JPH0641989A - 基礎金物の設置工法 - Google Patents
基礎金物の設置工法Info
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- JPH0641989A JPH0641989A JP19572492A JP19572492A JPH0641989A JP H0641989 A JPH0641989 A JP H0641989A JP 19572492 A JP19572492 A JP 19572492A JP 19572492 A JP19572492 A JP 19572492A JP H0641989 A JPH0641989 A JP H0641989A
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- liner plate
- bolt
- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 基礎側に打込用金具３を介して基礎ボルト４
を固定し、次にこの基礎ボルト４に、ライナープレート
６に固着された位置決め板５の穴部内を挿通させるとと
もに、この挿通された位置決め板５の上下を一対のナッ
ト７により基礎ボルト４側に挟持させ、次にこのライナ
ープレート６をグラウト材12により固定する工法であ
る。 【効果】 位置決め板の上下をナットにより締め付ける
ことにより、ライナープレートを基礎ボルト側に固定す
るようにしたので、ナットを微調整することにより、ラ
イナープレートの高さ、水平度などを容易に調整するこ
とができ、またライナープレート自体は基礎ボルトに固
定されることになるので、グラウト材から浮き上がるの
を防止することができる。
を固定し、次にこの基礎ボルト４に、ライナープレート
６に固着された位置決め板５の穴部内を挿通させるとと
もに、この挿通された位置決め板５の上下を一対のナッ
ト７により基礎ボルト４側に挟持させ、次にこのライナ
ープレート６をグラウト材12により固定する工法であ
る。 【効果】 位置決め板の上下をナットにより締め付ける
ことにより、ライナープレートを基礎ボルト側に固定す
るようにしたので、ナットを微調整することにより、ラ
イナープレートの高さ、水平度などを容易に調整するこ
とができ、またライナープレート自体は基礎ボルトに固
定されることになるので、グラウト材から浮き上がるの
を防止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば機械装置などを
据え付けるための基礎金物の設置工法に関する。
据え付けるための基礎金物の設置工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の基礎金物（以下、ライナ
ープレートという）を設置する工法としては、図５およ
び図６に示すようなものがある。
ープレートという）を設置する工法としては、図５およ
び図６に示すようなものがある。
【０００３】図５に示す工法は、まずライナープレート
を設置する場所に、基礎５１から基礎ボルト５２を突設
しておき、次にライナープレート５３を特殊な形状の吊
り金具５４にボルト５５を介して取り付ける。
を設置する場所に、基礎５１から基礎ボルト５２を突設
しておき、次にライナープレート５３を特殊な形状の吊
り金具５４にボルト５５を介して取り付ける。
【０００４】そして、このライナープレート５３が取り
付けられた吊り金具５４を、上記基礎ボルト５２に、ダ
ブルナット５６を介して吊持するとともに、このダブル
ナット５６により、ライナープレート５３が所定位置で
かつ水平となるように調節した後、型枠５７を設置する
とともにこの型枠５７内にグラウト材５８を流し込んで
固定し、さらにその後、基礎ボルト５２の突出部を切断
するとともに、ボルト５５を外してライナープレート５
３から吊り金具５４を離脱させることにより、ライナー
プレート５３の設置が行われていた。
付けられた吊り金具５４を、上記基礎ボルト５２に、ダ
ブルナット５６を介して吊持するとともに、このダブル
ナット５６により、ライナープレート５３が所定位置で
かつ水平となるように調節した後、型枠５７を設置する
とともにこの型枠５７内にグラウト材５８を流し込んで
固定し、さらにその後、基礎ボルト５２の突出部を切断
するとともに、ボルト５５を外してライナープレート５
３から吊り金具５４を離脱させることにより、ライナー
プレート５３の設置が行われていた。
【０００５】また、図６に示す工法は、基礎６１上に、
堅めのグラウト材６２を一層ごとに突き固めて所定厚さ
になし、そして最後にライナープレート６３を載置し、
水準器で測っては、ハンマーでライナープレート６３の
適所を叩いて、その水平度を出していた。
堅めのグラウト材６２を一層ごとに突き固めて所定厚さ
になし、そして最後にライナープレート６３を載置し、
水準器で測っては、ハンマーでライナープレート６３の
適所を叩いて、その水平度を出していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の各工法
によると、ライナープレートは、グラウト材に単に付着
しているだけであり、付着部分が外れると、ライナープ
レートがグラウト材上に浮いてしまい、設置精度を維持
することができないという問題があった。
によると、ライナープレートは、グラウト材に単に付着
しているだけであり、付着部分が外れると、ライナープ
レートがグラウト材上に浮いてしまい、設置精度を維持
することができないという問題があった。
【０００７】また、特に、後者の工法においては、ハン
マーでライナープレートを叩いて、その高さ、水平度な
どを調整しているので、その調整が非常に難しいという
問題もあった。
マーでライナープレートを叩いて、その高さ、水平度な
どを調整しているので、その調整が非常に難しいという
問題もあった。
【０００８】そこで、本発明は上記問題を解消し得る基
礎金物の設置工法を提供することを目的とする。
礎金物の設置工法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の基礎金物の設置工法は、基礎金物を設置す
る位置に対応する箇所の基礎に穴を形成し、次にこの穴
に基礎ボルト固定用の固定金具を配設し、次にこの固定
金具に基礎ボルトを固定させ、次にこの基礎ボルトに、
基礎金物に固着された位置決め板の穴部内を挿通させる
とともに、この挿通された位置決め板の上下を一対のナ
ットにより基礎ボルト側に挟持させ、次にこの基礎金物
をグラウト材により固定する工法である。
め、本発明の基礎金物の設置工法は、基礎金物を設置す
る位置に対応する箇所の基礎に穴を形成し、次にこの穴
に基礎ボルト固定用の固定金具を配設し、次にこの固定
金具に基礎ボルトを固定させ、次にこの基礎ボルトに、
基礎金物に固着された位置決め板の穴部内を挿通させる
とともに、この挿通された位置決め板の上下を一対のナ
ットにより基礎ボルト側に挟持させ、次にこの基礎金物
をグラウト材により固定する工法である。
【００１０】
【作用】上記の構成によると、基礎側に固定された基礎
ボルトに、基礎金物に固着された位置決め板の穴部内を
挿通させるとともに、この位置決め板の上下をナットに
より締め付けて、基礎金物を基礎ボルト側に固定するよ
うにしたので、上記ナットを微調整することにより、基
礎金物の高さ、水平度などを容易に調整することができ
る。
ボルトに、基礎金物に固着された位置決め板の穴部内を
挿通させるとともに、この位置決め板の上下をナットに
より締め付けて、基礎金物を基礎ボルト側に固定するよ
うにしたので、上記ナットを微調整することにより、基
礎金物の高さ、水平度などを容易に調整することができ
る。
【００１１】また、基礎金物自体は基礎ボルトに固定さ
れることになるので、グラウト材から浮き上がることは
ない。
れることになるので、グラウト材から浮き上がることは
ない。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例における基礎金物の
設置工法図１〜図４に基づき説明する。
設置工法図１〜図４に基づき説明する。
【００１３】まず、図１に示すように、基礎金物（以
下、ライナープレートという）を設置する位置のコンク
リート製の基礎１の表面に凹凸を形成しておくととも
に、基礎ボルトの打ち込み箇所に所定径の穴２を例えば
３本形成する。
下、ライナープレートという）を設置する位置のコンク
リート製の基礎１の表面に凹凸を形成しておくととも
に、基礎ボルトの打ち込み箇所に所定径の穴２を例えば
３本形成する。
【００１４】次に、図２に示すように、上記各穴２内
に、基礎ボルトの打込用金具（固定金具の一例で、例え
ば、商品名；ホールインアンカーなどが使用される）３
を打設した後、これら各打込用金具３に基礎ボルト４を
それぞれねじ込む。
に、基礎ボルトの打込用金具（固定金具の一例で、例え
ば、商品名；ホールインアンカーなどが使用される）３
を打設した後、これら各打込用金具３に基礎ボルト４を
それぞれねじ込む。
【００１５】次に、図３に示すように、その周囲三箇所
から穴付きの位置決め板５が突設されたライナープレー
ト６を、その位置決め板４の穴部内を上記基礎ボルト４
が挿通するようにして、基礎ボルト４の所定位置に上下
一対のナット７により仮固定する。
から穴付きの位置決め板５が突設されたライナープレー
ト６を、その位置決め板４の穴部内を上記基礎ボルト４
が挿通するようにして、基礎ボルト４の所定位置に上下
一対のナット７により仮固定する。
【００１６】次に、このライナープレート６の上面にス
ケール８および水準器９を載せて、そのスケール８を計
測器（図示せず）で測定して、ライナープレート６が所
定高さとなるようになし、かつ水準器９により、ライナ
ープレート６の水平度を出した後、ナット７を締め付け
て、ライナープレート６を正確な位置に固定する。
ケール８および水準器９を載せて、そのスケール８を計
測器（図示せず）で測定して、ライナープレート６が所
定高さとなるようになし、かつ水準器９により、ライナ
ープレート６の水平度を出した後、ナット７を締め付け
て、ライナープレート６を正確な位置に固定する。
【００１７】次に、図４に示すように、基礎ボルト４の
不要な突出部分を切断するとともに、このライナープレ
ート６の周囲を型枠１１で覆い、その後、型枠１１内に
グラウト材１２を流し込めば、容易にかつ正確な位置に
ライナープレート６を設置することができるとともに、
このライナープレート６は基礎ボルト４側に固定されて
いるため、グラウト材１２から浮き上がることはない。
不要な突出部分を切断するとともに、このライナープレ
ート６の周囲を型枠１１で覆い、その後、型枠１１内に
グラウト材１２を流し込めば、容易にかつ正確な位置に
ライナープレート６を設置することができるとともに、
このライナープレート６は基礎ボルト４側に固定されて
いるため、グラウト材１２から浮き上がることはない。
【００１８】ところで、上記実施例においては、基礎ボ
ルト４を３本として説明したが、勿論、３本に限定され
るものではなく、例えば４本またはそれ以上使用しても
よい。なお、基礎ボルトを４本以上使用した場合には、
ライナープレートをより安定させることができる。
ルト４を３本として説明したが、勿論、３本に限定され
るものではなく、例えば４本またはそれ以上使用しても
よい。なお、基礎ボルトを４本以上使用した場合には、
ライナープレートをより安定させることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明の設置工法による
と、基礎側に固定された基礎ボルトに、基礎金物に固着
された位置決め板の穴部内を挿通させるとともに、この
位置決め板の上下をナットにより締め付けることによ
り、基礎金物を基礎ボルト側に固定するようにしたの
で、上記ナットを微調整することにより、基礎金物の高
さ、水平度などを容易に調整することができ、また基礎
金物自体は基礎ボルトに固定されることになるので、グ
ラウト材から浮き上がるのを防止することができる。
と、基礎側に固定された基礎ボルトに、基礎金物に固着
された位置決め板の穴部内を挿通させるとともに、この
位置決め板の上下をナットにより締め付けることによ
り、基礎金物を基礎ボルト側に固定するようにしたの
で、上記ナットを微調整することにより、基礎金物の高
さ、水平度などを容易に調整することができ、また基礎
金物自体は基礎ボルトに固定されることになるので、グ
ラウト材から浮き上がるのを防止することができる。
【図１】本発明の一実施例の設置工法における基礎の表
面を示す斜視図である。
面を示す斜視図である。
【図２】同実施例の設置工法における基礎ボルトの固定
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図３】同実施例の設置工法におけるライナープレート
の設置状態を示す斜視図である。
の設置状態を示す斜視図である。
【図４】同実施例の設置工法における型枠の設置状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図５】従来例の設置工法を説明する断面図である。
【図６】従来例の設置工法を説明する断面図である。
１ 基礎 ２ 穴 ３ 打込用金具 ４ 基礎ボルト ５ 位置決め板 ６ ライナープレート ７ ナット １２ グラウト材
Claims (1)
- 【請求項１】基礎金物を設置する位置に対応する箇所の
基礎に穴を形成し、次にこの穴に基礎ボルト固定用の固
定金具を配設し、次にこの固定金具に基礎ボルトを固定
させ、次にこの基礎ボルトに、基礎金物に固着された位
置決め板の穴部内を挿通させるとともに、この挿通され
た位置決め板の上下を一対のナットにより基礎ボルト側
に挟持させ、次にこの基礎金物をグラウト材により固定
することを特徴とする基礎金物の設置工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19572492A JPH0641989A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 基礎金物の設置工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19572492A JPH0641989A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 基礎金物の設置工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0641989A true JPH0641989A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16345912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19572492A Pending JPH0641989A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 基礎金物の設置工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641989A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103437374A (zh) * | 2013-09-06 | 2013-12-11 | 中国十九冶集团有限公司 | 群组地脚螺栓安装用定位装置及其安装方法 |
| CN103669392A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-03-26 | 中国一冶集团有限公司 | 设备多点座浆一次成型方法 |
| DE10393528B4 (de) * | 2002-10-25 | 2014-12-24 | Unisorb Inc. | Vorrichtung zum Isolieren und Nivellieren eines Maschinenfundaments |
| CN114753414A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-07-15 | 中交三航局第三工程有限公司 | 一种环形格栅式流态土钢管桩智能化防冲刷装置及方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088729A (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 基礎ボルト及び該基礎ボルトを用いた構造物据付方法 |
| JPH02217519A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-30 | Sekisui House Ltd | 建築構造部材の基礎固定装置及び基礎固定方法 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP19572492A patent/JPH0641989A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088729A (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 基礎ボルト及び該基礎ボルトを用いた構造物据付方法 |
| JPH02217519A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-30 | Sekisui House Ltd | 建築構造部材の基礎固定装置及び基礎固定方法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10393528B4 (de) * | 2002-10-25 | 2014-12-24 | Unisorb Inc. | Vorrichtung zum Isolieren und Nivellieren eines Maschinenfundaments |
| CN103437374A (zh) * | 2013-09-06 | 2013-12-11 | 中国十九冶集团有限公司 | 群组地脚螺栓安装用定位装置及其安装方法 |
| CN103437374B (zh) * | 2013-09-06 | 2016-08-31 | 中国十九冶集团有限公司 | 群组地脚螺栓安装用定位装置及其安装方法 |
| CN103669392A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-03-26 | 中国一冶集团有限公司 | 设备多点座浆一次成型方法 |
| CN114753414A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-07-15 | 中交三航局第三工程有限公司 | 一种环形格栅式流态土钢管桩智能化防冲刷装置及方法 |
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