JPH0710341A

JPH0710341A - 汎用インタフェースモジュール

Info

Publication number: JPH0710341A
Application number: JP6099421A
Authority: JP
Inventors: Thomas E Sollitt; イーソリットトーマス
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1993-05-24
Filing date: 1994-05-13
Publication date: 1995-01-13
Also published as: CA2119476A1; EP0627671B1; EP0627671A3; US5326093A; CA2119476C; EP0627671A2; DE69404003T2; DE69404003D1

Abstract

(57)【要約】【目的】広範囲に異なるシート出力高さをもつさまざ
まな複製装置を、広範囲に異なるシート入力高さをもつ
さまざまなシート処理装置に接続する汎用インタフェー
スモジュールを提供する。【構成】モジュールの一の側面から他の側面までシー
ト供給通路が延びている。このシート供給通路はコピー
シートを双方向に供給できる。またシート供給通路はモ
ジュールの両側面に開いているシート通路端を広範囲に
にわたって垂直方向に位置変更することによって位置変
更できる。保持装置は、シート通路端を選択した複製装
置の出力レベルおよび選択したシート処理装置の入力レ
ベルに一致する選択した高さの位置に保持する。シート
供給通路は通路端の位置変更と共に自動的に長さが変わ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、装置のシート入力およ
び出力レベル（高さ）に関係なく、ほとんどすべての既
存または将来の複製装置とシート処理装置とを有効に接
続するため、シート入力レベルおよび出力レベルを簡単
に、しかし広範囲に、独立して調節し、シート通路を新
しい位置へ動かすモジューラー相互接続装置に関するも
のである。このモジューラー式相互接続装置を、ここで
は汎用インタフェースモジュール（Universal Interfac
e Module：以下、ＵＩＭと略す）と呼ぶ。詳しく述べる
と、本発明のＵＩＭは、シート出力レベルおよび入力レ
ベルまたは方向の広範囲にわたる差異に関係なく、ほと
んどすべての複製装置と仕上げ装置、その他のシート処
理装置との間にシート搬送通路を提供する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】背景として、現在、入
力および出力のためのシート通路レベル（高さ）および
方向が異なる複写機やプリンタが大量に市場に存在して
おり、また計画されている。顧客は、さまざまな市販の
シート供給／仕上げ装置との適合性がより大きく、手動
シート取扱いが少ない、多くのオンラインシート処理オ
プションが提供されることを望んでいる。従来、一部の
複写機の設計は、考えられる下流側装置を顧慮せずに、
その複写機の製造業者にとって「標準」の出力高さおよ
び側面で出力シートを送り出すように要求され、シート
を送り出す仕事を特定のシート取扱い装置の製造業者
（２４以上の多国籍製造業者が存在する）の責任として
下流側装置に委ねることが多かった。また、シート供給
速度（コピー／分またはＣＭ／秒）も適合しないことが
多い。考えられる組合せは相当な数になる。一部の仕上
げ装置の製造業者が標準シート通路高さを８６０ｍｍ
（床面から測定して）に合わせることを提案したが、仮
に受け入れられても、他の複写機、プリンタ、または仕
上げ装置の設計上の特徴に妥協を強いるので望ましくな
い。

【０００３】

【課題を解決するための手段】対照的に、本発明のＵＩ
Ｍは、シート入力／出力高さまたは方向に関係なく、す
べての供給／仕上げ装置に接続する標準型の乗換モジュ
ールを提供することができる。また、本発明のＵＩＭ
は、多数の異なる専用の相互接続装置を製造するのに比
べて、同じ容積のモジュール（および予備部品）を一種
類だけ製造することによってコストを大きく低減でき
る。

【０００４】さまざまな専用の部分可変レベル（複写機
から分類機へ）シート搬送装置または可変ビンレベル
（分類機内部）シート搬送装置に関する長年にわたる多
数の特許技術や、インタフェースモジュール（例を以下
に挙げる）に関する幾つかの特許技術が存在するが、以
下開示するＵＩＭの実施例は、一の側のほとんどすべて
の複写機またはプリンタと他の側のほとんどすべての仕
上げ装置、その他のシート処理装置との間に入れること
ができる１個の独立した汎用インタフェースモジュール
を提供する。ＵＩＭは、ほとんどすべての対応する装置
と結合する範囲にわたって互いに独立して入力および出
力レベルを調節するばかりでなく、自動的にシート供給
通路長さの調節を行って上記の独立した入力および出力
レベルの変更を許す。自動シート通路長さ調節はこの独
立型モジュールの内部で行われる。さらに、汎用インタ
フェースモジュールは、好ましいことに、組み合わせた
装置に相当な使用空間すなわち全長を追加しないように
限定された（一定の）狭い幅を有し、しかも顧客がどん
な使用をしても予測できる寸法を有する。

【０００５】開示した典型的なＵＩＭは、選択したシー
ト入力および出力レベルを変更するときＵＩＭ自体の寸
法を変えずに自動的に長さを調節し、望ましい平坦な状
態を維持し、しかも入力および（または）出力レベルの
変更に関係なく、シートを確実に供給する入れ子式シー
ト通路を提供する。

【０００６】以下の実施例において開示した追加特徴に
より、自由に選択して左側または右側プリンタ出口に共
用可能な（すなわち、右側出口プリンタまたは左側出口
プリンタのどちらから出力されたシートでも順次受け入
れることができる）単一モジューラＵＩＭが得られる。

【０００７】開示した汎用インタフェースモジュール
は、好ましいことに、比較的低価格で、軽量で、非常に
コンパクトで、ファクシミリまたは複合（複数モード）
マシン、あるいはネットワーク電子メールプリンタ、あ
るいは他のほとんどすべての複製装置（いろいろな高さ
の机上に置かれた装置またはカートに取り付けられた装
置）を含む、ほとんどすべての従来の複写機またはプリ
ンタの出力側に接続することができる、すなわち簡単に
その近くへ移動させ、ドッキングすることができる、移
動可能な、独立型の装置である。

【０００８】開示した典型的なＵＩＭの内部シート通路
は、好ましいことに、さらに、さまざまな互いに接続さ
れた装置の間で自動的に速度をマッチングする変速シー
ト供給駆動装置を提供することができる。この同じシー
ト通路の駆動装置は、さらに左側入力／右側出力を右側
入力／左側出力に、またはその逆にすることも可能であ
る。

【０００９】本発明の特定の実施例は、シート出力レベ
ル（高さ）が広範囲に異なるさまざまな選択可能な複製
装置をシート入力レベルが広範囲に異なるさまざまな選
択可能な独立したシート処理装置へ有効に接続し、複製
装置から順次出力されたコピーシートをシート処理装置
へ供給する、一定の狭い幅の、移動可能な、独立型の汎
用インタフェースモジュールである。汎用インタフェー
スモジュールは、モジュールの一の側から他の側へ延び
ていて、選択した複製装置のシート出力から選択したシ
ート処理装置のシート入力へコピーシートを搬送する、
位置変更可能なシート供給通路を有する。このシート供
給通路は選択的にどちらの方向にもコピーシートを可逆
供給することができる。このシート供給通路は、モジュ
ールの両側に開いた、一体構造の、垂直方向に位置変更
可能な、シート受取り用またはシート排出用通路端を有
する。シート通路端は広範囲にわたって、容易に、独立
して、垂直方向に位置変更できる。汎用インタフェース
モジュールは、さらに、シート供給通路が複製装置とシ
ート処理装置とを有効に接続して複製装置からシート処
理装置へコピーシートが供給されるように、選択した複
製装置のシート出力高さおよび選択したシート処理装置
のシート入力高さに一致する位置にシート通路端を保持
するための保持装置を備えている。

【００１０】本発明は、さらに、位置変更可能なシート
供給通路が通路端の垂直高さの位置変更と共に自動的に
変わる可変通路長さを有していること、および（また
は）シート供給通路がシート通路端の垂直高さの位置変
更に関係なく実質上直線のままであること、および（ま
たは）汎用インタフェースモジュールが約４０ｃｍ以下
の一定の幅を持つこと、および（または）インタフェー
スモジュールのシート供給通路のシート通路端の少なく
とも一方が少なくとも約５０〜１００ｃｍの範囲にわた
って垂直方向に位置変更できること、および（または）
インタフェースモジュールのシート供給通路のシート通
路端の両方が少なくとも約５０〜１００ｃｍの範囲にわ
たって垂直方向に位置変更できること、および（また
は）位置変更可能なシート供給通路がシート入力速度を
自動的に調整する可変シート供給駆動装置を有するこ
と、および（または）シート供給通路がシート供給駆動
装置を自動的に逆転する装置を有すること、および（ま
たは）位置変更可能なシート供給通路が通路端の垂直高
さの位置変更と共に自動的に変わる可変通路長さを有
し、シート供給通路が自動的に伸縮してシート供給通路
長さを変える入れ子式バッフルによって形成されている
こと、および（または）シート供給通路が前記通コピー
端の高さの位置変更と共に自動的に変わる通路長さを有
し、インタフェースモジュールを通るシート供給通路が
シート通路端の高さの位置変更に関係なく実質上直線の
ままであり、シート供給通路が自動的に伸縮してシート
供給通路長さを変える入れ子式バッフルによって形成さ
れていることの諸特徴を単独または組み合わせて有して
いる。

【００１１】

【従来の技術】インタフェースモジュールの一般的な主
題に関して特に興味のある背景技術が、米国特許第5,17
2,162 号 (1992年12月15日発行) に開示されている。同
特許明細書の第２欄２９〜４４行は、本発明が取り組ん
でいるプリンタ／付属装置の高さの不一致の問題を付随
的に言及している。しかし、同特許に、この問題の解決
策は実際に開示されていない。〔同特許は主としてイン
タフェースモジュール内のパージング装置など、内部シ
ート取扱い機構に取り組んでいる。〕

【００１２】また、以下に挙げる米国特許はシート搬送
装置付きのインタフェースモジュールを開示しているの
で注目される：一の側で複写機から入力を受け取って
カバー挿入とシート反転を行い、他の側で出力を仕上げ
装置へ与える（同一レベルで）モジューラ装置に関する
米国特許第4,602,775 号 (1986年７月29日発行) ；同第
5,145,168 号 (1992年９月８日発行) （図１、インタフ
ェースモジュール８０）；同第5,137,270 号 (1992年８
月11日発行、発明の名称“Customer Installable Bypas
s Sheet Transport With Cover Assembly and Locating
Springs”) ；同第4,602,776 号 (1986年７月29日発
行、発明の名称“Insertion Apparatus for use with C
opier/Sorter System ”) ；同第4,830,356 号 (1989年
５月16日発行、発明の名称“Passive Pinwheel Copy Sh
eet Rotator ”( 図７のモジュール７０））；同第4,35
3,543 号 (1982年10月12日発行、発明の名称“Sorter C
onnection Apparatus ”）；同第4,515,458 号 (1985年
５月７日発行、発明の名称“Image Forming Apparatus
”( 例えば、第５欄、２２〜２３行のインタフェース
ユニット１０３））；同第3,848,867 号 (1974年11月19
日発行、発明の名称“Non-Counter Sorter-Stacker”(
インタフェースユニット１２））；同第4,615,521 号；
同3,963,235 号 ; および同4,700,940 号。

【００１３】ドイツ特許出願ＤＥ 3718-131-A1 (発明の
名称“Transfer Jig for HandlingFilm Sheets ”)
は、異なる分野からのものであることはわかるであろう
が、その入力／出力高さの調節装置が構造的に面白いの
で注目される。米国特許第5,099,274 号も同様である。
もちろん、サックコンベヤに関する米国特許第2,490,38
1 号やパイプコンベヤに関する同第3,071,237 号など、
他の非類似技術においても、高さを調節できる各種のコ
ンベヤが知られている。

【００１４】左側または右側シート入力に関して興味あ
る文献として、米国特許第4,691,914 号 (1987年10月８
日発行) は複数ビン・ランダムアクセス（複数のソレノ
イドで）シート受取装置を開示している。この米国特許
は複写機およびプリンタからとそれぞれ指示された右側
または左側からのシート入力を開示している。米国特許
第3,866,904 号 (1975年２月18日発行) は、片面コピー
または両面コピーについて、それぞれ反転して、または
反転せずに、一組の分類機ビンに両側からシートを挿入
する方法を開示している。しかし、すべてのコピーは分
類機の一方の側面から入る。選択可能な右側または左側
プリンタ出力に関する米国特許第5,056,768 号も注目さ
れる。

【００１５】さらに、分類機内部、または複写機から垂
直ビンアレイ分類機のさまざまなレベルのビンへ接続し
ている、またはさまざまな複写機入力高さに接続してい
る入れ子式および（または）旋回式入力通路に関して、
多くの特許文献が存在する。たとえば、米国特許第3,85
3,314 号、同第3,963,235 号、同第3,944,217 号、同第
4,615,521 号、同第4,700,940 号、同第5,099,274 号、
同第4,322,069 号、同第4,548,408 号、同第4,580,775
号、同第4,671,505 号、同第4,828,415 号、同第4,881,
730 号、同第4,900,009 号、同第4,913,426 号、同第5,
101,241 号、および同第5,172,908 号がある。

【００１６】ＵＩＭに接続された、またはＵＩＭを経由
して接続されたオプション出力装置の１つは、「メール
ボックス」である。メールボックスは、共用ユーザープ
リンタの幾つかの異なるジョブ受取人のハードコピーに
対し個別ビンを提供することができる。メールボックス
は、一定の指定したビンに、私用ビンの安全確保のため
電子制御でアンロックできるロック付き「プライバシー
ドア」を付けることができる。メールボックス出力装置
は、個々のジョブおよび（または）通信文を暴露した
り、傷つけたり、混ぜたりせずに、複数の受取人が同一
プリンタおよび（または）ファクシミリまたは同種の受
信機を共用することを許す。独立型「メールボックス」
またはアドレス可能な分類機は、指定した個別ビン（随
意にロックできる）内のさまざまな出力文書（ハードコ
ピーすなわち実際のシート）を自動的に分類し、ファィ
ルすることができる。

【００１７】「メールボックス」のビン、その他のスタ
ッカーは、１つまたはそれ以上の割り当てられたメール
ボックスのビンの中に複数の仕上がったセットまたは製
本された（たとえば、針金とじされた）セットを格納で
きることが好ましい。従って、特定のユーザー指定ビン
は、同じジョブまたは異なるジョブから作られた複数の
針金とじセットを格納することができる。これについて
は、米国特許第5,098,074 号 (1992年５月24日発行) 明
細書の図４とその説明、および最後の節、および対応す
る“Xerox Disclosure Journal”Vol.16, No.5, pp.281
-283 dated Sept/Oct. 1991 を参照されたい。

【００１８】アンロックされたプリンタ出力分類機また
はメールボックスについてほかの点では通例の既存分類
機の有用性と、プリンタの一般的な「メールボックス機
能」が、米国特許第4,843,434 号 (1989年６月27日発
行) の第１欄、同第4,763,892号 (1988年８月16日発行)
、および同第4,051,419 号 (1985年２月26日発行) に
簡単に記載されている。そのほかの「メールボックス」
に関するものでは、同第5,141,222 号 (1992年８月25日
発行)(および、同内容の EPO-A-0399 565 “Printer ”
1990年11月28日公表) がある。

【００１９】その他のシート処理オプションとして、強
化されたジョブセット仕上げ機能、たとえば針金とじお
よび（または）他の製本、孔明け、折り、特殊シート挿
入または小冊子作成、および完成セットまたは未完成セ
ットの積み重ね、または分類の機能を提供することがで
きる。

【００２０】本発明の汎用インタフェースモジュール
は、電子メールハードコピープリント、および（また
は）その他のネットワークまたは共用ユーザー文書プリ
ント用のオフィス装置の一部として随意に使用すること
ができる。たとえば、最近のオフィス環境など、共用ユ
ーザーネットワークプリンタ環境において、プリンタ
は、ネットワークからの印刷ジョブ、または印刷ジョブ
内またはそれと共にすでに利用できる「ジョブチケッ
ト」や印刷配布など、文書電子情報を送信している送り
主すなわちユーザー端末を電子的に認識し、処理し、ハ
ードコピーを出力することができる。（上記共用プリン
タは、さらに、代替スキャナまたはフロッピーディスク
文書入力装置を備えることもできる。）

【００２１】さらに、用語「プリンタ」に包含される単
一装置に、複合ファクシミリ、および（または）他のデ
ィジタル走査または複写機能、受信機能、および印刷機
能（および追加した通常の光レンズまたはディジタル複
写機能）を付与できることに注目されたい。

【００２２】さらに別の背景として、丁合い後でなけれ
ば、出力ジョブセットを針金とじすることができない。
従って、事後丁合する複写機出力の場合には、針金とじ
を行う前に、分類機はすべての要求されたビンをジョブ
のすべてのコピーで満たさなければならない。他方、再
循環原稿取扱い装置（ＲＤＨ）または電子プリンタを使
用する事前丁合い複写の場合は、上に挙げた特許文献に
記載されているように、ジョブセットを事前丁合いされ
たジョブセットとして印刷し、事前丁合いされたジョブ
セットとして個々のビンへ送り、一度に１セットを仕上
げることができる。

【００２３】主題のＵＩＭ自身の使用可能な特定または
代替ハードウェア部品に関して、普通そうであるよう
に、一部の特定ハードウェア部品自体が他の装置または
用途において知られていることは理解されるであろう。
たとえば、ゼログラフィー式複写機またはプリンタの出
力をさまざまなハードウェア装置で分類するさまざまな
市販の独立型自己制御モジューラ形分類装置が知られて
いる。その例が上に挙げた特許文献およびそれらの参照
文献に記載されている。

【００２４】プリンタ、複写機、またはファクシミリ、
または印刷されたシートを出力する同種の複製装置は、
ここでは用語「プリンタ」または「複製装置」に含まれ
る。説明中、用語「シート」または「ハードコピー」
は、紙、プラスチック、または他の通常の個別の物理的
イメージ支持体のごく薄いシートをいい、電子イメージ
は含まない。関連する（たとえば、ページ順の）複数の
シート、文書、またはコピーは、「セット」または「ジ
ョブ」と呼ぶことがある。また、個々の受取人へ送られ
る、すなわち受取人によって受け取られる１枚またはそ
れ以上の文書すなわち文書のセットを「ジョブ」と呼ぶ
ことがある。片面に印刷されていても両面に印刷されて
いても、ゼログラフィー式複写機またはプリンタなどの
複製装置によって出力された紙または他の物理的なイメ
ージ支持体のごく薄いシートを呼ぶのに、今も一般的に
用語「コピーシート」または「出力」または「出力シー
ト」が使用されている。これらの出力シートは、その言
葉が、現在は（テキストのほかに）コンピュータで生成
された図形イメージを包含することがあるので、現在は
もちろん昔のような意味でリテラルコピーでないことが
多い。そのため、実際の「原文書」は、ここでは用語
「コピー」または「出力」シートに含まれるが、光学的
または電子的に走査される実際の「原文書」は必ずしも
存在しない。用語「文書」は、あいにく、定義しない限
り、特別に（常にでない）送信または複写されるジョブ
のように、１ページまたは複数ページのセットすなわち
ジョブをいい、この分野では多義に使用される。用語
「原文書」は、特に後者に多く使用される。

【００２５】

【実施例】本発明のさまざまな特徴と利点は、特許請求
の範囲のほかに、以下の実例において説明する特定の装
置とその作用から明らかになるであろう。従って、添付
図面を参照して、以下の実施例の説明を読まれれば、本
発明は十分に理解できるであろう。

【００２６】開示した汎用インタフェースモジュール
（ＵＩＭ）は、簡単であるが、広範囲に調節可能なシー
ト通路を提供する。このシート通路は、広範囲に異なる
シート出力レベルすなわち高さを持つ複製装置と広範囲
に異なる入力レベルすなわち高さをもつさまざまな他の
シート処理装置とが互いに接続することを許す。高度の
融通性と適合性を備えた単一インタフェースモジュール
を提供することにより、さもなければ特定のプリンタが
その出力シートを３番目のパートナである特定の仕上げ
装置、分類機、メールボックス、折り装置、または他の
シート処理装置へ供給するために必要である、独立した
専用のインタフェースのためのエンジニヤリング時間と
作業をなくすことができる。これらの装置は出力レベル
と入力レベルが広範囲に異なっていてもよい。特に垂直
ビンアレイを通過する典型的な垂直シート搬送装置をも
つ分類機またはメールボックスの場合には、望ましい入
力は最上部または最下部にあることが多い。開示したＵ
ＩＭは、その不定の出力レベルとかなり異なることがあ
る不定の入力レベルに容易に対処し、しかもＵＩＭモジ
ュールを通過するシート通路長さの変化にも対処する。

【００２７】次に図面を参照してＵＩＭ１０の典型的な
実施例について説明するが、これは特許請求の範囲に記
載した装置の単なる実例に過ぎないことを理解された
い。いろいろなシステムの構成要素として、各種のプリ
ンタを修正せずに接続することができるので、ＵＩＭ１
０を有効に接続できるプリンタ１２は略図で示してある
（図６）。ＵＩＭ１０は、さまざまなプリンタの出力レ
ベルに適合し、顧客が現在使用している特定の出力装置
１１のシート入口にプリンタの出力シートを順次送り込
む。ここに記載した装置は単なる例示にすぎない。以
下、全体を通じて選択した任意の個別出力装置に参照番
号１１を使用し、任意のプリンタ（前述のように、プリ
ンタ、複写機、または他の複製装置であってもよい）に
参照番号１２を使用する。

【００２８】ＵＩＭ１０は、その入力または出力高さ調
節に関係なく、モジュールを通る直線のシート供給通路
１４を提供する。このシート供給通路１４は１個の可逆
モーターＭによって駆動されるシート供給ローラー１３
と対向するアイドラーによって形成された通常の摩擦シ
ート供給ニップを有する。シート供給通路１４は平坦な
入れ子式双方向シート通路プレート２０によって形成さ
れ、支えられている。これらのプレート２０は比較的硬
質の軽量プラスチックまたは板金で作ることができる。
プレート２０はシート通路１４の片側または両側に沿っ
て伸長することができる。ここに記載したことを除い
て、シート通路１４はだいたい従来のものでよい。

【００２９】このＵＩＭ１０は、好ましいことに、図示
のように、任意の既存または将来のシート複製装置とシ
ート出力装置の間の位置に動かして、両者を有効に接続
し、シートを一方から他方へ供給することができる、完
全に囲われた、車輪付きの独立型モジュールである。小
型モーターＭのために通常の交流電源アウトレット（ま
たは接続ユニットからのタップ）へ接続することができ
る。また、ワイヤハーネス支持ＤＦＡインタフェースコ
マンド／制御通信とモーター速度制御用のタコメータフ
ィードバックを与えることができる。シート通路の相互
接続に必要なことは、最初にシート通路１４の入力端１
５と出力端１６を簡単に調節し（上げるまたは下げ
る）、それらを接続する相手側の装置の出力レベルおよ
び入力レベルに一致させることが全てである。そのあ
と、ＵＩＭ１０は、２つの装置のシート通路を相互に接
続し、それらのレベルに関係なく、一方の装置の出力か
ら他方の装置の入力へシートを供給する。図示のよう
に、任意のプリンタまたは複写機１２の出力は、選択し
た任意のオンライン仕上げ装置、分類機、その他の出力
装置１１の入力へ接続されるので、オペレータは両装置
の間でシートを取り扱う必要が無い。

【００３０】このＵＩＭ１０の実例は、床面から測定し
て約 560 〜 1021 mm の範囲にわたるプリンタ出力レ
ベル（高さ）に適合する（合う）ように設計された望ま
しい簡単な直線のスルーシート供給通路１４と、ほとん
どすべての既存の仕上げ装置および（または）分類機、
またはメールボックスに合わせることができる出力レベ
ル (高さ) 調節能力を備えている。その調節範囲は異な
る装置レベル要求を吟味することによって選定される。
従って、ＵＩＭ１０は、ほとんどすべての複製装置に有
効に接続し、たとえ複製装置が個々に広範囲に異なる入
力および出力レベルと方向（出力端または出力側面）を
有していても、ほとんどすべての指定された供給装置ま
たは仕上げ装置へ異なる高さで文書を供給することがで
きる。従って、例示した装置は、ほとんどのどの既存の
複写機またはプリンタにも、さらに床面から測定して 5
60 mm ( 22 インチ) 〜 1021 mm ( 40 インチ）の選定
した範囲内の入力シート通路高さおよび出力通路高さを
もつ将来のＩＯＴにも、適合できる（後から取り付ける
ことができる）。もちろん、この選定した範囲の下のレ
ベルは、必要ならば、さらに低くすることができるし、
より背が高いＵＩＭの場合は、上のレベルをさらに高く
することができる。

【００３１】指摘したように、この将来適合性は、開発
費を顕著に節減するため標準出力高さと妥協することな
く、しかもシート通路全体を適切に最適なものにするた
め設計者の能力を制限することなく、新しいシート通路
の設計を可能にする。

【００３２】次に、ＵＩＭ１０の簡単な入力および出力
高さ調節装置の実例につい説明する。ＵＩＭ１０の両側
面のシート供給通路１４の両端に、入力通路端および出
力通路端すなわち“Ｙ”バッフルユニット１５，１６が
設けられている。しかし、“Ｙ”バッフルユニット１
５，１６は、好ましいことに、それらの機能を逆にでき
るので、ここでは個別に入力または出力と呼ばない。
“Ｙ”バッフルユニット１５，１６は互いに無関係に個
別に調節できる。この実施例の場合、これらのシート通
路端１５，１６は、それぞれ、手ですべらせて上下させ
る一体構造のネジ付きピン１７によってスロット１８内
の所定の位置に保持され、手締めノブ１９によってそれ
ぞれの選択した高さに摩擦力で所定の位置に簡単に固定
される。代わりに、高摩擦（ブレーキ）軌道にノーロッ
キング装置を取り付けてもよいし、または歯付き垂直軌
道に解除可能なラチェット装置を取り付けてもよい。

【００３３】通路端１５，１６に、“Ｖ”または“Ｙ”
形の案内バッフルを付けることができる。この案内バッ
フルは、特に接続する装置に対するシート供給通路１４
の傾斜角が急である場合、上流から入ってくるシートを
有効に途中で取り押さえ、それらを案内して通路１４の
ローラー１３のニップに確実に入れる役目を果たす。シ
ート通路１４の高さと角度を設定するとき作業員が取付
け時に“通路１４を正しいすなわち所望の角度に設定で
きるように、随意に、ローラー１３の軸（たとえば、軸
端との締り嵌めによって所定の場所に保持された）また
はバッフル２０の端部のまわりに旋回するように、
“Ｖ”または“Ｙ”形シート案内口を設計することがで
きる。

【００３４】また、入力端および（または）出力端１
５，１６の垂直位置変更は、自動的にシート通路１４の
入れ子式プレート２０を動かす（伸縮させる）。この垂
直位置変更は、そのほかに、プレート２０に連結された
供給ローラー１３と駆動モーターＭを動かす。すなわ
ち、シート通路１４の供給ローラー１３と駆動モーター
Ｍは、好ましいことに、図１に想像線で示すように、こ
れらの入力端および出力端１５，１６と共に自動的に動
く。この結果、もし入力端１５が上昇し、出力端１６が
下降すれば、またはその逆になれば、シート通路１４が
自動的に調節し、傾斜し、ＵＩＭ１０を通る水平シート
通路長さより実質上伸長し、垂直方向に新しい位置へ動
く。従って、シート通路１４の調節を容易にし、かつＵ
ＩＭ１０を安定にするため、シート通路１４とモーター
Ｍは軽量であることが望ましい。

【００３５】シート通路１４が傾斜したとき通路長さの
増加Ａ′は、ＵＩＭ１０の幅Ａの二乗と、選択した入力
端１５と出力端１６の高さの差Ｂの二乗の和の平方根か
らＡを引いたものに等しい（Ａは最小（水平）通路長さ
であるから）。通路長さの増加Ａ′は相当な値になるこ
とがある。しかし、それは自動的に行われるので、ユー
ザーは気がつかない。

【００３６】相対的な最大増加量すなわち差Ａ′
_max（最小通路長さＡと最大通路長さ（Ａ＋Ａ′）の
差）は、ＵＩＭ１０の幅が狭いほど増大する。しかし全
オフィス空間を減らし、しかも機械場所を多く使用でき
るように、ＵＩＭの幅はできるだけ狭くすべきである。
従って、ＵＩＭが適合しなければならない高さの差の最
大値に従って、ＵＩＭの設計幅と設計高さが変わること
がある。しかし、製造されたＵＩＭの幅は、約 40 cm
（ 16 インチ) 以下で、一定であることが好ましい（約
30 〜 40 cmがより好ましい) 。その幅は、依然として
ＵＩＭ１０が自立することを許すが（比較的安定であ
る）、接続する装置に追加される全長はわずかである。
従って、シート通路１４の長さは、入力端／出力端１
５，１６の高さの差によって大きく変わる。

【００３７】このシート通路１４の長さの変化は、さら
に、通路１４内の必要なシート供給ニップの数に影響を
及ぼすことがある。特に長縁を先にして送られる封筒な
ど、供給方向の寸法が小さいシートを確実に搬送する必
要がある場合には、駆動ローラー１３をより多く、より
近接して設置することができる。通路１４は、そのやり
方で、フルレンジのシート製品に適合することができる
ばかりでなく、確実なローラー１３のニップ接触を失う
ことなく、通路１４の長さの最大延長（入力端と出力端
１５，１６が最も離れたとき）に適応することができ
る。

【００３８】ＵＩＭの高さは、約 92 cm ( 36 インチ)
の標準高さを使用することができる。必要ならば、高さ
範囲を増すために、および（または）ジャム除去または
修理アクセスのために、少なくとも一方の側面で通路端
１５または１６と共に、ＵＩＭの上部カバーを上に回転
させる（そして上に保持する）ことができる。

【００３９】また、ＵＩＭ１０を完全に取り囲んでいる
が、必要な通路の位置変更の邪魔されない動きを許す手
段（オプション）の実例について特に言及する。通路端
１５，１６をもつＵＩＭ１０の側面の一方または両方
を、可撓性の重質プラスチックまたはタンブラーのカー
テンウォールまたは「ブラインド」に連結することがで
きる（それぞれシート入口スロットの上および下）。通
路端１５，１６が新しい位置へ動くと、連結された前記
「ブラインド」は、自動的にＵＩＭ１０の上部および下
部にあるバネ負荷付きローラーにアンロールおよびロー
ルアップすることができる。ブラインドの側縁はＵＩＭ
１０のフレームのチャンネル内に滑動自在に支持するこ
とができる。従って、ＵＩＭ１０の入力側および出力側
は、入力および（または）出力レベルの変更に関係な
く、常に安全に取り囲まれた状態にある。もちろん、装
置１１または１２の側壁に密着してドッキングされたＵ
ＩＭ１０の側面は側壁によって閉じられるので、それ自
身の側壁は不要である。また、モーターＭはそのように
ドッキングされない限り作動しないようにインターロッ
クすることができる。

【００４０】ＵＩＭのシート供給速度を印刷出力速度に
直ちに順応させる、すなわち一致させるため、シート供
給通路１４のローラー１３を駆動するモーターＭは変速
モーターが望ましい。変速モーターＭはタコメータフィ
ードバック系によって速度制御できる。すなわち、シー
ト供給速度は、作業員によって設定することもできる
し、ＵＩＭのシート入力側１５または１６に設置された
シート縁センサ２５または２６（入ってくるシート間の
時間を通常のやり方で検出できる）から自動的に設定す
ることもできる。センサ２５，２６は、さらに、一のセ
ンサから他のセンサまでのシート供給時間を監視するこ
とによってシートジャムを検出することができる。セン
サ２５，２６は、図３に示すように、通常のプログラム
可能制御装置１００に通常のやり方で接続することがで
きる。制御装置１００は、さらに、駆動モーターＭの速
度制御および可逆制御ができる。

【００４１】センサ２５，２６によるシート検出は、そ
のほか、左側または右側からシートを供給するためシー
ト供給方向を自動的に逆にするのに使用できる。以下説
明するように、代わりに、取付け時に装置、駆動ベル
ト、または一部の他の改造を逆にしてＵＩＭのシート供
給方向を逆にすることができるが、単一変速／可逆モー
ターＭは２つの機能を果たす。

【００４２】完全に汎用であるには、すなわち出力レベ
ルばかりでなく右側または左側シート出力をもつプリン
タに適合するには、ＵＩＭ１０を通るシート供給通路１
４は容易に可逆であることが望ましい。前方から見て、
ＵＩＭがプリンタの左側すなわち左端出力に有効に接続
している場合には（左側に接続された分類機、メールボ
ックス、仕上げ装置、その他の出力処理装置へシートを
供給するため）、供給通路１４のローラーすなわちベル
トは、ＵＩＭ１０がシートを右から左へ供給するように
駆動される。プリンタの右側すなわち右端出力に有効に
接続している場合には、ＵＩＭ１０はシートを左から右
へ供給する。これは、可逆駆動モーターＭが供給ローラ
ー１３を逆回転させることによってできる。モーターＭ
の逆回転は操作スイッチで行うことができる。あるい
は、指摘したように、最初にどのセンサ２５，２６が起
動したかを検出することによって、モーターＭの回転方
向を自動的に変更することができる。さらに、取付け時
に技術者または作業員が容易にチェンジできるクラッチ
または可逆ベルト駆動装置によって、モーターＭを逆回
転させることができる。たとえば、駆動モーターＭと被
駆動供給ローラー１３間の駆動ベルトを通常のベルトル
ープ通路でなく、８の字に取り付けることによって駆動
方向を逆にすることができる。

【００４３】プレート２０は、伸縮（滑動）する重複領
域においても、どちらの方向にも、シート縁をひっかけ
たり、ぶつけたりせずに、シートを双方向に供給するよ
うに設計されている。これは、下に曲がった端部に結合
しているプレートの指すなわち延長部と、プレートの切
欠きすなわちノッチを既知の方法または別の方法で指の
ように組み合わせることによって達成することができ
る。ここには、双方向に作用する一種の入れ子「さね継
ぎ」式プレート２０を示す。シート通路１４の長さの変
化に順応し、しかも通路１４の両端にあるローラー１３
の駆動を維持するために、供給ローラー１３は可動「ダ
ンスロール」でぴんと張られたべルトで駆動される。必
要ならば、図４に想像線で示すように、これらのローラ
ー１３は、方向が調節可能なニップを持つことができ
る。またジャムを除去するため、図示のように（図１お
よび図３）、中央ローラー１３のアイドラーロールを持
ち上げられるように、旋回自在に取り付けることができ
る。

【００４４】代わりに、左右対称に取り付けられるよう
にＵＩＭを設計することができる。すなわち、シート通
路供給方向と、シート入力および（または）出力の両方
を逆にするため、ＵＩＭの前と後が逆になる。その場合
には、ＵＩＭを通るシート供給通路は従来のように一方
通行である。この可逆性は、ＵＩＭ１０の前カバーとし
て使用できる外観上好ましい後カバー、すなわち容易に
取り外して交換できる前カバーと後カバーによって得ら
れる。これは、ＵＩＭ１０の一の側面にだけプリンタ１
２の出力レベル調節範囲が、そして他の側面にだけ出力
装置１１の入力レベル範囲が必要であり、両側面にどち
らかの最大調節範囲を設ける必要がないという別の利点
がある。

【００４５】ＵＩＭ１０の自由に選択できるもう１つの
特徴は、ＵＩＭのシート通路自体に、またはそれへの入
力通路に、または接続された各種の出力装置１１に、ま
たはそれらの組合せに、自由に選択できる追加オンライ
ンシート取扱い補助装置を提供することである。これら
の機能には、たとえば、シート回転装置、シート反転装
置、シート孔明け装置、折丁折り装置、Ｚ折り装置、シ
ート挿入装置、パージトレー、等、またはそれらの組合
せがある。これらの機能ユニットは、それ自体周知であ
るので、詳しいことは省略する。ある機能装置または補
助装置を別のものに容易に置き換えることにより、さま
ざまな顧客の要求を直ちに満たすことができるように、
これらの機能装置を取外し交換可能なサブモジュールの
中に配置してもよい。

【００４６】たとえば、シート回転装置は、一般に、シ
ートが９０°回転するまで、供給通路の一方の端にある
一方のシート供給ニップでシートを保持するか、他方の
シート供給ニップよりかなり低速で一方のニップを駆動
することにより（変速モーターまたは駆動装置で）シー
トの一方の縁を他の縁より速く動かすように作用する。
これにより、横向きまたは縦向きシート仕上げ、および
（または）積み重ねを選択することができる、たとえば
針金とじするコピーセットの縁の選択することができ
る。シート回転装置は、例えば、米国特許第5,090,638
号、同第3,861,673 号、同第4,473,857 号、同第4,830,
356 号、および同第5,145,168 号に記載されており、一
部がインタフェースモジュール内に図示されている。

【００４７】大形（例えば、１７インチ）シートが送ら
れてきた場合、プリンタ１２から信号で知らせてくれ
ば、またはＵＩＭのシート通路センサ２５，２６がそれ
を検出すれば、上に述べたように、シート通路内のシー
ト回転装置によってシートを回転させ、最後に短縁を先
にして出力装置１１のビンに積み重ねることができる。
代わりに、シート折り装置がシート通路内に設置されて
いれば、大形シートを積み重ねる前に折ることができ
る。従って、そのような異常に大きなシートに適応させ
るために、分類機またはメールボックスをオーバーサイ
ズにする必要はない。

【００４８】オンライン複製装置の出力シート処理装置
および機能の別の例として、米国特許第4,602,775 号お
よび同第5,172,162 号は、プリンタまたは複写機と、分
類機、仕上げ装置、その他の出力装置との間に、反転装
置その他のシート処理装置を備えたインタフェースモジ
ュールを開示している。オンラインＺ折り装置、および
別のシート折り装置の例が米国特許第5,026,556 号 (19
91年12月31日発行) に開示されている。オンラインシー
ト孔明け装置の例が米国特許第4,819,021 号、同第4,99
8,030 号、および同第4,763,167 号に開示されている。
シート反転装置の例が米国特許第3,833,911 号、同第3,
917,257 号、同第4,359,217 号、および同第4,673,176
号に開示されている。最初の２つは、ゼロックス社の
“４５００”複写機と同様に分類機のための反転装置を
開示している。カバー、その他のシートを挿入する装置
の例が、Xerox XDJ publication of Nov./Dec. 1991, p
p 381-383 および米国特許第4,626,156 号、同第4,924,
265 号、同第5,080,340 号、および同第4,602,776 号に
開示されている。シートは、プリンタまたは制御装置に
よって選択された時にさまざまなシートトレーおよび供
給装置から送り出され、プリンタからのジョブシートと
交互に重ねられ、同じシート通路に入り、同じスタッカ
ーおよび（または）コンパイラー／針金とじ機へ行く。

【００４９】ＵＩＭのシート通路１４内でシート通路側
面整合が必要な場合には、（ＵＩＭの前または後に）側
面整合を行えることができることに注目されたい。シー
ト供給側面整合装置とハードウェアの例が、米国特許第
4,487,407 号、同第4,411,418 号、同第4,621,801 号、
同第4,744,555 号、同第4,809,968 号、同第4,919,318
号、および同第5,065,998 号に開示されている。

【００５０】考えられるもう１つのオプションは、選択
可能な上向きまたは下向き反転装置／スタッカーであ
る。その一例が、米国特許第5,201,517 号 (1993年４月
13日発行、発明の名称“Orbting Nip Plural Mode Shee
t Output with Faceup or Facedown Stacking ”に開示
されている。

【００５１】シート処理出力装置１１は、そのほか、グ
ループにまとめられた分類機では周知であるが、増加し
たビン容量、またはさらに付け加えられたそのようなシ
ート処理オプションに、装置１１を通って別の処理装置
１１に入る代わりのゲート付きバイパスシート供給通路
を提供できることに注目されたい。

【００５２】代わりに、図３に示すように、たとえば、
もう１つのＵＩＭ１０を使用して、仕上げ装置とメール
ボックスおよび（または）スタッカー装置など、２つの
装置１１を有効に接続することができる。あるいは、Ｕ
ＩＭ１０をプリンタの入力側に使用し、大容量シート供
給装置をプリンタの白紙シート入力部へ接続することが
できる。

【００５３】このように、ＵＩＭは、シート取扱い付属
装置、たとえば仕上げ装置（針金とじ機、糸とじ機、接
着とじ機、等）、カバーまたはタブ挿入装置、シート反
転装置または回転装置、孔明け装置、シート折り装置
（中折り、折丁、またはＺ折り）、ハイキャップ供給装
置、スリッタ／パーフォレータ、小冊子作成機、等のホ
ストに接続することもできるし、あるいはそれらのホス
トに対し仲介者の機能を果たす。また、多くの他の事後
処理オプションは、ＵＩＭ内またはＵＩＭ上に、または
磁気インク文字認識（ＭＩＣＲ）テープスタンピング
（たとえば、米国特許第5,083,157 号）、カラーフォイ
ル／ホログラフィックフォイルアプリケーション、ＵＶ
インク注解、走査用バーコード、および磁気読取り用Ｍ
ＩＣＲなどにシートを供給接続する装置内に使用するこ
とができる（たとえば、上記米国特許第5,083,157 号、
同第5,178,162 号（発明の名称“Apparatus for Connec
ting an Image Recording Device to a Sheet Processo
r ”）を参照されたい）。

【００５４】独立した独自のインタフェース（すべて単
一のＵＩＭで置き換えることができるであろう）を現在
使用している既存の市販出力装置の数少ない例として、
独自の左から右の乗換モジュールによって提供される 1
021/860 mm の２つの出力高さをもつ Xerox DT 135/BO
URG SBM 、独自の入力搬送昇降用 Xerox“9790”複写機
出力部（ 940 mm 〜 1100 mm 、右から左へ）をもつ 9
790 MICR/BOWE-SYSTEC紙入れ装置、および Xerox“413
5”の出力を 1418 mmから 860 mm 、左から右へ動かす
バイパス搬送装置をもつ Xerox“4135”/Bell ＆ Howel
l “Mailstream”がある。また、Xerox “DocuTech”13
5 折丁小冊子作成機は、860 mm と 1021mm の出力高
さの“5090”DT135 に順応できるが、その他の複写機／
プリンタ出力に順応もできないし、適応もできない。こ
れらはすべて床レベル／まずい組合せ、等についてはあ
る程度調節できるが、特定の仕上げ装置への特定のプリ
ンタ出力については高さと方向を完全に調整できる。

【００５５】開示した実施例は好ましいものであるが、
この実施例からこの分野の専門家がさまざまな代替、修
正、均等または改良を思いつくことは理解されるであろ
う。それらは特許請求の範囲に含まれるものとする。

【図面の簡単な説明】

【図１】矢印で示した通常のプリンタに有効に接続し、
コピーシートの出力を受け取るＵＩＭの広範囲に調整可
能なシート供給通路の一例の内部の平面図である。ＵＩ
Ｍはプリンタの右端（側）から出力されたシートをＵＩ
Ｍの左側で受け取り、右側の出力装置へ搬送するインタ
フェースモジュールとして動作する。しかし代わりに、
右側のプリンタの出力をＵＩＭの右側で受け取ることも
できる。

【図２】線２−２に沿った図１のＵＩＭの断面図であ
る。

【図３】カバーを除去した状態の図１および図２のＵＩ
Ｍの正面図である。

【図４】供給通路が右上りに傾斜した状態の図３に類似
するＵＩＭの正面図である（明確化のため支持レールは
想像線で示してある）。

【図５】供給通路が左上りに傾斜した状態の図４に類似
するＵＩＭの正面図である。

【図６】プリンタと仕上げ装置の間と、仕上げ装置とメ
ールボックスの間に本発明のＵＩＭを組み入れた総合印
刷仕上げシステムの正面図である。図から、システムの
全体寸法に及ぼす影響は小さいことがわかる。

【符号の説明】

１０本発明の汎用インタフェースモジュール（ＵＩ
Ｍ）１１仕上げ装置、等の出力装置１２プリンタまたは複写機１３シート供給ローラー１４シート通路１５，１６シート通路端（Ｙ形バッフルユニット）１７ネジ付きピン１８スロット１９手動ノブ２０入れ子式シート通路プレート２５，２６シート縁センサ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シート出力高さと方向が広範囲に異なる
さまざまの選択可能な複製装置を、シート入力レベルが
広範囲に異なるさまざまの選択可能な独立したシート処
理装置へ有効に接続し、複製装置から順次出力されるコ
ピーシートをシート処理装置へ供給する、一定の狭い幅
の、移動可能な、独立した汎用インタフェースモジュー
ルであって、モジュールの一の側面から他の側面まで延びていて、選
択した複製装置から出力されたコピーシートを選択した
シート処理装置のシート入力へ搬送する位置変更可能な
シート供給通路を備えていること、前記モジュールを貫通しているシート供給通路が、モジ
ュールの両側面に開いた一体構造の垂直に位置変更可能
なシート受取り用またはシート排出用シート通路端を有
しており、前記シート通路端が容易に独立して広い垂直
高さにわたって位置変更できること、前記シート供給通路を複製装置とシート処理装置の間に
有効に接続して複製装置からシート処理装置へコピーシ
ートを供給するため、前記シート通路端を選択した複製
装置のシート出力高さおよび選択したシート処理装置の
シート入力高さに一致する選択した高さの位置に保持す
るための保持装置を備えていること、を特徴とする汎用
インタフェースモジュール。
【請求項２】前記位置変更可能なシート供給通路が、
選択的にどちらの方向にもコピーシートを可逆供給する
ことを特徴とする請求項１に記載の汎用インタフェー
ス。
【請求項３】前記位置変更可能なシート供給通路が、
前記通路端の垂直高さの位置変更と共に自動的に変わる
可変通路長さを有することを特徴とする請求項１に記載
の汎用インタフェース。