ素子としてラインセンサを使用でき、回路
構成を簡単化でき、経済化をはかることができる。
【0090】また、請求項8記載の本発明によれば、記
憶手段に記憶された温度データから最高温度と最低温度
および両者の温度差を計算し、該温度差で加熱制御する
ので、食品の大きさに関係なく、均一に加熱することが
できる。
【0091】更に、請求項9記載の本発明によれば、食
品の複数の箇所の温度の時間的変化量を算出し、該時間
的変化および所定の基準値に基づいて食品の形状を認識
するので、食品の形状を容易かつ正確に判定することが
できる。
【0092】請求項10記載の本発明によれば、記憶手
段に記憶された食品の複数の箇所の温度のうちの初期の
温度データから食品の形状を判別するので、解凍におい
て正確な平面形状を判定でき、食品の角部の煮えなどが
発生しない理想的な解凍を行うことができる。
【0093】また、請求項11記載の本発明によれば、
食品の複数の箇所の温度データのうち食品の外郭端部を
示す温度データから食品の占める面積率を算出するた
め、特に解凍などにおいて食品の角部の煮え等の発生し
ない理想的な解凍を行うことができる。
【0094】更に、請求項12記載の本発明によれば、
ターンテーブルの駆動動作と赤外線センサ素子による温
度検出動作とを同期手段で同期させているので、低価格
な検出回路を構成できる。
【0095】請求項13記載の本発明によれば、複数の
赤外線センサ素子は加熱室の外部に設けられ、加熱室の
天板のスリットを介して反射鏡で反射された赤外線を検
出するので、赤外線センサを低温部に設けて、信頼性を
向上し、温度検出誤差を小さくできる。
【0096】また、請求項14記載の本発明によれば、
赤外線センサ素子は加熱室の外部の機械室内または機械
室近傍に配設されているので、赤外線センサを低温部に
設けて、信頼性を向上し、温度検出誤差を小さくでき
る。
【0097】更に、請求項15記載の本発明によれば、
反射鏡と赤外線センサ素子との間の空洞はテーパ状に形
成されているので、マイクロ波が漏れることがなく、安
全であり、また赤外線センサのデータにも信頼性がで
る。
【0098】請求項16記載の本発明によれば、空洞お
よび加熱室が断熱構造で形成されているので、赤外線セ
ンサのデータに信頼性がでる。
【0099】また、請求項17記載の本発明によれば、
空洞内部に対して赤外線センサ素子の方向から冷却風が
送風されるので、赤外線センサのデータに信頼性がで
る。
【0100】更に、請求項18記載の本発明によれば、
オーブン加熱時にはシャッタ手段によりスリットを閉塞
するので、汚れなどにより誤動作が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる電子レンジの機能
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電子レンジに使用されている赤外線セン
サを構成する赤外線センサ素子の構成を示す図である。
【図3】図2に示す赤外線センサ素子の出力回路を示す
回路図である。
【図4】図2に示す赤外線センサ素子のターンテーブル
に対する配列および赤外線センサ素子で検出した1フレ
ーム分の温度データを示す図である。
【図5】食品の加熱温度の時間的遷移を示している図で
ある。
【図6】図1に示す赤外線センサの構造を示す平面図お
よび側面図である。
【図7】図6に示す赤外線センサの構造を更に詳細に拡
大して示す図である。
【図8】図1に示す電子レンジの作用を示すフローチャ
ートである。
【図9】面積率と加熱手段の最大出力電力の関係を示す
表である。
【図10】本発明の他の実施形態に係わる電子レンジの
構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す電子レンジの作用を示すフロー
チャートである。
【図12】食品の最高温度と最低温度の温度差と加熱手
段の出力時間との関係を示す表である。
【図13】加熱調理において食品の平面形状を判定する
処理を示すフローチャートである。
【図14】食品の端部または角部に相当する部分の温度
を正確に検出するための説明図である。
【図15】加熱調理において加熱時間に対する食品の平
均温度を示す図である。
【符号の説明】
1 加熱室 2 加熱手段 3 ターンテーブル 5 赤外線センサ 7 制御回路 9 タイミング回路 10 記憶回路 11 平均温度検出装置 12 温度差検出装置 13 平面形状認識装置 14 仕上温度記憶装置 15 加熱出力設定装置 16 最大出力設定装置 21 反射鏡 23 ファン 26 開口部 30 シャッタ 51−58 赤外線センサ素子

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を加熱する加熱手段と、該加熱手段
    により加熱された食品の複数の箇所の温度を非接触で検
    出する温度検出手段と、該温度検出手段で検出した最高
    温度と最低温度の温度差を算出する温度差算出手段と、
    該温度差算出手段で算出した前記温度差に基づいて前記
    加熱手段を制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る電子レンジ。
  2. 【請求項2】 食品を加熱する加熱手段と、該加熱手段
    により加熱された食品の複数の箇所の温度を非接触で検
    出する温度検出手段と、該温度検出手段で検出した食品
    の複数の箇所の温度に基づいて食品の形状を認識する形
    状認識手段と、該形状認識手段で認識した食品の形状に
    基づいて前記加熱手段を制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする電子レンジ。
  3. 【請求項3】 食品を加熱する加熱手段と、該加熱手段
    により加熱された食品の複数の箇所の温度を非接触で検
    出する温度検出手段と、該温度検出手段で検出した最高
    温度と最低温度の温度差を算出する温度差算出手段と、
    前記温度検出手段で検出した食品の複数の箇所の温度に
    基づいて食品の形状を認識する形状認識手段と、該温度
    差算出手段で算出した前記温度差および前記形状認識手
    段で認識した食品の形状に基づいて前記加熱手段を制御
    する制御手段とを有することを特徴とする電子レンジ。
  4. 【請求項4】 前記形状認識手段で認識した食品の形状
    および前記温度検出手段で検出した食品の複数の箇所の
    温度に基づいて食品の平均温度を算出する平均温度算出
    手段と、該平均温度算出手段で算出した食品の平均温度
    に基づいて前記加熱手段による加熱を停止させる加熱停
    止手段とを更に有することを特徴とする請求項3記載の
    電子レンジ。
  5. 【請求項5】 前記形状認識手段で認識した食品の形状
    および前記温度検出手段で検出した食品の複数の箇所の
    温度に基づいて食品の平均温度を算出する平均温度算出
    手段と、該平均温度算出手段で算出した食品の平均温度
    に基づいて前記加熱手段による加熱を終了する時間を予
    測して報知する加熱終了時間予測手段とを更に有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 前記加熱手段の加熱出力を連続的に可変
    制御し得るように前記加熱手段に連続的な電力を供給す
    るインバータ電源を更に有することを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれかに記載の電子レンジ。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段は、食品を載置して回転す
    るターンテーブルを有し、 前記温度検出手段は、前記ターンテーブルのほぼ半径方
    向に沿って食品の複数の箇所の温度を検出すべく前記タ
    ーンテーブルのほぼ半径方向に沿って直線状に並べら
    れ、前記ターンテーブルの回転に同期して食品の複数の
    箇所の温度を検出する複数の赤外線センサ素子を有し、 前記複数の赤外線センサ素子によって前記ターンテーブ
    ルの回転に同期して検出した食品の複数の箇所の温度を
    記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載の電子レンジ。
  8. 【請求項8】 前記温度差算出手段は、前記記憶手段に
    記憶された温度データから最高温度と最低温度を検出
    し、この検出した最高温度と最低温度の温度差を計算す
    る温度差計算手段を有することを特徴とする請求項7記
    載の電子レンジ。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段に記憶された食品の複数の
    箇所の温度の時間的変化量を算出する温度傾斜算出手段
    を更に有し、 前記形状認識手段は、前記温度傾斜算出手段で算出され
    た食品の複数の箇所の温度の時間的変化および所定の基
    準値に基づいて食品の形状を認識する形状識別手段を有
    することを特徴とする請求項8記載の電子レンジ。
  10. 【請求項10】 前記形状認識手段は、前記記憶手段に
    記憶された食品の複数の箇所の温度のうちの初期の温度
    データから食品の形状を判別する形状判別手段を有する
    ことを特徴とする請求項7記載の電子レンジ。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段に記憶された食品の複数
    の箇所の温度データのうち食品の外郭端部を示す温度デ
    ータから前記温度検出手段が検出する範囲に対する食品
    の占める面積率を算出する面積率算出手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項7記載の電子レンジ。
  12. 【請求項12】 前記ターンテーブルを駆動する駆動手
    段と、該駆動手段によるターンテーブルの駆動動作と前
    記複数の赤外線センサ素子による温度検出動作とを同期
    させる同期手段とを更に有することを特徴とする請求項
    7記載の電子レンジ。
  13. 【請求項13】 前記複数の赤外線センサ素子は、加熱
    室の外部に設けられ、加熱室の天板に形成されたスリッ
    トを介して加熱室内の食品から到来する赤外線を反射鏡
    で反射し、該反射鏡で反射された赤外線を検出するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項7記載の電子
    レンジ。
  14. 【請求項14】 前記複数の赤外線センサ素子は、加熱
    室の外部の機械室内または機械室近傍に配設されている
    ことを特徴とする請求項13記載の電子レンジ。
  15. 【請求項15】 前記反射鏡と前記複数の赤外線センサ
    素子との間に配設され、加熱室からのマイクロ波を遮断
    すべく、遮光のために高さまたは幅、または高さと幅の
    両方が前記複数の赤外線センサ素子に向かって小さくな
    るようにテーパ状に形成された空洞を有することを特徴
    とする請求項13または14記載の電子レンジ。
  16. 【請求項16】 前記空洞および加熱室は、断熱構造で
    形成されていることを特徴とする請求項15記載の電子
    レンジ。
  17. 【請求項17】 前記空洞内部に対して前記複数の赤外
    線センサ素子の方向から冷却風を送風する送風手段を有
    することを特徴とする請求項16記載の電子レンジ。
  18. 【請求項18】 オーブン加熱時に前記スリットを閉塞
    するシャッタ手段を有することを特徴とする請求項13
    記載の電子レンジ。
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