JPH0710336Y2 - 電磁レリーズ装置 - Google Patents

電磁レリーズ装置

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JPH0710336Y2
JPH0710336Y2 JP1986118505U JP11850586U JPH0710336Y2 JP H0710336 Y2 JPH0710336 Y2 JP H0710336Y2 JP 1986118505 U JP1986118505 U JP 1986118505U JP 11850586 U JP11850586 U JP 11850586U JP H0710336 Y2 JPH0710336 Y2 JP H0710336Y2
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JP
Japan
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iron piece
shutter
electromagnetic release
iron
release device
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JP1986118505U
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JPS6326829U (ja
Inventor
淳一 松本
Original Assignee
株式会社コパル
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、電磁石装置を励磁することにより、露光作動
を開始させるようにしたシャッタの電磁レリーズ装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、電磁石装置を励磁することにより、鉄片を吸引
し、該鉄片と係合されているシャッタ作動部材が押動さ
れ、該作動部材の動作に伴ってシャッタが作動を開始す
るようにした所謂電磁レリーズシャッタにおいて、その
レリーズを確実に行わせるために電磁石装置の吸引力量
を増加する必要が生じてきている。
しかしながら、吸引力量の増加を電磁石装置のみに依存
すると、装置自体が大きくなってしまいカメラの小型化
という現代の流れに逆行する結果となり、このことは好
ましくないものであった。
〔考案の目的〕
本考案は、上述した従来のように電磁石装置を大きくし
て吸引力量を増大させることなく、被吸引される作動部
材を実際に当接押動するまでに空走・加速する間隙をあ
らかじめ設け、実質的な吸引力量を増大させるようにし
たことにより、小型の電磁石装置で作動させることので
きる電磁レリーズ装置を提供するものである。
〔考案の構成〕
上述した本考案の目的は、 電磁石装置を励磁することにより、シャッタ機構が露光
作動を開始する所謂電磁レリーズシャッタの電磁レリー
ズ装置において、 磁気枠体と、鉄心と、コイルと、コイルボビンと、励磁
された該鉄心に吸引される鉄片部材と、前記鉄片部材を
吸引方向と反対の方向へと附勢する弾性部材とを含む電
磁石装置と、 前記鉄心の励磁時に前記鉄片部材に押動される面を有
し、消磁時には該面と鉄片部材との間に間隙lを有する
ようにして鉄片部材と遊嵌している凹部を備えたシャッ
タ作動部材と、 一方端において前記シャッタ作動部材にその作動を規制
され、他方端においてセット部材を含むシャッタ機構の
作動を規制するチャージ部材とを備えていて、 前記鉄心が励磁されたとき、前記鉄片部材が前記間隙l
を空走した後に前記シャッタ作動部材を押動し、これに
より前記チャージ部材の規制が解除されるとともにシャ
ッタ機構が作動を開始するようにしたことを特徴とする
電磁レリーズ装置としたことにより達成される。
〔考案の実施例〕 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本考案の実施例を示した側面図で、シャッタ
がセット(チャージ)された状態を示している。
第2図は、同じく本実施例のうち電磁石装置について示
した斜視図である。
1は電磁石で、枠体1a、鉄心1b、ボビン1cと、ボビン1c
には一対の係止ピン1d、1dが植立されていて、さらにコ
イル1eとから構成されている。
2は鉄片で、電磁石1の枠体1aの先端部分において鉄片
押さえ板2aにより当接部分を支点として上下方向に揺動
自在に支持されている。
3は偏倚バネで、鉄片2を上方に押上げることによって
電磁石1の鉄心1bと鉄片2との間に間隙をもたせ、ボビ
ン1c上に鉄心1bの周囲からクリッピングされ、前述の係
止ピン1d、1dにより不用意に回転してしまわないように
配置されていて、鉄片2を鉄心1bとは反対方向(反時計
方向)に附勢しているが、前記電磁石1が図示しない制
御回路から通電されて励磁されると、その附勢が圧せら
れるように鉄片2が鉄心1aに吸引される。
4は鉄片レバーで、軸4aにより回動可能に軸支されてい
ると共に、バネ4bにより反時計方向に附勢されており、
また先端部分には鉄片2と遊嵌する凹部4cが設けられて
いて、鉄片2の動作により軸4aを中心に回動する。
5はチャージレバーで、軸5aにより回転自在に支持され
ていると共に、バネ5bにより時計方向に附勢されてお
り、また先端部には鉄片レバー4の段部4dと係合する腕
部5cを有している。
6はチャージ爪で、チャージレバー5上に植立されてい
る軸6aにより軸支されていると共に、バネ6bにより反時
計方向に附勢されており、またチャージレバー5上に植
立されているストッパ5dにより反時計方向の回転を規制
されている。
7はレリーズレバーで、軸7aにより回転自在に支持され
ていると共に、バネ7bにより時計方向に附勢されてお
り、また一端に曲げ部7cと、他端にチャージ爪6を軸支
する軸6aの移動軌跡に臨む腕部7dとを有している。
8はセット板で、番号は特には付さないが長溝と地板に
設けられているピンとの関係によって図面上で左右に移
動が可能に支持されていると共に、バネ8aにより図面上
の右方向へと附勢されており、またセット時にレリーズ
レバー7の曲げ部7cに係止される段部8bと左方移動にチ
ャージ爪6を作用的に当接押動するピン8cとを有してい
る。
以下、本実施例の動作について説明する。
第1図に示すように、シャッタセット(チャージ)状態
において、鉄片2は偏倚バネ3の弾性により鉄片レバー
4の凹部4cの上面に押接されている。
撮影者によりシャッタがレリーズされると、図示しない
制御回路が作動することにより、コイル1eに通電がなさ
れて電磁石1が励磁し、これにより鉄心1aは吸引力を発
生して、鉄片2の吸引を開始する。
鉄片2が偏倚バネ3に抗して吸引され時計方向に回転移
動を開始すると、まず鉄片レバー4の先端に設けられて
いる凹部4cとの間に存する間隙lを走行し、この間隙を
走行する所謂空走中に加速されその慣性とともに実質的
に力量が増加し、鉄片レバー4の凹部4cの下面に衝突
し、さらに鉄心1aに吸着・安定されるまで回転を続け
る。
鉄片レバー4は鉄片2により凹部4cを押動され、バネ4b
に抗して時計方向に回転をすると、段部4dがチャージレ
バー5の腕部5cとの係合を解除する。
鉄片レバー4による係止が解除されたチャージレバー5
はバネ5bにより時計方向に回転を開始して、チャージ爪
6を支持する軸6aはレリーズレバー7の腕部7dを押上
げ、バネ7bに抗して反時計方向に回転させる。
軸7aを中心として反時計方向に回転させられたレリーズ
レバー7は、曲げ部7cが段部8bから外れてセット板8の
係止を解除する。
係止を解除されたセット板8は、バネ8dの附勢力により
右方向に走行して、図示しないが公知のシャッタ機構を
作動させ露光を開始させる。
このとき、セット板8に植立されているピン8cはチャー
ジ爪6をバネ6bに抗して押動して乗り越える。
撮影終了後にシャッタがチャージ動作にはいると、セッ
ト板8はバネ8aに抗して左方向に移動させられる。
すると、ピン8cはバネ6bに抗しながらチャージ爪6を押
動すると、チャージ爪6は反時計方向に回動しつつピン
8cを乗り越え、軸6aに当接していたレリーズレバー7は
バネ7bにより時計方向に回転し、曲げ部7cは再びセット
板8の段部8cと係合して止まる。
一方、チャージレバー5はチャージ爪6が反時計方向に
回動した時ストッパ5dが押動されてバネ5bに抗して反時
計方向に回転をして行き、その腕部5cは鉄片レバー4の
背中を押しながら段部4dと係合するまで回転する。
鉄片2は偏倚バネ3により鉄片レバー4の凹部4cの上面
に片寄せされるので、再び間隙lを有する元の状態へと
復帰する。
上述の実施例において、鉄片2を上方に押しているバネ
を電磁石の鉄心1bの周囲にクリップする形状としている
が、これに限定されることなく、鉄片の最後端と電磁石
の枠体1aとの間に架したものであってもよいし、また鉄
片2の前方において上方へと架したものであっても構わ
ない。
さらには、一端を鉄片に架して他端を鉄片レバー3に架
することも良い。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案を実施することにより、一本の
バネを用いることにより、鉄片の吸引と鉄片レバーの吸
引との間に時間差を設け、空走してくる距離により動的
な押動とすることにより、当接したまま押動する静的な
吸引・押動に比して、大きな電磁石を必要とすることな
く実施的に吸引力を向上した電磁レリーズ装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した側面図で、第2図は
本考案の実施例である電磁石の分解斜視図である。 1……電磁石 1a……枠体、1b……鉄心 1c……ボビン、1d……係止ピン 1e……コイル、 2……鉄片 2a……鉄片押さえ 3……偏倚バネ 4……鉄片レバー 4a……軸、4b……バネ 4c……凹部、4d……段部 5……チャージレバー 5a……軸、5b……バネ 5c……腕部、5d……ストッパ 6……チャージ爪 6a……軸、6b……バネ 7……レリーズレバー 7a……軸、7b……バネ 7c……曲げ部、7d……腕部 8……セット板 8a……バネ、8b……段部 8c……ピン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石装置を励磁することにより、シャッ
    タ機構が露光作動を開始する所謂電磁レリーズシャッタ
    の電磁レリーズ装置において、 磁気枠体と、鉄心と、コイルと、コイルボビンと、励磁
    された該鉄心に吸引される鉄片部材と、前記鉄片部材を
    吸引方向と反対の方向へと附勢する弾性部材とを含む電
    磁石装置と、 前記鉄心の励磁時に前記鉄片部材に押動される面を有
    し、消磁時には該面と鉄片部材との間に間隙lを有する
    ようにして鉄片部材と遊嵌している凹部を備えたシャッ
    タ作動部材と、 一方端において前記シャッタ作動部材にその作動を規制
    され、他方端においてセット部材を含むシャッタ機構の
    作動を規制するチャージ部材とを備えていて、 前記鉄心が励磁されたとき、前記鉄片部材が前記間隙l
    を空走した後に前記シャッタ作動部材を押動し、これに
    より前記チャージ部材の規制が解除されるとともにシャ
    ッタ機構が作動を開始するようにしたことを特徴とする
    電磁レリーズ装置。
  2. 【請求項2】前記弾性部材は、前記電磁石装置のボビン
    上に植立されたピンと鉄心とにより支持されていること
    を特徴とした実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁
    レリーズ装置。
  3. 【請求項3】前記弾性部材は、鉄片部材の後端と磁気枠
    体との間に架せられていることを特徴とした実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の電磁レリーズ装置。
  4. 【請求項4】前記弾性部材は、鉄片部材とシャッタ作動
    部材との間に架せられた事を特徴とした実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電磁レリーズ装置。
  5. 【請求項5】前記電磁石装置には、前記弾性部材が鉄片
    部材を附勢する方向と直交する面内での不用意な回転す
    ることを防止するピンが植立されていることを特徴とし
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁レリーズ装
    置。
JP1986118505U 1986-08-01 1986-08-01 電磁レリーズ装置 Expired - Lifetime JPH0710336Y2 (ja)

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JP1986118505U JPH0710336Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01 電磁レリーズ装置

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JPS6326829U JPS6326829U (ja) 1988-02-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5984527U (ja) * 1982-11-30 1984-06-07 日本電産コパル株式会社 カメラ用シヤツタの誤動作防止機構
JPS606491A (ja) * 1983-06-24 1985-01-14 Tokyo Electric Co Ltd プリンタのリボン送り装置

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JPS6326829U (ja) 1988-02-22

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