JPH07103393A - 機械の据付方法 - Google Patents

機械の据付方法

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JPH07103393A
JPH07103393A JP27291593A JP27291593A JPH07103393A JP H07103393 A JPH07103393 A JP H07103393A JP 27291593 A JP27291593 A JP 27291593A JP 27291593 A JP27291593 A JP 27291593A JP H07103393 A JPH07103393 A JP H07103393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
machine
concrete
foundation
base
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27291593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Nitta
雅彦 新田
Kazuji Kuwabara
和司 桑原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種機械のコンクリート基礎への据付方法に
関するもので、機械のレベリングを精度良く確実に行な
うと共に、水平度を出すための余分の時間と手間を省略
することを目的としている。 【構成】 機械ベース10の下面に、2枚のテーパライ
ナ5,6とその下方に配設した平ライナ4よりなるライ
ナ7をボルト21で取付ける。そしてレベリングブロッ
ク23により機械ベース10を支承すると、機械ベース
10下面のライナ7(4,5,6で構成)は宙に浮いた
状態となる。この時機械ベース10に吊下げられた基礎
ボルト12をコンクリート基礎10の所定の基礎ボルト
穴2に挿入し、枠22内にコンクリートを、平ライナ4
の厚みのほぼ中間位置Pに達するまで流し込む。コンク
リート固化後枠22を外し、ライナ7を締付けているボ
ルト21を取外し、基礎ボルト12とテーパライナ5,
6とで機械の芯(レベル)を正確に出し、最後に木枠2
2内に充填用モルタルを流し込み基礎ボルト12とライ
ナ7を包み、流し込んだモルタルの固化により据付けを
完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電縫管設備等の
製鉄機械その他広く一般に利用されている各種機械のコ
ンクリート基礎への据付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a)乃至図3(d)に従来の一般
に行なわれているライナにてレベリング(芯出し)し、
基礎ボルトにて固定する機械の据付方法の順序を示す。
【0003】これらの図において、従来の機械の据付方
法は、まず、図3(a)で、例えば図2に示すように床
面に構築されたコンクリート基礎1に設けられた複数の
基礎ボルト穴2の周辺で、コンクリート基礎1上に盛上
げられた複数の固練りコンクリートパッド3(図3
(a)では穴2の左右2箇所)の上面に、それぞれ平ラ
イナ4′を1個ずつ埋込んでおく。
【0004】そして、これら各平ライナ4′の上面の水
平度を水準器(図示せず)にて出しつつ、各平ライナ
4′の上面に立てたスケール8の目盛を測準器9(Yレ
ベル)で見て、各ライナ4′の上面のコンクリート基礎
1よりの高さが同一になるようにコンクリートパッド3
を変形させたのち、コンクリートパッド3の固化を待
つ。
【0005】次に図3(b)で、上述のようにレベリン
グされた各平ライナ4′上に2枚のテーパライナ5′,
6′を置き、テーパライナ6′上に機械ベース10を乗
せ仮芯出し(レベリング)をする。
【0006】この時、据付ける機械の機械ベース10の
複数の穴11に、それぞれ基礎ボルト12が吊下げ固定
されていて、これら基礎ボルト12はコンクリート基礎
1の所定位置に設けた基礎ボルト穴2に嵌り込む。
【0007】この仮芯出しの状態でコンクリートを基礎
ボルト穴2に流し込み、このコンクリート(モルタルセ
メント、以下コンクリートと称する)が固化し、基礎ボ
ルト12が固定されるまで待つ。
【0008】ついで図3(c)のように、コンクリート
が固化したらテーパライナ5′,6′相互の勾配面の出
入りをハンマやねじ(図3(b)参照)等にて調整し機
械の本芯出しを正確に行ない、基礎ボルト12のナット
13を締付け固定する。(ライナ調整およびナット13
による締付が繰返えされる。)
【0009】最後に図3(d)に示すように機械ベース
10のまわりに木枠を組み、木枠内にコンクリートを流
しコンクリートパッド3、平ライナ4′および2枚のテ
ーパライナ5′,6′よりなるライナ7′を包み込みコ
ンクリートが固化すれば据付けが完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の据付方法においては、次のようないくつかの不具
合点がある。
【0011】(1)図3(b)のように複数のコンクリ
ートパッド3の上にそれぞれ埋込まれた平ライナ4′の
水平を水準器にて出しつつ、スケール8と測準器9(Y
レベル)にて各平ライナ4′の上下レベルが同一になる
ように、何回もハンマにてライナ4′をたたきながら仕
上げていくので可成りの時間や手間がかかる。
【0012】(2)上述のように水準器で水平を出した
つもりでも、機械ベース10の下面と、この下面に接す
るテーパライナ6′の上面とは厳密に一致しておらず、
片当り状態(図3(c)に破線で示すように)となって
いることが多い。この片当り状態では芯出しが安定せず
やがて芯出し不良状態となる。また片当り状態が30%
程度発生していることが過去のデータにより明らかにな
っている。
【0013】本発明はこれら不具合点を解消し、時間や
手間がかからず、上記片当り状態が起らない新たな機械
の据付方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明の機械の据付方法は、床面に構築さ
れたコンクリート基礎上における所定位置に臨んで配設
した、据付ける機械の基盤(ベース)の下面に、一対の
テーパライナと、該テーパライナの下方に配設する平ラ
イナとで構成される組合せライナをボルト等により締付
け固着すると共に、該据付け機械のベースに吊下げ取付
けた基礎ボルトを、前記コンクリート基礎上の所定位置
に設けた基礎ボルト穴に挿入し、該基礎ボルト穴内にコ
ンクリートを流し込み機械ベースをコンクリート基礎に
固定することを特徴としている。
【0015】また上記据付方法において、コンクリート
基礎上に配置したレベリングブロックあるいはジャッキ
ボルト等のレベリング部材により据付ける機械の基盤を
支承し、該基盤下面に取付けたライナを宙に浮かした状
態でコンクリート基礎上の所定位置に配置した枠内にセ
ットし、据付ける機械の仮芯を出した後、該枠内にコン
クリートを前記ライナにおける下部平ライナの厚みの約
半分の中間位置まで流し込み、該平ライナをコンクリー
ト基礎に固定することも効果的である。
【0016】
【作用】上記のように構成した本発明の機械の据付方法
は、据付ける機械の機械ベースの下面に一対のテーパラ
イナとその下方に配設した平ライナよりなるライナを一
体的に取付けているので、各平ライナの下面は機械ベー
スの下面に平行になっている。従って機械ベースをレベ
リングすると、平ライナもレベリングされる。
【0017】また構築されたコンクリート基礎に対する
機械ベース下面のレベリングを、これら基礎と機械ベー
スとの間に取付けたレベリングブロック又はジャッキボ
ルト等にて行なったのち、基礎ボルトとこの基礎ボルト
両側のライナをコンクリートにて包み、ついでコンクリ
ート基礎に、前記包んだコンクリートの固化により固定
された平ライナは前記コンクリート基礎に対し仮芯出し
された状態にセットされる。従って、平ライナと機械ベ
ースとの間の2枚のテーパライナにより、これらテーパ
ライナ相互の勾配面の位置を変えて、機械ベースの微細
なレベリングを行なうことができる。
【0018】
【実施例】以下図面により本発明の1実施例について説
明する。図1(a)乃至図1(c)は本発明による機械
の据付方法の説明図である。
【0019】図において1は床面に構築されたコンクリ
ート基礎、2は該コンクリート基礎上の所定位置に設け
た基礎ボルト穴である。
【0020】本発明による機械の据付手順としては、図
1(a)において、まず機械ベース(基盤)10の下面
に、2枚のテーパライナ5,6とその下方に配設する平
ライナ4よりなるライナ7を、機械ベース10に吊下げ
固定した各基礎ボルト12の左右両側にボルト21にて
取付ける。基礎ボルトの取付けは、従来の図3(b)と
同じように機械ベース10の複数のボルト穴11にそれ
ぞれ基礎ボルト12を吊下げることにより行なわれる。
【0021】ついで各基礎ボルト12の周囲を、ライナ
7を包むように、コンクリート基礎1上に設けられた枠
22にて囲む。
【0022】次に機械の仮芯を出すために、図1(b)
にその側面図を示すレベリングブロック23あるいは図
1(c)のジャッキボルト24等のレベリング部材を、
適宜、床面に構築されたコンクリート基礎1上に配置
し、機械ベース10を上記レベリング部材の上に乗せ
る。この状態では、機械の基盤(ベース)10の下面に
取付けたライナ7(4,5,6で構成)は宙に浮いた状
態となる。そしてこの時機械ベース10に吊下げられた
基礎ボルト12はコンクリート基礎1の基礎ボルト穴2
(図2参照)に挿入される。
【0023】なお本実施例方法においても、機械ベース
10上にスケール8を立てYレベル9で水平度を確保す
る必要がある。
【0024】機械ベース10をレベリング部材上に乗せ
たら次に枠22内に、コンクリート(モルタルセメン
ト)を平ライナ4の厚みのほぼ中間位置Pに達するまで
流し込む。
【0025】コンクリートが固化したらついで枠22を
外し、ライナ7を締付けているボルト21を取外し、基
礎ボルト12とテーパライナ5,6とで機械の芯(レベ
ル)を正確に出す。
【0026】最後に機械ベース10のまわりに設けられ
た木枠内にコンクリート(充填用モルタル)を流し込み
(図3(d)参照)基礎ボルト12およびライナ7を包
み、流し込んだコンクリートが固化すると据付けが完了
する。
【0027】以上本発明の1実施例方法につき説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発
明技術思想の範囲内で種々変更が可能であり、それらは
何れも本発明の技術的範囲に属するものである。
【0028】
【発明の効果】本発明の機械の据付方法により、機械の
ベースにライナを取付けたので機械ベースの下面とライ
ナの上面とが密着し従来のような片当り状態が起らない
から、機械のレベリングを精度よく確実に行なうことが
できる。
【0029】また機械ベースに取付けたライナの平ライ
ナをコンクリートにて床面のコンクリート基礎に固着す
るので、従来のように平ライナを乗せるコンクリートパ
ッドを作る必要がなく、またこれらコンクリートパッド
上の平ライナの上下レベル及び水平度を出すために、時
間と手間のかかる作業を行なう必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の1実施例に係る機械
の据付方法の各説明図である。
【図2】床面に構築されたコンクリート基礎の一例を示
す平面図である。
【図3】(a)〜(d)は従来の機械の据付方法の手順
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンクリート基礎 2 基礎ボルト穴 4 平ライナ 5,6 テーパライナ 7 ライナ(4,5,6よりなる) 10 機械ベース(基盤) 12 基礎ボルト 21 ライナ取付用ボルト 22 枠 23 レベリングブロック 24 ジャッキボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に構築されたコンクリート基礎上に
    おける所定位置に臨んで配設した、据付ける機械の基盤
    (ベース)の下面に、一対のテーパライナと、該テーパ
    ライナの下方に配設する平ライナとで構成される組合せ
    ライナをボルト等により締付け固着すると共に、該据付
    け機械のベースに吊下げ取付けた基礎ボルトを、前記コ
    ンクリート基礎上の所定位置に設けた基礎ボルト穴に挿
    入し、該基礎ボルト穴内にコンクリートを流し込み機械
    ベースをコンクリート基礎に固定することを特徴とする
    機械の据付方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート基礎上に配置したレベリン
    グブロックあるいはジャッキボルト等のレベリング部材
    により据付ける機械の基盤を支承し、該基盤下面に取付
    けたライナを宙に浮かした状態でコンクリート基礎上の
    所定位置に配置した枠内にセットし、据付ける機械の仮
    芯を出した後、該枠内にコンクリートを前記ライナにお
    ける下部平ライナの厚みの約半分の中間位置まで流し込
    み、該平ライナをコンクリート基礎に固定することを特
    徴とする請求項1記載の機械の据付方法。
JP27291593A 1993-10-06 1993-10-06 機械の据付方法 Withdrawn JPH07103393A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107989964A (zh) * 2018-01-30 2018-05-04 国家电网公司 一种综合管廊电力舱电缆牵引绳固定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107989964A (zh) * 2018-01-30 2018-05-04 国家电网公司 一种综合管廊电力舱电缆牵引绳固定装置
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